2020年10月27日 - ゴルフクラブ試打日記

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2020年10月27日

      
2020年10月27日
  

テーラーメイド SIM グローレ ドライバー

                 



テーラーメイド SIM グローレ ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド SIM グローレ ドライバー です。



Air Speeder TM
シャフトは Air Speeder TM です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は47g、トルクは6.6、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は278g です。



正面
テーラーメイドグローレのNEWモデルです。

デザイン的にも、以前試打したM GLOIRE ドライバーの後継モデルであることは容易に想像できます。

パッと見る限り、それほど大きな変化は無さそうです。



側面
ラージサイズでシャロー感はありますが、超シャローではなくヘッドには適度な厚みもあります。

こういった形状は前のモデルと変わりません。



ネック長さ
ネックは短く、調整機能も搭載されていません。

これも前のモデルと同じです。

あの名器『』には搭載されていたのですが、必要ないということなのかもしれません。

調整機能を重視しておられる方はたくさんいらっしゃると思うので、不満に思われる方もいらっしゃるかもしれません。



ソールの溝
ソールには溝があり、これも前のモデルと同じです。



溝の深さ
しかし浅くなっていて、大きな違いがあります。

これはどういうことなのでしょうか?

ヘッドの強度や反発係数などが関係しているのかもしれないですし、違うコンセプトで開発されているのかもしれません。



ウェイト
ヒール側にはウェイトがひとつだけ配置されていて、これも同じです。

こうして見ると、前のモデルとの共通点が多いことに気付かされます。

『TUNGSTEN』の文字がありますが、数字が刻印されていないので重さは判りません。

交換するタイプではないのかもしれません。



SPEED INJECTED
トゥ側にはSPEED INJECTEDというものがありますが、これはどういう効果が期待できるのでしょうか?



フェース面のデザイン
シンプルで綺麗なフェース面です。

グローレのブランドイメージに合う、高級感があります。

チープさは見られません。



TWIST FACE
トゥ側には『TWIST FACE』の文字があり、M3などの技術がそのまま採用されているようです。

MグローレはFORGEDでしたが、このSIM グローレは違うようです。

このドライバーの名前は『SIM』となっているので、MグローレにSIMの性能を足したドライバーなのかな?と思いました。



カーボンクラウン
お馴染みのカーボンクラウンです。

このデザインもMグローレと同じですが、色が少し濃くなりました。



シャローバックだけど全体的に厚みのあるヘッド
シャローバックではありますが、ヘッド全体がシャローということではなく、ヘッドの中心部分に厚みがありますし、フェース高もあります。

いわゆるセミディープフェース&シャローバックタイプのドライバーです。



顔
NEWモデルではありますが、顔は変わらないようです。

この顔は何度も見てきたように思います。

少しフェースが左を向いているように見えましたが、それがはっきりと分からないように少しボヤけて見えるような工夫がされているのかもしれません。

クラウンのほぼ全てがカーボンなので、かなり低重心化されているのではないでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、ちょっと変わったデザインです。

高級感があり、さすがはグローレだな・・・。と思いました。

ソフトなフィーリングで好感が持てます。

気になるのは、グリップは消耗品なので、グリップ交換するときに、これと同じグリップが用意されているかということです。

私は昔、テーラーメイドのドライバーで、『ツチノコシャフト』を愛用していたことがあり、グリップ交換のときに、ツチノコシャフトに合うグリップがなかなか見つからなかったので、少し苦労した経験があります。

一世を風靡した、あのツチノコシャフトはもう復活しないのでしょうか?

製造元は確か藤倉だったように思います。



振り感
素振りをしてみると、軽量感はありますが、これまでのモデルと大差ないように感じます。

シャフトが結構動くタイプで、いわゆる『走り系』のようです。

堪えてくれるタイプのシャフトではなく、動きの大きいシャフトです。

このシャフトが純正なのでしょうか?

それとも他に色々なシャフトが用意されているのでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えた感じはまずまずです。

特に気になるところはありませんが、クラウンマークが少しヒール寄りになっています。

あえてこのようにしていると思うのですが、どういった効果が期待できるのでしょうか?

私はクラウンマークが無くていいといいますか、むしろ無いほうが好きですし、どの位置にあっても構えが変わることはありませんが、クラウンマークにボールが正対するように構えておられる方も多いと思います。

このクラウンマークの位置で構えてくださいということなのでしょうか?

こう構えることで、普段トゥ寄りにヒットする人が、センターでヒットするという狙いがあるのかもしれません。

ヘッドは大きく見えますが、ヘッド後方がそれほど膨らんでいないのがいいです。

むしろトゥ側の膨らみというか『出っ張り』が目立つので、やや面長な感じもします。

NEWモデルではありますが、これまでのモデル(Mグローレ)と同じようなイメージで打っていけば良さそうです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はしっかりしているのですが、堅いというほどではなく、嫌な衝撃も残りません。

ソフトなフィーリングではないですが、小気味良い堅さといったらいいでしょうか?

打ち応えのある打感です。

打ち比べてみないと実際のところは分かりませんが、Mグローレの打感に近いような気がします。



打球音
音は、やや高めの金属音ですが、甲高くはなく大きすぎないので、特に不満はありません。

この金属的な音を好まれる方も多いのではないでしょうか?



トゥ側
ロフトが10.5度ということもあり、よく上がってくれました。

叩いてしまうと上がりすぎるので、かなり抑えめな感じがいいように思います。

いわゆる低スピンタイプではなく、少し吹き上がるようなところもありました。

テーラーメイドは海外メーカーですが、このグローレは日本市場向けのブランドだと思いますし、低スピンではなくターゲットを絞って『適スピン』にこだわって設計されているのではないでしょうか?

シャフトも動くタイプで、この弾道の高さに影響しているように感じました。

あくまでも『イメージで』ですが、インパクトから先は、フェースの向きはしばらく水平あるいは少し下を向くイメージが欲しいです。

下を向くイメージは、パーシモンでゴルフを始められた方にはおそらく理解していただけるのではないでしょうか?

逆にメタルになってから、アッパーブローで打つようになったので、逆のイメージでヘッドをリリースしていくようになりました。

しかし、このドライバーはかなり上を向く感じです。

こういったところは明らかにクラブの進化ですし、パーシモンでは作れません。

強度があって比重が軽いチタンだからこそ、極限といえるほど肉厚を薄くし、中の『空洞』を上手く利用できるからだと思います。



バックフェース
『安定性』は高く、オートマチックタイプのドライバーです。

球のつかまりがとてもいいので、スライサーの方にも頼もしい存在となってくれるのではないでしょうか?

私にはつかまりが良すぎる感じで、最初から少しフック気味の球が出てしまいましたが、それは私がこのドライバーの特性を上手く活かしきれていないところが原因のような気がします。

気持ちフェードをイメージして打ったら、すごくいい感じのストレートボールが打てました。

かなり『矯正力』があるといいますか、球を逃がそうとしても自然とそれを矯正し、つかまる力が加わっているような気がします。

球のつかまりはいいですが、フックしか出ないドライバーではないので、そういったところは昔のフックフェースドライバーとは違います。

スイートエリアも広そうですし、シビアさは全く感じません。

打点のブレには寛容なところがあります。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。

前のモデルのMグローレよりも大きく飛距離が伸びたかといえば、そうでもないような気がするのですが、レベルの高さはさすがです。

『叩かないでいい飛距離性能』といったらいいでしょうか?

むしろ、ゆっくり振って最大の飛距離が得られるように設計されているように感じます。

このドライバーはシャローでラージサイズですが、今はもっと極端な形のドライバーがたくさんあります。

そういったドライバーを使い慣れておられる方には、このドライバーは少しハードルが高そうな印象をもたれるかもしれません。

しかし実際は全くそんなことはなく、球はしっかりとあがって、しかもつかまりもいいので、高いパフォーマンスを発揮してくれると思います。



操作性
『操作性』という点では、それほど秀でている感じはしません。

むしろ『オートマチック的』に球がつかまってくれるタイプなので、右には行きにくいという特性があります。

シャフトもそのような動きをしますし、左右に打ち分けるとか、高低を変えて打つ・・・。というタイプではありません。

いい意味で『ワンパターン』の球が打てるドライバーといっていいように思います。



試打後の感想


ヒール側
テーラーメイドらしく、『色々な技術の複合体』といった印象をもちました。

ゴルフクラブに限ったことではないですが、様々な技術や工夫を詰め込めば詰め込むほど良いというものではなく、詰め込んだ分だけ、その技術同士がお互いの良さを消し合ってしまうということもありますし、それほど効果を発揮しにくくなることもあります。

そういったことをたくさん経験してきましたし、ゴルフクラブにおいても、そのように感じるものには出会ってきました。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
なので、クラブメーカーも開発のときに絶対に入れたい技術と、どうしても捨てざるを得ない技術があるように思います。

特にテーラーメイドは毎回そのように感じているのではないでしょうか?

それくらいテーラーメイドのクラブには色々な技術や工夫がたくさん散りばめられていて、新しい技術も常に取り入れています。

クラブ開発のアイデアという点においても、テーラーメイドは常に業界の先駆者といえます。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
グローレが登場する前までは、時にはテーラーメイドのクラブがチープに感じてしまうことも正直ありました。

色々な工夫が見られるけど、それが見かけ倒しでたいしたことないな・・・。と思ったこともありました。

そんなイメージを払拭したのが『グローレシリーズ』です。

高級感があって、所有感を満たしてくれるようになりました。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
デザインが美しくなったので、エグゼクティブゴルファーのハートもしっかりキャッチしたように思います。

若年層ではなく、ベテランゴルファーをターゲットにしたブランドだと思いますが、ただ単に『ソフトスペック』になったのではなく、『気骨がある』といいますか、易しさを充実させながらも、硬派でカッコいい一面も感じられるのがグローレのいいところです。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
このドライバーはまず『易しさ』を感じ、それから『美しさ』『カッコ良さ』を感じました。

全体的なスペックが、少し物足りないといいますか、もっとしっかり振っていきたいという思いが強くなり、違うスペック(ロフト)やシャフトでも試してみたいです。

今のままでも充分な性能をもっていますが、これが『叩けるスペック』になると、どのように変貌していくのか興味深いです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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