2022年05月 - ゴルフクラブ試打日記


2022年05月

      
2022年05月29日
  

RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE

                 



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは56度、クラブ長さは35インチ です。



正面
久しぶりに出会った、RAZZLE DAZZLEのウェッジです。

これまで試打した回数は少ないですが、とても強く印象に残っていて、好感を持っています。

初めて試打したときも、すごく存在感がありましたが、それが今も変わっていません。

大手有名メーカーのウェッジも高性能で素晴らしいものが多いですが、日本の地クラブメーカーも決して負けていないということを私は強く感じています。



側面
オーソドックスな形状で大きさも標準的です。

質感が相当良く、しばらく見つめていました。

目の保養ができる、私にとって『お楽しみタイム』です。

こうして見ているだけで気持ちが盛り上がってくるのが分かります。

私の心は既にルンルン状態で、周りに人が居なければスキップでもしたいほどです。

質感の良し悪しは好みが分かれるので一概には言えませんが、もっと多くのメーカーがこのような質感だったらいいな・・・。と思いました。



FORGED
ヒール側には『FORGED』の文字があります。

フォージドであれば、何でもいいというものではないですし、いろいろなタイプがあるようですが、このウェッジはとても良さそうです。

このクラブの『線』をとっても、そして精密な削りを見てもムラが無く、『一定感』があり、均一的なところがいいな・・・。と思いました。

『ハンドメイド感』は無いですが、こういった『機械加工』的なウェッジもまた魅力的です。

ウェッジはクラブの中では一番摩耗が激しく、消耗品のような一面もありますが、できるだけ綺麗なものを使いたいと思っています。

そういう意味でも、このウェッジは充分すぎるほどの美しさ・質感の良さがあります。

見ていてテンションがあがらないクラブもありますが、このウェッジはすごくあがってきて、まだ球を打っていないのに、明日仲間たちにこのウェッジを勧めてみよう・・・。きっと喜んでくれるだろう・・・。とワクワクしてきました。



トップライン
トップラインは標準的です。

最近は『テーパー』になっているものが多くなりましたが、このウェッジは違います。

あえてそうしているのかもしれません。

今は主流ですし、おそらくこのウェッジもCADで設計されていると思うのですが、『機械的な』のも、またいいものだな・・・。と思いながら見ていました。

いずれ、全てのクラブをAIが設計するようになるかもしれません。



彫りの深さ

バックフェースの溝
バックフェースには大きな溝があるので、一応キャビティタイプのウェッジといえるでしょうか?

こうすることで、適切な重心設計ができているのだと思います。

ドライバーからパターまで全て『低重心』がいいと思っておられる方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、ウェッジは低重心よりも高重心のほうが有利な場面は多いです。

それはスピンの掛かりやすさ・ほどけにくさにあります。

昔から高重心のウェッジはたくさんありました(というよりはそればかり)が、昔は糸巻きボールが主流でスピンが掛かりすぎてコントロールしづらいということがよくありました。

しかし今はいい意味でのボールの低スピン化が進み、ドライバーの飛距離や方向性がアップしただけでなく、ウェッジショットでのコントロールしやすさが向上したのが、とてもありがたいです。

ボール内部にもいろいろな工夫がされているのは間違いないですが、ウレタンカバーは偉大だな・・・。とPRO V1が登場したときから実感しています。

ボールの芯ではなく、カバーでフィーリングを出せるような時代になりました。

使い古したバラタカバーのボールは、カバーが摩耗してフェース面を滑ってしまうように感じることがありましたが、ウレタンになってそれがほとんどなくなりました。

まだまだウレタンの時代が続くのではないでしょうか?



トップライン
トップラインの厚みは標準的です。

広くはなく狭くもない、ちょうどいい幅で、丸っこさがないのも好感が持てます。

とても構えやすそうですし、こうして見ているだけでも、いろいろないいイメージが浮かんできました。

早くボールを打ちたい気持ちと、もう少し眺めていたい気持ちが交錯していました。



ソール幅
ソール幅は標準的です。

ロフトが56度なのでSWという認識でいいと思うのですが、今のSWのなかでは少し狭い方かもしれません。

この角度から見ても、このウェッジの美しさに魅了されてしまいました。

ソールを見て、ここまで心が動かされたのは久しぶりな気がします。

最近はもっとワイドで、そしてバンスというよりはソール全体の丸みが強調されたものが多くなっていますが、このウェッジはそれほどではありません。

私はバンカーでは砂を爆発させるイメージも欲しいですが、それ以上に『切っていく』ことが多く、切るイメージが欲しいです.。

このウェッジのソールを見て、そのイメージが湧いてきました。



トゥ側の凹み
トゥ側に凹みがあるのも、このウェッジの特徴です。

過去にも見たことがありますが、それほど多くはありません。



ソール形状
バンスは結構利いていて強めです。

リーディングエッジの削りは少なめで、トレーリングエッジ側が大きく削られています。

やはりウェッジはリーディングエッジよりも、ソール全体(特にトレーリングエッジ側を)使っていくことが多いからでしょうか?

つまり『開いて使え』と、クラブが言っているのかもしれません。



ネック長さ
ネックの長さは標準的ですが、今のウェッジのなかでは長めです。

私はショートよりもロングのほうが好きなので、このウェッジの長さは好感が持てます。

スピンが掛かりやすいというのと、『上から包み込む』イメージが出しやすいからです。

こうして見ても、ストレートネックなのが分かります。



Made in Japan
ホーゼルには『Made in Japan』の文字がありました。

この文字を見るだけで好感度がアップするのは私だけでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、普通です。

いわゆる『スタンプタイプ』で、特に変わった工夫は見られません。

ここの部分は他のメーカーとの差別化ができていないので、ちょっと残念でした。

このウェッジもそうですし、スコアラインの両端は丸くなっているものが多いですが、これが四角だと、もっとスピンが掛かりそうな印象をもてるのですが・・・。

クラブはいい意味で、プレイヤーを『騙す』といいますか、『その気にさせる』ことも、必要になってくるのではないでしょうか?

コストと手間が掛かるので、あまり細かなことはしたくないのかもしれません。

角溝は禁止されても、ギリギリルールに違反しない溝が刻まれていて、フライヤーを抑制してくれるものが無いか、ずっと待ち続けています。



構え感
ボールを前にして構えてみると、さすがの構え感でした。

RAZZLE DAZZLEのウェッジを試打した経験がまだ少ないですが、とてもいい印象をもっていて、すごく構えやすいだろう・・・。と予想していました。

その期待通りの構え感で大満足です。

『和の顔』といったらいいでしょうか?

穏やかで柔和な顔をしています。

正統派で奇をてらったところはありません。

最新モデルであっても、昔からの『名器』と呼ばれるクラブのいいイメージを彷彿とさせてくれるのが、またいいです。

ゴルフだけでなく、他のスポーツでも『イメージ力』『想像力』がとても大切だと思いますが、それにはこのようなプラスイメージを与えてくれるクラブを使うと有利に運べるように思います。



開きやすさ
開きやすさも、なかなかいい感じです。

バンスは利いていますが、昔のような開きづらいウェッジではありません。

ハイバンスであっても、膨らみが強調されていないからかもしれません。

フェースの開閉を大きく使って、自在に操っていく・・・。というタイプではなく、どちらかといえば『無難に』といいますか、穏やかに扱うくらいがちょうどいいのかな・・・。と思いました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はすごくソフトでイメージ通りでした。

質感通りのグッドフィーリングといったらいいでしょうか?

『名は体を表す』ではなく、どう表現すればいいか分からなかったのですが、期待を裏切らない打感の良さにテンションも爆上がりです。

『コツン』とボールにコンタクトして、その打感がフェース全体に行き渡り、それが手のひらや指に伝わる感覚・・・。といったらいいでしょうか?

柔らかいのが普通で、硬く感じることは、このウェッジではあり得ないように感じました。

球持ちも良く、感触を楽しみながらボールを運べるウェッジです。



トゥ側
球も拾いやすく、アプローチでもフルショット・ハーフショットでも、ロフト通りのいい感じであがってくれました。

最近のアイアンは、構えたときのイメージと、実際の出球のイメージが違うことが多いのですが、ウェッジではそういうことが起こりにくいです。

アイアンはロフトがすごく立っているけど、ウェッジはそれがやりづらいので、ウェッジの本数が増えているのも必然ではないでしょうか?

バンスは利いていますが、その膨らみがソール全体ではなく、平らに近い部分があって、スッと抜いていけるのがいいです。

これだけ鋭利なデザインだと、ボール周辺のラフも上手く刈り取ってくれるのではないかな?と思いました。



スピン性能
『スピン性能』もいい感じではありますが、今はハイスピンタイプが多くなったので、そういう意味では普通といえるでしょうか?

ただ決してスピンが弱くて物足りないと感じるタイプではありません。

球持ちが良く、しっかりとフェースに乗せていけるので、スピンも掛かりやすいです。



バックフェース
『安定性』という点では、見た目通りで、それほど寛容なタイプではないかもしれません。

バックフェースに大きな溝があるので、キャビティタイプにも見えますが、実際はオーソドックスなフラットバックタイプと同じです。

ロフトが立っているアイアンだと、例えばトゥ側に当たると、いわゆる『当たり負け』をして、コスり気味の球になり、ボールが弱々しく右に逃げていくこともありますが、ウェッジのようにロフトが寝ていると、そういったことになりにくいのが長所といえます。

そしてわざとトゥ側に外して打っておられる方もいらっしゃいます。

どのクラブも基本は『芯』で打つべきだと思いますが、それはあくまでも基本であって、『応用』があって然るべきです。

それが技術の引き出しの数にもつながってくるのではないでしょうか?

特に下り斜面でスピンを利かせづらいときは、ある程度タッチを出しながらボールの勢いを殺して寄せていきたいときなどは芯を外す打ち方も有効になってきます。

フラットバックタイプのほうが多いと思いますが、最近はウェッジでもキャビティタイプを見かけるようになりました。

もちろん、そのほうがさらに寛容さが増すと思いますが、どうしても打感が犠牲になることが多く、『球持ち感』ではなく、『球離れ感』が強くなるので、私は苦手です。

なので、このようなオーソドックスなタイプを使いたくなります。



距離感
出球の高さが合いやすく、タッチも出せるので距離感も出しやすいです。

距離感とは『出球の高さ』と『スピード感』で決まるといってもいいのではないでしょうか?

いわゆる薄くて弾くような打感だと、アバウトさが勝ってしまって、距離感を出すのが難しくなりますが、このウェッジのようにソフトでまったりしていると、それがとてもイージーです。

初めて試打しても、それがもう何年も共に歩んでくれている相棒のように感じられます。

『スピード感』とはいっても、できるだけ『スロー』に。

そして速く打つときはそれができるメリハリが、このようなウェッジの特長です。



操作性
『操作性』は高く、見た目通りのマニュアルタイプです。

オートマチックタイプは確かに易しいのが魅力ですが、打ち方が限定されるといいますか、あまり多くの引き出しを開けられないような気がします。

しかし、このようなタイプはいろいろと遊べるので、飽きが来ません。

ずっと遊んでいられるウェッジです。

ギアが4速までだとしたら、1速・2速・3速・4速でいろいろな微調整をしながらアプローチを楽しめるウェッジといっていいように感じました。

バンカーでは砂をよく弾きそうですが、もし私がこのウェッジを購入するのであれば、この綺麗なソールを削るのは気が引けるものの、少しグラインダーで削りを入れるだろうと思います。

今のままでもすごくいいですが、もっと扱いやすく自分に合わせるのであれば、どうしても削りが必要です。



試打後の感想


ヒール側
質感の良さ・輪郭の美しさを目で楽しめるウェッジです。



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
改めて、このRAZZLE DAZZLEというメーカーに好感を持ちましたし、ウェッジに対する姿勢もうかがえたような気がします。



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
ウェッジはドライバーと違って、あまり冒険ができないクラブです。

それは『メーカーにとって』ということです。



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
ドライバーほど大きくできないですし、形をいびつにすれば、それがすぐにスコアに直結します。

繊細さを要求されるアプローチでは、構えづらさ・タッチの出しづらさが数字となって現れるのでおろそかに出来ません。

それ以外にもスコアラインの間隔など、ルールによって厳しく制限されています。

パターも含めて、一番設計自由度が低いのがウェッジではないでしょうか?



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
なので各メーカー、いろいろな縛りがあり、個性を出しづらいところもあると思います。

そういったなかで、このウェッジの一番の個性といえば、『美しさ』『質感の良さ』です。

もちろん、顔の良さや打感の良さもありますが、一番はやはり美観的な要素になります。

その美しさが一番心に残りました。



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
残念なのは、こういった素晴らしいクラブでありながら、なかなか出会う機会がないということです。

大手量販店は有名メーカーだけを扱うことも多く、なかなか地クラブを扱っていません。

なかには地クラブを扱っている有名ショップもあるようですが、まだまだ一般的ではなく、手にしたことが無いという方がほとんどではないでしょうか?

せっかくいいクラブでも、多くの人の目に止まって、その良さが伝わるものです。

運良く私はこの素晴らしいウェッジを手にすることができましたが、もっと多くの方に試していただきたいと思いました。

もし、試打会などが開催されていたら、是非参加したいです。



RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
RAZZLE DAZZLEはウェッジだけでなく、アイアンやパターも発表しているということで、そちらも気になります。

特にパターは興味津々です。

今日はこのウェッジのおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。