2023年05月14日
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2023年05月14日
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ロイヤルコレクション TM-X フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション TM-X フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは Royal Collection TT-5 です。
ロフトは14度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は53g、バランスはD2、トルクは5.1、クラブ総重量は322g です。

ロイヤルコレクションのフェアウェイウッドは特別な存在です。
どちらかといえば、ドライバーに脚光が浴びせられる状況の中、フェアウェイウッドの地位をグッとあげてくれたのは間違いなくロイコレだと思います。
ロイコレ全盛時代をご存じない方も今はたくさんいらっしゃると思いますが、昔は本当に凄くて、人気がありました。
ドライバーは違うメーカーだけど、フェアウェイウッドだけはロイコレを使う・・・。という人が多くて、よく見かけましたし、私もロイコレフェアウェイウッドでいい思い出がたくさんあります。
もちろん、ロイコレのドライバーもいいのですが、フェアウェイウッドの人気はその何倍もありました。
フェアウェイウッドの『ステータス』をあげてくれたメーカーなのは疑いようのない事実です。

ドライバー同様、このRCのロゴに笑みがこぼれます。
RCというと、『ラジコン』を思い浮かべる方が多いと思いますが、私はやはり『ロイコレ』です。

ROYAL COLLECTIONは、やはり無くてはならないクラブだな・・・。と思います。

重厚感にあふれ、ロイコレらしいです。
先日試打したドライバーもすごくいいですが、このフェアウェイウッドもいい雰囲気があります。
今は『軽量感』をイメージさせるクラブもたくさんありますが、私は昔からこのような『重さ』を感じさせるクラブが好きです。
ドライバーはソールが立体的だったのに対し、このクラブは平らに近い感じで、フェアウェイウッドの特徴が見られます。
今のクラブらしく、いろいろなパーツが組み込まれています。

キャビティソールも健在です。

キャビティといっても、ほとんど凹みはありません。
研究と技術が進んで、キャビティソールにする必要がなくなったということでしょうか?

ドライバー同様、ウェイトが組み込まれています。
フェース寄りが『2』で、バックフェースよりが『6』となっているのも同じです。

トゥ側

ヒール側
こちらは数字が無いので、重さは分かりません。
キャビティソールにあるウェイトは替えられそうですが、このウェイトはおそらく交換式ではないと思います。

ネックに調整システムが搭載されているのも、ドライバーと同じです。

試打するのは、この『STD LOFT』です。
他には、

RIGHT

FLAT

LEFT
となっていて、どのように球筋や弾道が変化するのか興味があります。
これまで、私がこのような『可変式』ドライバーを試打してきて、ポジションを替えたことがありますが、球筋や弾道が変わるというよりも、『違和感が増す』ことのほうが多かったです。
なので、『STD』とか、『N』ポジションのままが最高のような気がします。

ノーマルシャローといっていいでしょうか?
よく見かけるシャローですが、薄すぎないのがいいです。

コンパクトで、いい顔をしています。
スプーンにしては、かなり小顔で、クリークに見える方がいらっしゃるかもしれません。
ディープでこの小顔は分かるのですが、シャローでこの小顔にしているということは、ヘッド体積はそれほど大きくはないのかな・・・?などと思っていました。

カーボンクラウンもドライバーと同じで、あらゆる面において、ドライバーをそのままサイズダウンさせたようなFWです。
メーカーによっては同じシリーズのクラブでも、ドライバーとFWでは相違点も多いことがありますが、このクラブは限りなく似せています。


クラウンにある、この赤い模様もドライバーと変わりません。
どのような効果が期待できるのでしょうか?

フェース面のデザインだけは、ドライバーと違っていました。
スコアラインは全て『溝』になっていて、フラットフェースではありません。

トゥ側には『TITANIUM』の文字が刻印されています。
チタンフェースということなのでしょか?
それともヘッド全体がチタンということでしょうか?

素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
シャフトは結構しっかりしていて、タイミングも取りやすいです。
できれば、もうちょっと重量が欲しいな・・・。と思いましたが、こればかりは仕方ありません。
もし、私がこのクラブを購入したら、もっと重量のあるシャフトに替えるのは間違いありません。
最近のドライバーのシャフトは60g台はもちろん、50g台も多くなりました。
絶対ではないですが、フェアウェイウッドのシャフトはドライバーよりも10g以上は重くするのが一般的だったのですが、最近はそういったことがなくなりました。
フェアウェイウッドのシャフトでも50g台が増えてきていて、これは果たして良いことなのでしょうか?
私だけでなく、『軽すぎる』と感じておられる方は多いような気がします。
とにかく飛べばいい・・・。曲がらなければいい・・・。球があがってくれればいい・・・。というように、クラブの重さにあまり関心を持っておられない方は少なくないかもしれませんが、とても重要な項目です。

ボールを前にして構えてみると、好感を持つことができました。
形が整っているということはもちろんですが、ドライバー同様『艶消し』になっているのがいいです。
カーボンの模様が見えますが、それほど気になりません。
カーボンクラウンにすると、質感が落ちてチープに見えてしまったことが少なくないのですが、昨年試打したBALDOのFW同様、艶消しになると、高級感が出てくるのがいいな・・・。と思いました。
先日試打したドライバーと共通点は多いですが、こうして構えた感じはドライバーよりも、このスプーンのほうが私は好きです。
試打を開始しました

『打感』はソフトで良いです。
フェース面を見たときは、ちょっと硬めのフィーリングを予想していたのですが、そうではありませんでした。

『音』も、おとなしめで良いです。
インパクトが緩むことなく、気持ちよく打っていくことができました。

『球の上がりやすさ』という点では、このロフト(14度)もあり、結構タフな部類に入るのは間違いありません。
ヘッドの大きさや形状を見ても、あがりやすさを最優先して作られたFWではないと思います。
明らかにヒッター向けのクラブですが、番手を変えれば、また違った印象をもつかもしれません。
クリークだと、もっとあがりやすくて、幅広い層に受け入れられるかもしれませんが、このクラブはターゲットを絞り込んでいるように感じます。
最近のスプーンは直打ちでも充分あげてくれるものが多いですが、このクラブはそれらとは明らかに違います。

『安定性』は普通です。
特別シビアな感じはしないですし、気難しいタイプではないと思いますが、高い直進性・曲がりにくさというものはあまり無いような気がします。

『操作性』は良いです。
ストレートはもちろん、フック系も易しく打てましたし、右にも曲げることができました。
最近のフェアウェイウッドもドライバーのように直進性があがって、『頑固』に感じられるほど曲げにくいクラブも多いのですが、このクラブはそれらとは違います。
このままでもいいですし、ネックの調整システムを使って、自分の持ち球を高確率で打てるようにするのもいいのではないでしょうか?
左右自在に、そしてその曲げ幅までを完全にコントロールできるのが理想ですが、実際はそうもいかず、ホールのレイアウトに関係無く、自分の持ち球で攻めていくことになることが多いと思いますが、調整システムを使って、ワンパターンな球筋を磨き上げていくことが求められるのではないでしょうか?
小ぶりヘッドならではの、反応の良さがあります。

『飛距離性能』という点では、明らかにヒッター向けなので、人によってかなり好みが分かれるかもしれません。
クラブがプレイヤーに要求するものは結構高いような気がします。
それはHSであったり、ミート率であったり・・・。
試打後の感想

ロイコレらしく、カッコ良くて硬派なFWです。
昔のロイコレFWと比べると、かなり『ハイテク化』していますが、基本の部分は変わっていないような気がします。

骨太でプレイヤーを甘やかさず、そのポテンシャルを引き出してくれる・・・。
使っていけばいくほど、プレイヤーのスキルもあがっていくような気がしました。

これらかもロイヤルコレクションのクラブにたくさん出会っていきたいですし、多くの方に試していただきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ROYAL COLLECTION 公式ホームページ