2022年11月15日 - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

2022年11月15日

      
2022年11月15日
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ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン

                 




ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン の7番 です。



N.S.PRO MODUS3 TOUR120 スチールシャフト
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR120 です。

ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は105g、トルクは1.7、キックポイントは中手元調子 です。



正面
とてもカッコいい、スリクソンのニューアイアンです。

ひと目見て、思わず手に取ってみました。

キャビティの易しさを追求しながらも、カッコ良さや打感を追求していて、そつのないデザインです。



PUREFRAME
ヒール側には小さな文字で、『PUREFRAME』と表記されていました。

ピュアなフレーム・・・。

どういうことでしょうか?



側面
オーソドックスな形状です。

スリクソンらしくカッコいいアイアンで、いい目の保養をさせてもらいました。

軟鉄の質感があり、見るからに柔らかそうな雰囲気が伝わってきます。

このアイアンは、いわゆる『アスリートモデル』ということになると思うのですが、それほどフェース高は高くないように見えました。

少しずつシャローフェースになっているのでしょうか?

とはいっても、今はこういうタイプが多くなり、ドライバー同様、ディープなものは少なくなっているような気がします。



彫りの深さ
彫りは浅くなく深くなく、といった感じで、ノーマルキャビティといっていいでしょうか?

三段という段差があり、肉厚にするところは肉厚にしておいて、かなり計算されたデザインのようです。



トップライン
トップラインの厚さは標準的です。

薄いということはありませんでした。



ソール幅
ソール幅も標準的です。

狭いということもなく、かといってワイドでもありません。

『つかまえ系』のソール形状だな・・・。と思いました。

どういうことかと言いますと、ソール全体が真っ直ぐではなく、カーブを描いていて、つかまりそうなイメージをもちやすいからです。

アイアンを構えたときの『顔』とはまた違う『顔』です。

バックフェースなど、ゴルフクラブには、いろいろな顔があります。



ソール形状
ソールは、いわゆる『二分割』になっています。

スリクソンらしく、よく見かけるデザインです。

『オートマチック的』に抜けがいいソールといっていいと思います。

以前、このようなソールのアイアンをコースで試してみたのですが、予想以上に抜けがいいといいますか、滑りが早く、芝の抵抗を大きく減らせるのを実感しました。



ネック長さ
ネックはロングではなく、標準ですが、少し短く見えました。



ミーリングあり
フェース面には独特なミーリングが施されています。

先日試打した、ユーティリティと同じです。

このミーリングには、どのような効果が期待できるのでしょうか?



Golf Pride
装着されているグリップはツアーベルベットで最高です。

アイアンやウェッジには欠かせないグリップだと私は思っています。

いろいろなグリップを試してみましたが、結局これに戻ってしまいます。

耐久性はそれほど高くないですが、しっとりとしたフィーリングと、雨の日のラウンドで少々濡れても、タオルで拭けばすぐに復活してくれます。

少し濡れたときもいいですが、乾かしたときのフィーリングは最高です。



振り感
素振りを繰り返し、すぐにタイミングをつかむことができました。

最近はモーダスが増えてきていて、私の周りでも大人気です。

私が日頃お世話になっているクラフトマンが、このシャフトをすごく勧めてきますが、もう少しDGを使って、それから考えてみたいと思っています。

DGはゴルフを始めたときから使っているので大きな安心感がありますが、モーダスをたくさん試打してきて、その性能の高さも肌で感じています。



構え感
素晴らしい構え感です。

一瞬でアドレスが決まりました。

構えづらいアイアンだと、なかなかこうはいかないのですが、今日は一瞬でした。

この『構えやすさ』といいますか、『アドレスが完了するスピード』も、クラブの性能の一部だと私は思っているのですが、それがこのアイアンはかなり高いです。

もちろん、ラージサイズは強いグースを好まれる方には構えづらいところもあると思いますし、好みが分かれるとは思いますが、私はすごく気に入りました。

男前で精悍な顔つきをしていますが、それほど尖った感じはしません。

むしろ、どこかフワッとした柔らかさを醸し出してくれるアイアンです。

頭の中で、いろいろな良いイメージが浮かんできて、いいクラブというのは、頭の中を活性化させてくれるのだということに気づかされました。



試打を開始しました


フェース面
一球目から、素晴らしい打感に、思わず笑みがこぼれました。

打つ人を笑顔にさせてくれます。

軟鉄の雰囲気があり、打感は良さそうだな・・・。と思っていましたが、予想以上のグッドフィーリングです。

アイアンの打感は中空か、そうでないか・・・。ということもありますし、バックフェースのデザインによるところが大きいですが、同じ軟鉄キャビティでもピンからキリまであるんだな・・・。と思いました。

もちろん、このアイアンは『ピン』のほうで、最高レベルの打感です。

この打感なら、普段からマッスルバックを愛用しておられる方も好感を持たれ、キャビティもいいものだな・・・。と再認識されるのではないでしょうか?

キャビティ独特の『薄っぺらい』打感ではなく、適度な厚みがあり、ボールを乗せて運ぶ感覚を味わえるアイアンです。



トゥ側
『球のあがりやすさ』は普通で、特別あがりやすくなっているような工夫は感じられません。

しかし、ソールがよく滑ってくれ、結果的にボールをヒットする高さ(打点)が安定するように感じ、拾いやすくてあがりやすく、高さも安定してくるように感じました。

こういったところが昔のアイアンとの大きな違いです。

昔のアイアンは、ここまでソール形状にこだわっていませんでした。

そして、適度に重心が低く抑えられているのが、多くの支持を集めるのではないでしょうか?



バックフェース
とてもカッコいいアイアンで、いかにも気難しそうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないので、多くの方に試していただきたいです。

ノーマルキャビティの易しさをプレイヤーに与えてくれます。

ラージサイズのフルキャビティしか使いたくない・・・。という方には、多少合いづらいところがあるかもしれませんが、この大きさがちょうどいい・・・。という方にとって、かなり易しくて『手の延長』として機能してくれるのではないでしょうか?

カッコいいけど、そこまで気難しくない・・・。という、『いいとこ取り』したアイアンです。



飛距離性能
『飛距離性能』は、今のアイアンの中では、まずまず・・・。といったところでしょうか?

ディスタンス系アイアンではないですが、今はアスリートモデルでも飛距離が出るものが多く、このアイアンもその流れに沿っているようです。

縦の距離感を大切にしたいけど、それでも少し距離が欲しい・・・。という方のためのアイアンといっていいのではないでしょうか?

『チョイ飛び』系アイアンといっていいと思います。

私の感覚では一番手くらい飛ぶアイアンです。



操作性
『操作性』は素晴らしく、左右どちらにも敏感に反応してくれました。

ドローヒッターの方にも、フェードヒッターの方にも扱いやすい、オールマイティなアイアンです。

構えやすくていいイメージを頭に描くことができ、球持ちもいいので、必然的に操作性も高まります。

最近は、いわゆる『弾き系』のアイアンが増えてきましたが、このアイアンのような『乗っかり感』のあるアイアンは、やはり魅力的です。



試打後の感想


ヒール側
スリクソンらしく、高いレベルでバランスのとれたアイアンです。

これといって欠点が見つからず、むしろ良いところばかりが見つかりました。



ダンロップ スリクソン ZX Mk II  アイアン
先ほども書きましたが、カッコいいアイアンでありながら、それほどハードルが高く設定されていなくて、親しみやすいところも、このアイアンの魅力です。

最近はこのような『カッコいい』&『親しみやすい』というアイアンが増えてきました。

それだけ、メーカーの技術が上がってきたのだと思います。



DUNLOP SRIXON ZX Mk II  アイアン
とにかく『物理的に』易しいアイアンを作ろうとすれば簡単です。

見た目を気にしなければ・・・。

機械が打つのであればそれでいいかもしれませんが、実際に打つのは人間です。

人間には機械がもっていない『感性』というものがあります。

それは生まれつきもっているもので、しかも経験を積んでいけばいくほど磨かれるものです。

常に人間は進化しているのです。

そういった人間の感性を無視したとしか思えないクラブにはこれまでいくつか出会ってきましたが、さすがはダンロップ。

常に人間の感性を大切にしているメーカーで、今日このアイアンを試打して、改めて再認識しました。



DUNLOP SRIXON ZX Mk II  アイアン
これはあくまでも私の考えですが、上手くなりたかったら、クラブに頼りすぎるのではなく、自身がもっている感性を最大限に磨くべきだと思います。

それは早ければ早いほど良い。

まさに『鉄は熱いうちに打て』です。

ビギナーの頃はとにかくヘッドが大きくてワイドスイートエリアで、球があがりやすくて、シャフトも軽くて軟らかいほうがいい・・・。

という方もいらっしゃると思いますが、私はそうは思いません。

ビギナーであっても、軟鉄を使って全く問題ないと思いますし、パワーがあるのにまだ初心者だからと軽くて軟らかいシャフトを使うのもどうかと思います。

以前も書きましたが、軽すぎる&軟らかすぎるシャフトは難しいものです。

キャリアが浅くても、パワーがある方はある程度重量があって、しっかりしたほうが易しいことが多いように思います。

特にビギナーのうちは、重量や硬さなどにあまり神経を使わず、『こんなものだ』と思いやすいのではないでしょうか?

重量系のシャフトを使っても、重いとは感じにくいのではないでしょうか?

そして自分なりの物差しをもち、基準を設けることによって、いろいろなクラブの違いを把握しやすくなるようになりますし、自分にマッチしたクラブを使っていると新製品が出てもそれほど気にならなくなります。

自分の相棒のほうがいいと分かっているのですから・・・。



DUNLOP SRIXON ZX Mk II  アイアン
そういったことを考えてみても、このアイアンは相棒として迎え入れるのに相応しいと感じました。

カッコいいですし、スリクソンというブランドイメージもあるので、所有欲が満たされます。

バッグから抜いて、球を打つのが楽しくなるアイアンです。

軟鉄ではなく、ステンレスが好きで、ラージサイズで強いグースタイプのアイアンしか使いたくない・・・。という方以外は、かなり魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



DUNLOP SRIXON ZX Mk II  アイアン
海外製が多いゴルフクラブですが、このアイアンは日本製ということで、魅力もさらにアップします。

もちろん、海外製も素晴らしいクラブはたくさんありますが、やはり日本製は信頼性がアップし好感度も高いです。

大手有名メーカーでは、日本製のほうが少ないのではないでしょうか?

そういったことを考えても、長くそばに置いておきたいアイアンです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。