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2014年07月11日
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テーラーメイド SLDR アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド SLDR アイアン の7番です。

シャフトは N.S PRO 930GH です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は94g、トルクは2.0、バランスはD2.5、キックポイントは中調子 です。

テーラーメイドSLDRシリーズのカッコいいアイアンです。
一目見て、ハイテクなタイプのアイアンだな・・・。と思いました。
テーラーメイドの高い技術と、オリジナリティのある工夫が詰め込まれていそうです。
近未来的でカッコいいアイアンです。
SLDRドライバーは大人気ですし、同じシリーズのアイアンを待っていた・・・。という方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

ハイテク感はありますが、厚ぼったくなく、適度に抑えられているところに魅力を感じます。
輪郭も丸っこいですし、それほどシャープな感じはしませんが、全体的に整った形状だと思いました。

彫りの深さは結構ありますが、こうして見ても、あまり腫れぼったい感じがしないところがいいです。
これは、かなり『見た目』にも、こだわったアイアンなんだろう・・・。と思いました。
単なるアンダーカットキャビティではないように見えました。
アンダーカットキャビティも、どんどん進化しているように感じます。

この真ん中の黒い物はどんな意味があるのでしょうか?
球があがりやすくなる為のパーツなのでしょうか?
奇をてらった感じは全くしないのですが、様々なハイテクが搭載されていそうな雰囲気です。
子供の頃、『ゴジラ』の映画が大好きだったのですが、このアイアンはどちらかというと『メカゴジラ』といった感じかな?と思いました。
近未来的でハイテクな感じがします。
こういった『先端的』なところは、テーラーメイドの得意とするところだと思います。
テーラーメイドは、他のいくつかのメーカーと同様、クラブ業界にいつも『新しい風』を運んできてくれます。

ソール幅は、やや広く見えたのですが、今のアイアンの中では普通かな?と思いました。
こうして見るまでは、もう少し広めを予想していたのですが、実際はそうでもありませんでした。
ワイド過ぎるアイアンは苦手に感じることも多いので、これくらいの幅で抑えられていて、好感度が増しました。
打ちやすそうだぞ・・・。と思いました。

ネックの長さも、ノーマルな感じがします。
こうして見ても、少しグースが利いているのが解りました。

ソールに溝があるのも、すっかりお馴染みです。
この溝は飛距離性能に効果的なのだと、以前教えてもらったことがあるのですが、正直私はこの溝の効果をそれほど強く感じられていません。
しかし、テーラーメイドの深い研究によって生み出されているのだから、やはり大きな意味があるのだろうと思っています。

フェース面にミーリングはありませんでした。
ごくノーマルなフェース面です。
このフェース面も、アイアンによっては、惚れ惚れするほど美しく見える物と、普通に感じる物とがあるのですが、このアイアンは後者のほうです。
アイアンやウェッジのフェース面のスコアラインには、『削り出し感』の感じられる物と、『スタンプ感』の感じられる物があり、『削り出し感』の感じられる物に、より魅力を感じるのですが、このアイアンは『スタンプ感』が感じられました。
生産効率を考え、価格を低く抑えていくには、スタンプ感のほうが理にかなっているのかもしれません。
今はスタンプ感のほうが、圧倒的に多いように思います。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
見とれるようなことはなかったのですが、変なクセもなく、構えやすいアイアンだな・・・。と思いました。
何の違和感もなく、スッと構えることができました。
小顔というよりも、ややセミラージサイズに見えたのですが、これくらいの大きさがあったほうが、たくさんの支持を集めやすいのかもしれません。
奇をてらった感じもなく、オーソドックスな感じもしますが、どちらかというと『曲げる』というよりは、『曲げにくそうな』イメージが強く出ました。
とても品の良い『オートマチックタイプ』な雰囲気が感じられました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずだと思いました。
打つ前に予想していたよりは、少し柔らかい感じがしました。
このアイアンの『ハイテク感』に見合う打感だと思いました。

球はあがりやすくて、タフな感じは全くしませんでした。
やはりバックフェースのいろいろな工夫が、球をあげやすくしているのでしょうか?
外見のカッコ良さからくる印象以上に、敷居の低いアイアンだと思います。
これまでたくさんの『超ワイドソール』や『ショートネック』、タングステンなどの『異材コンポジット』・・・。など、球があがりやすくなる為に、外観といいますか、『構えやすさ』が犠牲になっていたアイアンにたくさん出会ってきましたが、このアイアンはそれらとは全く異なります。
球はあがりやすいですが、構え感も全く犠牲になっていません。
こういったアイアンを待っておられた方は、とても多いのではないでしょうか?
こういったユーザーの『思い』を形にできるところも、テーラーメイドの優れているところだと思います。

『安定性』も、打つ前の印象以上に高いと思いました。
結構寛容な感じがします。
多少のブレには目をつむっていてくれる感じがします。
シビアさは全く感じませんでした。
カッコ良さと寛容さの両立ができているアイアンだと思いました。

『飛距離性能』も、かなり優れています。
このアイアンは外見もカッコいいですし、おそらく『アスリートタイプ』といっていいのだと思いますが、それらの中でも、かなり飛距離が望めるタイプだと思います。
イメージよりも、少し先にボールが着地しました。
今は『飛び系』のアイアンがとても多いので、このアイアンの飛距離性能にも、正直それほど驚くことはなかったのですが、特筆すべきは、飛距離性能に優れていながら、カッコ良さも失われていない・・・。ということです。
あくまでも私の感覚では『飛びすぎ』なので、『縦の距離感』が合いづらいですが、このようなタイプのアイアンを求めておられる方はとても多いのではないでしょうか?

『操作性』は、まずまずだと思いました。
左右に曲げることもできましたが、あまり大きくは曲がりませんでした。
『敏感さ』よりも、『曲げにくさ』を感じました。
マニュアルタイプというよりは、オートマチックタイプに近いアイアンだと思いました。
これまでオートマチックタイプのアイアンは、殆どが構えづらいものばかりでしたが、このアイアンの構えやすさは、オートマチックタイプの中では、かなり優れていると思いました。
感覚を邪魔しないアイアンだと思いました。

一球目から、かなり真っ直ぐな球が出て、何といいますか『無機質』といいますか『無表情』な印象をもちました。
私は普段から球を曲げる練習をしていますし、その球筋には何らかの『表情』といいますか『気持ち』が乗っていると感じることが多いのですが、このアイアンの球筋はちょっと違っていました。
『冷徹な球筋』といったらいいでしょうか?
大きく暴れることはないと感じました。

私はどちらかというと『マニュアルタイプ』なアイアンが好きで、ボールに気持ちを乗せて運んでいくのですが、その球筋には『温度』があるように感じることもあります。
しかし今日は、その温度がとても低いような感じがしました。
いい意味での『低温』を感じました。
熱く『カッカカッカ』とするよりも、どこか冷静で冷めているように感じました。
このメカニカルな感じと、『弾道の温度』が上手くリンクしているように感じました。

球があがりやすくて、安定性も高く、おまけに『飛び系』のアイアンです。
そういった高性能さをもっていながら、外見のカッコ良さや構え感が犠牲になっていないアイアンです。
アイアンに『球のあがりやすさ』や『安定性』『寛容さ』『飛距離性能』を求めておられる方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、それだけではなくて、『構えやすさ』にもこだわっておられる方も多いと思います。
このアイアンは、そういった方々にとって、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

SLDRドライバーは飛距離性能に長けていますが、このアイアンもその流れを汲んでいるようです。
先日、『白いドライバー』に出会ったので、このアイアンも白いのかな?と思いましたが、オーソドックスな色でした。
やはり、アイアンでは白いヘッドは難しいのかな?と思いましたが、技術的に不可能ではないと思います。
完全に白でなくても、白に近い色にすることは可能だと思います。
白いヘッドのドライバーやFW・パターは大人気ですし、アイアンやウェッジも白いヘッドを使いたい・・・。という方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そういったことを、他のメーカーよりも先に形にするのが、テーラーメイドだと私は思っています。

私がアイアンに求めたいものが、このアイアンとは一致しないところもありましたが、とてもいい印象をもつことができました。
カッコいいアイアンですし、上級者の方はもちろん、幅広い層の支持を集めるのではないでしょうか?
おそらく契約プロも使うモデルだと思いますが、その敷居は決して高くないと思いました。
今は昔に比べ、『プロ使用モデル』の敷居がすごく低くなったのは間違いないと思います。

私はこれまで、軟鉄アイアンしか使ってこなかったですし、これからもそうなると思います。
いろいろなメーカーのアイアンを使ってみたいと思いますが、『軟鉄』は絶対に外せないですし、スチールシャフト(特にDG)、ラバーグリップ(特にツアーベルベット)に、これからもこだわっていきたいと思っています。
このアイアンのような大きな飛距離性能も、今はそれほど必要性を感じていなくて、『縦の距離感』を大切にしたいと考えています。
特にアイアンは『飛ばなかったこと』よりも、『飛びすぎたこと』によるペナルティが大きいことを、これまでたくさん経験しています。
できればイメージの伝えやすいアイアンが好きです。
なので、このアイアンの素晴らしさは感じながらも、購買意欲が強く刺激されることはありませんでした。
しかし、それはあくまでも私の好みによるものですし、このアイアンの高性能を充分過ぎるほど感じることができました。

先ほども書きましたが、このアイアンは『安定性』や『球のあがりやすさ』『飛距離性能』という『物理的な性能』が優れていながら、『構えやすさ』も決して犠牲になっていないところが素晴らしいです。
このバランスの良さが一番強く印象に残りました。
このようにするには、かなりメーカーが努力したように思いますし、こういったところができるのが、テーラーメイドの強みといえるのではないでしょうか?
テーラーメイドは『アイアン系』よりも、ドライバーなど『ウッド系』が得意なイメージがありますが、このアイアンはとてもいいアイアンです。
コメント
No title
この記事の写真を見てデザインもかっこいいと思いますしここまでベタ褒めされてるとこのクラブが欲しくなってしまいますよ(笑)
2014-07-12 04:54 ブロンズ URL 編集
このアイアンはいいですね
いつもありがとうございます。
このアイアンはいいですね。
私は好感がもてました。
記事にも書いておりますが、いつか新しい色のアイアンやウェッジが登場してくるような気がします。
どのような感じになるのか、楽しみに待ちたいと思っております。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2014-07-15 22:32 golfdaisuki URL 編集