2018年03月
2018年03月31日
PR
ミズノ GX フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミズノ GX フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは MFUSION D カーボンシャフト です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは4.2、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は307gです。

ミズノGXのフェアウェイウッドです。
先日、ドライバーを試打しましたが、今日はFWを試打する機会に恵まれました。
ミズノらしい、美しくて高級感のあるFWです。
デザイン的にも、ドライバーをそのまま小さくしたような感じです。

シャロータイプのFWです。
ドライバーもシャローの印象が残っているので、統一感があります。
高い機能性を感じさせるFWですが、ゴチャゴチャした感じが無く、デザインを壊していないので、好感がもてます。
ミズノらしいデザインです。

ネックは適度にありました。
ショートタイプが今も多いですが、最近は少しずつ、このような適度な長さのFWやドライバーが増えてきたように感じます。
緻密な計算がされているのは間違いないですし、短ければいいというものでもないのだと思います。

ソールのフェース寄りには、ウェイトがひとつだけ配置されていました。
数字が無かったので、重さはわかりませんでした。
専用の工具を使えば、簡単に取り外せそうです。

ウェイトのすぐそばには溝があり、『WAVE TECHNOLOGY』と記されていました。
ドライバーと同じです。
ドライバーとFWではヘッド体積が違うので、同じシリーズであっても、必ず同じデザインとは限らないですが、このFWはドライバーとかなり共通点があるように見えます。

溝の深さは結構ありますが、それほど深いというほどではありませんでした。
この深さがベストなのでしょうか?
溝ありと溝無しでは、どれだけ飛距離が変わるのか興味があります。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側にも溝がありました。
これもドライバーと同じです。
ドライバーと同じようにFWにも採用されているということは、それだけ大きな効果が期待できるということなのだと思います。

バックフェースにある、このアクセサリーのようなものも同じです。
これは単なるアクセサリーなのでしょうか?
それともウェイトとして、ここに組み込まれているのでしょうか?

フェース面のデザインはシンプルです。
スコアラインはドライバーと違っていました。
トゥ側とヒール側にある、両端の白い塗装がされている部分と、スイートエリアの無色の部分が全て凹んでいて、しっかりと『溝』になっていました。
これは強度の違いによるものなのでしょうか?
それともスピンなど、色々な要素が絡み合っているのでしょうか?

こうして見ても、かなりのシャロータイプであることが分かります。
MPでここまでのシャローのイメージは無いので、やはりGXはMPのような美しさ・高級感はあっても、全く別のモデルなのだと思いました。
スプーンにしては、かなり薄い感じがしますが、今はこれくらいが普通といえるでしょうか?

顔はいい感じでした。
クセがなく、好感のもてる顔をしています。
ミズノらしい男前です。
純朴といえる顔だな・・・。と思いました。
予め印象を決められているのではなく、こちらで印象を決めていけそうな感じです。
このオーソドックス感がミズノらしいです。
ドライバーはちょっとクセがありましたが、このスプーンは自然な感じです。

装着されているグリップはドライバー同様、機能的なタイプです。
これからは、こういうタイプが主流になるのでしょうか?

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
軽量感はありますが、タイミングはすぐに合わせることができました。

ボールを前にして構えてみると、良い感じです。
クセが無いので、自然に構えられます。
シャロー感があり、フェース面もよく見えるので、球があがりやすそうです。
方向性に対する不安も全くありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』は良いです。
とてもソフトです。
球の抵抗感をあまり感じさせない、心地良いフィーリングです。
見た目の高級感・綺麗さと、このグッドフィーリングがマッチしていました。

『音』は、はっきりしていますが、高すぎず大きすぎずちょうどいい感じです。
この音は、クラブの『質の高さ』をさらに感じさせてくれます。
インパクトが緩むこともなく、気持ち良く振っていくことができました。

球はとてもあがりやすいです。
構えたときにあがりやすそうな印象をもっていたのですが、実際に打ってみると予想以上に打ち出しが高く、確実にキャリーを稼いでいけるタイプです。
いつもの通り、このFWもティアップせずにマットの上から直打ちで試打したのですが、充分過ぎるほどよくあげてくれました。
シャロータイプの特長がよく出ていました。
とてもカッコいいFWですが、タフなタイプではなく、親しみやすい性格をしています。

『安定性』という点では、なかなか良いです。
ラインも出しやすいですし、イージーなタイプです。
シビアさは全く感じませんでした。
こういったところも、MPには無い、GXシリーズの特徴といえるのかもしれません。

『飛距離性能』は高いです。
しっかりとキャリーを稼ぐことができましたし、初速の速さが印象的です。
アスリートモデルっぽい外見ですが、決してハードルが高いタイプではなく、親しみやすい飛び性能をもっているように思います。

『操作性』という点では、ほぼ中立的な感じがしましたが、左右にも曲げることができました。
今のクラブの特徴だと思いますが、あまり細工をしたくないタイプです。
自然な感じで、自分の持ち球で勝負していきたいクラブです。

バランス良く仕上がっているように感じました。
飛びもフィーリングも良く、いいバランスに整えられています。

ソールを見ると色々な工夫がされていますし、機能的なタイプだと思いますが、それでもフィーリング性能が落ちていないところがいいです。
機能が感性を邪魔していないクラブです。

飛びの性能は優れていますが、ただ単に飛びだけを追求して、後はどうでもいい・・・。という設計になっていないところがミズノらしくて、好感がもてます。

かなりのシャロータイプで、球のあがりやすさも魅力のひとつですが、易しくなっているだけではなく、他の性能とのバランスも取れているので、かなり研究されているように感じました。

直打ちでもあがりやすくて、距離もある程度稼いでいきたい・・・。
シャロータイプのイージー系が好きだが、できればカッコ良くて所有欲を満たしてくれるFWを使いたい・・・。という方には魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?