2018年09月 - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

2018年09月

      
2018年09月27日
PR
  

タイトリスト TS3 ドライバー

                 
タイトリスト TS3 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
タイトリスト TS3 ドライバー です。



Speeder 661 Evolution V
シャフトは Speeder 661 Evolution V です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.7、シャフト重量は66g、バランスはD2.5、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は314gです。



正面
タイトリストのニュードライバーです。


2年に一度モデルチェンジされるので、そろそろ出会えるだろうと期待していました。


前のモデルは917だったので、今年は919かな?と、私もそうですし、多くの方が思っておられたのではないでしょうか?


しかしTSになっています。


TSとはどういう意味でしょうか?


私はすぐにツアーステージが浮かんだのですが、ブリヂストンの名称なので、違うことは明らかです。



側面
シャロー感のあるヘッドです。


これまでのモデルと変わりません。


シャローではあるものの、黒いヘッドで少し引き締まって見えます。



トゥ側のウェイト
トゥ側

ヒール側のウェイト
ヒール側

トゥ側とヒール側にはウェイトがあり、筒のようになっています。


これは前のモデルの917と同じです。


917のことは今でもよく覚えているのですが、もう2年が経つのかと思うと、とても早く感じられます。



ネック長さ
最近のドライバーはショートネックが多いので、そういう意味では少し長く見えますが、これくらいであれば『標準的』といっていいように思います。


シャロータイプのドライバーですが、こうして見てみると、結構厚みのあるタイプだということが分かりました。


バックフェース寄りにあるウェイトが目立っていますが、それ以外は特に何も見られず、シンプルな形状です。


しかしタイトリストのニューモデルということもあり、見えないところにたくさんの新しい技術が注ぎ込まれているのは間違いありません。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。


ニューモデルであっても、この調整システムはずっと変わらないようです。



A1
試打するのは、この『A1』のポジションです。


おそらく、このポジションがノーマルなのだと思います。



シャローバック
シャローバックタイプですが、見慣れた形状です。


今はディープバックタイプを探すほうが難しくなりました。


以前も書きましたが、昔と違い、今は『頼れるシャロー』『力強いシャロー』がたくさんありますし、何よりタイトリストが満を持して発表してきたニューモデルということのあり、期待感が膨らみます。


どのクラブにもあるのですが、ゴルフクラブには『雰囲気』というものがあります。


それは何となく感じるものなので、上手くは表現できないのですが、このドライバーはとてもいい雰囲気がありました。



顔
タイトリストらしい、クセの無い、いい顔をしています。


大らかそうなところありながらボテッとしたところはなく、シュッとしています。


これまでのモデルと共通する美顔で、『タイトリスト顔』といっていいように思います。


最近はクラウンにカーボンコンポジットされているクラブが多くなってきているので、このドライバーはどうなのかな?と思い見てみましたが、カーボンの模様は見られませんでした。



振り感
素振りをしてみると、適度にしっかりしていて、振りやすいです。


今の大手有名メーカーのクラブはどんどん『軽量化』が進み、軟らかくなっているように感じるのですが、このドライバーはそれらとは違い、一本太い芯が通ったような硬派な感じがあります。


ちょっと前までは、このようなクラブばかりだったのですが、今はかなり軽量化が進み、シャフトも軟らかくなってきています。


もちろん、そういったスペックがピッタリ合うという方もいらっしゃると思いますが、軽すぎるのでもうちょっと重量が欲しい・・・。と思っておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


そういった方々にも、このドライバーを試していただきたいと思いました。


スペック的に見て、ヒッター向けだな・・・。と思いましたが、そのハードルは決して高くないような気がします。


最近、他のメーカーのドライバーで、このスピーダーを試打していて好感を持っているので、さらに親近感が増しました。


このシャフトが、いわゆる『純正』ということになるのでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じでした。


タイトリストの、しかも『2』ではなく、『3』のほうなので、構えやすいだろうな・・・。と期待していたのですが、その通りでした。


これまでタイトリストのドライバーをずっと使い続けてこられた方には、とても親しみが持てる構えやすさといっていいのではないでしょうか?


このオーソドックスな構えやすさは、大きな安心感をもたらします。


こうして構えてみても、『シャロー感』は伝わってきますが、それが強すぎないところも気に入りました。


普通に構えて、普通に振っていくだけで、いい球が出そうな予感がします。


方向性に対して、不安に感じるところは全くありませんでした。


このドライバーはロフト10.5度ということですが、それにふさわしいフェース面の見え具合です。


『絶壁感』はなく、よく見えたので、少し高めの弾道をイメージしました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、とてもいいです、


期待通りのグッドフィーリングです。


これまでタイトリストのドライバーを試打してきているので、打感には期待していました。


試打しながら、あの名器『913D3』を思い出しました。


何となく似ているな・・・。と思いました。


913の前の『910』も良かったですし、後継モデルの『915』。


そしてさらに後継モデルの『917』も素晴らしかったですが、私は913が一番好きです。


何故か分かりませんが、一番フィーリングが合いました。


かなり気に入ったので、コースでも何度か試しました。


易しくて、飛距離性能がとても高いドライバーです。


練習場でマイドライバーと打ち比べて、とても楽しかったのも覚えています。


今日は、その思い出が蘇ってきました。


適度にしっかりした打感なのですが、決して硬くなく、程よい手応えもあって、ボヤけていないのがいいです。


かなり弾き感が強いドライバーです。


以前、あるメーカーの高反発ドライバーを試打したとき、その弾きの強さが印象に残ったのですが、このドライバーはそれに近いものがありました。


タイトリストは『ルール適合モデル』しか販売しないので、このニュードライバーもおそらく適合モデルだろうと思っていたのですが、やはりその通りでした。


『反発性能』にも、かなり力を入れて開発されているのでしょうか?



打球音
『音』は、はっきりしているのですが、高すぎず大きすぎず好感が持てました。


『耳に優しい音』です。


いくらでも振っていくことができ、スイングの邪魔をしません。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、なかなかいい感じですが、今のドライバーの中では普通か、ちょっとしっかりしているように感じました。


ロフトが10.5度ですし、しっかりとあがってくれるのですが、高くあがりすぎて吹き上がるということもなく、強い弾道を打たせてくれるドライバーです。


『効率の良い高弾道』といったらいいでしょうか?


頼もしさがあります。



バックフェース
『安定性』は高く、シビアさは感じません。


913などもそうですが、ポテンシャルの高いドライバーでありながら、決してシビアさが顔を出さないところが魅力的です。


いわゆる『易しすぎない』ドライバーではありますが、大らかさも十分感じられ、親しみやすいところがあります。


スイートエリアといいますか、『反発エリア』は広く感じました。



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり高いです。


一球目から、いい球を打たせてくれました。


先ほども書きましたが、かなり弾き感があり、勢いがあります。


ボールにターボエンジンを積んでいるかのように、力強く前へ前へと突き進んでいきます。


昨年出会うことができなかった鬱憤を、このドライバーで晴らすことができそうです。


そう感じさせるくらい、このドライバーの放つ弾道は魅力的でした。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じです。


シャローヘッドですし、あまり操作するタイプではないような気もしたのですが、『3タイプ』ということもあり、扱いやすさもあるだろうと思いました。


実際に左右に曲げることは易しかったのですが、つかまりのいいドライバーなので、どちらかというと私はフック系のほうが易しく感じました。


右にも曲げてみたのですが、つかまりきらずに右にプッシュするということもなく、しっかりとつかまってくれました。


シャロータイプのドライバーというと、『フックフェース』が今でも『お約束』のようになっていますが、このドライバーはそんな感じはしなかったので、強いフックフェースが苦手だという方も、構えやすく感じられるのではないでしょうか?


ドローヒッターの方にも合いやすいですが、フェードヒッターの方には、さらに相性がいいような気がします。



ヒール側
試打しながら、二年待った甲斐があったな・・・。と思いました。


早くニューモデルに出会いたいと思っていましたが、今日その願いが叶い、楽しい時間を過ごすことができました。


タイトリストのドライバーなので、『基本性能の高さ』があるのは『当然』ですが、それがさらに洗練されている感じがします。



タイトリスト TS3 DRIVER
バックフェースにあるウェイトが目立ちますが、それ以外は特に工夫は見られず、すっきりしています。


ゴチャゴチャした感じはありません。


ネックには調整機能が搭載されていますが、これまでのモデル同様、それが邪魔にも感じられません。


自分に合うように調整をするという楽しみもありますし、飛距離性能に直結しているようです。



Titleist TS3 DRIVER
シンプルなヘッドの中に、たくさんの工夫がされているのは間違いありません。


そう思わせてくれる『確実な飛距離性能』が私の心を強く揺さぶりました。


難しすぎず、適度な易しさを持ち合わせたドライバーで、ポテンシャルが高いです。



Titleist TS3 DRIVER
しばらく『910』シリーズが続きましたが、これからは『TS』シリーズとなるのでしょうか?


同じタイトリストの『VG3』のように、年が変わってモデルチェンジされても、ずっと名前が変わらないのでしょうか?


そんな、『これから先』のことを考えながら、このドライバーの試打を楽しみました。


今は地クラブメーカーの実力も高いですが、大手有名メーカーも負けてはいません。


たくさんのクラブを試打していると、『期待外れ』に感じてしまうことも、たまにあるのですが、このタイトリストのニューモデルはとても気に入りました。


装着されているスピーダーとの相性はバッチリですし、できれば他のシャフトでも試してみたいです。


何度も試打したいですし、コースでも試してみたい、魅力的なドライバーです。


次のモデルが登場するのは、おそらく二年後だと思いますが、二年間このドライバーを楽しむことができるのかと思うと、嬉しくてたまりません。


気持ちよく練習場を後にすることができました。