2015年08月
2015年08月30日
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ツアーエッジ エキゾティクス CB3 BLACK フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ツアーエッジ エキゾティクス CB3 BLACK フェアウェイウッド です。

シャフトは 三菱レイヨン Diamana B 70 です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は74g、トルクは3.0、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は336gです。

とてもカッコいいツアーエッジのFWです。
これまで試打した数は少ないのですが、いい印象が残っています。
CB PROというフェアウェイウッドは、ソールが特徴的でしたが、基本性能もしっかりとしていて、とても好きでした。
このクラブはオーソドックスです。
正統派な感じで、ブラックがとてもシブいです。

ディープというよりは、ややシャローな感じがします。
ソールの形状も良くて、滑りやすそうだな・・・。と思いました。
チープな感じは全く無く、いい雰囲気が伝わってきます。
ソールには凹凸があるのですが、今のFWの中では比較的シンプルなほうだと思いました。

ネックの長さはやや短めに見えるのですが、今のFWの中では標準的といえるのかもしれません。

シャローバックタイプです。
今はもっとシャローな物が多いので、それほど薄さを感じませんが、やはり私の中ではシャローなタイプに入ります。
ドライバーよりも、FWのほうがディープな物を探すのが難しくなったような気もします。
シャローなタイプは『形状としての美しさ』をあまり感じないことも多いのですが、このクラブは美しいな・・・。と思いました。

とても男前です。
この整った形は最近では珍しいような気もします。
数年前のような『異型ヘッド』は今では見なくなりましたが、それでも『機能的な顔』はよく見かけます。
構えづらくはないけれど、機能性を感じさせる顔をもったFWはたくさんあります。
そういった意味では、このクラブはとてもシンプルな顔をしているな・・・。と思いました。
機能性も重要だけど、顔の良さにこだわって作られているのではないかな?と思いました。
最近ではあまり見ない顔ですが、昔はよく見られたような気もします。
艶消しタイプの、この濃いシルバーもすごくいいです。
晴れの日でも眩しくないというのは、大きなメリットです。
バルジの微妙なカーブがとても美しいな・・・。と思いました。
適度な逃がし系で、いい顔をしています。
思わず目尻が下がってしまいました。

このアクセサリーのような物も目立っていました。
この位置にあるということは、単なるアクセサリーではなくて、ウェイトの役目を果たしているのでしょうか?

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれナイキのスウッシュマークのような模様がありました。
これには、どんな意味があるのでしょうか?

トゥには『Combo-Brazing Tour Distance』と記されていました。
飛距離を生み出すために、特別な工夫が施されているようです。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
とても構えやすいです。
リラックスして構えることができました。
余計な不安や雑念などがわくこともありませんでした。
逃がすイメージを出しやすいので、楽な気持ちになれました。
真ん中から左を広く使っていけそうです。
左へのプレッシャーが緩和されます。
スライサーの方は、少し苦手に感じられるかもしれません。
ヘッドが大きすぎないのもいいと思いました。
ドライバーが大きくなるにつれて、FWも最近は少しずつ大きくなっているように感じることも多いのですが、このように小振りなのは珍しいような気もします。
この大きさは今では『個性』といえるような気がしました。
もう少し大きいほうが安心できる・・・。という方もいらっしゃると思いますが、私はこれくらいの大きさが大好きです。
人によって、好みが分かれるところかもしれません。
いいイメージが自然にわいてきました。
試打を開始しました。

『打感』は、どちらかというと柔らかい感じで、球の重さ・質感をボヤけることなく、クリアに感じとることができました。
好感のもてる打感です。

『音』も、いい感じです。
はっきりとした金属音が心地いいです。
大きすぎず、高すぎず、ちょうどいいです。
大好きな音です。

『球のあがりやすさ』という点では、今のFWの中では、それほど秀でているとは思いませんでした。
ナチュラルな感じです。
浮きやすさ・あがりやすさはあまり感じませんでした。
明らかにヒッター用だと思います。
高~くあがるというよりは、ライナー系に近い弾道です。
今日は最初からずっとティアップせずにマットの上からの直打ちで試してみました。

『安定性』という点では標準的な感じがしますが、今のFWの中では明らかに正直なタイプだと思います。
シャフトがしっかりしていますし、それほどブレることはないのですが、『曲がりにくさ』『高い直進性』を求めるタイプではないように思います。
私はフッカーなので、このクラブは易しく感じましたが、スライスに悩んでおられる方は、球がつかまりきらず右に逃げすぎてしまうかもしれません。
そういったときは先走り系のつかまりやすいシャフトだと、もっと易しくなるのではないかな?と思いました。

『飛距離性能』は、いい感じでした。
ライナー系の力強い弾道がグーンと伸びていく感じがとてもいいです。
風が強い日でも勇気を与えてくれる、心強い弾道だと思いました。
球があがりやすいタイプではないので、球があがりきらず、それほどメリットを感じられない方もいらっしゃるかもしれません。

『操作性』は良いです。
左右に曲げるのも簡単でした。
ただ、思っていたよりも大きく曲がらなかったので、意外な直進性もあるのかな?と思いました。
イージー過ぎるタイプではないけど、決して神経質というほどでもない、ちょうどいいさじ加減ができているのかな?と思いました。
顔がとても良かったということもあると思うのですが、いいイメージがずっと残ったまま打つことができました。

最近のクラブは見た目硬派そうに見えても、実際はそれほどでもなかった・・・。という物が増えてきました。
見た目と実際の、いい意味でのギャップのあるクラブが多くなりました。
そのギャップはメーカーの企業努力といっていいと思います。
顔の良さがあって、いかにも本格的な外見だけど、実際はとてもイージー・・・。

しかし、このクラブはある程度『見た目通り』な感じがしました。
初めて見たときの感想と、実際に球を打ってみた感想に大きな隔たりはありませんでした。
いい意味で『予想通り』といった感じがしました。

このFWは最新モデルなので、おそらく色々なところに最新の技術が組み込まれているのだと思いますが、ずっと、ちょっと前のFWを打っているイメージをもちながら試打をしていました。
男前でフィーリングのいい、良い頃のFWをそのまま継承しているように思いました。

顔の良さと、打感・音の良さが特に印象に残りました。
このようなフィーリングのいいクラブは大好きです。
易しさに特化した、いわゆる『イージー系』ではないので、それほど多くの支持を集めることはないかもしれませんが、このようなタイプを好まれる方にはたまらない1本となるのではないでしょうか?

この3番をすごく気に入ったので、また機会があれば違う番手でも試してみたいと思いました。
最近の流行に、それほど乗っている感じはしませんが、いいクラブだな・・・。と思いました。
ツアーエッジのクラブを試打した経験は、それほど多くありませんが、今日また好感度が上がりました。
最新モデルを試打しながら、ずっと懐かしさを感じていたように思います。