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2014年09月26日
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テーラーメイド GLOIRE F フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GLOIRE F フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは GL3300 です。
ロフトは16度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは3.8、バランスはD2.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は309gです。

テーラーメイド グローレシリーズのフェアウェイウッドです。
つい先日、ドライバーを試打したばかりですが、今日はFWを試打する機会に恵まれました。
当然といえば当然なのですが、すごくよく似ていて、ギュッとコンパクトになったような感じがします。
一時期、色々なメーカーの同じシリーズのドライバーとFWでも、あまり相似点が多くなかったこともありましたが、最近のクラブはよく似ているものが多くなりました。
やはり、同じような感覚で打っていくには、統一性があったほうが理にかなっているように思いますし、メーカーとしてもセットで使って欲しい・・・。という思いがあるからなのかもしれません。

ドライバーと同じく、シャロー感が強く感じられます。
グローレシリーズは、まだあまり多く接してはいないのですが、ハードというよりもソフトスペックの印象のほうが強いです。
他のメーカーも含め、ドライバーでは少しずつディープなモデルを見かけるようになりましたが、FWはまだまだシャロー系のほうが圧倒的に多いように思います。

予想していたよりも、ロングネックです。
少し意外でした。
しかも、調整機能が付いていません。
テーラーメイドのクラブは調整機能が付いているイメージが強いですし、ドライバーには付いていました。
設計上の理由でしょうか?
それともFWで調整機能をつける意味がドライバーほど大きくないのでしょうか?
いずれにせよ、調整機能付きのクラブを好まれる方には、やや物足りないところなのかもしれません。

ヒール側にはウェイトがひとつ配置されていました。
ドライバーと同じです。

このカッコいいライオンマークも、ドライバーと共通するところです。
グローレシリーズのマークとして、すっかり定着しました。

ソールのフェース寄りには『SPEED POCKET』がありました。
これも、ドライバーと共通するところです。

オーソドックスな顔をしています。
好感のもてる顔です。
ドライバー同様、光沢感があります。
テーラーメイドの白いヘッドは『艶消し』のイメージが強いのですが、このニュークラブは光沢感があります。
私は艶消しタイプのほうが好きなのですが、これもグローレファンからの要望があったのかな?と思いました。
グローレのファーストモデルは確か艶消しタイプだったように思います。
黒いヘッドよりも、白いヘッドのほうが、『残像効果』だけでなく、ソフトな印象がもてて好きだ・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

シャローヘッドです。
ドライバーよりもシャローな感じがします。
球がとてもよくあがりそうです。
このシャロー形状が、今のFWの主流といってもいいように思います。
すっかり見慣れました。

素振りをしてみると、かなり軽く感じます。
最近は『ドライバーよりも軽いFW』が多くなりました。
もちろん、このFWは同じシリーズのドライバーよりは重さがあるのですが、かなり軽く感じます。
ドライバーの軽量化に合わせているのでしょうか?
FWのスペックとは思えないようなクラブが多くなりました。
私はこのような軽いクラブには、やや難しく感じるところもあるのですが、それだけニーズが高いということなのでしょうか?

構えやすいです。
変なクセはないですし、易しそうな感じがしました。
球もよくあがりそうです。
マニュアルタイプというよりは、ややオートマチック的な雰囲気がありました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでした。
あまり抵抗感がなく、まったりとした感じでした。

『音』は控えめでありながらも、小気味良くて好感がもてました。
心地いい感じの音だな・・・。と思いました。

球はとてもあがりやすいです。
最初はティアップして打ったのですが、マットからの直打ちでも、充分高さを出していくことができました。
このFWは3Wですが、ロフトは16度ということになっています。
これも、最近テーラーメイドが掲げている『ロフトアップ』の流れにつながっているのでしょうか?
ロフトが16度ということになると、私の感覚では『バフィ』に感じられるのですが、こういった番手の感覚は、これから崩壊していくのかな?と思いました。
先日も書きましたが、それぞれのクラブにおける『番手の概念』のようなものは、これから希薄になっていくのかもしれません。
ウッド系のクラブもウェッジのように、いずれ全てロフトで呼ばれるようになるのかもしれません。

『安定性』は高いと思いました。
かなり寛容な感じがしました。
構えたときに感じた易しさが、そのまま形となって表れたような気がします。

『飛距離性能』は、なかなか高いと思いました。
フェースの弾き感が強くて、ボールの初速も速いです。

マットからの直打ちでも、充分高さを出していけましたし、極端に距離が落ちる感じはしませんでした。
ロングホールでも活躍してくれそうです。

『操作性』は、まずまずだな・・・。と思いました。
どちらかといえば、オートマチック的な印象が強かったのですが、左右に曲げることも普通にできました。
何が何でも曲げないとか、かなり曲げづらい・・・。というタイプではありませんでした。

ヒッタータイプの方よりも、スインガータイプの方に合いやすいクラブだと思いました。
しかし、ヘッド自体の性能は高いですし、変なクセもないので、シャフトなどスペックを替えることによって、ヒッタータイプの方にも、充分対応できるクラブだと思いました。

調整機能が付いていませんが(というより、最初から付けるつもりもなかったのかもしれないですが)、その分、重量配分が適正に行われているのかな?と思いました。
軽量タイプのスペックではありますが、全体的なバランスは取れているように思いました。

男性はもちろんですが、女性の方にも親しみやすいクラブといえるのではないでしょうか?
昔は男性用と、女性用クラブの境がはっきりしていたように思うのですが、今は少し曖昧といいますか、重複しているところがあるように思います。
『ボーダレス化』までは、まだ行っていないのかもしれませんが、軽量タイプの男性用クラブを女性がそのまま使っておられるのを、見かけることが多くなったように思います。

このグローレは、まさにそのクラブの代表的存在といえるのではないでしょうか?
グローレシリーズは、女性用のモデルもラインアップされているそうですが、このグローレFは、女性ゴルファーの方にも受け入れられやすいのではないかな?と思いました。
かなり守備範囲の広いクラブのような気がします。
これだけソフトスペックにしているということはメーカーも、そこの部分を意識しているのではないかな?と思いました。

最先端技術と、デザインの良さが上手く組み合わさったクラブだと思います。
ただ単に『飛ばす』というよりも、『易しく飛ばす』ということができるクラブだという印象をもちました。
直打ちでも充分高さを出していけますし、安定性もあるので、難しい印象は全くありませんでした。
このイージーさが、このFWの大きな魅力のような気がします。
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