2023年05月26日
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2023年05月26日
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EPON Tour Wedge type M

先日、以前試打したことのある、エポンのウェッジをアプローチ練習場とバンカー練習場で試打しました。
試打クラブは EPON Tour Wedge type M です。

シャフトは K'S-wedge HW120 です。
ロフトは56度、クラブ長さは34.75インチ、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は467g です。

とても美しいウェッジで、見ているだけで心が和みますね。
エポンのクラブを手にしているというだけで、気合いも入ります。
以前試打したウェッジはロフトが58度でしたが、今回は56度です。
サンドウェッジは58度の人気が高いですが、私は56度が最強ではないか?と思っています。
それはPWやAWなど他のウェッジとのロフトピッチの関係もありますし、56度は58度ほどのシビアさが無く、簡単だからです。
たった2度・・・。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その2度が大きな違いとなって表れます。
56度は『面』で運べますが、58度はもっと狭まって『点』で運ばなければならず、意外とシビアなものです。


どの角度から見ても美しいです。

シンプルなフラットバック形状で、見ているだけでワクワクします。

トップラインの幅も、いい感じです。

ソール幅は少し広く見えましたが、今はこれくらいが普通といっていいように思います。

ソールは平らに近いですが、微妙に丸みを帯びています。

適度にネックの長さがあるのがいいですね。
私には『勇気をもらえる長さ』に見えます。
何故かというと、これくらい長さがあると、スピンが掛かりやすいと経験から分かっているからです。
ショートネックがダメというわけではないですが、やはりロングである程度重心が高いほうが有利だと思います。

リーディングエッジは、軽く『面取り』されている程度です。

トレーリングエッジのほうが明らかに大きく削られていて、こういったことは他のメーカーのウェッジでも見られるようになりました。
開いて構えやすいというのと、開いたときの抜けの良さをイメージします。

フェース面にはミーリングがあり、過去にも何度か見てきました。
ちょっと独特なタイプで、指で触れてみても、結構ザラザラしています。
滑らかさのあるザラザラ感・・・。といったらいいでしょうか?
エポンはミーリングまで綺麗なんだな・・・。と改めて思いました。

エポンのグリップはとてもカッコ良くて好きなのですが、バックライン有りなのがちょっと不満でした。
ウェッジはフェースを回して使うので、グリップはバックライン無しのほうがいいと私は思います。
ただ、気になるほどではないのですが・・・。

さすがの構え感です。
安定の構え感といったほうがいいかもしれません。
『据わり』がいいというだけでなく、心の安定をもたらしてくれる美顔です。
私が顔にこだわるのは、失敗の原因をクラブに求めたくないからです。
もちろんイメージの出しやすさなども影響してくるのですが、ミスしたのをクラブのせいにしてはキリがないですし、したくありません。
それはビギナーの頃からもっている私の考えです。
成功したときは、『クラブとの共同作業』。
ミスしたときは、『全て自分の責任』と私は思っています。
だから、クラブの顔にこだわりがあるのですが、その点、このウェッジは素晴らしいです。
ミスするイメージが全く湧いてこないですし、いいイメージが色濃く浮かんで消えません。

アプローチの場面ではフェースを開いて使うことが多いので、こうして構えてみましたが、とてもいい感じです。
ボールがフワッと宙を舞う数秒後の姿がイメージできます。
ボールに羽を生えさせるのはウェッジの役目だと思いますが、それがとても良く出来ています。
引っ張ってカットに打っていくか・・・。それとも真っ直ぐ振り抜いていくか・・・。
どちらも成功のイメージしか浮かびません。
ロフトが寝ているウェッジはアイアンと違って、少し開いて『カットめ』に打つほうがラインを出しやすいですが、このウェッジもまさにそんな感じです。
試打を開始しました

『打感』はソフトで、とても良いです。
球持ちもいいですし、ガツーンとくる感じが無くて、柔らかく、そしてゆっくりと送り出していけます。

フェースの開閉を使いやすいので、操作性はとても高いです。
ボールとのタッチもそうですが、『芝とのタッチ』を楽しむことができました。

距離感も合わせやすく、とても安定しています。
それはこのウェッジの性能もあるのですが、装着されているシャフトの影響もすごく大きいです。

K'S-wedge HW120というシャフトは、かなりハイレベルなシャフトだということが肌で感じられました。
ブレずに安定していて、こちらのイメージを忠実にヘッドに伝えてくれるシャフトです。
何球か球を運びながら、かなり誤差の小さいシャフトだな・・・。と感じました。
すごく重たいとか、硬いという印象はないのですが、いい意味で『無』になってくれる存在といいますか、完全に『黒子』に徹してくれているように感じました。
舞台演劇で、ヘッドが演者だとしたら、シャフトは演者でありながら、黒子の役目も果たす二役も担っています。
クラブはヘッドが大事だけど、つくづくシャフトだな・・・。と実感しました。
私は今、アイアンやウェッジのシャフトは全てDGで揃えているのですが、やはり島田ゴルフ製作所のシャフトは魅力的ですし、リシャフトしてみる価値は充分あるな・・・。と思いました。
DGも高性能ですが、このK'S-wedge HW120にしたら、もっと精度を上げられ、ミスしてもそれが大きなミスにはつながりにくいように感じました。
私はゴルフを始めたときからDGで、それが今も続いていますし、おそらくDGでゴルフライフを終えるだろうと思っていたのですが、今は素晴らしいシャフトがたくさんあります。
モーダスもそうですし、このシャフトにはかなり惹かれていて、私の好みです。
ウェッジ好き・アプローチ好きの私は断言できます。
このシャフトは素晴らしいと。

普段はなかなかできないのですが、今回はバンカーでも試していいということだったので、何球か試させてもらいました。
ウェッジはあらゆるシーンにおいて活躍しますが、バンカーに来ると一際輝きを増すように感じられるのは私だけでしょうか?

バンカーでもいい仕事をしてくれました。
私はバンカーで、砂を薄くとりたいタイプです。
もちろん、それはライがいいときに限るのですが、できれば薄く取ってスピンを掛けたいですし、距離感も出していきたいです。
エクスプロージョンでは、それがどうも上手くいかず、アバウトなところも多いです。
高さを出していくときも、エクスプロージョンよりも、やや薄めに砂をとっていったほうが易しく感じます。
バンカーは脱出が最優先で距離感は二の次・・・。とよく言われますし、私もその通りだと思いますが、曖昧さがエクスプロージョンよりも少ない分だけ、薄くカットに打っていったほうが私には合っています。
しかし、これは人によって感じ方も大きく違ってくるので、エクスプロージョンのほうがいいという方もたくさんいらっしゃると思います。
このウェッジはバンスが跳ねすぎず、スパッと砂を切っていくことができたのがとても良いところです。
試打後の感想

エポンのクラブというだけでテンションが上がりまくりなのに、大好きなアプローチやバンカーで楽しい時間を過ごすことができました。
いろいろな物が組み合わさった、『ハイテクタイプ』もいいですが、私はやはり『鉄を楽しむ』ことができる、ベーシックなウェッジが好きです。
何だか、とても贅沢な時間を過ごすことができたな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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