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2014年06月05日
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ADAMS GOLF PRO HYBRID

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF PRO HYBRID です。

シャフトは MITSUBISHI RAYON AP-HY6 です。
ロフトは23度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は62g、トルクは3.5、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は358g です。

アダムスゴルフらしい雰囲気のハイブリッドです。
アダムスゴルフのハイブリッドといえば、私はIDEA SUPER LS Hybrid を真っ先に思い出すのですが、このクラブはブラックになっています。
IDEA SUPER LS Hybrid の白いヘッドも、とても好感がもてましたが、やはりこういったブラック系のヘッドは好感度が高いです。
どちらにも共通していえるのは『艶消しタイプ』ということです。

形状自体はオーソドックスな感じがします。
大きさも、やや小振りな感じがして、とても好感がもてます。

ネックの長さも、しっかりとあるので、親しみを感じます。
コントロールしやすそうな印象を受けます。

適度に小顔なところがいいです。
やや出っ歯になっています。
私はグースタイプは、やや苦手にしているので、このクラブは打ちやすそうな感じがします。
だからといって、それほど強い出っ歯タイプを求めているわけではないのですが、これくらいであれば、何の問題も無いな・・・。と思いました。
出っ歯タイプで、『卵型』といえる形状です。
『包み込む』イメージを出しやすいです。

アダムスゴルフらしく、クラウンにはしっかりと溝があります。
このクラウンを見るだけで、アダムスというのが分かります。

ソールにも溝があり、ウェイトも配置されています。
これは、これまでのアダムスのハイブリッドやFWと共通するところだと思います。

極端な感じはしませんが、やはりシャローバックといえると思います。
球がよくあがりそうです。
ハイブリッドはドライバーやフェアウェイウッドのようにヘッドを大きくできないので、これくらいまでではないでしょうか?
あまりシャローをきつくすると、投影面積が大きくなりすぎて、却って構えづらくなるような気がします。
『直打ち』するクラブは、ヘッドが大きくなりすぎないほうがイージーです。
今はフェアウェイウッドやハイブリッドの境界線も、やや曖昧になったように感じることもあるのですが、私ははっきりしているクラブに好感がもてます。
『クラブの役目』がはっきりしているほうが、イメージを明確にできるような気がします。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
しっとり感はあまり感じなかったのですが、滑りにくいタイプです。
『サンドラップタイプ』といっていいでしょうか?
昔、よく使っていたので、懐かしいな・・・。と思いました。

素振りをしてみると、見た目ほどハードな感じはしませんでした。
重すぎることもなく、シャフトもよくしなります。
これは『日本仕様』なのでしょうか?
『海外仕様』だと、もっとハードな設定になっているのかもしれません。

ボールを前にして構えた感じも、まずまずです。
適度に小顔なので、いろいろと細工ができそうです。
『出っ歯』も目立っているので、球を拾いやすそうです。
適度な小顔と出っ歯の相乗効果によって、いろいろと『遊ぶ』ことができそうだな・・・。と思いました。
グースがきついタイプだと、何とか上手くヒットしなくちゃいけない・・・。などと思って、緊張してしまうこともあるのですが、こういったタイプのクラブだと、『幅広い対応の仕方』ができるような気がします。
これは私の好みや、これまでの経験によるところが大きいのかもしれません。
多少手前からソールを入れてダフり気味に打ってみたり、直接クリーンヒットするのも易しそうだな・・・。と思いました。
打ち方を限定するのではなく、ある程度の幅で打っていけるので、実戦向きなクラブだと思いました。
構えてみて、見とれるようなことはなかったのですが、とてもリラックスして構えることができました。
プラスのイメージばかりが増幅してきました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずだと思いました。
はっきりとした・・・。というよりは、ややこもった感じもしたのですが、特に違和感のようなものはありませんでした。
どちらかというと、好きな部類の打感です。

『音』は控えめな感じで、好感がもてます。
インパクトを邪魔しません。

『球のあがりやすさ』という点では、23度のハイブリッドということを考えても、普通かな?と思いました。
構えたときに感じた、球のあがりやすさでした。
タフな感じはしませんでした。
このクラブは名前に『PRO』という言葉が使われていますが、それほど敷居の高いタイプではないと思いました。
『出っ歯』が効いているのか、球も拾いやすく感じました。

『安定性』という点では、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
『高い直進性』とか、『ミスに対しての寛容さ』というものを強く感じることはなかったのですが、適度にしっかりとしているので、大きくブレることもなく、まとめることができました。
シビアな感じはしませんでした。
『イメージの幅』におさめることが容易でした。

『飛距離性能』は高いと思いました。
これまで出会ってきた、アダムスのハイブリッドらしい、レベルの高さです。
球はあがりやすいのですが、高く上がりすぎず、しっかりと前に進んでいきました。
これまでハイブリッド(ユーティリティ)は、確かに同じロフトのロングアイアンに比べて、球があがりやすくなっているけど、高く上がりすぎる分だけ、距離をロスしていると感じることもあったのですが、このクラブには好印象をもちました。
軽めに振っても、しっかりと前に運んでくれました。

『操作性』という点では、なかなか曲げるイメージが出せず、ボールも大きく曲がることはありませんでした。
安定性のほうが勝っているかな?と思いました。
もちろん、絶対に曲がらないということはないですし、ミスヒットに対する寛容さを求めるタイプのクラブではないように思います。
グースネックタイプでインパクトのタイミングがピッタリ合っておられる方には、やや扱いづらいところがあるかもしれません。

率直に、いいクラブだな・・・。と思いました。
アダムスらしい、ハイレベルなクラブです。
私たちゴルファーだけでなく、クラブメーカーにも、『得意な番手(クラブ)』があると思うのですが、アダムスは間違いなくハイブリッドやフェアウェイウッドの開発に長けているメーカーだと思います。
このクラブが一本バッグに入っていると、コースでも重宝するだろうな・・・。と思いました。

私はアイアンに比べて、ハイブリッド(ユーティリティ)を使う機会は少なく、アイアンで出来るところはアイアンに任せるようにしています。
アイアンのほうが易しく感じるからなのかもしれません。
ナイスショットのイメージが、より明確に出せたり、保険を掛けやすいのも、アイアンです。

だから、コースではあまり使う機会が無いのかもしれません。
練習場では他の番手のクラブと同じように練習するのですが、コースではそれほど多くないように思います。
しかし、このクラブをはじめ、アダムスのハイブリッドにはとても好感をもっています。
この『 PRO HYBRID 』というシンプルな名前のクラブも、是非コースで使ってみたいと思いました。
『プロオンリー』のクラブではなく、むしろ『アマチュアライク』のクラブではないかな?と思いました。

名前こそ、やや敷居が高そうな感じもしますが、実際はとても親しみやすいタイプのクラブだと思います。
特に『大顔』が苦手な方には構えやすく、球も拾いやすく感じられるのではないでしょうか?
適度に小顔な分だけ、ラインの幅も絞り込みやすいです。
これまでの多くのハイブリッドに感じていた『曖昧さ』のようなものを排除できるように感じました。

『23度』というロフトのクラブは、私の感覚では『3番アイアン』ということになりますし、マイアイアンの3番はいつも大活躍してくれています。
なので、この番手のハイブリッドが今すぐ欲しい・・・。という感じは、あまりしなかったのですが、違うロフトのクラブも試してみたいです。
易しく運んでいける感じがしました。
『200ヤード以上の距離の難易度』が150ヤードくらいに感じられるクラブです。
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