2020年02月 - ゴルフクラブ試打日記


2020年02月

      
2020年02月28日
  

ヨネックス EZONE GT アイアン

                 



ヨネックス EZONE GT アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブYONEX EZONE GT アイアン の7番 です。



NST002
シャフトは NST002 です。

ロフトは26度、クラブ長さは38インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は46g、トルクは4.0、バランスはD3 です。



正面
ヨネックスイーゾーンの新しいアイアンです。

もう何代目でしょうか?

これまでも同じ名前のモデルを試打してきました。

ニューモデルが出る度、名前を変えるのが普通だと思いますが、ヨネックスはそうではないようです。

マイナーチェンジではなく、新たな発想やデザインで生み出されたときに、また名前が変わるということでしょうか?



側面
オーソドックスな感じのポケキャビです。

ソール部分が分厚くなっているので、重心が低そうに見えます。



G-BRID
G-BRIDという文字があります。

ヨネックス独自の工夫なのだと思います。

ヨネックスはどちらかというと『機能性重視』の印象がありますが、このアイアンもそんな感じがします。

いろいろなゴルフクラブを試打していて、いつも思うのですが、ゴルフクラブには無駄な物を徹底排除した『引き算の美学』的なクラブと、色々な物を足して複合的な効果を狙っている『足し算の美学』的なクラブがあります。

このアイアンは明らかに後者の『足し算タイプ』です。

色々なものが組み込まれていれば、とても高性能で優れていそうな印象をもたなくもないですが、実際の効果は疑問がつきます。

確かに見た目変わった印象はありますが、実際に打ってみてどのような効果があるかは不透明です。

私はそのような経験をたくさんしてきました。



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあって重心も深そうです。

アイアンは元々、ドライバーやフェアウェイウッドと比べると、かなり重心が浅いですが、このアイアンはアイアンの中では重心も深そうなので『深重心アイアン』といっていいような気がします。

昔から重心の低いアイアンはたくさんありましたが、ここまで深くなったのは、つい最近のことです。

ポケキャビが登場してからではないでしょうか?



トップライン
トップラインは少し厚めですが、極端ではありません。

全体的な質感もチープさは無く、いい感じです。



ワイドソール
かなりのワイドソールです。

これくらい広いと、ノーマルのアイアンというよりは、ユーティリティアイアンのように見えてきます。

メーカーも、そこが狙いなのかもしれません。



ソール形状
ソールが広いだけでなく、縦に二分割されています。

ダンロップのアイアンを思い出しましたが、こうすることで、かなり抜けが良くなるような気がします。

『刺さる』イメージは湧いてきません。



ネック長さ
ネックは、やや短めですが、今のアイアンでは普通といえます。



ミーリング無し
フェースにミーリングは見られません。

シンプルで綺麗なフェース面です。

最新モデルではあっても、フェース面には特に工夫はされていないようです。

『スタンプ感』たっぷりの『大量生産感』があり、個性的ではありません。

クラブの特徴はバックフェースやソール・ネックなど、いろいろなところに見られますが、フェース面には見えにくいです。

こうしてフェース面だけ見ると、どこのメーカーだか分かりません。

ボールとの唯一の接点であるフェース面が、実は一番見分けしづらいというのが面白いな・・・。と思いました。

フェース面(スコアラインなど)は、ルールで細かく規定されているので、手を加えづらいのかもしれません。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽量感がありますが、特に変わったところはありません。

ヨネックスはやはりカーボンにこだわっているメーカーなのだと改めて思いました。

ヘッドだけでなく、シャフトもカーボンというイメージが昔からあります。



構え感
ボールを前にして構えてみると、意外ともいえるほどクセが無くていい顔をしていたので、好感が持てました。

もっとクセのある顔を予想していましたが、違いました。

明らかに前のモデルよりも顔が良くなっています。

小顔というほどではなく、どちらかといえば、やや面長な感じでグースも少し利いていますが、気になるほどではありません。

これならば何の問題もなく、普通に打っていけそうです。

『軽量感』だけ気をつけて、タイミング重視で打っていくことにしました。

トップラインが少し厚く、丸みを帯びていますが気になるほどではありません。

むしろ、こういう形を好まれる方は多いのではないでしょうか?



試打を開始しました


YONEX EZONE GT アイアン
『打感』はしっかりめでした。

ソフトではなく、どちらかといえばガツンとくる感じです。

しっかりとした打感ではありますが、硬くなく嫌な衝撃が残ることもなかったので、特に不満はありません。

『球乗り感』は全くなく、今はやりの『弾き感』のある打感です。

こういったトレンドをヨネックスはしっかりと押さえているようです。

フィーリングよりも、数値的データ・飛びを重要視しているメーカーといっていいと思います。

ヨネックスのクラブを昔から使ってきましたが、昔から飛びには特別こだわっているメーカーのひとつです。

私がアイアンに求めたい打感ではないのですが、この打感はある程度想定していました。



トゥ側
球はよくあがってくれました。

構えたときは5番アイアンくらいロフトが立っているように見えたのですが、低い弾道ではなく、しっかりとあがってくれました。

高さが出て、ビッグキャリーが出やすいタイプです。

こうして見ても、かなりソールが広くて丸いので、あがりやすそうな印象を受けますが、実際に打ってみて、全くその通りでした。

軽量タイプのアイアンではありますが、それほど頼りない感じはしません。



バックフェース
『安定性』も高く、かなりイージーです。

シビアさのないオートマチックタイプのアイアンです。

ちょっと前まで、ポケキャビのオートマ系はクセがあって、『美顔』は少なかったのですが、このアイアンは違います。

顔が良くて易しさにも長けているアイアンです。

マニュアルタイプのような顔の良さがありながら、実際はオートマ系というギャップがあるのも、このアイアンの特徴といえます。



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れています。

今はディスタンス系アイアン全盛ですが、間違いなくトップクラスといっていい飛距離性能をもっています。

7番アイアンといっていいだろうか?と思えるほどの飛びの凄さです。

練習場には200Yの看板があるのですが、それをキャリーで超えてしまい、それでいいのかな・・・。と思ってしまいました。

もう7番とはいえないといいますか、完全に7という意味をなしていません。

弾道も高くしっかりと稼いでいけるので、高確率で飛ばしていけるのが、このアイアンの魅力です。

私の感覚では、『ちょっと飛ぶ5番アイアン』といった感じでした。

ヘッドだけでなく、装着されているシャフトにもメーカーがこだわっているのではないでしょうか?

今日はカーボンシャフトでしたが、スチール装着モデルもラインアップされているということで、次は是非そちらも試してみたいです。

おそらく、このカーボンシャフト装着モデルのほうが、同じアイアンではあっても、飛ぶような気がします。



操作性
『操作性』という点では大らかさがあり、いい意味での鈍感さがあるので、あまり操る感じはしませんでしたが、小さく左右に曲げることはできました。

大きく曲げるのは得意ではないアイアンだと思います。

顔が良かったので、イメージしやすく、ラインを出しやすいのが気に入りました。



試打後の感想


ヒール側
一番印象に強く残ったのは『顔の良さ』です。

正直、あまり期待していなかったので、いい意味で期待を裏切られました。

軽さはありましたが、顔が良かったせいか、20球ほど打ってみて、大きなミスは出ませんでした。

顔の良さと、このクラブのもつ大らかさに助けられたような気がします。



YONEX EZONE GT アイアン
そしてかなり高い飛距離性能をもっています。

先ほども書きましたが、ヨネックスは昔から飛びにはこだわってきたメーカーです。

私は昔、『エアロナ300』というカーボンヘッドのドライバーを使っていて、いい思い出がたくさんあります。

当時45インチといえば『長尺』でしたが、今では『やや短尺』といえるかもしれません。

『ヨネックスドラコンチーム』というのもありましたし、フィル・ミケルソン選手もヨネックスのクラブでかっ飛ばしていました。

そんな飛距離へのこだわりを昔からもっているメーカ-であるヨネックスが、深い研究によって生み出したアイアンといえるのではないでしょうか?



YONEX EZONE GT アイアン
私はアイアンに飛びの性能を求めていませんが、ここまで性格がはっきりしていると、かえって潔いといいますか、メーカーの狙いがはっきりしていて好感が持てます。

私が購入したいと思えるタイプのアイアンではありませんが、色々なタイプのクラブがあって面白いです。

もし私がこのアイアンを所有するのであれば、刻印を『7』ではなく『4.5』というようにしたいです。

そう思えるくらい、このアイアンは番手感覚を無視した飛距離性能があります。

こういうアイアンセットを使っていると、最初のうちは距離感が全く合わず、合うようになるまで、かなりの月日がかかるような気がします。



YONEX EZONE GT アイアン
軽量タイプで球はよくあがり、飛距離性能に優れていますが、どちらかといえば、ベテランゴルファーというよりはヤングゴルファーの方に合いやすいアイアンだと思います。

軽量感がありながら、しっかりと振っていきたい方との相性がいいような気がします。

『7番アイアン』で、これだけ飛んじゃうんだから、アイアンの本数も少なくなるよな・・・。と思いながら、このアイアンの放つビッグキャリーを目で追っていました。

飛んだり飛ばなかったり・・・。というのではなく、高確率で安定して飛ばしてくれるアイアンです。



YONEX EZONE GT アイアン
アイアンには距離感ではなく、飛びを求めたい方。

だけど大顔タイプやグースのきついタイプは使いたくない方。

そして球があがりやすくてオートマチックタイプのアイアンを使いたいという方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。