2016年08月
2016年08月27日
MaxSoul Rise ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Rise ユーティリティ です。

シャフトは N.S.PRO HYBRID-100 です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは2.2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は383g です。

MaxSoulのカッコいいユーティリティです。
先日FWを試打しましたが、今日はユーティリティです。
デザインの統一性がとれているように見えます。
クラブのセッティングという点でも、いい流れにもっていけそうです。

全体的に丸みを帯びています。
『流線型』といっていいでしょうか?
この滑らかなところが、空気抵抗を減らしているように見えます。
こういったところにも、メーカーのこだわりが感じられます。

ネックの長さは標準的ですが、今は短い物も多くなったので、今のクラブの中では少し長めといえるかもしれません。

シャローバックではありますが、今の主流という感じがします。
オーソドックスな厚みといったところでしょうか?

先日試打したFW同様、ソールのフェース寄りには溝がありました。

深さもFWと同じくらいです。
それぞれ番手が違っていても、この深さが最適なのでしょうか?

ソールのバックフェース寄りにある、この4つの丸い物も印象に残っています。
この位置にあるということはウェイトなのかな?と思いましたが、ウェイトには見えないので、デザインの一部なのかな?と思いました。

いい顔をしています。
マックスソウルらしい美顔です。
ユーティリティにしては少しラージサイズに見えました。
小顔には見えませんでしたが、形状のバランスは取れています。
変なクセのようなものはありませんでした。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
今はユーティリティもカーボンシャフト装着が多くなってきているように思いますが、このNSPROのスチールシャフトとの相性はいいと思いました。
ユーティリティではあるけど、できるだけアイアンテイストも残っていると嬉しい・・・。という方には、好感のもてるセッティングといえるのではないでしょうか?
昔は、ユーティリティはスチールシャフトが多くありましたが、今はカーボンのほうが多いように思います。
カーボンのほうが、まだ『伸びしろ』は大きいと思いますが、改めてスチールの良さも感じました。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
とても構えやすいです。
いいイメージしか浮かんできません。
これは楽なタイプのUTだな・・・。と思いました。
ラインも出しやすそうですし、大らかそうな雰囲気が伝わってきました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
手に、いいフィーリングがしばらく残りました。
とても心地良いです。

『音』も好感がもてました。
おとなしめで、何ともいえない金属音です。
あまり耳にしない音ですが、好感がもてます。

『球のあがりやすさ』も良いと思いました。
オーソドックスな感じで、それほど易しさが感じられるほうではないような気もしたのですが、タフなタイプではありませんでした。
球をよくあげてくれました。
21度というロフトはUTで一番人気のあると思いますが、他のUTと比べても、結構あがりやすいタイプだと思いました。

『安定性』は、なかなかいい感じです。
シビアなタイプではないと思いましたが、今のUTの中では平均的といえるでしょうか?

『飛距離性能』は、いい感じでした。
弾きも良く、しっかりとキャリーを稼いで飛ばしていけました。
今は飛び性能の高いUTがたくさんありますが、このUTもそのレベルの高さを充分持ち合わせていると思いました。
フェースがよく仕事をしてくれていますし、ソールにある物も威力を発揮してくれているのだと思います。

『操作性』は、まずまずでした。
あまり大きく曲げることはできなかったのですが、左右にもしっかりと対応してくれたので、不満はありませんでした。
大らかさを感じたので、あまり極端なことをしないのがいいのだと思いました。

ソールのデザインはちょっと変わっていますが、全体的に見てオーソドックスな感じがします。
しかし、性能はしっかりしていると思いました。

『構えやすさ』『打感』『音』『球のあがりやすさ』『大らかさ』『飛距離性能』。
UTに求められる性能が、このクラブにギュッと凝縮されているように感じました。

出会う機会はそれほど多くないですが、いいクラブなので、多くの方に試していただきたいと思いました。
メーカーの誇りとこだわりが感じられるクラブです。