2015年07月
2015年07月30日
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George Spirits GT-SW ForgedⅡ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはGeorge Spirits GT-SW ForgedⅡ です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

初めて出会った、ジョージスピリッツのウェッジです。
これまでドライバーやアイアンを試打したことはあるのですが、ウェッジは初めてです。
なかなか出会うことのないメーカーですが、いい思い出が残っているので、すごくワクワクしました。
特にドライバーはとても良かったです。
いい点は色々とありますが、その中でも『音』という点で、このドライバーを凌駕したドライバーは未だ出会っていません。

丸っこさがよく目立っています。
滑らかな曲線です。
黒い色もオシャレです。
とても光沢感があります。
コーティングされているように感じるほどの光沢があります。
光沢のあるクラブの中には、それがチープな感じを醸し出していることもありますが、このウェッジは違います。
とても高級感があります。
おそらく、とても高価なウェッジなんだろうな・・・。と思いました。

独特な形状です。
とても個性的です。
これがジョージスピリッツウェッジのスタンダードなのでしょうか?
ヒール側に、かなり重量配分しているのかな?と思いました。
今はウェッジも、キャビティタイプなどがあり、バリエーションが増えてきていますが、このウェッジのデザインも斬新です。
すごくいい雰囲気があります。

ソール幅はノーマルといったところでしょうか?
それほど広い感じはしません。
それよりも、この全体的な丸みが目を惹きます。
とても珍しい形です。

角度を変えて見ると、さらに丸さが際立っています。
この丸さはおそらく武器になるだろうな・・・。と思いました。
すごくいい感じで滑ってくれそうです。
私はヒールから入れていきたいので、ヒールが邪魔をするウェッジは難しく感じます。
このウェッジは易しそうだな・・・。と思いました。
ヒールから入れやすそうな形状をしています。
こうして見ているだけで、インスピレーションが湧いてきます。
ソール全体も、光沢感がすごくあります。
SWはバンカーで使うことも多いので、この光沢感がどのように変化していくのかが、少し気になりました。
いい感じで摩耗していってくれればいいのですが、『使い減り』するタイプだと、魅力も半減してしまいます。
その点が少し気になりました。

ロングネックです。
易しくスピンを掛けていきたいウェッジには、キープして欲しい長さが、このウェッジにはしっかりとあります。

ホーゼルには『GT SW Forged2』と記されていました。

フェース面にミーリングが彫られているのかな?と思い、近くでよく見てみましたが、ありませんでした。
しかしとても美しく、丁寧に作られているな・・・。と思いました。
色々なウェッジを試打していると、ときには雑に作られていると感じるウェッジに出会うこともあるのですが、このウェッジは違っていました。
『繊細さ』が感じられました。
指で触れてみたのですが、適度なザラザラ感がありました。

トップラインの厚さはノーマルな感じです。
厚すぎず、ちょうどいいです。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
とても構えやすいです。
黒い色なので、キュッと引き締まって見えます。
ボールの白がよく映えていて、イメージが出しやすいです。
グースが弱いので、私は好きなタイプですが、グースタイプを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれません。
少し出っ歯タイプでした。
昔からよく見られる形状です。
初めて手にしたジョージスピリッツのウェッジですが、形状的にはとてもオーソドックスな印象をもちました。

予想通り、開きやすいです。
ソールの形状を見ていたときに、開きやすそうだな・・・。と思っていたのですが、その通りでした。
ヒールが邪魔をして浮くこともなく、しっかりとしていました。
いわゆる『据わり』のいいウェッジです。
ウェッジ好きの私には安心できる構え感です。
最初は普通に真っ直ぐ振り抜くか、それとも大きくカットに打ってみようかな・・・。などと考えていました。
色々な打ち方をイメージしやすいのも、優れたウェッジの特長だと思います。
暑さは厳しいけど、今日は楽しい試打になるな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでした。
乗っかり感があって、コントロールしやすい打感です。
ターゲットまで運ぶ感覚が出しやすいです。

スピン性能も、なかなかいい感じでした。
強烈という感じはあまりしなかったのですが、安定して止めてくれるタイプだと思いました。
掛かりすぎたり、ほどけたりといったことにはなりにくいので、計算がしやすいように感じました。

球も拾いやすいです。
普通の感覚でボールを拾っていくことができます。
出球の高さのイメージも合いやすいです。
ソールが上手く滑ってくれるので、コンタクトする時間が少し長いように感じられました。
『球持ちの良さ』で勝負できるウェッジだと思いました。

『安定性』は普通かな?と思いました。
ウェッジとしては、それほど『易しさ』を求めるタイプではないような気もしたのですが、SWらしい寛容さは充分持ち合わせていると思いました。

『操作性』はすごくいいです。
色々な球を打つことができました。
左への引っかかりを気にせず、気持ちよく振り抜いていくことができました。
左のミスがすごく嫌な私にはとても心強く感じられるウェッジです。

『飛距離性能』という点では、56度のウェッジらしい印象を受けました。
特別よく飛ぶということもなく、普通だと思いました。
しかし、この『普通』がとても魅力的なのだと思います。
飛びすぎるウェッジには魅力を感じません。
むしろ、微妙に距離を落としていけるウェッジが頼もしく思えます。
このウェッジはその頼もしさがありました。

初めて手にしたジョージスピリッツのウェッジでしたが、やっぱりいいな・・・。と思いました。
ドライバーやアイアンを試打していて、このウェッジにもすごく期待していましたが、その期待を裏切ることはありませんでした。

光沢感と丸いソールがとても印象的でしたが、全体的に見てもすごくまとまった感じがしました。
黒い色も魅力的でしたし、高級感があって、所有欲を刺激してきます。
このウェッジをバッグに入れてみたくなりました。

今日は練習場のマットの上からでしたが、また試打する機会があれば、今度は是非アプローチグリーンでも試してみたいと思いました。
今は芝の緑も濃くて美しいですが、この黒いヘッドとよく合いそうです。

また試してみたい・・・。という『次がある』ウェッジです。
後を引く楽しさがありました。