2011年04月15日 - ゴルフクラブ試打日記


2011年04月15日

      
2011年04月15日
  

テーラーメイド TOUR PREFERRED MB アイアン

                 
テーラーメイド TOUR PREFERRED MB アイアン 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは テーラーメイド TOUR PREFERRED MB アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは35度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、トルクは1.7、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。



正面

テーラーメイドの新しいマッスルバックです。


今回発売されたテーラーメイドのアイアンは『CB』と『MC』。
そしてこの『MB』の3種類がありますが、私はこのマッスルバックに出会うのを一番楽しみにしていました。


『CB』や『MC』も、すごくいいアイアンでしたが、やはりアイアンの原点ともいうべきマッスルバックを試打したいという思いがずっとありました。



PWPウェイト

この3種類のアイアンの最も大きな特徴ともいうべき、ウェイトのようなものが、このアイアンにもバックフェース中央に組み込まれています。


これまで2つのアイアンで経験しているので、大よその感じはつかめそうな気がしました。


これまで、そのウェイトの名前をあまり気にせずに試打していたのですが、改めて店員さんに尋ねてみると『プレシジョン・ウエイティング・ポート』という名前なのだそうで、重心位置をコントロールする為に組み込まれているのだそうです。


これまでは『タングステン』などの比重の大きい金属をヘッドの中に目立たないように組む込まれているケースが殆どでしたが、テーラーメイドは敢えて目立ちやすいようにしています。


こうすることで、ある意味新鮮な感じがしますし、他のメーカーのアイアンとの『差別化』が図れているような気がします。


性能などではそれほど大きな違いはないのかもしれませんが、見た目を変えるということは、とても重要なことだと思います。


ただ、アイアンはドライバーなどのように『ティアップ』して打てるクラブと違い、かなりタフな状況で使うことも多く、長く使っていると錆びたり、腐食して落ちたりしないかな・・・?という妙な心配をしてしまいます。


これまでも優れたクラブを発表し続けてきたテーラーメイドのことなので、おそらくそういったところはしっかりとケアされていると思いますが、ついついそのようなことを思ってしまいました。


『打ちやすさ』などを犠牲にしなければ、出来る限り、アイアンは『プレーン』な感じがベストなのではないかな?といつも思ってしまいます。


そこにゴルファーとしての、色々な味付けができていけばいいな・・・。と思っています。


ただ、メーカー問わず、最近のクラブを見ていて思うのですが、殆どのクラブが長く使うことを想定して作られてはいないような気がします。


勿論、ゴルファーがクラブを頻繁に買い替えてくれたほうが、メーカーとしては嬉しいことだとは思いますが、ゴルファー目線でいくと、どうしても愛着が湧きにくいクラブに出会うことが多いような気がします。


クラブはゴルファーにとって、とても大切な相棒ですし、長く使っていけばいくほど、お互いの意思が通じ合うようになっていくと思うのですが、最近はその関係がやや希薄になっているように思えてなりません。


ドライバーはともかく、私はアイアンを何年も(時には10年以上)使い込んでいくタイプなので、できればシンプルで飽きのこないタイプのアイアンを購入したくなります。


なので、いくら性能が優れていても、いわゆる『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』などには購買意欲は殆ど湧きません。



ソール幅

『ソール幅』は、マッスルバックに相応しい適度な幅です。


ここがあまり広すぎると、球を拾いづらそうな感じがして、私は不安に感じることもあるのですが、これくらいだと普段の感覚が通用するので、すごく楽な気分になれます。


コースで少々ライの悪い場面に遭遇しても、これくらいのソール幅だったら、いわゆる『細工』がしやすくなり、大きな失敗には至らないことを実戦で何度も学んでいます。



ホーゼル長さ

『ホーゼル』の長さも、最近のアイアンの中では、かなり長いほうだと思います。


しかし、それほど長すぎる感じもしないですし、ちょうどいい感じがします。


いわゆる日本的な『首長美人』といえるアイアンです。


すごく美しいアイアンだと思います。


このアイアンもそうですが、今年出会ったアイアンの中で、テーラーメイド TP MB アイアン スモーク というアイアンがすごく強く印象に残っていますし、最近のテーラーメイドのアイアンはすごくいいように思います。



構え感

ボールを前にして構えてみると予想通り、すごくいい顔をしていて、思わず見惚れてしまいました。


マッスルバックなので、この顔の美しさは、いわゆる『お約束』的なものだと思いますが、昔はマッスルバックでも、結構クセのある顔をしたアイアンがたくさんありました。


そういった意味でも、最近のマッスルバックには、すごく魅力を感じます。


こうして構えていても、いわゆる『クリア感』といったらいいでしょうか?


すごく『純粋』な気持ちになれました。


セットアップが一瞬で決まりましたし、心に余計なものが浮かんできません。


前回の『CB』『MC』と、今回の、この『MB』という3種類のアイアンの中で、『構えやすさ』という点で、この『MB』が『ダントツ』でトップでした。


『トップライン』も薄めで、『グース』も弱い感じだったので、かなり『お気に入りの顔』をしたアイアンだと思いました。


『ナイスショットの予感』といったらいいでしょうか?


かなりたくさんのプラスイメージが頭の中を駆け巡りました。




試打を開始しました。

フェース面

まず感じたのが、その『素晴らしい打感』です。


1球打っただけで、この『MB』が『三兄弟』の中で最高だな・・・。と思いました。


『打感』と『構えやすさ』という点で、ほかの2つを圧倒しています。


勿論、『CB』や『MC』にもいい感じをつかんではいましたが、この『MB』を体験してしまうと、その2つがかすんでしまうように思えてきました。


これだから『軟鉄鍛造』+『マッスルバック』のアイアンの試打は楽しいな・・・。と思いました。


すごくいい感触についつい時を忘れ球を打っていました。



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、こういったセッティングのアイアンですし、それほど一般的に親しみやすい感じではないように思います。


スインガータイプの方には合いづらいかもしれません。


しかし、このバックフェースに組み込まれているウェイトも、ある程度の効果を発揮しているようですし、それほど『高重心』ではないように思うので、昔ほどタフなマッスルバックという感じはしませんでした。


あまり低重心過ぎると、アイアンですごく大切な『スピン』を掛けづらくなったり・・・。といった『操作性』を失いかねないところもありますが、このアイアンは『ちょうどいい頃合い』になっているのではないでしょうか?


最近はアイアンに限らずドライバーなどでも、少しずつ『高重心』のクラブも復活してきたように思うのですが、やはりある程度の『親しみやすさ』を求めていくには、少し低重心になっていたほうがいいのかもしれません。


最近はマッスルバックも、見た目の美しさは損なわずに、かなり易しくなっていると思います。


その中でも、この『テーラーメイド TOUR PREFERRED MB アイアン』というアイアンは、かなり親しみやすい感じがしました。



バックフェース

『安定性』という点では、やはりそれほど大きな寛容性はないのかもしれないですし、ある程度のミート率などは要求してくるのかもしれません。


そういった点では、これまでのマッスルバックと同じような気もします。


見た目通り、『ワイドスイートエリア』というアイアンではないですし、アイアンに『易しさ』を第一に求めておられる方々には合いづらいかもしれません。


この『ウェイト』も、スイートエリアを広げる為に付けられているのではないような気がします。


スイートエリアを広げていくならば、やはりキャビティ形状のほうが有利だと思います。



飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、最近のアイアンの中では、はっきりと『飛ばない』ほうだと思います。


しかし、こういったマッスルバックが一番『素直』といいますか、『本来』のアイアンの設計がなされているように思います。


今は同じ7番アイアンでも、ロフト『30度前後』の物がとても多いですし、それは5番アイアン(もしくはそれ以上)のロフトと変わらないようになっています。


もし、このマッスルバックでロフトを立てると、それは『7番アイアン』ではなく、『5番アイアン』だったり『6番アイアン』だったりします。


難易度が上がるばかりで、他にいいことはあまりないような気がします。


勿論、使うゴルファーによって、アイアンを選択していくのですが、最近は『ストロングロフト』のアイアンがすごく増えてきているので、こういった『7番アイアン本来のロフト』に出会うと、すごく新鮮な感じがしますし、購買意欲が刺激されてしまいます。



操作性

『操作性』という点でも、抜群の扱いやすさでした。


全く何の不満もありません。


今は、なかなか曲げづらかったり、たとえ曲げてみても、いったいどれくらい曲がるのかが見当がつきにくいアイアンもある中で、このアイアンはすごく素直に私の要求を聞き入れてくれました。


構えてからすぐにイメージが浮かんできて、色々な球を打って楽しむことができました。


アイアンに飛距離性能を求めていけば、どうしても『操作性』や『距離感』といったものが犠牲になるような気がします。


実戦では飛び過ぎるアイアンはとても怖いので、私はこういった『抑制できる』アイアンに安心感を得ることができます。


コースではアイアンをフルショットすることは殆どないですし、そういった『コントロールショット』が多い中で、このようなアイアンは大活躍してくれると思います。



ヒール側

これまで出会ってきた『CB』や『MC』同様、一番の大きな特徴はバックフェース中央にある、『PWPウェイト』だと思いますし、それ以外は特に変わったところはありませんでした。


見た目通りの美しさと、極上の打感が楽しめ、抜群の操作性を味わえるアイアンでした。



側面

前の2つのアイアンを試打したときにも感じていたのですが、この『PWPウェイト』がなくても、おそらくすごくいいフィーリングが得られたと思いますし、そのウェイトの効果が見た目のインパクト以上に大きく感じられることはありませんでした。


しかし、実際はかなり打ちやすくなっていて、それが数値化されているのではないか?と思います。


そういった『物理的な数値』と『ゴルファーの感覚』が必ずしも一致するとは思いませんが、何より『個性がある』というところが大切だと思います。


個性が無いと、メーカー名やモデル名が違うだけで、クラブ自体には大きな違いはなく、あまり魅力を感じないこともあります。


個性があるからこそ、そのクラブに興味が湧くのだと思います。


以前も書きましたが、そういった意味でも、テーラーメイドのクラブには、すごく個性が感じられますし、我々ゴルファーの興味を常に引いています。



TaylorMade TOURPREFERRED MB IRON

それでいながら、性能的にも素晴らしいクラブが多いので、『さすが』というしかありません。


新しいクラブの流れを作っていく『先駆者』といった存在感があるテーラーメイドです。


他のメーカーが後から追随していく・・・。といったことも、これまで何度もありました。


新しいクラブを開発していくには、莫大な開発費が必要だと思いますが、すごく出会いやすいメーカーですし、実際によく売れているからこそできるのだと思います。


それにプラス、開発担当者の方々の発想がとても素晴らしい・・・。といつも思っています。


特に今年出会った『R11ドライバー』は、まさに『傑作』といってもいい、素晴らしいドライバーです。



テーラーメイド ツアープリファード MB アイアン

『R11』同様、今回のこの『MB』アイアンには、すごく魅力を感じました。


海外メーカーらしくない・・・。といいますか、すごく『日本的』な雰囲気をもつアイアンで、親しみやすさがあります。


先ほども書きましたが、今回の『三兄弟』の中で、私は間違いなくこの『MB』が『最強』だと思いました。


すぐにでも実戦投入していきたいアイアンです。


今シーズンも、やっと日本ツアーが開幕したばかりですが、テーラーメイド契約プロがこのアイアンを使ってかなりの好成績を挙げていくことになるのではないでしょうか?


毎週、ゴルフ中継がとても楽しみです。