BUDDY
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2018年07月25日
BUDDY Episode D ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BUDDY Episode D ドライバー です。

シャフトは Fire Express MAX Plus 6 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、キックポイントは中調子、トルクは3.3、クラブ総重量は310gです。

久しぶりに出会った BUDDYのドライバーです。
今日でまだ二度目ですが、このBUDDYのことは、よく覚えています。
バディという名前も素敵ですし、ルックスがいいです。
クラブはまず、目で楽しみたい私は一目で魅了されてしまいました。

シンプルで美しいドライバーです。
最近は色々なパーツが組み合わさったドライバーが多いですが、このドライバーはとてもシンプルで潔い感じがします。
ラージサイズでシャロー感の強いドライバーが今は多いですが、このドライバーは違います。
それほど小顔感はありませんが、厚みがあってキュッと引き締まって見えます。
昔は、このような硬派な感じのドライバーがたくさんありました。

ヒール側にはウェイトがひとつだけありますが、それ以外は特に異材のようなものは見られません。
数字が刻印されていなかったので重さは分かりませんが、専用の工具を使えば簡単に取り外しができそうです。
色々な重さが用意されているのでしょうか?

ネックの長さは適度にありました。
このドライバーがロングだとは思いませんが、最近はショートタイプが多いので、それらと比べると少し長いタイプといえるような気もします。
ネックには調整機能は搭載されておらず、とてもシンプルです。
こうして見ていて、10年以上前のクラブを思い出しました。
いいクラブ・美しいクラブというのは、時代をまたぐものです。

ソールには溝がありました。
これは今のドライバーによく見られる工夫です。
こういったところを見ると、やはり最新のクラブなんだな・・・。と思います。

溝は浅いです。
溝は深さもそうですが、形状も色々なタイプが見られるようになりました。

トゥ寄り

ヒール寄り
トゥ寄りとヒール寄りにある、この凹みも目立っていました。
これは空気抵抗を減らす効果が期待できるのでしょうか?



トゥ側にある、この凹みも目立っていました。
これも空気力学によるものなのでしょうか?
以前試打したことのある、カムイのドライバーを思い出しました。

フェース面のデザインは少し変わっていますが、とても美しいです。
高級感がありますし、センスのいいデザインだな・・・。と思いながら見ていました。
スコアラインはフラットではなく全て凹んでいますが、指で触ってみてもつるつるしています。
ミーリング加工されていてザラザラしたフェース面のドライバーもあり、メーカーによって色々な違いがあって興味深いです。

ディープタイプのドライバーです。
今はシャロータイプが圧倒的に多いので少数派といえますが、全く見なくなったわけではありません。
一時期よりは増えてきたように思います。

『Episode D』ってどういう意味なのでしょうか?
このヘッドの形状のディープのことを指しているのかな?もしそうだとすると『Episode S(シャロー)』もあるのかな?と思いました。
以前試打したドライバーは『Episode A』でした。

惚れ惚れするほどの男前です。
最近では殆ど見なくなった整った顔をしています。
『ピュアな男前』といったらいいでしょうか?
クセが全くなく、『純』な感じがします。
男前なクラブにこだわり続けているメーカーはたくさんありますが、このBUDDYもそのひとつだな・・・。と思いました。
見とれてしまうほどのいい顔をしていますが、中にはこの男前が難しそうに感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
多少クセのある顔のほうが易しそうに感じる・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それくらい、今はちょっとクセのある顔のドライバーが増えてきました。
私はこの顔が大好きですが、『つかまえ系』の顔を好まれる方には、やや馴染みづらいところがあるかもしれません。
『面長』な感じの男前です。
『丸型』というよりは、やや『トライアングル』に近く、シンプルで美しい顔です。
左へ引っかけるイメージを絶対に出したくない方やフェード系のイメージを大切にしたい方には、かなり好まれやすい顔といえるのではないでしょうか?

素振りをしてみても、いい感じです。
適度にしっかり感があって、タイミングも取りやすいです。
今から、この男前ドライバーで球を打つことができるのかと思うだけで、すごく嬉しくなってきます。

ボールを前にして構えてみても、良い感じです。
何ともいえない『絶壁感』がいいです。
ライナー系の弾道をイメージしやすいです。
ロフトは10度ということですが、構えてみてフェース面がそれほど見えるタイプではないので、球が浮きづらそう・・・。と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
フェース面がよく見えて、あがりそうなイメージが欲しいという方には、このドライバーの構え感はあまり安心感をもたらしてはくれないような気もします。
私はウッド系では、ライナー系のイメージが欲しいので、このドライバーの構え感は大好きなのですが、こういったところは人によって好みが大きく分かれるところだと思います。
『10度未満』のドライバーでも、フェース面が見えすぎるドライバーはたくさんありますが、このドライバーはそれらとは全く違う見え方をしていました。
フェースアングルにクセは無いので、方向性に対する不安も全くありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』は、しっかりしていますが、硬くなく程よい球の抵抗感もあり、好感がもてました。
ボヤけた感じはなく、インパクトをしっかりと感じ取ることができます。

『音』も、いい感じでした。
小気味いい音ですが、大きくなく、むしろおとなしめですごくいいです。
周りが気にならず、気持ちよく振っていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、かなりタフなタイプです。
最近のドライバーで、ここまでタフなタイプは珍しいです。
今年出会ったドライバーの中で、最もタフなドライバーなのは間違いありません。
ディープヘッドらしいタフさといっていいような気もします。
最近のドライバーは色々な工夫がされていて、見た目だけではその特徴が分かりづらいところがあります。
ディープなタイプでも結構あがりやすかったり、逆にシャローでもしっかりとしている物もあったり・・・。と、外見の印象と実際の性能が違うことも増えてきました。
アイアンやウェッジと比べると、設計自由度が高いドライバーだから、こういったことができるのかもしれません。
しかし、このドライバーの場合は『見た目通り』の性能といっていいように思います。
明らかにヒッター向けのハードなドライバーです。
高い弾道というよりは、ライナー系で力強い弾道です。
叩けば叩くほど結果を出してくれるドライバーといっていいでしょうか?
好みが分かれるところだと思いますが、私はこういったドライバーが好きです。
マイドライバーにちょっと似たところがあるな・・・。と思いながら試打を繰り返していました。

『安定性』という点でも、ある程度の『ハードルの高さ』があるタイプといって間違いありません。
イージーさが目立つタイプではなく、『正直さ』が勝ってしまいます。
寛容さを求めるドライバーではありません。
曲がりにくさや大らかさといった『易しさ』のキーワードは殆ど感じられないドライバーです。
幅広い層をターゲットに・・・。というよりは、かなり使い手を絞って開発されたドライバーといっていいのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、なかなか良いですが、しっかりと叩いていきたいドライバーなので、合う合わないがはっきりすると思います。
人によってはロフト10度ではあるものの、球が浮ききらずにドロップする・・・。ということになるかもしれません。
高くあがりすぎない分だけ、『効率の良い飛び』が実現できるのも確かですが、今の主流とはいえないような気もします。
しかし、昔からこのようなタイプのドライバーはたくさんあったので、むしろ懐かしい・扱いやすいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

『操作性』は高いです。
顔を見たときから、クセがないタイプなので、扱いやすそうだな・・・。と思っていたのですが、実際に打ってみてもその通りの性能をもっていました。
左右どちらにも曲げやすいです。
ヒール側にウェイトが付いていますが、だからといって特別球がつかまりやすくなって、スライスが出にくい・・・。という印象はありませんでした。
もちろん色々な重さのウェイトが用意されていて、重さを変えれば、また結果も変わってくるのかもしれませんが、今日のこのスペックだと、つかまりやすいという感じはしませんでした。
つかまえ系の顔ではありませんが、左に曲げるのも簡単でした。
私がフッカーだからかもしれませんが、思ったような曲がりを楽しむことができました。
今はつかまりのいいドライバーが多いですが、このドライバーはそんなタイプではないので、スライサーの方には合いづらいかもしれません。

惚れ惚れするほど美しいドライバーです。
久しぶりに、こんな『純な美しさ』をもったドライバーに出会ったような気がしました。

いわゆる『易しさ』を感じにくいドライバーなので、美しさという魅力はあるものの、敬遠される方もいらっしゃるように思います。
球があがりやすいタイプではないですし、高い安定性があるわけでもありません。
『見た目通り』の性能といっていいように思います。

今は『飛距離』はもちろん、『易しさ』『安定性』が求められている時代なのは間違いありません。
ショットの成否の全てをプレイヤーが握るのではなく、クラブに任せられるところは任せておく・・・。というプレイヤーとクラブとの『分業制』が確立されているような気がします。
糸巻きからツーピース、スリーピース・・・。というようにボールがどんどん進化していって、ボールの直進性も高まってきていると思うのですが、それでもクラブに対する易しさへの要求は高いように思います。

今はイージー系のドライバーが殆どなので、このような正直なタイプは珍しくて希少な感じもしますが、昔から無かったわけではないですし、特に抵抗は無い・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
易しさという武器が無い代わりに、飛距離が特別優れていればもっといいのかな?と思いましたが、飛距離性能は正直、それほど驚くようなことはありませんでした。
『使い手を選ぶ』飛びだと思いますし、『一発の飛び』という点でも、最高レベルという印象はありませんでした。
今の高性能なドライバーの中では、それほど秀でているように感じませんでした。

ハードさと難しさがあって、お助け機能のようなものは感じませんでしたが、この全体的な美しさと雰囲気の良さ。
そして『ピュア』な感じの美しさのある、目で楽しめるドライバーです。
親しみやすいタイプではありませんが、目にしたらまた何度でも試してみたいです。
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2014年06月13日
BUDDY ウェッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BUDDY ウェッジ です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは57度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は470gです。

初めて手にした、BUDDYのウェッジです。
先日、ドライバーを試打することができたのですが、今日はウェッジを試打する機会に恵まれました。
あまり馴染みのないメーカーのクラブを試打するときは、いつも以上にワクワクします。

分厚く腫れぼったい感じはなく、シャープでとてもカッコいいです。
初めて手にしたメーカーのウェッジですが、この見慣れた形状に安心感を得ることができました。
軟鉄の風合いもあって、親近感が湧きます。

コブラのブランドマークのようにも見えたのですが、ロフトが57度ということなので、おそらく『S』の文字だろう・・・。と思いました。
普通、ソールに刻まれると思うので、この位置にあるのは珍しいと思いました。
他の番手では、どうなのでしょうか?

ソール幅は、結構あります。
サンドウェッジらしいところだと思います。

しかし、かなりバンス角が小さいです。
ローバンスモデルのウェッジといっていいと思います。
『ノーバンス』といえるほど、小さいです。
一時期ローバンスモデルが流行りましたが、今は少なくなっているので、とても珍しいです。
この角度から見ると、サンドウェッジとは思えないほどのバンス角の小ささです。

ここまでのローバンスは、今は珍しいので、違和感をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は昔から経験しているので、懐かしくもありますし、興味をもちます。
ちょっとタイプは違うような気もしたのですが、数年前に試打した、プロギア iD ウェッジ タイプC を思い出しました。
私はバンスが効きすぎているモデルには、苦手意識が芽生えてしまうこともあるので、このウェッジのシャープな形状に魅力を感じました。
外見の美しさと共に、このソール形状に、どんどん興味が湧きました。

ネックの長さは、まずまず・・・。といったところでしょうか?
それほどロングネックには見えなかったのですが、適度に長さがキープされているので、好感がもてます。
この何とも言えない曲線がとても綺麗だな・・・。と思いました。
思わず目を細めて見てしまいました。

ホーゼルには『MADE IN JAPAN』の文字が刻まれていました。
私は、このBUDDYというメーカーのことを全く知らなかったのですが、先日、ドライバーを試打したときに、その全体的な美しさやフィーリングの良さなどから、何となく日本のメーカーではないかな?と思っていました。
今日、このウェッジを見て、それが正解だったのだと知り、ますます好感度があがりました。
もちろん、海外製のクラブも素晴らしいものがたくさんありますが、やはり『MADE IN JAPAN』には惹かれます。
値段云々というよりも、日本製というだけで、とても贅沢に思えてきます。
今はゴルフクラブに限らず、日本のメーカーが海外で生産して、日本に逆輸入するということも少なくないですが、『日本で作る』ということに意味があるような気がします。
日本で、日本人の職人さんが作る物に、すごく付加価値があるように思います。
『品質や精度の高さ』は勿論ですが、職人さんの情熱もそうですし、『目が届く』生産体制・検査体制に安心感があります。
もちろん、『価格』を最優先するのであれば、そうもいってられないと思うのですが・・・。

フェース面にミーリングがあるか、近くで見てみたのですが、このウェッジにはありませんでした。
やはり、メーカーによって、いろいろと違いはあるようです。
しかし、とても美しいフェース面だな・・・。と思い、しばらく見つめていました。

『Episode B』と記されていました。
どういう意味があるのでしょうか?
ドライバーは『Episode A』だったので、『C』もあるのかな?と思いました。

ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。
思わず目尻が下がってしまいました。
とても構えやすいです。
バンスが効きすぎていないので、『据わり』もいいです。
かなり美顔なウェッジです。
強いグースネックを好まれる方には、構えづらいところがあるかもしれませんが、私はストレートタイプを好むので、とても構えやすいです。
これはどちらがいい・・・。というものではなく、『その人の好み』によるところが大きいと思います。
オーソドックスなウェッジだと思いました。
この顔を見て、BUDDY というメーカーのこだわりのようなものが、少しだけ垣間見ることができたような気がしました。
ウェッジ好きの私には、たまらない魅力がありました。
今日は楽しい試打になるぞ・・・。と思い、テンションが上がってきました。
試打を開始しました。

『打感』はとてもソフトです。
何といいますか、このソフトな打感をオートマチック的に楽しめる感じがしました。
軟鉄の良さを味わうことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、SWということを考えてみると、普通かな?と思いました。
特に変わった感じはしませんでした。
球も拾いやすくて、ちょうどいい高さを出していくことができました。

『安定性』という点でも、特に変わった感じはしなかったのですが、バンスが弱いので、シビアに感じられる方も多いかもしれません。
結構『正直』なウェッジだと思います。
『バンスの滑り』は使いづらいかもしれません。
今日は、練習場のマットの上からだったので、すごくいい感じで、『スパスパ』と、ボールを切っていくことができたのですが、実際の芝やラフの上からだと、また感じも変わってくるような気がします。

『スピン性能』は、なかなかいい感じでした。
ミーリングは無かったですし、フェース面を指で触れてみても、それほどザラザラ感はなかったのですが、いい感じでボールにコンタクトしてくれました。
抜けのいいウェッジだと思いました。

『距離感』も、普通に出していくことができました。
初対面とは思えないほど、『意思の疎通』がとれていたように思います。
ボールの落としどころを、かなり限定することができました。

『操作性』は、かなりいいです。
バンスが弱いので、フェースを開きやすいです。
私はフェースを開いたり閉じたり、いろいろと調整しながら打っていきたいタイプなので、このウェッジにはすごく魅力を感じました。
今はウェッジでも、あまりフェースを開閉しないタイプの物も増えてきました。
そういったウェッジを好まれる方には、やや扱いづらいところがあるかもしれません。
敏感すぎる感じがするかもしれません。
『球の乗っかり感』もいいので、コントロールしやすいです。

すごく残念だったのが、アプローチグリーンやバンカーで試せなかったことです。
とても物足りないと思いました。
芝やバンカーなどでは、かなり『クセ』が感じられるウェッジではないかな?と思いました。
先ほども書きましたが、私はフェースを開いて使いたいタイプなので、このウェッジを芝やラフ、バンカーなどで使っても面白いだろう・・・。と思ったのですが、今は『バンカーでも無理に開かなくていいウェッジ』があるので、そういったクラブとは明らかに異なるタイプだと思います。
バンスは弱いですが、開いて構えれば自然とバンスも効いてくるので、エクスプロージョンのイメージも出していけるのではないかな?と思いました。
バンカーでも砂を薄くカットしていけそうだな・・・。と感じることができたのですが、これは好みがはっきりと分かれるところかもしれません。

私はアプローチ練習場でも、いいライの状態から打つのではなく、ディボット後やベアグランドなどから好んで打っています。
バンスが効いているウェッジは球が浮いていてライのいいときは易しく感じるのですが、沈んでいたりすると難しく感じることも多いので、このようなローバンスモデルが頼もしく思えてきます。
勿論、ハイバンスモデルにも、今はいろいろなタイプ(形状)があり、頼もしく感じる物もあるのですが・・・。

なので尚更、このクラブを実戦と同じようなシチュエーションで試したくてなりませんでした。
マットの上からだと、すごくいい感じだったのですが、実際の芝(野芝など)ではきっと違ってくると思います。
それを体で感じたいと思いました。

今はドライバーなどに限らず、ウェッジでも『オートマチックタイプ』が増えてきました。
『クセ』のないタイプが増えてきました。
しかし、このクラブにはある種の『クセ』があると思います。
そのクセを好まれる方と、そうでない方とに、はっきりと分かれるのは間違いないと思います。
私はこのウェッジに、すごく魅力を感じました。

ウェッジでは、いろいろと細工をしていつも楽しんでいるので、このような『マニュアルタイプ』のウェッジはすごく魅力的に見えます。
構えやすかったですし、何といいますか『ソールが邪魔しない』感じがしました。
幅広い層に受け入れられるとは、あまり思えなかったのですが、このウェッジの魅力にハマる方にとっては、たまらないものがあるのではないでしょうか?
少なくとも、私はこのウェッジにすごく興味をもちました。

また試打する機会があれば、どんどん試打したいと思いましたし、購買意欲も刺激されてしまいました。
できることならば購入して、思う存分楽しみたいと思いました。
ハイバンスモデルにも、ローバンスモデルにも、それぞれ一長一短があると思いますし、ハイバンスモデルを苦手にしておられる方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方々に、是非試していただきたいと思いました。
以前試打したドライバーもそうでしたし、このウェッジもすごく気に入ったので、しばらく頭から離れないような気がします。
BUDDYというメーカーは、全くといっていいほど馴染みがありませんが、本当に日本には素晴らしいメーカーがたくさんあるものだと思いましたし、そういったクラブにたくさん出会える日本に住んでいて幸せ者です。
今日は練習場のマットの上からだけの試打だったので、後ろ髪を引かれる思いで練習場を後にしたのですが、爽やかな気分が残りました。
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2014年05月30日
BUDDY Episode A ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BUDDY EpisodeA ドライバー です。

シャフトは 三菱レイヨン FUBUKIJ 70 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、トルクは3.6、バランスはD3、クラブ総重量は324gです。

初めて手にするBUDDYのドライバーです。
私は、このメーカーのことを全く知りませんでした。
老舗メーカーなのでしょうか?
初めて手にするメーカーのクラブを試打するときは、いつも以上にワクワク感と期待感が込め上げてきます。

ソールには『Episode A』と記されていました。
ということは、『Episode B』もあるのでしょうか?
BUDDY(バディ)という言葉は、ゴルフクラブにとても適していると思います。
『仲間』という意味もありますが、それ以上に『相棒』とか『信頼のおける仲間』という意味があります。
『大勢の仲間』というよりも、『一対一の関係』という意味合いが強いと思います。
バディという言葉をよく聞くようになったのは、私は『映画 海猿』なのですが、とてもいい言葉だな・・・。と思いました。
私たちゴルファーにとって、ゴルフクラブはとても大切な相棒です。
信頼のおける相棒が、いつもそばにいてくれるからこそ、いいラウンドができます。
セルフプレーが、ほぼ当たり前となった今では、ラウンド中の唯一の味方といえるのはゴルフクラブだけなのかもしれません。
私たちゴルファーは、14本(以内)の相棒と共に18ホールの長い旅に出るわけですが、ひとつでも信頼のおけないクラブがあると、ベストなラウンドはできません。
私は素晴らしい相棒に恵まれているので、幸せ者です。
マイクラブたちは、みんな私に大きな力を与えてくれています。
すごく信頼しています。
ラウンド後や練習後には必ずクラブを全てきれいに磨くのですが、それがとても楽しい時間です。
このクラブのBUDDYは、とてもいい名前だな・・・。と思いましたし、今まで他のメーカーがつけていなかったのが不思議なくらいです。

結構ディープ感もあり、丸っこい形状です。
黒い色がビシッと引き締めてくれているようです。
形状自体は、とてもシンプルです。
このシンプルさがたまりません。

バックフェースにはウェイトがひとつだけありました。
他にはありませんでした。
この『ひとつだけ』というところに、メーカーの自信がうかがえます。
こうして、クラブをいろいろな角度から見ていて、いい雰囲気を感じるものと、そうでないものとに分かれるのですが、このドライバーは明らかに前者です。

セミディープバックといっていいでしょうか?
最近のドライバーの中では、明らかにディープバックなほうだと思いますが、私の感覚ではセミディープといった感じがします。
シャローヘッドが多いなかで、今は少しずつディープなタイプも増えてきましたが、このドライバーもそういった『ディープ系』の感じがします。
これまでの経験上、叩けそうな印象をもちました。

ネックの長さは、やや短く見えましたが、今はこれくらいが主流でしょうか?
見慣れた長さだと思います。
調整機能は付いていなくて、とてもシンプルです。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれ凹みが見られました。
これは空気力学によるものなのでしょうか?
何と言っていいのか解りませんが、『品良く』凹んでいるな・・・。と思いました。
さり気なさが感じられました。

とてもいい顔をしています。
気持ちが和みました。
好感度がどんどんアップしてきました。
形状の美しさもありますし、全体的な雰囲気などから、とても『ピュア』な感じがしました。
変なクセや濁りの無い、クリアなブラックといったところかな?と思いました。

素振りをしてみても、いい感じです。
適度に重量感もあって、タイミングも取りやすいです。
シャフトも暴れることなく、しっかりとついてきてくれます。
これならば気を遣いすぎることなく、気持ちよく振っていけるな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。
とても構えやすいです。
思わず目尻が下がってしまいました。
いいイメージがどんどん膨らんできました。
『ゴルフは打つ前が大事』だと、昔から言われていますが、こういったクラブを手にすると、それを強く感じることができます。
構えづらいクラブだと、構えたときに既にミスを犯してしまっていることもありますが、このように美しいクラブだとイメージも出しやすく、楽に構えることができます。
不自然に力が入ることもありません。
アドレスがすぐに決まりました。
呼吸も整い、集中力が増してきました。
試打を開始しました。

とても好感のもてる打感でした。
こもった感じではなく、はっきりとしているのですが、『ズシリとくる』というよりは、やや軽めに感じられました。
心地いい打感なので、『サクサク』打つことができました。

『音』も大きすぎず、ちょうどいい感じでした。
気持ちよくフィニッシュまで振り切ることができました。
インパクトが緩んだり、詰まったりすることもありませんでした。

『球のあがりやすさ』も、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
今のドライバーの中では、明らかにディープなほうだと思いますし、黒い色なので、タフな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうでもないと思います。
勿論、人によって合うロフトはあると思うのですが、この9度でも、結構打ち出し角も高いですし、キャリーを稼いでいくことができました。
ライナー系で、ランを出していくタイプなのかな?と思いましたが、しっかりと高さも出していけました。

『安定性』という点では、今のドライバーの中では、標準的なほうかな?と思いました。
特別シビアな感じはしませんでした。
ヘッド自体の寛容さもあると思いますし、シャフトもタイミングが取りやすくしっかりしているので、普通に打っている限り暴れる感じはしませんでした。
イメージしたラインに乗せやすいドライバーだと思いました。
セミディープバックのドライバーだと思うのですが、何となく『シャローバックタイプ』の直進性を感じました。

『飛距離性能』も高いと思いました。
軽い力でも、ボールはグンと伸びてくれました。
とても構えやすいですし、気持ちよく振っていけるので、自然と距離も伸びていったというところもあると思うのですが、それ以外にも様々な要素が絡み合っているのではないかな?と思いました。
フェースの弾きも良く、初速も速いです。
叩きにいっても吹き上がることなく、確実に前に進んでいってくれました。
『パワーロス』の少ないドライバーだと思いました。
装着されているシャフトとの相性も、すごくいいと思いました。

『操作性』も良いと思いました。
構えたときに、変なクセが無いので、とてもいい印象をもったのですが、それがこの操作性の高さにもつながっているように思います。
シビア過ぎるドライバーではありませんが、結構敏感なところもあります。
左右にも、対応してくれました。

球を打つのがとても楽しくて、ついつい多く打ってしまいました。
初対面でありながら、この親しみやすさは『ただ者』ではないな・・・。と思いました。
飛距離性能や安定性、操作性、球のあがりやすさなどもハイレベルでありながら、やはりフィーリングがいいところにすごく魅力を感じました。
構えやすさ、打感が秀逸です。

先ほども書きましたが、結構球のあがりやすいドライバーです。
見た目はタフそうにも見えますが、実際はそれほど敷居が高いタイプではないと思います。
尖った性格のドライバーだとは思いませんでした。

初めて出会ったBUDDYという名のドライバーでしたが、いい印象のまま試打を終えることができました。
なかなか止める踏ん切りがつかなかったのですが、いつまでも試打するわけにもいかないので、後ろ髪を引かれる思いで試打を終えました。
奇をてらったところもなく、すごく『スタンダード』だと思いました。
このドライバーにすごく興味をもちました。

装着されていたフブキとの相性もいいと思いましたし、他にもいろいろなシャフトで試してみたいと思いました。
興味のもちにくいヘッドだと、いろいろなシャフトで試してみたいと思わないことも多いですし、イメージも膨らんできません。
しかし、このドライバーには想像力を掻き立てられるものがありました。

名前の通り、『相棒』になってくれそうなドライバーです。
初めてで、これだけ好感度が高いのだから、使い続けていけばもっと高められていけそうな予感がしました。
練習場だけでは勿体ない、是非コースでも試してみたい・・・。と思いました。

私はこのメーカーのことを全く知らなかったですし、これからも出会えるかどうか解りませんが、もし出会うことができればどんどん試打していきたいです。
今日はとても楽しい時間を過ごすことができました。
要注目なメーカーが、またひとつ増えました。