2013年07月22日 - ゴルフクラブ試打日記。
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2013年07月22日

      
2013年07月22日
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ロイヤルコレクション X.V.P フォージド ドライバー

                 
ロイヤルコレクション X.V.P フォージド ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ロイヤルコレクション X.V.P フォージド ドライバー です。



GRAPHITE DESIGN Tour AD RD-6

シャフトは グラファイトデザイン TourAD AD RD-6 です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.6、シャフト重量は66g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は311gです。



全英オープンはとても楽しく観戦することができました。


松山英樹選手の能力の高さを強く感じました。


コースへの対応能力も素晴らしかったと思います。


彼ならば世界中のどのコースに行っても、上手く対応できると思いました。


これまでの日本人プレイヤーには、あまり見られなかったように思います。


他のメジャーでも活躍してくれそうですが、数年後に彼が日本人初のグリーンジャケットを着ているような気がしてなりません。


これからもとても楽しみです。



正面

さて、このドライバーですが、ロイヤルコレクションの新しいドライバーです。


このドライバーを初めて見て、どこのメーカーだろう?と思っていたのですが、ロイヤルコレクションと聞いて、少し驚きました。


キャビティソールのイメージが未だに強いのですが、このドライバーにはそれが全く見られません。


その痕跡らしきものも見当たりません。


全く違うメーカーのドライバーかと思っていました。


キャビティソールはありませんが、ロイヤルコレクションらしい、高級感がすごく伝わってきます。



側面

ヘッドの形状自体は、ややシャローな感じで、あまりディープ感はありません。


こうして見ても、とても品のいいドライバーだと思いました。


チープな感じは全くしません。


素材にも気を遣っているんだろうな・・・。と思いました。



ヘッド後方のウェイトとアクセサリーのような物

ヘッド後方にはウェイトが2つと、アクセサリーのような物がとても目立っていました。


このウェイトは交換できるのでしょうか?



ヘッド後方のアクセサリー

アクセサリーのような物を近くでよく見てみたのですが、とてもオシャレです。


『ROYAL COLLECTION』の文字と『SINCE 1992』の文字が刻まれていました。


見た目、とても豪華なデザインですし、高級感が強く感じられたので、一応値段を聞いてみたのですが、やはり、かなり高価なドライバーだということが解りました。


純正シャフト装着で、ここまで高価だということは、それなりの理由があるのだろうと思います。



Extra Vintage Premium

ソールには、『Extra Vintage Premium』と記されていました。


これが『X.V.P』という名前の由来なのだと思いました。


これ以上無い、希少価値のある名前だと思います。


どんな素材が使われ、どんな製法で作られているのでしょうか?



ネック長さ

ネックは短めです。


こうして見ても、シャローな感じがします。



セミシャローバック

セミシャローバック形状といっていいでしょうか?


球もよくあがりそうです。



顔

このように顔がとてもよく整っているのが、ロイコレらしいところだと思いました。


ディープというよりは、シャローな感じがしますが、ディープであれシャローであれ『男前』であることが、ロイコレのこだわりのように思います。


『変顔』のロイコレは記憶にありません。


このドライバーも、これまでのロイコレの伝統を引き継いでいるように思います。



振り感

素振りをしてみた感じは、まずまず・・・。でした。


やや軽く感じたのですが、頼りない感じはしませんでした。


シャフトは少し軟らかめですが、すぐにタイミングを合わせることができました。


このヴィンテージ感を楽しもう・・・。と思いながら素振りを繰り返しました。



構え感

ボールを前にして構えてみても、好印象をもちました。


ロイコレらしい品のある丸みを帯びた形状と、微妙なバルジの効きが上手くバランスが取れているように見えました。


日本メーカーの持つ、美しさがあります。


ヘッドは大きく見えましたし、ディープ感というよりは、やはりシャローな感じが強いですが、楽な気分で構えることができました。


球もよくあがりそうですし、大きく曲がることなく、真っ直ぐ打ち出していけそうな予感がしました。


まずは『お手並み拝見』といったところかな?と思いました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は柔らかくて、とても良いと思いました。



打球音

『音』も、小気味よくて、とてもいい感じです。


ロイコレらしい、グッドフィーリングなドライバーです。


この打感と音を感じながら試打をしていると、昨年試打してすごく気に入っている『105V フォージド ドライバー』のことを思い出しました。



トゥ側

球はあがりやすいのですが、思っていた以上にライナー系の球が打ち易かったので、好感がもてました。


『タフ』という感じはしなくて、球があがり過ぎないように『抑え込みやすい』という感じがしました。


これだけ外見が美しいので、ひょっとしたら『ヤワな』ドライバーかな?と打つ前は思っていたのですが、実際は『骨太』な感じもしました。


ロイコレらしい『硬派』な面も見ることができました。



バックフェース

安定性という点では、ソールに組み込まれている2つのウェイトが効いているのか、とても直進性が高いと思いました。


今は調整機能付きドライバーが全盛なので、このドライバーはそれらと比べると、とてもシンプルな調整機能のようにも見えますが、ウェイトの効果は大きいのだと、改めて感じました。


ラインを出しやすく、そこから大きく左右にブレることはありませんでした。



飛距離性能
 
『飛距離性能』という点でも、とても好印象でした。


シャローなヘッドですし、シャフトもそれほどしっかりとしているようには感じなかったのですが、結構叩いていくことができました。


強く振っていっても、しっかりとついてきてくれました。


弾道も力強く、あっとういう間にネットの高いところに突き刺さりました。


もっと低いところに当たるのかな?と思っていたのですが、ややライナー系の力強い球で高さもじゅうぶんに出ていました。


これだけ弾道が力強いと、コースでもとても頼りになるんじゃないかな?と思いました。


外見はいかにも『ヴィンテージ物』に見えますが、そのポテンシャルはとても高いものを持っているように感じました。



操作性

『操作性』という点では、あまり敏感に反応してくれるタイプではありませんでした。


意図的に左右に曲げるよりも、このドライバーの持つ、高い直進性を利用して打っていったほうが得策だと思いました。


こういったシャロー系でヘッドが大きく見えるタイプなので、しっかりとつかまえていく・・・。というよりは、どちらかというと逃げやすいタイプなのかな?と思っていたのですが、意外とつかまりのいいドライバーだと思いました。


いい感じのドローボールを打つことができました。


シビアな感じはしないので、ショットの再現性も高めやすい感じがしました。



ヒール側

ロイコレらしい、いいドライバーだな・・・。と思いました。


ロイヤルコレクションといえば、やはりFWやUTのイメージが強いですが、高性能なドライバーも昔からたくさんありました。


私はCV PROというドライバーをしばらく使っていたのですが、とても優れたドライバーで、私に大きな力をいつも貸してくれていたように思います。


この『X.V.P フォージド ドライバー』はとても易しいですが、ボヤけた感じがしないので、好感がもてました。


高級ドライバーにありがちな『近寄りがたい』という印象はありませんでした。



Royal Collection X.V.P DRIVER

このドライバーは『SLEルール適合モデル』なのだそうで、もうひとつ『高反発モデル』も用意されているのだそうです。


私はこのルール適合モデルにいい印象をもったので、このモデルがいいと思いましたが、もし出会う機会があれば、高反発モデルも試打してみたいと思いました。


高反発モデルのほうが、少し高価なのだということを聞きました。


いずれにせよ、競技に参加している私は適合モデルしか使うことができませんが、仲間内でのラウンドでは高反発モデルも使ってみる価値は充分にあるように思います。



ロイヤルコレクション X.V.P フォージド ドライバー

『外見の美しさ』が際立っていながら、『易しさ』『球のあがりやすさ』『飛び性能』に優れたドライバーだと思いました。


ドライバーは飛べば、外見はどうでもいい・・・。という方もいらっしゃると思いますが、私はやはり外見にもこだわりたいと思っています。


自分が見て、カッコいい、美しいと思えるクラブをできることなら使っていきたいと思っています。


そういった点で、このドライバーはとても魅力的に見えました。


できることならば、色々なシャフトでも試してみたいと思っていたのですが、このドライバーに挿してあるRD-6というドライバーがいわゆる『純正』なのだそうです。


また何度でも試打してみたいと思える、親近感の湧くドライバーでした。