2016年10月10日 - ゴルフクラブ試打日記。
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2016年10月10日

      
2016年10月10日
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Zodia CG511 アイアン

                 
Zodia CG511 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは Zodia CG511 アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



正面
ゾディアの新しいアイアンです。


ゾディアらしいカッコ良さがあります。


このカッコ良さ・何とも言えない雰囲気は、他のメーカーでは見られない『個性』といっていいと思います。



側面
とてもシャープなマッスルバックアイアンです。


最新モデルなのだそうですが、昔の感じが伝わってきます。


ボテッとしたところはなく、シュッとしているのが、とてもカッコいいです。


『易しい・難しい』はひとまず置いといて、いつかはこのようなアイアンを使ってみたい・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


昔から見慣れた形状ではありますが、見飽きることなく、いつも魅了されてしまいます。


ピカピカ光るミラー仕上げでないのも、好感がもてるところです。


ミラー仕上げで素晴らしいアイアンもたくさんありますが、私はこのように光らないタイプのほうが好きなので、好感度がアップしました。


しかし、これはあくまでもその人の好みの問題なので、クラブそのものの性能とは直接関係ないところです。



彫りの深さ
マッスルバックアイアンではありますが、完全なフラットバックタイプではなく、バックフェースに工夫が見られます。


最近はこのようなタイプも増えてきているように思います。



キャビティのような形状
キャビティのような形状です。


『易しさ』も取り入れているのでしょうか?


それとも、これまでと違うバックフェースのデザインを採用しているのでしょうか?



ソール幅
ソール幅は狭いです。


今は少し広めのマッスルバックもありますが、このアイアンは狭いです。


こうして見ても、『ハンドメイド感』といいますか『手作業感』があって、とてもカッコいいです。


こういったところは、ゾディアの個性といっていいと思います。


他のメーカーのアイアンでは、このようなアイアンは見られません。


『大量生産』ではなく、『少数生産』の感じがして、プレミア感があります。



ネック長さ
ネックは少し短く見えましたが、今のアイアンの中では標準的な長さだと思います。


一番多いと思います。


昔はマッスルバックやハーフキャビティはロングネックが、いわば『セット』のようになっていましたが、今ではあまり見られません。


『ショートネック化』が進んだように思います。


それともうひとつは『ソール形状の工夫』が見られるようになりました。


見た目はそれほど変わっていないように見えても、アイアンは確実に進化しているように思います。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。


ゾディアはウェッジの印象がとても強いので、ミーリングがあるかな?と思っていたのですが、ありませんでした。


とても綺麗なフェース面です。


スコアラインも丁寧に見えました。


いわゆる『活きているスコアライン』だな・・・。と思いました。


色々なアイアンを試打していると、『死んでいる』とまではいかなくでも、あまり『活力を感じないスコアライン』も少なくありません。


冷たく感じることもあります。


特に、あるメーカーのアイアンでは、そういったことを感じることが多いです。


私はそういったタイプのアイアンを、あまり好きになれませんが、このアイアンはとても好感がもてます。


ゴルフクラブは全ての部分が大切だとは思いますが、フェース面はボールとの『唯一の接点』なので、特にこだわっていきたいです。


いいインパクトをイメージしやすい。とか、スピンの効いた活きた球を連想させてくれるアイアンやウェッジに出会うと、気持ちも盛り上がってきます。



トゥ側の尖った部分
トゥ側の、この尖った部分も、ゾディアらしいところです。


ここの部分は『角を取っている』といいますか、滑らかなアイアンが多いですが、ゾディアはこのようなタイプが多いように思います。


メーカーのこだわりなのかもしれません。



オリジナルグリップ
このベルベットタイプのオリジナルグリップが、とてもいいです。


すごく手に馴染みます。


アイアンに最適なグリップだと思います。


好感度があがりました。



リーディングエッジ
リーディングエッジが小さく削られていました。


ここもゾディアらしい感じがします。


均一ではなく、少しムラがある感じで、そこがまたいいのかな?と思いました。


使っていくうちに、どんどん馴染んでいきそうです。


今はリーディングエッジが大きく削られたアイアンも増えてきましたが、このアイアンはとても小さいです。


これくらいで充分だよ・・・。とメーカーが言っているようです。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。


ストレートタイプで、イメージラインも出しやすいです。


できれば、もう少しネック周りが細くすっきりしているほうが好きなのですが、特に問題は無いと思いました。


ゾディアらしい構え感です。


『ゾディア顔』といっていいのだと思います。


私はもっとネック周りが絞り込まれているほうが好きです。


そのほうが『フェースターン』をイメージしやすいからなのかもしれません。


しかし、フェースターンを意識されない方は、この形状がフィットしやすいのかもしれません。


こういったところも、好みがはっきりと分かれるところだと思います。


私にとっての『ど真ん中のストライク』ではないのですが、これまでもたくさん経験していますし、易しさを感じるところもありました。


緊張することなく、落ち着いて構えることができました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はとても良いです。


軟鉄らしい柔らかさと球持ちの良さがありました。


何と言っていいのか分かりませんが、この『至高の打感』に酔いしれてしまいました。



乗っかり感
『ボールがフェース面(スコアライン)と戯れる感じ』といったらいいでしょうか?


軟鉄マッスルバックらしい打感です。


こちらのイメージが伝わりやすいですし、一球一球楽しむことができました。


一球毎の密度も濃いです。


『クラブと会話する感覚』といったらいいでしょうか?


あくまでも『ドライ』ではなく『ウェット』な感じで接していける感じ・・・。といったらいいでしょうか?


一球打つ度に、色々なことを感じ、考えることができました。


最初から、とてもいい感じで打つことができました。


こういったことがあるから、軟鉄アイアン、そしてマッスルバックは無くならないのかもしれないな・・・。と思いました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』は自然な感じで好感がもてましたが、今のアイアンの中ではあがりやすいほうだとはいえないのかもしれません。


『ハイテクな感じ』『人工的な』あがりやすさではなく、『必要最小限』の手しか加えられていない、より自然な感じのあがりやすさといったらいいでしょうか?


こういうタイプのほうが出球のイメージが合いやすい・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


今はかなりあがりやすいアイアンが増えてきているので、そういう意味ではタフなほうといえるような気もします。


あがりやすくなるような工夫はあまり感じませんでした。


しかし、『球の乗り』はとてもいいな・・・。と思いました。


私はこういうアイアンが大好きです。


バーンと弾くタイプのアイアンは少し難しく感じることも多いです。



バックフェース
『安定性』は、マッスルバックらしい正直さがあって、ある程度の敷居の高さがあると思います。


バックフェースの形状による、多少の易しさはあるのかもしれませんが、キャビティタイプというよりは、マッスルバックそのままの認識でいいと思います。


今はマッスルバックも、『易しさ』をどんどん取り入れている時代だと思います。


このアイアンも、そういったところを少し感じましたが、あくまでもマッスルバックに変わりは無いと思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』はノーマルな感じです。


7番アイアンらしい飛距離性能です。


飛びを最優先にしているアイアンではありません。


『飛ばす』というよりも、『刻む』ことに長けたアイアンだと思います。


アイアンに飛距離性能を求めておられる方には、合いづらいかもしれません。



操作性
『操作性』は、かなりいいです。


色々な『曲げ球』を打つことができました。


左右に、大きく曲げて楽しむことができました。


この反応の良さ・速さがあるからこそ、自分の球筋を信じて、コースでもアグレッシブに攻めていけそうだな・・・。と思いました。


左右どちらかに偏っているタイプではなく、中立的な感じがしました。



ヒール側
今はマッスルバックもグースタイプが増えてきて、つかまりやすさが向上しているように思いますが、このアイアンはそういった感じはしませんでした。


私がフッカーだからすごく易しく感じたところはあるのかもしれません。


ヒッタータイプの方でも、スライサーの方にはつかまりづらくて右に逃げやすい・・・。と感じられるかもしれません。



Zodia CG511 アイアン
今はなるべくしないようにしているのですが、以前はニューモデルであっても、形状や外観などが苦手なタイプだと手にすることなく、そのままスルーすることもありました。


いわゆる『食わず嫌い』だったのかもしれません。


今はなるべく色々なタイプのクラブを手にしてみて、そこから感じ取れる部分を大切にしていこう・・・。と思っています。



Zodia CG511 アイアン
しかしマッスルバックアイアンは違います。


メーカー問わず、目にしたら必ず試打します。


同じ日にハーフキャビティとマッスルバックを目にしたら、殆どマッスルバックを先に試打します。


キャビティは、また次の日にとっておくことが多いです。


『まずはマッスルバック』が私の『信条』といったら少し大袈裟かもしれませんが、マッスルバックには他のアイアンには無い魅力がたくさん詰まっています。



Zodia CG511 アイアン
それほどマッスルバックに魅了されているのかもしれません。


それは『アイアンの原型』といっていいと思いますし、その美しさ・カッコ良さが私を魅了してやまないのだと思います。


『挑戦意欲』も掻き立てられるのかもしれません。


とはいっても、昔のマッスルバックよりも今のほうが、格段に易しくて親しみやすくなっているのですが・・・。



Zodia CG511 アイアン
色々なメーカーのマッスルバックもいいですし、今日は特にゾディアのマッスルバックということで、気持ちもすごく入っていたように思います。


球を打っているのがとても楽しくて、予定の球数と時間を軽くオーバーしてしまいました。


完全に『私の中の殻』に閉じこもった状態だったと思います。



Zodia CG511 アイアン
このようなカッコいいアイアンだと、下手な球は打てないな・・・。と思いましたし、このアイアンがバッグに入っているだけで、何らかの『プラシーボ効果』のようなものが得られるような気がしました。


自分自身を、いい方向へ暗示を掛けることができそうだな・・・。と思いました。


このアイアンで18ホールを回ることができたら、とても楽しいだろうな・・・。と思いました。


なかなか止める踏ん切りがつかずに、ついつい楽しんでしまいましたが、いいアイアンに出会うことができてラッキーだな・・・。と思いました。


清々しい気分で練習場を後にしました。