2021年08月
2021年08月29日
ARTISAN ウェッジ
『溶け込むような感覚』

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ARTISAN WEDGE です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

初めて手にした、ARTISANというメーカーのウェッジです。
『アーティサン』と読むのでしょうか?
それとも『アーティザン』でしょうか?
いずれにせよ、私の知らないメーカーが、まだまだたくさんあるのだと思いました。
理想をいえば、全てのメーカーのクラブに出会いたいですが、なかなか難しいような気がします。

シンプルで美しいウェッジです。
ウェッジ好きの私の嗅覚が、これはいいぞ・・・。と反応していました。
初めて手にするメーカーのクラブにはいつも興味津々なのですが、何故か今日はいつも以上にテンションがMAXでした。
ウェッジ好きの私の嗅覚が強く反応していたようです。
これは期待できそうだぞ・・・。と感じました。
この期待感と、実際に打つまでの時間がワクワクしてたまりません。

バックフェースに溝が掘られています。
これは他のメーカーのウェッジでも見たことがあります。
この溝を掘ることで、絶妙な重心の高さが実現できているのでしょうか?


トップラインの幅は標準的です。

ソール幅も標準的です。
こうして見ても、全体的に丸っこいのが分かります。

ソール形状は丸みを帯びていますが、リーディングエッジもトレーリングエッジも削られていて、特にトレーリングエッジが大きく削られています。
こういったタイプはロブ系に長けていると、これまでの経験から感じます。

ネックの長さはしっかりとキープされていますが、ロングというほどではなく、ノーマルです。
『ロングネック』『ショートネック』があるので、『ノーマルネック』といっていいように思います。
この角度から見ても、とても美しく丁寧に作られているのが分かりました。
いろいろなアイアンやウェッジを試打してきて、この角度から見たときに『美しさ』が感じられないものも少なくないのですが、このウェッジはすごく美しくてしっかり作られている感じがします。
これは違うな・・・。と思いました。

ホーゼルには『ARTISAN』の文字があります。
私はこのメーカーを知らなかったのですが、老舗メーカーなのでしょうか?
それとも、まだ歴史の浅い新しいメーカーなのでしょうか?

フェース面にミーリングはありませんが、指で触れてみると適度にザラザラしていています。
フェース面には『フラット感』といいますかムラが無く、『均等に平ら』な感じがしました。
すごく丁寧に削られているのが分かります。
このように感じられるウェッジは大手有名メーカーではなかなか見られず、地クラブメーカーの特性といえるように思います。
地クラブメーカーはやはりいいな・・・。と思っていたのですが、このウェッジは日本のメーカーではなく、海外のメーカーだということを教えてもらいました。

とても構えやすいです。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、すごくいい顔をしていて、リラックスして構えられました。
ストレートタイプなので、グースタイプを好まれる方は構えづらいかもしれませんが、私はストレート系が好きなので、大好きです。
リーディングエッジからトゥを経て、トレーリングエッジへ流れる曲線の流れが素晴らしいです。
久しぶりに、このような『逃がすイメージ』を出しやすいウェッジに出会ったような気がします。
ストレートだけでなく、カットでも球を楽に運べそうな構え感です。
オーソドックスで、見るからに柔らかそうな雰囲気に心が和みました。
シャフトが『左から』挿してあるものが多いですが、このウェッジは『右から』でした。

フェースを開いて構えてみたのですが、いい感じです。
ソール(特にバンス)が邪魔することなく、『無段階的』に微妙な開閉ができます。
ロブ系のショットを打つには、ボールが前ではなく、『真上』に飛ぶイメージが欲しいですが、このウェッジはそれが可能です。
このメーカーのことは全く知りませんが、これだけ大きくフェースを開くことができれば、60度以上のロブウェッジは必要ないんじゃ無いかな?と思いました。
ヒールからトゥにかけて、フェース面を斜めに使いやすい顔をしています。

極上の打感です。
『くっつき感』が最高なのですが、『くっつく』というよりも、ヘッドとボールが『一体』になるといいますか、溶け込んでしまっている・・・。といえるような打感です。
くっつきの良いウェッジはたくさんありますが、ここまで『一体感』を強く感じさせてくれるウェッジは稀です。
一球で、このウェッジの虜になってしまいました。
見た感じ、普通の軟鉄ウェッジに見えるのですが、このヘッドのどこに、この打感の秘密が隠されているのでしょうか?
フェース面を指で触ったときに、すごくいい印象をもちましたが、ここまでの柔らかさだとは思いませんでした。
まさにボールとヘッド(フェース面)が『溶け込むような感覚』です。
この『くっつき感』『溶け込み感』を多くの方に実感していただきたいと思いました。

ボールのあがりやすさは標準的で、特に変わったところは見られません。
ストレートネックなので、ボールを拾いやすいので安心感があります。
あくまでも私の感想なのですが、ストレートは少々ライが悪くても、『刃先』でボールを薄く拾っていくことができるので、実戦でも『何とかなる』という感覚があるのですが、このウェッジはまさにそうです。
出球の高さのイメージが合いやすく、初対面とは思えないほどの『意思疎通』ができたように感じます。
高さだけでなく、出球のスピード感も合いやすいです。
ソールがよく滑ってくれるので、つっかかることがありません。

『スピン性能』はとても高いです。
いわゆる『激スピン系』ではないですが、ボールがよく乗ってくれ、確実にスピンが掛けられます。
しかも『掛かったり、掛からなかったり』ということがなく、『スピンの安定感』も抜群です。
これなら計算しやすいので、アプローチが楽しくなるのは間違いありません。
このスピン性能の高さは、『くっつく時間』に比例するのかもしれないな・・・。と思いました。

『安定性』は普通で、決して『イージー系』のウェッジではないですが、適度な重さがあり、ヘッドを同じところに落としていきやすいです。
『寛容さ』という点では普通でも、『縦の距離感の安定感』は抜群です。

『操作性』は最高レベルで、いろいろな球を打つことができました。
オートマ系を好まれる方は、なるべくシンプルで同じ球を打っていきたいと考えておられると思いますが、一球一球微妙に変えていき、『同じ球は無い』という意識をもっておられる方には、とても扱いやすく『手の延長』として機能してくれるのではないでしょうか?
構えたときに浮かんだイメージ通り、カットしやすく、ロブショットも簡単です。
キャビティタイプの、いわゆる『フェース厚の薄いウェッジ』では、バンと当たって、そのまま飛び出していくので、なかなかこちらのフィーリングを伝えられないところがありますが、このウェッジのように『くっつく時間』が長く、『溶け込む』ような感覚があるものは、手のひらでボールを運ぶような感覚をもつことができます。
ファストボールで寄せるのではなく、スローボールで寄せていく感覚・・・。といったらいいでしょうか?

先ほども書きましたが、『距離感』の出しやすさは最高レベルです。
ちょっと極端な表現かもしれませんが、普段なら『20センチ』刻みだとしたら、このウェッジなら、その半分の『10センチ』刻みで勝負できるといえるほど、繊細な感覚をもちあわせているウェッジだな・・・。と思いました。
出球の高さとスピード感がイメージと合い、揃いやすく打感が素晴らしいので、必然的に距離感が合ってきます。
野球では『活きた球』と『死んだ球』という表現が使われることがありますが、同じ球技であるゴルフにも当然当てはまり、『活きた球』と『死んだ球』があります。
活きた球とは、プレイヤーの『気持ちが乗った球』といったらいいでしょうか?
ボールと一緒に気持ちを運ぶことができれば、アプローチの精度は一気にあがりますし、スコアメイクが楽になります。
その活きた球を打たせてくれるのが、このウェッジです。

たった一球打っただけで、このウェッジに魅了されてしまいました。
一番印象に残ったのは、やはり『打感』です。
この極上の打感にシビれっぱなしでした。

このシンプルなヘッドのどこに秘密があるのでしょうか?
異材なども組み込まれていないようですし、これまでよく出会ってきた軟鉄素材だと思うのですが、見ただけでは分かりません。
しかし、その極上の打感を手で感じ取ることができます。
思わずため息が出てしまうほどの、上質な打感です。

私はアプローチの練習が大好きで、いつもたくさん時間を割いて楽しんでいます。
いろいろなクラブを試打していますが、特にウェッジでは試打ということを途中で忘れ、夢中になって打っていることもあります。
今日も夢中になりました。

初めて出会ったメーカーということもありますし、この見た目の美しさに惹かれ、明らかに他とは違うと感じていましたが、この打感の秀逸さは他を圧倒します。
ティーイングエリアからグリーン(カップ)までを考えたときに、ティショットのようにまだ距離があるときは『距離感』よりも『方向性』の正確さが問われますが、グリーン(カップ)に近づくにつれ、方向性よりも距離感が重要になってきます。
その距離感を出していくには、『打ち出しの高さとスピードのイメージ』と『打感の良さ』が欠かせませんが、このウェッジはその2つをハイレベルに実現できています。
初対面だとは思えないほどの親近感を覚えました。

シンプルでありながら、かなり高い技術を使って作られているウェッジなのは間違いありません。
『ハイテク感』というよりも逆に『ハンドメイド感』。
『大量生産』ではなく、『少数ロットで勝負』するタイプのウェッジなのかもしれません。
細部まで見たのですが、チープさなどは一切見られませんでした。
初めて出会ったメーカーですが、既にウェッジという点において、『A社』や『B社』『C社』などと大きく凌駕しているように感じます。

いろいろなクラブを試打していると、時には購買意欲を刺激してくるものがありますが、今日はそれが特に顕著でした。
このウェッジをバッグに入れてプレーしたら、すごく楽しいだろうな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
構えやすさ・・・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ARTISAN WEDGE です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

初めて手にした、ARTISANというメーカーのウェッジです。
『アーティサン』と読むのでしょうか?
それとも『アーティザン』でしょうか?
いずれにせよ、私の知らないメーカーが、まだまだたくさんあるのだと思いました。
理想をいえば、全てのメーカーのクラブに出会いたいですが、なかなか難しいような気がします。

シンプルで美しいウェッジです。
ウェッジ好きの私の嗅覚が、これはいいぞ・・・。と反応していました。
初めて手にするメーカーのクラブにはいつも興味津々なのですが、何故か今日はいつも以上にテンションがMAXでした。
ウェッジ好きの私の嗅覚が強く反応していたようです。
これは期待できそうだぞ・・・。と感じました。
この期待感と、実際に打つまでの時間がワクワクしてたまりません。

バックフェースに溝が掘られています。
これは他のメーカーのウェッジでも見たことがあります。
この溝を掘ることで、絶妙な重心の高さが実現できているのでしょうか?


トップラインの幅は標準的です。

ソール幅も標準的です。
こうして見ても、全体的に丸っこいのが分かります。

ソール形状は丸みを帯びていますが、リーディングエッジもトレーリングエッジも削られていて、特にトレーリングエッジが大きく削られています。
こういったタイプはロブ系に長けていると、これまでの経験から感じます。

ネックの長さはしっかりとキープされていますが、ロングというほどではなく、ノーマルです。
『ロングネック』『ショートネック』があるので、『ノーマルネック』といっていいように思います。
この角度から見ても、とても美しく丁寧に作られているのが分かりました。
いろいろなアイアンやウェッジを試打してきて、この角度から見たときに『美しさ』が感じられないものも少なくないのですが、このウェッジはすごく美しくてしっかり作られている感じがします。
これは違うな・・・。と思いました。

ホーゼルには『ARTISAN』の文字があります。
私はこのメーカーを知らなかったのですが、老舗メーカーなのでしょうか?
それとも、まだ歴史の浅い新しいメーカーなのでしょうか?

フェース面にミーリングはありませんが、指で触れてみると適度にザラザラしていています。
フェース面には『フラット感』といいますかムラが無く、『均等に平ら』な感じがしました。
すごく丁寧に削られているのが分かります。
このように感じられるウェッジは大手有名メーカーではなかなか見られず、地クラブメーカーの特性といえるように思います。
地クラブメーカーはやはりいいな・・・。と思っていたのですが、このウェッジは日本のメーカーではなく、海外のメーカーだということを教えてもらいました。

とても構えやすいです。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、すごくいい顔をしていて、リラックスして構えられました。
ストレートタイプなので、グースタイプを好まれる方は構えづらいかもしれませんが、私はストレート系が好きなので、大好きです。
リーディングエッジからトゥを経て、トレーリングエッジへ流れる曲線の流れが素晴らしいです。
久しぶりに、このような『逃がすイメージ』を出しやすいウェッジに出会ったような気がします。
ストレートだけでなく、カットでも球を楽に運べそうな構え感です。
オーソドックスで、見るからに柔らかそうな雰囲気に心が和みました。
シャフトが『左から』挿してあるものが多いですが、このウェッジは『右から』でした。

フェースを開いて構えてみたのですが、いい感じです。
ソール(特にバンス)が邪魔することなく、『無段階的』に微妙な開閉ができます。
ロブ系のショットを打つには、ボールが前ではなく、『真上』に飛ぶイメージが欲しいですが、このウェッジはそれが可能です。
このメーカーのことは全く知りませんが、これだけ大きくフェースを開くことができれば、60度以上のロブウェッジは必要ないんじゃ無いかな?と思いました。
ヒールからトゥにかけて、フェース面を斜めに使いやすい顔をしています。
試打を開始しました

極上の打感です。
『くっつき感』が最高なのですが、『くっつく』というよりも、ヘッドとボールが『一体』になるといいますか、溶け込んでしまっている・・・。といえるような打感です。
くっつきの良いウェッジはたくさんありますが、ここまで『一体感』を強く感じさせてくれるウェッジは稀です。
一球で、このウェッジの虜になってしまいました。
見た感じ、普通の軟鉄ウェッジに見えるのですが、このヘッドのどこに、この打感の秘密が隠されているのでしょうか?
フェース面を指で触ったときに、すごくいい印象をもちましたが、ここまでの柔らかさだとは思いませんでした。
まさにボールとヘッド(フェース面)が『溶け込むような感覚』です。
この『くっつき感』『溶け込み感』を多くの方に実感していただきたいと思いました。

ボールのあがりやすさは標準的で、特に変わったところは見られません。
ストレートネックなので、ボールを拾いやすいので安心感があります。
あくまでも私の感想なのですが、ストレートは少々ライが悪くても、『刃先』でボールを薄く拾っていくことができるので、実戦でも『何とかなる』という感覚があるのですが、このウェッジはまさにそうです。
出球の高さのイメージが合いやすく、初対面とは思えないほどの『意思疎通』ができたように感じます。
高さだけでなく、出球のスピード感も合いやすいです。
ソールがよく滑ってくれるので、つっかかることがありません。

『スピン性能』はとても高いです。
いわゆる『激スピン系』ではないですが、ボールがよく乗ってくれ、確実にスピンが掛けられます。
しかも『掛かったり、掛からなかったり』ということがなく、『スピンの安定感』も抜群です。
これなら計算しやすいので、アプローチが楽しくなるのは間違いありません。
このスピン性能の高さは、『くっつく時間』に比例するのかもしれないな・・・。と思いました。

『安定性』は普通で、決して『イージー系』のウェッジではないですが、適度な重さがあり、ヘッドを同じところに落としていきやすいです。
『寛容さ』という点では普通でも、『縦の距離感の安定感』は抜群です。

『操作性』は最高レベルで、いろいろな球を打つことができました。
オートマ系を好まれる方は、なるべくシンプルで同じ球を打っていきたいと考えておられると思いますが、一球一球微妙に変えていき、『同じ球は無い』という意識をもっておられる方には、とても扱いやすく『手の延長』として機能してくれるのではないでしょうか?
構えたときに浮かんだイメージ通り、カットしやすく、ロブショットも簡単です。
キャビティタイプの、いわゆる『フェース厚の薄いウェッジ』では、バンと当たって、そのまま飛び出していくので、なかなかこちらのフィーリングを伝えられないところがありますが、このウェッジのように『くっつく時間』が長く、『溶け込む』ような感覚があるものは、手のひらでボールを運ぶような感覚をもつことができます。
ファストボールで寄せるのではなく、スローボールで寄せていく感覚・・・。といったらいいでしょうか?

先ほども書きましたが、『距離感』の出しやすさは最高レベルです。
ちょっと極端な表現かもしれませんが、普段なら『20センチ』刻みだとしたら、このウェッジなら、その半分の『10センチ』刻みで勝負できるといえるほど、繊細な感覚をもちあわせているウェッジだな・・・。と思いました。
出球の高さとスピード感がイメージと合い、揃いやすく打感が素晴らしいので、必然的に距離感が合ってきます。
野球では『活きた球』と『死んだ球』という表現が使われることがありますが、同じ球技であるゴルフにも当然当てはまり、『活きた球』と『死んだ球』があります。
活きた球とは、プレイヤーの『気持ちが乗った球』といったらいいでしょうか?
ボールと一緒に気持ちを運ぶことができれば、アプローチの精度は一気にあがりますし、スコアメイクが楽になります。
その活きた球を打たせてくれるのが、このウェッジです。
試打後の感想

たった一球打っただけで、このウェッジに魅了されてしまいました。
一番印象に残ったのは、やはり『打感』です。
この極上の打感にシビれっぱなしでした。

このシンプルなヘッドのどこに秘密があるのでしょうか?
異材なども組み込まれていないようですし、これまでよく出会ってきた軟鉄素材だと思うのですが、見ただけでは分かりません。
しかし、その極上の打感を手で感じ取ることができます。
思わずため息が出てしまうほどの、上質な打感です。

私はアプローチの練習が大好きで、いつもたくさん時間を割いて楽しんでいます。
いろいろなクラブを試打していますが、特にウェッジでは試打ということを途中で忘れ、夢中になって打っていることもあります。
今日も夢中になりました。

初めて出会ったメーカーということもありますし、この見た目の美しさに惹かれ、明らかに他とは違うと感じていましたが、この打感の秀逸さは他を圧倒します。
ティーイングエリアからグリーン(カップ)までを考えたときに、ティショットのようにまだ距離があるときは『距離感』よりも『方向性』の正確さが問われますが、グリーン(カップ)に近づくにつれ、方向性よりも距離感が重要になってきます。
その距離感を出していくには、『打ち出しの高さとスピードのイメージ』と『打感の良さ』が欠かせませんが、このウェッジはその2つをハイレベルに実現できています。
初対面だとは思えないほどの親近感を覚えました。

シンプルでありながら、かなり高い技術を使って作られているウェッジなのは間違いありません。
『ハイテク感』というよりも逆に『ハンドメイド感』。
『大量生産』ではなく、『少数ロットで勝負』するタイプのウェッジなのかもしれません。
細部まで見たのですが、チープさなどは一切見られませんでした。
初めて出会ったメーカーですが、既にウェッジという点において、『A社』や『B社』『C社』などと大きく凌駕しているように感じます。

いろいろなクラブを試打していると、時には購買意欲を刺激してくるものがありますが、今日はそれが特に顕著でした。
このウェッジをバッグに入れてプレーしたら、すごく楽しいだろうな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
☆
構えやすさ・・・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。