2022年11月03日
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2022年11月03日
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PING G430 MAX フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは PING G430 MAX フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは ALTA J CB BLACK です。
ロフトは18度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、キックポイントは中調子、トルクは3.9 です。

PINGの新しいフェアウェイウッドです。
先日、ドライバーを試打しましたが、今日はクリークを試打する機会に恵まれました

先日試打したドライバーもそうですが、かなりカッコ良くて、いい感じです。
このソール形状やデザインにも、ひとつひとつ意味があるのだと思います。

かなりのシャロータイプで、PINGならではといったところでしょうか?
ソールは機能性を感じさせるデザインですが、それほどゴチャゴチャ感はなく、滑りも良さそうです。

ソールにはウェイトがひとつ配置されています。
この位置はお馴染みで、数字は刻印されていません。
専用の工具があれば簡単に交換できそうですが、いろいろな重さが用意されているのでしょうか?

ネックの長さは適度にあります。
今もショートタイプを多く見かけますが、このように長さがあるものも増えてきました。
どちらがいいとは一概に言えませんが、私はこのような長さがあるほうが好きです。
それはやはり、『上から打ち込みたい』という思いがあるからだと思います。
ショートでも上から打ち込むことはできますが、よりイメージしやすいのは長さがあるタイプです。
アイアンでもフェアウェイウッドでも、ドライバーと同じように『レベルブロー』で打っていく・・・。という方はたくさんいらっしゃると思いますが、私はティアップしているドライバーならともかく、地面の上にあるボールは基本ダウンブローです。
そのほうが、私には易しいですし、ボールもよくあがります。
ボールはあげようとするからあがらないのであって、逆転の発想であげようとしなければ、すごく高くあがっていくというのがゴルフの不思議なところです。
高くあげようと、下からしゃくり上げればゴロしか出ませんが、逆に地面すれすれの低い球を打ってやろうとしたら、高く浮いていくということを私はビギナー時代に学びました。
それが『ロフトを使う』ということなのではないでしょうか?
最近のクラブは、レベルブローはもちろん、ダウンブローにも優しい形状になっていることが多いです。

ネックには調整システムが搭載されていて、好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?

試打するポジションは、この『〇』です。

ソールには『FACE WRAP』という文字があります。
どういう意味なのでしょうか?

コンパクトな顔で、いい感じです。
艶消しで、カーボンの模様のようなものが見えます。
カーボンコンポジットなのでしょうか?
ただ、今は当然といえますが、結構なつかまえ顔なのがちょっと気になりました。

このフェアウェイウッドには、クラウンの突起物がありません。
これは前のモデルでも同じですし、その前のモデルにはありました。
クラブの進化に一切妥協しないPINGなので、フェアウェイウッドには不要ということなのかもしれません。
ドライバーほどヘッド体積が大きくないので、大きな効果は期待できないということなのでしょうか?
どういった理由なのか分かりませんが、試打する前に、こうしていろいろと推測するのも試打する楽しみのひとつです。
試打する前に、あえてそのクラブについて調べておく方法もありますが、私は調べないで試打するほうが楽しいですし、好きです。
それはいろいろな想像力が働くからで、答えを知らないことのほうがいいことも世の中にはたくさんあると思います。
ビギナー時代、自分の感覚と違うと知りながらも、メーカーの宣伝文句に躍らされてしまったことがありますが、今は違い惑わされません。
人の感覚、特にメーカーの言葉よりも、自分の感覚のほうが大切に決まっています。

フェース面はお馴染みのデザインです。

装着されているグリップもお馴染みで、特に変わった工夫は見られません。
最近はグリップも高価になっているので、コスト面でこうなっているのでしょうか?
といっても、このグリップが良くないということではなく、シンプルかつソフトフィーリングで、いい感じです。

見慣れた薄さです。
『PINGシャロー』といったところでしょうか?

『顔』として単体で見たときよりも、こうしてボールを前にして構えたときのほうが、フェースの被り具合は多少軽減されますが、それでもやはり被って見えます。
これがまだコンパクトだからいいですが、もしラージサイズで超シャローだと、打つ手無しといったことになったかもしれません。
黒いヘッドで艶消しなのがたまりません。
構えたときもカーボンの模様が見えましたが、邪魔に感じることはありません。
落ち着いた感じの、いい『たたずまい』です。
試打を開始しました

『打感』は好感が持てました。
適度にしっかりしていますが、硬くなく、球の質感を感じ取ることができます。

『音』もはっきりしていますが、高すぎず大きすぎず、いい感じです。
気持ちよく振り抜いていくことができました。

球はとてもあがりやすく、直打ちでも充分あげてくれます。
PINGのFWに共通していえることですが、フェースにボールを当てさえすれば、自然とボールは浮いていく・・・。という感じです。
ソールがよく滑ってくれるので、ボールの手前をわざとダフらせるのがちょうど良くて、ミスがミスにならない易しさをもっています。

球のつかまりが良く、安定性も高いです。
過去のモデルと比べて、大幅に進化したとは思いませんが、この易しさ・つかまったラインの出しやすさを好まれる方は多いのではないでしょうか?
私にはちょっとつかまりが良すぎたので、少し工夫する必要がありました。

『飛距離性能』も高いですが、これまでのPINGのハイレベルなFWを経験していると、特別凄いとは正直思いませんでした。
それは、このクラブが劣っているということではなく、それだけ過去にハイレベルなFWがたくさん登場してきたということです。

『操作性』という点では、オートマチックタイプなので、曲げづらいところはありましたが、球のつかまりがいいので、私はフック系のほうが易しく感じました。
スライサーの方には易しいクラブといえるのではないでしょうか?
試打後の感想

カッコ良くて、目を引くデザインでありながら、決して『ケバケバしく』なっていないのがいいです。
むしろ『落ち着き感』『重厚感』があって、こちらも落ち着いてきました。

いろいろなメーカーのクラブを試打していると、時には『ブレてるな・・・。』と感じることがあります。
それは球を打ったときのブレではなく、開発理念といいますか、クラブの傾向がバラバラということです。
それは多種多様なクラブを世に送り出すということでは理にかなっているのですが、どのクラブが最良なのか把握できていないということにもつながります。

その点、PINGはずっと一貫しています。
このシャロー感・大きさは変わりません。
クラブ開発に当たって、全体的なフォルムよりも、ヘッドの中に何を組み込もうか?とか、ソールやクラウンの素材や、後付けのパーツをどうしようか?と考えるメーカーも多いのではないでしょうか?

その点PINGは、まず『フォルムありき』といいますか、全体的な大きさや形状が決まって、その後からどのような工夫をするか?という考えのもと設計されているように感じられます。
私はシャローよりも、どちらかといえばディープのほうが好きなのですが、PINGのシャローは好きです。
それは実際に試打して、そしてコースでも使ってみて、とても良かったからです。
ラージサイズのシャロー系ドライバーを使うなら、私はPINGを最優先に考えているくらい、好感を持っています。

これからもPINGのクラブにはたくさん接していきたいと考えています。
PINGは元々、パターメーカーでしたが、今はドライバーやFW・UTが熱い!!!!!
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。