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2014年08月23日
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エナ 飛王 PREMIUM ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 PREMIUM ドライバー です。

シャフトは ENA 飛王 PREMIUM です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は270gです。

久しぶりに出会った、ENAのニュードライバーです。
『飛王』というネーミングはとてもインパクトがあり、ゴルフクラブにはとても合っていると思います。
前のモデルに出会ったのが3年前なのかと思うと、とても早く感じます。

かなりシャロー感のあるヘッドです。
ソール全体がゴールドなのも、ENAらしいところだと思います。

ゴールド≒高反発というイメージがあるので、このドライバーも高反発仕様なのかと思っていたのですが、ルール適合モデルのようです。
高反発仕様モデルもラインアップされているそうです。
どのような造りの違いがあるのか、興味があります。
フェースの反発力を高めただけなのでしょうか?

ネックの長さは、標準的な感じでしょうか?
ある程度の長さはキープされています。
前のモデルより、少し長くなっているようです。

『PREMIUM』となっています。
前のモデルの飛王も、かなり高級感を感じましたが、このニューモデルはさらに高価なクラブになっているのでしょうか?
プレミアムという名前がついているので、おそらく大きな性能や機能の向上が見られるのだと思います。

ソールには溝が彫られていました。
これにも、何らかの意味があるのでしょうか?
形状などは違いますが、『ナスカの地上絵』を連想しました。

ソールにはひとつだけ、ウェイトが配置されていました。
今は高機能なドライバーが多いので、このドライバーがすごくシンプルに見えました。
このシンプルさが、メーカーの自信のように感じます。
シンプルなヘッドで、飛距離性能の優れているドライバーに、これまでたくさん出会ってきました。

顔は美しいですが、やや個性的です。
『丸っこい』というよりは、やや『半円』に近い感じがしました。
クラウンのデザインもグラデーションが綺麗で、高級感が溢れています。
『カタナ』のドライバーを思い出しました。

かなりのシャローバックです。
こういったところはENAらしいですし、予め予想していました。
他のメーカーも含め、今はディープなヘッドを探すほうが難しいように思います。

角度を変えてみても、かなりシャローなのが解ります。
このシャローに好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
ラバーグリップなので柔らかさがありながらも、適度にグリップ力もあります。
滑りにくい感じのグリップです。

素振りをしてみた感じは、やはりかなり軽く感じたのですが、ENAであれば、それも当然といえると思いましたし、予想の範囲内でした。
シャフトもよくしなるのですが、ヘッドが大きく見えたせいか、やや細く見えました。
フレックスも『S』ではありましたが、やはり『色々なS』があるのだと思いました。

やや個性的な構え感です。
バルジも真っ直ぐに近いですし、『シャフトライン』の延長線上にフェースがあるように見えました。
あまり見ない構え感です。
独特な雰囲気がありました。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、強い苦手意識などは特に芽生えてきませんでした。
あまりラインを絞り込まずに、まずはタイミングを合わせながら様子を伺ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめでした。
かなり反発力もあると思いましたし、フェースもギリギリまで薄くしてあるのではないでしょうか?
フェース面にボールが食い込んでいるように感じるときもありました。
『トランポリン効果』を感じやすいフィーリングでした。

『音』は、やや高めではありましたが大きすぎず、落ち着いて打つことができました。
これまでの経験からなのか、このような『金ピカ』のドライバーはどうしても『キンキン』という甲高い音を連想してしまうのですが、このドライバーは違っていました。
インパクトが緩むこともなかったですし、周りが気になることもありませんでした。
できればもう少し小さな音のほうがいいな・・・。と思ったのですが、これくらいのはっきりした音を好まれる方はたくさんいらっしゃるだろうと思いました。

球はかなりあがりやすいです。
高~くボールが飛んでいきました。
ロフトは9.5度ということでしたが、それを感じさせない高弾道です。
キャリーをしっかりと出していきたい方には、かなり魅力的なのではないでしょうか?

『安定性』は高いと思いました。
少々のミスヒットにも寛容なところを見せてくれました。
ヘッドがもつ安定性はかなり高いと思います。
私は装着されているシャフトを今ひとつ使いこなすことができなかったのですが、このシャフトがピッタリと合う方には、高いパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、このような軽量タイプのドライバーのなかでは、かなり秀でていると思いました。
シンプルなヘッドですが、見えないところに色々な技術が組み込まれているのではないでしょうか?
かなりフェースが仕事をしてくれるドライバーといっていいと思いました。
ヘッドの性能と、長尺との相乗効果も期待できそうです。
あまり振りにいってしまうと、タイミングもとりづらいですし、却って飛びにくい感じがしたので、ある程度抑え気味にいくくらいがちょうどいいような気がしました。

『操作性』という点では、なかなか思うようにはいかなかったのですが、こういったタイプのドライバーなので、ある程度は想定していました。
なかなか曲げづらいです。
大きく反応してくれるタイプではありません。
かなり大きなスライスを打っているつもりでも、なかなか思うようには曲げられませんでした。

前のモデルと、イメージがダブるところもあったりして、どこが大きく飛躍しているのかが、よく解らなかったのですが、いいところはしっかりと継承されているように思います。

このゴールド仕様に購買意欲を刺激される・・・。という方も少なくないのではないでしょうか?
特に海外の富裕層の方には人気を博しそうです。
私はシンプルなシルバーや、精悍なブラックなどが好きですが、ゴールドはすごく高価なイメージがあります。

ゴルファーの『所有欲』を刺激するのも、メーカーの狙いのひとつなのだと思います。
基本的な性能や、色々な機能性を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思いますし、それよりもまずは『見た目の豪華さ・絢爛さ』を求めておられる方もいらっしゃるのだと思います。
クラブの嗜好性は、人によって様々です。

ENAは老舗メーカーですし、一貫してベテランゴルファーを意識してクラブ開発をしているように思います。
ターゲットとなるゴルファーをかなり絞り込んでいるように思います。
なので、クラブのラインアップは少ないですが、作り過ぎなくていいのかもしれません。
いつか『ヤングゴルファー』や『アスリート仕様モデル』といったものを期待したいと思っているのですが、おそらく実現はしないように思います。
ENA=『円熟味のあるゴルファー』というイメージがすっかり定着しました。
私はまだまだ未熟なので、このようなタイプのドライバーを手にするのは早いな・・・。と思ったのですが、これからも試打することがあれば、また試打したいと思いました。
美しいクラブは大好きなので、今日は試打内容よりも、目で楽しませてもらったような一日でした。
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