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2014年09月19日
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テーラーメイド GLOIRE F ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GLOIRE F ドライバー です。

シャフトは GL3300 です。
ロフトは11度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は56g、トルクは3.8、バランスはD4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は294gです。

テーラーメイド グローレシリーズの新しいドライバーです。
私はグローレシリーズのクラブに接する機会があまり多くないのですが、私の周りでもよく見かけるようになりました。
グローレというブランドが誕生して、まだ歴史は浅いですが、確実にファンを増やしていると思います。

シャロー感があるのは、これまでのモデルと共通するところですが、ずいぶんと『ハイテク感』が増しているように感じます。
しかもゴチャゴチャした感じはなくて、カッコ良くなっています。
最初のモデルからそうですが、グローレシリーズには『高級感』が漂います。
チープな感じは一切しません。

ネックには調整システムが搭載されていました。
このシステムは、もうすっかりお馴染みになりました。

試打するのは、この『STD LOFT』ポジションです。

LOWER

HIGHER
他には『LOWER』と『HIGHER』がありました。
これまでテーラーメイドのドライバーは複雑な調整機能が付いているイメージがありますが、このドライバーはとてもシンプルです。
すっきりとした感じがします。

ショートネックになっています。
これまで、調整機能が付いているドライバーは、ネックが長めの物が多かったですが、このドライバーは短めです。
ネック周りに、重量が集中しないように配慮されているのでしょうか?
ショートネックのほうが球もあがりやすそうで、親しみがもちやすい・・・。という方も多いのではないでしょうか?

ヒール寄りにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
色々な重さが用意されていて、簡単に交換できるようになっているのでしょうか?

ソールのフェース面寄りには『SPEED POCKET』という文字が記されていました。
これまでの経験から、どんな役目を果たすのか、おおよその見当はつきます。

グローレのトレードマークといってもいいと思うのですが、このクラブにも当然ながらライオンのマークがありました。
とてもオシャレです。
このマークが、グローレのブランドイメージを引き上げているように思います。

シャローバックではありますが、今はこれくらいの形状が『スタンダード』といえるのかもしれません。
球がよくあがりそうな雰囲気があります。
単なるシャローバックではなく、クラウンの高さがあります。
フェース高も十分確保されているので、弾きが良さそうです。
今はシャローバックでも、結構ディープフェースのクラブが多くなりました。
昔はシャローバック&シャローフェースがとても多かったように思います。
今はクラブ研究が進んで、少々ディープフェースでも球があがりやすくなっているのだと思います。
『弾き性能』を求めていくのであれば、やはりある程度ディープなほうが有利な気がします。
いわゆる『トランポリン効果』も高そうな感じがします。

フェース面のトゥ寄りには、とても小さい文字で『FORGED』と記されていました。
グランプリのドライバーを思い出しました。
テーラーメイドのドライバーは、あまり鍛造フェースのイメージが無いのですが、このドライバーは打感などにも配慮されているのでしょうか?
フィーリングよりはどちらかというと機能性が先行しているイメージがテーラーメイドのクラブにはありますが、このニューグローレドライバーはとても大切なフィーリングにもこだわって作られているのかもしれません。

このオリジナルグリップも、ソフトな握り心地で、いい感じです。
手にフィットしやすいです。

顔が白くなりました。
元々テーラーメイドのドライバーには白いヘッドのイメージがありますが、昨年試打したモデルがシルバーだったので、この白は原点に戻ったような気もします。
どちらがいいか、人によって好みが分かれるところだと思いますが、この白いヘッドのほうがいい・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私はこの白い色もいいですが、できれば『艶消し』になっていたほうがいいな・・・。と思いました。
昨年のモデルもそうですし、今年のモデルも『光沢感』があります。
特に白いヘッドには『艶消しタイプ』が似合うと私は思っています。
白いヘッドで光沢があると、質感が少し変わってくるように感じてしまうのですが、この光沢感のあるほうがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。
ちょっと前まで色々なメーカーから、白いヘッドのクラブが一気に増えてきましたが、今は少し落ち着いたような気もします。
しかし、テーラーメイドファンの方は白いヘッドを好まれる方も多いと思いますし、他のメーカーを愛用しておられる方も、白いヘッドのニーズは高いように思います。
そういった方々にも、このドライバーはとても受け入れやすいのではないでしょうか?
クラウンマークが目立ちすぎず、控えめなのがオシャレだな・・・。と思いました。

素振りをしてみた感じはまずまずだな・・・。と思いました。
私はグローレの経験がまだまだ少ないので、何ともいえないところもあるのですが、これまで出会ってきたグローレのドライバーの中では、結構しっかりしているのではないかな?と思いました。
いずれにせよ、このスペックは『ソフトスペック』な感じがします。
ハードな印象は全くありませんでした。

ボールを前にして構えた感じも、まずまず・・・。でした。
フェース面がよく見えるので、ボールが高くあがりそうです。
『11度らしい』フェース面の見え具合でした。
これがもし『9度』と表示されていたら、違和感があるだろうな・・・。と思いました。
元々、このドライバーは調整機能を使って、ロフトが変えられるので、あまり気にしなくてもいいのかな?と思いました。
かなり大らかそうな印象をもちました。
『左右のブレ』にも強そうです。
マニュアルタイプというよりは、明らかにオートマチックタイプです。
こうして構えてみても、やはり『艶消し』なほうが、いいイメージが出せたな・・・。と思ったのですが、このドライバーも形状自体に変なクセもないですし、違和感もありませんでした。
構えづらいタイプではありませんでした。
まずは、このヘッドを信じて気持ちよく振っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
手に嫌な衝撃が残ることもなく、『サクサク』打つことができました。

『音』は、やや大きめではありますが、全く問題ないレベルでした。
できればもう少し控えめでもいいかな?と思ったのですが、これくらいの大きさがちょうどいい・・・。という方も多いのではないでしょうか?

球はとてもよくあがりました。
私には上がり過ぎだったので、次回は調整用の道具を使って、低く抑えてみたいと思いました。
構えたときに、高くあがりそうな感じがしていたのですが、実際に打ってみても、その通りの高弾道でした。
この『高弾道設計』が、このドライバーの『キモ』のように感じました。

『安定性』も高いと思いました。
かなりイージーな感じがしました。
いい意味で、アバウトに打っていくことができました。

『飛距離性能』も、高いと思いました。
弾きがいいですし、ポテンシャルが高いドライバーだと思いました。
かなりキャリーを稼いでいくことができますし、スピンも抑えられているように感じます。
最初の印象よりも、『振っていける』ドライバーだと思いました。
私は、もっと低めでライナー系の弾道を好むのですが、このドライバーの弾道の高さに好感をもたれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『操作性』という点では、打つ前に予想していたよりも、いい感じでした。
あまり敏感に反応する感じはしなかったのですが、左右にも対応してくれました。
大きく曲げやすいタイプではなく、小さな曲がり幅で勝負できるタイプのドライバーだと思いました。
クセがないので、プレイヤー自身の持ち球を活かしていきやすい感じがしました。
球が右に流れず、結構つかまりもいいな・・・。と思いました。

最近流行りの『低スピン系』ドライバーだと思いますが、敷居が高くないところも、このドライバーの長所だと思います。
これまでのグローレよりは、少ししっかりとした印象もあったので、今まで出会ってきたグローレドライバーがアンダースペック過ぎてあまり試さなかった・・・。という方にも、是非試していただきたいと思いました。
『浅重心・低スピン系』はタフ過ぎて、あまり馴染めなかった・・・。という方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方々にも、親しみを持ちやすいドライバーではないかな?と思いました。

白いヘッドは今でも大人気ですし、この色を待っておられた方も多いのではないでしょうか?
私はオーソドックスな黒いヘッドが好きなのですが、グローレシリーズには、白いヘッドのほうがイメージに合いやすいような気もします。
白いヘッドは、すっかり市民権を得ました。

ただ、先ほども書きました通り、できれば『艶消し』であると、もっと好感度も上がっただろうな・・・。と思いました。
しかし、他のシリーズとの差別化を図る意味でも、この光沢感のあるヘッドは続くような気もしました。

テーラーメイドのクラブは昔から馴染みが深いですし、いい思い出もたくさんあります。
しかし、このグローレシリーズは、ちょっと私には合いにくい感じがしていたので、一度試打してから、あまり試打をしてきませんでした。
他のモデルのほうが多く試打していたように思います。
ただ、今回のニューモデルはいい印象も残りましたし、また何度でも試打してみたいと思いました。
これまでのグローレドライバーの中では、一番親しみやすいかな?と思いました。

『R1』が頂点だったと思うのですが、これまでテーラーメイドのドライバーは調整機能がどんどん複雑化していきました。
このニュードライバーはとてもシンプルな調整機能です。
これくらいまでがちょうどいいのでしょうか?
あまり細かすぎても、メリットは少ないのかな?と思いました。
私はこのような調整機能付きのドライバーを購入したことが無いので、よく解らないのですが、購入した友人の話を聞くと、一度変えても、結局は元のままに戻して使っている・・・。とか、調整してみようとは思ったけど、まだ一度も変えたことが無い・・・。という人も多いです。
このグローレのドライバーは、調整機能はすごくシンプルですが、その分、ヘッドの性能アップが図られているようです。
かなり高性能なクラブに仕上がっています。
グローレはベテランゴルファー向けのブランドと思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、このグローレFドライバーはアスリートゴルファーにも対応できているような気がしました。(もちろん、スペックを選ぶ必要はありますが・・・。)
幅広い層に受け入れられるように思います。
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