2015年01月
2015年01月31日
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ツアーエッジ エキゾティクス XCG-7 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ツアーエッジ エキゾティクス XCG-7 ドライバー です。

シャフトは Matrix です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS です。

久しぶりに出会った、ツアーエッジのドライバーです。
ツアーエッジのクラブは、これまで試打してきた経験が少ないので、まだ解らないところも多いですが、このドライバーはとてもいい雰囲気を感じとることができました。
昨年、素晴らしいフェアウェイウッドに出会うことができましたが、今日はドライバーを試打する機会に恵まれてとても嬉しいです。

全身ブラックで、とてもカッコいいです。
今はドライバーのヘッドの色も増えてきましたが、やはりブラックはヘッドの色に適しているな・・・。と改めて思いました。
白いヘッドなどで、『軽さ』を感じ取りたい・・・。という方もいらっしゃると思いますが、私はどちらかというと『軽量感』よりは『重量感』を感じたいと思っています。
軽さによる『ヘッドスピードアップ』のイメージよりも、『しっかりと振っていける』という感じや『球の重さ』をイメージしたいと思っています。
『速くても軽い球質』よりも『風に強い重い球質』を求めたくなります。
そういったときに、黒いヘッドは、そのイメージが出しやすいです。
形状的に見ると、ディープな感じはなく、シャロー感が強いです。

いい顔をしています。
ディープ感はあまり感じませんが、球があがりやすそうな感じがします。
『丸型』というよりは、ややトライアングルっぽい形状です。
よく見られる顔です。
やや『つかまえ顔』に見えました。

クラウンが艶消しタイプで、とてもシブいです。
今はこの艶消しタイプは少数派のような気もしますが、私はとても好きです。
日に照らしてみても、まぶしくありません。

とてもカッコいいデザインです。
派手さはないですが、この硬派な感じがたまりません。
重量感を感じさせますし、いかにも叩いていけそうです。
ツアーエッジのクラブに対する経験値はまだ浅いですが、率直にカッコいいな・・・。と思いました。

シャローバックです。
球が上がりやすそうな印象を受けます。
カッコ良さと、易しさの両立ができているように見えました。

このオリジナルグリップも、いい感じです。
なかなか見かけない模様ですが、グリップ力もあって、滑りにくくなっています。
硬すぎず、手に馴染みやすいのが好印象でした。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側が微妙に膨らんでいました。
これには、どのような効果が期待できるのでしょうか?
それとも単なるデザインなのでしょうか?

ヘッド後方付近は凹んでいて、アクセサリーのような物がついています。
これは重量配分などを計算されてのことでしょうか?

ネックは、やや短めに見えましたが、今のドライバーの中では、それほど珍しい感じはしません。
こうして見ても、美しい形状だな・・・。と思いました。

ネックには調整システムが搭載されていました。
今はとてもポピュラーになりました。
『付いているのが普通』といった感じもしますが、こういったシステムを採用しないメーカーのクラブの人気がまだまだ高いことを考えると、どちらがいいとは単純にいえないのかもしれません。
メーカーとしては、搭載しておいたほうが売りやすい・・・。ということもあるのかもしれません。

試打するのは、この『10.5』のポジションです。
他にも、

9.5

9U

10U 11U

12
様々な表記がされていました。
ロフトを調整できるようです。
専用の工具があれば、9.5で試してみたい・・・。と思っていたのですが、無かったので、このままの10.5で試してみることにしました。

素振りをしてみた感じは、結構しっかりしているな・・・。と思いました。
軟弱な感じはしません。
振っていけるタイプです。
装着されているシャフトのフレックスは『S』だったのですが、これくらいが本来のSかな?と思いました。
『硬い』とは思いませんでしたが、『しっかりしている』と思いました。
『スティッフ』ではなく、『しっかりしている』のSだと思いました。
シャフトのフレックス表記は、多くのゴルファーがメーカーや、そのモデルなどによってバラバラなことを体感しておられると思いますが、このドライバーもまさにそんな感じでした。
今は『本当にS』だろうか?と思えるシャフトにもたくさん出会いますが、このシャフトはすごく自然な感じがします。
ツアーエッジというメーカーのことを私はあまり知らないのですが、このドライバーは『日本仕様』ではなく、『海外仕様』なのかな?と思いました。
どちらにせよ、軟らかすぎるシャフトよりは、こうして『振れる』シャフトのほうがタイミングも合いやすく易しく感じられるので、好感がもてました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
やや『つかまえ系』に見えたので、少し逃がし気味に打っていこう・・・と思いました。
得意とする構え感ではなかったのですが、すごく難しそうで打てそうにない・・・。というほどではありませんでした。
少し、こちらが工夫をすることで、上手く折り合いがつけばいいな・・・。と思いました。
球はあがりやすそうで、つかまりやすそうな印象を受けました。
こういったタイプのドライバーも、今は多いように思います。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずでした。
硬くはないのですが、どちらかといえば、ややこもった感じだな・・・。と思いました。
特に大きな不満はありませんでした。
球の重さをずっしりと感じるというよりは、やや軽めの打感だと思いました。

『音』は、はっきりとしていますが、大きすぎず好感がもてました。
インパクトを調整しなくてもいいので、気持ちよく振り抜いていくことができました。

球はとてもよくあがっていきました。
ロフトが10.5度ということもあるのかもしれませんが、イメージしていたよりも高くあがりました。
次回また試打する機会があれば、ぜひ9.5°で試してみたいと思いました。
今は海外メーカーのドライバーで、10.5°でも結構タフなタイプのドライバーもありますが、このドライバーにはそのようなことは感じませんでした。
ただ、全体的な重量感やシャフトのしっかり感などもありますし、ヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思います。
ある程度のヘッドスピードがあったほうが合いやすいかもしれません。

『安定性』はまずまずだと思いました。
今のドライバーの中でも、平均的なレベルだと思いました。
今は易しいドライバーがとても多いので、そういった意味でも、このドライバーはイージーな印象をもちました。
スイートエリアも、結構広いように思います。
シビアな感じはしませんでした。
途中から大きく曲がることもなく、想定したラインに乗せやすい感じがしました。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
つかまった感じの、高い弾道が打ちやすいです。
キャリーをしっかりと出していくことができましたし、つかまりのいいドライバーが放つ独特の、弾道の力強さを感じました。
右に滑りにくいタイプのドライバーだと思いました。
あくまでも私の好みでいえば、もう少しつかまり感を抑えたいところがあったのですが、今の大型シャロー系ヘッドでは、これくらいがスタンダードなのかもしれません。
このつかまりやすさに好感をもたれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『操作性』は、まずまずだと思いました。
私の場合、普通に打つならフック系が出やすかったのですが、スライス系にもトライしてみて、このドライバーはそれに応えてくれました。
何が何でもフックしか出ない・・・。というような一昔前のドライバーとは違うように思いました。
結構順応性があるように感じました。
どうしても左につかまえ過ぎないようにしたいので、このドライバーでずっと練習していると、少し『カット気味』に打っていくクセがついてしまうかな?と、一瞬頭をよぎりました。

ハードな感じはしませんでしたが、適度にしっかりしているシャフトと、このシャロー系ヘッドの相性はいいように思いました。
ヘッド全体は黒くてシブいですが、敷居が高い印象は全くありませんでした。
私は少し左に気をつけていかなければ・・・。という思いがありましたが、それ以外は気にすることもなく、普通に打っていくことができました。

弾道が私には、やや高すぎる感じがしましたし、つかまり過ぎる感じがしたので、ロフトを変えればもっと印象も変わるだろう・・・。と思いました。
このように色々と調整して、自分の好みに変えていけるところが、調整機能付きドライバーの大きな利点なのだと思います。

自分はスライス系だから、調整機能を使ってフックボールを打とう・・・。というのではなく、あくまでも『微調整』という認識で付き合っていくのがいいように思います。
やはり日頃の素振りで、自身のスイングを磨き続けることが、大前提のような気がします。
一年中『素振り日和』ですが、今のように寒い季節は特に素振りに適しています。
何回か振っているだけで、体の中からポカポカ温まってきます。

あまり馴染みのないメーカーのドライバーでしたが、このドライバーには好印象をもつことができました。
また試打してみたいですし、そのときは色々と調整してみて、違う顔を見てみたいです。