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2014年05月27日
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プロギア iD ナブラ ツアー アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア iD ナブラ ツアー アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。

プロギアのとてもカッコいいニューアイアンです。
一目見て、目尻が下がってしまいました。
プロギアは個性的なクラブもありますが、このアイアンのように正統派で美しいモデルも、昔からたくさんあります。
アイアンは見た目で、そのおおよその性能やフィーリングを測れるところがありますが、このアイアンはかなりの好印象です。

この角度から見ても、とてもシャープでカッコいいです。
プロギアは今、『eggシリーズ』の勢いが凄いですが、この『iDシリーズ』のように、『見た目』と『フィーリング』の両立ができているクラブの存在感も際立っています。
iDシリーズもいいですし、そのずっと前の『TRシリーズ』など、素晴らしいアイアンがプロギアにはたくさんあります。
だからでしょうか?
初対面ではあっても、それを感じさせない親近感があります。
正直、かなり好みのアイアンです。

彫りの深さは浅く、ハーフキャビティといっていいでしょうか?
必要以上に薄くなく厚みもありますし、重心がソール付近に集中しているようです。
球があがりやすいように配慮されているのではないでしょうか?
PRGRには、昔からこのような『意外と易しい』アイアンがたくさんあります。

『ソール幅』は普通だと思いますが、今のアイアンの中では、明らかに狭いほうだと思います。
ワイドソールに慣れておられる方は、やや不安に感じられるかもしれません。
私はこれくらいの幅のアイアンにはずっと慣れ親しんできたので好感がもてますが、人によって好みが分かれるところなのかもしれません。
適度なソール幅だと、私は球を拾いやすそうな印象をもつことができるので、このアイアンも打ちやすいんだろうな・・・。と思いました。

ネックの長さは、標準的といえるでしょうか?
それほどロングネックだとは思いませんが、今はこれくらいの長さが多いように思います。
少し重心を下げてきているのでしょうか?

フェース面にミーリングがあるか、近くで見てみたのですが、このアイアンには刻まれていませんでした。
ごくノーマルなフェース面です。

このPRGRオリジナルグリップも、すごくいいです。
私が大好きなベルベットタイプです。
今はグリップもカラフルになってきましたし、いろいろなタイプがありますが、私はツアーベルベットをずっと使い続けているので、好感がもてます。
これからもたくさんの種類のグリップが発売されると思いますが、私はずっとツアーベルベットを『指名買い』すると思います。
量販店などでも買いやすいですし、価格も比較的抑えられているところもいいです。
ダイナミックゴールドと、ツアーベルベットは、どちらもグッドフィーリングで低価格なのも魅力です。
コストパフォーマンスはとても高いです。
この2つは『セット』として、ずっと使い続けています。

ボールを前にして構えてみても、すごく構えやすいです。
イメージした通りの構えやすさです。
『PRGR顔』といっていいでしょうか?
これまでたくさん出会ってきたPRGRの素晴らしいアイアンたちと同等の構えやすさです。
私はこのようなストレートネックタイプが好きなので魅力を感じますが、グースネックタイプを好まれる方には、やや構えづらいところがあるかもしれません。
いいイメージがどんどん湧いてきました。
思わず笑顔になれました。
こうした『いい顔』をしたアイアンを構えるだけで、頭の中がすごくクリアになれるところが、またいいです。
気分もすっきりしますし、いい目の保養ができます。
ワクワクしてきました。
早く球を打ちたい衝動と、もう少しこの顔を眺めていたい気持ちがぶつかりあっていました。
緊張すると呼吸が浅くなり、無意識に吐くことが小さくなったりもしますが、今日は大きく息を吐くことができました。
すごくリラックスすることができました。
試打を開始しました。

『打感』はすごくソフトです。
この心地よい柔らかな打感に、ニンマリとしてしまいました。
1球目から、素晴らしい打感を味わうことができました。
このグッドフィーリングは、外見的な美しさなどからも、予め予想していたのですが、それでもこうして味わってしまうと、心が躍ります。
これだから軟鉄アイアンは止められないな・・・。と思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、『ノーマル』といいますか、自然な感じがしました。
バックフェースの形状やネックの長さを見たときも感じていましたが、適度に重心が下げられているのではないでしょうか?
球があがりやすいな・・・。と思いました。
ストレートタイプなので球も拾いやすいので、易しく感じました。
超ワイドソールで、ソールなどにいろいろな複合素材が組み込まれているようなタイプのアイアンとは違う『あがりやすさ』です。
人によって好みはあると思いますが、私はこのアイアンのようなナチュラルなタイプに易しさや親しみやすさを感じます。
自分のイメージと、弾道の高さのイメージがとても合いやすいので、距離感や方向性も出しやすくなります。

『安定性』という点では、今のアイアンの中でも、それほど高いとはいえないのかもしれません。
『ワイドスイートエリア』だとは思わなかったですし、ある程度正直なところはあると思います。
『ハーフキャビティらしいシビアさ』は、あるのかもしれません。
ミスヒットに対する寛容さや、曲がりにくさを求めておられる方には、合いづらいかもしれません。
『オートマチックタイプ』というよりは、完全に『マニュアルタイプ』のアイアンです。
今はオートマチックタイプのアイアンの人気も高いですが、このようなマニュアルタイプの好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これはどちらがいいというものではなく、あくまでも『その人の好み』によるところが大きいのだと思います。
オートマチックタイプで、ミスに寛容だから、いいスコアが出るというものではないところが、ゴルフの奥深いところなのかもしれません。
『易しい』というのは、『ミスに寛容』『球があがりやすい』というよりも、『構えやすさ』であったり『その人のイメージに合う』ということだったりするのかもしれません。

『飛距離性能』という点では、今のアイアンの中でも、はっきりと飛ばないほうだと思います。
アイアンにも飛距離性能を求めておられる方には、あまり魅力的とはいえないのかもしれません。
昔ながらの『ノーマルアイアン』といえるのではないでしょうか?
今はアスリートモデルと呼ばれるアイアンでも『スタンディングロフト化』が進んできています。
やはりアイアンにも飛距離を求めておられる方が多いからだと思いますし、ロフトを立てることによって生じる不具合も上手くカバーできるようになっているのかもしれません。
軽く『1番手』は距離が違うアスリートモデルアイアンも多くなりました。
そういって意味でいうと、このプロギアのアイアンは、今では少数派といえるのかもしれません。
メーカーもユーザーを限定してきているのかもしれないな・・・。と思いました。
聞くところによると、このアイアンは『限定モデル』なのだそうです。
やはり、それほど多く売ろう・・・。というのではなく、あくまでもこのようなタイプのアイアンを求めておられる方の為に、メーカーが限定で用意したモデルといえるのではないでしょうか?
『飛び』よりも『縦の距離感』を重視しておられる方に試していただきたいアイアンです。

『操作性』は、かなり秀でていました。
球を曲げる練習が大好きな私は左右に曲げて楽しむことができました。
すごく敏感に反応してくれます。
今はアイアンも、なかなか曲げにくいタイプも増えてきましたが、このアイアンは昔ながらの『反応の良さ』です。
左右に大きく曲げることもできました。
変なクセのあるアイアンではないので、ドローヒッターの方は勿論、フェードヒッターの方も、すごく扱いやすく感じられるのではないでしょうか?
操作性よりも、何が何でも『安定性』『直進性の高さ』を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思います。
そういった方々には合いづらいかもしれませんし、全体的に見ても、あまり多くの支持は得られないのかもしれません。
だから『限定モデル』にしたのかもしれません。

いい意味で、『真新しさを感じない』アイアンでした。
これまでたくさん出会ってきた『美顔』『グッドフィーリング』『操作性の高さ』を、そのまま継承しているアイアンだと思いました。
このアイアンを一目見て、すごく気に入りましたし、最後までその期待が裏切られることはありませんでした。

最新モデルですし、おそらく見えないところで、いろいろと細かな工夫などはされているのだろうと思います。
しかし全体的に見て、それほど大きな変化ではないように感じました。
アイアンには押さえておいて欲しいポイントが全てあるような気がしました。

やっぱりPRGRのクラブはいいな・・・。と思いました。
『銀チタン』や『TR DUO』などにハマっていたときがあるのですが、またPRGRのクラブを使ってみようかな?と思いました。
先日試打したパターもそうですし、ドライバーやFWなど、最近のPRGRはとても充実しているように思います。
何といいますか、『メーカーのもつパワー』を感じます。

egg1 ドライバーやNEW egg SPOONは、見た目は個性的ですが、クラブのもつ性能はとても高いです。
プロギアの高い技術と研究によって生み出された『いいクラブ』です。
対して、このアイアンはそれほど『ハイテク』な感じはしません。
むしろ『アナログ的』な感じさえします。

しかし、この『アナログさ』がいいのではないでしょうか?
この『骨太な感じ』といいますか『無骨なところ』が魅力的でした。
勿論、このアイアンもおそらく様々な高い技術や工夫が組み込まれているだろうと思うのですが、私はアナログ的な印象をもちました。
フィーリングもいいですし、こちらのイメージも伝えやすいです。
クラブにも『流行』というものがあると思いますが、使い続けてもなかなか飽きが来ないような気がします。

「今日は、このアイアンを気の済むまで打っていいですよ・・・。」と言われたので、そのご好意に甘え、200球以上夢中で楽しんでしまいました。
元々、今日は7番アイアンの打ち込みをする予定だったので、『試打』と『練習』の両方を同時にできたような気がします。
いろいろと曲げたり、細工をしたりして、楽しい時間を過ごすことができました。
集中して練習することができました。
いいクラブの条件のひとつとして、このアイアンのように、プレイヤーに集中力をもたらしてくれることも大切だな・・・。と改めて感じました。

楽しくて、ついつい多く球を打ってしまいました。
あと5球打ったら帰ろう・・・。あと3球打ったら帰ろう・・・。などと思いながら打ち続けていたのですが、その球数を消化しても、なかなか踏ん切りがつきませんでした。
先ほども書きましたが、このアイアンはいい意味で、それほど『真新しい感じ』はしません。
むしろ、同じようなタイプにたくさん出会ってきたような気がします。
しかし、それがまたいいのかもしれません。
変わらないでいて欲しいところは変わらずにいてくれているので、安心して楽しめたように思います。
私のようなアイアン好きには、たまらないアイアンでした。
限定モデルということで、なかなか出会えないかもしれませんが、また試打する機会があれば、何度でも試打してみたいと思いました。
多少後ろ髪を引かれる思いもありましたが、とても清々しい気持ちで、練習場を後にすることができました。
明日、早速仲間たちにも、このアイアンを紹介しよう・・・。と思いました。
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