2014年10月
2014年10月31日
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テーラーメイド GLOIRE F アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GLOIRE F アイアン の7番 です。

シャフトは GL3300 です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは2.9、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は371gです。

テーラーメイド グローレシリーズのアイアンです。
グローレのブランドイメージ通り、上品なデザインになっています。
機能性を追求しながらも、そこにはきちんと『品の良さ』も保たれているように見えます。

オーソドックスなタイプのアイアンです。
昔のテーラーメイドの『イージー系』アイアンは、腫れぼったい感じの物が多く、あまり馴染めなかった物もあったのですが、このアイアンはそんなマイナス的な感じはしませんでした。

彫りの深さも結構ありますが、深すぎないところがいいな・・・。と思いました。

ソール幅は少し広めですが、極端に広い感じはしません。
今のアイアンの中でもスタンダードといえる幅だと思いました。

ソールにある、この『溝』のような物も、すっかりお馴染みになりました。
テーラーメイドらしい個性が感じられます。
これだけずっと継続しているということは、それだけ効果があるということなのでしょうか?
『7』の刻印も、面白いところにあるな・・・。と思いました。

ネックは、やや短めです。
グースも利いているのが解りました。

トップラインは少し厚めですが、邪魔になる厚さではないと思いました。

フェース面にはミーリングはありませんでした。
テーラーメイドのアイアンにミーリングのイメージは無いのですが、このアイアンも、やはりそうでした。
色々なクラブを試打していると、同じように感じ、個性を感じにくいことも多いのですが、メーカーによって、このミーリングの有り無しがはっきりしているのが面白いと思いました。
ウェッジほどの効果は、アイアンではあまり期待できないのかもしれません。
『ハイテク』や『機能性』をウリしているテーラーメイドがミーリングをしないということは、それだけ効果が薄いからなのかな?と思いました。

ボールを前にして構えてみて、意外と構えやすいな・・・。と思いました。
少しクセのある顔をしているのかな?と思ったのですが、実際はそうではありませんでした。
違和感なく構えることができました。
グースも少し利いていますが、苦手意識が芽生えてしまうほどではありませんでした。
見とれてしまうことはなかったのですが、落ち着いて構えることができましたし、マイナス的なところはありませんでした。
特に気をつけるとするならば、この『軽さ』だな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずでした。
まあ、こんな感じかな?と思いました。

球はあがりやすいです。
タフな感じは全くしません。
メーカーの工夫がしっかりと活きているように感じます。

『安定性』も高く、見た目通り、寛容さのあるアイアンでした。
形の整った品の良い『イージー系アイアン』だと思いました。

『飛距離性能』も優れています。
テーラーメイドのハイテクが、このアイアンにも注ぎ込まれているようです。
アイアンでも飛ばしたい方には、とても魅力的な存在になってくれるのではないでしょうか?
昔の『飛距離系アイアン』は、変なクセがあったり構えづらかったりした物が多かったですが、最近はすごく良くなりました。
構えやすくなりました。

操作性はまずまずでした。
左右にも曲げることができましたが、どちらかといえば『大らかな』感じがしました。

テーラーメイド グローレシリーズのニューアイアンですが、全体的な印象としては、これまでのモデルと大きな違いは感じませんでした。
最初から最後まで、ずっと「こんな感じなんだろうな・・・。」という予想の範囲内に収まっていました。

色々なハイテクが注ぎ込まれていますし、いいアイアンなんだろうな・・・。と思うところもあったのですが、斬新さのようなものは感じませんでした。
もうこれ以上は変わりようがないのかな?アイデアも出尽くしてしまったのかな?と思ってしまったのですが、これくらいで抑えているほうがいいのかもしれません。

アイアンは機能性も大切ですが、やはりプレイヤーのもつ『フィーリング』を大切にしていきたいクラブなので、あまり奇をてらわないほうがいいような気もします。
そういった意味でも、このアイアンには好感がもてました。

グローレシリーズは、あまり接する機会が多くないのですが、また試打することができれば試打したいです。