2023年10月
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2023年10月01日
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FEEL GOLF WEDGE

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは FEEL GOLF WEDGE です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

初めて手にした、FEEL GOLFのクラブです。
私はこのメーカーのことを知りませんでした。
このクラブの持ち主である友人によると、もうずいぶん前のクラブで、既に発売はされていないのだそうです。
最新のクラブはもちろんですが、私は昔のクラブにもすごく興味があるので、試打させてもらうことにしました。
私のゴルフクラブに対する興味は尽きることがありません。

カラフルな花びらが目を引きますが、大きさや形状はオーソドックスなタイプです。
久しぶりに黒染めのウェッジを手にして、やはり魅力的だな・・・。と思いました。

ソール幅は標準的で、ソール形状もよく見るタイプです。
平らに近いですが、全体的に丸みを帯びていて、バンスがよく利いています。

ネックの長さがしっかりキープされているので好感が持てます。
今のウェッジは結構短めの物もありますが、昔のクラブはロングネックがたくさんありました。

ホーゼルには『PREMIUM FORGED』という文字が刻まれています。
プレミアムな鍛造ということで、これまでに無い特別な鍛造なのでしょうか?

顔は、なかなかいい感じです。
セミグースタイプといっていいでしょうか?
そして、少し『出っ歯』になっています。
こうして見ても、黒染めの顔は精悍さがあって、魅力的です。
落ち着いた感じがしますし、スピンも掛かりやすそうな雰囲気があります。


フェース面にはとても綺麗なミーリングが施されています。
昔からあるタイプではありますが、とても綺麗に刻まれているので、しばらく見とれていました。
ミーリングを見て見とれたのは久しぶりのような気がします。
指で触ってみたのですが、かなりザラザラしています。
フェース面は『顔』ですが、そういう意味でいうと、スコアラインやミーリングは『歯』だな・・・。と触れながら思いました。
かなり食いつきそうです。

魚でいえば、『アンコウ』といったところでしょうか?
かなりギザギザしていて、『凸感』があるので、『出っ歯』タイプのミーリングです。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じです。
思わず見とれてしまうような美顔ではないのですが、昔からある顔ですし、構えやすい部類に入ります。
ちょっとグースが利いていて、おまけにちょっと『出っ歯』。
つかまりの良さと拾いやすさを同時に実現した形といえるでしょうか?
黒いヘッドということもありますし、スコアラインが立っている感じで、スピンが効きそうです。
黒いヘッドはやはりいいなあ・・・。と思いながら見ていました。
ボールを主役にしてくれていて、まさに『黒子』に徹してくれています。
方向性も出球の高さのイメージもバッチリ出ました。
ただ、私にはちょっとバンスの利きが強い感じがして、少し邪魔です。
できればもう少し抑えたバンスのほうが私は好きですが、こればかりは仕方ありません。
試打を開始しました

『打感』はソフトでとても良いです。
ソフトというだけでなく、食いつき感がとても強いです。
この『球の乗りの良さ』と『食いつき感』があるからこそ、ボールを運ぶ感覚が養われます。

球も拾いやすく、特に不満はありません。
ちょっとグースが利いていますが、ストレートネックを好む私でも苦手に感じることなく、普通に打っていくことができました。

スピン性能は素晴らしいです。
食いつきの良さが、この高いスピン性能に関係しているのではないでしょうか?
この高いスピン性能は今でも充分通用します。
かなり前のクラブではありますが、最新のウェッジと比較しても全然負けていないですし、むしろこのウェッジよりもスピン性能が低い最新ウェッジはたくさんあると思います。

『安定性』は普通で、特別寛容なタイプではありません。
オートマチックタイプではないですが、だからこそプレイヤーの感覚を活かせるウェッジだと言うことができます。

『距離感』も、なかなかいい感じです。
最初の数球はバンスがちょっと気になって少しばらつくところがありましたが、次第に慣れていきました。
最近のウェッジもハイバンスタイプは多いですが、それらは『最新バンス』といいますか、かなり研究されているバンスでそれほど膨らみが気にならないことが多いですが、このウェッジのバンスは『旧式タイプ』といいますか、昔ながらのバンスといった印象です。
私は昔からハイバンスタイプがどうしても苦手だったのですが、それを今日は久しぶりに味わったような気がします。
ソールをもっと穏やかに滑らせたかったのですが、今日は少し跳ねてしまいました。
しかし、それはこのウェッジが良くないというのではなく、あくまでも私の打ち方が未熟だから起きたことです。

『操作性』もなかなかいい感じではありますが、やはりバンスが私には合わず、少しクセがある感じがして、思い切った細工は難しく感じられました。
ただ、基本的にはマニュアルタイプのウェッジだと思います。
昔から、このようなタイプのウェッジはたくさんありました。
試打後の感想

黒染めがカッコいいウェッジで、打感とスピン性能が優れています。

バックフェースのカラフルな花びらのような模様がとてもインパクトがありますが、チープさは全くありません。
質感も良く、高級感があります。

そして、久しぶりにミーリングを見て、見とれてしまいました。
今もミーリングが刻まれているウェッジはたくさんありますが、ここまで美しいものにはなかなか出会えません。
スコアラインはクラブの中で、最もデリケートな部分で、ここに力を入れていないメーカーは多いように思いますが、このウェッジは全く違います。
むしろ、一番力を入れているのではないでしょうか?

ただ残念なのが、このウェッジはだいぶ前のモデルであり、もう発売されていないということです。
メーカー同士の競争も激しいと思いますが、もっといろいろなクラブを手にしてみたかったな・・・。と残念に思いました。

最新のモデルではなく、もう購入することもできないですし、いくら古くても、いいものはいいので、今回は紹介させていただきました。
このクラブを貸してくれた友人に感謝です。
これからも、このような古き良きクラブを試打することができたら、記事に書かせていただきたいと思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。