2022年12月04日 - ゴルフクラブ試打日記。


2022年12月04日

      
2022年12月04日
  

ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン

                 



ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン の7番 です。



Diamana ZX-II for IRON カーボンシャフト
シャフトは Diamana ZX-II for IRON です。

ロフトは28.5度、クラブ長さは37.125インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.4、キックポイントは中調子 です。



正面
スリクソンのニューアイアンです。

先日、ZX7というアイアンを試打しましたが、今日は『4』です。

この数字には、どのような意味が込められているのでしょうか?

ダンロップは日本のメーカーなので、日本では縁起が良くないとされる『4』という数字ではなく、他の数字にしてもいいと思いますが、今は気にされない方も多いと思いますし、これまでも4という数字はゴルフクラブにたくさん使われてきました。

同じ偶数でも、6とか8ではダメだったのでしょうか?



側面
大きさは標準的ですが、トゥ側が少しプクッと膨れているので、おそらく中空だろう・・・。と思いました。

他のメーカーなら、かなり膨れているものが多いですが、スリクソンはそこをきちっと抑えているので好感が持てます。

ゴルフクラブも製品である以上、『造形美』といいますか、ただ単にボールを打つ道具ではなく、美しさが求められますが、そういった意味でも、このアイアンは合格です。

手にして嬉しい。持っているだけで嬉しい・・・。という所有欲を満たしてくれるクラブでないと相棒として迎えいれたくありません。



SRIXON ZX4 Mk II アイアン MAIN FRAME
バックフェースのヒール側には『MAIN FRAME』という文字があります。

メインフレーム・・・。

いったい、どういうことでしょうか?

外見からは分からない工夫がヘッド内部に組み込まれているのかもしれません。

メインということは、『サブ』のフレームもあるのでしょうか?



彫りの深さ
彫りの深さは標準的で、ノーマルキャビティです。

そういえば、最近はアンダーカットのアイアンを見なくなりました。

アンダーカットの役目を、中空でカバーできているのかもしれません。

いずれにせよ、私にとって『使用前・使用後の掃除のしやすさ』というのも、アイアンを購入するうえで重要な要素になるので、ポケキャビやアンダーカットキャビティはどうしても優先順位が下がってしまいます。



トップライン
トップラインは少し太く見えましたが、これくらいであれば標準といっていいように思います。

トップラインが太いものは、その輪郭も丸くてボヤッとした印象のものもありますが、このアイアンはすっきりしていて、しっかりと形が整っています。

ここの部分で構えたときのイメージに差がでてしまいますが、このアイアンはいい感じだろう・・・。と予想しました。



ソール幅
ソール幅は少しワイドではありますが、この幅は今のアイアンでは普通です。

今はもっと狭いものも増えてきていますが、全体的に見れば、『ややワイド』が主流といっていいように思います。



7
スリクソンお馴染みの『二分割ソール』です。

『二分割ソール』なので、『7』の刻印が、この位置にあります。

これまでは真ん中に刻印されているものが多かったように思いますが、この位置にあることで、実際のラウンドでキャディバッグから抜くときに、この数字がとても見やすいので、適していると私は思います。



ネック長さ
ネックはやや短く、やや太めです。

どちらかというと『寸胴タイプ』に見えますが、それほど『ずんぐりむっくり感』はありません。

スリクソンとしては易しさを追求するために、最大限譲歩した形状(長さ+太さ)なのではないでしょうか?



FACE FORGED
ホーゼルには『FACE FORGED』という文字が刻印されています。

そのまま、『鍛造フェース』ということでいいのでしょうか?

そうだとすると、ヘッド全体ではなく、フェースだけ鍛造ということになるのでしょうか?

最近のアイアンは昔と違い、構造が複雑化しているので、ひと目見ただけでは分かりません。



スリクソンミーリングあり
フェース面には独特なミーリングがあります。

『スリクソンミーリング』といっていいでしょうか?

さすがはスリクソンというべき、とても綺麗で丁寧さが感じられるミーリングです。

結構目立っていて、すぐに分かります。

こうして見ていると、このミーリングは『スピン向上』の為、というよりも、雨の日のラウンドでの『水はけの向上』に適しているのではないかな?と思いました。

ただ、実際のところはどうなのか分かりません。



装着されているグリップ
装着されているグリップはツアーベルベットです。

スリクソンのロゴが入っていないのが残念ではありますが、仕方ありません。

これによって、グリップやクラブ全体の印象が悪くなることもなく、ただあればいいな・・・。という程度です。

グリップにおける『感度』といいますか、繊細なフィーリングを感じ取る、そして伝える力を示す指標のようなものがあるとするならば、ツアーベルベットは世界最高峰だと私は思っています。

グリップによって、フィーリングは全く変わってくるので、軽視できないパーツです。

いくらヘッドのフィーリング性能が高くても、グリップが硬くて弾力性に欠けていたら、その魅力は失われてしまいます。

バックラインが入っていないのがいいです。

ツアーベルベットはバックライン有りもラインアップされていますが、私はずっと『無し』を使い続けているので、このグリップはさらに親近感が湧きます。

ただ、バックライン有りを好まれる方も多いと思うので、そういった点で言えば、マイナスポイントといえるのかもしれません。



振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。

最近はアイアンにカーボンシャフトが挿してあるのも普通になりました。

おそらく、今は半数以上がカーボンではないでしょうか?

私はスチールを愛用していますし、これからも変える予定は無いので、そういった意味では少数派ということになるのかもしれません。

スチールに比べ、カーボンはまだまだ開発の余地があり、性能が向上していく見込みがありますし、耐久性も今はスチールを上回るようになりました。

しかし、それでもスチールを愛用していて、昔はカーボンは軽すぎるとか、『剛性』が足りないと感じることもありました。

今は技術が進んで、スチールのような感覚で振っていけるカーボンシャフトもたくさんあります。

なら、そのままスチールでいいじゃないか・・・。ということになるのですが、それ以外にもメリットはあります。

スチールで手を痛めていた人が、カーボンにすることで、それが無くなり、ゴルフの楽しさが倍増したという人が私の周りにもいます。

私はアイアンを試打するとき、なるべくスチールシャフト装着モデルを選ぶのですが、今日はこのひとつしか無かったので、このまま試打することにしました。

軽量感はありますが、挙動は結構安定していて頼りない感じはしません。

いつもの『重さを利用して』、トップからヘッドを落とす感覚ではなく、こちらが振っていかなければならないのですが、何度か素振りを繰り返して慣れていきました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい印象をもちました。

シャープな顔立ちで、アイアンらしい面構えです。

少しグースが利いていますが、逃がすイメージが出せて、安心感もあります。

ヘッド自体は標準的な大きさなので、ラージサイズを好まれる方は、少し不安に感じられるかもしれません。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、なかなかいい感じです。

軟鉄フォージドアイアンだとすると、少し物足りないところもありますが、これを中空だと考えると、かなりいい部類に入ります。

今は打感が多様化しているように思うのですが、大きく分けて2種類あると思っています。

そのひとつがマッスルバックやハーフキャビティのような、『中身がギュッと詰まったアイアン』に感じられる『集中型』。

そしてもうひとつが、フルキャビティや中空などに感じられる『分散型』で、このアイアンは分散型です。

集中型は、『ドットフィーリング』といいますか、まさに『点』の打感で、面積は小さいけれど、濃密で情報量の多い打感となります。

対して分散型は情報量が少なく、淡泊なところもありますが、『面積の大きさ』で勝負する・・・。といったところでしょうか?



トゥ側
見た目、とてもカッコいいアイアンなので、タフなアイアンなのかと思ってしまいがちですが、実際はそうではありません。

球があがりやすくなっていて、イージーです。

ポケキャビを普段使っておられる方にも、親しみやすいと感じられるのではないでしょうか?

まさに『能ある鷹は爪を隠す』ではないですが、外見はシンプルでも、ヘッド内部に様々な工夫がされているのではないでしょうか?

しかも、ただあがりやすくするだけでなく、フィーリング性能もおろそかにしない・・・。

そんな意気込みの感じられるアイアンです。



バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは全く感じません。

ヘッドの大きさなどから、外見はマニュアルタイプでも、中身はオートマチックタイプの色が濃いような気がします。

とはいっても、他のメーカーのラージサイズアイアンのような大らかさ・オートマチック感はありません。

普段、マニュアルタイプのアイアンを使っておられる方が易しく感じられるアイアンといっていいように思います。

最近のアイアンは、フェース面のほぼ全てがスイートエリアではないか?と思えるものも登場していますが、このアイアンはそこまでではなく、程よいエリアに収まっているので、ミスを把握する余地を残しているように感じました。

オートマチック系のアイアンを使いたいけど、ラージサイズは嫌だ・・・。標準的な大きさがいい・・・。という方には合いやすいのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、今のニーズに合っていると思います。

スリクソンはどちらかといえば、『ベーシックタイプ』の印象が強いですが、今は様々なニーズに応える為に、ブランドイメージを超えたクラブがたくさん登場しています。

カッコ良くて、飛ぶ・・・。まさに今の理想とされるアイアンといえるのではないでしょうか?

一時期、ディスタンス系アイアンは不格好なものが圧倒的に多く、そこが嫌だ・・・。という方はたくさんいらっしゃったと思いますが、その不満にダンロップが応えた形が、このアイアンといえるような気がします。

アイアンに求めるものは人によって違いますが、飛距離が大きな割合を占めているのは事実です。

それほど飛距離を必要としていない方は、先日試打したZX7

というように、住み分けが出来ているので、さすがだな・・・。と思いました。

フェースも弾く感じがあって、球もよくあがりキャリーで飛ばしていけるアイアンです。

スピンの効きはイマイチな感じもしますが、そのイマイチさも飛距離の裏返しなのかもしれません。



操作性
『操作性』は、なかなかいいです。

寛容さもあり、オートマチック的な特徴が強いアイアンですが、左右にもしっかり反応してくれました。

マッスルバックやハーフキャビティのような、球持ち感はあまりありませんが、インテンショナルなショットも難しくありません。

それはやはり、『ヘッドが大きすぎないこと』と、シャフトが暴れすぎないことが、上手く作用しているのだと思います。

軽量感があるので、少しアバウトな感じになってしまったのですが、それは私は軽量タイプのアイアンに対する経験不足も関係しているのかもしれません。

易しくて扱いやすいアイアンですが、不自然に感じられるほど球をつかまえてくれるアイアンではないので、スライスが出てしまう・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。

特に強いグースタイプのアイアンを使っておられる方には、感覚的に合いづらいところがあるような気がします。



試打後の感想


ヒール側
このアイアンを最初見たときから、いい印象をもっていました。

それは先日試打したZX7の好印象があったというのも大きいです。

スリクソンは昔から姉妹モデルを3つ用意してくることが多く、そのどれもがユーザーの好みをしっかりと把握して幅広く対応しています。



SRIXON ZX4 Mk II アイアン
しかし、それだけではありません。

スリクソンは『カッコ良くなければならない』という使命も帯びています。(とはいっても、これは私が勝手に思っていることで、過去にはカッコ良くないクラブが無かったわけではありません。)



SRIXON ZX4 Mk II アイアン
その難しいところを、しっかりとクリアしています。

スリクソン(ダンロップ)はドライバーからパター・ボールに至るまで、あらゆる用具を発表している総合メーカーで、そのバランスの良さと質の高さは昔から変わりません。

私がビギナーの時代も、ダンロップのクラブを使っておけば間違いないよ・・・。と異口同音に言われるほど、昔から多くのゴルファーから信頼されてきた老舗メーカーです。



SRIXON ZX4 Mk II アイアン
私はゼクシオよりもスリクソンのほうが慣れ親しんでいるのですが、最近のスリクソンはドライバーよりもアイアンの充実ぶりが目に付きます。

カッコ良さと易しさ。

そして質感の良いアイアンをたくさん私たちゴルファーに届けてくれています。

日本の三大メーカーといえば、ブリヂストン・ダンロップ・ミズノだと思いますし、アイアンといえば私はどうしてもミズノの印象が強くなってしまうのですが、そこに風穴を開けたのが、最近のダンロップ(スリクソン)アイアンの充実度です。

特にユーティリティアイアンが良くなって、それに引っ張られるようにアイアンもグレードアップしてきました。

日本のメーカーであっても、海外製のクラブはたくさんありますが、ダンロップはずっとメイドインジャパンを続けてくれているので、好感度も上がります。



SRIXON ZX4 Mk II アイアン
先ほども書きましたが、このアイアンはカッコいいものの、ハードルは高くなく、かなり親しみやすい性能をもっています。

なので、アイアンに易しさを求める方にも、是非試していただきたいです。

カッコいいけど難しい・・・。

易しいけど、カッコ悪い・・・。

そんな時代をダンロップが終わりにしました。

どちらかというと、海外メーカーは合理性を重んじる傾向があり、易しいけど、カッコ悪いとか、打感が良くない・・・。ということがこれまでもありましたが、そういった細かくて難しいところにもチャレンジして克服していくのが日本のメーカーの良いところです。

合理性だけでは、我々日本人ゴルファーのハートをキャッチすることはできません。



SRIXON ZX4 Mk II アイアン
あくまでも私の好みとすれば、先日試打したZX7のほうがいいですが、それは個人差があり、このアイアンが秀でていないわけではありません。

むしろ、全体的な人気という点では、このZX4のほうが高いかもしれません。

それはどちらが優れているというのではなく、好みの問題です。

こんなにカッコ良くて、しかも易しいアイアンを作ることができるダンロップはさすがだな・・・。と思いました。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。