ルーツゴルフ AerMet X アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2014年06月10日
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ルーツゴルフ AerMet X アイアン

                 
ルーツゴルフ AerMet X アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブはルーツゴルフ AerMet X アイアン の7番 です。



クロムオレンジ

シャフトは クロムオレンジ です。

ロフトは28度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は57g、トルクは3.6、バランスはD0、キックポイントは中調子 です。



正面

ルーツゴルフの新しいアイアンです。


独特の雰囲気があります。


とても美しいデザインです。


ピカピカしていて、輝きのあるアイアンです。



側面

それほどシャープな感じはしませんが、形は整っています。


奇をてらった感じがしないので、好感がもてます。


ルーツゴルフのクラブは、工芸品のような美しさがあります。



彫りの深さ

彫りも、かなり深いです。


これまでたくさん出会ってきた『ポケキャビ』です。



独特な模様


独特な模様

オレンジ色の独特な模様があります。


どういう意味があるのでしょうか?


単なるデザインに過ぎないのでしょうか?



ソール幅

ワイドソールです。


これは予め予想していました。



ソール形状

この独特なソール形状が、よく目立ちます。


様々なライに対応できるようになっているのでしょうか?



ネック長さ

ネックは、やや短めに見えるのですが、今はこれくらいが標準といえるでしょうか?



ミーリング無し

ミーリングはありませんでした。


ごくノーマルなフェース面です。



構え感

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。


思っていた以上に構えやすいです。


構えるまでは、もうちょっと『奇抜』な感じを予想していたのですが、実際はそんなことはありませんでした。


楽な気分で構えることができました。


見とれるようなことはなかったのですが、違和感はありませんでした。


やや面長で、トップラインも厚めではありますが、それほど気になりませんでした。


グースがきつすぎないのもいいな・・・。と思いました。


ただ、何番アイアンを今、こうして構えているのかが、全く解りませんでした。


自分の感覚以上の飛びをするような気がしました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』はソフトでした。


思っていた以上にやわらかいフィーリングでした。


軟鉄アイアンとは、またちょっと違うフィーリングですが、この打感もアリなのかな?と思いました。


軟鉄の打感を『自然』だとか『天然』と例えるならば、このアーメットは『人工的な良さ』といったところかな?と思いました。



トゥ側

球はとてもあがりやすいです。


ロフトは立っていますが、タフな感じは全くしません。


これまでたくさん出会ってきた『ポケットキャビティ』の易しさが充分過ぎるほど感じられます。


重心深度も、かなり深いのでしょうか?


ロフトが立つことによる不具合を補う工夫が、いくつも見られました。



バックフェース

『安定性』も高いです。


左右のブレにも、寛容なアイアンです。


シビアさとは無縁な感じがしました。



飛距離性能

飛距離性能が、かなり優れているのも、このアイアンの特長です。


私の感覚では2番手以上違います。


今はアイアンもドライバーなどと同じように『飛距離を争う時代』に入ったのかもしれません。


私はアイアンに、このような凄い飛びを求めていないですし、これからも好みが変わることはないと思いますが、飛距離を求めておられる方はとても多いと思います。


そういった方々には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



操作性

『操作性』は、まずまずだと思いました。


敏感さはあまり感じなかったのですが、とりあえず左右に曲げることもできました。


しかし、やはり安定性のほうが勝っているように感じました。


あまり極端なことはしないほうがいいと思いました。



ヒール側

このアイアンは7番アイアンでしたが、7番アイアンとは思えないほどの飛びの凄さがあります。


ゴルファー心理などもありますし、実現はしないと思いますが、アイアンもウェッジと同じように『ロフト表示』をしても面白いのではないかな?と思いました。


残り○○ヤード残ったから、○番アイアンを使おう・・・。というのではなく、○○度のアイアンを使おう・・・。というようになってもいいような気がしました。


距離を求めないウェッジではロフト表示がもはや当たり前になっているように思います。



ROOTS GOLF AerMet X IRON
 
『P』まではあっても『AW』や『PS』『S』『SW』『L』『LW』などの表示がされたウェッジは少なくなりました。


それだけ私たちゴルファーが、ウェッジのロフトを気にしているのかもしれません。


しかし、アイアンのロフトを気にしておられる方は、どれだけいらっしゃるのでしょうか?


自分が使っているアイアンセットのロフトを全て把握している・・・。という方は、かなり少ないのではないでしょうか?


実際に計測してみると『ロフトピッチ』がバラバラ・・・。ということは多いです。



ROOTS GOLF AerMet X IRON

『難しいクラブ』『易しいクラブ』という言い方があります。


易しいクラブというのは、主に『ミスヒットに対する寛容さ』であったり、『球のあがりやすさ』であったりすると思います。


対して、難しいクラブというのはスイートスポットが小さかったり、ある程度ヘッドスピードがないと、球が上がりづらかったりするクラブのことをいうのだと思います。


今は特に『易しさ』が求められている時代だと思います。



ROOTS GOLF AerMet X IRON

しかし、易しさ』とは、それだけでしょうか?


私は違うと思っています。


それはどういうことかといいますと、『セッティングとしてのバランス』といいますか、それぞれのクラブの協調性が上手くとれているクラブが易しいと思っています。


『その人に合っているクラブ』が易しいのだと思います。


一般的に市販されているアイアンセットでも、実際はロフトピッチやライ角ピッチがバラバラだったり、シャフトが曲がっている物もあります。


挿し方がバラバラであることも少なくありません。


それは昔からありますし、今でもたくさん見られます。


そういったアイアンセットを使っていると、例えば、この番手は真っ直ぐ打てるけれど、違う番手ではどうしても曲がってしまう・・・。とか、距離が合わない・・・。などといった不具合がどうしても出てしまいます。


そういったクラブセットが今でもあるのが現実です。


それは有名なメーカーのクラブでも例外ではありません。


そういったクラブは『難しい』です。



ROOTS GOLF AerMet X IRON

多くの方が、ミスショットをしたら、ご自身のスイングやタイミングの取り方などを気にされると思いますが、それと同じか、それ以上に使っておられるクラブのことを気にされるべきだと思います。


人間がもっている感覚というのは、とても鋭いものです。


ちょっとでも違和感があると、それがミスショットにつながってしまいます。


逆にきちんと整備されたクラブを使うと、余計なミスは出にくくなります。


勿論、ゴルフは『ミスのスポーツ』ですし、ミスが全く出ないということはあり得ませんが、『ミスの幅』が小さくなったり、考えられないようなミスは激減すると思います。


私自身の経験でもそれを実感していますし、友人たちにもフィッティングを勧めて、ゴルフの内容がみんな良くなりました。


このアイアンは調整ができるかどうか解りませんが、ロフトやライ角など、微妙な調整ができるのも、軟鉄アイアンの長所です。



ROOTS GOLF AerMet X IRON

昔は、今ほどアイアンのロフトのバリエーションは多くありませんでした。


○番は、『大体○○度』というように、ある程度決まっていたように思います。


しかし、今は技術の進歩によって、ロフトを立てても球があがりやすくなっていたり、曲がりにくくなっているアイアンがたくさん登場してきました。


このアイアンも、そういったタイプのアイアンだと思います。


おまけに飛距離性能が凄いです。



ROOTS GOLF AerMet X IRON

7番アイアンでこれだけ飛ぶのであれば、確かにロングアイアンは必要ないのかもしれません。


アイアンを6番、あるいは7番から入れておられる方も多くなったのは、このように飛ぶアイアンが増えてきたからなのかもしれません。


アイアンが少なくなった分だけ、FWやUT、あるいはウェッジの数を増やすことができそうです。



ROOTS GOLF AerMet X IRON

このアイアンの最大の長所は『飛距離』だと思います。


昔から『飛距離系のアイアン』はたくさんありましたが、それらの多くが構えづらいものばかりでした。


しかし、このアイアンは違います。


『構えやすさ』にも配慮されているように思います。


勿論、人によって構えやすさの基準は違うのかもしれません。


私はこのアイアンの構え感には好感がもてました。


このアイアンは、かなりの高性能ですし、多くのゴルファーのニーズに応えていると思います。


しかし、私がアイアンに求めるものとは大きく違うので、購買意欲が湧くまでには至りませんでした。


ただ、それはこのアイアンが劣っているのではなく、あくまでも『私の好み』によるものです。


このアイアンに魅力を感じられる方も、とても多いと思います。


軽量スチールシャフトも、少し重く感じるようになったけど、カーボンシャフトでまだまだ飛距離を追求していきたい・・・。という方にも、魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?


私にはやや馴染みづらいところもあったのですが、これからもルーツのクラブに注目していきたいです。

                         
        

                         

コメント

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No title
アイアンが飛ぶことでクラブの本数を減らしてバッグを軽くして運びやすくしたり
ウェッジやFWを複数入れることができるというのが長所かもしれませんね
ただ飛びすぎるとショートアイアンでもスピン量が落ちたりしそうですがそのあたりは技術の進歩で補ってるのでしょうか
No title
はじめまして、よく筆者様の試打評価を参考にしている者です。
アーメットxアイアンのイエローシャフトを最近購入しましたが、本当に飛びますね。
アイアンは、ショートアイアンで楽に当てれて寄せれる安心感を求めてたどり着きました。
Drが下手なので、ティーショットに5Iを使えるのも魅力です。
ショートアイアンが距離的に足りないので、以前使用していたアイアンを一部入れています。
PWにおいても、スピン性能はあまりないように感じました。
それなりに硬いグリーンではPWでも少し転がってしまうと思います。


今はセッティングも大きく変わりましたね
ブロンズ様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

今はアイアンが飛ぶようになって、セッティングも変わってきましたね。
これも時代の流れなのかもしれませんね。

私は飛びすぎるアイアンには難しさを感じているので、おそらく使うことはないと思いますが、アイアンの本数を減らして、得意なクラブを多く入れるというのもアリなのかもしれないですね。

仰るとおり、スピン量はかなり落ちているのは間違いないと思います。
止まりきらずに、グリーンをオーバーすることも多いと思います。

距離が伸びるのはいいことですが、『縦の距離感』が難しくなりますね。
やはり、一長一短がありますね。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
xx様。はじめまして
xx様。はじめまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

このアイアンの飛距離性能は凄いですね。
記事にも書いておりますが、昔は『距離系のアイアン』は、あまりカッコ良くない印象がありましたが、最近は変わったように思います。
このルーツのアイアンは、とてもいい印象をもつことができました。

私は一度試打しただけですが、既にご購入されたということで、どうかずっと大切に使い続けてあげてください。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。