2022年09月18日 - ゴルフクラブ試打日記。
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2022年09月18日

      
2022年09月18日
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ブリヂストンゴルフ B3 DD ドライバー

                 




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先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブブリヂストンゴルフ B3 DD ドライバー です。



TENSEI BS Red 40
シャフトは TENSEI BS Red 40 です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は43g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は280gです。



正面
ブリヂストンの新しいドライバーです。

先日『SD』というドライバーを試打しましたが、今回はその姉妹モデルを試打することができました。



側面
ラージサイズでシャロー系のヘッドです。

こうして見る限り、SDと違いは無いように見えます。



New SP-COR
New SP-CORというシステムも搭載されています。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されていて、試打するのは『N』のポジションです。



B3 DD
『B3 DD』とあります。

『DD』というと、私はデビッド・デュバル選手を思い出します。

ワールドランク1位にもなったことがあり、タイガー・ウッズ選手のライバルだった選手です。

サングラス選手の先駆けといっていいでしょうか?

そしてヘッドアップ打法といいますか、早めにターゲットに顔を向ける『ノールック打法』で、衝撃を受けました。

練習場で真似してみたことがあるのですが、全く打てませんでした。

私は海外ツアーを昔からよく見ていて、いろいろなスイングを参考にしようとしてきましたが、

デビッド・デュバル選手のノールック打法。

ジム・フューリック選手のループスイング。

そしてビリー・メイフェア選手の独特なパッティングストローク。

これらは全く真似できず、異次元に感じていました。

以前試打したのは『SD』で、SDカードを思い出したのですが、そんなわけはないので、おそらく『ストレートディスタンス』。

つまり、真っ直ぐ距離を稼げるという意味だろうと思っていました。

しかし違っていて、『ストレートドライブ』という意味なのだそうです。

そして、このドライバーは『ドロードライブ』ということです。

SDもストレートというよりは、私にはドロータイプに感じられたのですが、このDDはさらにつかまりやすくなっているのでしょうか?



フェース面のミーリング
フェース面のミーリングはお馴染みで、見慣れました。



シャローバック
見慣れたシャローバックです。

全体的にシャロー感がありますが、フェース高は適度にあるので好感が持てます。

直打ちすることも多いFWはシャローフェースもアリなのかもしれませんが、ドライバーはある程度ディープフェースのほうが理にかなっているような気がします。



顔
大きくてシャロー感たっぷりです。

先日試打したSDとよく似た顔で、こちらも『つかまえ系』の顔になっています。



装着されているグリップ
装着されているグリップはSDと同じです。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽く、そして軟らかく感じました。

以前試打したとはいえ、なかなかとっつきにくいシャフトです。

どう表現していいのか、シャフトの先端付近の感覚が無い・・・。といったらいいでしょうか?

なかなかヘッドに感覚が伝わりにくいシャフトだな・・・。と思いました。

あくまでも私のイメージとして、海に住む蛸が泳ぎ出すときにいったん足を縮めて、それから大きく伸ばしていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?

その足の動きが、このシャフトのイメージと合致する部分がありました。

それくらい、軟らかい(特に先)ということです。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずです。

ある程度予想していて、このような顔は過去に何度も見たことがあります。

先日試打したSD同様、ラージサイズで『つかまえ系』の顔をしたドライバーです。

『ドロードライブ』というのは、この顔に由来しているのかな・・・。と思いました。

つかまえ系の顔ではありますが、一時期のドライバーと比べ、それほど極端になっていないところがいいです。

これくらいであれば普通に打てそうですし、スライサーの方は特に構えやすいのではないでしょうか?



試打を開始しました


BRIDGESTONEGOLF B3 DD DRIVER
一球目はいきなり、チョロしてしまいました。

ボールにかすかに触れただけで、コロコロと転がっていき、とても恥ずかしいです。

「情けない。」自分自身に言いました。

これは明らかにクラブのせいではなく、私自身のせいです。

シャフトが合いづらいタイプだとはいえ、前回は普通に打てましたし、今回はケアが少し足りなかったのかもしれません。

一度仕切り直すためにいったん打席を外し、素振りを繰り返しました。

こうして素振りをしていると、素振りというのはヘッドではなく、シャフトを感じることなんだな・・・。ということが分かります。

シャフトの先の感覚が無く、ヘッドにこちらのイメージを伝えづらかったのですが、それを克服するにはやはり素振りしかありません。

いつもよりも入念に繰り返しました。

最近チョロは出ていなかったのですが、今回は出てしまったので反省し、初心に返らなければなりません。

そして、気持ちを入れ替えて打ち直しました。



フェース面
『打感』はSDと同じような感じで、ややしっかりめでありながら、程よい手応えと余韻を楽しむことができました。

何故か分からなかったのですが、『気持ちヒール』で打ちたくなる打感です。

トゥ側で打つと、少し『スカスカ感』がありました。

いずれにせよ、今時のドライバーらしく『弾き』の良さが魅力です。



打球音
『音』も変わらない感じでした。

大きすぎず高すぎず、小気味良く『短い』音です。

短いというのは、音の余韻が短いということです。

手に残る打感は少し余韻が残るものの、音は余韻を残さず、すぐに消えていきました。

ろうそくに火を付けて、ふっと息を吹いて消す感覚・・・。といったらいいでしょうか?

その消える速さと、この音の短さが私の中で合致していました。



トゥ側
球はよくあがっていき、タフさは感じられません。

9.5度とは思えないほどのあがりやすさですが、こういったことが今はもう常識となっています。

カッコ良くてハードそうな印象をもちやすいですが、実際はとてもイージーで、スインガータイプの方にも合いやすいのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』は高く、オートマチックタイプであるのは間違いありません。

ただ、私は一球目をチョロして、その後仕切り直して打ったのですが、左へ飛んでいきました。

ラージサイズはつかまりが弱いという欠点がありましたが、このドライバーはよくつかまります。

といいますか、私には明らかにつかまり過ぎで、最初から左へ飛んでいってしまったので、右に向きを変えないと、方向性はとれないように感じました。

野球でいうところの『ドアスイング』で、アウトコースの球をそのまま逆らわずライト方向にヘッドを返さず乗せる感じ・・・。といったらいいでしょうか?

そういうイメージで打ったほうが、このドライバーで方向性を出すには合いやすいです。

ただ、これは私がフッカーだからで、フェード系の球筋の方はそのまま打たれて、ほぼストレートのいい球が打ちやすくなるのかもしれません。

スイートエリアは、かなり広く感じました。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていると思いますが、かなり球がつかまるので、スライサーの方にはマッチしやすいのではないでしょうか?

弾きが良く、高さも出て、しかもつかまりがいい・・・。

そんな今時のドライバーの特徴をしっかり受け継いでいるドライバーです。



操作性
オートマチックタイプのドライバーなので、操作するのは難しいと思っていましたが、それでもあえて球を曲げてみようとしました。

しかし、なかなか球が曲がらず、全て『打ち出し方向』に飛んでいきました。

シャフトが難しいというのもあると思います。

これだけ大きなヘッドでも、重心距離は比較的短めに設定されているのでしょうか?

重心距離の長いドライバーによく見られる、スイング中にトゥが逃げる(右を向く)感覚はありませんでした。

操るタイプではないですが、メーカーがスライサーの方をターゲットにして開発したドライバーであることは間違いありません。



試打後の感想


ヒール側
先日試打したSDもつかまりがいいと思いましたが、このDDはさらにそれが強化されているように感じました。

どちらもつかまえ顔ですが、つかまりの良さはこちらが上です。

私はどちらかを選ぶとするならば迷わずSDですが、それでもSDはDD同様、ちょっと親しみづらいところはありました。



BRIDGESTONEGOLF B3 DD DRIVER
このDDはちょっと苦手なクラブではありましたが、それは私がこのドライバーに対応しきれていないに過ぎません。

もっと練習を積んで対応できるようにならなければならないのですが、まだまだ修行が足りません。

メーカーは様々なゴルファーの好みなどを分析して、1つのモデルに姉妹モデルを同時に発売して、殆どのゴルファーに対応できるように開発してくれています。

そんな企業努力に頭が下がりますし、感謝の気持ちでいっぱいです。

私がビギナーの頃は、今のようにたくさんの選択肢があるわけではなく、少ない選択肢の中から選んで、そのクラブに自分自身が合わせていくしかありませんでした。

完全に『クラブ主導』です。

しかし、それでも私は昔からフックフェースが苦手で、そういったクラブを避けてきましたし、パーシモンの頃は右に逃がして見えるよう、ヤスリで削ることもしていました。

ビギナー時代、ひどいスライサーからスタートしたものの、無意識にといいますか、本能的に左へ曲がるのを嫌っていたのですが、それが何故なのか、今でも分かりません。



BRIDGESTONEGOLF B3 DD DRIVER
ブリヂストンには、これからも多様性があって、高性能なクラブをどんどん世に送り出して欲しいです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。