2022年09月24日 - ゴルフクラブ試打日記。


2022年09月24日

      
2022年09月24日
  

Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド

                 

Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド の5番 です。



TOUR AD GM F カーボンシャフト
シャフトは TOUR AD GM F カーボンシャフト です。

ロフトは18度、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は315g です。



正面
とてもカッコいい、ミズノのフェアウェイウッドです。

シンプルというよりは、高い機能性を感じさせるデザインですが、ミズノが作ると、こうもカッコ良くなるのかと感心しました。

機能性が見た目の良さを邪魔していなくて好感が持てます。



側面
大きさは標準的で、かなりシャローなFWです。

ミズノはこれまでディープな物もたくさん発表してきましたが、このクラブはいわゆる『円盤』タイプで、今のニーズに合っているのかもしれません。



WAVE TECHNOLOGY ソールの溝
ソールには溝があり、『WAVE TECHNOLOGY』という名前が付けられています。

深い研究で定評のあるミズノのクラブなので、この溝の幅や長さなど、細部にわたって最高レベルに仕上げられているのではないでしょうか?

フェアウェイウッドにフェース寄りのソールに溝といえば、やはりテーラーメイドのRBZが思い出されます。



溝の深さ
よく見られる深さです。

強度的に、おそらくこれ以上は深くできないのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さはちょうど良く、こうして見ても、かなり綺麗です。

以前から、といいますか今もですが、機能性を追求する為か、それともあまり研究が進んでいないのか、ここの部分にあまり力を入れていないと思えるクラブがたくさんあります。

ゴルフクラブのエンドユーザーとして、メーカー側は『面倒くさい』とか『これくらいいいだろ』。

そして『手抜き感』や『妥協感』を感じられるクラブもあり、その都度残念に思います。

しかし、このクラブにそのようなマイナスは感じられません。

ゴルフクラブだけでなく全ての自社製品に対して、プライドと責任感、そして開発者としての喜びをもっているのがミズノというメーカーだと私は思っています。



フェース面の仕上げ
フェース面のデザインはシンプルで、とても綺麗です。

フェース面も角度を変えれば、名前の通り『顔』ですし、顔である以上『目』のようなところもあります。

『目は口ほどにものを言う』といいますが、このフェース面を見ていて、そう訴えかけているようでした。

いいクラブというのは、プレイヤーの心を揺さぶるものです。

私はこれまでミズノのクラブにはたくさん心を揺さぶられ続けてきましたし、実際に使用してたくさんの恩恵を受けることができました。

歴史ある老舗メーカーでも、勢いが無くなってしまっているとか、品質や性能が劣化していると感じられるメーカーはいくつかあります。

そして実際にゴルフ業界から撤退したメーカーもたくさんあります。

そんな中でミズノは老舗メーカーでありながら、今も輝きを放ち続けているメーカーです。

それは常に『本物』を作り続け、それがファンから支持されているからではないでしょうか?



シャローヘッド
こうして見ても、かなりのシャローヘッドです。

シャローバックだけならまだいいのですが、シャローフェースなので、私はちょっと苦手意識が芽生えてしまいました。

以前も書きました通り、フェース面の縦を使えないからです。

そしてビギナー時代にクラウンにたくさん当ててテンプラを量産してしまったという、苦い経験があるからです。

これだけシャローにするということはティアップよりも、直打ちを前提に作られているからではないでしょうか?



顔
ミズノらしく穏やかで落ち着いた、いい顔をしています。

少しフックフェースに見えましたが、これくらいであれば、今は普通といえるでしょうか?

昔のような『ニュートラル顔』は殆ど見かけなくなりました。

『捕まえ顔』『逃がし顔』がありますが、『若干捕まえ顔』が、今のニュートラルといえるのかもしれません。

逃がし顔はスライスしやすくて難しそう・・・。と思っておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、適度な大きさだとスイングの途中で捕まえられるので、実際はつかまりやすくて易しいのですが・・・。

難しいのはラージサイズで強いフックフェースです。

どのように打っても右には行きませんが、左にしか行かず目標方向に打つことができません。

今でも頭に焼き付いて離れないのですが、テーラーメイドの『バーナードロー』というドライバーを試打したとき、あまりのフェースの被りようにかなり違和感があり苦戦してしまいました。

構えてみて、目が回りそうでした。

それ以外にもキャロウェイやつるや、ナイキのクラブなどにも『お手上げ』だったことがあります。

最近のクラブはそこまで極端ではないけど、それでもフックフェースが幅を利かせているので、それだけニーズが高いということではないでしょうか?



クラウン
最近はカーボンクラウンが多いので、このクラブはどうかな?と思い、近くで見てみましたが、カーボンの模様は見られませんでした。



オリジナルグリップ
装着されているグリップにはミズノのオリジナルマークである『ランバードマーク』があって、とてもカッコいいです。

グリップの質感や触感はまずまずといったところですが、ランバードマークがあるだけで好感度はあがります。

出来れば黒にしてほしかったな・・・。と思いました。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽量感がありますが、これは他のメーカーも同様で、もう『常識』となっています。

ドライバーもそうですが、自分好みの重量や硬さを求めるのであれば、純正ではなく、リシャフトが前提となるようです。

このシャフトが純正なのか分かりませんが、そのように感じました。

どのメーカーも『50代以上』を主力ターゲットとしてクラブ開発をしていて、それでクラブの『アンダースペック化』が進むようになったと以前耳にしたことがあるのですが、今はコロナ渦の影響で、ゴルフ人気が再燃し、若い方もゴルフをやるようになってきました。

当然力のあるパワーヒッターも少なくないと思うので、メーカー側もスペックを今一度考え直すタイミングなのではないでしょうか?

『ヤングスペック』『オールドスペック』という表現だと受け入れられないと思いますが、どうにか工夫して世代やHSなどによって区分けしたほうがいいのかもしれません。

『振り切れる範囲内』で、という条件がつきますが、なるべく重量のあるクラブを使ったほうが良く、年齢を重ねることによって少しずつ軽くしたり軟らかくしたりするべきだと私は思っています。

そうでないと、最初から軽くて軟らかいクラブを使ってしまうと、それが当たり前となり、年齢を重ねていって、それすら振れなくなってしまうかもしれません。

そして何より、自分の体力よりも軽かったり軟らかいクラブはスイングは複雑になり難しいものです。

硬い&重い=難しい
軟らかい&軽い=易しい

というのは間違いで、あくまでも『その人に合ったスペック』が一番易しいのは間違いありません。

ヘッドはいいのに、シャフトが合っていないな・・・。という方を練習場やゴルフ場でよく見かけます。

自分に合ったシャフトにすると、スイングがシンプルになって余計なことを考えなくていいので、ゴルフが易しくなります。

このクラブに装着されているシャフトも決して悪いとは思いませんが、もう少し重量があってもいいのかな・・・。と思いました。



構え感
とても構えやすいです。

ミズノらしい整った顔で、方向性への不安を感じさせません。

『圧倒的な黒』といったらいいでしょうか?

静寂感・重厚感のある黒に、クラウンマークが映えています。

クリークではありますが、それほど小ぶりな感じはしません。

シャロー感も伝わってきますし、球があがりそうです。



試打を開始しました


フェース面
打感はとても良いです。

ソフトで心地よい感触が残りました。

この感触を味わうだけで、楽しくなってきます。

何故だか分からなかったのですが、『金属の柔らかさ』のようなものを感じました。

実際には硬いのに、球を打つと柔らかく感じられるのが、ゴルフクラブの不思議なところです。

しかし、それは全てのクラブにいえることではありません。

硬い打感もあります。



打球音
『音』も良くて好感が持てました。

ミズノということで、グッドフィーリングが約束されたようなものだとは思ったのですが、その期待を裏切らない心地よい音です。

やや高めの金属音で大きすぎず、品の良い音です。

これは『ミズノサウンド』といっていいでしょうか?



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。

これはヘッドの形状やシャフトのクセなどからも分かっていたことではありますが、このあがりやすさは多くの支持を集めるのではないでしょうか?

直打ちでも充分あげてくれます。



Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド バックフェース
『安定性』は高くイージーです。

横方向はもちろん、高さも安定して出すことができました。

この薄さが気にならない方であれば、頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』も高いですが、今のハイレベルなクラブのなかでは、いい意味で『標準的』で、尖った性能はありません。



操作性
『操作性』は、まずまずです。

構えやすいクラブですが、構えやすいクラブの中にも『曲げやすい構えやすさ』と『曲げにくい(曲がりにくい)構えやすさ』があり、このクラブは後者のほうです。

どちらかといえばオートマチックタイプなクラブだと感じました。



試打後の感想


ヒール側
ミズノらしい、美しさ・カッコ良さ・フィーリングの良さがありながら、ハードルは高くなく、親しみやすい性能をもったクラブです。



Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
特に球があがりやすいので、直打ちが苦手な方には、是非試していただきたいです。

普通に打てば、トップすることなく、ボールは自然と高くあがっていきます。



Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
機能性を追求したクラブのようにも見えますが、見た目の良さなど、フィーリングにもこだわっているようです。

ミズノというと、難しそう・・・。と先入観をもっておられる方がいらっしゃるかもしれません。

確かにシビアさをもったクラブ(特にアイアン)もありますが、このクラブは明らかに違うタイプですし、幅広い層に受け入れられるのではないでしょうか?



Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
私はフェース高の低さ(シャローフェース)と、シャフトの軽さ・軟らかさが気になり、少し『合わせにいく』ようなところもあったのですが、シャフトを替えればもっと楽しめそうです。

先日試打したドライバーやアイアンも素晴らしいですし、このクリークもいい感じで、ミズノの充実ぶりがうかがえます。



Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
見た目の高級感を目で楽しむことができ、所有欲も満たしてくれるクラブです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。