2011年08月 - ゴルフクラブ試打日記

ライザップゴルフ

2011年08月

      
2011年08月31日
  

テーラーメイド R11 アイアン

                 
テーラーメイド R11 アイアン 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは テーラーメイド R11 アイアン の7番 です。



N.S.PRO 950GH

シャフトは N.S.PRO 950GH です。

ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD1、キックポイントは中調子です。



正面

テーラーメイドの新しいアイアンです。


毎回テーラーメイドの新製品が発売されるサイクルの早さには驚かされます。


つい先日、ツアープリファードの『MB』や『MC』『CB』を試打したような気がします。


今回は今大人気のホワイトヘッドドライバー『R11』シリーズのアイアンらしいですが、ツアープリファード同様、バックフェースの中央にウェイトが付いています。



バックフェース中央のウェイト

しかし、このウェイトは、これまでのような色ではなく、とても目立つ色をしています。



R11ドライバー

R11ドライバーと色を合わせたのでしょうか?


このような細かいところまで配慮されているところが、テーラーメイドらしいところだと思いました。


抜群のアイデア・技術力と、それをフォローする『緻密さ』といったらいいでしょうか?


他のメーカーではなかなか真似のできないところだと思います。



側面

しかし、ドライバーにはそれほど違和感を感じなかったのですが、正直今回のアイアンには少し感じてしまいました。


実際のところは解りませんが、長く使っていると、この部分が錆びてしまいそうな感じがしました。


形状的に見ても、どちらかというと『繊細さ』というよりは、いい意味で『大らかさ』が感じられるアイアンだと思いました。



彫りの深さ

『彫り』もかなり深くて、大きなポケットが特徴的です。


初めて見たときはすごく驚きましたが、今はこういった形状のアイアンが流行している・・・。といっていいのでしょうか?


『前の三兄弟』でいいますと、明らかに『CBタイプ』だと思いました。


バックフェース中央のウェイト以外、特に変わった感じはせずに、とても一般的なアイアンに見えました。



ソール幅

『ソール幅』も、標準的な幅だと思いましたが、ソール全体に組み込まれている『異材』のようなものがとても目立っていました。


かなり『低重心化』にこだわっているのでしょうか?


こういったタイプのアイアンにも、これまでたくさん出会ってきたので、特に驚くようなことはありませんでした。



ネック長さ

ネックは、ちょっと短い感じがしましたが、それほど目立つ感じでもなかったですし、扱いづらさを感じさせるようなショートネックではないので好感がもてました。


ドライバーの『R11』は、そのバリエーション豊富な『チューニング機能』が大きな特長ですが、このアイアンにはそういったチューニング機能がついていないようです。


やはり今の技術ではアイアンに搭載することは難しいのでしょうか?


しかし、テーラーメイドのことですから、いずれ何らかのアクションは起こしてくるような気がします。


そういった楽しみを持てるメーカーだと思います。


そして、『R11』といえば、もうひとつその白いヘッドがとても話題ですが、今回のこのアイアンは比較的ノーマルな感じの色合いになっています。


パターも白いヘッドが登場してきていますし、いずれアイアンやウェッジも白いヘッドが登場するのでしょうか?


ドライバーの『残像効果』がとても有効ならば、アイアンにも有効ではないか?と思ってしまいます。



TaylorMade R11 IRON 振り感

素振りをしてみても、これまでよく感じられた『軽量スチールアイアンそのもの』といった感じで、特に変わった感じはしませんでした。


私はこういった軽量スチールやカーボンシャフトが挿してあるアイアンを試打するときは、いつも以上に慎重に素振りをして、できるだけたくさんの情報を得てフィーリングを出していこうとします。


普段の感覚よりも軽いクラブは思わぬミスを併発してしまうこともあるので、今日はいつも以上に慎重になりました。


最近はNSプロが挿してあるアイアンに出会うことが、やや少なくなってきていたような気がするので、少し懐かしい感じがしました。



構え感

ボールを前にして構えてみると、その『トップラインの厚さ』がまず目に入りましたが、それ以外は特に変なクセもなく、すごく自然に構えることができました。


『グース』も目に付きますし、ヘッドもやや大きめですが、特に違和感のようなものは感じませんでした。


見惚れてしまうような美しい顔・・・。だとは正直思いませんでしたが、すごく『機能性』が感じられますし、こういったところがテーラーメイドのアイアンらしい感じがします。


すごく『大らかさ』を感じ、シビアな印象は全くありませんでした。


軽量アイアンを振るときの、私の悪いクセである『手打ち』や『タイミングのずれ』に注意しながら素振りを繰り返しました。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、まずまずソフトな感じで、ある程度予想していた通りでした。


軟鉄鍛造のあの独特な『くっついてしまうような』とか、『まるでボールの抵抗感が感じられなかった』という極上の打感とはまた違いますが、このアイアンの打感にも、それほど大きな不満はありませんでした。


しかし、あくまでも私の好みでは、普段使い慣れているアイアンのほうが、はるかに上だな・・・。と思いました。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、この角度から見ても、それほど『ワイドソール』には見えず、あまり『低重心』は感じられませんが、実際はとても球があがりやすくなっていると思いましたし、タフな印象は全くありませんでした。


『R11ドライバー』はアマチュアのみならず、男子プロも女子プロも使っている『間口の広い』ドライバーですが、この『R11アイアン』は、どちらかというと男性もそうですが、今回はかなり女性ゴルファーの方も意識して開発されているのではないでしょうか?


私のホームコースの女性のメンバーの方には、女性用のクラブが合わずに、ソフトスペックな男性用クラブを使っておられる方がいらっしゃいます。


クラブの『男女ボーダレス化』がずっと前から始まっているように思います。


このアイアンを見ていたら、そのようなことを考えていました。



バックフェース

『安定性』という点でも、かなり間口が広い感じで、最先端の『イージーアイアン』といっていいのではないでしょうか?


少々のミスには目をつぶってくれる寛容さをもったアイアンだと思いました。


いくら『イージーアイアン』でも構えづらかったりすれば、途端にその難易度が上がってしまいますが、このアイアンは構えづらくはなかったので、余計に易しく感じました。



飛距離性能

『飛距離性能』が高いことも、打つ前からある程度予測済みだったのですが、改めてよく飛ぶアイアンだな・・・。と思いました。


一番手以上の距離を、『大まかな感じ』で運んでいくことのできるアイアンだと思いました。


ダウンブローが苦手な方でも、このアイアンならば上手く上げてくれると思いましたし、距離が稼ぎやすいので、好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?


『R11ドライバー』は、ヒッターにもスインガーにも対応しているドライバーですが、このアイアンは基本的に『スインガータイプ』の方に合いやすいのではないか?と思いました。



操作性

『操作性』という点では、標準レベルな感じで、特に扱いづらくはありませんでした。


『大らかさ』が強く感じられるアイアンですが、左右に曲げてみることも、それほど難しくはありませんでした。


ただ、なかなかフィーリングが合いづらいところもあったので、私がこのアイアンをもっと扱いやすくするには、まだまだ球数が必要だと感じました。


それと、このようなタイプのアイアンを求めておられる方は、それほど操作性を重視されていないと思いますし、『寛容さ』と『上がりやすさ』がより重要になってくるのだと思います。



ヒール側

このアイアンがドライバーほどヒットするかは、正直『未知数』だと思いましたが、イージーアイアンをお探しで、R11ドライバーを使っているので、同じシリーズで揃えたい・・・。と考えておられる方には、すごくいいのではないでしょうか?


私は最後まで、『ツアープリファード CB』のイメージとダブるところがありました。


おそらく、このアイアンもまた新たな技術などが組み込まれているのだと思いますが、私はそれを敏感に感じ取ることができずに、『とてもイージーなアイアン』ということが一番印象に残りました。



TaylorMade R11 IRON

新製品ではありますが、これまでと比べ、特に大きく変わったところや、ここが珍しい・・・。といえる部分を見つけ出すことができませんでした。


多少デザインに変化がありますが、基本的にこれまで出会ってきた数多くのアイアンとほぼ同類な感じがしました。


『R11ドライバー』は、今でも試打を繰り返して楽しんでいますし、とても印象深いですが、このアイアンは正直、それほど強く印象には残らないような気もしました。



TaylorMade R11 IRON
 
しかし、それはこのアイアンのレベルが低いのではなく、これまで高いレベルのアイアンがたくさん登場してきていて、それらと符合する感じがした・・・。というのが正直なところです。


『技術の踏襲化』といったらいいでしょうか?


なかなか改革は難しいのだと思います。


しかし、どれも高いレベルを維持している素晴らしいクラブばかりなので、『目新しさ』は感じられなくても『性能の確かさ』は充分に感じられるので幸せなことなのかもしれません。


あくまでも私の好みでいいますと、今年出会ったテーラーメイドのアイアンの中では TP MB アイアン スモーク がベストなのですが、今回のこのアイアンも、とても面白いと思いました。


ただ、もう少しカッコいい感じのアイアンを期待していたところもあったので、少しイメージと異なる部分を感じました。


これから秋にかけて、各大手有名メーカーが満を持して新製品を発表してくると思いますが、テーラーメイドからもおそらく新製品が登場してくると思うので、すごく楽しみにして待ちたいです。