2022年02月23日
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2022年02月23日
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テーラーメイド STEALTH レスキュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド STEALTH レスキュー

シャフトは TENSEI TM60 です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは2.9、キックポイントは中調子 です。

ソールにはこれまで通り、SPEED POCKETがあります。

深さもフェアウェイウッドと同じです。

フェース面のデザインもフェアウェイウッドと同じで、大きさだけ縮小したような印象を受けます。
やはり、ドライバーとは違うようです。

トゥ側には『TWIST FACE』の文字があります。

見慣れたノーマルシャローです。

この小ぶりな顔が、いい味を出しています。
ドライバーやフェアウェイウッド同様、『コールタールブラック』といったらいいでしょうか?
独特な艶消し感があります。
艶消しなクラウンはこれまでもたくさんありましたが、テーラーメイド独自のブラックといった感じです。

近くでよく見てみると、カーボンの模様があったので、やはりカーボンコンポジットなのだということが分かりました。
接合部分を見ると、やはりムラがあって均一性がとれていません。
こんな細かなところを見る人はあまりいないと思いますし、性能とは直接関係ないので、気にしないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、私はどうしても細かなところまで見てしまいます。
ただ、昔からテーラーメイドはこういったところは、『ざっくばらん』といいますか、『大味』な感じがして、テーラーらしいです。
ずっと使い続けていると、どこかへ飛んでいってしまわないかな・・・。とか、形が崩れてしまわないかな・・・。などと考えていましたが、おそらくその心配は無用だと思います。
私は気に入ったら、そのクラブを長く使い続けるほうなのですが、テーラーメイドのクラブは長く使うというよりは、ニューモデルが出る度に買い換えてくださいよ・・・。というメーカーからのメッセージが込められているような気がするのは私だけでしょうか?

装着されているグリップはフェアウェイウッドと同じです。

素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。
最近はフェアウェイウッドのシャフトでもドライバーと同じように50g台のものが挿してあるものが多く、私はそこに不満があったのですが、このクラブはそれよりも少し重量感があります。
あくまでも私見なのですが、おそらく多くの方が、このクラブを振って重く感じられないのではないでしょうか?
それよりも、これまでのクラブが『軽すぎた』というほうが大きいように思います。
最近は若い方のゴルフデビューが増えてきて、メーカーもスペックを戻しつつあるのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
適度な小ぶり感があるので好きですが、小さく見えて逆に不安を感じる方がいらっしゃるかもしれません。
見とれるようなことは無かったのですが、ごく自然に楽に構えることができました。
試打を開始しました

『打感』は、まずまずです。
ややしっかりめですが、硬くないですし、嫌な衝撃も残りません。
うっとりするような心地よい打感ではないですが、『可も無く不可も無く』といったところです。
ずっと『ドライ』な感情のままです。

『音』は、あまり好みではありませんが、だからといってインパクトが緩むこともないですし、これまで耳にしてきた音なので、特に不安などもありません。
もちろん、この打感や音が好きだという方はたくさんいらっしゃると思いますが、私には『もうひとつ』という感じでした。

『球のあがりやすさ』は普通で、特別あがりやすいとか、タフであがりづらいということもありませんでした。
あくまでも『予想通り』といいますか、ハイブリッドらしい浮きやすさと拾いやすさがありました。

『安定性』は、かなり高く、球筋が乱れません。
球のつかまりも良く、少しコスり気味にヒットしても、右にフケることはありませんでした。
小ぶりでありながら、直進性の高さは秀逸です。
どうしても曲げたくなくて、だからといってラージサイズのハイブリッドは使いたくない・・・。という方には、頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?

『飛距離性能』もいい感じですが、特別よく飛ぶという印象はありません。
今はこれくらいが普通です。
しかし、この普通というのが、とてもレベルの高い普通なのですが。
『当たり外れ』の幅が小さいといいますか、上手くヒットできたときと、少し薄く当たったなどミスしたときの差が小さく、安定して距離を稼いでいけるのがいいです。
何と言いますか、ターゲットに対し、『球をぶつけていく感じ』といったところでしょうか?
ラインを出しやすく、ほぼ真っ直ぐの球が打てるので、目標に対してぶつけていくイメージで打つことができました。

『操作性』という点では、これだけ小ぶりでありながら、かなり直進性が高いので、敏感に反応する印象はありませんが、少し左右にも曲げてみることができました。
私はフッカーなので、フック系のほうが易しいですし、元々このクラブは球を捕まえやすい性質をもっていると思います。
フェード系も打ってみたのですが、ほぼストレートに飛んでいき、大きく右に曲げることはできませんでした。
試打後の感想

ドライバーやフェアウェイウッド同様、直進性の高いクラブという印象をもちました。
ここが一番のセールスポイントではないでしょうか?
あがりやすさや飛距離は普通ですが、この安定感はコースでも役に立ってくれそうです。

ドライバーやフェアウェイウッドもいい感じでしたが、それらよりも私はこのハイブリッドのほうが気に入りました。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆