BUDDY ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。


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2014年06月13日
  

BUDDY ウェッジ

                 
BUDDY ウェッジ 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは BUDDY ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは57度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は470gです。



正面
初めて手にした、BUDDYのウェッジです。


先日、ドライバーを試打することができたのですが、今日はウェッジを試打する機会に恵まれました。


あまり馴染みのないメーカーのクラブを試打するときは、いつも以上にワクワクします。



側面
分厚く腫れぼったい感じはなく、シャープでとてもカッコいいです。


初めて手にしたメーカーのウェッジですが、この見慣れた形状に安心感を得ることができました。


軟鉄の風合いもあって、親近感が湧きます。



コブラのようなマーク
コブラのブランドマークのようにも見えたのですが、ロフトが57度ということなので、おそらく『S』の文字だろう・・・。と思いました。


普通、ソールに刻まれると思うので、この位置にあるのは珍しいと思いました。


他の番手では、どうなのでしょうか?



ソール幅
ソール幅は、結構あります。


サンドウェッジらしいところだと思います。



かなりのローバンス
しかし、かなりバンス角が小さいです。


ローバンスモデルのウェッジといっていいと思います。


『ノーバンス』といえるほど、小さいです。


一時期ローバンスモデルが流行りましたが、今は少なくなっているので、とても珍しいです。


この角度から見ると、サンドウェッジとは思えないほどのバンス角の小ささです。



BUDDY ウェッジ
ここまでのローバンスは、今は珍しいので、違和感をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は昔から経験しているので、懐かしくもありますし、興味をもちます。


ちょっとタイプは違うような気もしたのですが、数年前に試打した、プロギア iD ウェッジ タイプC を思い出しました。


私はバンスが効きすぎているモデルには、苦手意識が芽生えてしまうこともあるので、このウェッジのシャープな形状に魅力を感じました。


外見の美しさと共に、このソール形状に、どんどん興味が湧きました。



ネック長さ
ネックの長さは、まずまず・・・。といったところでしょうか?


それほどロングネックには見えなかったのですが、適度に長さがキープされているので、好感がもてます。


この何とも言えない曲線がとても綺麗だな・・・。と思いました。


思わず目を細めて見てしまいました。



MADE IN JAPAN
ホーゼルには『MADE IN JAPAN』の文字が刻まれていました。


私は、このBUDDYというメーカーのことを全く知らなかったのですが、先日、ドライバーを試打したときに、その全体的な美しさやフィーリングの良さなどから、何となく日本のメーカーではないかな?と思っていました。


今日、このウェッジを見て、それが正解だったのだと知り、ますます好感度があがりました。


もちろん、海外製のクラブも素晴らしいものがたくさんありますが、やはり『MADE IN JAPAN』には惹かれます。


値段云々というよりも、日本製というだけで、とても贅沢に思えてきます。


今はゴルフクラブに限らず、日本のメーカーが海外で生産して、日本に逆輸入するということも少なくないですが、『日本で作る』ということに意味があるような気がします。


日本で、日本人の職人さんが作る物に、すごく付加価値があるように思います。


『品質や精度の高さ』は勿論ですが、職人さんの情熱もそうですし、『目が届く』生産体制・検査体制に安心感があります。


もちろん、『価格』を最優先するのであれば、そうもいってられないと思うのですが・・・。



ミーリング無し
フェース面にミーリングがあるか、近くで見てみたのですが、このウェッジにはありませんでした。


やはり、メーカーによって、いろいろと違いはあるようです。


しかし、とても美しいフェース面だな・・・。と思い、しばらく見つめていました。



Episode B
『Episode B』と記されていました。


どういう意味があるのでしょうか?


ドライバーは『Episode A』だったので、『C』もあるのかな?と思いました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。


思わず目尻が下がってしまいました。


とても構えやすいです。


バンスが効きすぎていないので、『据わり』もいいです。


かなり美顔なウェッジです。


強いグースネックを好まれる方には、構えづらいところがあるかもしれませんが、私はストレートタイプを好むので、とても構えやすいです。


これはどちらがいい・・・。というものではなく、『その人の好み』によるところが大きいと思います。


オーソドックスなウェッジだと思いました。


この顔を見て、BUDDY というメーカーのこだわりのようなものが、少しだけ垣間見ることができたような気がしました。


ウェッジ好きの私には、たまらない魅力がありました。


今日は楽しい試打になるぞ・・・。と思い、テンションが上がってきました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はとてもソフトです。


何といいますか、このソフトな打感をオートマチック的に楽しめる感じがしました。


軟鉄の良さを味わうことができました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、SWということを考えてみると、普通かな?と思いました。


特に変わった感じはしませんでした。


球も拾いやすくて、ちょうどいい高さを出していくことができました。



バックフェース
『安定性』という点でも、特に変わった感じはしなかったのですが、バンスが弱いので、シビアに感じられる方も多いかもしれません。


結構『正直』なウェッジだと思います。


『バンスの滑り』は使いづらいかもしれません。


今日は、練習場のマットの上からだったので、すごくいい感じで、『スパスパ』と、ボールを切っていくことができたのですが、実際の芝やラフの上からだと、また感じも変わってくるような気がします。



スピン性能 
『スピン性能』は、なかなかいい感じでした。


ミーリングは無かったですし、フェース面を指で触れてみても、それほどザラザラ感はなかったのですが、いい感じでボールにコンタクトしてくれました。


抜けのいいウェッジだと思いました。



距離感
『距離感』も、普通に出していくことができました。


初対面とは思えないほど、『意思の疎通』がとれていたように思います。


ボールの落としどころを、かなり限定することができました。



操作性
『操作性』は、かなりいいです。


バンスが弱いので、フェースを開きやすいです。


私はフェースを開いたり閉じたり、いろいろと調整しながら打っていきたいタイプなので、このウェッジにはすごく魅力を感じました。


今はウェッジでも、あまりフェースを開閉しないタイプの物も増えてきました。


そういったウェッジを好まれる方には、やや扱いづらいところがあるかもしれません。


敏感すぎる感じがするかもしれません。


『球の乗っかり感』もいいので、コントロールしやすいです。



ヒール側
すごく残念だったのが、アプローチグリーンやバンカーで試せなかったことです。


とても物足りないと思いました。


芝やバンカーなどでは、かなり『クセ』が感じられるウェッジではないかな?と思いました。


先ほども書きましたが、私はフェースを開いて使いたいタイプなので、このウェッジを芝やラフ、バンカーなどで使っても面白いだろう・・・。と思ったのですが、今は『バンカーでも無理に開かなくていいウェッジ』があるので、そういったクラブとは明らかに異なるタイプだと思います。


バンスは弱いですが、開いて構えれば自然とバンスも効いてくるので、エクスプロージョンのイメージも出していけるのではないかな?と思いました。


バンカーでも砂を薄くカットしていけそうだな・・・。と感じることができたのですが、これは好みがはっきりと分かれるところかもしれません。



BUDDY ウェッジ
私はアプローチ練習場でも、いいライの状態から打つのではなく、ディボット後やベアグランドなどから好んで打っています。


バンスが効いているウェッジは球が浮いていてライのいいときは易しく感じるのですが、沈んでいたりすると難しく感じることも多いので、このようなローバンスモデルが頼もしく思えてきます。


勿論、ハイバンスモデルにも、今はいろいろなタイプ(形状)があり、頼もしく感じる物もあるのですが・・・。



BUDDY ウェッジ
なので尚更、このクラブを実戦と同じようなシチュエーションで試したくてなりませんでした。


マットの上からだと、すごくいい感じだったのですが、実際の芝(野芝など)ではきっと違ってくると思います。


それを体で感じたいと思いました。



BUDDY ウェッジ
今はドライバーなどに限らず、ウェッジでも『オートマチックタイプ』が増えてきました。


『クセ』のないタイプが増えてきました。


しかし、このクラブにはある種の『クセ』があると思います。


そのクセを好まれる方と、そうでない方とに、はっきりと分かれるのは間違いないと思います。


私はこのウェッジに、すごく魅力を感じました。



BUDDY ウェッジ
ウェッジでは、いろいろと細工をしていつも楽しんでいるので、このような『マニュアルタイプ』のウェッジはすごく魅力的に見えます。


構えやすかったですし、何といいますか『ソールが邪魔しない』感じがしました。


幅広い層に受け入れられるとは、あまり思えなかったのですが、このウェッジの魅力にハマる方にとっては、たまらないものがあるのではないでしょうか?


少なくとも、私はこのウェッジにすごく興味をもちました。



BUDDY ウェッジ
また試打する機会があれば、どんどん試打したいと思いましたし、購買意欲も刺激されてしまいました。


できることならば購入して、思う存分楽しみたいと思いました。


ハイバンスモデルにも、ローバンスモデルにも、それぞれ一長一短があると思いますし、ハイバンスモデルを苦手にしておられる方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


そういった方々に、是非試していただきたいと思いました。


以前試打したドライバーもそうでしたし、このウェッジもすごく気に入ったので、しばらく頭から離れないような気がします。


BUDDYというメーカーは、全くといっていいほど馴染みがありませんが、本当に日本には素晴らしいメーカーがたくさんあるものだと思いましたし、そういったクラブにたくさん出会える日本に住んでいて幸せ者です。


今日は練習場のマットの上からだけの試打だったので、後ろ髪を引かれる思いで練習場を後にしたのですが、爽やかな気分が残りました。

                         
        

                         

コメント

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同感です。
いつも楽しく拝見しております。
ネットで、Buddy のドライバーの評判が良かったので
試打クラブがあるところに打ちに行ってみました。
ドライバーは自分には合いませんでしたが、隣に
ひっそりとおいてあるこのウエッジを何気なく打ってみたらあまりのすばらしさにビックリしました。
いつかこのコラムにでるのではないかと楽しみにしておりましたので、ついコメントしてしまいました。
今の自分のウェッジも悪い訳ではありませんが、良いコメントが書かれていたので、自分の購買意欲も倍増致しました。買いに行ってしまいそうです。
ゴルフミッキー様。はじめまして
ゴルフミッキー様。はじめまして!golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

ところで、このウェッジはとてもいいですね。
一番の特徴は『ローバンス』ということになると思いますが、私はとても魅力を感じました。

今度試打することがあれば、是非アプローチグリーンやバンカーで試してみたいと思いました。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。