2022年11月 - ゴルフクラブ試打日記。


2022年11月

      
2022年11月23日
  

テーラーメイド ステルス グローレ アイアン

                 



テーラーメイド ステルス グローレ アイアン
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド ステルス グローレ アイアン の7番です。



N.S.PRO 790GH
シャフトは N.S.PRO 790GH です。

ロフトは27度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD1 、クラブ総重量は382g です。



正面
テーラーメイドグローレシリーズのアイアンです。

グローレシリーズは、ドライバーの印象が強いのですが、アイアンも人気があります。



側面
面長で、フェース高が低めの、いわゆる低重心タイプであることが分かります。

この独特な膨らみから、中空だろうな・・・。と思いました。



バックフェースの形状
バックフェースのデザインがオシャレです。

中空でありながら、このようにキャビティ構造になっているということは、『易しさ×易しさ』で、易しさが倍増しているのかもしれません。

これまでの中空は、いわゆるフラットバック構造が多かったのですが、このような形状になっているということは、空洞の部分は少ないような気がします。



バックフェースに組み込まれたパーツ
こうして見ても、かなり大きなパーツが組み込まれているのが分かります。

これはどういった効果が期待できるのでしょうか?



彫りの深さ
こうして見ると、普通のキャビティアイアンのようにも見えます。



トップライン
トップラインは、やや厚めですが、極端ではありません。

こうして見ていても、テーラーメイドアイアンらしい雰囲気が感じられ、やはりテーラーメイドだな・・・。と思いました。



ソール幅
ソール幅は、ややワイドではありますが、これも広すぎず、『ノーマルの範囲内』といっていいと思います。

ちょっと前まで、ワイドソール化が進んでいたように思うのですが、最近はこのように『広すぎない』ものが多くなったような気がします。

しかし、これも流行のようなもので、いずれまたワイドソールが流行るのではないでしょうか?

これはどちらがいいというものではなく、あくまでも『その人に合った幅』がベストです。

ワイドソールのほうが易しそう・・・。と思っておられる方は多いかもしれませんが、実際は必ずしもそうだとはいいきれず、『適度な幅』が最適なのは間違いありません。

上から捉える方は、やや狭めがいいように思いますし、レベルで打っていきたい方は広めで滑らせるようにソールを使っていくのがベストな気もします。

『どれが正解』というものが無いのが、ゴルフクラブの奥深いところです。

アイアンやウェッジは『浅重心』。

つまり重心が前にあるのが普通ですが、今はかなり深くなっているものもあります。

そういったタイプは『後輪駆動』に近いといえるかもしれませんが、私は『前輪駆動』タイプが好きです。



スキー
またスキーをやられる方は理解していただけると思いますが、スキー板をコントロールするには『前傾』が基本というか『必須』です。

下り斜面であればあるほど重心を前にもっていかなければなりません。

下り坂が怖くて腰が引け、いわゆる『後傾』になると、スピードは出ますがコントロールできず、転倒してしまいます。

今は『後傾タイプ』のクラブが多いような気がします。



スキー転倒
スキー初心者の転倒の原因のほとんどが、この後傾ではないでしょうか?

私もよく転びました。

漫画のように、スキー場にある木に勢いよくぶつかって、枝に積もった雪がそのまま私に落ちてきたこともあります。

しかし運が良く、これまでスキーでの怪我はゼロです。

スキー板をコントロールするためにも、そして上手くブレーキをかけていくためにも、常に『前傾姿勢』が求められますが、このアイアンを見て、そのようなことを思い出していました。

ここ数年、スキーには行けていないですが、今年はチャンスがあれば久しぶりに行ってみたいと思っています。

私の夢といいますか理想は、憧れの地である北海道でスキーやゴルフをして、その後ゆっくりと温泉につかることです。

そして地元の美味しい料理がいただければ言うことありません。

以前、札幌で食べた『毛ガニラーメン』が今も強烈に印象に残っています。



ネック長さ
ネックはやや短めで、グースが強いのが分かりました。

正直、ちょっとテンションが下がってしまったのですが、このようなタイプのアイアンではこれが普通なのかもしれないですし、グースネックへのニーズが高いのも事実です。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、ごく普通です。

いかにも『量産型』といいますか、あまり手間をかけていないのが分かりました。

最新モデルであっても、フェースに工夫が足りないクラブは今もたくさんあります。

とはいっても、ミーリングがあれば必ずしも高性能とは限らないですし、このようなシンプルな『スタンプタイプ』のフェース面が性能的にも充分で、製造コストも抑えられるのかもしれません。

私はそのクラブのフェース面を見て、テンションがあがることもあれば、逆に下がることもあるのですが、今日はちょっと下がってしまいました。

とはいっても、テーラーメイドのアイアンはこのようなタイプが多いので、特に気にすることもありません。

私の認識では、テーラーメイドはあくまでも『ウッド系に強い』メーカーということです。

トゥ側には小さな文字で『FORGED』という文字がありました。

全体的に、このアイアンはステンレスだろうと思っていたのですが、軟鉄なのでしょうか?

それとも他の素材の鍛造アイアンなのかもしれません。

私はフォージドアイアンに見えなかったのですが、今はヘッド全体ではなく、『フェース面だけの鍛造』もあるので、『フォージドフェース』ということなのかな?と思いました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、以前試打したグローレと同じです。

バックラインが強く入っていて、しかもそれが目で分かるようになっています。

バックラインを好まれる方には頼もしい機能といえるのではないでしょうか?



振り感
ヘッドは、ややゴツい感じがしますが、振ってみると重くはありません。

軽量タイプでありながら、装着されているシャフトは安心感をもたせてくれました。

何と言いますが、普段は『振る』を意識しているのですが、このような軽量シャフトは『振る』の何パーセントかを『ぶつける』という意識に置き換えるようにしています。

あくまでも私の感覚ですが、そのほうがヘッドが暴れずボールを捉えやすくなるからです。

普段はスイング中、ヘッドよりはシャフトを感じながら振っているのですが、このようなタイプだとヘッドを意識したくなります。



構え感
ボールを前にして構えてみると、かなり面長でグースの利きも強いのが分かりました。

最近はこのようなタイプが少なくなっているので、昔に逆戻りしちゃったのかな?と思いましたが、このようなヘッドも昔から人気が高いです。

ヘッドを大きくしたほうが安心感があるという方は多いと思いますし、ヘッドを大きくすればどうしてもつかまりが悪くなるので、それをカバーするためのグースネックなのだと思います。

ドライバーやフェアウェイウッドなど、ウッド系クラブのグースネックと同じようなことでしょうか?

グースが強いと、私は大きくダフるか、それを気にしすぎて逆にトップしてしまうことがあるので、とにかく顔(目の位置)とボールの距離を変えないよう、前傾角度を保ちながらコンパクトに振っていく(ぶつける)ことを意識しました。

私にとって構えやすいアイアンではないので、少し頭の中がモヤッとしましたが、これまでもたくさん経験していますし、昔はもっときつい(構えづらい)アイアンはたくさんあったので、それを考えると大丈夫な気がします。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、まずまず・・・。といいますか、予想していた通りです。

アイアンに求めたい打感とは大きくかけ離れていますが、これも合理性を求めた結果であり、『合理性フィーリング』といったところでしょうか?

少し硬く、また球乗り感も感じられず、この打感で方向性や高さを感じ取ることができるようになるには、かなりの球数と時間が必要になります。



トゥ側
球はあがりやすくてイージーです。

アイアンの基本ともいえるダウンブローではなく、レベルブロー気味に打っていくのがいいように感じます。

アイアンには『アイアン好きが好むタイプ』と、『ウッド好きが好むタイプ』の2種類があるように思うのですが、このアイアンは後者です。

最近はどんどんアイアンの本数が減ってきていますが、私はその流れに逆行するかのようにアイアンの本数は変わらず、むしろもっと増やしたいと思っているほどです。

先日ラウンドしたときに、キャディさんから、「最近は珍しいですね・・・。」と言われました。

グースタイプだと、どうしても出球が低くなりやすい印象があるのですが、このアイアンはしっかり高さも出せましたし、ヘッドに当てさえすれば、ほぼ自動的にあげてくれる易しさがあります。

プレイヤーの仕事はテークバックをして、トップを迎え、そのままダウンスイングでボールに当てるだけ・・・。といったところでしょうか?



バックフェース
『安定性』は高く、グローレらしいオートマチックタイプのアイアンだということが分かります。

グースがきつい分、どうしてもインパクトのタイミングがずれる(遅れる)感覚があるのですが、ボールは曲がることなく、ほぼ真っ直ぐな球で飛んでいきました。

私は左右の曲がり幅よりも、『ボールの前後』といいますか、インパクトのタイミングだけを気をつけておけばいい感じです。

球筋をイメージしないまま打って、真っ直ぐ飛んじゃうアイアン・・・。という認識をもちました。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、軽く振って飛んじゃうアイアンです。

よく飛ぶので、距離の調節ができない(難しい)アイアンといえるかもしれません。

普通に持っても、短く持っても同じように飛んでいってしまうので、『飛びすぎ』で実戦では難しいかもしれないな・・・。と思えるほどです。

かなりロフトが立っていますが、それを感じさせないあがりやすさと弾道の高さがあります。

どう表現したらいいのか分かりませんが、『常にフォロー(追い風)で打っているような感覚』といったらいいでしょうか?

自分以外の力が大きく作用しているように感じられる飛びです。

それがこのアイアンの凄いところだと思いますし、メーカーの深い研究が形になっているのではないでしょうか?

グローレはタフなクラブは無く、親しみやすいという印象がありますが、このアイアンもそのような流れになっています。



操作性
『操作性』という点では、物足りないところがありますが、それを上回るほどの寛容さがあるので、『プラマイゼロ』なのかもしれません。

アイアンに操作性よりも安定性を求めていきたい方はたくさんいらっしゃると思いますし、そういう方のためのアイアンだといえます。

左右にも曲げてみようかと思いましたが、普段マニュアルタイプのアイアンを愛用していると、どうしてもこのようなタイプのアイアンだと『時差』を感じることがあって、なかなか思うようにはいきません。

フェースコントロールが難しい分、その鈍感さを活かしてショットにつなげていくべきなのだと思います。

船でいえば、完全のタンカー並の大らかさがあるアイアンです。



試打後の感想


ヒール側
昔と違って、今はイージー系クラブの見た目がとても良くなっています。

一時期、とにかく易しさ(あくまでも物理的性能)にこだわるあまり、外観が受け入れづらいものが多くありました。

しかし、それが改善されているように思います。



TaylorMade STELTH GLOIRE アイアン
もちろんクラブの好みは人それぞれですが、最近のクラブはいい意味で『おとなしい』といいますか、昔のような『荒々しい』といいますか『異端』ともいえるような見た目のクラブが少なくなりました。

私はオーソドックスなタイプのクラブが好きなので、試打していても、大きなミスをすることが減り、まとめやすくなったような気がします。



TaylorMade STELTH GLOIRE アイアン
このアイアンはグースがきついので、そこだけ注意して、いつもの『振る』のではなく、ヘッドを最短距離でボールに『ぶつける』イメージで打っていきました。



TaylorMade STELTH GLOIRE アイアン
ワンピースタイプではなく、複合素材が組み合わさった『ブレンドタイプ』のアイアンを好まれる方には魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

試打した後に、店員さんからこのアイアンは3つのパーツによって構成されていると聞いたので、『魚を三枚におろした様子』を思い浮かべました。



TaylorMade STELTH GLOIRE アイアン
私はコーヒーが大好きで、普段はブレンドコーヒーを飲んでいます。

どの豆を組み合わせるかで、味や香りは大きく変わっていて、私は行きつけのショップの店員さんにお任せした豆を買って帰って家で楽しんでいます。

コーヒーは一つの豆だけを挽いて飲むのもいいですが、ブレンドすると風味やまろやかさが大きく増します。

また、豆同士の相性のようなものがあるので、どの豆をブレンドしてもいいというものではありません。

相性の良い同士の豆をブレンドすると、お互いの個性を活かし合って、美味しさが何倍にも膨れ上がります。

なのでブレンドコーヒーは大好きですが、アイアンに関しては、やはり私はワンピース(単一素材』が好きです。



TaylorMade STELTH GLOIRE アイアン
先ほども書きましたが、ウッド系のクラブを好み、とにかく易しくてボールがあがりやすくて距離を出していきたい・・・。という方には、グースが気にならないのであれば、かなり頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。