2011年11月
2011年11月30日
マグレガー マックテック NV201 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マグレガー マックテック NV201 アイアン の7番です。

シャフトは NV-201IP です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は69g、バランスはD0、キックポイントは先中調子です。

マックテックのニューアイアンです。
これまでのマックテックらしい、『易しさ』と『ハイテク感』がすごく感じられるアイアンです。

このようなポケットキャビティも、今ではすっかりお馴染みになりました。
やはり易しさを追求するならば、この形状がベストなのでしょうか?

『彫りの深さ』も、かなりあります。
こういったところは、これまでもたくさん経験しているので、特に珍しい感じはしません。

ただ、このバックフェースに組み込まれた2つのウェイトがとても珍しいと思いました。
ドライバーなどでは『常識』となりつつある工夫ですが、ついにアイアンにも装着されるようになったのかと思います。
こうすることによって、かなり打ちやすくなったりしているのでしょうか?
この2つのウェイトは同じ重さなのかと思ってよく見てみると、ヒール側に『1』、中央側に『5』と刻印されていました。
つまり『1g』と『5g』ということでいいのでしょうか?
この重さの違いが大きな効果を発揮するのだろうと思いました。
この2つのウェイトが交換できるようになると、また魅力的に見えますし、ドライバーに近いチューニング機能が組み込まれることようになるのかもしれません。
ただ、クラブの特性上、ドライバーのような大きな効果はあまり見いだせないような気もしているのですが・・・。
とりあえず、このような個性的な試みはとてもいいことだと思っています。

ソール幅は、広いです。

ネックもそれほど長くはなく、むしろ短めですし、こうして見ていても、かなりグースネックになっていることが解ります。

ボールを前にして構えた感じは、ヘッドの大きさとグースの効き具合が多少気にはなりましたが、トップラインも厚すぎないですし、構えづらくはありませんでした。
惚れ惚れするような美顔だとは、正直思いませんでしたが、強い違和感を感じることはありませんでした。
それほどイメージは湧いてこなかったのですが、これまでの経験の蓄積を活かして振っていこうと思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、ある程度予想していた感じでした。
これまでのマグレガーのアイアンらしいフィーリングだと思いました。
『高フィーリング』というよりも、『ハイテク』を感じさせる打感といった感じかな?などと考えていました。
このアイアンの打感には、大きな不満はありませんが、打感だけでいうと昨年試打した『IH 101』のほうが好感がもてました。

球はかなりあがりやすくて、とても敷居の低いアイアンだと思いました。
これまでたくさん出会ってきた低重心アイアンと同等のあがりやすさだと思いました。

『安定性』という点では、こういった形状のアイアンらしい、かなりの高性能だと思います。
それに加え、この2つのウェイトが、その安定性をさらに高めているのでしょうか?
すごく大らかなアイアンだと思いました。
この試打アイアンはカーボンシャフト装着モデルで、私には明らかに重量が足りないので、できれば軽量でもいいからスチールシャフト装着モデルを・・・。と思い、探してみたのですが、この1本しか見当たらず試打を開始したのですが、思っていたよりも安定感を感じながら球を打つことができました。
しかし、球数をこなしていくにつれ、だんだんと私のスイングのメッキが剥がれてしまい、球が暴れそうな予感がしていました。
最初のうちは『よそ行き』のスイングをしていましたが、次第に本性が出てしまい、いい感じで打っていくことが難しそうに感じていました。

『飛距離性能』が優れていることも、こういったアイアンの大きな特徴のひとつだと思います。
そういった意味では、至極当然といった感じがしましたし、この飛びに驚くことはありませんでした。

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
それほど意図的に曲げるタイプのアイアンではないと思いましたが、左右に曲げてみることも、それほど難しく感じることはありませんでした。
ただ、時々右へ抜けていったり、左へ引っ掛けすぎたりしていたので、あまり極端なことはしないほうがいいと思いました。

約1年ぶりに出会った、マグレガーのニューアイアンでしたが、とてもマグレガーらしい感じがしました。
マグレガー(マックテック)といえば、その『打ちやすさ』と『親しみやすさ』『カッコいいデザイン』『コストパフォーマンスの高さ』がとても印象深いですが、今回のこのアイアンもそのイメージに則していると思いました。
バックフェースに組み込まれている2つのウェイト以外、特に変わったところは見当たらなかったのですが、とても敷居が低くて、親近感の湧きやすいアイアンといえるのではないでしょうか?

アイアンに易しさと飛距離性能を求めておられる方には、とても魅力的に感じられるのではないでしょうか?
それと、これだけの高性能でありながら、価格設定が低めに抑えられているので、コストパフォーマンスという点でも、まさにトップクラスだと思いました。