2022年09月22日 - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

2022年09月22日

      
2022年09月22日
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ヤマハ inpres DRIVESTAR ドライバー

                 



ヤマハ inpres DRIVESTAR ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
YAMAHA inpres DRIVESTAR ドライバー です。



SPEEDER NX for Yamaha M423d
シャフトは M423d です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は45.5g、バランスはD5 、クラブ総重量は279g です。



正面
ヤマハの新しいドライバーです。

9月も後半になり、10月にかけて、各メーカーニューモデルのラインアップが充実する季節となりました。

ゴルファーとしてワクワクする季節でもあります。

ヤマハもこうしてニューモデルを発表してくれました。

ヤマハには『アスリート仕様』のクラブと『イージー系』クラブがあり、その特徴は極端に離れていることもありますが、今回のモデルはイージー系のようです。



YAMAHA inpres DRIVE STAR ドライバー
『DRIVE STAR』というのはとてもいいネーミングだな・・・。と思いました。

クラブのネーミングはもう出尽くしちゃった感があったのですが、まだこの言葉が残っていたのかと思いましたし、ネーミングも奥が深いです。



側面
ヘッドがかなり大きく見えましたが、落ち着いたデザインでヤマハらしいセンスの良さを感じました。

ヘッドはゴチャゴチャしていませんが、ところどころ工夫が見られます。



COUNTER WEIGHT SYSTEM
『カウンターウェイトシステム』という文字があり、対の位置にウェイトが配置されているということなのでしょうか?



トゥ側のウェイト
トゥ側には大きなウェイトがあります。

最近はヒール側にあるものが多いので、少し珍しいですが、昔からよく見られます。

ヘッドのつかまりを良くするには、一般的にはヒール側にウェイトをもってきたほうがいい・・・。というのが定説のようになっていますが、それは絶対ではありません。

人によってはトゥ側が重くなっていたほうが、扱いやすいということもあります。

これだけ大きなヘッドにウェイトがトゥ側にあるということは、どれだけ重心距離が長くなるんだろう?と思いました。



バックフェースのウェイト
バックフェースにも大きなウェイトがあります。

この位置にあるということは、重心深度を深くする狙いがあるのでしょうか?



INNER WEIGHT
『INNER WEIGHT』という文字があり、これ以外にもまだヘッド内部にウェイトが組み込まれているようです。



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、調整システムは搭載されていません。

ラージサイズでシャロー感たっぷりのヘッドですが、こうして見ると適度な厚みもあり、打ちやすそうです。



トゥ側にヤマハマーク
トゥ側にある『ヤマハマーク』が輝きを放っています。



シャローヘッド
ラージサイズの見慣れたシャローです。

この角度から見ても、バックフェースにあるウェイトがよく目立っていました。



顔
顔はちょっと驚きです。

これまでの『ヤマハ顔』とは明らかに違います。

『テーラーメイド顔』に近づいた感じがしました。

顔全体もそうですが、カーボンクラウンになっていて、その形もそっくりです。

ヤマハもついに、カーボンクラウンに突入といったところでしょうか?

テーラーメイドが火付け役となりましたが、各メーカーが、このカーボンクラウンを続々と採用しはじめているようです。

第二のカーボンコンポジットブームといったところでしょうか?

とはいっても、『実際に作る工場』が同じだったりすると、製造ラインやコストなどの面から考えても、似たようなクラブを作ったほうが合理的で、『メーカー側』の都合もあるのかもしれません。



フェース面のデザイン
フェース面はとてもシンプルで、これまでもたくさん目にしてきました。

特に変わった工夫は見られません。



装着されているグリップ
装着されているグリップはちょっと変わったパターンをしていますが、ソフトなフィーリングで好感が持てます。

先日、ゴルフは『打感を楽しむスポーツ』と書きましたが、もうひとつの触感として、グリップの感触を楽しむということもあるな・・・。と思いました。

打感とは違う、直接的な感触です。



構え感
ボールを前にして構えてみると、まずまずでした。

全体的に整った顔をしていますが、フェースが左を向いているのが残念でした。

ただ、これはもうある意味常識のようになっていて、こうしないとボールは真っ直ぐ飛ばせないのかもしれないですし、この『つかまえ顔』を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。

こうして見ても、やはり『テーラー顔』だな・・・。と思いました。

何も知らされていなければ、テーラーメイドの新製品と勘違いするかもしれません。

しかし、クラブとしての『質感』が全く違うので、もしテーラーだったとしても、少し違和感はあったと思います。

クラウンマークは控えめな感じです。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽く、そして軟らかいです。

一瞬レディスモデルなのか?と思いましたが、メンズモデルということです。

一時期、かなり『ソフトスペック化』が進んでいって、どうなるんだろう?と思っていたのですが、時々ちょっとしっかりめのスペックにも出会うようになり、歯止めが掛かったのだと思っていました。

しかし、またソフトスペック化が加速してきているようです。

シャフトの大きなしなりと、軽量化によるHSアップで飛距離を出すタイプなのでしょうか?



試打を開始しました


打球音
まずは、この『音』にやられてしまいました。

かなりの高音です。

最近はこのような高い音を発するドライバーに出会っていなかったので、ちょっと油断していたのかもしれません。

少し驚きました。

ただ、高音といっても、それが『異音』に感じられるほどの低音質なのか、それともそこまでひどくない高音なのかに分かれるのですが、このドライバーの場合は後者です。

高い音ではありますが、『品(ひん)の悪い』音だとは思いませんでした。

しかし、私にはあまりにも高すぎて、そしてやや大きめの音で、全く合いません。

インパクトが緩んでしまいます。

打席の周りも気になってしまい、集中できませんでした。

ただ、私は強く叩くタイプのゴルファーなので、どうしても音が大きくなることがあり、それがこのドライバーの音にも影響したのかもしれません。

私は静かでおとなしめの音が好きですが、人によっては高めの音が好きで、そういう音のほうが飛ばしている感じがする・・・。ということもあると思います。

メーカーもそのような方々の為に開発したのは明らかで、あえてこのような高音にしたのではないでしょうか?

ユーザーからのリクエストがあったのかもしれません。



フェース面
『打感』はソフトで好感が持てました。

弾き感が強く、フェース面の『揺らぎ』といいますか、水面に水を一滴垂らしたどきにおきる『波紋』をイメージしました。

もちろん実際はフェース面には金属の硬さがあり、そのようなことは無いのですが、そう印象づけるほどの柔らかさを感じました。

水を一滴落として、そこから波紋が広がっていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?

完全に『点』ではなく、『面』でとらえるタイプのドライバーです。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。

シャフトの動きも関係していると思うのですが、インパクト前後で、かなりフェースが上を向いてしまうような感覚がありました。

私がよく感じる、『シャフトの挙動不審』です。

よく動くシャフトなので、気を遣う必要があります。

ヘッド自体は大らかなのですが、シャフトは少し『暴れ馬』的なタイプです。

球を打ちながら、『ロデオマシン』を連想していました。

落とされずに乗りこなすのは至難の業です。



バックフェース
スイートエリアは広く、寛容性の高いドライバーです。

ただ先ほども書きました通り、シャフトには気を遣うところがあったので、そこが難しく親近感がもてません。

オートマチック系なのは明らかですが、球は散らばってしまいました。

球のつかまりは良く、スライサーの方には特に易しいドライバーといえるのではないでしょうか?



飛距離性能
このスペックのドライバーのなかで、『飛距離性能』は高いと思います。

叩きにいってはダメなドライバーで、ゆっくりと味わうように打つ・・・。というイメージで打っていきました。

いつもは駅の立ち食いうどんをパパッとかきこむのに、今日はうどんを一本一本ゆっくり味わう感じ・・・。といったらいいでしょうか?

それくらい、ゆっくり落ち着いて試打するのがちょうどいいようです。

初速も出ていますし、シャフトのビュッという『しなり感』と、ヘッドの『たわみ感』のコンビネーションで飛ばしていくタイプなのではないでしょうか?



操作性
『操作性』という点では難しいです。

元々はオートマチック系のドライバーでありながら、シャフトの挙動が安定せず、ばらついてしまいました。

シャフトには『無脊椎動物』のように感じられるものと、『脊椎動物』のように感じられるものに分けられ、ほとんどが脊椎動物なのですが、このドライバーに挿してあるシャフトは前者のほうです。

メーカーも操るように作ってはいないのは明らかで、いかに軽く振って距離を出すかに意識が集中しているように感じられました。



試打後の感想


ヒール側
最初から最後まで、苦手意識をもって試打しました。

ヤマハのクラブは好きですし、このドライバーのデザインも好感がもてましたが、球を打つことに関して不満が残りました。

しかし先ほども書きました通り、最初から私のようなタイプに合うように作っていないので、これは仕方ありません。

このスペックが最高だという方もたくさんいらっしゃると思います。



YAMAHA inpres DRIVESTAR ドライバー
やはり音は大切だな・・・。と再認識しました。

最近はこのような音に出会わなかったので、今日は少し驚きましたし、周りの打席の方の視線が気になってしまい、集中できませんでした。



YAMAHA inpres DRIVESTAR ドライバー
なかなか上手く打てず、馴染めませんでしたが、このドライバーはテーラーメイドとゼクシオを意識して開発されているのではないか?と思いました。



YAMAHA inpres DRIVESTAR ドライバー
苦手に感じる部分はありましたが、もっと練習を積んで打ちこなせるようになりたいと思います。


構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。