2023年05月28日
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2023年05月28日
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EMILLID BAHAMA EB-902 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは EMILLID BAHAMA EB-902 アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO 950GH です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は420g です。

とてもカッコいいエミリッドバハマのアイアンです。
エミリッドバハマはドライバーやFWがあまりにも素晴らしいですが、アイアンも美しくて魅力的です。
以前一度だけ、エミリッドバハマのアイアンを試打したことがあるのですが、その後継モデルであることは明白です。

以前試打した EB-901と明らかに違うのは、このトゥ寄りにある、3つのウェイトです。
3つのウェイトには全て『2』という数字があったので、おそらく2gということでいいと思います。
2・3・4というように重さを変えてきているのかと思いましたが、違いました。
トゥ側に重量が配分されているということで、重心距離が結構長くなっているようです。
今はこのようにウェイトが組み込まれていることが多いですが、昔はそんなものは無く、全て鉛を貼って対応していて、6gということになると、かなり厚く『重ね貼り』しなければなりませんでした。
そうすると鉛の厚みが妙に際立って、見た目も損なっていましたし、練習中やプレー中も鉛が外れてしまうことがしょっちゅうありました。
しかし今はそんな心配は要りません。
ウェイトが全て解決してくれます。
しかし『1g未満』のような、かなり微妙な調整や『おまじない』的な意味でいえば、今でも鉛が活躍します。

EB-901と同じく、このライオンがとても美しくてカッコいいです。
昨日試打したドライバーは『ペイント』ですが、こちらは『彫刻』になっていて、立体感があります。
このライオンマークがカッコいいのはもちろんですが、ヘッド全体がとても綺麗で、しばらく見とれていました。

オーソドックスで標準的な大きさのマッスルバックアイアンです。
普通、マッスルバックというと、もうちょっと『尖った』感じがすることが多いですが、このアイアンは独特な質感と繊細で美しいデザインで、マッスルバックということをあまり感じさせません。

このシャープな形状がたまらないですね。

通常のマッスルバックアイアンです。
こうして見ても、やはりライオンマークが存在感を放っています。

トップラインの幅は標準的で、この角度から見ても美しいです。

ソール幅も標準的で、クラシカルな雰囲気が漂っています。
昔は、これくらいの幅がたくさんありました。

リーディングエッジは面取りされて、丸みを帯びているのがよく分かります。

トレーリングエッジに削りは無く、むしろ角張っています。

ネックは、やや短めですが、今のアイアンの中では普通です。

ホーゼルには『EMILLID BAHAMA Co.,Ltd. MADE IN JAPAN』と刻印されています。
日本製ということで好感度はさらにあがりました。
この質感の良さから、兵庫県産かな?と思いましたが、真偽のほどは定かではありません。

フェース面にミーリングは無く、ノーマルです。
すごく美しく、丁寧に仕上げられています。
チープさは全くありません。

『顔』はまずまずです。
変なクセは無く、無難な顔ですが、見とれるようなことはありませんでした。
普通マッスルバックは、もうちょっと『美顔』になっているものだと思っていたので、ちょっと意外な感じもしますが、顔の好みも人それぞれなので、この顔が最高という方も多いのではないでしょうか?

BAHAMAのロゴがカッコいいグリップです。
やはりオリジナルグリップはいいですね。

素振りをしてみると、まずまずです。
これまでマッスルバックアイアンはDGが挿してあることが多かったと思うのですが、最近はDGをあまり見かけなくなりました。
それは地クラブメーカーだけでなく、大手有名メーカーも同じです。
『重い』ということで不評なのかもしれません。
しかし私はシビアなマッスルバックアイアンだからこそ、重量感のあるDGで安定感を出していけるので有利だと思うのですが・・・。

ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずです。
構えづらいということは無いですが、全体的に少しボテッとしている感じがします。
トップラインの見え方も、少し気になりました。
マッスルバックアイアンを試打するときは、見とれてしまうことが多いのですが、今日は違います。
見とれることは無いものの、構えづらくはないので、淡々としていました。
試打を開始しました

『打感』は素晴らしいです。
マッスルバックですし、質感の良さから柔らかい打感を予想していましたが、その通りのグッドフィーリングです。
ソフトで厚みのある打感が素晴らしく、これぞマッスルバックフィーリング・・・。といったところでしょうか?
やはりアイアンは、このように『厚みで押していける』タイプがいいな・・・。と思いました。

『球のあがりやすさ』は普通で、特に変わったところはありません。

『安定性』という点では、マッスルバックらしく、敏感さはありますが、決して敬遠すべきではないと思います。
特にトゥ側にある3つのウェイトがよく利いているのか、少々トゥ側でヒットしても当たり負けしづらく、コスり球になりにくいのが多くの支持を集めるのではないでしょうか?
最近のアイアンはこのようにトゥ側に重心をもっているものが増えてきているように思うのですが、それだけトゥ側でヒットしている人が多いということなのかもしれません。
昔の『タラコ』のCMではないですが、昔も今も、トゥ側でヒットしている人が多く、ゴルファーの傾向はあまり大きく変わっていないのかもしれないな・・・。と思いました。

『操作性』は高いです。
MBらしく反応が良くて、左右へ曲げることも楽しめました。
弾き系で球離れが速いタイプだと、このような『粘り感』は無いですが、このアイアンは球持ちがいいので、グッと押していける粘りがあるのがいいです。
ただ、ウェイトが無いほうが、私には扱いやすいように感じました。

『飛距離性能』は、今のアイアンでは普通といっていいと思います。
私の感覚では『チョイ飛び』くらいですが、今はこれくらいがたくさんあるので、特別感はありません。
試打後の感想

洗練されたデザインが印象的で仕上げもいいので、質感の良さもあります。
顔はもうひとつだったのですが、それでも大きな不満は無いですし、打感と操作性が秀逸なアイアンです。

このような美しいアイアンで、目を楽しませながら、技量を高めていくというのもアリなのではないでしょうか?
練習は苦しく歯を食いしばってやるものではなく、私は楽しんでやるものだと思っています。
そういったときに、このような美しいアイアンだと練習が楽しくなりますし、それが技術の向上につながるのではないでしょうか?

トゥ寄りにある、3つのウェイトが特徴的ですが、これがもしヒール側にあったらどうなるんだろう?と思いました。
私はセンターから、ややヒール寄りでヒットすることが多いので、そう思ったのかもしれません。
打感はあまり変わらず、重心距離が短くなって、ターンしやすくなるのかな?と思いました。

アイアンに限ったことではないですが、やはり美しいクラブというものはいいものです。
試打していて、とても楽しめました。
マッスルバックではありますが、昔のマッスルバックのような尖ったところもなく、結構親しみやすくなっています。
それはバックフェースのウェイトもそうですし、工夫されたソール形状(削り)が難易度を下げてくれているのかもしれません。

2度目のエミリッドバハマアイアンでしたが、やはりいいものだな・・・。と思いました。
これからもエミリッドバハマには注目していきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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