2023年05月29日
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2023年05月29日
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朝日ゴルフ用品 METALFACTORY A9 -SKY- UT

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METALFACTORY A9 -SKY- UT です。

シャフトは MURAKUMO HAYATE-UT です。
ロフトは23度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、バランスはD1、トルクは3.8、キックポイントは中先調子、クラブ総重量は349g です。

とても美しく、高級感あふれるメタルファクトリーのユーティリティです。

メタルファクトリーのイメージとちょっと違うように見えましたが、これもすごく綺麗で好感が持てます。
ヘッドの形状や大きさは、オーソドックスな感じのUTです。

この大きなウェイトがよく目立っています。
『03』という数字がありました。
どういう意味なのでしょうか?

ソールには溝といいますか、『段差』のようなものがあります。
どのような効果が期待できるのか分かりませんが、わざわざこうしているということは、大きな意味があるのだと思います。

この『段差』は、かなり浅いです。

ネックの長さは適度にあります。
やはり、こうして適度な長さを見ると、美しいといいますか、バランスが良さそうな印象を受けます。
今は、といいますか、昔から機能性を重視するあまり、バランスがズレちゃってるクラブは多いのではないでしょうか?
調整システムは搭載されていなくて、比較的シンプルです。

見慣れたシャローです。

フェース面はシンプルで美しく、見とれてしまいました。
こういうタイプのフェース面にはたくさん出会ってきて、いい思い出が頭の中で蘇ってきたからです。
いわゆる『やる気』にさせてくれるフェース面です。
最近のクラブはフェース面を見ただけでは、その打感をイメージしづらい傾向にあると思いますが、このUTはすごく柔らかいということを私に主張しているようでした。

顔もすごく綺麗です。
高級感もあり、見ているだけで贅沢な気分になってきました。

カーボンクラウンが最近は多いですが、近くで見てみると、カーボンの模様は見られなかったので、おそらく違うと思います。

装着されているグリップがすごく良くて好感が持てます。
まさに『グリップ力』のあるグリップで、自動車のタイヤを連想させました。
このグリップは場所によって、そのパターンが違っていて、ある部分やスタッドレスタイヤ、ある部分はラジアルタイヤのようになっていて、これもメーカーによる深い研究によって生み出されたのではないでしょうか?
グリップの老舗メーカー『ラムキン』です。
私も過去に使ったことがあり、お世話になりました。
ソフトというよりは、ややしっかり系のグリップで手にフィットし、動かないよう『ギュッと固定』してくれます。
バックラインが入っているので、そこに魅力を感じる方は多いのではないでしょうか?

素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
タイミングもとりやすく、特に不満はありません。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。
ユーティリティも飛距離を追求していくクラブだとは思いますが、ドライバーとは違う役目をもっていて、基本『直打ち』するクラブです。
なので、構えたときに『長尺感』ではなく、『短尺感』が欲しいですが、それがこのクラブにはあります。
長すぎないシャフトということもあってか、ヘッドが比較的大きく見えました。
フェース面が少し左を向いているように見えたので、フッカーの私は少し気になりましたが、今は殆どがこのようになっています。
それだけ、今のクラブはこうしないと球がつかまりづらいということなのでしょうか?
このフェース面の向きはあまり気にしないよう、経験でカバーすることにしました。
試打を開始しました

まずは、この素晴らしい打感に心が一気にハイテンションになりました。
一球打っただけで、最高だな・・・。この打感は☆5つだな・・・。などと、完璧ともいえる打感の良さに気持ちの高ぶりを抑えられません。
『押し返し感』がほとんど無いのが、またいいです。
球を打つ行為は、こちらから『押していく力』が作用します。
しかし時にはそれに反発して、スイングにブレーキをかけてしまうようなクラブにも出会いましたが、このクラブは全く違います。
柔らかくて、心地良いフィーリングです。
弾道を目で追わなくても、この打感だけで『球の伸び』を感じさせてくれます。
ヘッド全体、特にフェース面が美しいので、打感には期待していましたが、その期待以上でした。
過去にも、このような素晴らしい打感には出会ったことがあり、この打感だけで、このクラブのグレードが一気に上がったような気がします。
打感も人によって好みが分かれるところだと思いますが、少なくともこの打感に不満をもたれる方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
それくらい、このクラブの打感は素晴らしいです。
とても楽しくて、何球でも打っていたくなります。

『音』も、素晴らしいの一語に尽きます。
大きすぎず高すぎず小気味良い金属音で、主張し過ぎずむしろ控えめな音です。
易しく鼓膜を刺激してきて、この音を聞きたくて、間隔を開けず、どんどん打ちたくなります。

球はあがりやすくて、タフな感じは全くありません。
ソールに配置されている大きなウェイトが、よく効いているのか、打ち出しも高く、ボールがよく浮いてくれました。
ロフト(23度)もあると思いますが、直打ちでもよくあがってくれ、親しみやすさがあります。

『安定性』も高く、シビアさは感じません。
マニュアルタイプっぽい高級感とカッコ良さのあるUTですが、実際はオートマチックタイプのような大らかさがあります。

『操作性』は、まずまずです。
左右に少し曲げられましたが、オートマ系の色が濃くて、操る感じはしません。
球筋が安定していて、いい意味で『ワンパターン』でコースを攻めていけるUTだと思いました。

『飛距離性能』も高いです。
球はよくあがってくれ、伸びもいいです。
スピンが効いているのか、もう少し抑えてくれていると、もっと飛ぶと思いましたが、これは私のスイングの未熟さからくるのだと思います。
もっとスピンを抑える打ち方を勉強しなければなりません。
試打後の感想

メタルファクトリーのクラブはどちらかといえば、メカニカルでクールな印象がありましたが、このクラブはとても『ホット』です。

それは打感や音が素晴らしく、ベーシックタイプのような心地よさがあったからです。

高い機能性をもたせながら、フィーリングにも充分配慮して作られたクラブなのは、一球打っただけで分かりました。

カスタネットではないですが、『打って・打って・休んで休んで・・・。』といったことが、いろいろなクラブを試打していて感じます。
それが今回は打感について感じました。
心を揺さぶるような打感のクラブと、そうでないごく普通であまり心が動かないクラブ・・・。
このUTは明らかに前者で、今あるUTの中でも、間違いなくトップに位置する打感の良さで、これが一番印象に残りました。

おかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
これからもメタルファクトリーには目が離せません。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。