クラブ・オブ・ザ・イヤー
2023年01月26日
ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その3 オートマチック部門
今日は、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その3 オートマチック部門』を発表させていただきたいと思います。

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー
その1(軽量級部門)のMVP。

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー
そして、その2(パワフル部門)のMVP。
ときて、今回は『その3』です。
どのドライバーもそれぞれ特色がありますが、やはりこのドライバーは外せないだろうということで、『その3』として選ばせていただきました。
『その1』が最も良くて、それから『その2』『その3』へという流れではなく、あくまでも『別ジャンル』といいますか、『個性の違い』から分けました。
なので、人によっては『その1』がいい場合もあると思いますし、『その2』が一番高いパフォーマンスを発揮してくれたり、『その3』が一番実戦的だということもあると思います。
そして、『その3』のMVPに選んだのが、この

PING G430 LST ドライバーです。

これは姉妹モデルのMAXと同時受賞ということになります。
PINGのドライバー最大の特長は、その『安定性』『曲げない力』です。
そしてパワフルな弾道。
曲がらない(曲がりにくい)ということが分かっているので、あとは狙いを定めて、そのラインめがけて思いっきり振るだけです。
このいい意味での『アバウトさ』がスコアメイクにおいて、大きな武器となります。
これまでの多くのイージー系ドライバーは『安定した飛距離』はあるものの、『卓越した飛距離』はもうひとつというものがたくさんありました。
そして、最新のモデルよりも前のモデルのほうがいいということも珍しくありませんでした。
しかし、このPINGのドライバーは確実に前のモデルよりも良くなっています。
前のモデルの425もすごくいいドライバーで気に入っていたのですが、明らかに今回430のほうが好きです。
特にLSTは顔を含め、すごく良くなったように感じています。
これまでも書いてきましたが、ここ数年のPINGはすごく充実していて、特にドライバーやフェアウェイウッドが素晴らしいです。
ライバルメーカーのテーラーメイドやキャロウェイ・タイトリストなども素晴らしいですが、『実戦的』という点において、私はPINGが頭一つ抜け出しているような印象をもっています。
オートマチック系のドライバーを買う予定は今のところ無いですが、もし買うのであれば、PINGを最有力候補に挙げています。
大らかさをもったドライバーでありながら、『大味』なところはなく、どこか繊細で緻密な印象を受け、そこがまたいいです。
また最近は地クラブメーカー充実ぶりも凄いですが、それでも、PINGのドライバーは全く引けをとりません。
『飛んで曲がらない(曲がりにくい)』ということにおいて、今市場に出回っているドライバーの中で、PINGが最も優れているのではないでしょうか?
何度も試打していますが、試打する度にその思いが強くなってきます。
しかも、これだけ高性能でありながら、価格がそれほど高くないということで、コストパフォーマンスにも優れています。
デザインも前のモデルよりもカッコ良くなっていますし、『ハイテク感』がありながら、それが嫌みになっていません。
所有欲を満たしてくれるドライバーです。
昔(パーシモンやメタルの頃)は、あえて難しいクラブをバッグに入れて使うことが、一種のステータスのようになっていました(今思えば、ただの見栄のように思いますが)。
アイアンもキャビティは敬遠され、マッスルバックが多く見られました。
しかし今は時代が違います。
キャビティを使うことへの抵抗感は無いですし、ドライバーも大きくなって、『広すぎるスイートエリア』で飛ばしていく時代です。
そういう時代にPINGをはじめとする、各メーカーのクラブはマッチしていると思います。
各メーカー、ユーザーのニーズをしっかり把握しています。
なので、これだけ熾烈な競争が続けられているのだと思います。
そういった素晴らしいクラブがあるなか、やはりPINGのドライバーは優れているので、今回は『その3(オートマチック部門)』のMVPに選ばせていただきました。
ゴルフを易しく、シンプルに考えていきたい方にとっても、PINGのクラブを使うことは合理性があるといえるのではないでしょうか?
ティショットの目的は確かに『遠くへ飛ばす』ということもありますが、それよりも大切なのは『OBを打たない』『セカンドを打ちやすいところに運んでおく』ということではないでしょうか?
それがPINGのドライバーでは易しくできるので、後はアイアンやアプローチ・パッティングに集中できます。
練習場はもちろんですが、コースで、より輝きを増すのがPINGのドライバーです。
今回のドライバー・オブ・ザ・イヤー2022は3つのドライバーがMVPに輝きました。
どれもタイプの異なる名器ですが、共通しているのは『飛距離性能に優れている』ということです。
そして難しすぎず、大らかさも持ち合わせていて親しみやすいというのも魅力です。
次回から、通常の記事に戻りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー
その1(軽量級部門)のMVP。

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー
そして、その2(パワフル部門)のMVP。
ときて、今回は『その3』です。
どのドライバーもそれぞれ特色がありますが、やはりこのドライバーは外せないだろうということで、『その3』として選ばせていただきました。
『その1』が最も良くて、それから『その2』『その3』へという流れではなく、あくまでも『別ジャンル』といいますか、『個性の違い』から分けました。
なので、人によっては『その1』がいい場合もあると思いますし、『その2』が一番高いパフォーマンスを発揮してくれたり、『その3』が一番実戦的だということもあると思います。
そして、『その3』のMVPに選んだのが、この

PING G430 LST ドライバーです。

これは姉妹モデルのMAXと同時受賞ということになります。
PINGのドライバー最大の特長は、その『安定性』『曲げない力』です。
そしてパワフルな弾道。
曲がらない(曲がりにくい)ということが分かっているので、あとは狙いを定めて、そのラインめがけて思いっきり振るだけです。
このいい意味での『アバウトさ』がスコアメイクにおいて、大きな武器となります。
これまでの多くのイージー系ドライバーは『安定した飛距離』はあるものの、『卓越した飛距離』はもうひとつというものがたくさんありました。
そして、最新のモデルよりも前のモデルのほうがいいということも珍しくありませんでした。
しかし、このPINGのドライバーは確実に前のモデルよりも良くなっています。
前のモデルの425もすごくいいドライバーで気に入っていたのですが、明らかに今回430のほうが好きです。
特にLSTは顔を含め、すごく良くなったように感じています。
これまでも書いてきましたが、ここ数年のPINGはすごく充実していて、特にドライバーやフェアウェイウッドが素晴らしいです。
ライバルメーカーのテーラーメイドやキャロウェイ・タイトリストなども素晴らしいですが、『実戦的』という点において、私はPINGが頭一つ抜け出しているような印象をもっています。
オートマチック系のドライバーを買う予定は今のところ無いですが、もし買うのであれば、PINGを最有力候補に挙げています。
大らかさをもったドライバーでありながら、『大味』なところはなく、どこか繊細で緻密な印象を受け、そこがまたいいです。
また最近は地クラブメーカー充実ぶりも凄いですが、それでも、PINGのドライバーは全く引けをとりません。
『飛んで曲がらない(曲がりにくい)』ということにおいて、今市場に出回っているドライバーの中で、PINGが最も優れているのではないでしょうか?
何度も試打していますが、試打する度にその思いが強くなってきます。
しかも、これだけ高性能でありながら、価格がそれほど高くないということで、コストパフォーマンスにも優れています。
デザインも前のモデルよりもカッコ良くなっていますし、『ハイテク感』がありながら、それが嫌みになっていません。
所有欲を満たしてくれるドライバーです。
昔(パーシモンやメタルの頃)は、あえて難しいクラブをバッグに入れて使うことが、一種のステータスのようになっていました(今思えば、ただの見栄のように思いますが)。
アイアンもキャビティは敬遠され、マッスルバックが多く見られました。
しかし今は時代が違います。
キャビティを使うことへの抵抗感は無いですし、ドライバーも大きくなって、『広すぎるスイートエリア』で飛ばしていく時代です。
そういう時代にPINGをはじめとする、各メーカーのクラブはマッチしていると思います。
各メーカー、ユーザーのニーズをしっかり把握しています。
なので、これだけ熾烈な競争が続けられているのだと思います。
そういった素晴らしいクラブがあるなか、やはりPINGのドライバーは優れているので、今回は『その3(オートマチック部門)』のMVPに選ばせていただきました。
ゴルフを易しく、シンプルに考えていきたい方にとっても、PINGのクラブを使うことは合理性があるといえるのではないでしょうか?
ティショットの目的は確かに『遠くへ飛ばす』ということもありますが、それよりも大切なのは『OBを打たない』『セカンドを打ちやすいところに運んでおく』ということではないでしょうか?
それがPINGのドライバーでは易しくできるので、後はアイアンやアプローチ・パッティングに集中できます。
練習場はもちろんですが、コースで、より輝きを増すのがPINGのドライバーです。
今回のドライバー・オブ・ザ・イヤー2022は3つのドライバーがMVPに輝きました。
どれもタイプの異なる名器ですが、共通しているのは『飛距離性能に優れている』ということです。
そして難しすぎず、大らかさも持ち合わせていて親しみやすいというのも魅力です。
次回から、通常の記事に戻りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年01月24日
ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2 パワフル部門の番外編
今日は、先日発表させていただいた、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2 パワフル部門』の番外編といいますか、これも外せないというドライバーを2つご紹介させていただきたいと思います。

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー
このエミリッドバハマのドライバーは『爆発力』という言葉がピッタリの『瞬発系』ドライバーで、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022』に相応しい性能をもっています。
その高い性能をもっていながら、性格が尖っていなくて、比較的親しみやすい性能をもっているのも魅力です。
ヒッター向けなのは間違いないですが、そのハードルは高くありません。

グランプリ G8 ドライバー
そしてもうひとつ、パワフルな飛距離ということで、このドライバーも外せません。
まさに『卓越した飛距離性能』です。
ドライバーは14本のクラブの中で最も飛距離を出すクラブでありながら、その種類といいますか、性格によって、『瞬発系』と『持久系』に分けられるように思います。
圧倒的なポテンシャルを元に、弾道が強く飛距離に特化したドライバーと、飛距離は少し抑え気味で、どちらかというと『方向性』『寛容さ』に特化し、安定した球を打ちやすい『持久系』です。
昔はドライバーに飛距離性能を求める声が多く、今もそうだと思いますが、それ以上に『方向性』『安定性』を望まれる方のほうが多いのではないでしょうか?
数センチ・数ミリで遠くへ飛ばすよりも、安定した飛距離と方向性をもっていたほうが、スコアメイクに役立ちますし、実戦的だからです。
そういった意味でも、このエミリッドバハマとグランプリのドライバーは飛距離に特化したモデルでありながら、ある程度の寛容さを持ち合わせていて、親しみやすさがあるというのが、大きなウリです。
このグランプリのドライバーをMVPにしようかと迷ったのですが、一度同時に打ち比べたことがあり、少しだけエミリッドバハマのドライバーのほうが『飛距離において』アドバンテージがあるようだったので、今回はエミリッドバハマのドライバーを『パワフル部門』の1位とさせていただきました。
とはいっても、ロフトや長さなど全く同じスペックで打ち比べたわけではないので、正確な比較はできていないのですが・・・。
もし、全く同じスペックで競っていたら、ひょっとしたらグランプリのドライバーが勝っていたかもしれません。
なので、今回はMVPには輝かなかったものの、グランプリG8ドライバーも挙げさせていただきました。
そして実はもうひとつ、『パワフル部門』の準グランプリに推したいドライバーがあります。

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー
それが、このコブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー です。
このドライバーの飛距離性能も凄くて忘れられません。
ただ構えづらかったので、MVPには輝きませんでしたが、かなり高いポテンシャルをもっているのは間違いありません。
すごくよく飛ぶな・・・。と思いながら、もしいい顔をしていたら、相棒に迎え入れたいな・・・。と思うほど気に入りました。
打感もよく、程よい『ずっしり感』があります。
これこそ、『コブラフィーリング』といったところでしょうか?
球持ちが良く、一瞬乗せて運べる感じで、パワーを伝えやすいのがポイントです。
私はフッカーなので、このドライバーの顔は好みませんが、スライサーの方には、かなり頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
必然的に球がつかまってしまう感じで、右に曲げにくく操作性には欠けますが、その『一直線』なところも、スライサーの方に響くような気がします。
普段なら、構えづらいクラブは絶対に候補に挙げないのですが、このドライバーはそれを曲げてでも候補に入れたいと思わせてくれるポテンシャルがありました。
以前、コブラのドライバーを使っていたことがあり(ULTRA MID)、その飛距離性能は確かなのを実感しています。
あの頃は方向性など気にせず、とにかくブンブン振り回していたので、OBが出ることもあれば、300Y台の距離の短いパー4のガードバンカーに直接入れたことが何度かありました。
ULTRA MIDは、あのジョン・デーリー選手が使っていたモデルで、その飛距離に憧れて購入しました。
メジャーを制した白いヘッドのドライバーは世界中でも売り切れ続出で周りでも誰もっておらず、県外にまで出かけて購入することができた私は優越感に浸っていました。(今だったらネットが発達しているので誰でも簡単に買えると思いますが・・・。)
今でも珍しい『プラスチックヘッド』で、拳銃の弾丸も受け止めるほどの強度があるというのが印象深いです。
タイガー・ウッズ選手が登場して、ゴルフ界が一気に変わりましたが、それまでのヒーローは何と言ってもジョン・デーリー選手でした。
たくさんのギャラリーを引き連れ、豪快なショットを連発し、飛距離革命を起こしました。
出場予定だったニック・プライス選手の奥さんが出産ということで、1991年の全米プロを急遽欠場し、その代わりにウェイティングだったジョン・デーリー選手が出場し、練習ラウンド無しで優勝し、世の中をあっと言わせました。
ニューヒーローの誕生です。
その独特なオーバースイングは誰にも真似できませんが、彼は体が柔らかくて、決して無理をしていないのだと思います。
私もあれくらい大きなバックスイングがとれたらいいな・・・。と思いましたが、全くできませんでした。
せめてドライバーだけでも、同じモデルが使いたいと思い購入し、ULTRA MIDには良い思い出がたくさんあります。
その後、ジョン・デーリー選手はWilsonに契約が変わり、KILLER WHALEという当時ではかなりのラージサイズ(確かヘッド体積275cc)で、そのあまりの大きさにみんな驚きましたが、今のドライバーと比べると、かなりの小顔です。
私はジョン・デーリー選手が好きだったので、このKILLER WHALEのドライバーとスプーンを買いそろえましたが、正直飛距離性能はイマイチでした・・・。
やはりジョン・デーリー選手だから飛ばせるのであって、私では実力不足なのだということを痛感しました。
他にもコブラには『S9-1』という素晴らしいドライバーは絶対に忘れられません。
コブラのドライバーといえば、S9-1をまず思い浮かべます。
S9-1は顔や打感も良くて、今のドライバーにはない『しっかり感』があって、とても高いパフォーマンスを発揮してくれ、試打する度に私の心はメロメロでした。
そんな懐かしい記憶がたくさん蘇ってくるほど、コブラのドライバーにはいい印象をもっています。
最近はなかなか出会う機会がないですが、またたくさん出会えることを期待しています。
以上が『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2 パワフル部門の番外編』です。
ちょっと話が脱線してしまいましたが、それくらいコブラをはじめ、素晴らしいクラブがたくさんあることに幸せを感じます。
次回は『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022 その3』を発表させていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー
このエミリッドバハマのドライバーは『爆発力』という言葉がピッタリの『瞬発系』ドライバーで、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022』に相応しい性能をもっています。
その高い性能をもっていながら、性格が尖っていなくて、比較的親しみやすい性能をもっているのも魅力です。
ヒッター向けなのは間違いないですが、そのハードルは高くありません。

グランプリ G8 ドライバー
そしてもうひとつ、パワフルな飛距離ということで、このドライバーも外せません。
まさに『卓越した飛距離性能』です。
ドライバーは14本のクラブの中で最も飛距離を出すクラブでありながら、その種類といいますか、性格によって、『瞬発系』と『持久系』に分けられるように思います。
圧倒的なポテンシャルを元に、弾道が強く飛距離に特化したドライバーと、飛距離は少し抑え気味で、どちらかというと『方向性』『寛容さ』に特化し、安定した球を打ちやすい『持久系』です。
昔はドライバーに飛距離性能を求める声が多く、今もそうだと思いますが、それ以上に『方向性』『安定性』を望まれる方のほうが多いのではないでしょうか?
数センチ・数ミリで遠くへ飛ばすよりも、安定した飛距離と方向性をもっていたほうが、スコアメイクに役立ちますし、実戦的だからです。
そういった意味でも、このエミリッドバハマとグランプリのドライバーは飛距離に特化したモデルでありながら、ある程度の寛容さを持ち合わせていて、親しみやすさがあるというのが、大きなウリです。
このグランプリのドライバーをMVPにしようかと迷ったのですが、一度同時に打ち比べたことがあり、少しだけエミリッドバハマのドライバーのほうが『飛距離において』アドバンテージがあるようだったので、今回はエミリッドバハマのドライバーを『パワフル部門』の1位とさせていただきました。
とはいっても、ロフトや長さなど全く同じスペックで打ち比べたわけではないので、正確な比較はできていないのですが・・・。
もし、全く同じスペックで競っていたら、ひょっとしたらグランプリのドライバーが勝っていたかもしれません。
なので、今回はMVPには輝かなかったものの、グランプリG8ドライバーも挙げさせていただきました。
そして実はもうひとつ、『パワフル部門』の準グランプリに推したいドライバーがあります。

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー
それが、このコブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー です。
このドライバーの飛距離性能も凄くて忘れられません。
ただ構えづらかったので、MVPには輝きませんでしたが、かなり高いポテンシャルをもっているのは間違いありません。
すごくよく飛ぶな・・・。と思いながら、もしいい顔をしていたら、相棒に迎え入れたいな・・・。と思うほど気に入りました。
打感もよく、程よい『ずっしり感』があります。
これこそ、『コブラフィーリング』といったところでしょうか?
球持ちが良く、一瞬乗せて運べる感じで、パワーを伝えやすいのがポイントです。
私はフッカーなので、このドライバーの顔は好みませんが、スライサーの方には、かなり頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
必然的に球がつかまってしまう感じで、右に曲げにくく操作性には欠けますが、その『一直線』なところも、スライサーの方に響くような気がします。
普段なら、構えづらいクラブは絶対に候補に挙げないのですが、このドライバーはそれを曲げてでも候補に入れたいと思わせてくれるポテンシャルがありました。
以前、コブラのドライバーを使っていたことがあり(ULTRA MID)、その飛距離性能は確かなのを実感しています。
あの頃は方向性など気にせず、とにかくブンブン振り回していたので、OBが出ることもあれば、300Y台の距離の短いパー4のガードバンカーに直接入れたことが何度かありました。
ULTRA MIDは、あのジョン・デーリー選手が使っていたモデルで、その飛距離に憧れて購入しました。
メジャーを制した白いヘッドのドライバーは世界中でも売り切れ続出で周りでも誰もっておらず、県外にまで出かけて購入することができた私は優越感に浸っていました。(今だったらネットが発達しているので誰でも簡単に買えると思いますが・・・。)
今でも珍しい『プラスチックヘッド』で、拳銃の弾丸も受け止めるほどの強度があるというのが印象深いです。
タイガー・ウッズ選手が登場して、ゴルフ界が一気に変わりましたが、それまでのヒーローは何と言ってもジョン・デーリー選手でした。
たくさんのギャラリーを引き連れ、豪快なショットを連発し、飛距離革命を起こしました。
出場予定だったニック・プライス選手の奥さんが出産ということで、1991年の全米プロを急遽欠場し、その代わりにウェイティングだったジョン・デーリー選手が出場し、練習ラウンド無しで優勝し、世の中をあっと言わせました。
ニューヒーローの誕生です。
その独特なオーバースイングは誰にも真似できませんが、彼は体が柔らかくて、決して無理をしていないのだと思います。
私もあれくらい大きなバックスイングがとれたらいいな・・・。と思いましたが、全くできませんでした。
せめてドライバーだけでも、同じモデルが使いたいと思い購入し、ULTRA MIDには良い思い出がたくさんあります。
その後、ジョン・デーリー選手はWilsonに契約が変わり、KILLER WHALEという当時ではかなりのラージサイズ(確かヘッド体積275cc)で、そのあまりの大きさにみんな驚きましたが、今のドライバーと比べると、かなりの小顔です。
私はジョン・デーリー選手が好きだったので、このKILLER WHALEのドライバーとスプーンを買いそろえましたが、正直飛距離性能はイマイチでした・・・。
やはりジョン・デーリー選手だから飛ばせるのであって、私では実力不足なのだということを痛感しました。
他にもコブラには『S9-1』という素晴らしいドライバーは絶対に忘れられません。
コブラのドライバーといえば、S9-1をまず思い浮かべます。
S9-1は顔や打感も良くて、今のドライバーにはない『しっかり感』があって、とても高いパフォーマンスを発揮してくれ、試打する度に私の心はメロメロでした。
そんな懐かしい記憶がたくさん蘇ってくるほど、コブラのドライバーにはいい印象をもっています。
最近はなかなか出会う機会がないですが、またたくさん出会えることを期待しています。
以上が『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2 パワフル部門の番外編』です。
ちょっと話が脱線してしまいましたが、それくらいコブラをはじめ、素晴らしいクラブがたくさんあることに幸せを感じます。
次回は『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022 その3』を発表させていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年01月22日
ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2
今日は、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2』を発表させていただきたいと思います。
先日お送りしたのは、『その1』で『軽量級部門』で、今回は『パワフル部門』です。
それでは、その候補たち素晴らしいドライバーたちをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。

KAMUI XP-03 ドライバー

ホンマ TW757 D ドライバー

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー

jBEAM KZ-5 ドライバー

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー

Jean-Baptiste JB501 DRIVER

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー

プログレス BB6 ドライバー

グランプリ G8 ドライバー

Waoww RV-555 TypeS ドライバー

テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー

PING G430 MAX ドライバー

タイトリスト TSR3 ドライバー

PING G430 LST ドライバー

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
蒼々たるドライバーたちです。
こうして見ても、全体的な底上げができているように思います。
昔は、良いクラブとそうでないクラブの差がはっきりしていましたが、今はそれが小さくなり、ハイレベルなクラブが多くなっています。
あとは、プレイヤーの好みによって選べばいい時代といえるのではないでしょうか?
そんな中、今回は『パワフル部門』ということで、このドライバーを選ばせていただきました。
それは、

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバーです。
これはもう当然といいますか、このドライバーで球を打った経験のある方は、おそらく予想できていたのではないでしょうか?
エミリッドバハマのドライバーを試打した経験はまだ少ないのですが、過去に試打したモデルも凄くて驚かされました。
パッと見た感じではライオンのマークのある、オシャレなドライバーにしか見えないのですが、その実力は折り紙付きです。
このドライバーで球を打ったときの、あの衝撃は今もはっきりと覚えています。
ああ、今年のMVPはこれだな・・・。と思っていました。

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー
その後、ミズノの高性能ドライバーに出会い、どちらに絞ろうかずっと悩んでいて、ひとつに絞るから選べないんだ・・・。『別部門』にすれば、どちらも選べるという結論に達し、今回は『その2(パワフル部門)ということで、このエミリッドバハマのドライバーを選ばせていただきました。
HS40後半以上のヒッタータイプの方にマッチしたドライバーで、その爆発力は凄いです。
出だしからの球の勢い、空気を切り裂くような『突進力』。
空気抵抗をあざ笑うかのような『浮遊力』。
このドライバーも落ち際に強く、落ちそうで落ちてきません。
まるで空中散歩をしているかのような滞空時間の長さがあります。
ヒッター向けで、誰にでも合うというドライバーではないですが、今よりも20ヤード30ヤード伸ばしていきたい・・・。という方は試してみられる価値はあるのではないでしょうか?
私はこのドライバーをすごく気に入り、早速友人や後輩たちにも勧め、このドライバーを購入した後輩が良い結果を残していて、初めて会社のコンペでドラコン賞を獲ったそうです。
もちろん、彼の日頃の練習もあると思いますが、その彼の努力と、このドライバーがピッタリと合致したのだと思います。
私もこのドライバーを薦めて良かったな・・・。と思いました。
以上が『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2(パワフル部門)』です。
今回は爆発力・飛距離性能を重視して選びました。
もちろん、これ以外にも素晴らしいドライバーはたくさんありますし、他のドライバーが見劣りするということではありません。
あくまでもエミリッドバハマのドライバーのパフォーマンス力が素晴らしすぎたということです。
また、いくらヘッドが良くても、シャフトがその人に合っていなければ、高いパフォーマンスは期待できません。
このドライバーで良い結果を出した後輩もシャフト選びを入念に繰り返し、そして得られた結果です。
次回は『その3』ではなく、『その2(パワフル部門)』の次点に輝いたドライバーを2つご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
先日お送りしたのは、『その1』で『軽量級部門』で、今回は『パワフル部門』です。
それでは、その候補たち素晴らしいドライバーたちをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。

KAMUI XP-03 ドライバー

ホンマ TW757 D ドライバー

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー

jBEAM KZ-5 ドライバー

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー

Jean-Baptiste JB501 DRIVER

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー

プログレス BB6 ドライバー

グランプリ G8 ドライバー

Waoww RV-555 TypeS ドライバー

テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー

PING G430 MAX ドライバー

タイトリスト TSR3 ドライバー

PING G430 LST ドライバー

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
蒼々たるドライバーたちです。
こうして見ても、全体的な底上げができているように思います。
昔は、良いクラブとそうでないクラブの差がはっきりしていましたが、今はそれが小さくなり、ハイレベルなクラブが多くなっています。
あとは、プレイヤーの好みによって選べばいい時代といえるのではないでしょうか?
そんな中、今回は『パワフル部門』ということで、このドライバーを選ばせていただきました。
それは、

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバーです。
これはもう当然といいますか、このドライバーで球を打った経験のある方は、おそらく予想できていたのではないでしょうか?
エミリッドバハマのドライバーを試打した経験はまだ少ないのですが、過去に試打したモデルも凄くて驚かされました。
パッと見た感じではライオンのマークのある、オシャレなドライバーにしか見えないのですが、その実力は折り紙付きです。
このドライバーで球を打ったときの、あの衝撃は今もはっきりと覚えています。
ああ、今年のMVPはこれだな・・・。と思っていました。

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー
その後、ミズノの高性能ドライバーに出会い、どちらに絞ろうかずっと悩んでいて、ひとつに絞るから選べないんだ・・・。『別部門』にすれば、どちらも選べるという結論に達し、今回は『その2(パワフル部門)ということで、このエミリッドバハマのドライバーを選ばせていただきました。
HS40後半以上のヒッタータイプの方にマッチしたドライバーで、その爆発力は凄いです。
出だしからの球の勢い、空気を切り裂くような『突進力』。
空気抵抗をあざ笑うかのような『浮遊力』。
このドライバーも落ち際に強く、落ちそうで落ちてきません。
まるで空中散歩をしているかのような滞空時間の長さがあります。
ヒッター向けで、誰にでも合うというドライバーではないですが、今よりも20ヤード30ヤード伸ばしていきたい・・・。という方は試してみられる価値はあるのではないでしょうか?
私はこのドライバーをすごく気に入り、早速友人や後輩たちにも勧め、このドライバーを購入した後輩が良い結果を残していて、初めて会社のコンペでドラコン賞を獲ったそうです。
もちろん、彼の日頃の練習もあると思いますが、その彼の努力と、このドライバーがピッタリと合致したのだと思います。
私もこのドライバーを薦めて良かったな・・・。と思いました。
以上が『ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その2(パワフル部門)』です。
今回は爆発力・飛距離性能を重視して選びました。
もちろん、これ以外にも素晴らしいドライバーはたくさんありますし、他のドライバーが見劣りするということではありません。
あくまでもエミリッドバハマのドライバーのパフォーマンス力が素晴らしすぎたということです。
また、いくらヘッドが良くても、シャフトがその人に合っていなければ、高いパフォーマンスは期待できません。
このドライバーで良い結果を出した後輩もシャフト選びを入念に繰り返し、そして得られた結果です。
次回は『その3』ではなく、『その2(パワフル部門)』の次点に輝いたドライバーを2つご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年01月20日
ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2022 その1
今日は、昨年試打したドライバーの中からMVP。
つまり、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきたいと思います。
ウェッジやアイアン・ユーティリティ・フェアウェイと、年によってはMVPを決めることが難しいこともありますが、今回のドライバー限ってはすぐに決まりました。
このドライバーを試打してすぐに、
「ああ、今年はこれだな。これに決まりだな。」と強く確信しました。
これ以上のものは出てこないだろう・・・。という思いを強くもつことができました。
それくらい、高性能な素晴らしいドライバーです。
それでは、そのMVP候補たちをご紹介します。
なお、掲載順はランキングではありません。
試打した順番です。
なお、これはあくまでも私の中のランキングであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
MVPに輝かなかったクラブは劣っているということではないですし、試打していながら、ここに登場していないドライバーもありますが、それらも良くないということではありません。
今はハイレベルなクラブがたくさんあります。

KAMUI XP-03 ドライバー

ホンマ TW757 D ドライバー

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー

jBEAM KZ-5 ドライバー

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー

Jean-Baptiste JB501 DRIVER

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー

プログレス BB6 ドライバー

グランプリ G8 ドライバー

Waoww RV-555 TypeS ドライバー

テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー

PING G430 MAX ドライバー

タイトリスト TSR3 ドライバー

PING G430 LST ドライバー

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
こうして見ていても、素晴らしいドライバーばかり並んでいます。
試打したときの喜び・楽しさがまたこみ上げてきて、記事を書いている最中もテンションが上がりっぱなしです。
いいクラブで球を打つのは本当に楽しいですし、ゴルフの醍醐味ですね。
そんなハイレベルなドライバーの中から、MVPを決めました。
先ほども書きましたが、今回はすぐに決まりました。
それくらい、凄いポテンシャルを感じたからです。
そのドライバーは、

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバーです。
このドライバーが昨年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022 その1』に輝きました。
このドライバーの魅力は何と言っても、飛距離性能です。
重量が300g未満のドライバーで、私の中では『軽量級』になるのですが、それでもこの弾道の力強さは素晴らしいものがありました。
重量で階級を分けるといえば、ボクシングやレスリング・柔道などのスポーツが挙げられます。
ゴルファーに体重制限は無いですが、クラブにはその総重量によって『重量級』『中量級』『軽量級』『超軽量級』の4段階に分けています。
ドライバーなら、
315g以上・・・・・・・・・・・・重量級
300g以上315g未満・・・中量級
280g以上300g未満・・・軽量級
280g未満・・・・・・・・・・・・超軽量級
というようにおおよそですが、私は階級分けをしています。
これはあくまでも私の中でのことなのですが、ドライバーの重さを、そのように分けて考えています。
軽ければいいとか、重ければいいということではなく、大切なのは『その人に合った重さ』を使うことです。
そして、これまでも書いてきましたが、『振り切れる範囲内で、できるだけ重い物を選ぶこと』が大切だと思っています。
軽いクラブは、最初は振りやすいと感じていても、すぐにそれに慣れてしまって、軽く感じなくなってしまいますし、軽いので、手打ちになってしまうミスも起きやすくなります。
軽すぎるクラブというのは、実は難しいものです。
対して、適度な重量のあるクラブは、その重さが安定感を増し、スイングの再現性も高めてくれます。
適度な重さがあるので、インパクトでもパワーが伝わりやすく、効率よく飛ばしていけます。
このミズノのドライバーは私の中では軽量級になるのですが、軽量級らしからぬポテンシャルの高さがあって、パワーを秘めています。
これまでの軽量級ドライバーにありがちは、『最初はいいけど、途中からダメ』ということがありません。
どういうことかといいますと、出だし(インパクト直後)は弾きがいいので、初速も出ているけど、途中から大きく失速しておじぎをしてしまう・・・。ということがよくあり、これはもう宿命なのかな?と思うことがよくありました。
クラブが軽いから球質も軽くなって、粘ってくれないのか、魅力的な弾道を放つ軽量級ドライバーにはなかなか出会えません。
しかし、このミズノ ST-X 220 ドライバーは一球目から凄いな・・・。と思いました。
初速も出て、スピードに乗っているけど、それが破綻しないといいますか、ずっと続いて練習場のネットに突き刺さってくれました。
普段なら、そろそろおじぎしそうだな・・・。というところを、このドライバーが放つ弾道は耐えてくれ、勢いが維持されていました。
『キープする凄さ』といったらいいでしょうか?
私はドライバーでは伸びがあって、その力強さが維持されて『へこたれない』弾道を好むのですが、このドライバーがまさにそんな感じでした。
クラブもカッコいいですが、このドライバーの放つ弾道に一目惚れしました。
最近では、なかなかこのようなことはありません。

ミズノらしく、カッコ良く、仕上げも丁寧で質感もいいのも好材料です。
私はいくら飛んで曲がらないドライバーであっても、『異型』であったり『異音』を発するドライバーには魅力を感じません。
たった一球で試打を終えたことも過去に何度もありましたが、このドライバーは違います。
時間の許す限り、球を打っていきたいドライバーです。
ひと目見てカッコいいドライバーだな・・・。と目尻が下がりっぱなしでした。
シンプルなデザインではなく、いろいろな工夫がされていて機能性を感じさせたのですが、それが嫌みになっていません。
『適材適所』といいますか、『意味のあるデザイン』だと思いました。
なかにはそう思えないドライバーもあるのですが・・・。
構えやすくて打感や音がとても良かったのも大きなプラスポイントです。
そして、その打感と音の感覚と、弾道のイメージがピッタリと合致していました。
打感や音と弾道が合っていないドライバーはたくさんありますが、このドライバーはマッチしていて、それも大きな長所です。
弾道が力強くて、おまけに飛距離も出る。
しかも、それが重量級ではなく、比較的抑えられた重さで仕上げられているので、それも判断材料になりました。

軽量級なのに、重量級のパワーとポテンシャルがある・・・。
つまり、ボクシングでいえば、PFP1位、世界バンタム級4団体制覇の井上尚弥選手とイメージが被りました。
井上選手の活躍は日本だけでなく、世界中のボクシングファンが知るところですが、その井上選手を思い出させるようなハイレベルなドライバーです。
ミズノはアイアンがあまりにも素晴らしいので、ドライバーの存在感はやや薄いかもしれません。
ミズノのアイアンは使うけど、ドライバーは他社メーカー・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ライバルメーカーのブリヂストンやダンロップ・プロギアなどと比べると、ドライバーはあまり目立たないかもしれませんが、実は過去にも名器をたくさん出していて、魂を揺さぶられたドライバーがいくつかあります。
そのドライバーとタイプはやや違うものの、素晴らしいドライバーに仕上がっているのは事実です。
私にはやや軽めだったのですが、その弾道(特に耐えてくれる強さ)の力強さはピカイチで、一球で惚れました。
重いドライバーはちょっと・・・。という方もいらっしゃると思いますが、このドライバーは重すぎないタイプなので、多くの支持を集めるのではないでしょうか?
どちらかといえばヒッター向けなドライバーだと思いますが、そのハードルは決して高くありません。
なので、多くの方に試していただき、このドライバーの良さを体感していただきたかったので、MVPに決めました。
『軽くて強い』ドライバーです。
植物に例えると、『竹のようなしなやかさをもった強さ』といったら伝わりやすいかもしれません。
このドライバーを一球打っただけで、今年のMVPはもうこれで決まりだ・・・。と思いました。
そのまま変わることはないだろう・・・。と思っていたのですが、そうなりませんでした。
他にも、どうしても外せないドライバーに出会ったからです。
通常なら『一本だけ』を選ぶのですが、今回はタイプの異なるドライバーも選ぶべきだという結論に達し、もう2つMVPがあります。
ボクシングのように、『階級分け』です。
ボクシングはPFP(パウンドフォーパウンド)がありますが、今回のドライバー・オブ・ザ・イヤー2022にはありません。
どれも違うジャンルでの一位とさせていただきました。
そういうわけで、次回は『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022 その2』を発表させていただきたいと思います。
次回は『エゲげつな~編』といいますか、『パワフル部門』といっていいかもしれません。
長くなるので、今回はこれくらいにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
つまり、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきたいと思います。
ウェッジやアイアン・ユーティリティ・フェアウェイと、年によってはMVPを決めることが難しいこともありますが、今回のドライバー限ってはすぐに決まりました。
このドライバーを試打してすぐに、
「ああ、今年はこれだな。これに決まりだな。」と強く確信しました。
これ以上のものは出てこないだろう・・・。という思いを強くもつことができました。
それくらい、高性能な素晴らしいドライバーです。
それでは、そのMVP候補たちをご紹介します。
なお、掲載順はランキングではありません。
試打した順番です。
なお、これはあくまでも私の中のランキングであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
MVPに輝かなかったクラブは劣っているということではないですし、試打していながら、ここに登場していないドライバーもありますが、それらも良くないということではありません。
今はハイレベルなクラブがたくさんあります。

KAMUI XP-03 ドライバー

ホンマ TW757 D ドライバー

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー

jBEAM KZ-5 ドライバー

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー

Jean-Baptiste JB501 DRIVER

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー

プログレス BB6 ドライバー

グランプリ G8 ドライバー

Waoww RV-555 TypeS ドライバー

テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー

PING G430 MAX ドライバー

タイトリスト TSR3 ドライバー

PING G430 LST ドライバー

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
こうして見ていても、素晴らしいドライバーばかり並んでいます。
試打したときの喜び・楽しさがまたこみ上げてきて、記事を書いている最中もテンションが上がりっぱなしです。
いいクラブで球を打つのは本当に楽しいですし、ゴルフの醍醐味ですね。
そんなハイレベルなドライバーの中から、MVPを決めました。
先ほども書きましたが、今回はすぐに決まりました。
それくらい、凄いポテンシャルを感じたからです。
そのドライバーは、

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバーです。
このドライバーが昨年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022 その1』に輝きました。
このドライバーの魅力は何と言っても、飛距離性能です。
重量が300g未満のドライバーで、私の中では『軽量級』になるのですが、それでもこの弾道の力強さは素晴らしいものがありました。
重量で階級を分けるといえば、ボクシングやレスリング・柔道などのスポーツが挙げられます。
ゴルファーに体重制限は無いですが、クラブにはその総重量によって『重量級』『中量級』『軽量級』『超軽量級』の4段階に分けています。
ドライバーなら、
315g以上・・・・・・・・・・・・重量級
300g以上315g未満・・・中量級
280g以上300g未満・・・軽量級
280g未満・・・・・・・・・・・・超軽量級
というようにおおよそですが、私は階級分けをしています。
これはあくまでも私の中でのことなのですが、ドライバーの重さを、そのように分けて考えています。
軽ければいいとか、重ければいいということではなく、大切なのは『その人に合った重さ』を使うことです。
そして、これまでも書いてきましたが、『振り切れる範囲内で、できるだけ重い物を選ぶこと』が大切だと思っています。
軽いクラブは、最初は振りやすいと感じていても、すぐにそれに慣れてしまって、軽く感じなくなってしまいますし、軽いので、手打ちになってしまうミスも起きやすくなります。
軽すぎるクラブというのは、実は難しいものです。
対して、適度な重量のあるクラブは、その重さが安定感を増し、スイングの再現性も高めてくれます。
適度な重さがあるので、インパクトでもパワーが伝わりやすく、効率よく飛ばしていけます。
このミズノのドライバーは私の中では軽量級になるのですが、軽量級らしからぬポテンシャルの高さがあって、パワーを秘めています。
これまでの軽量級ドライバーにありがちは、『最初はいいけど、途中からダメ』ということがありません。
どういうことかといいますと、出だし(インパクト直後)は弾きがいいので、初速も出ているけど、途中から大きく失速しておじぎをしてしまう・・・。ということがよくあり、これはもう宿命なのかな?と思うことがよくありました。
クラブが軽いから球質も軽くなって、粘ってくれないのか、魅力的な弾道を放つ軽量級ドライバーにはなかなか出会えません。
しかし、このミズノ ST-X 220 ドライバーは一球目から凄いな・・・。と思いました。
初速も出て、スピードに乗っているけど、それが破綻しないといいますか、ずっと続いて練習場のネットに突き刺さってくれました。
普段なら、そろそろおじぎしそうだな・・・。というところを、このドライバーが放つ弾道は耐えてくれ、勢いが維持されていました。
『キープする凄さ』といったらいいでしょうか?
私はドライバーでは伸びがあって、その力強さが維持されて『へこたれない』弾道を好むのですが、このドライバーがまさにそんな感じでした。
クラブもカッコいいですが、このドライバーの放つ弾道に一目惚れしました。
最近では、なかなかこのようなことはありません。

ミズノらしく、カッコ良く、仕上げも丁寧で質感もいいのも好材料です。
私はいくら飛んで曲がらないドライバーであっても、『異型』であったり『異音』を発するドライバーには魅力を感じません。
たった一球で試打を終えたことも過去に何度もありましたが、このドライバーは違います。
時間の許す限り、球を打っていきたいドライバーです。
ひと目見てカッコいいドライバーだな・・・。と目尻が下がりっぱなしでした。
シンプルなデザインではなく、いろいろな工夫がされていて機能性を感じさせたのですが、それが嫌みになっていません。
『適材適所』といいますか、『意味のあるデザイン』だと思いました。
なかにはそう思えないドライバーもあるのですが・・・。
構えやすくて打感や音がとても良かったのも大きなプラスポイントです。
そして、その打感と音の感覚と、弾道のイメージがピッタリと合致していました。
打感や音と弾道が合っていないドライバーはたくさんありますが、このドライバーはマッチしていて、それも大きな長所です。
弾道が力強くて、おまけに飛距離も出る。
しかも、それが重量級ではなく、比較的抑えられた重さで仕上げられているので、それも判断材料になりました。

軽量級なのに、重量級のパワーとポテンシャルがある・・・。
つまり、ボクシングでいえば、PFP1位、世界バンタム級4団体制覇の井上尚弥選手とイメージが被りました。
井上選手の活躍は日本だけでなく、世界中のボクシングファンが知るところですが、その井上選手を思い出させるようなハイレベルなドライバーです。
ミズノはアイアンがあまりにも素晴らしいので、ドライバーの存在感はやや薄いかもしれません。
ミズノのアイアンは使うけど、ドライバーは他社メーカー・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ライバルメーカーのブリヂストンやダンロップ・プロギアなどと比べると、ドライバーはあまり目立たないかもしれませんが、実は過去にも名器をたくさん出していて、魂を揺さぶられたドライバーがいくつかあります。
そのドライバーとタイプはやや違うものの、素晴らしいドライバーに仕上がっているのは事実です。
私にはやや軽めだったのですが、その弾道(特に耐えてくれる強さ)の力強さはピカイチで、一球で惚れました。
重いドライバーはちょっと・・・。という方もいらっしゃると思いますが、このドライバーは重すぎないタイプなので、多くの支持を集めるのではないでしょうか?
どちらかといえばヒッター向けなドライバーだと思いますが、そのハードルは決して高くありません。
なので、多くの方に試していただき、このドライバーの良さを体感していただきたかったので、MVPに決めました。
『軽くて強い』ドライバーです。
植物に例えると、『竹のようなしなやかさをもった強さ』といったら伝わりやすいかもしれません。
このドライバーを一球打っただけで、今年のMVPはもうこれで決まりだ・・・。と思いました。
そのまま変わることはないだろう・・・。と思っていたのですが、そうなりませんでした。
他にも、どうしても外せないドライバーに出会ったからです。
通常なら『一本だけ』を選ぶのですが、今回はタイプの異なるドライバーも選ぶべきだという結論に達し、もう2つMVPがあります。
ボクシングのように、『階級分け』です。
ボクシングはPFP(パウンドフォーパウンド)がありますが、今回のドライバー・オブ・ザ・イヤー2022にはありません。
どれも違うジャンルでの一位とさせていただきました。
そういうわけで、次回は『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022 その2』を発表させていただきたいと思います。
次回は『エゲげつな~編』といいますか、『パワフル部門』といっていいかもしれません。
長くなるので、今回はこれくらいにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年01月17日
フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー 2022
今日は、昨年試打したフェアウェイウッドの中からのMVP。
つまり、『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきたいと思います。
なお、試打していながら、ここに登場していないクラブもありますが、それらが良くないとか劣っているということではありません。
あくまでも私の中でのランキングであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
また、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
それでは候補たちを発表させていただきます。

テーラーメイド STEALTH フェアウェイウッド

Waoww RV-555 Type-S フェアウェイウッド

BALDO CORSA BRASSEY

PRGR RS フェアウェイウッド

Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド

PING G430 MAX フェアウェイウッド

YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド

タイトリスト TSR3 FAIRWAY METAL
こうして見ても、素晴らしいクラブばかりで、どれもがMVPでもおかしくないほどハイレベルです。
フェアウェイウッドに限ったことではないですが、クラブの進化は、もう行き着くとこまで行き着いた感じがします。
これまでに無い、新しい素材が開発されるか、ルールが緩和されないと、クラブだけで飛距離を伸ばしていくことはとっくに限界にきていると思います。
ただ、飛距離は微増でも、『易しさ』『平均飛距離』は格段にあがりました。
昔のフェアウェイウッドは飛距離が出るけど難しい・・・。
易しいけれど、飛距離はイマイチ・・・。
そんなクラブがたくさんありました。
しかし今は違います。
易しくて飛距離の出るモデルがたくさんあり、私たちユーザーを悩ませています。
どれにしようか、迷ってしまうほどたくさんあるからです。
メーカーで選ぶも良し。
好きな顔、打感で選ぶも良し。
応援しているプロと同じクラブを使いたい・・・。というのも良し。
どれもいいな・・・。と、なかなか絞ることができなかったのですが、それでも何とか2つに絞りました。
その2つが、

BALDO CORSA BRASSEYと

PING G430 MAX フェアウェイウッドです。
バルドはかっこ良くて飛距離も出て、おまけにブラッシーという、他のメーカーでは見られない番手を出してきたというのが大きなポイントです。
ゴルフクラブに限ったことでは無いですが、個性は大切ですし、大きな武器にもなります。
カーボンコンポジットだったのも印象的で、それがセンス良くまとめられています。
このクラブを試打して、直打ちでもよくあがってくれましたし、確実に飛距離を出していけるので、スプーンを抜くか、それとも思い切ってドライバーを抜いてラウンドするのもいいのではないか?と思いました。
実用的でカッコ良く、所有欲を満たしてくれるクラブであることは間違いありません。
このクラブがバッグに入っているだけでテンションもあがります。
そして、もうひとつのMVP候補がPINGです。
これはもう定番といっても過言ではありません。
毎回候補に挙がる、素晴らしいクラブです。
ライバルメーカーのテーラーメイドやキャロウェイ・タイトリストなどのクラブも素晴らしいですが、私の中ではPINGの存在感がどんどん高まっています。
逆にパターでは、PINGのパターよりも今はテーラーメイドやタイトリスト(スコッティキャメロン)の存在感が大きくなっているのも事実です。
とはいっても体はひとつで、手は2本しか無いので、2本同時に使うことはできませんが・・・。
PINGの充実ぶりは今さら言うまでも無く、多くのゴルファーが体感していることと思います。
『頑固』といえるほど、『曲げない』ことにこだわり、おまけに弾きが良くてスピンコントロールも秀逸で飛距離が出る・・・。
そして、シャローを一番上手く作れている(設計できている)のが、PINGだと私は思っています。
『PINGシャロー』といっていいと思いますが、この形状がとても効率が良いと感じています。
そんな高性能なクラブをPINGはまた発表してきました。
他のメーカーではコロコロ変わることもありますが、PINGは『コンセプトが変わらない』といいますか、設計思想がしっかりしていて『軸』がブレません。
そういったところがPINGファンの支持を集めているのではないでしょうか?
この2本をそのままMVPにしようかと思ったのですが、それでもあえてどちらかひとつを選ぶとするならば、私は

BALDO CORSA BRASSEYを選びます。
このバルドのFWが私の中での『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2022』に輝きました。
PINGのFWが劣っているというのではありません。
あくまでも私がどちらも試打してみて、若干バルドのほうが飛距離が出ていて、叩きやすく、私の好みに、より合致していたということです。
この2本のクラブは初めて試打してからも何度か試打してみて、同じ番手やシャフトなど、全くの同一の条件で打ち比べたわけではないのですが、バルドのほうがいい感触が得られました。
どちらも飛距離性能が高く、あがりやすさでいえば、PINGですが、『弾道の強さ・強烈さ』という点で、バルドが少し勝っていました。
ヒッター向けなのは明らかで、幅広い層をターゲットにはしていません。
幅広い層に受け入れられやすいのは、間違いなくPINGのほうです。
しかし、今回はあえてバルドに軍配を上げました。
どちらもコースで使いたいクラブですが、どちらかひとつ、すぐに持って行くとすると、私はバルドを迷わず選びます。
以上が『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2022』です。
いかがだったでしょうか?
いいクラブを試打するのは楽しいですし、そしてそれを記事にしているときも楽しい気分になりますし、こうして数ヶ月が経っても気分がいいものです。
今はたくさんの素晴らしいクラブに出会える、良き時代ですね。
こんな平和な日がずっと続いて欲しいです。
次回はドライバー編をお送りします。
ただ、いつもよりもちょっと趣向を変えて発表させていただきたいと考えております。
つまり、『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきたいと思います。
なお、試打していながら、ここに登場していないクラブもありますが、それらが良くないとか劣っているということではありません。
あくまでも私の中でのランキングであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
また、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
それでは候補たちを発表させていただきます。

テーラーメイド STEALTH フェアウェイウッド

Waoww RV-555 Type-S フェアウェイウッド

BALDO CORSA BRASSEY

PRGR RS フェアウェイウッド

Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド

PING G430 MAX フェアウェイウッド

YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド

タイトリスト TSR3 FAIRWAY METAL
こうして見ても、素晴らしいクラブばかりで、どれもがMVPでもおかしくないほどハイレベルです。
フェアウェイウッドに限ったことではないですが、クラブの進化は、もう行き着くとこまで行き着いた感じがします。
これまでに無い、新しい素材が開発されるか、ルールが緩和されないと、クラブだけで飛距離を伸ばしていくことはとっくに限界にきていると思います。
ただ、飛距離は微増でも、『易しさ』『平均飛距離』は格段にあがりました。
昔のフェアウェイウッドは飛距離が出るけど難しい・・・。
易しいけれど、飛距離はイマイチ・・・。
そんなクラブがたくさんありました。
しかし今は違います。
易しくて飛距離の出るモデルがたくさんあり、私たちユーザーを悩ませています。
どれにしようか、迷ってしまうほどたくさんあるからです。
メーカーで選ぶも良し。
好きな顔、打感で選ぶも良し。
応援しているプロと同じクラブを使いたい・・・。というのも良し。
どれもいいな・・・。と、なかなか絞ることができなかったのですが、それでも何とか2つに絞りました。
その2つが、

BALDO CORSA BRASSEYと

PING G430 MAX フェアウェイウッドです。
バルドはかっこ良くて飛距離も出て、おまけにブラッシーという、他のメーカーでは見られない番手を出してきたというのが大きなポイントです。
ゴルフクラブに限ったことでは無いですが、個性は大切ですし、大きな武器にもなります。
カーボンコンポジットだったのも印象的で、それがセンス良くまとめられています。
このクラブを試打して、直打ちでもよくあがってくれましたし、確実に飛距離を出していけるので、スプーンを抜くか、それとも思い切ってドライバーを抜いてラウンドするのもいいのではないか?と思いました。
実用的でカッコ良く、所有欲を満たしてくれるクラブであることは間違いありません。
このクラブがバッグに入っているだけでテンションもあがります。
そして、もうひとつのMVP候補がPINGです。
これはもう定番といっても過言ではありません。
毎回候補に挙がる、素晴らしいクラブです。
ライバルメーカーのテーラーメイドやキャロウェイ・タイトリストなどのクラブも素晴らしいですが、私の中ではPINGの存在感がどんどん高まっています。
逆にパターでは、PINGのパターよりも今はテーラーメイドやタイトリスト(スコッティキャメロン)の存在感が大きくなっているのも事実です。
とはいっても体はひとつで、手は2本しか無いので、2本同時に使うことはできませんが・・・。
PINGの充実ぶりは今さら言うまでも無く、多くのゴルファーが体感していることと思います。
『頑固』といえるほど、『曲げない』ことにこだわり、おまけに弾きが良くてスピンコントロールも秀逸で飛距離が出る・・・。
そして、シャローを一番上手く作れている(設計できている)のが、PINGだと私は思っています。
『PINGシャロー』といっていいと思いますが、この形状がとても効率が良いと感じています。
そんな高性能なクラブをPINGはまた発表してきました。
他のメーカーではコロコロ変わることもありますが、PINGは『コンセプトが変わらない』といいますか、設計思想がしっかりしていて『軸』がブレません。
そういったところがPINGファンの支持を集めているのではないでしょうか?
この2本をそのままMVPにしようかと思ったのですが、それでもあえてどちらかひとつを選ぶとするならば、私は

BALDO CORSA BRASSEYを選びます。
このバルドのFWが私の中での『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2022』に輝きました。
PINGのFWが劣っているというのではありません。
あくまでも私がどちらも試打してみて、若干バルドのほうが飛距離が出ていて、叩きやすく、私の好みに、より合致していたということです。
この2本のクラブは初めて試打してからも何度か試打してみて、同じ番手やシャフトなど、全くの同一の条件で打ち比べたわけではないのですが、バルドのほうがいい感触が得られました。
どちらも飛距離性能が高く、あがりやすさでいえば、PINGですが、『弾道の強さ・強烈さ』という点で、バルドが少し勝っていました。
ヒッター向けなのは明らかで、幅広い層をターゲットにはしていません。
幅広い層に受け入れられやすいのは、間違いなくPINGのほうです。
しかし、今回はあえてバルドに軍配を上げました。
どちらもコースで使いたいクラブですが、どちらかひとつ、すぐに持って行くとすると、私はバルドを迷わず選びます。
以上が『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2022』です。
いかがだったでしょうか?
いいクラブを試打するのは楽しいですし、そしてそれを記事にしているときも楽しい気分になりますし、こうして数ヶ月が経っても気分がいいものです。
今はたくさんの素晴らしいクラブに出会える、良き時代ですね。
こんな平和な日がずっと続いて欲しいです。
次回はドライバー編をお送りします。
ただ、いつもよりもちょっと趣向を変えて発表させていただきたいと考えております。
2023年01月15日
ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー 2022
今日は、『ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー 2022』を発表させていただきます。
掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。
それでは、候補たちを発表させていただきます。
どれも実用性が高く、素晴らしいクラブばかりです。

ヤマハ RMX VD ユーティリティ

テーラーメイド STEALTH レスキュー

キャロウェイ APEX UW

PRGR RS ユーティリティ

ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ

A DESIGN GOLF A GRIND EX-H UTILITY

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー

リョーマゴルフ RYOMA MAXIMA U

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド
こうして見ても、素晴らしいクラブばかりです。
タイプの違いが多少あるとはいえ、似ている部分が多いような気がします。
そして、前のモデルとの変化も乏しく、『焼き直し』といった印象も否めません。
それだけ、過去のモデルが優れているということで、それを継承しているのはいいことであり、『目新しさ』に欠けていたというのは事実です。
そういったクラブのなかで、どれをMVPにしようか悩んだのですが、今回は『該当なし』という結論に至りました。
それは、優れたクラブが無いというのではなく逆で、ハイレベルで甲乙付けがたかったのいうのが正確なところです。

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ
そんな中、『アイアン型』が少なくなってきているので、スリクソンのアイアン型ユーティリティのような『顔良し』『打感良し』という、『アイアンテイスト』で使っていけるユーティリティがもっと増えてきて欲しいと願っています。
いかがだったでしょうか?
次回はFW編をお送りします。
掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。
それでは、候補たちを発表させていただきます。
どれも実用性が高く、素晴らしいクラブばかりです。

ヤマハ RMX VD ユーティリティ

テーラーメイド STEALTH レスキュー

キャロウェイ APEX UW

PRGR RS ユーティリティ

ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ

A DESIGN GOLF A GRIND EX-H UTILITY

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー

リョーマゴルフ RYOMA MAXIMA U

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド
こうして見ても、素晴らしいクラブばかりです。
タイプの違いが多少あるとはいえ、似ている部分が多いような気がします。
そして、前のモデルとの変化も乏しく、『焼き直し』といった印象も否めません。
それだけ、過去のモデルが優れているということで、それを継承しているのはいいことであり、『目新しさ』に欠けていたというのは事実です。
そういったクラブのなかで、どれをMVPにしようか悩んだのですが、今回は『該当なし』という結論に至りました。
それは、優れたクラブが無いというのではなく逆で、ハイレベルで甲乙付けがたかったのいうのが正確なところです。

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ
そんな中、『アイアン型』が少なくなってきているので、スリクソンのアイアン型ユーティリティのような『顔良し』『打感良し』という、『アイアンテイスト』で使っていけるユーティリティがもっと増えてきて欲しいと願っています。
いかがだったでしょうか?
次回はFW編をお送りします。
2023年01月13日
アイアン・オブ・ザ・イヤー 2022
今日は、昨年試打したアイアンの中から、『アイアン・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきます。
今年は例年に比べ、数が少ないように思いますが、その分ギュッと凝縮されていて、密度が濃い感じがします。
また、私は軟鉄アイアンを好むので、ステンレス系のアイアンが選ばれることがなかなか無いのですが、ステンレスのアイアンが良くないということではありません。
人によってはステンレスしか嫌だということもあると思います。
しかし、私は軟鉄が好きですし、ゴルフを始めた頃から軟鉄で、ゴルフを辞めるときまで続けるのは間違いありません。
軟鉄には軟鉄の、そしてステンレスにはステンレスの長所と短所があるので、どちらがいいとは一概に言えませんが、私は軟鉄一択です。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
そして、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
また、試打していながら、ここに登場していないアイアンもありますが、それらが優れていないということでもありません。
前置きが長くなってしまいましたが、それでは候補たちを発表させていただきます。

YAMAHA RMX VD TOURMODEL アイアン

INFINITE LS 01☆CB アイアン

ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE DC DEEP CAVITY

PING i525 アイアン

PRGR 03 アイアン

ARTISAN GOLF 720HM アイアン

フォーティーン TB-5 FORGED アイアン

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン

ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II アイアン
こうして見ると、素晴らしいアイアンばかりです。
近年は地クラブメーカーの躍進が目立ちましたが、昨年は大手有名メーカーも踏ん張った印象です。
その中で、私がMVPに決めたのは、

スリクソン三兄弟です。
今回は、この三兄弟揃っての受賞となります。
毛利元就の『三本の矢』といったところでしょうか?
この三兄弟で、ほぼ全てのゴルファーのニーズを満たしているのではないかと思えるほど、守備範囲の広さと充実ぶりが顕著でした。
そしてカッコ良くて、それでいながら気難しさはなく、易しいということも大きな魅力です。
構えやすさや打感の良さなど、重要なところはたくさんありますが、今回は『易しさ』に重きを置いて選んでみました。
このスリクソンのZX5 Mk IIですが、軟鉄の質感がとても良くてカッコ良く、アスリート仕様っぽい雰囲気がありますが、実はとても寛容で親しみやすい性格をしています。
キャビティの易しさがありますし、球もよくあがり、タフなアイアンではありません。
『軟鉄デビュー』をされる方、そして『スリクソンデビュー』をされる方にも、すごくお勧めできるアイアンです。
私自身、このアイアンを既に何度も試打して楽しんでいますが、このアイアンはたくさんの方に勧められるなぁ・・・。と試打する度に思います。
易しくても不格好だとテンションはあがらないですし、所有欲も満たされません。
シャープでカッコ良くても、気難しいと使用する人も限られてくるかもしれませんが、このアイアンにはそれが無く、幅広い層に受け入れられる寛容さがあります。
おそらく最新のハイテクがギュッと凝縮されているハイテクタイプのアイアンだと思いますが、私はそういう工夫よりも『ベーシックな易しさ』を感じました。
目で楽しみ、打感や音を楽しみ、そして易しい・・・。といういいとこずくめのアイアン三兄弟です。
このバランスの良さを重視して、このスリクソンのアイアンを選びました。
試打するときに、どのアイアンをMVPにしようかと毎回思いますが、昨年はすぐにこのアイアンに決まりました。
年末に近くなって試打したので印象が強かったのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このアイアンを年始めに試打していても結果は変わりません。
それくらい、印象の強い三兄弟です。
しかし、他のアイアンが良くないとか、劣っているということではありません。
日本国は常に最高レベルのゴルフクラブに出会える恵まれた国です。
そんな日本にいる私はとても幸運だと思います。
スリクソンは難しそう・・・。
軟鉄アイアンって、難しそう・・・。
と敬遠されておられる方が少なからずいらっしゃると思いますが、決してそんなことはありません。
このスリクソンのアイアンに限らず、易しくて高性能な軟鉄アイアンはたくさんあります。
むしろ軟鉄のほうが易しく、長く使っていけるアイアンといっても過言ではありません。
それは自分にジャストフィットするように、ライ角やロフト角を簡単に調整できるのですから・・・。
スイートエリアの広さや球のあがりやすさが易しさと思っておられる方が多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
『自分にマッチしたアイアン』が一番易しいのです。
練習を積んでいけば、スイートエリアの広さや球の上がりやすさなんて、あまり気にならなくなります。
それよりも、構えやすさや抜けの良さ、ライ角など自分に合ったアイアンのほうが方向性も出しやすくて易しいです。
方向性が良くなると、あとは距離感だけに集中すればいいので、パーオン率もあがりますし、必然的にスコアメイクが楽になります。
以前も書きましたが、プロとアマチュア(ローハンディキャッパー)の最大の違いは『アイアンの技術』だと思っています。
ドライバーの飛距離ではありません。
どんな状況でも、いかにグリーンに乗せていくか?
そして乗らなくてもいかにいいところに運んでいけるか?という技術に長けているのがプロだな・・・。としみじみ感じます。
そんなプロたちは自分に合わないクラブは絶対に使わないですし、そんなクラブでは戦えません。
私がゴルフを始めた頃はまだフィッティングが一般的ではありませんでしたが、今はとても身近になっています。
自分に合ったヘッドと、シャフトを組み合わせることにより、最高の相棒となってくれるのがゴルフクラブです。
どんなヘッドに、どのシャフトを組み合わせてみようか?そうしたらどうなるかなぁ?と無数の組み合わせを考えるだけでも楽しくなりますね。
そんなことも踏まえて、今回はスリクソン三兄弟を選ばせていただきました。
いかがだったでしょうか?
以上が『アイアン・オブ・ザ・イヤー2022』です。
次回はユーティリティ編をお送りしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今年は例年に比べ、数が少ないように思いますが、その分ギュッと凝縮されていて、密度が濃い感じがします。
また、私は軟鉄アイアンを好むので、ステンレス系のアイアンが選ばれることがなかなか無いのですが、ステンレスのアイアンが良くないということではありません。
人によってはステンレスしか嫌だということもあると思います。
しかし、私は軟鉄が好きですし、ゴルフを始めた頃から軟鉄で、ゴルフを辞めるときまで続けるのは間違いありません。
軟鉄には軟鉄の、そしてステンレスにはステンレスの長所と短所があるので、どちらがいいとは一概に言えませんが、私は軟鉄一択です。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
そして、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
また、試打していながら、ここに登場していないアイアンもありますが、それらが優れていないということでもありません。
前置きが長くなってしまいましたが、それでは候補たちを発表させていただきます。

YAMAHA RMX VD TOURMODEL アイアン

INFINITE LS 01☆CB アイアン

ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE DC DEEP CAVITY

PING i525 アイアン

PRGR 03 アイアン

ARTISAN GOLF 720HM アイアン

フォーティーン TB-5 FORGED アイアン

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン

ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II アイアン
こうして見ると、素晴らしいアイアンばかりです。
近年は地クラブメーカーの躍進が目立ちましたが、昨年は大手有名メーカーも踏ん張った印象です。
その中で、私がMVPに決めたのは、

スリクソン三兄弟です。
今回は、この三兄弟揃っての受賞となります。
毛利元就の『三本の矢』といったところでしょうか?
この三兄弟で、ほぼ全てのゴルファーのニーズを満たしているのではないかと思えるほど、守備範囲の広さと充実ぶりが顕著でした。
そしてカッコ良くて、それでいながら気難しさはなく、易しいということも大きな魅力です。
構えやすさや打感の良さなど、重要なところはたくさんありますが、今回は『易しさ』に重きを置いて選んでみました。
このスリクソンのZX5 Mk IIですが、軟鉄の質感がとても良くてカッコ良く、アスリート仕様っぽい雰囲気がありますが、実はとても寛容で親しみやすい性格をしています。
キャビティの易しさがありますし、球もよくあがり、タフなアイアンではありません。
『軟鉄デビュー』をされる方、そして『スリクソンデビュー』をされる方にも、すごくお勧めできるアイアンです。
私自身、このアイアンを既に何度も試打して楽しんでいますが、このアイアンはたくさんの方に勧められるなぁ・・・。と試打する度に思います。
易しくても不格好だとテンションはあがらないですし、所有欲も満たされません。
シャープでカッコ良くても、気難しいと使用する人も限られてくるかもしれませんが、このアイアンにはそれが無く、幅広い層に受け入れられる寛容さがあります。
おそらく最新のハイテクがギュッと凝縮されているハイテクタイプのアイアンだと思いますが、私はそういう工夫よりも『ベーシックな易しさ』を感じました。
目で楽しみ、打感や音を楽しみ、そして易しい・・・。といういいとこずくめのアイアン三兄弟です。
このバランスの良さを重視して、このスリクソンのアイアンを選びました。
試打するときに、どのアイアンをMVPにしようかと毎回思いますが、昨年はすぐにこのアイアンに決まりました。
年末に近くなって試打したので印象が強かったのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このアイアンを年始めに試打していても結果は変わりません。
それくらい、印象の強い三兄弟です。
しかし、他のアイアンが良くないとか、劣っているということではありません。
日本国は常に最高レベルのゴルフクラブに出会える恵まれた国です。
そんな日本にいる私はとても幸運だと思います。
スリクソンは難しそう・・・。
軟鉄アイアンって、難しそう・・・。
と敬遠されておられる方が少なからずいらっしゃると思いますが、決してそんなことはありません。
このスリクソンのアイアンに限らず、易しくて高性能な軟鉄アイアンはたくさんあります。
むしろ軟鉄のほうが易しく、長く使っていけるアイアンといっても過言ではありません。
それは自分にジャストフィットするように、ライ角やロフト角を簡単に調整できるのですから・・・。
スイートエリアの広さや球のあがりやすさが易しさと思っておられる方が多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
『自分にマッチしたアイアン』が一番易しいのです。
練習を積んでいけば、スイートエリアの広さや球の上がりやすさなんて、あまり気にならなくなります。
それよりも、構えやすさや抜けの良さ、ライ角など自分に合ったアイアンのほうが方向性も出しやすくて易しいです。
方向性が良くなると、あとは距離感だけに集中すればいいので、パーオン率もあがりますし、必然的にスコアメイクが楽になります。
以前も書きましたが、プロとアマチュア(ローハンディキャッパー)の最大の違いは『アイアンの技術』だと思っています。
ドライバーの飛距離ではありません。
どんな状況でも、いかにグリーンに乗せていくか?
そして乗らなくてもいかにいいところに運んでいけるか?という技術に長けているのがプロだな・・・。としみじみ感じます。
そんなプロたちは自分に合わないクラブは絶対に使わないですし、そんなクラブでは戦えません。
私がゴルフを始めた頃はまだフィッティングが一般的ではありませんでしたが、今はとても身近になっています。
自分に合ったヘッドと、シャフトを組み合わせることにより、最高の相棒となってくれるのがゴルフクラブです。
どんなヘッドに、どのシャフトを組み合わせてみようか?そうしたらどうなるかなぁ?と無数の組み合わせを考えるだけでも楽しくなりますね。
そんなことも踏まえて、今回はスリクソン三兄弟を選ばせていただきました。
いかがだったでしょうか?
以上が『アイアン・オブ・ザ・イヤー2022』です。
次回はユーティリティ編をお送りしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年01月10日
ウェッジ・オブ・ザ・イヤー 2022
今日は、昨年試打したウェッジの中からMVP。
つまり、『ウェッジ・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきたいと思います。
まずは候補たちをご紹介します。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中でのことであり、クラブの性能や品質等の優劣を示すものではありません。

アキラプロダクツ PROTOTYPE H-958 ウェッジ

RomaRo Alcobaça Stream DOUBLE WAVE WEDGE

タイトリスト ボーケイデザイン SM9 ウェッジ

ブリヂストンゴルフ BRM HF ウェッジ

PING GLIDE 4.0 WEDGE

RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE

AXIS GOLF Z4 WEDGE

PXG 0311 FORGED WEDGE

アストロツアー TH001 ウェッジ

RomaRo Alcobaça WEDGE

ブリヂストンゴルフ BRM2 ウェッジ
昨年はいいウェッジがたくさんあったのですが、まずはここまで絞り込みました。
どれもいいウェッジばかりで、こうして見ていても、楽しい記憶が蘇ってきます。
14本のクラブの中で、私はウェッジを手にすることが多く、アプローチの練習が大好きです。
実際のラウンドよりも、アプローチグリーンやバンカー練習場にいるほうが好きで、一日中いても飽きません。
なので、どうしても他の番手のクラブよりも、試打する時間が長く、途中で試打ということを忘れ、完全に楽しんでしまっていることもあり、昨年もそうなりました。
そんな素晴らしいウェッジの中から、私が最も気に入ったのが、

アストロツアー TH001 ウェッジ
このアストロツアーのウェッジです。
顔良し、打感良し、そして何と言ってもこの独特なソール形状で操作性が格段にあがりました。
スピン性能は標準的といったところで、『激スピンタイプ』ではないですが、しっかりと掛かってくれましたし、何より抜けがすごくいいので、自動的に必要なスピンが掛かる・・・。といった感じです。
このウェッジを試打した後、このウェッジの持ち主である友人から借りて、実際にアプローチグリーンやバンカーでも試してみたのですが、想像以上に良かったです。
先ほども書きました通り、抜けの良さに加え、バンカーでは『砂を薄くとる』ことがしやすく、私の感覚に合っています。
特にヒール側が削られているのがいいです。
ワイドソールでバーンと強くエクスプロージョン・・・。というタイプではないと思いますが、フェースを開けばバンスも効いてくれますし、マニュアルタイプでありながら、かなり守備範囲の広いウェッジだと思いました。
ただひとつ残念なのは、こんなにいいウェッジなのに、なかなか出会えないことです。
大手有名メーカーのウェッジではないので、量販店に並ぶことは無いと思いますし、そこが残念です。
しかし、ある量販店は結構地クラブにも力を入れているようなので、そういったショップで多くの方の手に渡ればいいな・・・。と思いました。
このウェッジは守備範囲が広いウェッジですが、あくまでも『マニュアルタイプ』のウェッジです。
オートマチックの易しさ・自動性を求めておられる方には合いづらいところがあるかもしれませんが、私はこのウェッジが一番魅力的に感じたので、今回はMVPに決めさせていただきました。
先ほども書きました通り、これはあくまでも私の中でのことであり、他のウェッジが良くないとか、劣っているということではありません。
僅差で、このウェッジに決まりました。
次回はアイアン編を書かせていただきたいと思います。
つまり、『ウェッジ・オブ・ザ・イヤー2022』を発表させていただきたいと思います。
まずは候補たちをご紹介します。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中でのことであり、クラブの性能や品質等の優劣を示すものではありません。

アキラプロダクツ PROTOTYPE H-958 ウェッジ

RomaRo Alcobaça Stream DOUBLE WAVE WEDGE

タイトリスト ボーケイデザイン SM9 ウェッジ

ブリヂストンゴルフ BRM HF ウェッジ

PING GLIDE 4.0 WEDGE

RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE

AXIS GOLF Z4 WEDGE

PXG 0311 FORGED WEDGE

アストロツアー TH001 ウェッジ

RomaRo Alcobaça WEDGE

ブリヂストンゴルフ BRM2 ウェッジ
昨年はいいウェッジがたくさんあったのですが、まずはここまで絞り込みました。
どれもいいウェッジばかりで、こうして見ていても、楽しい記憶が蘇ってきます。
14本のクラブの中で、私はウェッジを手にすることが多く、アプローチの練習が大好きです。
実際のラウンドよりも、アプローチグリーンやバンカー練習場にいるほうが好きで、一日中いても飽きません。
なので、どうしても他の番手のクラブよりも、試打する時間が長く、途中で試打ということを忘れ、完全に楽しんでしまっていることもあり、昨年もそうなりました。
そんな素晴らしいウェッジの中から、私が最も気に入ったのが、

アストロツアー TH001 ウェッジ
このアストロツアーのウェッジです。
顔良し、打感良し、そして何と言ってもこの独特なソール形状で操作性が格段にあがりました。
スピン性能は標準的といったところで、『激スピンタイプ』ではないですが、しっかりと掛かってくれましたし、何より抜けがすごくいいので、自動的に必要なスピンが掛かる・・・。といった感じです。
このウェッジを試打した後、このウェッジの持ち主である友人から借りて、実際にアプローチグリーンやバンカーでも試してみたのですが、想像以上に良かったです。
先ほども書きました通り、抜けの良さに加え、バンカーでは『砂を薄くとる』ことがしやすく、私の感覚に合っています。
特にヒール側が削られているのがいいです。
ワイドソールでバーンと強くエクスプロージョン・・・。というタイプではないと思いますが、フェースを開けばバンスも効いてくれますし、マニュアルタイプでありながら、かなり守備範囲の広いウェッジだと思いました。
ただひとつ残念なのは、こんなにいいウェッジなのに、なかなか出会えないことです。
大手有名メーカーのウェッジではないので、量販店に並ぶことは無いと思いますし、そこが残念です。
しかし、ある量販店は結構地クラブにも力を入れているようなので、そういったショップで多くの方の手に渡ればいいな・・・。と思いました。
このウェッジは守備範囲が広いウェッジですが、あくまでも『マニュアルタイプ』のウェッジです。
オートマチックの易しさ・自動性を求めておられる方には合いづらいところがあるかもしれませんが、私はこのウェッジが一番魅力的に感じたので、今回はMVPに決めさせていただきました。
先ほども書きました通り、これはあくまでも私の中でのことであり、他のウェッジが良くないとか、劣っているということではありません。
僅差で、このウェッジに決まりました。
次回はアイアン編を書かせていただきたいと思います。
2022年12月31日
今年下半期の印象深いドライバー 2022
今日は昨日に引き続きまして、今年下半期(7~12月)に出会った、印象深いドライバーをご紹介します。
なお、掲載順はランキングではなく、試打した順番です。
今は『蟻の入る隙間も無いくらい』といったらいいでしょうか?
それくらい、ハイレベルなドライバーがたくさんあって、なかなか新規参入は難しいようです。

Jean-Baptiste JB501 DRIVER
初めて、このメーカーのドライバーを試打することができました。
存在は知っていたものの、なかなか出会うことがなくて、もう試打することはないのかな・・・。と思っていたので、とても嬉しかったです。
やはり、初めてのメーカーはワクワクしますね。
とてもカッコいいクラブで、ソールにたくさんの文字が羅列されているのが、印象的でした。
カムイワークスが作っている、いわゆるOEMで、それをわざわざ表記しているのはとても珍しいどころか希です。
多くのメーカーが、そういったことを明らかにしていないので。
とはいっても、今は情報拡散時代で、いくらメーカーが黙っていても、すぐに情報が伝達します。
OEMが悪いわけではないですが、やはり『メーカー』というのであれば、自社生産が基本だと思いますし、そういった意味でも、今の多くのメーカーは、メーカーというよりも『ブランド』といったほうがいいのかもしれません。
このドライバーはクセのない、いい顔をしていて、何世代か前の地クラブを思い出しました。
打感や音も良く、打っていて楽しいドライバーです。

PRGR egg 44 ドライバー
次はプロギアのドライバーです。
プロギアのeggといえば、易しくて飛距離が出るドライバーとして、人気があります。
このドライバーもまさにそんなタイプのドライバーでした。
メーカーによっては、その形状(ラージ&シャロー)が嫌みに感じられることもあるのですが、このドライバーにはそれが全くありませんでした。
それは私がもつプロギアへの信頼感が大きく関係しているということもあると思いますが、このヘッド自体に嫌な感じがしなかったのです。
すっきりしていてシンプルなデザインということもありますし、これにも大きな理由があるのだろう・・・。と思いました。
クラウンがいわゆる『ツートンカラー』になっていて、独特なところがありましたが、クセがきつくなく、普通に構えることができました。
気持ちが盛り上がるようなことはなかったものの、これが今の『オートマ顔』なんだな・・・。と思いながら構えていたのを思い出します。
他のメーカーの『ラージ&シャロー』ドライバーは仕上げが雑でチープに見えてしまうこともありますが、このドライバーにはそれがありませんでした。
さすがプロギアといったところです。

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー
次はミズノのカッコいいドライバーです。
このクラブは見るからに様々なハイテクが導入されているようなデザインですが、そのメカニックさが嫌みになっていなくて好感が持てました。
私は重視していませんが、ネックに調整機能が搭載されているので、好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
いい顔をしているので構えやすく、打感や音も秀逸でした。
弾道も力強く、かなり完成度の高いドライバーです。

プログレス BB6 ドライバー
次はプログレスのドライバーです。
以前BB4というドライバーを試打したことがあるのですが、その後継モデルということを聞きました。
最初は同時発売された姉妹モデルなのかな?と思いましたが、違うようです。
詳しいことは分かりませんが、BB4にはいい印象があるので、こうして試打できて、嬉しく思いました。
BB4があって、今回のBB6で、真ん中のBB5は無いのかな?と思いましたが、どうやら無いようで、このメーカーは偶数が好きなのでしょうか?
BB4同様、ソールにある『蛇腹』のような特徴的で、これからも続いていくのではないでしょうか
今は見かけなくなりましたが、ロイコレの『キャビティソール』のような存在になるかもしれません。
その工夫による効果も重要ですが、ひと目で、どのメーカーのクラブかが分かるような個性はとても重要だと思います。
今はハイレベルなクラブが多くなった分、個性が薄まったような気がします。
フェース面のデザインなど、いくつか変わったところもありましたが、基本的にはマイナーチェンジといっていいと思います。
前のモデルよりも飛距離が伸びたという印象もありませんが、これは同時に打ち比べてみないと詳しいことは分かりません。
まずまずの構え感で見た目よりも球が高くあがっていった記憶があります。
ソールにある『蛇腹』が大きく影響しているのかもしれません。
次回のモデルはBB8でしょうか?
早く打ってみたいです。

ブリヂストンゴルフ B3 SD ドライバー
次はBSのドライバーです。
昔からJ'sやツアステを愛用してきた私にとって、決して外せないメーカーです。
もう何年もBSのドライバーを購入していませんが、ツアステではX500を筆頭に、いい思い出がたくさんあります。
このドライバーは前のモデル同様、様々な工夫がされています。
機能性が高まった分、『カッコ良さ』は減退したように感じますが、打ってみて良ければそんなことも気にならなくなるのかもしれません。
このドライバーに対する、見た目の印象としては『カーボン』ということです。
クラウンにもソールにもカーボンの模様が見られ、かなり『カーボン化』しているな・・・。と思いました。
もちろん、昔のカーボンヘッドドライバーのように『純カーボン』ではなく、チタンとの『混合』だと思いますが、それだけ今はカーボンがブームなのだと思いますし、可能性という点でも、カーボンはまだまだ開発の余地があるのではないでしょうか?
構えやすくてBSらしい、しっかりした打感が印象的でした。
スピンはやや多めな感じで、ちょっと物足りない感じがしたのを覚えていますが、それは元々、このドライバーが低スピンモデルではないからだと思います。

グランプリ G8 ドライバー
次はグランプリのドライバーです。
グランプリドライバーは、その飛びの『エグさ』から、モンスタードライバーというイメージが私の中で浸透しているのですが、このドライバーもまさにそんな力を持ったモンスターです。
一見すると、デザイン重視のようにも見るのですが、実はかなり飛びに特化した造りになっているのは間違いありません。
『パワー』『ポテンシャル』『圧倒的』『エグい』・・・。このドライバーを評するのに、いろいろな言葉が出てきます。

JBEAM YAMAZAKI ZY-7 ドライバー
次はJBEAMのドライバーです。
久しぶりにJBEAMのドライバーを試打し、私のエースドライバーもJBEAMなので親近感をもっていますが、このドライバーはあまり魅力を感じませんでした。
顔などはまずまずですが、音が全く馴染めませんでした。

ヤマハ inpres DRIVESTAR ドライバー
次はヤマハの美しい、イージー系ドライバーです。
かなりたくさんの工夫がされていて、見るからに『ハイテク感』がありました。
ロボットのような・・・。といいますか、この機械的なところもまた魅力的です。
このドライバーは『顔』の印象が一番大きくて、これまでのヤマハ顔とは明らかに一線を画していました。
これまでの『ヤマハ顔』とは違うタイプで、デザイナーが変わったのでしょうか?
そして、このドライバーも音が全く馴染めませんでした。
最近は、このような異音を発するドライバーが激減していたので、安心していましたが、まさかヤマハのドライバーで体感するとは・・・。
音が良くないので、周りが気になり、予定よりも早く試打を打ち切りました。

Waoww RV-555 TypeS ドライバー
次は久しぶりにWaowwのドライバーです。
あのブルーモンスターは今でもはっきり覚えていますが、その後継モデルという位置づけのようです。
単刀直入に言いますと、私は前のモデルのほうが好きです。
様々なユーザーに対応するために、ブルーモンスターとは異なるタイプのドライバーを開発したのは間違いないですが、私はあまり馴染めませんでした。
顔が良くなく、扱いづらい印象が残っています。
しかし、ポテンシャルの高さはさすがです。
この顔が好きな方は、かなり頼もしい存在となってくれるのではないでしょうか?

テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー
次はテーラーメイドグローレのニュードライバーです。
グローレとステルスの『掛け合わせ』といいますか、『ごった煮』といいますか、両方の特徴を掛け合わせちゃえ・・・。という開発者の単純な発想から生み出されたクラブのように感じました。
どのメーカーにもいえることですが、ゴルフクラブには『その年その年の技術』があり、また製造コストなども問題もあり、同じ特徴のものが増えてしまうのも仕方ないのかもしれません。
そんなブランドは違っても、同じ年代の技術を組み合わせて作られたクラブのように感じました。
グローレとステルスの『混合タイプ』ではありますが、どちらかといえばグローレの特色のほうが強い印象があります。
グローレらしく、カッコいいですが、グローレとステルスが合体したインパクトはそれほど大きくありませんでした。

NEXGEN NS210 ドライバー
次はNEXGENのドライバーです。
このメーカーのドライバーもあまり試打したことがなく、年に一本試打できればいいほうです。
いろいろな工夫が見て取れますが、既に他のメーカーのドライバーがやっていて、斬新さに欠けました。
開発費などの問題もあると思いますが、独自の技術を取り入れて、大手有名メーカーをあっと言わせてもらいたいです。
クラブ業界内の『下克上』といったらいいでしょうか?
そういったことを期待したいです。

PING G430 MAX ドライバー
次はPINGのドライバーです。
PINGドライバーといえば、直進性と飛距離性能です。
このドライバーもそれが実現できていて、高いポテンシャルを維持しつつも、年々変なクセが消えているように感じます。
今は様々なラージサイズドライバーが登場していますが、このPINGのドライバーが『最高峰のスタンダード』といっていいのではないでしょうか?
このドライバーを基準に(とても高い基準ですが)、各メーカーがしのぎを削ってくれたら、ユーザーとしては嬉しいところです。

タイトリスト TSR3 ドライバー
次はタイトリストのドライバーです。
タイトリストはイージー系もありますが、どちらかといえばアスリート仕様のイメージが強く残っています。
このドライバーもそんなタイプで、叩いていけるドライバーです。
『柔と剛』でいえば、『剛』でしょうか?
最近は曲がりにくいドライバーが多い中、このドライバーは違っていて、ミスを感じ取りやすい特長があり、私は好きです。
幅広い層をターゲットにしていないですが、叩けるドライバーを探しておられる方にとって、魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

PING G430 LST ドライバー
次はまたPINGドライバーの登場です。
こちらはいわゆる『ロースピンモデル』で、私はMAXよりも気に入りました。
このドライバーもシャロー感がありますが、顔が良くなっています。
前のモデルもいい感じでしたが、さらに精悍さが増したような気がします。
このドライバーは、やや小ぶりになっているようですが、私はそう見えず、普通のラージサイズと同じように見えていました。
シャロー感が強かったからだと思います。
これがもし、立体感のある造りだったら、小ぶりに見えたのは間違いありません。
PINGらしく、全身『艶消し』なのもいいですね。
クラウンにある『ブツブツ』が気になり、年々大きくなっているような気がするのですが、性能のためなら仕方ありません。
私は無くてもいいな・・・。と思いましたし、このブツブツがあることにより、どれだけヘッドスピードがアップするのか?そしてどれだけヘッドの挙動が安定するのか?知りたいです。
構えやすくて打感や音もいいので、気持ちよく打てました。
構えたときは弾道が高そうなイメージが浮かんだのですが、実際に打ってみると、少し低めのライナー系でした。
これもLSTだからでしょうか?
私は高~い弾道よりも、やや低めのライナー系が好きなので、このドライバーの弾道はとても魅力的でした。
安定性が高くミスヒットにも強いので、細かなことを気にすることなく、気持ちよく打っていけるドライバーです。
『飛び』と『大らかさ』という、いいとこ取りしたドライバーです。

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
最後はスリクソンの優秀なドライバーです。
このドライバーはとてもカッコ良くて、一目で気に入りました。
『カッコ良さ』は、ゴルフクラブには重要な要素です。
カッコいいから手に取ってみたくなりますし、所有欲も満たされます。
ソールの丸みが印象的で、ヘッド全体が『バネ』のような印象をもちました。
先日、久しぶりにジムに行ってトレーニングしたのですが、隣でベンチプレスしていた人が筋骨隆々で凄い体をしていたのですが、それを思い出しました。
いい意味で『ゴツい』雰囲気のあるドライバーです。
ネックに調整機能が付いているので、好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?
自分なりに微調整できそうですし、色々なシャフトとのコラボも楽しめそうです。
これまで、ネックに調整機能を搭載することにより、性能的に無理が生じてしまったのか、飛びがダメなドライバーはたくさんありました。
飛びよりも、まずは『調整機能ありき』で設計されていなのではないでしょうか?
そう感じられるドライバーにたくさん出会ってきました。
しかし、このドライバーは違います。
ネックの調整機能があっても、飛びが犠牲になっていません。
構えやすくて打感や音も良く、力強い弾道を打たせてくれました。
『易しすぎないオートマチック』といったらいいでしょうか?
このドライバーを試打しながら、そのように感じていました。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いドライバーたちです。
こうして見ても、個性があり、メーカーの特色も見て取れます。
ドライバーの中でのMVP。
『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』は既に決まっています。
今年は例年には無い決め方をしたのですが、年が明けてしばらくしたら発表させていただきたいと思います。
なお、掲載順はランキングではなく、試打した順番です。
今は『蟻の入る隙間も無いくらい』といったらいいでしょうか?
それくらい、ハイレベルなドライバーがたくさんあって、なかなか新規参入は難しいようです。

Jean-Baptiste JB501 DRIVER
初めて、このメーカーのドライバーを試打することができました。
存在は知っていたものの、なかなか出会うことがなくて、もう試打することはないのかな・・・。と思っていたので、とても嬉しかったです。
やはり、初めてのメーカーはワクワクしますね。
とてもカッコいいクラブで、ソールにたくさんの文字が羅列されているのが、印象的でした。
カムイワークスが作っている、いわゆるOEMで、それをわざわざ表記しているのはとても珍しいどころか希です。
多くのメーカーが、そういったことを明らかにしていないので。
とはいっても、今は情報拡散時代で、いくらメーカーが黙っていても、すぐに情報が伝達します。
OEMが悪いわけではないですが、やはり『メーカー』というのであれば、自社生産が基本だと思いますし、そういった意味でも、今の多くのメーカーは、メーカーというよりも『ブランド』といったほうがいいのかもしれません。
このドライバーはクセのない、いい顔をしていて、何世代か前の地クラブを思い出しました。
打感や音も良く、打っていて楽しいドライバーです。

PRGR egg 44 ドライバー
次はプロギアのドライバーです。
プロギアのeggといえば、易しくて飛距離が出るドライバーとして、人気があります。
このドライバーもまさにそんなタイプのドライバーでした。
メーカーによっては、その形状(ラージ&シャロー)が嫌みに感じられることもあるのですが、このドライバーにはそれが全くありませんでした。
それは私がもつプロギアへの信頼感が大きく関係しているということもあると思いますが、このヘッド自体に嫌な感じがしなかったのです。
すっきりしていてシンプルなデザインということもありますし、これにも大きな理由があるのだろう・・・。と思いました。
クラウンがいわゆる『ツートンカラー』になっていて、独特なところがありましたが、クセがきつくなく、普通に構えることができました。
気持ちが盛り上がるようなことはなかったものの、これが今の『オートマ顔』なんだな・・・。と思いながら構えていたのを思い出します。
他のメーカーの『ラージ&シャロー』ドライバーは仕上げが雑でチープに見えてしまうこともありますが、このドライバーにはそれがありませんでした。
さすがプロギアといったところです。

ミズノ Mizuno Pro ST-X 220 ドライバー
次はミズノのカッコいいドライバーです。
このクラブは見るからに様々なハイテクが導入されているようなデザインですが、そのメカニックさが嫌みになっていなくて好感が持てました。
私は重視していませんが、ネックに調整機能が搭載されているので、好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
いい顔をしているので構えやすく、打感や音も秀逸でした。
弾道も力強く、かなり完成度の高いドライバーです。

プログレス BB6 ドライバー
次はプログレスのドライバーです。
以前BB4というドライバーを試打したことがあるのですが、その後継モデルということを聞きました。
最初は同時発売された姉妹モデルなのかな?と思いましたが、違うようです。
詳しいことは分かりませんが、BB4にはいい印象があるので、こうして試打できて、嬉しく思いました。
BB4があって、今回のBB6で、真ん中のBB5は無いのかな?と思いましたが、どうやら無いようで、このメーカーは偶数が好きなのでしょうか?
BB4同様、ソールにある『蛇腹』のような特徴的で、これからも続いていくのではないでしょうか
今は見かけなくなりましたが、ロイコレの『キャビティソール』のような存在になるかもしれません。
その工夫による効果も重要ですが、ひと目で、どのメーカーのクラブかが分かるような個性はとても重要だと思います。
今はハイレベルなクラブが多くなった分、個性が薄まったような気がします。
フェース面のデザインなど、いくつか変わったところもありましたが、基本的にはマイナーチェンジといっていいと思います。
前のモデルよりも飛距離が伸びたという印象もありませんが、これは同時に打ち比べてみないと詳しいことは分かりません。
まずまずの構え感で見た目よりも球が高くあがっていった記憶があります。
ソールにある『蛇腹』が大きく影響しているのかもしれません。
次回のモデルはBB8でしょうか?
早く打ってみたいです。

ブリヂストンゴルフ B3 SD ドライバー
次はBSのドライバーです。
昔からJ'sやツアステを愛用してきた私にとって、決して外せないメーカーです。
もう何年もBSのドライバーを購入していませんが、ツアステではX500を筆頭に、いい思い出がたくさんあります。
このドライバーは前のモデル同様、様々な工夫がされています。
機能性が高まった分、『カッコ良さ』は減退したように感じますが、打ってみて良ければそんなことも気にならなくなるのかもしれません。
このドライバーに対する、見た目の印象としては『カーボン』ということです。
クラウンにもソールにもカーボンの模様が見られ、かなり『カーボン化』しているな・・・。と思いました。
もちろん、昔のカーボンヘッドドライバーのように『純カーボン』ではなく、チタンとの『混合』だと思いますが、それだけ今はカーボンがブームなのだと思いますし、可能性という点でも、カーボンはまだまだ開発の余地があるのではないでしょうか?
構えやすくてBSらしい、しっかりした打感が印象的でした。
スピンはやや多めな感じで、ちょっと物足りない感じがしたのを覚えていますが、それは元々、このドライバーが低スピンモデルではないからだと思います。

グランプリ G8 ドライバー
次はグランプリのドライバーです。
グランプリドライバーは、その飛びの『エグさ』から、モンスタードライバーというイメージが私の中で浸透しているのですが、このドライバーもまさにそんな力を持ったモンスターです。
一見すると、デザイン重視のようにも見るのですが、実はかなり飛びに特化した造りになっているのは間違いありません。
『パワー』『ポテンシャル』『圧倒的』『エグい』・・・。このドライバーを評するのに、いろいろな言葉が出てきます。

JBEAM YAMAZAKI ZY-7 ドライバー
次はJBEAMのドライバーです。
久しぶりにJBEAMのドライバーを試打し、私のエースドライバーもJBEAMなので親近感をもっていますが、このドライバーはあまり魅力を感じませんでした。
顔などはまずまずですが、音が全く馴染めませんでした。

ヤマハ inpres DRIVESTAR ドライバー
次はヤマハの美しい、イージー系ドライバーです。
かなりたくさんの工夫がされていて、見るからに『ハイテク感』がありました。
ロボットのような・・・。といいますか、この機械的なところもまた魅力的です。
このドライバーは『顔』の印象が一番大きくて、これまでのヤマハ顔とは明らかに一線を画していました。
これまでの『ヤマハ顔』とは違うタイプで、デザイナーが変わったのでしょうか?
そして、このドライバーも音が全く馴染めませんでした。
最近は、このような異音を発するドライバーが激減していたので、安心していましたが、まさかヤマハのドライバーで体感するとは・・・。
音が良くないので、周りが気になり、予定よりも早く試打を打ち切りました。

Waoww RV-555 TypeS ドライバー
次は久しぶりにWaowwのドライバーです。
あのブルーモンスターは今でもはっきり覚えていますが、その後継モデルという位置づけのようです。
単刀直入に言いますと、私は前のモデルのほうが好きです。
様々なユーザーに対応するために、ブルーモンスターとは異なるタイプのドライバーを開発したのは間違いないですが、私はあまり馴染めませんでした。
顔が良くなく、扱いづらい印象が残っています。
しかし、ポテンシャルの高さはさすがです。
この顔が好きな方は、かなり頼もしい存在となってくれるのではないでしょうか?

テーラーメイド ステルス グローレ ドライバー
次はテーラーメイドグローレのニュードライバーです。
グローレとステルスの『掛け合わせ』といいますか、『ごった煮』といいますか、両方の特徴を掛け合わせちゃえ・・・。という開発者の単純な発想から生み出されたクラブのように感じました。
どのメーカーにもいえることですが、ゴルフクラブには『その年その年の技術』があり、また製造コストなども問題もあり、同じ特徴のものが増えてしまうのも仕方ないのかもしれません。
そんなブランドは違っても、同じ年代の技術を組み合わせて作られたクラブのように感じました。
グローレとステルスの『混合タイプ』ではありますが、どちらかといえばグローレの特色のほうが強い印象があります。
グローレらしく、カッコいいですが、グローレとステルスが合体したインパクトはそれほど大きくありませんでした。

NEXGEN NS210 ドライバー
次はNEXGENのドライバーです。
このメーカーのドライバーもあまり試打したことがなく、年に一本試打できればいいほうです。
いろいろな工夫が見て取れますが、既に他のメーカーのドライバーがやっていて、斬新さに欠けました。
開発費などの問題もあると思いますが、独自の技術を取り入れて、大手有名メーカーをあっと言わせてもらいたいです。
クラブ業界内の『下克上』といったらいいでしょうか?
そういったことを期待したいです。

PING G430 MAX ドライバー
次はPINGのドライバーです。
PINGドライバーといえば、直進性と飛距離性能です。
このドライバーもそれが実現できていて、高いポテンシャルを維持しつつも、年々変なクセが消えているように感じます。
今は様々なラージサイズドライバーが登場していますが、このPINGのドライバーが『最高峰のスタンダード』といっていいのではないでしょうか?
このドライバーを基準に(とても高い基準ですが)、各メーカーがしのぎを削ってくれたら、ユーザーとしては嬉しいところです。

タイトリスト TSR3 ドライバー
次はタイトリストのドライバーです。
タイトリストはイージー系もありますが、どちらかといえばアスリート仕様のイメージが強く残っています。
このドライバーもそんなタイプで、叩いていけるドライバーです。
『柔と剛』でいえば、『剛』でしょうか?
最近は曲がりにくいドライバーが多い中、このドライバーは違っていて、ミスを感じ取りやすい特長があり、私は好きです。
幅広い層をターゲットにしていないですが、叩けるドライバーを探しておられる方にとって、魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

PING G430 LST ドライバー
次はまたPINGドライバーの登場です。
こちらはいわゆる『ロースピンモデル』で、私はMAXよりも気に入りました。
このドライバーもシャロー感がありますが、顔が良くなっています。
前のモデルもいい感じでしたが、さらに精悍さが増したような気がします。
このドライバーは、やや小ぶりになっているようですが、私はそう見えず、普通のラージサイズと同じように見えていました。
シャロー感が強かったからだと思います。
これがもし、立体感のある造りだったら、小ぶりに見えたのは間違いありません。
PINGらしく、全身『艶消し』なのもいいですね。
クラウンにある『ブツブツ』が気になり、年々大きくなっているような気がするのですが、性能のためなら仕方ありません。
私は無くてもいいな・・・。と思いましたし、このブツブツがあることにより、どれだけヘッドスピードがアップするのか?そしてどれだけヘッドの挙動が安定するのか?知りたいです。
構えやすくて打感や音もいいので、気持ちよく打てました。
構えたときは弾道が高そうなイメージが浮かんだのですが、実際に打ってみると、少し低めのライナー系でした。
これもLSTだからでしょうか?
私は高~い弾道よりも、やや低めのライナー系が好きなので、このドライバーの弾道はとても魅力的でした。
安定性が高くミスヒットにも強いので、細かなことを気にすることなく、気持ちよく打っていけるドライバーです。
『飛び』と『大らかさ』という、いいとこ取りしたドライバーです。

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II ドライバー
最後はスリクソンの優秀なドライバーです。
このドライバーはとてもカッコ良くて、一目で気に入りました。
『カッコ良さ』は、ゴルフクラブには重要な要素です。
カッコいいから手に取ってみたくなりますし、所有欲も満たされます。
ソールの丸みが印象的で、ヘッド全体が『バネ』のような印象をもちました。
先日、久しぶりにジムに行ってトレーニングしたのですが、隣でベンチプレスしていた人が筋骨隆々で凄い体をしていたのですが、それを思い出しました。
いい意味で『ゴツい』雰囲気のあるドライバーです。
ネックに調整機能が付いているので、好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?
自分なりに微調整できそうですし、色々なシャフトとのコラボも楽しめそうです。
これまで、ネックに調整機能を搭載することにより、性能的に無理が生じてしまったのか、飛びがダメなドライバーはたくさんありました。
飛びよりも、まずは『調整機能ありき』で設計されていなのではないでしょうか?
そう感じられるドライバーにたくさん出会ってきました。
しかし、このドライバーは違います。
ネックの調整機能があっても、飛びが犠牲になっていません。
構えやすくて打感や音も良く、力強い弾道を打たせてくれました。
『易しすぎないオートマチック』といったらいいでしょうか?
このドライバーを試打しながら、そのように感じていました。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いドライバーたちです。
こうして見ても、個性があり、メーカーの特色も見て取れます。
ドライバーの中でのMVP。
『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』は既に決まっています。
今年は例年には無い決め方をしたのですが、年が明けてしばらくしたら発表させていただきたいと思います。
2022年12月30日
今年下半期の印象深いフェアウェイウッド 2022
今日は昨日に引き続きまして、今年下半期(7~12月)に出会った、印象深いフェアウェイウッドをご紹介します。
なお、掲載順はランキングではなく、試打した順番です。
一年で見ても、印象深いフェアウェイウッドは限られますが、これが数年単位、十年単位で見ても、印象深いフェアウェイウッドというものがあります。
その代表的なものが、テーラーメイドのRBZと、キャロウェイのX HOTです。
この2本は革命的といえるくらい凄かったですね。
発売前から話題になり、欠品が続きました。
私はRBZもX HOTも購入し、RBZは友人に譲りましたが、X HOTは今も所有しています。
すごく飛距離が出て、いい思い出がたくさんあり助けられてきました。
もうかなりの年月が経っているので、性能的に落ちているのではないか?と思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
いいクラブはずっといいものです。
ただし、そのクラブが壊れていなければ・・・。ですが・・・。
過去のモデルでも素晴らしいクラブはたくさんあります。
マジックインキなどで書いた文字は色あせることがあっても、クラブは色あせません。
いつの時代も、私たちゴルファーが手にすることを待ち続けています。
私はいいクラブに出会うことのできる、幸運なゴルファーです。
それでは本題に入らせていただきます。

BALDO CORSA BRASSEY
まずはバルドのフェアウェイウッドです。
バルドのデザインなのでカッコいいのはもちろんですが、ブラッシー(2番ウッド)というのがとても斬新でした。
パーシモン時代は特別珍しくなかったのですが、メタル時代になって激減しました。
今は『飛ぶスプーン』もたくさんありますし、本数制限もあるので、ブラッシーの活躍する場面は少ないかもしれませんが、面白いと思いましたし、こういう番手のクラブがあってもいいのではないか?と思いました。
人によって『好きな数字』があり、それはアイアンなどでも見られます。
例えば、6番と8番は打てるけど、7番がどうしても合わない・・・。とか、クラブ全体でも奇数数字は苦手で偶数の番手のクラブのほうが得意だ・・・。という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
逆に奇数番手は得意だけど、偶数番手が苦手・・・。という方もいらっしゃると思いますし、私はどちらかというと奇数番手のほうが好きで、よく手にしています。
ドライバーは苦手だけど、スプーンはちょっと物足りない・・・。
スプーンのあがりやすさがあって、ドライバーに迫る飛距離のクラブが欲しい・・・。というときも、ブラッシーは有効なのではないでしょうか?
そして、このクラブもバルドらしく、カッコ良くて質感も素晴らしいです。
ひと目で気に入り、実際に球を打っても気に入りました。
艶消しクラウンとカーボンコンポジットが印象的です。
構えやすくて打感も良く、飛距離性能に優れたクラブです。
ヒッター向けなので、幅広い層には対応していないかもしれませんが、ティアップして使いたい・・・。という方にも使い勝手の良いクラブといえるのではないでしょうか?
どうしてもドライバーに苦手意識があって、ミドルホールやロングホールのティショットでどの番手を使っていいか分からない・・・。という方は、このようなブラッシーという『変化球』で攻めてみるのもいいのではないでしょうか?

PRGR RS フェアウェイウッド
次はプロギアのFWです。
プロギアは本当にウッド系のクラブを作るのが上手いです。
アイデアの斬新さ、そしてそのアイデアを形にしていく技術六。
ブームを作る先駆者。
海外メーカーのテーラーメイドと立ち位置が似ていると私は常々思っています。
プロギアのFWにもすごくお世話になってきていて、特にDUO HITというクラブにはいい思い出がたくさんあります。
すごく飛距離の出るクラブで、また直打ちでも球があがりやすく、様々な場面で活躍してくれた名器です。
そして、その良い流れが今もずっと引き継がれているように思います。
このクラブはテーラーメイドのRBZのような溝がとても印象的でした。
それ以外はシンプルで、すっきりしています。
このクラブの特長は何と言っても、『球の上がりやすさ』にあります。
見た目から、この性能は予想できていましたが、実際に打ってもその予想を裏切らない高性能で、直打ちにもバッチリ使えるクラブです。
シンプルでカッコいいクラブなので、アスリート用なのかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、このクラブは幅広い方に対応しています。
絶対にグリーンに乗せてやるぞ・・・。というよりも、どちらかといえば、ややアバウトにグリーン近くまで運ぶ感じで打って、グリーンまであがってみると、結果的に乗っていた・・・。というシチュエーションが想像できました。

Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
次はミズノの美しくてカッコいいフェアウェイウッドです。
このクラブもソールに溝があります。
少数派になってきているとはいえ、この溝の効果は大きいということなのでしょうか?
ミズノらしく、高級感のある仕上がりで、目で楽しめました。
FWにしては軽く、シャフトも軟らかく感じたことを覚えています。
ほぼ全てのメーカーが、このようなスペックになっているので、自分好みにするには、やはり『カスタム』するしかないのでしょうか?
最近は純正シャフトもしっかりしたものが増えてきたように思いますが、FWは何故か、このようなアンダースペックなシャフトが多いような気がします。
このクラブはとてもカッコいいですが、ハードルの高さのようなものは無く、球があがりやすくてイージーです。
構えやすくて打感や音も気に入りました。

PING G430 MAX フェアウェイウッド
次はPINGのFWです。
PINGのFWは秀作揃いで、これまでも素晴らしいものがたくさんありました。
このクラブも球がすごくあがりやすくて、歴代モデルの性能を踏襲しています。
ドライバーもそうですが、PINGのクラブは『易しさ』『安定性』をすごく重視して、それを前提として設計開発が進められているのではないでしょうか?
前のモデルよりもデザイン性があがっていて、飛距離性能も優れていますが、前のモデルもすごく良かったノで、大きな進化は感じなかったのも覚えています。

YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
次はヤマハのFWです。
このクラブも球がすごくあがりやすくて、シャロー感とソールの『平ら感』が印象的でした。
ヤマハらしく、センスのいい高級感溢れるデザインでありながら、かなり『攻めている』といいますか、『尖った』印象があります。
尖ったといっても、ハードになっているというのではなく、『円グラフ』で尖っているということであり、あがりやすさと飛距離性能に特化した性能をもっているということです。
このクラブもティアップせずに直打ちで試したのですが、どのように打ってもあがるな・・・。と思ったことを覚えています。
『チョロ』や『トップ球』を打ってみようとしたのですが、それができず、全て高くあがっていきました。
安定性も高く、シビアさを感じさせない、親しみやすいFWです。

タイトリスト TSR3 FAIRWAY METAL
最後はタイトリストのクラブです。
名前の通り、本当は『フェアウェイメタル』とか、『フェアウェイチタン』などが正解だと思います。
今は『ウッド』のクラブは皆無ですが、これも慣習化したといいますか、『フェアウェイ』と『ウッド』が組み合わさってひとつの名前として定着しています。
実際にラウンドしていて、全てのクラブがフェアウェイにあるわけではなく、ラフやベアグランドなどにボールが行くこともよくあるので、いずれラフにも対応できる『ラフメタル』とか、『ベアグランドチタン』『傾斜カーボン』などが出てきても面白いんじゃないかな?と思いました。
良いライでないことのほうが圧倒的に多いのが現実です。
せっかくフェアウェイにあっても、ディボット跡につかまってしまうこともあります。
これまでのクラブと違い、このクラブは明らかにヒッター向けで、使用者を限定しているようです。
それが魅力に感じる方は多いと思いますし、敬遠される方もいらっしゃると思います。
軽量系FWが多いので、私はこのクラブのしっかりしたスペックは好感を持ちました。
軟らかすぎたり、軽すぎたりすると、余計な気を遣わなければならないこともありますが、このクラブはそんなことをせず気持ちよく振っていくことができました。
タイトリストらしく、男前で打感や音にも優れた『フィーリング性能』に長けたクラブです。
以上が今年下半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドですが、いかがだったでしょうか?
次回はドライバー編を書かせていただきたいと思います。
なお、掲載順はランキングではなく、試打した順番です。
一年で見ても、印象深いフェアウェイウッドは限られますが、これが数年単位、十年単位で見ても、印象深いフェアウェイウッドというものがあります。
その代表的なものが、テーラーメイドのRBZと、キャロウェイのX HOTです。
この2本は革命的といえるくらい凄かったですね。
発売前から話題になり、欠品が続きました。
私はRBZもX HOTも購入し、RBZは友人に譲りましたが、X HOTは今も所有しています。
すごく飛距離が出て、いい思い出がたくさんあり助けられてきました。
もうかなりの年月が経っているので、性能的に落ちているのではないか?と思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
いいクラブはずっといいものです。
ただし、そのクラブが壊れていなければ・・・。ですが・・・。
過去のモデルでも素晴らしいクラブはたくさんあります。
マジックインキなどで書いた文字は色あせることがあっても、クラブは色あせません。
いつの時代も、私たちゴルファーが手にすることを待ち続けています。
私はいいクラブに出会うことのできる、幸運なゴルファーです。
それでは本題に入らせていただきます。

BALDO CORSA BRASSEY
まずはバルドのフェアウェイウッドです。
バルドのデザインなのでカッコいいのはもちろんですが、ブラッシー(2番ウッド)というのがとても斬新でした。
パーシモン時代は特別珍しくなかったのですが、メタル時代になって激減しました。
今は『飛ぶスプーン』もたくさんありますし、本数制限もあるので、ブラッシーの活躍する場面は少ないかもしれませんが、面白いと思いましたし、こういう番手のクラブがあってもいいのではないか?と思いました。
人によって『好きな数字』があり、それはアイアンなどでも見られます。
例えば、6番と8番は打てるけど、7番がどうしても合わない・・・。とか、クラブ全体でも奇数数字は苦手で偶数の番手のクラブのほうが得意だ・・・。という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
逆に奇数番手は得意だけど、偶数番手が苦手・・・。という方もいらっしゃると思いますし、私はどちらかというと奇数番手のほうが好きで、よく手にしています。
ドライバーは苦手だけど、スプーンはちょっと物足りない・・・。
スプーンのあがりやすさがあって、ドライバーに迫る飛距離のクラブが欲しい・・・。というときも、ブラッシーは有効なのではないでしょうか?
そして、このクラブもバルドらしく、カッコ良くて質感も素晴らしいです。
ひと目で気に入り、実際に球を打っても気に入りました。
艶消しクラウンとカーボンコンポジットが印象的です。
構えやすくて打感も良く、飛距離性能に優れたクラブです。
ヒッター向けなので、幅広い層には対応していないかもしれませんが、ティアップして使いたい・・・。という方にも使い勝手の良いクラブといえるのではないでしょうか?
どうしてもドライバーに苦手意識があって、ミドルホールやロングホールのティショットでどの番手を使っていいか分からない・・・。という方は、このようなブラッシーという『変化球』で攻めてみるのもいいのではないでしょうか?

PRGR RS フェアウェイウッド
次はプロギアのFWです。
プロギアは本当にウッド系のクラブを作るのが上手いです。
アイデアの斬新さ、そしてそのアイデアを形にしていく技術六。
ブームを作る先駆者。
海外メーカーのテーラーメイドと立ち位置が似ていると私は常々思っています。
プロギアのFWにもすごくお世話になってきていて、特にDUO HITというクラブにはいい思い出がたくさんあります。
すごく飛距離の出るクラブで、また直打ちでも球があがりやすく、様々な場面で活躍してくれた名器です。
そして、その良い流れが今もずっと引き継がれているように思います。
このクラブはテーラーメイドのRBZのような溝がとても印象的でした。
それ以外はシンプルで、すっきりしています。
このクラブの特長は何と言っても、『球の上がりやすさ』にあります。
見た目から、この性能は予想できていましたが、実際に打ってもその予想を裏切らない高性能で、直打ちにもバッチリ使えるクラブです。
シンプルでカッコいいクラブなので、アスリート用なのかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、このクラブは幅広い方に対応しています。
絶対にグリーンに乗せてやるぞ・・・。というよりも、どちらかといえば、ややアバウトにグリーン近くまで運ぶ感じで打って、グリーンまであがってみると、結果的に乗っていた・・・。というシチュエーションが想像できました。

Mizuno ST-X 220 フェアウェイウッド
次はミズノの美しくてカッコいいフェアウェイウッドです。
このクラブもソールに溝があります。
少数派になってきているとはいえ、この溝の効果は大きいということなのでしょうか?
ミズノらしく、高級感のある仕上がりで、目で楽しめました。
FWにしては軽く、シャフトも軟らかく感じたことを覚えています。
ほぼ全てのメーカーが、このようなスペックになっているので、自分好みにするには、やはり『カスタム』するしかないのでしょうか?
最近は純正シャフトもしっかりしたものが増えてきたように思いますが、FWは何故か、このようなアンダースペックなシャフトが多いような気がします。
このクラブはとてもカッコいいですが、ハードルの高さのようなものは無く、球があがりやすくてイージーです。
構えやすくて打感や音も気に入りました。

PING G430 MAX フェアウェイウッド
次はPINGのFWです。
PINGのFWは秀作揃いで、これまでも素晴らしいものがたくさんありました。
このクラブも球がすごくあがりやすくて、歴代モデルの性能を踏襲しています。
ドライバーもそうですが、PINGのクラブは『易しさ』『安定性』をすごく重視して、それを前提として設計開発が進められているのではないでしょうか?
前のモデルよりもデザイン性があがっていて、飛距離性能も優れていますが、前のモデルもすごく良かったノで、大きな進化は感じなかったのも覚えています。

YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
次はヤマハのFWです。
このクラブも球がすごくあがりやすくて、シャロー感とソールの『平ら感』が印象的でした。
ヤマハらしく、センスのいい高級感溢れるデザインでありながら、かなり『攻めている』といいますか、『尖った』印象があります。
尖ったといっても、ハードになっているというのではなく、『円グラフ』で尖っているということであり、あがりやすさと飛距離性能に特化した性能をもっているということです。
このクラブもティアップせずに直打ちで試したのですが、どのように打ってもあがるな・・・。と思ったことを覚えています。
『チョロ』や『トップ球』を打ってみようとしたのですが、それができず、全て高くあがっていきました。
安定性も高く、シビアさを感じさせない、親しみやすいFWです。

タイトリスト TSR3 FAIRWAY METAL
最後はタイトリストのクラブです。
名前の通り、本当は『フェアウェイメタル』とか、『フェアウェイチタン』などが正解だと思います。
今は『ウッド』のクラブは皆無ですが、これも慣習化したといいますか、『フェアウェイ』と『ウッド』が組み合わさってひとつの名前として定着しています。
実際にラウンドしていて、全てのクラブがフェアウェイにあるわけではなく、ラフやベアグランドなどにボールが行くこともよくあるので、いずれラフにも対応できる『ラフメタル』とか、『ベアグランドチタン』『傾斜カーボン』などが出てきても面白いんじゃないかな?と思いました。
良いライでないことのほうが圧倒的に多いのが現実です。
せっかくフェアウェイにあっても、ディボット跡につかまってしまうこともあります。
これまでのクラブと違い、このクラブは明らかにヒッター向けで、使用者を限定しているようです。
それが魅力に感じる方は多いと思いますし、敬遠される方もいらっしゃると思います。
軽量系FWが多いので、私はこのクラブのしっかりしたスペックは好感を持ちました。
軟らかすぎたり、軽すぎたりすると、余計な気を遣わなければならないこともありますが、このクラブはそんなことをせず気持ちよく振っていくことができました。
タイトリストらしく、男前で打感や音にも優れた『フィーリング性能』に長けたクラブです。
以上が今年下半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドですが、いかがだったでしょうか?
次回はドライバー編を書かせていただきたいと思います。
2022年12月29日
今年下半期の印象深いユーティリティ 2022
今日は昨日に引き続きまして、今年下半期(7~12月)に出会った、印象深いユーティリティをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。

PRGR RS ユーティリティ
まずはプロギアのユーティリティです。
プロギアはドライバーやフェアウェイウッド・ユーティリティを作るのがとても上手いメーカーで、日本国内だけでなく、世界を見回してもトップクラスだと私は思っています。
理にかなった設計思想。
そして、その理想を形にする技術。
易しいだけでなく、カッコ良さや質感にもこだわっている。
どれかが欠けてしまうのは、よくあることですが、プロギアはいつも高いレベルで実現できています。
このクラブはいろいろな工夫が見て取れますが、ゴチャゴチャ感は無く、むしろスッキリしている印象でした。
大顔タイプではなく、やや小ぶりだったのもよく覚えています。
そして打感も良く、打っていて楽しくなるクラブです。
打感というのは、心地よいということもありますが、『信頼度』『安心感』にも直結していると私は思っています。
どういうことかといいますと、その打感で、どの方向にどれくらいの高さで飛んだのか?が把握しやすいかどうか?ということです。
馴染めない打感だと、それを感じ取ることもできず、打っても不安になります。
いくら寛容で曲がりにくいクラブであっても、打感でそれを把握できなければ意味がありません。
私のビギナー時代からの悪いクセである、『ヘッドアップ』が出てきそうです。
そういった意味でも、このクラブは打感も良く、打っていて安心感がありました。
『目で見て描くライン』
『耳で感じるライン』
『打感で感じるライン』
の3つのラインが揃うと満足度が高くなります。
打感も、ただ柔らかければそれでいいか?というと、そうでもなく、逆にぼやけてしまってイメージが出しづらいこともあります。
そういったことからも、このクラブはいい『線引き』ができているように感じました。

ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ
次はブリヂストンのユーティリティです。
ブリヂストンの『イメージカラー』といっていいでしょうか?
重厚感のある、カッコいいブラックが印象的です。
見た目はヘビーそうですが、実際に打つと、とても易しくて親しみやすいクラブです。
BSのユーティリティはツアステのときもよく使っていたので、馴染みもあります。
クラウンが艶消しだったのが印象的でしたし、カッコいいな・・・。と思いました。
ただ、構えたときにフェースが左を向いているように見えて、苦手意識が芽生えたことを覚えています。
これまでたくさんのフックフェースクラブを試打しているので、いい加減慣れてもいいようなものですが、なかなか克服できていません。
打感や音は好感がもて、球もあがりやすいクラブです。

A DESIGN GOLF A GRIND EX-H UTILITY
そして、久しぶりにA DESIGN GOLFのクラブに出会いました。
このメーカーもかなりカッコいい印象があり、ドライバーからウェッジまで、とても魅力的なラインアップが揃っています。
初めて試打したときから、BSの雰囲気に似ているな・・・。と思っていて、親近感をもっていました。
いわゆる『今時の顔』で、私の好みからはちょっと外れるのですが、全体的にとてもシンプルで落ち着いた感じのクラブです。
打感や音もいいですが、結構しっかりしているといいますか、ヒッター向けのクラブだというのも覚えています。
最近はなかなか出会えていませんが、また何度も試打したい魅力的なメーカーです。

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー
次はテーラーメイドです。
世界中で唯一、ユーティリティをハイブリッドでもなく、『レスキュー』というネーミングで売り出しているメーカーです。
このレスキューという名前も、つい最近ではなく、ずっと昔から(メタル時代)からあり、その時代を知っている私はなじみ深いです。
レスキューという名前なので、昔は『お助けクラブ』的な位置づけだったのですが、今はもう『主役クラス』にまで上り詰めています。
今のゴルフでスコアメイクにおいて、ユーティリティ(ハイブリッド・レスキュー)の存在感は大きく、必要不可欠といっても過言ではありません。
場合によってはドライバーよりも重要と考えておられる方も多いのではないでしょうか?
アイアンのロフトが立ってきて本数が減り、その両側を固めるクラブの重要性が高まっています。
つまり、ユーティリティとウェッジです。
ラインを出しやすいので、私はアイアンのほうが好きなのですが、ユーティリティのほうが球があがりやすくグリーンに止めやすい・・・。という方も多いのではないでしょうか?
昔のユーティリティは、かなり『尖った』ものが多かったのですが、研究が進み技術もあがってきて、易しく高性能なものが増えてきました。
このテーラーメイドのレスキューもまさにそんなタイプで、親しみやすくなっています。
グローレというブランドで高級感もあり、顔も良かった印象があります。
クラウンの『ツートンカラー』はお馴染みですが、『白を残している』ので、ホワイトヘッドを好まれる方にも、好感を持たれやすいのではないでしょうか?
なぜ全部白にしなかったんだろう?と、M1を試打したころから考えていたのですが、カーボンコンポジットにするために仕方なかったのかな?と思いました。
それを白に塗装すると、わずかではあるものの余計な重量がかかってしまうことや、塗装ムラが出てチープさが目立ってしまうのかもしれません。
それでなくても、テーラーメイドは『細部にこだわらない』メーカーという認識をもっているので、そのように思いました。
ソールが丸みを帯びているというよりは、平らに近いすっきりとした印象で、滑りやすそうです。
接地面積の小ささで抵抗を減らすのではなく、ソールの『面全体』で素早く滑らせるような感覚でしょうか?

子供の頃、多くの方がやられたと思いますが、川や池・海など大きな水場で平らな石を横投げして、何回跳ねらせることができるか?という『水切り』を私はよくやっていました。
ゴルフと共通していますが、たくさん跳ねらせるには『スナップ』を効かせることが重要です。
手だけで投げても上手くいきません。
このソールを見て、そんなイメージが浮かんだことを思い出しました。
構えやすくて打感も良く、球もあがりやすくて親しみやすいクラブです。
いつも思うことですが、テーラーメイドはこういったウッド系のクラブを作るのが本当に上手いです。

リョーマゴルフ RYOMA MAXIMA U
次はリョーマです。
リョーマは『低スピンで飛んで、おまけに曲がらない(にくい)』というドライバーのイメージがあまりにも強いですが、その技術がユーティリティにも活かされています。
リョーマのクラブはとても機能的でありながら、比較的シンプルなデザインに抑えていて、それが個性にもなっています。
独特な雰囲気があり、また高価な印象もありますが、クラブ自体は親しみやすいものが多いです。
このクラブも直進性が高く、安定して飛ばしていけるタイプです。
シャフトが、かなり軟らかかったので、少し苦戦しましたが、これもリョーマの『主張』なのではないでしょうか?

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ
次は唯一の『アイアン型ユーティリティ』ダンロップの登場です。
これまで、たくさんのアイアン型ユーティリティを試打してきましたが、その殆どが不満の残るものでした。
アイアン型といっても、アイアンにように構えられないものばかりだったからです。
ヘッドも大きくボテッとしていて、なかなかいいイメージが浮かんできません。
実際に打っても、打感もイマイチで打っていても楽しくない・・・。というものばかりでした。
ユーティリティブームを作ったのは横田真一選手が使い、好成績を残したことにより人気に火が付いた、プロギアのズームで、『納品待ち』が数ヶ月続くほど大人気でした。
しかし、私は馴染めませんでした。
その顔や打感などに、大きな不満があったからです。
名前の通り、アイアンのように構えられるアイアン型ユーティリティが登場するまで、購入することは無いな・・・。と長年思っていました。
そしてしばらくして、タイトリストの712Uというクラブに出会い、私は購入して、今も大切な相棒として大活躍してくれています。
それからダンロップの美顔ユーティリティが登場してきて、すごく心揺さぶられました。
ここまでいい顔をしたアイアン型ユーティリティは見たことがありません。
このクラブの前のモデルも好きでしたが、さらに良くなっています。
あがりやすさや曲がりにくさを優先するあまり、構えやすさが犠牲になっているものばかりだったのに、その優先順位が逆転し、アイアンのように構えられるようになりました。
ヒッター向けなクラブなのは間違いないですが、昔のロングアイアンを経験した者からすると、比べものにならないほど易しく進化しています。
昔の、あのハードルの高さは何だったんだろう?と思ってしまうほどです。
中空でありながら、あの独特の『ボテッとした膨らみ感』は極力抑えられていて、男前に仕上がっています。
とても構えやすくて、笑みがこぼれたこともよく覚えています。
アイアン型ユーティリティで、ここまで楽しませてくれたクラブはありません。
タイトリストの712Uも好きですが、このクラブはさらにその上を行きます。
こういったフィーリングを大切にするダンロップはさすがだな・・・。と思いましたし、日本メーカーの繊細さのようなものを感じました

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド
最後もダンロップのクラブです。
こちらはいわゆる『ハイブリッド型』のユーティリティで、主流になっています。
アイアン型よりも、この形状のほうが親しみやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
スリクソンらしい、黒を基調としたデザインで、とてもカッコいいな・・・。と思いました。
すごくカッコいいクラブですが、『球の上がりやすさ』ということで考えると、アイアン型よりもかなり高いのは間違いありません。
グリーンでの止めやすさという点でも、同じロフトなら、おそらくこちらのほうが上ではないでしょうか?
構えた感じはまずまずでしたが、とにかく打感が素晴らしいというのが強烈な印象として残っています。
球もあがりやすく飛距離も出て、高いレベルでのバランスの良さも魅力です。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いユーティリティです。
出会った数は少ないですが、どれも秀作揃いで楽しめました。
今のゴルフは『ユーティリティの比重』がとても大きく、各社すごく力を入れているのがよく分かります。
スコアメイクにはドライバーよりも、FWやUTのほうが重要度が増しているのは間違いないように思います。
ドライバーの性能は『ほぼ頭打ち』でも、FWやUTはまだ伸び代が残されているのではないでしょうか?
来年、どんなクラブが登場するかとても楽しみです。
次回はフェアウェイウッド編を発表させていただきたいと思います。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。

PRGR RS ユーティリティ
まずはプロギアのユーティリティです。
プロギアはドライバーやフェアウェイウッド・ユーティリティを作るのがとても上手いメーカーで、日本国内だけでなく、世界を見回してもトップクラスだと私は思っています。
理にかなった設計思想。
そして、その理想を形にする技術。
易しいだけでなく、カッコ良さや質感にもこだわっている。
どれかが欠けてしまうのは、よくあることですが、プロギアはいつも高いレベルで実現できています。
このクラブはいろいろな工夫が見て取れますが、ゴチャゴチャ感は無く、むしろスッキリしている印象でした。
大顔タイプではなく、やや小ぶりだったのもよく覚えています。
そして打感も良く、打っていて楽しくなるクラブです。
打感というのは、心地よいということもありますが、『信頼度』『安心感』にも直結していると私は思っています。
どういうことかといいますと、その打感で、どの方向にどれくらいの高さで飛んだのか?が把握しやすいかどうか?ということです。
馴染めない打感だと、それを感じ取ることもできず、打っても不安になります。
いくら寛容で曲がりにくいクラブであっても、打感でそれを把握できなければ意味がありません。
私のビギナー時代からの悪いクセである、『ヘッドアップ』が出てきそうです。
そういった意味でも、このクラブは打感も良く、打っていて安心感がありました。
『目で見て描くライン』
『耳で感じるライン』
『打感で感じるライン』
の3つのラインが揃うと満足度が高くなります。
打感も、ただ柔らかければそれでいいか?というと、そうでもなく、逆にぼやけてしまってイメージが出しづらいこともあります。
そういったことからも、このクラブはいい『線引き』ができているように感じました。

ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ
次はブリヂストンのユーティリティです。
ブリヂストンの『イメージカラー』といっていいでしょうか?
重厚感のある、カッコいいブラックが印象的です。
見た目はヘビーそうですが、実際に打つと、とても易しくて親しみやすいクラブです。
BSのユーティリティはツアステのときもよく使っていたので、馴染みもあります。
クラウンが艶消しだったのが印象的でしたし、カッコいいな・・・。と思いました。
ただ、構えたときにフェースが左を向いているように見えて、苦手意識が芽生えたことを覚えています。
これまでたくさんのフックフェースクラブを試打しているので、いい加減慣れてもいいようなものですが、なかなか克服できていません。
打感や音は好感がもて、球もあがりやすいクラブです。

A DESIGN GOLF A GRIND EX-H UTILITY
そして、久しぶりにA DESIGN GOLFのクラブに出会いました。
このメーカーもかなりカッコいい印象があり、ドライバーからウェッジまで、とても魅力的なラインアップが揃っています。
初めて試打したときから、BSの雰囲気に似ているな・・・。と思っていて、親近感をもっていました。
いわゆる『今時の顔』で、私の好みからはちょっと外れるのですが、全体的にとてもシンプルで落ち着いた感じのクラブです。
打感や音もいいですが、結構しっかりしているといいますか、ヒッター向けのクラブだというのも覚えています。
最近はなかなか出会えていませんが、また何度も試打したい魅力的なメーカーです。

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー
次はテーラーメイドです。
世界中で唯一、ユーティリティをハイブリッドでもなく、『レスキュー』というネーミングで売り出しているメーカーです。
このレスキューという名前も、つい最近ではなく、ずっと昔から(メタル時代)からあり、その時代を知っている私はなじみ深いです。
レスキューという名前なので、昔は『お助けクラブ』的な位置づけだったのですが、今はもう『主役クラス』にまで上り詰めています。
今のゴルフでスコアメイクにおいて、ユーティリティ(ハイブリッド・レスキュー)の存在感は大きく、必要不可欠といっても過言ではありません。
場合によってはドライバーよりも重要と考えておられる方も多いのではないでしょうか?
アイアンのロフトが立ってきて本数が減り、その両側を固めるクラブの重要性が高まっています。
つまり、ユーティリティとウェッジです。
ラインを出しやすいので、私はアイアンのほうが好きなのですが、ユーティリティのほうが球があがりやすくグリーンに止めやすい・・・。という方も多いのではないでしょうか?
昔のユーティリティは、かなり『尖った』ものが多かったのですが、研究が進み技術もあがってきて、易しく高性能なものが増えてきました。
このテーラーメイドのレスキューもまさにそんなタイプで、親しみやすくなっています。
グローレというブランドで高級感もあり、顔も良かった印象があります。
クラウンの『ツートンカラー』はお馴染みですが、『白を残している』ので、ホワイトヘッドを好まれる方にも、好感を持たれやすいのではないでしょうか?
なぜ全部白にしなかったんだろう?と、M1を試打したころから考えていたのですが、カーボンコンポジットにするために仕方なかったのかな?と思いました。
それを白に塗装すると、わずかではあるものの余計な重量がかかってしまうことや、塗装ムラが出てチープさが目立ってしまうのかもしれません。
それでなくても、テーラーメイドは『細部にこだわらない』メーカーという認識をもっているので、そのように思いました。
ソールが丸みを帯びているというよりは、平らに近いすっきりとした印象で、滑りやすそうです。
接地面積の小ささで抵抗を減らすのではなく、ソールの『面全体』で素早く滑らせるような感覚でしょうか?

子供の頃、多くの方がやられたと思いますが、川や池・海など大きな水場で平らな石を横投げして、何回跳ねらせることができるか?という『水切り』を私はよくやっていました。
ゴルフと共通していますが、たくさん跳ねらせるには『スナップ』を効かせることが重要です。
手だけで投げても上手くいきません。
このソールを見て、そんなイメージが浮かんだことを思い出しました。
構えやすくて打感も良く、球もあがりやすくて親しみやすいクラブです。
いつも思うことですが、テーラーメイドはこういったウッド系のクラブを作るのが本当に上手いです。

リョーマゴルフ RYOMA MAXIMA U
次はリョーマです。
リョーマは『低スピンで飛んで、おまけに曲がらない(にくい)』というドライバーのイメージがあまりにも強いですが、その技術がユーティリティにも活かされています。
リョーマのクラブはとても機能的でありながら、比較的シンプルなデザインに抑えていて、それが個性にもなっています。
独特な雰囲気があり、また高価な印象もありますが、クラブ自体は親しみやすいものが多いです。
このクラブも直進性が高く、安定して飛ばしていけるタイプです。
シャフトが、かなり軟らかかったので、少し苦戦しましたが、これもリョーマの『主張』なのではないでしょうか?

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ
次は唯一の『アイアン型ユーティリティ』ダンロップの登場です。
これまで、たくさんのアイアン型ユーティリティを試打してきましたが、その殆どが不満の残るものでした。
アイアン型といっても、アイアンにように構えられないものばかりだったからです。
ヘッドも大きくボテッとしていて、なかなかいいイメージが浮かんできません。
実際に打っても、打感もイマイチで打っていても楽しくない・・・。というものばかりでした。
ユーティリティブームを作ったのは横田真一選手が使い、好成績を残したことにより人気に火が付いた、プロギアのズームで、『納品待ち』が数ヶ月続くほど大人気でした。
しかし、私は馴染めませんでした。
その顔や打感などに、大きな不満があったからです。
名前の通り、アイアンのように構えられるアイアン型ユーティリティが登場するまで、購入することは無いな・・・。と長年思っていました。
そしてしばらくして、タイトリストの712Uというクラブに出会い、私は購入して、今も大切な相棒として大活躍してくれています。
それからダンロップの美顔ユーティリティが登場してきて、すごく心揺さぶられました。
ここまでいい顔をしたアイアン型ユーティリティは見たことがありません。
このクラブの前のモデルも好きでしたが、さらに良くなっています。
あがりやすさや曲がりにくさを優先するあまり、構えやすさが犠牲になっているものばかりだったのに、その優先順位が逆転し、アイアンのように構えられるようになりました。
ヒッター向けなクラブなのは間違いないですが、昔のロングアイアンを経験した者からすると、比べものにならないほど易しく進化しています。
昔の、あのハードルの高さは何だったんだろう?と思ってしまうほどです。
中空でありながら、あの独特の『ボテッとした膨らみ感』は極力抑えられていて、男前に仕上がっています。
とても構えやすくて、笑みがこぼれたこともよく覚えています。
アイアン型ユーティリティで、ここまで楽しませてくれたクラブはありません。
タイトリストの712Uも好きですが、このクラブはさらにその上を行きます。
こういったフィーリングを大切にするダンロップはさすがだな・・・。と思いましたし、日本メーカーの繊細さのようなものを感じました

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド
最後もダンロップのクラブです。
こちらはいわゆる『ハイブリッド型』のユーティリティで、主流になっています。
アイアン型よりも、この形状のほうが親しみやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
スリクソンらしい、黒を基調としたデザインで、とてもカッコいいな・・・。と思いました。
すごくカッコいいクラブですが、『球の上がりやすさ』ということで考えると、アイアン型よりもかなり高いのは間違いありません。
グリーンでの止めやすさという点でも、同じロフトなら、おそらくこちらのほうが上ではないでしょうか?
構えた感じはまずまずでしたが、とにかく打感が素晴らしいというのが強烈な印象として残っています。
球もあがりやすく飛距離も出て、高いレベルでのバランスの良さも魅力です。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いユーティリティです。
出会った数は少ないですが、どれも秀作揃いで楽しめました。
今のゴルフは『ユーティリティの比重』がとても大きく、各社すごく力を入れているのがよく分かります。
スコアメイクにはドライバーよりも、FWやUTのほうが重要度が増しているのは間違いないように思います。
ドライバーの性能は『ほぼ頭打ち』でも、FWやUTはまだ伸び代が残されているのではないでしょうか?
来年、どんなクラブが登場するかとても楽しみです。
次回はフェアウェイウッド編を発表させていただきたいと思います。
2022年12月28日
今年下半期の印象深いアイアン 2022
今日は昨日に引き続きまして、今年下半期(7~12月)に試打したなかで、印象深いアイアンをご紹介します。
なお、掲載順はランキングではなく、試打した順番です。

ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン
まずはミズノのアイアンです。
アイアンでミズノは外せないメーカーです。
昨年は残念ながら試打する機会が無かったのですが、今年は試打することができました。
相変わらず美しくて、球を打つのが楽しくなりますね。
ミズノのアイアンは長年相棒として活躍してくれたので、特別な思い入れもありますが、MPアイアン全体のレベルの高さは『世界屈指』といっても過言ではなく、このアイアンも素晴らしいの一語に尽きます。
以前も書きましたが、私は友人や後輩たちからアイアンはどれがいいか?と尋ねられたとき、ミズノを勧めることが多いです。
ゴルファーとして、ミズノのアイアンを経験しておくことは大きなプラスになるからです。
そしてキャリアが浅ければ浅いほど、感性を磨くという点でも、ミズノのアイアンを使う意味は大きいと考えています。
例えば、他のメーカーが『センチの精度』だとすると、ミズノは『ミリの精度』といったらいいでしょうか?
それくらい繊細且つ、訴求力のある打感です。
『打感のグラデーション』という表現が合っているかもしれません。
微妙に変化していく打感をたくさん体に取り込むことにより、プレイヤーの感覚はさらに研ぎ澄まされるように感じます。
それくらい、MPアイアンは特別な存在です。
他のメーカーではたまに感じられる『雑さ』も、ミズノには無縁です。

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE DC DEEP CAVITY
次はバルドのアイアンです。
バルドはドライバーからウェッジまで試打したことがありますが、共通しているのは『美しい』『カッコいい』ということです。
そして、ドライバーには『飛距離性能の高さ』がプラスされます。
このアイアンは普通のメッキタイプでも充分カッコいいデザインなのに、『黒染め』で精悍さが増し、さらにカッコ良くなっているのが特徴です。
最近は黒染めのアイアンやウェッジは少なくなったように思いますが、これからもどんどん出てきて欲しいです。
カッコいいアイアンなので、気難しいのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
通常のノーマルキャビティの易しさも兼ね備えていて、『カッコ良くて易しい』という、所有欲を満たしてくれるアイアンです。

キャロウェイ ROGUE ST MAX OS アイアン
次はキャロウェイのアイアンです。
このアイアンを初めて見たとき、昔試打したことのある『レガシーブラック』というアイアンを思い出しました。
ラージサイズでグースもきつく、構えてみても、あまり好感は持てませんでした。
質感もあまり好きにはなれませんでしたが、ある意味、これがキャロウェイらしいといえるかもしれません。
ちょっと表現は良くないかもしれませんが、試打しながら『チープさ』を感じたのも事実です。

ブリヂストンゴルフ 222CB+ アイアン
次はBSのアイアンです。

質感が良く、やや面長なアイアンですが、一番印象的だったのが、ソールにある、まるで『通気口』のような2つの大きな穴のようなものです。
おそらく、『重量調整』『バランス調整』の為だと思うのですが、真偽のほどは定かではありません。
ソールに穴を開けてバランス調整しているのであれば、かなり重心が高くなっているのかな?と思いましたが、試打してそのようには感じませんでした。
あくまでもノーマルな面長アイアンといった印象です。
打感もなかなか良くて、いい感じに仕上がっているアイアンだな・・・。と思いました。
たくさんの優れたクラブが溢れている現在、いかにプレイヤーに手に取ってもらえるか?ということがメーカーとしての大きな課題だと思いますが、そういった点でも、このアイアンは素晴らしいです。

PING i525 アイアン
次はPINGのアイアンです。
このアイアンの一番印象深いところは、『打感の良さ』です。
想像していたよりも良かった記憶があります。
キャロウェイ同様、PINGのアイアンを私は昔から苦手にしていて、その苦手意識がまだ払拭できていません。
もちろん、Xフォージドやブループリントのように構えやすくて打感のいいアイアンもあるのですが、まだ少数派といった印象です。
構えやすくて、クセの小ささも魅力的で、好感を持ちました。

ヨネックス EZONE CB702 Forged アイアン
次はヨネックスのアイアンです。
ヨネックスといえば、やはりドライバーの飛距離が私の中にあるのですが、アイアンも優れたものがたくさん登場しています。
ヨネックスはオノフ同様、『カーボンを知り尽くしたメーカー』という位置づけでいいと思いますし、アイアンも積極的にカーボンシャフトが採用されています。
そういったところが私の好みから外れるのですが、それを差し引いてもバランス良く仕上がっている印象をもちました。
構えやすくて打感も良く、オートマチックタイプのイージー系アイアンです。
飛距離性能に優れ、全体的なバランスがとれていて、大きな長所・短所というよりは『中央値』が高いアイアンだな・・・。と思いました。

PRGR 03 アイアン
次はプロギアの美しいアイアンです。
ひと目見て、美しいな・・・。と見とれてしまったのを覚えています。
この質感の良さは、さすがプロギアといったところでしょうか?
プロギアなので、かなりたくさんの工夫がされているのですが、ゴチャゴチャ感も無いですし、嫌みなところがありません。
ポケキャビらしい安定感・重心の深さといったらいいでしょうか?
ミスヒットしてもフェース面がブレにくいタイプのアイアンです。
アイアンでコントロールショットを打つとき、前(フェース面)でイメージするか、それとも後ろ(バックフェース)でイメージするか、人によって分かれると思いますが、このアイアンは後ろ(バックフェース)から押していくイメージを出したい方に合いやすいように感じました。
美しくて易しく、飛距離性能に長けたアイアンで、今のニーズに合っているのではないでしょうか?

グランプリ GPN-0002 アイアン
次はグランプリのアイアンです。
グランプリといえば、やはりあの『モンスタードライバー』のことが真っ先に浮かびますし、ドライバーの印象が強いのですが、とてもカッコいいマッスルバックアイアンを手にすることができて、テンションがあがったのを覚えています。
バックフェースに飛行機がデザインされていて、グランプリらしいな・・・。と思いました。
機能や性能的には、クラシカルなマッスルバックアイアンという感じで、特別目新しいところもなかったのですが、既に何年も前に廃番になっているクラブなので仕方ありません。
今はこのようなベーシックタイプのアイアンが少なく、ハイテクアイアンが主流です。
必要最低限度の機能しか持ち合わせていないベーシックタイプは今のニーズには合っていないのかもしれませんが、その分こちら(プレイヤー側)が主導権をもって扱うことができます。
ハイテクが時には邪魔に感じることもありますが、このアイアンにはそれが無いので、自らのショットの精度はもちろん、飛びすぎないので、思い切ってグリーンを攻めていけるのがいいです。
『余計なことはしない』『何もしないのが魅力』といったところでしょうか?
お助け機能のようなものは無いかもしれませんが、その分プレイヤーの色を出していけるアイアンだと思います。

PXG 0311P アイアン
次はPXGのアイアンです。
これまで同様、たくさんの小さなウェイトが個性的で、その位置で重心の位置もある程度予想できます。
私は昔からアイアンでバランスをとるとき、ヒール側に鉛を何枚か重ねて貼ることも多く、ウェッジも同様なのですが、このアイアンはヒール側では無く、トゥ側にウェイトが集中しています。
なので、それほど大顔ではなくても、重心はやや長めであることがうかがえますし、それが今の傾向といえるのではないでしょうか?
構えたときの顔は私の好みからは外れているのですが、海外メーカーらしいといえるのかもしれません。
先日も書きましたが、PXGのクラブはかなり高価なものが多いですが、質感なども含め、どこにその値段の差が生じるのかが分かりません。
ゴルフクラブの値段は開発費はもちろん、宣伝費なども大きく含まれているので、それで高価になっているのかな?と思いましたし、高価に設定することで高級ブランド化しているのかな?と思いました。
しかし試打してみて、その価格設定に見合うものを感じ取ることができず、コスパは必ずしも良くないな・・・。というのが私の認識です。

YAMAHA inpres DRIVESTAR アイアン
次はヤマハインプレスアイアンです。
このアイアンを初めて見たときに、とても綺麗で質感も良く、さすがヤマハだな・・・。と思ったことをよく覚えています。
アイアン全体の雰囲気などから、私が求めたいものとは違うところもあったのですが、『別ジャンル』のアイアンとして、とてもいい印象をもちました。
日頃から、『クラブはまず目で楽しむもの』という考えを持っている私は楽しめました。
いつの時代も美しいものはいいものです。
見るからにハイテクタイプのアイアンではありますが、『ハイテク美』といいますか、そのメカニカルなところに魅力を感じます。
車やバイクが好きな私は、車全体のフォルムも楽しみながら、エンジンの形の美しさといったらいいでしょうか?
メカニカルな部分も魅力的です。
写真でいえば、工場夜景の美しさに心奪われる感じと似ているでしょうか?
これまでのハイテクタイプのアイアンは、質感が悪く、ボテッとしたものが圧倒的に多かったのですが、このアイアンはシュッとしていてスタイリッシュです。
ボールを前にして構えてみても、いい感じでメーカーのこだわりが感じられました。
しかし、かなり『飛びすぎる』ので、私は相棒には迎えられないのですが、これも今のニーズに合っていると思います。
飛距離が出て、易しいアイアンを使いたいけど、質感や構え感にもこだわりたい・・・。という方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

ARTISAN GOLF 720HM アイアン
次はARTISANの登場です。
ARTISANは海外メーカーなのだそうですが、同じ海外メーカーのテーラーメイドやPINGなどとは、質感やフォルムなど、大きく違います。
初めて出会ったときは、そのカッコ良さ・雰囲気などから、日本の地クラブメーカーなのかと思っていたのですが違いました。
私好みのシンプルなハーフキャビティで、特にトップラインがいい味を出しています。
『愛でることのできるアイアン』といったらいいでしょうか?
出会ってほんの数秒で胸がときめいていました。
易しそうとか、難しそう・・・。という前に、目にしたら、思わず手に取ってみたくなるアイアンです。
試打する前に、このアイアンを様々な角度から見て、目尻は下がりっぱなしでした。
シャープな顔で打感も良く、操作性も優れたアイアンです。
ディスタンス系ではなく、飛びの性能は普通なので、そこに物足りなさを感じる方がいらっしゃるかもしれません。
アイアンに求めるものは人それぞれで、今は『易しさ』と『飛距離』へのニーズが高いと思われます。
なので、このアイアンは大きな支持を得られないかもしれませんが、このようなベーシックタイプを好まれる方には、たまらない魅力があるのではないでしょうか?

フォーティーン TB-5 FORGED アイアン
そして、フォーティーンのシンプルで美しいアイアンに出会いました。
フォーティーンのアイアンはこれまでもたくさん試打してきて、このアイアンは特別変わったところは無かったのですが、それがまたいいです。
形を変えすぎて、魅力を失ったといいますか、輝きが無くなったクラブはたくさんありますが、このアイアンは違います。
シンプルでありながら、フルキャビティの易しさが楽しめるアイアンです。

HONMA BERES NX アイアン
次はホンマのアイアンです。
ゴルフを始めた頃からホンマユーザーだった私は、かなり変わったな・・・。と思いましたが、これも時代の流れなので仕方ありません。
最初見たときは、マグレガーのアイアンなのかな?と思ったことをよく覚えています。
見た目通りのイージー系で、親しみやすくなっていますが、ここが特別凄いということも無く、いい意味でバランスがとれているアイアンです。
いろいろなメーカーのクラブを試打していると、そのメーカーの『軸』といいますか、『ブレない部分』を感じることが少なくないのですが、ホンマはかなりその軸がブレているように感じています。
訴求ポイントも感じられず、他のメーカーがやることをただやっている・・・。と感じるのは私だけでしょうか?
せっかく『自作できる』メーカーなのだから、その強みを活かして、他のメーカーがやっていない凄いことをやって私たちゴルファーをあっと言わせて欲しいと思っています。
『斬新なアイデアも技術のうち』です。

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン
次はスリクソンのカッコいいキャビティアイアンです。
最近のスリクソンはドライバーも凄いですが、アイアンも充実しています。
このアイアンもまさにそうで、カッコ良くて親しみやすく、打感もいいのが特長です。
スリクソンのアイアンは質感がとても良く、見るからに柔らかそうな雰囲気が伝わってきます。
極端な例えかもしれませんが、指でギュッと押せば少し凹むんじゃないかな・・・?と思えるほど柔らかさを感じさせてくれました。
もちろん鉄なので、そんなことはないのですが、そう感じさせるほど『柔らかな質感』を醸し出しています。
『ステンレスのクールさ』とは、全く違うタイプのアイアンです。

テーラーメイド ステルス グローレ アイアン
次はテーラーメイドグローレのアイアンです。
グローレらしく、落ち着いたデザインで高級感もあるのが魅力的です。
面長タイプで、かなり重心が低そうに見えたのをよく覚えています。
私はもっとシュッとした顔が好きですが、この顔が『グローレ顔』といっていいのかもしれません。

ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン
次はスリクソンのアイアンです。
ちょっとプクッと膨れているので、おそらく中空だろう・・・。と思ったのですが、構えやすかったですし、打感もいい感じだったのを覚えています。
中空の弱点でもある、『構えづらさ』『打感』をメーカーの深い研究によって、かなり改善されているように感じます。
いくら理論上は易しいクラブであっても、構えづらければ難易度は格段にあがりますし、打っていても楽しくありません。
そういったところを改善していけているのが、さすがダンロップだと思います。
カッコいいクラブですが、気難しいタイプではないので、イージー系アイアンを好まれる方にも、是非試していただきたいアイアンです。

PING G430 アイアン
次はPINGのアイアンです。
いわゆる『PINGらしい』アイアンで、私とは縁遠い存在に感じられましたが、印象に残りました。
このアイアンの特長は何と言っても、その『大らかさ』と『飛距離性能の高さ』です。
このオートマチックな飛びを使いこなせる方には、かなり頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?

タイトリスト T400 アイアン
次はタイトリストのアイアンです。
かなり大きいという印象があり、打感が好きになれませんでした。
普通のアイアンというよりは、ユーティリティタイプのアイアンに近い印象をもちました。

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II アイアン
最後は『スリクソン三兄弟アイアン』の『殿(しんがり)』の登場です。
このZX5は外見はZX7に近いものの、構造的にはZX4に近いのかな?と思いました。
三兄弟に共通しているのは『美しいデザイン』と『易しさ』です。
飛距離性能はそれぞれ違っていて、それが個性でもあります。
二分割ソールも威力を発揮して、抜けのスピード感が優れたアイアンです。
カッコ良くて易しく、打っていて楽しい時間を過ごすことができました。
以上が今年下半期に出会った印象深いアイアンたちです。
こうして見ても秀作揃いで、各メーカーのレベルの高さを感じずには居られません。
今年のアイアン・オブ・ザ・イヤーは既に決定しているので、年明けに発表させていただけたら・・・。と思っております。
次回はユーティリティ編をお送りしたいと思います。
なお、掲載順はランキングではなく、試打した順番です。

ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン
まずはミズノのアイアンです。
アイアンでミズノは外せないメーカーです。
昨年は残念ながら試打する機会が無かったのですが、今年は試打することができました。
相変わらず美しくて、球を打つのが楽しくなりますね。
ミズノのアイアンは長年相棒として活躍してくれたので、特別な思い入れもありますが、MPアイアン全体のレベルの高さは『世界屈指』といっても過言ではなく、このアイアンも素晴らしいの一語に尽きます。
以前も書きましたが、私は友人や後輩たちからアイアンはどれがいいか?と尋ねられたとき、ミズノを勧めることが多いです。
ゴルファーとして、ミズノのアイアンを経験しておくことは大きなプラスになるからです。
そしてキャリアが浅ければ浅いほど、感性を磨くという点でも、ミズノのアイアンを使う意味は大きいと考えています。
例えば、他のメーカーが『センチの精度』だとすると、ミズノは『ミリの精度』といったらいいでしょうか?
それくらい繊細且つ、訴求力のある打感です。
『打感のグラデーション』という表現が合っているかもしれません。
微妙に変化していく打感をたくさん体に取り込むことにより、プレイヤーの感覚はさらに研ぎ澄まされるように感じます。
それくらい、MPアイアンは特別な存在です。
他のメーカーではたまに感じられる『雑さ』も、ミズノには無縁です。

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE DC DEEP CAVITY
次はバルドのアイアンです。
バルドはドライバーからウェッジまで試打したことがありますが、共通しているのは『美しい』『カッコいい』ということです。
そして、ドライバーには『飛距離性能の高さ』がプラスされます。
このアイアンは普通のメッキタイプでも充分カッコいいデザインなのに、『黒染め』で精悍さが増し、さらにカッコ良くなっているのが特徴です。
最近は黒染めのアイアンやウェッジは少なくなったように思いますが、これからもどんどん出てきて欲しいです。
カッコいいアイアンなので、気難しいのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
通常のノーマルキャビティの易しさも兼ね備えていて、『カッコ良くて易しい』という、所有欲を満たしてくれるアイアンです。

キャロウェイ ROGUE ST MAX OS アイアン
次はキャロウェイのアイアンです。
このアイアンを初めて見たとき、昔試打したことのある『レガシーブラック』というアイアンを思い出しました。
ラージサイズでグースもきつく、構えてみても、あまり好感は持てませんでした。
質感もあまり好きにはなれませんでしたが、ある意味、これがキャロウェイらしいといえるかもしれません。
ちょっと表現は良くないかもしれませんが、試打しながら『チープさ』を感じたのも事実です。

ブリヂストンゴルフ 222CB+ アイアン
次はBSのアイアンです。

質感が良く、やや面長なアイアンですが、一番印象的だったのが、ソールにある、まるで『通気口』のような2つの大きな穴のようなものです。
おそらく、『重量調整』『バランス調整』の為だと思うのですが、真偽のほどは定かではありません。
ソールに穴を開けてバランス調整しているのであれば、かなり重心が高くなっているのかな?と思いましたが、試打してそのようには感じませんでした。
あくまでもノーマルな面長アイアンといった印象です。
打感もなかなか良くて、いい感じに仕上がっているアイアンだな・・・。と思いました。
たくさんの優れたクラブが溢れている現在、いかにプレイヤーに手に取ってもらえるか?ということがメーカーとしての大きな課題だと思いますが、そういった点でも、このアイアンは素晴らしいです。

PING i525 アイアン
次はPINGのアイアンです。
このアイアンの一番印象深いところは、『打感の良さ』です。
想像していたよりも良かった記憶があります。
キャロウェイ同様、PINGのアイアンを私は昔から苦手にしていて、その苦手意識がまだ払拭できていません。
もちろん、Xフォージドやブループリントのように構えやすくて打感のいいアイアンもあるのですが、まだ少数派といった印象です。
構えやすくて、クセの小ささも魅力的で、好感を持ちました。

ヨネックス EZONE CB702 Forged アイアン
次はヨネックスのアイアンです。
ヨネックスといえば、やはりドライバーの飛距離が私の中にあるのですが、アイアンも優れたものがたくさん登場しています。
ヨネックスはオノフ同様、『カーボンを知り尽くしたメーカー』という位置づけでいいと思いますし、アイアンも積極的にカーボンシャフトが採用されています。
そういったところが私の好みから外れるのですが、それを差し引いてもバランス良く仕上がっている印象をもちました。
構えやすくて打感も良く、オートマチックタイプのイージー系アイアンです。
飛距離性能に優れ、全体的なバランスがとれていて、大きな長所・短所というよりは『中央値』が高いアイアンだな・・・。と思いました。

PRGR 03 アイアン
次はプロギアの美しいアイアンです。
ひと目見て、美しいな・・・。と見とれてしまったのを覚えています。
この質感の良さは、さすがプロギアといったところでしょうか?
プロギアなので、かなりたくさんの工夫がされているのですが、ゴチャゴチャ感も無いですし、嫌みなところがありません。
ポケキャビらしい安定感・重心の深さといったらいいでしょうか?
ミスヒットしてもフェース面がブレにくいタイプのアイアンです。
アイアンでコントロールショットを打つとき、前(フェース面)でイメージするか、それとも後ろ(バックフェース)でイメージするか、人によって分かれると思いますが、このアイアンは後ろ(バックフェース)から押していくイメージを出したい方に合いやすいように感じました。
美しくて易しく、飛距離性能に長けたアイアンで、今のニーズに合っているのではないでしょうか?

グランプリ GPN-0002 アイアン
次はグランプリのアイアンです。
グランプリといえば、やはりあの『モンスタードライバー』のことが真っ先に浮かびますし、ドライバーの印象が強いのですが、とてもカッコいいマッスルバックアイアンを手にすることができて、テンションがあがったのを覚えています。
バックフェースに飛行機がデザインされていて、グランプリらしいな・・・。と思いました。
機能や性能的には、クラシカルなマッスルバックアイアンという感じで、特別目新しいところもなかったのですが、既に何年も前に廃番になっているクラブなので仕方ありません。
今はこのようなベーシックタイプのアイアンが少なく、ハイテクアイアンが主流です。
必要最低限度の機能しか持ち合わせていないベーシックタイプは今のニーズには合っていないのかもしれませんが、その分こちら(プレイヤー側)が主導権をもって扱うことができます。
ハイテクが時には邪魔に感じることもありますが、このアイアンにはそれが無いので、自らのショットの精度はもちろん、飛びすぎないので、思い切ってグリーンを攻めていけるのがいいです。
『余計なことはしない』『何もしないのが魅力』といったところでしょうか?
お助け機能のようなものは無いかもしれませんが、その分プレイヤーの色を出していけるアイアンだと思います。

PXG 0311P アイアン
次はPXGのアイアンです。
これまで同様、たくさんの小さなウェイトが個性的で、その位置で重心の位置もある程度予想できます。
私は昔からアイアンでバランスをとるとき、ヒール側に鉛を何枚か重ねて貼ることも多く、ウェッジも同様なのですが、このアイアンはヒール側では無く、トゥ側にウェイトが集中しています。
なので、それほど大顔ではなくても、重心はやや長めであることがうかがえますし、それが今の傾向といえるのではないでしょうか?
構えたときの顔は私の好みからは外れているのですが、海外メーカーらしいといえるのかもしれません。
先日も書きましたが、PXGのクラブはかなり高価なものが多いですが、質感なども含め、どこにその値段の差が生じるのかが分かりません。
ゴルフクラブの値段は開発費はもちろん、宣伝費なども大きく含まれているので、それで高価になっているのかな?と思いましたし、高価に設定することで高級ブランド化しているのかな?と思いました。
しかし試打してみて、その価格設定に見合うものを感じ取ることができず、コスパは必ずしも良くないな・・・。というのが私の認識です。

YAMAHA inpres DRIVESTAR アイアン
次はヤマハインプレスアイアンです。
このアイアンを初めて見たときに、とても綺麗で質感も良く、さすがヤマハだな・・・。と思ったことをよく覚えています。
アイアン全体の雰囲気などから、私が求めたいものとは違うところもあったのですが、『別ジャンル』のアイアンとして、とてもいい印象をもちました。
日頃から、『クラブはまず目で楽しむもの』という考えを持っている私は楽しめました。
いつの時代も美しいものはいいものです。
見るからにハイテクタイプのアイアンではありますが、『ハイテク美』といいますか、そのメカニカルなところに魅力を感じます。
車やバイクが好きな私は、車全体のフォルムも楽しみながら、エンジンの形の美しさといったらいいでしょうか?
メカニカルな部分も魅力的です。
写真でいえば、工場夜景の美しさに心奪われる感じと似ているでしょうか?
これまでのハイテクタイプのアイアンは、質感が悪く、ボテッとしたものが圧倒的に多かったのですが、このアイアンはシュッとしていてスタイリッシュです。
ボールを前にして構えてみても、いい感じでメーカーのこだわりが感じられました。
しかし、かなり『飛びすぎる』ので、私は相棒には迎えられないのですが、これも今のニーズに合っていると思います。
飛距離が出て、易しいアイアンを使いたいけど、質感や構え感にもこだわりたい・・・。という方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

ARTISAN GOLF 720HM アイアン
次はARTISANの登場です。
ARTISANは海外メーカーなのだそうですが、同じ海外メーカーのテーラーメイドやPINGなどとは、質感やフォルムなど、大きく違います。
初めて出会ったときは、そのカッコ良さ・雰囲気などから、日本の地クラブメーカーなのかと思っていたのですが違いました。
私好みのシンプルなハーフキャビティで、特にトップラインがいい味を出しています。
『愛でることのできるアイアン』といったらいいでしょうか?
出会ってほんの数秒で胸がときめいていました。
易しそうとか、難しそう・・・。という前に、目にしたら、思わず手に取ってみたくなるアイアンです。
試打する前に、このアイアンを様々な角度から見て、目尻は下がりっぱなしでした。
シャープな顔で打感も良く、操作性も優れたアイアンです。
ディスタンス系ではなく、飛びの性能は普通なので、そこに物足りなさを感じる方がいらっしゃるかもしれません。
アイアンに求めるものは人それぞれで、今は『易しさ』と『飛距離』へのニーズが高いと思われます。
なので、このアイアンは大きな支持を得られないかもしれませんが、このようなベーシックタイプを好まれる方には、たまらない魅力があるのではないでしょうか?

フォーティーン TB-5 FORGED アイアン
そして、フォーティーンのシンプルで美しいアイアンに出会いました。
フォーティーンのアイアンはこれまでもたくさん試打してきて、このアイアンは特別変わったところは無かったのですが、それがまたいいです。
形を変えすぎて、魅力を失ったといいますか、輝きが無くなったクラブはたくさんありますが、このアイアンは違います。
シンプルでありながら、フルキャビティの易しさが楽しめるアイアンです。

HONMA BERES NX アイアン
次はホンマのアイアンです。
ゴルフを始めた頃からホンマユーザーだった私は、かなり変わったな・・・。と思いましたが、これも時代の流れなので仕方ありません。
最初見たときは、マグレガーのアイアンなのかな?と思ったことをよく覚えています。
見た目通りのイージー系で、親しみやすくなっていますが、ここが特別凄いということも無く、いい意味でバランスがとれているアイアンです。
いろいろなメーカーのクラブを試打していると、そのメーカーの『軸』といいますか、『ブレない部分』を感じることが少なくないのですが、ホンマはかなりその軸がブレているように感じています。
訴求ポイントも感じられず、他のメーカーがやることをただやっている・・・。と感じるのは私だけでしょうか?
せっかく『自作できる』メーカーなのだから、その強みを活かして、他のメーカーがやっていない凄いことをやって私たちゴルファーをあっと言わせて欲しいと思っています。
『斬新なアイデアも技術のうち』です。

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン
次はスリクソンのカッコいいキャビティアイアンです。
最近のスリクソンはドライバーも凄いですが、アイアンも充実しています。
このアイアンもまさにそうで、カッコ良くて親しみやすく、打感もいいのが特長です。
スリクソンのアイアンは質感がとても良く、見るからに柔らかそうな雰囲気が伝わってきます。
極端な例えかもしれませんが、指でギュッと押せば少し凹むんじゃないかな・・・?と思えるほど柔らかさを感じさせてくれました。
もちろん鉄なので、そんなことはないのですが、そう感じさせるほど『柔らかな質感』を醸し出しています。
『ステンレスのクールさ』とは、全く違うタイプのアイアンです。

テーラーメイド ステルス グローレ アイアン
次はテーラーメイドグローレのアイアンです。
グローレらしく、落ち着いたデザインで高級感もあるのが魅力的です。
面長タイプで、かなり重心が低そうに見えたのをよく覚えています。
私はもっとシュッとした顔が好きですが、この顔が『グローレ顔』といっていいのかもしれません。

ダンロップ スリクソン ZX4 Mk II アイアン
次はスリクソンのアイアンです。
ちょっとプクッと膨れているので、おそらく中空だろう・・・。と思ったのですが、構えやすかったですし、打感もいい感じだったのを覚えています。
中空の弱点でもある、『構えづらさ』『打感』をメーカーの深い研究によって、かなり改善されているように感じます。
いくら理論上は易しいクラブであっても、構えづらければ難易度は格段にあがりますし、打っていても楽しくありません。
そういったところを改善していけているのが、さすがダンロップだと思います。
カッコいいクラブですが、気難しいタイプではないので、イージー系アイアンを好まれる方にも、是非試していただきたいアイアンです。

PING G430 アイアン
次はPINGのアイアンです。
いわゆる『PINGらしい』アイアンで、私とは縁遠い存在に感じられましたが、印象に残りました。
このアイアンの特長は何と言っても、その『大らかさ』と『飛距離性能の高さ』です。
このオートマチックな飛びを使いこなせる方には、かなり頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?

タイトリスト T400 アイアン
次はタイトリストのアイアンです。
かなり大きいという印象があり、打感が好きになれませんでした。
普通のアイアンというよりは、ユーティリティタイプのアイアンに近い印象をもちました。

ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II アイアン
最後は『スリクソン三兄弟アイアン』の『殿(しんがり)』の登場です。
このZX5は外見はZX7に近いものの、構造的にはZX4に近いのかな?と思いました。
三兄弟に共通しているのは『美しいデザイン』と『易しさ』です。
飛距離性能はそれぞれ違っていて、それが個性でもあります。
二分割ソールも威力を発揮して、抜けのスピード感が優れたアイアンです。
カッコ良くて易しく、打っていて楽しい時間を過ごすことができました。
以上が今年下半期に出会った印象深いアイアンたちです。
こうして見ても秀作揃いで、各メーカーのレベルの高さを感じずには居られません。
今年のアイアン・オブ・ザ・イヤーは既に決定しているので、年明けに発表させていただけたら・・・。と思っております。
次回はユーティリティ編をお送りしたいと思います。
2022年12月27日
今年下半期の印象深いウェッジ 2022
年末が近くなったので、今日は今年下半期(7~12月)に出会った、印象深いウェッジたちをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、試打していながら、ここに載っていないクラブもありますが、それが良くないということでもありません。
あくまでも『印象深い』ということです。

PXG 0311 FORGED WEDGE
まずはPXGのウェッジです。
比較的新しいメーカーのようで、たくさん試打したわけではないのですが、初めて手にしたときに、かなり高価で驚いたのを覚えています。
見た目は普通のクラブでも、すごく高価な素材が使われているとか、中にとんでもない工夫がされているのかもしれない・・・。と思ったほどです。
実際に試打してみると、特別変わったところは感じなかったですし、一番の特徴といえば、やはり小さなウェイトがたくさんあるということでしょうか?
これらを入れ替えたりして、どうなるのか興味があります。
クラブの価格設定を高くすることで、高級感を出したり、ブランドイメージを高めたりする戦法はゴルフクラブだけでなく、他のカテゴリのメーカー(特に薬や化粧品・ファッション関係など)でも頻繁に行われていることです。
他の商品はともかく、ゴルフクラブに関して、私は値段に釣り合っているかを敏感に感じ取るクセのようなものがあり、正直釣り合っていないといいますか、高価な分だけ、他のメーカーのクラブよりも優位性があるとは感じていませんでした。
リーズナブルなクラブでも高性能なクラブは昔からありますし、その逆もあります。
また、かなり高価なクラブで、それも仕方ないと思えるクラブもたくさん見てきました。
このウェッジは比較的オーソドックスなタイプで、特別変わった印象はありません。
クセがない顔で構えやすく、打感もソフトなウェッジです。
PXGのクラブをまだ購入したことがないですが、もし購入するのであれば、まずはウェッジからがいいかな・・・。と思いました。

NEXGEN FORGED ウェッジ
次はNEXGENのウェッジです。
このメーカーもたくさん試打したことが無いのですが、試打していい印象をもったクラブもあれば、そうでないクラブもあって、ちょっと極端な印象をもっています。
まだ、このメーカーの傾向がつかめていないのですが、このウェッジは他のメーカーと足並みを揃えている・・・。といいますか、いい意味で『没個性的』な印象をもちました。
フォージドというところも好感ポイントです。

Mizuno T22 ウェッジ
次はミズノのウェッジです。
ミズノはMPアイアンがあまりにも有名で人気がありますが、私はウェッジも好きです。
顔がいいのはもちろんですが、打感はさらに良く秀逸で微妙な距離感や、『球の軽さ・重さ』を出しやすい印象があります。
ロブ系では軽くフワッと。
転がして攻めたいときは重い球で地面に這うような球を・・・。
そんなイメージです。
このウェッジもかなり期待していましたが、『バンスの利きすぎ』が強く印象に残っています。
私はフェースを開いて使うことが多いせいか、ハイバンスタイプは苦手にしているところがあります。
このウェッジはバンスが利きすぎて構えづらく、実際に打ってみても、バンスが邪魔に感じられました。
もし実戦で使うのであれば、間違いなくグラインダーで削ると思いますが、今はそうしなくていいクラブがたくさんあるので、そちらを選ぶと思います。
私はノーマルやローバンスを好みますが、ハイバンスタイプを好まれる方には合いやすいのかもしれません。

アストロツアー TH001 ウェッジ
そして次はアストロツアーのウェッジです。
アストロツアーも、それほど試打した数は多くなく、どちらかといえばドライバーの印象が強いメーカーです。
このウェッジは第一印象からすごく魅力的に思っていました。
そしてソールの形状が特殊で、見るからに抜けが良さそうですし、いろいろなパターンで構えられそうだな・・・。と思いました。
すごくいい顔をしていて、構えやすく、思わず笑みがこぼれたのを覚えています。
打感も素晴らしいですし、ソールの形状から、いろいろな細工ができる『懐の深い』ウェッジだと思いました。
オートマチック系ではなく、完全にマニュアル系で、プレイヤーの『技』を引き出してくれるウェッジです。

RomaRo Alcobaça WEDGE
次はロマロのウェッジです。
ロマロはアイアンやドライバーのイメージが強いですが、ウェッジも優秀です。
ロマロのクラブに初めて出会ってから、ずっと『カッコいい』という印象をもっていますが、そのカッコ良さは今も失われていません。
このウェッジはヒール側に見慣れない工夫がされていて、どういう意味があるんだろう?と思っていました。
フェース面にかなり細かなミーリングが施されていて、打感の良さも印象に残っています。

ブリヂストンゴルフ BRM2 ウェッジ
次はBSのウェッジです。
BSのアイアンやウェッジは、シャープで見とれてしまうような美形もあれば、全く違うタイプのクラブもあって、バラエティに飛んでいます。
このウェッジは前者で、全体的な質感も良く、文句の付けようのない美顔が印象的です。
BSは昔から、このような美形を世に送り出してくれていて、構えてみてテンションが上がりました。
だから今もBSのクラブに出会うと胸がときめくのだと思います。
打感も素晴らしくて、試打していて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
打っていて楽しいクラブというのは、『クラブとの対話』ができるように思っていて、このクラブを試打しながら、そのようなことをした記憶があります。
初めて手にしたウェッジでも、これまで同様のクラブにたくさん出会ってきたので、古くから手にしている相棒のようにも感じられました。

クリーブランド CVX ZIPCORE ウエッジ
最後は先日試打したばかりの、クリーブランドのウェッジです。
記事にも書きましたが、クリーブランドらしい『構えやすさ』『据わりの良さ』があり、安心感がありました。
構えたときはマニュアル系に感じられるのですが、実際に打ってみるとオートマチック系の寛容さがあります。
かなりのハイテクが凝縮されているような印象をもちましたが、それが嫌みになっていないところがいいです。
これまでのオートマ系のウェッジやアイアンは、その大らかさから、操作性が犠牲になってしまうこともありましたが、このクラブは違っていて、寛容さと反応の良さが秀でていて、『いいとこ取り』している贅沢さがあります。
デザイン的に、もうちょっと頑張って欲しかったと思いましたが、実際にプレーするのに何の支障も無いので、あまり気にしないでいいのかもしれません。
以上が今年下半期に出会った、印象深いウェッジたちです。
いかがだったでしょうか?
次回はアイアン編を書かせていただきたいと思います。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、試打していながら、ここに載っていないクラブもありますが、それが良くないということでもありません。
あくまでも『印象深い』ということです。

PXG 0311 FORGED WEDGE
まずはPXGのウェッジです。
比較的新しいメーカーのようで、たくさん試打したわけではないのですが、初めて手にしたときに、かなり高価で驚いたのを覚えています。
見た目は普通のクラブでも、すごく高価な素材が使われているとか、中にとんでもない工夫がされているのかもしれない・・・。と思ったほどです。
実際に試打してみると、特別変わったところは感じなかったですし、一番の特徴といえば、やはり小さなウェイトがたくさんあるということでしょうか?
これらを入れ替えたりして、どうなるのか興味があります。
クラブの価格設定を高くすることで、高級感を出したり、ブランドイメージを高めたりする戦法はゴルフクラブだけでなく、他のカテゴリのメーカー(特に薬や化粧品・ファッション関係など)でも頻繁に行われていることです。
他の商品はともかく、ゴルフクラブに関して、私は値段に釣り合っているかを敏感に感じ取るクセのようなものがあり、正直釣り合っていないといいますか、高価な分だけ、他のメーカーのクラブよりも優位性があるとは感じていませんでした。
リーズナブルなクラブでも高性能なクラブは昔からありますし、その逆もあります。
また、かなり高価なクラブで、それも仕方ないと思えるクラブもたくさん見てきました。
このウェッジは比較的オーソドックスなタイプで、特別変わった印象はありません。
クセがない顔で構えやすく、打感もソフトなウェッジです。
PXGのクラブをまだ購入したことがないですが、もし購入するのであれば、まずはウェッジからがいいかな・・・。と思いました。

NEXGEN FORGED ウェッジ
次はNEXGENのウェッジです。
このメーカーもたくさん試打したことが無いのですが、試打していい印象をもったクラブもあれば、そうでないクラブもあって、ちょっと極端な印象をもっています。
まだ、このメーカーの傾向がつかめていないのですが、このウェッジは他のメーカーと足並みを揃えている・・・。といいますか、いい意味で『没個性的』な印象をもちました。
フォージドというところも好感ポイントです。

Mizuno T22 ウェッジ
次はミズノのウェッジです。
ミズノはMPアイアンがあまりにも有名で人気がありますが、私はウェッジも好きです。
顔がいいのはもちろんですが、打感はさらに良く秀逸で微妙な距離感や、『球の軽さ・重さ』を出しやすい印象があります。
ロブ系では軽くフワッと。
転がして攻めたいときは重い球で地面に這うような球を・・・。
そんなイメージです。
このウェッジもかなり期待していましたが、『バンスの利きすぎ』が強く印象に残っています。
私はフェースを開いて使うことが多いせいか、ハイバンスタイプは苦手にしているところがあります。
このウェッジはバンスが利きすぎて構えづらく、実際に打ってみても、バンスが邪魔に感じられました。
もし実戦で使うのであれば、間違いなくグラインダーで削ると思いますが、今はそうしなくていいクラブがたくさんあるので、そちらを選ぶと思います。
私はノーマルやローバンスを好みますが、ハイバンスタイプを好まれる方には合いやすいのかもしれません。

アストロツアー TH001 ウェッジ
そして次はアストロツアーのウェッジです。
アストロツアーも、それほど試打した数は多くなく、どちらかといえばドライバーの印象が強いメーカーです。
このウェッジは第一印象からすごく魅力的に思っていました。
そしてソールの形状が特殊で、見るからに抜けが良さそうですし、いろいろなパターンで構えられそうだな・・・。と思いました。
すごくいい顔をしていて、構えやすく、思わず笑みがこぼれたのを覚えています。
打感も素晴らしいですし、ソールの形状から、いろいろな細工ができる『懐の深い』ウェッジだと思いました。
オートマチック系ではなく、完全にマニュアル系で、プレイヤーの『技』を引き出してくれるウェッジです。

RomaRo Alcobaça WEDGE
次はロマロのウェッジです。
ロマロはアイアンやドライバーのイメージが強いですが、ウェッジも優秀です。
ロマロのクラブに初めて出会ってから、ずっと『カッコいい』という印象をもっていますが、そのカッコ良さは今も失われていません。
このウェッジはヒール側に見慣れない工夫がされていて、どういう意味があるんだろう?と思っていました。
フェース面にかなり細かなミーリングが施されていて、打感の良さも印象に残っています。

ブリヂストンゴルフ BRM2 ウェッジ
次はBSのウェッジです。
BSのアイアンやウェッジは、シャープで見とれてしまうような美形もあれば、全く違うタイプのクラブもあって、バラエティに飛んでいます。
このウェッジは前者で、全体的な質感も良く、文句の付けようのない美顔が印象的です。
BSは昔から、このような美形を世に送り出してくれていて、構えてみてテンションが上がりました。
だから今もBSのクラブに出会うと胸がときめくのだと思います。
打感も素晴らしくて、試打していて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
打っていて楽しいクラブというのは、『クラブとの対話』ができるように思っていて、このクラブを試打しながら、そのようなことをした記憶があります。
初めて手にしたウェッジでも、これまで同様のクラブにたくさん出会ってきたので、古くから手にしている相棒のようにも感じられました。

クリーブランド CVX ZIPCORE ウエッジ
最後は先日試打したばかりの、クリーブランドのウェッジです。
記事にも書きましたが、クリーブランドらしい『構えやすさ』『据わりの良さ』があり、安心感がありました。
構えたときはマニュアル系に感じられるのですが、実際に打ってみるとオートマチック系の寛容さがあります。
かなりのハイテクが凝縮されているような印象をもちましたが、それが嫌みになっていないところがいいです。
これまでのオートマ系のウェッジやアイアンは、その大らかさから、操作性が犠牲になってしまうこともありましたが、このクラブは違っていて、寛容さと反応の良さが秀でていて、『いいとこ取り』している贅沢さがあります。
デザイン的に、もうちょっと頑張って欲しかったと思いましたが、実際にプレーするのに何の支障も無いので、あまり気にしないでいいのかもしれません。
以上が今年下半期に出会った、印象深いウェッジたちです。
いかがだったでしょうか?
次回はアイアン編を書かせていただきたいと思います。
2022年07月17日
今年上半期の印象深いドライバー 2022
今日は、今年上半期に出会った、印象深いドライバーをご紹介します。

テーラーメイド STEALTH ドライバー
まずはテーラーメイドのドライバーです。
テーラーメイドの新しいシリーズということで、かなり話題になりましたね。
ステルスという、アメリカの爆撃機を連想させる名前でインパクト大です。
新しいシリーズでありながら、前のモデルのSIMシリーズと似たところもたくさんありました。
デザインが大きく変わっているので、フルモデルチェンジのように見えますが、私的にはマイナーチェンジに近い印象をもっています。
このドライバーで一番印象に残っているのが、『寛容性』です。
スイートエリアが広く、大らかさが際だったドライバーですが、私は前のモデルのSIMのほうが好きです。

KAMUI XP-03 ドライバー
次はカムイのドライバーです。
このドライバーはとてもカッコ良く、一目見て気に入りました。
すぐ隣には他のメーカーのニューモデルもあったのですが、私は迷わずこちらを試打させてもらうことにしました。
ビギナー時代から、私にとってカムイは存在感のあるメーカーです。
今の主流といいますか、かなりの工夫が見え、ハイテクタイプのドライバーといっていいように思います。
黒いディープ系のドライバーで、構えやすかったのも覚えています。
弾道も力強く、頼もしさを感じました。

キャロウェイ ROGUE ST MAX FAST ドライバー
次はキャロウェイのドライバーです。
キャロウェイといえば、世界中のメーカーの中で、ハイテク部門でトップクラスに位置すると私は思っています。
新しいアイデアと技術力。
積み重ねられた実験によって製品を送り出しているメーカーといっていいと思います。
どちらかといえば、フィーリングよりも合理性を重視しているような傾向が見られますが、時々うなるような名器を世に送り出します。
このドライバーも様々な工夫が見られ、『パーツの交通渋滞』とでもいったらいいでしょうか?
これでもか、というほど、詰め込まれていてぎゅうぎゅう詰めな印象をもちました。
最近のスマホ(アンドロイド)はハイテク化すると同時に、小型軽量化もしなければならないので、ハイエンドモデルだとSDカードが使えなくなっていると聞いたのですが、このドライバーを試打して、似たようなことを感じました。
かなりクセのある顔で、構えづらかったのですが、打感は良かったのが印象的です。

PRGR SUPER egg ドライバー
次はプロギアのドライバーです。
このドライバーは黒いヘッドが印象的で、あがりやすさと軽量感・シャフトのしなり量が多かったのも覚えています。
最新の技術がたくさん搭載されていると思いますが、外見上はスッキリしているのも印象的です。
見た目はシンプルだけど、実はハイテクで様々な技術が注ぎ込まれているというのが、ひとつの理想といっていいように思います。
昔のラージサイズ・ライトウェイトタイプのドライバーは、かなりクセのきついモデルが多かったのですが、最近はそれが緩和されてきたようで、このドライバーもそれが当てはまっています。
スペック的に私には合いづらいところもあったのですが、高性能でいいドライバーだな・・・。と思いました。

ホンマ TW757 D ドライバー
次はホンマのドライバーです。
このドライバーも見るからにハイテクタイプだということが分かります。
ホンマのパーシモンを愛用していた頃にタイムスリップして、このドライバーを見せたら、かなり驚くだろうな・・・。と思いました。
ソールの溝やネックの調整システム。
そしてウェイト配置など、他のメーカーの後追い的なところが多く見られ、昔のホンマにあった『無双状態』とは程遠いですが、今は仕方ありません。
それくらい優れたメーカーがたくさんあるのですから。
見た目はいかにもアスリートモデルっぽいですが、実際に打ってみるとイージー系といった印象をもちました。

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー
次はエミリッドバハマのドライバーです。
このドライバーの一番の印象は、何と言っても、その『圧倒的な飛距離』です。
ソールのデザインや、顔が好みとはちょっと違っていたのも覚えていますが、それをかき消すような飛びの性能に魅了されました。
実際に打ち比べていないですし、シャフトなどのスペック的な違いもあるので、何ともいえませんが、今年上半期に試打したドライバーの中でも最も飛ぶドライバーといっていいと思います。

jBEAM KZ-5 ドライバー
次はJBEAMのドライバーです。
JBEAMのドライバーには親近感をもっていて、いつも注目しています。
私の感覚にドンピシャなのが、CRZ435(JBEAM BM-435)というドライバーです。
一球打って、あぁ、これは相棒に迎え入れるべきドライバーだな・・・。と強く感じたことを今もはっきり覚えています。
あがりやすさやミスヒットへの寛容さが求められている今は、それほど高い支持は得られないのかもしれませんが、易しすぎないということも性能のひとつですし、スピンが抑えられ、ライン出しをしても飛ばしてくれるので、すごく気に入っています。
このドライバーはこれまでのJBEAMドライバーとはちょっと違っていて、かなり易しい印象をもちました。
明らかにオートマチックタイプのドライバーです。
寛容さがありながら、決して飛距離がおろそかになっていないところが、さすがJBEAMだな・・・。と思いました。

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー
最後はコブラのドライバーです。
コブラのドライバーは昔から好きですし、久しぶりに出会ったので、かなりテンションがあがったのを覚えています。
このドライバーはかなりクセのある顔をしていて、正直好みではないのですが、飛距離性能はとても高いので、コブラが好きな方。
そして、この顔が気にならない方には是非試していただきたいドライバーです。
どちらかといえば、ヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思います。
以上が、今年上半期に出会った印象深いドライバーたちです。
こうして見ても、かなり優秀なものがあって、既に今年のMVP候補もいくつか登場しています。
今年の下半期に、どういったドライバーに出会えるか分かりませんが、もしそれほどいいものでなかったら、このままその候補のなかで決まるような気がします。
次回から、通常の記事に戻りたいと思います。

テーラーメイド STEALTH ドライバー
まずはテーラーメイドのドライバーです。
テーラーメイドの新しいシリーズということで、かなり話題になりましたね。
ステルスという、アメリカの爆撃機を連想させる名前でインパクト大です。
新しいシリーズでありながら、前のモデルのSIMシリーズと似たところもたくさんありました。
デザインが大きく変わっているので、フルモデルチェンジのように見えますが、私的にはマイナーチェンジに近い印象をもっています。
このドライバーで一番印象に残っているのが、『寛容性』です。
スイートエリアが広く、大らかさが際だったドライバーですが、私は前のモデルのSIMのほうが好きです。

KAMUI XP-03 ドライバー
次はカムイのドライバーです。
このドライバーはとてもカッコ良く、一目見て気に入りました。
すぐ隣には他のメーカーのニューモデルもあったのですが、私は迷わずこちらを試打させてもらうことにしました。
ビギナー時代から、私にとってカムイは存在感のあるメーカーです。
今の主流といいますか、かなりの工夫が見え、ハイテクタイプのドライバーといっていいように思います。
黒いディープ系のドライバーで、構えやすかったのも覚えています。
弾道も力強く、頼もしさを感じました。

キャロウェイ ROGUE ST MAX FAST ドライバー
次はキャロウェイのドライバーです。
キャロウェイといえば、世界中のメーカーの中で、ハイテク部門でトップクラスに位置すると私は思っています。
新しいアイデアと技術力。
積み重ねられた実験によって製品を送り出しているメーカーといっていいと思います。
どちらかといえば、フィーリングよりも合理性を重視しているような傾向が見られますが、時々うなるような名器を世に送り出します。
このドライバーも様々な工夫が見られ、『パーツの交通渋滞』とでもいったらいいでしょうか?
これでもか、というほど、詰め込まれていてぎゅうぎゅう詰めな印象をもちました。
最近のスマホ(アンドロイド)はハイテク化すると同時に、小型軽量化もしなければならないので、ハイエンドモデルだとSDカードが使えなくなっていると聞いたのですが、このドライバーを試打して、似たようなことを感じました。
かなりクセのある顔で、構えづらかったのですが、打感は良かったのが印象的です。

PRGR SUPER egg ドライバー
次はプロギアのドライバーです。
このドライバーは黒いヘッドが印象的で、あがりやすさと軽量感・シャフトのしなり量が多かったのも覚えています。
最新の技術がたくさん搭載されていると思いますが、外見上はスッキリしているのも印象的です。
見た目はシンプルだけど、実はハイテクで様々な技術が注ぎ込まれているというのが、ひとつの理想といっていいように思います。
昔のラージサイズ・ライトウェイトタイプのドライバーは、かなりクセのきついモデルが多かったのですが、最近はそれが緩和されてきたようで、このドライバーもそれが当てはまっています。
スペック的に私には合いづらいところもあったのですが、高性能でいいドライバーだな・・・。と思いました。

ホンマ TW757 D ドライバー
次はホンマのドライバーです。
このドライバーも見るからにハイテクタイプだということが分かります。
ホンマのパーシモンを愛用していた頃にタイムスリップして、このドライバーを見せたら、かなり驚くだろうな・・・。と思いました。
ソールの溝やネックの調整システム。
そしてウェイト配置など、他のメーカーの後追い的なところが多く見られ、昔のホンマにあった『無双状態』とは程遠いですが、今は仕方ありません。
それくらい優れたメーカーがたくさんあるのですから。
見た目はいかにもアスリートモデルっぽいですが、実際に打ってみるとイージー系といった印象をもちました。

EMILLID BAHAMA CV-8 ドライバー
次はエミリッドバハマのドライバーです。
このドライバーの一番の印象は、何と言っても、その『圧倒的な飛距離』です。
ソールのデザインや、顔が好みとはちょっと違っていたのも覚えていますが、それをかき消すような飛びの性能に魅了されました。
実際に打ち比べていないですし、シャフトなどのスペック的な違いもあるので、何ともいえませんが、今年上半期に試打したドライバーの中でも最も飛ぶドライバーといっていいと思います。

jBEAM KZ-5 ドライバー
次はJBEAMのドライバーです。
JBEAMのドライバーには親近感をもっていて、いつも注目しています。
私の感覚にドンピシャなのが、CRZ435(JBEAM BM-435)というドライバーです。
一球打って、あぁ、これは相棒に迎え入れるべきドライバーだな・・・。と強く感じたことを今もはっきり覚えています。
あがりやすさやミスヒットへの寛容さが求められている今は、それほど高い支持は得られないのかもしれませんが、易しすぎないということも性能のひとつですし、スピンが抑えられ、ライン出しをしても飛ばしてくれるので、すごく気に入っています。
このドライバーはこれまでのJBEAMドライバーとはちょっと違っていて、かなり易しい印象をもちました。
明らかにオートマチックタイプのドライバーです。
寛容さがありながら、決して飛距離がおろそかになっていないところが、さすがJBEAMだな・・・。と思いました。

コブラ LTDx Black Limited Edition ドライバー
最後はコブラのドライバーです。
コブラのドライバーは昔から好きですし、久しぶりに出会ったので、かなりテンションがあがったのを覚えています。
このドライバーはかなりクセのある顔をしていて、正直好みではないのですが、飛距離性能はとても高いので、コブラが好きな方。
そして、この顔が気にならない方には是非試していただきたいドライバーです。
どちらかといえば、ヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思います。
以上が、今年上半期に出会った印象深いドライバーたちです。
こうして見ても、かなり優秀なものがあって、既に今年のMVP候補もいくつか登場しています。
今年の下半期に、どういったドライバーに出会えるか分かりませんが、もしそれほどいいものでなかったら、このままその候補のなかで決まるような気がします。
次回から、通常の記事に戻りたいと思います。
2022年07月15日
今年上半期の印象深いフェアウェイウッド 2022
今日は、今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドをご紹介します。

ダンロップ ゼクシオ 12 フェアウェイウッド
まずはゼクシオのニューモデルです。
ゼクシオ伝統のデザインで、ニューモデルではあっても、すぐにゼクシオだと分かります。
ゼクシオはイージー系クラブですが、チープさは全く無く、高級感があって、ゼクシオファンの所有欲を満たしているところがさすがだなといつも思っています。
いろいろな工夫がされているようですが、ゴチャゴチャしていないところがいいです。
構えたときにフェースが、かなり左を向いているように見えたので苦手意識が芽生えましたが、コンパクト感もありました。
打感や音が良く、さすがゼクシオです。

テーラーメイド STEALTH フェアウェイウッド
次はテーラーメイドのFWです。
このニューモデルも、ゼクシオ同様大人気なのだそうです。
ステルスというのはテーラーメイドの新しいブランドですが、構えやすさなどからドライバーよりも好感を持ちました。
クラウンのマットブラックが印象的でした。
性能的にも易しくて、決してハードルの高いクラブではありません。
ここ数年、テーラーメイドといえば『白』のイメージが強かったですが、まさに対極ともいえる黒になったのが印象的です。
いずれ、また白いヘッドが登場してくるかもしれません。

Waoww RV-555 Type-S フェアウェイウッド
最後はWaowwのフェアウェイウッドです。
Waowwのクラブはドライバーを試打したことがあったのですが、フェアウェイウッドは初めてでした。
それ以外のクラブについても、まだ試打したことがないので、もっと試打する機会が増えればいいな・・・。と思っています。
ヒール側とトゥ側に大きなウェイトが配置されているのが大きな特徴で、もうひとつ印象的だったのが『顔』です。
ややつかまえ系の顔ですが、予想以上にクセは小さく、好感を持ったのをよく覚えています。
打感や音も良く、球があがりやすい、易しいフェアウェイウッドです。
以上が今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドです。
次回はドライバー編をご紹介したいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

ダンロップ ゼクシオ 12 フェアウェイウッド
まずはゼクシオのニューモデルです。
ゼクシオ伝統のデザインで、ニューモデルではあっても、すぐにゼクシオだと分かります。
ゼクシオはイージー系クラブですが、チープさは全く無く、高級感があって、ゼクシオファンの所有欲を満たしているところがさすがだなといつも思っています。
いろいろな工夫がされているようですが、ゴチャゴチャしていないところがいいです。
構えたときにフェースが、かなり左を向いているように見えたので苦手意識が芽生えましたが、コンパクト感もありました。
打感や音が良く、さすがゼクシオです。

テーラーメイド STEALTH フェアウェイウッド
次はテーラーメイドのFWです。
このニューモデルも、ゼクシオ同様大人気なのだそうです。
ステルスというのはテーラーメイドの新しいブランドですが、構えやすさなどからドライバーよりも好感を持ちました。
クラウンのマットブラックが印象的でした。
性能的にも易しくて、決してハードルの高いクラブではありません。
ここ数年、テーラーメイドといえば『白』のイメージが強かったですが、まさに対極ともいえる黒になったのが印象的です。
いずれ、また白いヘッドが登場してくるかもしれません。

Waoww RV-555 Type-S フェアウェイウッド
最後はWaowwのフェアウェイウッドです。
Waowwのクラブはドライバーを試打したことがあったのですが、フェアウェイウッドは初めてでした。
それ以外のクラブについても、まだ試打したことがないので、もっと試打する機会が増えればいいな・・・。と思っています。
ヒール側とトゥ側に大きなウェイトが配置されているのが大きな特徴で、もうひとつ印象的だったのが『顔』です。
ややつかまえ系の顔ですが、予想以上にクセは小さく、好感を持ったのをよく覚えています。
打感や音も良く、球があがりやすい、易しいフェアウェイウッドです。
以上が今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドです。
次回はドライバー編をご紹介したいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2022年07月12日
今年上半期の印象深いユーティリティ 2022
今日は、今年上半期に出会った、印象深いユーティリティをご紹介します。

ヤマハ RMX VD ユーティリティ
まずはヤマハのユーティリティです。
ヤマハらしい、質感の良さが際立っています。
ヤマハのクラブ(特にFW)は飛距離性能に長けている印象があるのですが、このクラブは普通です。
少しクセのある顔だったのも印象に残っています。

テーラーメイド STEALTH レスキュー
次はテーラーメイドです。
海外メーカーではハイブリッドと言われることが多いですが、テーラーメイドはずっとレスキューという名称が使われています。
これはメタル時代から続いていて、お助け機能的なものだという認識がメーカーにあるのかもしれません。
しかし名前はどうであれ、中身は立派なユーティリティで、これまでも優れたクラブをたくさん輩出しています。
ステルスシリーズはドライバーの『曲がりにくさ』が印象的ですが、このレスキューもその流れを汲んでいます。
SPEED POCKETがあったり、前のモデルから受け継いでいるとこがあって、それほど目新しさは感じませんでした。
クラウンが独特な艶消しで、カーボンコンポジットだったのもよく覚えています。
テーラーメイドはニューモデルが出ると、これまでとは違う名称にすることが多いですが、今回は名前こそ違えど、過去のモデルとの共通点が多く、私の印象としては『フルモデルチェンジ』ではなく、『マイナーチェンジ』という印象をもちました。
ステルスシリーズは今、とても人気が高いようですが、私は前のモデルのSIMのほうが好きです。

キャロウェイ APEX UW
次はキャロウェイの半分FWのようなUTです。
UWということで、まさにUTとFWの中間に位置するクラブといえるのではないでしょうか?
キャロウェイのクラブは『ハイテク』で、シンプルというよりは、どちらかというとゴチャゴチャした印象もあるのですが、このクラブはウェイトが目立つものの、比較的シンプルなので好感を持っています。
構えてみると、FWの要素が強いように感じたのを覚えています。
まずまずの構え感でしたが、打感は好感が持てました。

キャロウェイ ROGUE ST MAX ユーティリティ
最後もキャロウェイのクラブです。
キャロウェイらしい、様々な工夫が見られます。
こういったクラブを見ると、いったいどれくらいのパーツが組み込まれているんだろう・・・?と思ってしまいます。
いろいろなパーツが組み合わさった、いわゆる『足し算系』のクラブを好まれる方には魅力的なクラブといえるのかもしれません。
このようなタイプは目を引くものの、実際の性能はそうでもない・・・。というものが過去にもたくさんありました。
いろいろなパーツが組み込まれすぎて、お互いの長所を消してしまっていることもあるように感じています。
このクラブはクセのある顔をしていましたが、これは海外メーカーらしいといえるのかもしれません。
顔よりも機能性を重視しているように感じられ、今はもう無いですが、ナイキのクラブを思い出しました。
私は顔を重視するので、このようなタイプは苦手で、あまり手にしたくはありません。
構えたときに不安を感じると、正しいアドレスが出来ないですし、雑念が生まれてミスショットをする確率が高まるからです。
たとえ上手く真っ直ぐ飛んだとしても、このような顔で真っ直ぐ飛ぶのであれば、それは私の中ではミスショットになります。
とはいっても、私のゴルフはいつも『結果オーライ』が多いのですが・・・。
以上が、今年上半期に出会った、印象深いユーティリティです。
次回はフェアウェイウッド編を書かせていただきたいと思います。

ヤマハ RMX VD ユーティリティ
まずはヤマハのユーティリティです。
ヤマハらしい、質感の良さが際立っています。
ヤマハのクラブ(特にFW)は飛距離性能に長けている印象があるのですが、このクラブは普通です。
少しクセのある顔だったのも印象に残っています。

テーラーメイド STEALTH レスキュー
次はテーラーメイドです。
海外メーカーではハイブリッドと言われることが多いですが、テーラーメイドはずっとレスキューという名称が使われています。
これはメタル時代から続いていて、お助け機能的なものだという認識がメーカーにあるのかもしれません。
しかし名前はどうであれ、中身は立派なユーティリティで、これまでも優れたクラブをたくさん輩出しています。
ステルスシリーズはドライバーの『曲がりにくさ』が印象的ですが、このレスキューもその流れを汲んでいます。
SPEED POCKETがあったり、前のモデルから受け継いでいるとこがあって、それほど目新しさは感じませんでした。
クラウンが独特な艶消しで、カーボンコンポジットだったのもよく覚えています。
テーラーメイドはニューモデルが出ると、これまでとは違う名称にすることが多いですが、今回は名前こそ違えど、過去のモデルとの共通点が多く、私の印象としては『フルモデルチェンジ』ではなく、『マイナーチェンジ』という印象をもちました。
ステルスシリーズは今、とても人気が高いようですが、私は前のモデルのSIMのほうが好きです。

キャロウェイ APEX UW
次はキャロウェイの半分FWのようなUTです。
UWということで、まさにUTとFWの中間に位置するクラブといえるのではないでしょうか?
キャロウェイのクラブは『ハイテク』で、シンプルというよりは、どちらかというとゴチャゴチャした印象もあるのですが、このクラブはウェイトが目立つものの、比較的シンプルなので好感を持っています。
構えてみると、FWの要素が強いように感じたのを覚えています。
まずまずの構え感でしたが、打感は好感が持てました。

キャロウェイ ROGUE ST MAX ユーティリティ
最後もキャロウェイのクラブです。
キャロウェイらしい、様々な工夫が見られます。
こういったクラブを見ると、いったいどれくらいのパーツが組み込まれているんだろう・・・?と思ってしまいます。
いろいろなパーツが組み合わさった、いわゆる『足し算系』のクラブを好まれる方には魅力的なクラブといえるのかもしれません。
このようなタイプは目を引くものの、実際の性能はそうでもない・・・。というものが過去にもたくさんありました。
いろいろなパーツが組み込まれすぎて、お互いの長所を消してしまっていることもあるように感じています。
このクラブはクセのある顔をしていましたが、これは海外メーカーらしいといえるのかもしれません。
顔よりも機能性を重視しているように感じられ、今はもう無いですが、ナイキのクラブを思い出しました。
私は顔を重視するので、このようなタイプは苦手で、あまり手にしたくはありません。
構えたときに不安を感じると、正しいアドレスが出来ないですし、雑念が生まれてミスショットをする確率が高まるからです。
たとえ上手く真っ直ぐ飛んだとしても、このような顔で真っ直ぐ飛ぶのであれば、それは私の中ではミスショットになります。
とはいっても、私のゴルフはいつも『結果オーライ』が多いのですが・・・。
以上が、今年上半期に出会った、印象深いユーティリティです。
次回はフェアウェイウッド編を書かせていただきたいと思います。
2022年07月07日
今年上半期の印象深いアイアン 2022
今日は、今年上半期(1~6月)に出会った、印象深いアイアンをご紹介したいと思います。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

ダンロップ ゼクシオ 12 アイアン
2年に一度モデルチェンジされるゼクシオのニューアイアンということで、興味津々でした。
過去のモデル同様、易しくて飛距離が出るのが特徴です。
最新もモデルでありながら、どこか懐かしいところもありました。
私の好みからは外れているところもありますが、こういうアイアンもアリなのだと思います。

ヤマハ RMX VD40 アイアン
次はヤマハのアイアンです。
ヤマハは軟鉄鍛造のイメージが強く、このアイアンもそのようになっています。
私はラージサイズのアイアンが苦手なのですが、このアイアンは適度にコンパクトで構えやすく、ポケキャビらしい易しさもあって、かなり好印象です。

テーラーメイド STEALTH アイアン
次はテーラーメイドのアイアンです。
ステルスという新しいブランドのアイアンということで、印象に残っています。
正直、私好みのアイアンではないのですが、かなりのイージー系で飛距離も稼げる、今のニーズに合ったアイアンです。

ダンロップ ゼクシオ エックス アイアン
そしてゼクシオのカッコいいアイアンです。
姉妹モデルの12よりも、私はこちらのほうが好きです。
セミラージサイズでグースタイプのアイアンですが、ゼクシオブランドを考えると、これが当たり前なのかもしれません。
打感は薄い感じで弾き感が強かったのを覚えています。

ホンマ T//WORLD TW757 P アイアン
次はホンマのアイアンです。
やはりホンマは特別な存在で、ニューモデルに会う度に初心に帰れるような気がします。
バックフェースのデザインがとてもカッコいいアイアンです。
トゥ側にある、大きなウェイトが一番印象に残りました。
構え感や打感はもうひとつなところがありましたが、見た目以上に易しいアイアンです。

PING i59 アイアン
次はPINGのアイアンです。
最近のPINGアイアンはカッコ良くなっています。
ベーシックタイプというよりはハイテクタイプですが、これもPINGの個性といえるのではないでしょうか?
シャープな形状のアイアンですが、構えやすさはまずまずでした。
しかし寛容さが高く、親しみやすいアイアンです。

YAMAHA RMX VD TOURMODEL アイアン
次はヤマハのアイアンです。
ヤマハのブランドイメージに合致したカッコいいアイアンで、易しさも兼ね備えています。

HONMA TW757B アイアン
次はホンマのカッコいいアイアンです。
このアイアンはバックフェースのデザインが特徴的なのと、トゥ側にあるウェイトが大きな存在感を放っていますが、一番I強く印象に残ったのが、『小顔感』です。
最近ではなかなか出会えない小顔タイプで、テンションがあがったのを覚えています。
クラシカルな雰囲気もあり、試打していて楽しめました。

INFINITE LS 01☆CB アイアン
最後はINFINITEというメーカーのアイアンです。
私はこのメーカーのことを知らず、まだまだこういうメーカーがあるんだろうな・・・。と思いました。
このアイアンは基本的にノーマルなハーフキャビティといったところで、特に変わったところは見られなかったのですが、鎌安くて打感も良く、大好きなアイアンです。
『昔アイアン』が好きな私には、かなり胸に響きました。
以上が、今年上半期に出会った、印象深いアイアンたちです。
次回はユーティリティ編を発表させていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

ダンロップ ゼクシオ 12 アイアン
2年に一度モデルチェンジされるゼクシオのニューアイアンということで、興味津々でした。
過去のモデル同様、易しくて飛距離が出るのが特徴です。
最新もモデルでありながら、どこか懐かしいところもありました。
私の好みからは外れているところもありますが、こういうアイアンもアリなのだと思います。

ヤマハ RMX VD40 アイアン
次はヤマハのアイアンです。
ヤマハは軟鉄鍛造のイメージが強く、このアイアンもそのようになっています。
私はラージサイズのアイアンが苦手なのですが、このアイアンは適度にコンパクトで構えやすく、ポケキャビらしい易しさもあって、かなり好印象です。

テーラーメイド STEALTH アイアン
次はテーラーメイドのアイアンです。
ステルスという新しいブランドのアイアンということで、印象に残っています。
正直、私好みのアイアンではないのですが、かなりのイージー系で飛距離も稼げる、今のニーズに合ったアイアンです。

ダンロップ ゼクシオ エックス アイアン
そしてゼクシオのカッコいいアイアンです。
姉妹モデルの12よりも、私はこちらのほうが好きです。
セミラージサイズでグースタイプのアイアンですが、ゼクシオブランドを考えると、これが当たり前なのかもしれません。
打感は薄い感じで弾き感が強かったのを覚えています。

ホンマ T//WORLD TW757 P アイアン
次はホンマのアイアンです。
やはりホンマは特別な存在で、ニューモデルに会う度に初心に帰れるような気がします。
バックフェースのデザインがとてもカッコいいアイアンです。
トゥ側にある、大きなウェイトが一番印象に残りました。
構え感や打感はもうひとつなところがありましたが、見た目以上に易しいアイアンです。

PING i59 アイアン
次はPINGのアイアンです。
最近のPINGアイアンはカッコ良くなっています。
ベーシックタイプというよりはハイテクタイプですが、これもPINGの個性といえるのではないでしょうか?
シャープな形状のアイアンですが、構えやすさはまずまずでした。
しかし寛容さが高く、親しみやすいアイアンです。

YAMAHA RMX VD TOURMODEL アイアン
次はヤマハのアイアンです。
ヤマハのブランドイメージに合致したカッコいいアイアンで、易しさも兼ね備えています。

HONMA TW757B アイアン
次はホンマのカッコいいアイアンです。
このアイアンはバックフェースのデザインが特徴的なのと、トゥ側にあるウェイトが大きな存在感を放っていますが、一番I強く印象に残ったのが、『小顔感』です。
最近ではなかなか出会えない小顔タイプで、テンションがあがったのを覚えています。
クラシカルな雰囲気もあり、試打していて楽しめました。

INFINITE LS 01☆CB アイアン
最後はINFINITEというメーカーのアイアンです。
私はこのメーカーのことを知らず、まだまだこういうメーカーがあるんだろうな・・・。と思いました。
このアイアンは基本的にノーマルなハーフキャビティといったところで、特に変わったところは見られなかったのですが、鎌安くて打感も良く、大好きなアイアンです。
『昔アイアン』が好きな私には、かなり胸に響きました。
以上が、今年上半期に出会った、印象深いアイアンたちです。
次回はユーティリティ編を発表させていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2022年07月01日
今年上半期の印象深いウェッジ 2022
今日から7月ということで、今年上半期(1~6月)に出会った、印象深いウェッジをご紹介します。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

アキラプロダクツ PROTOTYPE H-958 ウェッジ
まずはアキラのウェッジです。
アキラのウェッジにはとてもいい印象をもっていて、そのニューモデルということで、とてもテンションがあがったのを覚えています。
派手さは無いものの、基本性能がしっかりしていて、使っていて飽きないクラブです。
最近はウェッジもロングネックタイプが減ってきているように感じているのですが、このウェッジは適度な長さがあって、それが印象的でした。
打感も良くて開きやすく、スピン性能も高いのが魅力です。

RomaRo Alcobaça Stream DOUBLE WAVE WEDGE
次はロマロのウェッジです。
ロマロを初めて手にしたのはアイアンで、それがとても素晴らしかったので、アイアンの印象が強いですが、ドライバーからウェッジまでハイレベルなクラブを発表するメーカーです。
このウェッジもいい感じでした。
黒いヘッドということでも魅力は増しますし、ロマロらしくカッコ良くて実戦向きなウェッジです。
このウェッジで一番印象に残っているのは『ソールの凹み』です。

タイトリスト ボーケイデザイン SM9 ウェッジ
そしてウェッジ界の『雄』。
そして優等生ともいえるボーケイウェッジに出会いました。
私は前のモデルのSM8をかなり気に入っていたのですが、このニューモデルも好印象でした。
ボーケイウェッジの印象として、『全体がハイレベル』ということで、そのバランスの高さが秀逸です。
スピン性能だけ高くて操作性が劣る・・・。とか、とてもイージーだけど構えづらくて、どこを向いているのか分からない・・・。ということもありません。
スピンはしっかり掛かりますが、『掛かりすぎない』というのも、歴代モデルを含め、ボーケイウェッジが支持される要因ではないでしょうか?
ギュギュッと厳しく止めるというよりは、少しだけ流す感じで止めていき、それで距離感が合いやすいという方も多いような気がします。
ボーケイらしく、構えやすくて打感もいい・・・。
コースでも使ってみたい魅力的なウェッジです。

ブリヂストンゴルフ BRM HF ウェッジ
次はブリヂストンのウェッジです。
ブリヂストンはドライバーなどがあまりにも素晴らしいので、ウェッジの印象は多少薄くなりますが、これまでも優秀なモデルをたくさん発表しています。
J’sの頃から、グースのイメージも強いのですが、このウェッジはそれほどグースが強いタイプではないので、構えやすかったのも覚えています。
しかし、一番の特長はスピン性能の高さです。
これが一番印象に残りました。
キャビティタイプの大らかさと、スピン性能の高さによって、多くのピンチをチャンスに変えてくれるのではないでしょうか?

PING GLIDE 4.0 WEDGE
次はPINGのウェッジです。
最近のPINGの充実ぶりは凄く、それがウェッジにもいえます。
このウェッジもスピン性能が高く、それが安定しているのが印象的です。
バックフェースに工夫が見られますが、基本的には普通のウェッジといっていいように思います。
全体的な丸みが印象的で、ギスギスしていない、まろやかな印象も与えてくれました。
とても構えやすくてスピン性能も高いです。
フェース面がよく利いていますが、それと同等かそれ以上にソールが仕事をしてくれている印象をもちました。

RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
次はRAZZLE DAZZLEのウェッジです。
なかなか出会えないメーカーのウェッジなのですが、とても質感が良く、しかも美しいのでしばらく見つめていて目の保養になっていたのをよく覚えています。
クラブはまず美しくなければならない・・・。といいますか、美しければいいな・・・。というところなのですが、その美しさがこのウェッジにはあります。
ゴルフクラブには、打つ前に不安にさせたり、雑念を与えたりするものもあれば、逆に目で楽しめたり、集中力を高めてくれたりするものがあります。
このウェッジは完全に後者で、私はとてもテンションがあがっていました。
試打していて、とても楽しい瞬間です。
バンスが結構利いていて、もし購入したら迷わず削るだろうな・・・。と思ったことも覚えています。
構えやすくて打感も良く、球を打つのが楽しくなるウェッジです。

AXIS GOLF Z4 WEDGE
最後は、このAXISというメーカーのウェッジです。
私はこのメーカーのことを知りませんでした。
初めて試打するので、どういう傾向があるか分かりませんでしたが、とてもいいウェッジだということはすぐに感じ取ることができました。
バックフェースにあるウェイトが、このウェッジの最大の特徴ですが、こうすることで、おそらくキャビティと同じような効果が得られるのではないでしょうか?
私個人的には、このウェイトが無くてもいい・・・。と思いましたし、全部外したらどのようになるのか興味があります。
メーカーとしての豊富な経験則を持ち合わせている老舗メーカーのクラブが素晴らしいのはもちろんですが、このAXISのように老舗メーカーではなくても素晴らしいクラブを作るメーカーがたくさんあり、そういったクラブに出会える日本に住んでいる私たちはとても恵まれているな・・・。と思いました。
以上が今年上半期に出会った、印象深いウェッジたちです。
今年はあまり練習場に行けなかったので、試打した本数は少ないですが、どれも秀作揃いで、ウェッジ好きの私はとても楽しめました。
予定の球数や時間をオーバーしてしまうこともしょっちゅうでした。
次回はアイアン編を書かせていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

アキラプロダクツ PROTOTYPE H-958 ウェッジ
まずはアキラのウェッジです。
アキラのウェッジにはとてもいい印象をもっていて、そのニューモデルということで、とてもテンションがあがったのを覚えています。
派手さは無いものの、基本性能がしっかりしていて、使っていて飽きないクラブです。
最近はウェッジもロングネックタイプが減ってきているように感じているのですが、このウェッジは適度な長さがあって、それが印象的でした。
打感も良くて開きやすく、スピン性能も高いのが魅力です。

RomaRo Alcobaça Stream DOUBLE WAVE WEDGE
次はロマロのウェッジです。
ロマロを初めて手にしたのはアイアンで、それがとても素晴らしかったので、アイアンの印象が強いですが、ドライバーからウェッジまでハイレベルなクラブを発表するメーカーです。
このウェッジもいい感じでした。
黒いヘッドということでも魅力は増しますし、ロマロらしくカッコ良くて実戦向きなウェッジです。
このウェッジで一番印象に残っているのは『ソールの凹み』です。

タイトリスト ボーケイデザイン SM9 ウェッジ
そしてウェッジ界の『雄』。
そして優等生ともいえるボーケイウェッジに出会いました。
私は前のモデルのSM8をかなり気に入っていたのですが、このニューモデルも好印象でした。
ボーケイウェッジの印象として、『全体がハイレベル』ということで、そのバランスの高さが秀逸です。
スピン性能だけ高くて操作性が劣る・・・。とか、とてもイージーだけど構えづらくて、どこを向いているのか分からない・・・。ということもありません。
スピンはしっかり掛かりますが、『掛かりすぎない』というのも、歴代モデルを含め、ボーケイウェッジが支持される要因ではないでしょうか?
ギュギュッと厳しく止めるというよりは、少しだけ流す感じで止めていき、それで距離感が合いやすいという方も多いような気がします。
ボーケイらしく、構えやすくて打感もいい・・・。
コースでも使ってみたい魅力的なウェッジです。

ブリヂストンゴルフ BRM HF ウェッジ
次はブリヂストンのウェッジです。
ブリヂストンはドライバーなどがあまりにも素晴らしいので、ウェッジの印象は多少薄くなりますが、これまでも優秀なモデルをたくさん発表しています。
J’sの頃から、グースのイメージも強いのですが、このウェッジはそれほどグースが強いタイプではないので、構えやすかったのも覚えています。
しかし、一番の特長はスピン性能の高さです。
これが一番印象に残りました。
キャビティタイプの大らかさと、スピン性能の高さによって、多くのピンチをチャンスに変えてくれるのではないでしょうか?

PING GLIDE 4.0 WEDGE
次はPINGのウェッジです。
最近のPINGの充実ぶりは凄く、それがウェッジにもいえます。
このウェッジもスピン性能が高く、それが安定しているのが印象的です。
バックフェースに工夫が見られますが、基本的には普通のウェッジといっていいように思います。
全体的な丸みが印象的で、ギスギスしていない、まろやかな印象も与えてくれました。
とても構えやすくてスピン性能も高いです。
フェース面がよく利いていますが、それと同等かそれ以上にソールが仕事をしてくれている印象をもちました。

RAZZLE DAZZLE CS-05W WEDGE
次はRAZZLE DAZZLEのウェッジです。
なかなか出会えないメーカーのウェッジなのですが、とても質感が良く、しかも美しいのでしばらく見つめていて目の保養になっていたのをよく覚えています。
クラブはまず美しくなければならない・・・。といいますか、美しければいいな・・・。というところなのですが、その美しさがこのウェッジにはあります。
ゴルフクラブには、打つ前に不安にさせたり、雑念を与えたりするものもあれば、逆に目で楽しめたり、集中力を高めてくれたりするものがあります。
このウェッジは完全に後者で、私はとてもテンションがあがっていました。
試打していて、とても楽しい瞬間です。
バンスが結構利いていて、もし購入したら迷わず削るだろうな・・・。と思ったことも覚えています。
構えやすくて打感も良く、球を打つのが楽しくなるウェッジです。

AXIS GOLF Z4 WEDGE
最後は、このAXISというメーカーのウェッジです。
私はこのメーカーのことを知りませんでした。
初めて試打するので、どういう傾向があるか分かりませんでしたが、とてもいいウェッジだということはすぐに感じ取ることができました。
バックフェースにあるウェイトが、このウェッジの最大の特徴ですが、こうすることで、おそらくキャビティと同じような効果が得られるのではないでしょうか?
私個人的には、このウェイトが無くてもいい・・・。と思いましたし、全部外したらどのようになるのか興味があります。
メーカーとしての豊富な経験則を持ち合わせている老舗メーカーのクラブが素晴らしいのはもちろんですが、このAXISのように老舗メーカーではなくても素晴らしいクラブを作るメーカーがたくさんあり、そういったクラブに出会える日本に住んでいる私たちはとても恵まれているな・・・。と思いました。
以上が今年上半期に出会った、印象深いウェッジたちです。
今年はあまり練習場に行けなかったので、試打した本数は少ないですが、どれも秀作揃いで、ウェッジ好きの私はとても楽しめました。
予定の球数や時間をオーバーしてしまうこともしょっちゅうでした。
次回はアイアン編を書かせていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2022年01月19日
ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2021
今日は、昨年試打したドライバーの中から、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきます。
昨年も素晴らしいドライバーたちに出会うことができ、とてもテンションがあがりました。
ハイテク化が進み、ハイレベルなものを各メーカーが出していて、その中でもメーカーの個性といいますか、クラブに対しての考え方のようなものが見えたような気がします。
ピークの頃と比べると、調整機能が少なくなり、カーボンクラウンが増えてきたように思います。
その流行の先には、いつもテーラーメイドがいます。
テーラーメイドは流行を作り出しているメーカーといってもいいのではないでしょうか?
毎年のことではありますが、様々なメーカーがハイレベルな争いをしています。
それでは、ドライバー・オブ・ザ・イヤー2021の候補たちをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。
そして、試打していながら、ここに掲載されていないものもありますが、それらが良くないということではありません。
ここに掲載されていなくでも素晴らしいドライバーはたくさんありましたし、私が試打できていない高性能なドライバーもたくさんあるはずです。
それでは候補たちをご紹介します。

テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー

ホンマ T//WORLD GS ドライバー

キャロウェイ EPIC MAX LS ドライバー

Design Tuning IDV ドライバー

FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー

ブリヂストンゴルフ B1 ドライバー

DUNLOP XXIO X-eks-ドライバー

ホンマ T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバー
こうして見ても、優れものばかりです。
昨年はドライバーで大いに楽しませてもらった年になりました。
そして、あるドライバーを試打したときに、
「あっ、このドライバーがおそらく今年のMVPになるんじゃないかな・・・?」と思いました。
それは一球打っただけで、そのように感じました。
そのドライバーが

ホンマ T//WORLD GS ドライバーです。
これはいいドライバーだぞ・・・。と私の嗅覚が感じとり、一球打って、それが確信へと変わりました。
球の弾きが抜群です。
初速もかなり出ていて、それが長く続き、途中で頭を垂れません。
それでいて、球が軽くならないといいますか、適度に『ドヨーン』という感じの重い球で飛んで行ってくれました。
ティショッに対するイメージは人それぞれだと思いますが、私の中での最高のイメージは晴天ではなく、曇天で鉛の球が飛んでいるイメージ・・・。といったらいいでしょうか?
晴れた日の青空を、ボールがまるで羽が生えたかのようにフワッと高く飛んでいくのではなく、無骨な感じで重い鉛の球で低く飛んでいって欲しいと思っています。
低いライナー系が私の理想です。
それは私が長年『高すぎ』『スピン過多』で悩んできたということもあると思いますし、ビギナーの頃から、風の強いシーサイドコースでたくさんラウンドしてきたというのもあると思います。
もちろん山岳コースや丘陵コースなどでもたくさんプレーしてきましたが、シーサイドコースの風の『えげつなさ』といったらいいでしょうか?
高い球では全く勝負になりませんでした。
まだキャリアが浅い頃は、風とケンカさせてやろうとしたこともありますが、いくら頑張っても人は自然には敵いません。
ケンカさせず、自然に身を委ねて最善策を見いだすのが得策だということに気づきました。
なるべく低く穏便に、重い球で、いい意味での『無表情な』球でいいところに運んでおきたいという思いが強くなりました。
感覚的にですが、山風は軽く、海風は重いです。
しかし海風は方向がある程度一定なのに対し、山風は舞うことがあり、分単位・秒単位で向きが変わるのが難しいです。
山岳コースなどでは、時に木が邪魔をして高い球が要求されることもたまにありますが、それほど多くないですし、元々私は弾道が高いのでティショットで木がスタイミーになることはほとんどありませんでした。
むしろ、中弾道か低めの球のほうが有利な場合が多いですし、どうしても高さを出したいときは番手を下げてFWを持てばいいだけのことです。
きつい打ち上げや風に乗せたいときなど、私はスプーンやクリークの力を借ります。
いろいろな打ち方をするのもいいですが、打ち方を変えるのではなく、クラブ(番手)を変える方がシンプルで成功率が高いからです。
フェアウェイが狭いときなど、距離よりも方向性重視などではアイアンを使うことが多かったのですが、今はその役割をユーティリティがしてくれるようになりました。
ドライバーからパターまで、『球の重さ』を一番重くイメージしたいのは、ティショット(主にドライバーショット)です。
それは一番風の影響を受けやすいからなのかもしれませんが、感覚的に昔からそのように感じています。
どのショットでも球の重さは変わらないし、イメージをしたことがないという方もいらっしゃると思いますが、私は球の重さに対するイメージがグリーンに近づくほど、軽くなることが多いような気がします。
グリーン回りでロブ系の球を打つときは、鉛の球ではなく、逆にティッシュペーパーを上から落とすような(いわゆるクリネックスショット)をイメージすることが多いです。
グリーン上のパッティングでも、重い球をイメージするよりは、軽い球をイメージしたほうが、タッチを出しやすいですが、それは速いグリーンのときであって、グリーンが重いときや逆目・上りの場面では重い球をイメージしたほうがタッチが合いやすくなるので、私にとって『イメージ力(想像力)』はとても大切です。
ちょっと話が逸れて、横に行ってしまいましたが、このドライバーはそんな重くて弾きのいい球が易しく打てるドライバーです。
飛距離もコンスタントに出ていて、ばらつきが少ないところも気に入りました。
全体的にすごくバランスがとれているな・・・。と思ったのですが、ただひとつ『フェースが被っている』のが、私には大きなマイナスポイントでした。
人によっては、この被り具合がちょうどいい・・・。ということもあると思いますが、私は苦手です。
このドライバーでフェースが被っていないのが出れば、まず間違いなくMVPになるだろう・・・。と思っていました。

そして、このHONMA T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバーに出会い、そのマイナスポイントが解消されました。
このドライバーを試打した後で、おそらくこれ以上のものは出てこないだろう・・・。と思っていました。
プロトタイプという名前になっていますが、そのハードルは昔ほど高くありません。
ヒッター向けで、いわゆる『叩ける』タイプのドライバーであることは間違いないですが、昔のプロトタイプのような尖ったところはありません。
初速が出ていて、低スピン性能をもっているので、球が途中で吹き上がることもなく、ずっと勢いのある強い球を維持してくれました。
安定性も高く、シビアさは感じません。
構えやすくて、マットブラックなのも印象的でした。
ただ、今のドライバーの中では球がつかまりやすいほうではないので、そういった方はノーマルタイプ(赤いデザイン)のほうがいいかもしれません。
私はつかまり過ぎるのが嫌なので、こちらのプロトタイプのほうが親近感をもちました。
本間の本気度がうかがえるドライバーといっていいのではないでしょうか?
海外メーカーの勢いも凄いですが、国内メーカーも負けていません。
日本には優れたメーカーがたくさんあります。
ということで、ドライバー・オブ・ザ・イヤー2021は

HONMA T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバーに決まりました。
いかがだったでしょうか?
昨年の記事を書いているときから、おそらくこれで決まるだろうと思っていましたし、そのつもりで書いていました。
何人かの読者の方から、MVPはこのドライバーではないですか?とコメントを頂戴しており、「ズバリ正解です。」と、ここで申し上げます。
先ほども書きましたが、このドライバー以外にも素晴らしいものがたくさんあります。
大切なのは、使っている本人が、相棒であるクラブを好きになり、信頼してプレーすることだと思います。
人はどんなに頑張っても、ボールを200Yも投げることはできないですし、いくら優れたクラブでも自分では動くことができません。
人の力が必要です。
その二人三脚が素晴らしいショットを生み、スコアメイクにつながります。
そういった素晴らしいクラブが今はたくさんあるので、いい時代なのは間違いありません。
次回から、通常の記事に戻らせていただきます。
今年もどうか、よろしくお願いします。
昨年も素晴らしいドライバーたちに出会うことができ、とてもテンションがあがりました。
ハイテク化が進み、ハイレベルなものを各メーカーが出していて、その中でもメーカーの個性といいますか、クラブに対しての考え方のようなものが見えたような気がします。
ピークの頃と比べると、調整機能が少なくなり、カーボンクラウンが増えてきたように思います。
その流行の先には、いつもテーラーメイドがいます。
テーラーメイドは流行を作り出しているメーカーといってもいいのではないでしょうか?
毎年のことではありますが、様々なメーカーがハイレベルな争いをしています。
それでは、ドライバー・オブ・ザ・イヤー2021の候補たちをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。
そして、試打していながら、ここに掲載されていないものもありますが、それらが良くないということではありません。
ここに掲載されていなくでも素晴らしいドライバーはたくさんありましたし、私が試打できていない高性能なドライバーもたくさんあるはずです。
それでは候補たちをご紹介します。

テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー

ホンマ T//WORLD GS ドライバー

キャロウェイ EPIC MAX LS ドライバー

Design Tuning IDV ドライバー

FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー

ブリヂストンゴルフ B1 ドライバー

DUNLOP XXIO X-eks-ドライバー

ホンマ T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバー
こうして見ても、優れものばかりです。
昨年はドライバーで大いに楽しませてもらった年になりました。
そして、あるドライバーを試打したときに、
「あっ、このドライバーがおそらく今年のMVPになるんじゃないかな・・・?」と思いました。
それは一球打っただけで、そのように感じました。
そのドライバーが

ホンマ T//WORLD GS ドライバーです。
これはいいドライバーだぞ・・・。と私の嗅覚が感じとり、一球打って、それが確信へと変わりました。
球の弾きが抜群です。
初速もかなり出ていて、それが長く続き、途中で頭を垂れません。
それでいて、球が軽くならないといいますか、適度に『ドヨーン』という感じの重い球で飛んで行ってくれました。
ティショッに対するイメージは人それぞれだと思いますが、私の中での最高のイメージは晴天ではなく、曇天で鉛の球が飛んでいるイメージ・・・。といったらいいでしょうか?
晴れた日の青空を、ボールがまるで羽が生えたかのようにフワッと高く飛んでいくのではなく、無骨な感じで重い鉛の球で低く飛んでいって欲しいと思っています。
低いライナー系が私の理想です。
それは私が長年『高すぎ』『スピン過多』で悩んできたということもあると思いますし、ビギナーの頃から、風の強いシーサイドコースでたくさんラウンドしてきたというのもあると思います。
もちろん山岳コースや丘陵コースなどでもたくさんプレーしてきましたが、シーサイドコースの風の『えげつなさ』といったらいいでしょうか?
高い球では全く勝負になりませんでした。
まだキャリアが浅い頃は、風とケンカさせてやろうとしたこともありますが、いくら頑張っても人は自然には敵いません。
ケンカさせず、自然に身を委ねて最善策を見いだすのが得策だということに気づきました。
なるべく低く穏便に、重い球で、いい意味での『無表情な』球でいいところに運んでおきたいという思いが強くなりました。
感覚的にですが、山風は軽く、海風は重いです。
しかし海風は方向がある程度一定なのに対し、山風は舞うことがあり、分単位・秒単位で向きが変わるのが難しいです。
山岳コースなどでは、時に木が邪魔をして高い球が要求されることもたまにありますが、それほど多くないですし、元々私は弾道が高いのでティショットで木がスタイミーになることはほとんどありませんでした。
むしろ、中弾道か低めの球のほうが有利な場合が多いですし、どうしても高さを出したいときは番手を下げてFWを持てばいいだけのことです。
きつい打ち上げや風に乗せたいときなど、私はスプーンやクリークの力を借ります。
いろいろな打ち方をするのもいいですが、打ち方を変えるのではなく、クラブ(番手)を変える方がシンプルで成功率が高いからです。
フェアウェイが狭いときなど、距離よりも方向性重視などではアイアンを使うことが多かったのですが、今はその役割をユーティリティがしてくれるようになりました。
ドライバーからパターまで、『球の重さ』を一番重くイメージしたいのは、ティショット(主にドライバーショット)です。
それは一番風の影響を受けやすいからなのかもしれませんが、感覚的に昔からそのように感じています。
どのショットでも球の重さは変わらないし、イメージをしたことがないという方もいらっしゃると思いますが、私は球の重さに対するイメージがグリーンに近づくほど、軽くなることが多いような気がします。
グリーン回りでロブ系の球を打つときは、鉛の球ではなく、逆にティッシュペーパーを上から落とすような(いわゆるクリネックスショット)をイメージすることが多いです。
グリーン上のパッティングでも、重い球をイメージするよりは、軽い球をイメージしたほうが、タッチを出しやすいですが、それは速いグリーンのときであって、グリーンが重いときや逆目・上りの場面では重い球をイメージしたほうがタッチが合いやすくなるので、私にとって『イメージ力(想像力)』はとても大切です。
ちょっと話が逸れて、横に行ってしまいましたが、このドライバーはそんな重くて弾きのいい球が易しく打てるドライバーです。
飛距離もコンスタントに出ていて、ばらつきが少ないところも気に入りました。
全体的にすごくバランスがとれているな・・・。と思ったのですが、ただひとつ『フェースが被っている』のが、私には大きなマイナスポイントでした。
人によっては、この被り具合がちょうどいい・・・。ということもあると思いますが、私は苦手です。
このドライバーでフェースが被っていないのが出れば、まず間違いなくMVPになるだろう・・・。と思っていました。

そして、このHONMA T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバーに出会い、そのマイナスポイントが解消されました。
このドライバーを試打した後で、おそらくこれ以上のものは出てこないだろう・・・。と思っていました。
プロトタイプという名前になっていますが、そのハードルは昔ほど高くありません。
ヒッター向けで、いわゆる『叩ける』タイプのドライバーであることは間違いないですが、昔のプロトタイプのような尖ったところはありません。
初速が出ていて、低スピン性能をもっているので、球が途中で吹き上がることもなく、ずっと勢いのある強い球を維持してくれました。
安定性も高く、シビアさは感じません。
構えやすくて、マットブラックなのも印象的でした。
ただ、今のドライバーの中では球がつかまりやすいほうではないので、そういった方はノーマルタイプ(赤いデザイン)のほうがいいかもしれません。
私はつかまり過ぎるのが嫌なので、こちらのプロトタイプのほうが親近感をもちました。
本間の本気度がうかがえるドライバーといっていいのではないでしょうか?
海外メーカーの勢いも凄いですが、国内メーカーも負けていません。
日本には優れたメーカーがたくさんあります。
ということで、ドライバー・オブ・ザ・イヤー2021は

HONMA T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバーに決まりました。
いかがだったでしょうか?
昨年の記事を書いているときから、おそらくこれで決まるだろうと思っていましたし、そのつもりで書いていました。
何人かの読者の方から、MVPはこのドライバーではないですか?とコメントを頂戴しており、「ズバリ正解です。」と、ここで申し上げます。
先ほども書きましたが、このドライバー以外にも素晴らしいものがたくさんあります。
大切なのは、使っている本人が、相棒であるクラブを好きになり、信頼してプレーすることだと思います。
人はどんなに頑張っても、ボールを200Yも投げることはできないですし、いくら優れたクラブでも自分では動くことができません。
人の力が必要です。
その二人三脚が素晴らしいショットを生み、スコアメイクにつながります。
そういった素晴らしいクラブが今はたくさんあるので、いい時代なのは間違いありません。
次回から、通常の記事に戻らせていただきます。
今年もどうか、よろしくお願いします。
2022年01月17日
フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー 2021
今日は、フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2021を発表させていただきます。
なお、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
試打した本数が少ないので、この3つに絞らせていただきました。

テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド

PRGR LS フェアウェイウッド

PRGR egg spoon BLACK
一時期の『ゴチャゴチャタイプ』から、比較的シンプルなタイプに進化していったように感じます。
いろいろなパーツが組み合わさっているほうが『飛ぶ』という認識をもっておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、それは正しくありません。
ちょっと表現は良くないかもしれませんが『見せかけ』だけで、特に効果が感じられないパーツもあれば、球を打っているときに外れて落ちてしまうような『最初から無いほうがいい』ものもあります。
メーカーの技術が進んで最近は、見た目はシンプルだけど、様々な工夫がされているものが多くなりました。
ドライバーと違い、フェアウェイウッドは『直打ち』をすることが多いので、ソールの形状や『すっきり感』は大切です。
ソールを一目見て、芝やラフの上をスーッとキレイに滑ってくれるイメージをもたせてくれなければなりません。
そういう意味でも、テーラーメイドの『ゲタバキソール』や、ブリヂストンレイグランデは私にとって革命的なクラブでした。
フェアウェイウッドの直打ちが苦手だった私は、その頃から『ソールの滑りやすさ』『芝の抵抗感軽減』を求めていたように思います。(しかし、以前も書きましたが、私のフェアウェイウッドに対する苦手意識を払拭してくれたのは、キャロウェイビッグバーサスチールヘッドIIIでした。)
時にはベアグランドや逆目のライ、ディボットなど球が沈んだライでも、球を上手く拾ってくれなければなりません。(とはいっても私はそういうライではアイアンを使うことのほうが圧倒的に多いです。ウッド系よりもアイアンやウェッジのほうが私は信頼しているのかもしれません。)
ここに挙げている3つは、どれもハイレベルなクラブです。
テーラーメイドもプロギアも、フェアウェイウッドが得意なメーカーで、私はテーラーメイドでは『Vスチール』を、プロギアでは『DUO HIT』を長く使っていました。(もちろん、それ以外のモデルも使っていたのですが、VスチールとDUO HITが一番印象が強いです。)
球の拾いやすさと飛距離という点で、テーラーメイドやプロギアはとても優秀なクラブをたくさん世に送り出してくれています。
もちろん、キャロウェイなど他にも優れたメーカーはたくさんありますが、今回はこの3つに絞らせていただきました。
その中でMVPは・・・。
今回も決めることができませんでした。
ずっと考えていたのですが、どうしてもひとつだけに絞ることができませんでした。
今はドライバーの流れを汲んでなのか、フェアウェイウッドもシャロー化が進んでいますが、私はもう少しディープなほうが使いやすいように感じます。
なので、今年は昨年とは違うタイプのFWにたくさん出会いたいと思っています。
MVPが決められず、申し訳ありませんでした。
次回はドライバー・オブ・ザ・イヤー2021を発表させていただきます。
なお、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
試打した本数が少ないので、この3つに絞らせていただきました。

テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド

PRGR LS フェアウェイウッド

PRGR egg spoon BLACK
一時期の『ゴチャゴチャタイプ』から、比較的シンプルなタイプに進化していったように感じます。
いろいろなパーツが組み合わさっているほうが『飛ぶ』という認識をもっておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、それは正しくありません。
ちょっと表現は良くないかもしれませんが『見せかけ』だけで、特に効果が感じられないパーツもあれば、球を打っているときに外れて落ちてしまうような『最初から無いほうがいい』ものもあります。
メーカーの技術が進んで最近は、見た目はシンプルだけど、様々な工夫がされているものが多くなりました。
ドライバーと違い、フェアウェイウッドは『直打ち』をすることが多いので、ソールの形状や『すっきり感』は大切です。
ソールを一目見て、芝やラフの上をスーッとキレイに滑ってくれるイメージをもたせてくれなければなりません。
そういう意味でも、テーラーメイドの『ゲタバキソール』や、ブリヂストンレイグランデは私にとって革命的なクラブでした。
フェアウェイウッドの直打ちが苦手だった私は、その頃から『ソールの滑りやすさ』『芝の抵抗感軽減』を求めていたように思います。(しかし、以前も書きましたが、私のフェアウェイウッドに対する苦手意識を払拭してくれたのは、キャロウェイビッグバーサスチールヘッドIIIでした。)
時にはベアグランドや逆目のライ、ディボットなど球が沈んだライでも、球を上手く拾ってくれなければなりません。(とはいっても私はそういうライではアイアンを使うことのほうが圧倒的に多いです。ウッド系よりもアイアンやウェッジのほうが私は信頼しているのかもしれません。)
ここに挙げている3つは、どれもハイレベルなクラブです。
テーラーメイドもプロギアも、フェアウェイウッドが得意なメーカーで、私はテーラーメイドでは『Vスチール』を、プロギアでは『DUO HIT』を長く使っていました。(もちろん、それ以外のモデルも使っていたのですが、VスチールとDUO HITが一番印象が強いです。)
球の拾いやすさと飛距離という点で、テーラーメイドやプロギアはとても優秀なクラブをたくさん世に送り出してくれています。
もちろん、キャロウェイなど他にも優れたメーカーはたくさんありますが、今回はこの3つに絞らせていただきました。
その中でMVPは・・・。
今回も決めることができませんでした。
ずっと考えていたのですが、どうしてもひとつだけに絞ることができませんでした。
今はドライバーの流れを汲んでなのか、フェアウェイウッドもシャロー化が進んでいますが、私はもう少しディープなほうが使いやすいように感じます。
なので、今年は昨年とは違うタイプのFWにたくさん出会いたいと思っています。
MVPが決められず、申し訳ありませんでした。
次回はドライバー・オブ・ザ・イヤー2021を発表させていただきます。
2022年01月14日
ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー 2021
今日は、『ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
試打した本数が少ないのですが、この3本に絞りました。

キャロウェイ APEX ユーティリティ

ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド

テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
どれも素晴らしいクラブですが、今回もMVPを決めることができませんでした。
全て既視感があり、目新しさを感じなかったというのがあるのですが、それだけもう改良の余地は残されていないのかもしれません。
しかし、高性能であることは間違いありません。
最新のモデルはもちろん、型落ちしたモデルも充分な性能をもっているのが、今のクラブ事情です。
次回は『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
試打した本数が少ないのですが、この3本に絞りました。

キャロウェイ APEX ユーティリティ

ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド

テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
どれも素晴らしいクラブですが、今回もMVPを決めることができませんでした。
全て既視感があり、目新しさを感じなかったというのがあるのですが、それだけもう改良の余地は残されていないのかもしれません。
しかし、高性能であることは間違いありません。
最新のモデルはもちろん、型落ちしたモデルも充分な性能をもっているのが、今のクラブ事情です。
次回は『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
2022年01月12日
アイアン・オブ・ザ・イヤー 2021
今日は、昨年試打したアイアンの中から、『アイアン・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
いいクラブを見ているだけで、目の保養になりますね。
日頃の疲れやストレスも吹っ飛びます。
このような素晴らしいクラブにたくさん出会うことができた私は幸せ者です。
それでは昨年出会った素晴らしいアイアンたちをご紹介したいと思います。
掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中でのことであり、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。

SAQRA INB-2018 FORGED CAVITY BACK IRON

ダンロップ スリクソン ZX4 アイアン

ホンマ T//WORLD TR SERIES TR20 B アイアン

キャロウェイ APEX PRO アイアン

グランプリ MGP-0100 TOUR アイアン

プロギア TUNE 01 MB アイアン

テーラメイド P7TW アイアン

Modart CBF アイアン

grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン

キャロウェイ EPIC FAST アイアン

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE MC

HONMA T//WORLD TR21 X アイアン

キャロウェイ X FORGED STARアイアン

タイトリスト T100S アイアン

テーラーメイド P790 アイアン
どれも素晴らしいアイアンばかりです。
最近の傾向として、ポケキャビが減って、中空が増えたような気がするのですが、これはまた逆転すると思います。
これら素晴らしいアイアンの中で、どれをMVPにしようか、ずっと考えていたのですが、どうしてもひとつだけを選ぶことができませんでした。
それは突出した存在が無いというのではなく、みんなハイレベルな争いとなってしまい、ひとつに決められなかったということです。
ということで、アイアン・オブ・ザ・イヤー2021は『該当なし』という結果となりました。
MVPを決められず申し訳ありませんでした。
次回は『ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
いいクラブを見ているだけで、目の保養になりますね。
日頃の疲れやストレスも吹っ飛びます。
このような素晴らしいクラブにたくさん出会うことができた私は幸せ者です。
それでは昨年出会った素晴らしいアイアンたちをご紹介したいと思います。
掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また、これはあくまでも私の中でのことであり、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。

SAQRA INB-2018 FORGED CAVITY BACK IRON

ダンロップ スリクソン ZX4 アイアン

ホンマ T//WORLD TR SERIES TR20 B アイアン

キャロウェイ APEX PRO アイアン

グランプリ MGP-0100 TOUR アイアン

プロギア TUNE 01 MB アイアン

テーラメイド P7TW アイアン

Modart CBF アイアン

grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン

キャロウェイ EPIC FAST アイアン

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE MC

HONMA T//WORLD TR21 X アイアン

キャロウェイ X FORGED STARアイアン

タイトリスト T100S アイアン

テーラーメイド P790 アイアン
どれも素晴らしいアイアンばかりです。
最近の傾向として、ポケキャビが減って、中空が増えたような気がするのですが、これはまた逆転すると思います。
これら素晴らしいアイアンの中で、どれをMVPにしようか、ずっと考えていたのですが、どうしてもひとつだけを選ぶことができませんでした。
それは突出した存在が無いというのではなく、みんなハイレベルな争いとなってしまい、ひとつに決められなかったということです。
ということで、アイアン・オブ・ザ・イヤー2021は『該当なし』という結果となりました。
MVPを決められず申し訳ありませんでした。
次回は『ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
2022年01月09日
ウェッジ・オブ・ザ・イヤー 2021
今日は、昨年試打したウェッジの中から、『ウェッジ・オブ・ザ・イヤー』を発表させていただきたいと思います。
こうしてリストを挙げているだけでも、いいウェッジがたくさんあることに気づかされます。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングと関係ありません。
また、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
それではMVP候補の素晴らしいウェッジたちをご紹介します。

BALDO CORSA FORGED BOUNCE BACK WEDGE

クリーブランド RTX DEEP FORGED ウエッジ

JBEAM T901i ウェッジ

GTD Double FORGED Wedge

ARTISAN ウェッジ

Grandista RS-W ウェッジ

PING GLIDE FORGED PRO WEDGE
どれもいいウェッジばかりで、ウェッジ好きの私としてはとても楽しませてもらいました。
いつも試打をするときは、おおよその球数と時間を予め設定しているのですが、ウェッジを試打するときだけはどうしてもオーバーすることが多いです。
ドライバーからパターまで、たくさんのクラブがありますが、クラブの『機微』といいますか、微妙なニュアンスを一番感じ取りやすいのはウェッジのような気がします。
『皮膚感覚』で味わうことのできるクラブといっていいでしょうか?
優秀なウェッジがたくさんある中で、特に2つのウェッジが心に大きく響きました。
その2つが、

ARTISAN ウェッジ

Grandista RS-W ウェッジ
です。
どちらも構えやすくて打感がいい。
そして高いスピン性能をもっているという共通点があります。
その中で、私が2021年の『ウェッジ・オブ・ザ・イヤー』に選んだのが、

Grandista RS-W ウェッジです。
すごくいい顔をしていて構えやすいということや開きやすいという実践的なウェッジです。
そして打感がすごくいいので、微妙なニュアンスを出したり、距離感を出していけたりできるのがいいです。
その中でも特に印象に残ったのが高いスピン性能で、途中でほどける感じがしませんでした。
重心の高いウェッジに共通する、『ホールド感』といいますか、しっかりと包み込むようにボールに対してスピンを掛けてくれているように感じたのを今でもはっきり覚えています。
『上から潰すイメージ』でボールを運んでいきたい私にはピッタリのウェッジです。
『横から拾う』とか『平行移動』というイメージを私はもちたくありません。
アイアンでも同じことがいえますが、上から潰すからこそ、そのクラブのロフトを活かせるように思っています。
それはバンカーショットやロブショットのような高く上にフワッと運ぶショットでも同じです。
下からしゃくりあげる動きはないですし、地面にあるボールは常に『上から下』です。
このグランディスタのウェッジは、いわゆる『激スピンタイプ』のウェッジとは違うのですが、『ゴツゴツ』したスピン性能ではなく、スーッと易しく流し込むといいますか、送り出していける感じのスピン性能・・・。といったらいいでしょうか?
なかなか上手く伝えられないのが歯がゆいのですが、このウェッジのもつスピン性能に惹かれました。
『押しながら止める』スピン性能といったほうがいいかもしれません。
これまで、いろいろなウェッジを試打してきて、たしかに顔が良くて構えやすいけど、スピンがイマイチだった・・・。というウェッジはたくさんあります。
そういったウェッジは試打したあと、残念な気持ちになることがあるのですが、このグランディスタのウェッジにはありませんでした。
初めて試打したときから、『手の延長』として働いてくれ、改めて『高重心』のウェッジは易しいし、信頼できるな・・・。と思いました。
高重心のウェッジは難しそう・・・。と思われる方はいらっしゃるかもしれません。
確かに昔は高重心のクラブが圧倒的に多くて、今のような重心の低いタイプは技術が進んでから見られるようになりました。
高重心のアイアンなどは、ある程度HSが無いと球が浮きにくいかもしれません。
今のウェッジはキャビティになったり、ウェイトが組み込まれていたりするのも普通になりましたし、ショートネックタイプもあります。
私はどのクラブにおいても、重心が低ければ低いほどいいとは思わないのですが、それだけ高いニーズがあるということだと思いますし、『重心が低い』という言葉自体がユーザーの関心を引きやすいのかもしれません。
私のこれまでの経験で、重心の低いウェッジにはあまりいいイメージが無く、途中でスピンがほどけて、止まって欲しいのに、コロコロ『惰性』でボールが流れてしまうことがありました。
もちろん私の技術不足ということもあるのですが、それを差し引いても、重心が高いほうが易しいと、感覚的に感じていました。
たった数センチの違いだとは思いますが、重心が高いということはそれだけ重心が『手元(グリップ)』に近くなるということですし、操作性が高まるということにもつながります。
ただ、重心が高ければ高いほどいいというものではなく、バランス的にも適度な高さがあると思うのですが、ある程度重心が高いほうが『、シャフトを短くしたときのような易しさ』を感じられます。
残りの距離など、その状況次第で、私の右手はグリップを握るのではなく、シャフトを直接握っていることがあり、それだけ短く持っているということですが、それは『飛ばしたくない』ということと、短く握ることによってボールに近く立てるというメリットがあります。
シャフトの先がしなりにくくなるというメリットもありますし、HSを落とせるので、ファストボールではなく、スローボールで寄せることができるようになります。
ゴルフとビリヤードは共通点があって、それはコントロール性が問われるということです。
(ビリヤードのプロは、ファストボール(スピードボール=強く撞く)は基本的にブレイクのときだけで、あとは大抵スローボールで、ボールの撞点を変えてコントロールしています。速く撞く(打つ)メリットは無いのです。)
クラブを長く持てばもつほど、そしてシャフトが長くなればなるほど、操作性は落ちるものです。
アプローチが苦手だという方の中には、フルショットでもコントロールショットでも、常にグリップエンドギリギリでもっておられる方が多いように思われます。
それはいわゆる『飛ぶ構え』になるので、コントロールするのが難しくなりますが、ちょっと短く持つだけで、格段にコントロール性が増し、イメージ通りボールを運ぶことができるようになります。
『飛ばない構え』をすることが、アプローチをシンプルに、そして確実性を高めていく第一歩だと私は思います。
端で見ている人(同伴競技者やキャディさん)が、この人はどの方向に、そしてどこに落としたいんだな・・・。とわかりやすい人は、まず間違いなくアプローチ名人と呼べるほどアプローチが上手な方ではないでしょうか?
短く持つということはそれだけメリットがあるということですが、重心の高さと短く持つことの共通点は多いな・・・。と、このクラブを試打しながら感じていたことを思い出しました。

『準グランプリ』のARTISAN ウェッジも素晴らしいウェッジなのですが、顔の好みとスピン性能で、

このGrandista RS-W ウェッジがMVPに輝きました。
このウェッジを実際にコースでも使ってみたのですが、大活躍してくれました。
『出球のイメージ(高さ)』も合いますが、『転がりのスピード』がすごく良くて、まるでボールに糸を結びつけてコントロールしているかのようでした。
スピン性能はクラブに任せて、私はいつも『落としどころ』と『スピード感』を大切にしてアプローチしているのですが、このウェッジはそんな私の思いを見事に汲み取ってくれました。
なかなか出会うことのないメーカーのウェッジですが、性能の高さはピカイチです。
大手有名メーカーのクラブが素晴らしいのはもちろんですが、地クラブメーカーのクラブも素晴らしいというのが、日本にいて強く感じますし、ゴルファーとして幸せなことだと思っています。
低重心のウェッジしか使いたくない・・・。マニュアル系ではなく、オートマチック系のウェッジしか使いたくない・・・。という方には合いづらいところがあるかもしれませんが、オーソドックスなタイプが好きで、昔ながらの重心が高く、フェース面の上下を使っていきたい・・・。という方には、是非試していただきたいウェッジです。
以上が昨年2021年のウェッジ・オブ・ザ・イヤーですが、いかがだったでしょうか?
ウェッジのMVPを決めるのは割と簡単でした。
それくらい、グランディスタのウェッジが優れていて、私のハートに響きました。
次回は『アイアン・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
こうしてリストを挙げているだけでも、いいウェッジがたくさんあることに気づかされます。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングと関係ありません。
また、これはあくまでも私の中のことであり、クラブの性能や品質の優劣を示すものではありません。
それではMVP候補の素晴らしいウェッジたちをご紹介します。

BALDO CORSA FORGED BOUNCE BACK WEDGE

クリーブランド RTX DEEP FORGED ウエッジ

JBEAM T901i ウェッジ

GTD Double FORGED Wedge

ARTISAN ウェッジ

Grandista RS-W ウェッジ

PING GLIDE FORGED PRO WEDGE
どれもいいウェッジばかりで、ウェッジ好きの私としてはとても楽しませてもらいました。
いつも試打をするときは、おおよその球数と時間を予め設定しているのですが、ウェッジを試打するときだけはどうしてもオーバーすることが多いです。
ドライバーからパターまで、たくさんのクラブがありますが、クラブの『機微』といいますか、微妙なニュアンスを一番感じ取りやすいのはウェッジのような気がします。
『皮膚感覚』で味わうことのできるクラブといっていいでしょうか?
優秀なウェッジがたくさんある中で、特に2つのウェッジが心に大きく響きました。
その2つが、

ARTISAN ウェッジ

Grandista RS-W ウェッジ
です。
どちらも構えやすくて打感がいい。
そして高いスピン性能をもっているという共通点があります。
その中で、私が2021年の『ウェッジ・オブ・ザ・イヤー』に選んだのが、

Grandista RS-W ウェッジです。
すごくいい顔をしていて構えやすいということや開きやすいという実践的なウェッジです。
そして打感がすごくいいので、微妙なニュアンスを出したり、距離感を出していけたりできるのがいいです。
その中でも特に印象に残ったのが高いスピン性能で、途中でほどける感じがしませんでした。
重心の高いウェッジに共通する、『ホールド感』といいますか、しっかりと包み込むようにボールに対してスピンを掛けてくれているように感じたのを今でもはっきり覚えています。
『上から潰すイメージ』でボールを運んでいきたい私にはピッタリのウェッジです。
『横から拾う』とか『平行移動』というイメージを私はもちたくありません。
アイアンでも同じことがいえますが、上から潰すからこそ、そのクラブのロフトを活かせるように思っています。
それはバンカーショットやロブショットのような高く上にフワッと運ぶショットでも同じです。
下からしゃくりあげる動きはないですし、地面にあるボールは常に『上から下』です。
このグランディスタのウェッジは、いわゆる『激スピンタイプ』のウェッジとは違うのですが、『ゴツゴツ』したスピン性能ではなく、スーッと易しく流し込むといいますか、送り出していける感じのスピン性能・・・。といったらいいでしょうか?
なかなか上手く伝えられないのが歯がゆいのですが、このウェッジのもつスピン性能に惹かれました。
『押しながら止める』スピン性能といったほうがいいかもしれません。
これまで、いろいろなウェッジを試打してきて、たしかに顔が良くて構えやすいけど、スピンがイマイチだった・・・。というウェッジはたくさんあります。
そういったウェッジは試打したあと、残念な気持ちになることがあるのですが、このグランディスタのウェッジにはありませんでした。
初めて試打したときから、『手の延長』として働いてくれ、改めて『高重心』のウェッジは易しいし、信頼できるな・・・。と思いました。
高重心のウェッジは難しそう・・・。と思われる方はいらっしゃるかもしれません。
確かに昔は高重心のクラブが圧倒的に多くて、今のような重心の低いタイプは技術が進んでから見られるようになりました。
高重心のアイアンなどは、ある程度HSが無いと球が浮きにくいかもしれません。
今のウェッジはキャビティになったり、ウェイトが組み込まれていたりするのも普通になりましたし、ショートネックタイプもあります。
私はどのクラブにおいても、重心が低ければ低いほどいいとは思わないのですが、それだけ高いニーズがあるということだと思いますし、『重心が低い』という言葉自体がユーザーの関心を引きやすいのかもしれません。
私のこれまでの経験で、重心の低いウェッジにはあまりいいイメージが無く、途中でスピンがほどけて、止まって欲しいのに、コロコロ『惰性』でボールが流れてしまうことがありました。
もちろん私の技術不足ということもあるのですが、それを差し引いても、重心が高いほうが易しいと、感覚的に感じていました。
たった数センチの違いだとは思いますが、重心が高いということはそれだけ重心が『手元(グリップ)』に近くなるということですし、操作性が高まるということにもつながります。
ただ、重心が高ければ高いほどいいというものではなく、バランス的にも適度な高さがあると思うのですが、ある程度重心が高いほうが『、シャフトを短くしたときのような易しさ』を感じられます。
残りの距離など、その状況次第で、私の右手はグリップを握るのではなく、シャフトを直接握っていることがあり、それだけ短く持っているということですが、それは『飛ばしたくない』ということと、短く握ることによってボールに近く立てるというメリットがあります。
シャフトの先がしなりにくくなるというメリットもありますし、HSを落とせるので、ファストボールではなく、スローボールで寄せることができるようになります。
ゴルフとビリヤードは共通点があって、それはコントロール性が問われるということです。
(ビリヤードのプロは、ファストボール(スピードボール=強く撞く)は基本的にブレイクのときだけで、あとは大抵スローボールで、ボールの撞点を変えてコントロールしています。速く撞く(打つ)メリットは無いのです。)
クラブを長く持てばもつほど、そしてシャフトが長くなればなるほど、操作性は落ちるものです。
アプローチが苦手だという方の中には、フルショットでもコントロールショットでも、常にグリップエンドギリギリでもっておられる方が多いように思われます。
それはいわゆる『飛ぶ構え』になるので、コントロールするのが難しくなりますが、ちょっと短く持つだけで、格段にコントロール性が増し、イメージ通りボールを運ぶことができるようになります。
『飛ばない構え』をすることが、アプローチをシンプルに、そして確実性を高めていく第一歩だと私は思います。
端で見ている人(同伴競技者やキャディさん)が、この人はどの方向に、そしてどこに落としたいんだな・・・。とわかりやすい人は、まず間違いなくアプローチ名人と呼べるほどアプローチが上手な方ではないでしょうか?
短く持つということはそれだけメリットがあるということですが、重心の高さと短く持つことの共通点は多いな・・・。と、このクラブを試打しながら感じていたことを思い出しました。

『準グランプリ』のARTISAN ウェッジも素晴らしいウェッジなのですが、顔の好みとスピン性能で、

このGrandista RS-W ウェッジがMVPに輝きました。
このウェッジを実際にコースでも使ってみたのですが、大活躍してくれました。
『出球のイメージ(高さ)』も合いますが、『転がりのスピード』がすごく良くて、まるでボールに糸を結びつけてコントロールしているかのようでした。
スピン性能はクラブに任せて、私はいつも『落としどころ』と『スピード感』を大切にしてアプローチしているのですが、このウェッジはそんな私の思いを見事に汲み取ってくれました。
なかなか出会うことのないメーカーのウェッジですが、性能の高さはピカイチです。
大手有名メーカーのクラブが素晴らしいのはもちろんですが、地クラブメーカーのクラブも素晴らしいというのが、日本にいて強く感じますし、ゴルファーとして幸せなことだと思っています。
低重心のウェッジしか使いたくない・・・。マニュアル系ではなく、オートマチック系のウェッジしか使いたくない・・・。という方には合いづらいところがあるかもしれませんが、オーソドックスなタイプが好きで、昔ながらの重心が高く、フェース面の上下を使っていきたい・・・。という方には、是非試していただきたいウェッジです。
以上が昨年2021年のウェッジ・オブ・ザ・イヤーですが、いかがだったでしょうか?
ウェッジのMVPを決めるのは割と簡単でした。
それくらい、グランディスタのウェッジが優れていて、私のハートに響きました。
次回は『アイアン・オブ・ザ・イヤー2021』を発表させていただきたいと思います。
2021年12月30日
今年下半期の印象深いドライバー 2021
今日は、今年下半期に出会った、印象深いドライバーたちをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー
まずは、このFREIHEITのドライバーです。
FREIHEITのクラブに出会う機会が多くないので、試打した回数も少ないですが、いい印象をもっています。
全体的な質感も良く、日本メーカーの魅力満載です。
ソールにウェイトが2つ配置されていますが、それ以外は特に何も無く、シンプルなところが美しさにつながっています。
フェース面のデザインが独特でしたが、逆に手が込んでいるように見えました。
フックフェースのドライバーで、ちょっと意外でしたが、こういったところは今の流れなのかもしれません。
球があがりやすく、イージーなドライバーです。

キャロウェイ EPIC MAX FAST ドライバー
次はキャロウェイ EPIC MAX FAST ドライバーです。
このデザインがしばらく続いているので見慣れた感じがしますが、新たなマイナーチェンジが行われているのだろうと思いました。
シャロータイプで面長なところもありますが、フェース高が適度に維持されているのがいいです。
独特な顔をしていて、私の好みからは外れるのですが、これもキャロウェイが機能性を重視した結果なのかな?と思いました。
キャロウェイはテーラーメイド同様、フィーリング性能よりも、物理的性能を重要視する傾向があるようで、合理性を追求する海外のメーカーだと思っています。
球離れの速い独特な打感で弾道も力強いです。
ただ何球か試打していて、前のモデルと比べ、どこの部分が進化したのか分かりませんでした。

ブリヂストンゴルフ B1 ドライバー
次はBSのドライバー、B1 ドライバーです。
このドライバーも前のモデルとデザインが似ていて、あくまでマイナーチェンジなんだと思いました。
ヘッド全体が黒でビシッと決まっていて、ブランドマークの『B』が大きく目立っているので、BSファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
ソールの工夫やフェース面のミーリングなど、BS独自の工夫が見られるのも好印象です。
BSらしい丸っこい顔をしていて、カーボンコンポジットなのが少し意外でした。
構えやすくて、ややズシリとくる打感です。
見た目ハードそうですが、実際に打ってみると意外とそうでもないといいますか、ハードルをあげていない印象をもちました。

ヤマハ RMX VD ドライバー
次はヤマハのドライバーです。
久しぶりのヤマハだったせいか、試打する前からテンションが上がっていました。
このドライバーもウェイトを移動できるタイプです。
最近、流行っているのでしょうか?
それ以外は特に目立った工夫は見られず、シンプルでヤマハのイメージに合うカッコ良さがあるドライバーです。
独特な顔が意外でした。
ヤマハらしい美顔を予想していたのですが、違いました。
しっかり系の打感で、ヒッター向けのドライバーです。

ダンロップ ゼクシオ 12 ドライバー
次は国民的ブランドの登場です。
私はゼクシオに接する機会がそれほど多くなく、こうしてニューモデルを試打するだけのような気もします。
このドライバーも、これまでのゼクシオの伝統を引き継いでいて、いい意味で意外性はありませんでした。
ラージサイズのフックフェース。
そして軽量。
これが今のドライバーの主流といいますか、『多数派』といえるのかもしれません。
打感や音がいいのはさすがダンロップです。

DUNLOP XXIO X-eks-ドライバー
次も同じくゼクシオドライバーの登場です。
姉妹モデルの12と違い、黒をコンセプトにデザインされています。
ゼクシオの中でも、どちらかといえば『スリクソンに近い』という設定なのでしょうか?
しかし実際に試打してみると、ボールはあがりやすく高くあがっていくので、やはりゼクシオだな・・・。と思いました。
12よりはしっかり系のスペックなのだとは思いますが、そのハードルは決して高くありません。

ホンマ T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバー
次は本間のドライバーです。
以前、このドライバーの姉妹モデルを試打したのですが、フックフェースが残念でした。
ただドライバーとしてのポテンシャルはとても高く、凄いドライバーだな・・・。と思いました。
ここ数年の本間ドライバーの中でも、久々のヒットといえるのではないでしょうか?
どちらもいいドライバーですが、私はこのプロトタイプのほうが好きです。

BALDO SKY DRIVE MAX468
最後にBALDOドライバーの登場です。
これまでに無い斬新なデザインでバルドファンの中でも賛否が分かれると思います。
私は『否』のほうです。
しかしヘッドのもつポテンシャルはさすがバルドで、とても高いものを感じ取ることができ、さすがバルドだと思いました。
以上が今年下半期に出会った印象深いドライバーたちです。
今年のMVPは既に決まっているので、年明けに発表させていただきたいと思います。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー
まずは、このFREIHEITのドライバーです。
FREIHEITのクラブに出会う機会が多くないので、試打した回数も少ないですが、いい印象をもっています。
全体的な質感も良く、日本メーカーの魅力満載です。
ソールにウェイトが2つ配置されていますが、それ以外は特に何も無く、シンプルなところが美しさにつながっています。
フェース面のデザインが独特でしたが、逆に手が込んでいるように見えました。
フックフェースのドライバーで、ちょっと意外でしたが、こういったところは今の流れなのかもしれません。
球があがりやすく、イージーなドライバーです。

キャロウェイ EPIC MAX FAST ドライバー
次はキャロウェイ EPIC MAX FAST ドライバーです。
このデザインがしばらく続いているので見慣れた感じがしますが、新たなマイナーチェンジが行われているのだろうと思いました。
シャロータイプで面長なところもありますが、フェース高が適度に維持されているのがいいです。
独特な顔をしていて、私の好みからは外れるのですが、これもキャロウェイが機能性を重視した結果なのかな?と思いました。
キャロウェイはテーラーメイド同様、フィーリング性能よりも、物理的性能を重要視する傾向があるようで、合理性を追求する海外のメーカーだと思っています。
球離れの速い独特な打感で弾道も力強いです。
ただ何球か試打していて、前のモデルと比べ、どこの部分が進化したのか分かりませんでした。

ブリヂストンゴルフ B1 ドライバー
次はBSのドライバー、B1 ドライバーです。
このドライバーも前のモデルとデザインが似ていて、あくまでマイナーチェンジなんだと思いました。
ヘッド全体が黒でビシッと決まっていて、ブランドマークの『B』が大きく目立っているので、BSファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
ソールの工夫やフェース面のミーリングなど、BS独自の工夫が見られるのも好印象です。
BSらしい丸っこい顔をしていて、カーボンコンポジットなのが少し意外でした。
構えやすくて、ややズシリとくる打感です。
見た目ハードそうですが、実際に打ってみると意外とそうでもないといいますか、ハードルをあげていない印象をもちました。

ヤマハ RMX VD ドライバー
次はヤマハのドライバーです。
久しぶりのヤマハだったせいか、試打する前からテンションが上がっていました。
このドライバーもウェイトを移動できるタイプです。
最近、流行っているのでしょうか?
それ以外は特に目立った工夫は見られず、シンプルでヤマハのイメージに合うカッコ良さがあるドライバーです。
独特な顔が意外でした。
ヤマハらしい美顔を予想していたのですが、違いました。
しっかり系の打感で、ヒッター向けのドライバーです。

ダンロップ ゼクシオ 12 ドライバー
次は国民的ブランドの登場です。
私はゼクシオに接する機会がそれほど多くなく、こうしてニューモデルを試打するだけのような気もします。
このドライバーも、これまでのゼクシオの伝統を引き継いでいて、いい意味で意外性はありませんでした。
ラージサイズのフックフェース。
そして軽量。
これが今のドライバーの主流といいますか、『多数派』といえるのかもしれません。
打感や音がいいのはさすがダンロップです。

DUNLOP XXIO X-eks-ドライバー
次も同じくゼクシオドライバーの登場です。
姉妹モデルの12と違い、黒をコンセプトにデザインされています。
ゼクシオの中でも、どちらかといえば『スリクソンに近い』という設定なのでしょうか?
しかし実際に試打してみると、ボールはあがりやすく高くあがっていくので、やはりゼクシオだな・・・。と思いました。
12よりはしっかり系のスペックなのだとは思いますが、そのハードルは決して高くありません。

ホンマ T//WORLD GS PROTOTYPE I ドライバー
次は本間のドライバーです。
以前、このドライバーの姉妹モデルを試打したのですが、フックフェースが残念でした。
ただドライバーとしてのポテンシャルはとても高く、凄いドライバーだな・・・。と思いました。
ここ数年の本間ドライバーの中でも、久々のヒットといえるのではないでしょうか?
どちらもいいドライバーですが、私はこのプロトタイプのほうが好きです。

BALDO SKY DRIVE MAX468
最後にBALDOドライバーの登場です。
これまでに無い斬新なデザインでバルドファンの中でも賛否が分かれると思います。
私は『否』のほうです。
しかしヘッドのもつポテンシャルはさすがバルドで、とても高いものを感じ取ることができ、さすがバルドだと思いました。
以上が今年下半期に出会った印象深いドライバーたちです。
今年のMVPは既に決まっているので、年明けに発表させていただきたいと思います。
2021年12月29日
今年下半期の印象深いユーティリティ(ハイブリッド)&フェアウェイウッド 2021
今日は、今年下半期に出会った、印象深いユーティリティをご紹介します。

KRANK GOLF Formula 6 ハイブリッド
ソールの独特なデザインと艶消しが印象的なハイブリッドです。
KRANK GOLFのハイブリッドを試打するのは初めてだったのですが、ドライバーほど尖った印象もなく、好感が持てました。
ただ、全体的な仕上げやマークなど、質感の部分で少し不満もありました。
ボールに対して構えやすく、意外とオーソドックスなタイプのハイブリッドです。
打感なども細かく配慮されていない感じがしましたが、こういったところは海外メーカーらしいといえるのかもしれません。
飛距離性能も普通で、特別どこかが秀でているという印象はもちませんでした。
なお、今年下半期に試打したハイブリッドはこのひとつだけだったので、フェアウェイウッドもご紹介したいと思います。

PRGR egg spoon BLACK
プロギアらしい、高性能なフェアウェイウッドです。
球があがりやすく、飛距離も出る優れものです。
直打ちでも球を拾いやすいので、実戦向きなところも気に入りました。
フェアウェイウッドも一本だけだったので、今日はこの2本だけのご紹介となります。
次回は、ドライバー編を発表させていただきたいと思います。

KRANK GOLF Formula 6 ハイブリッド
ソールの独特なデザインと艶消しが印象的なハイブリッドです。
KRANK GOLFのハイブリッドを試打するのは初めてだったのですが、ドライバーほど尖った印象もなく、好感が持てました。
ただ、全体的な仕上げやマークなど、質感の部分で少し不満もありました。
ボールに対して構えやすく、意外とオーソドックスなタイプのハイブリッドです。
打感なども細かく配慮されていない感じがしましたが、こういったところは海外メーカーらしいといえるのかもしれません。
飛距離性能も普通で、特別どこかが秀でているという印象はもちませんでした。
なお、今年下半期に試打したハイブリッドはこのひとつだけだったので、フェアウェイウッドもご紹介したいと思います。

PRGR egg spoon BLACK
プロギアらしい、高性能なフェアウェイウッドです。
球があがりやすく、飛距離も出る優れものです。
直打ちでも球を拾いやすいので、実戦向きなところも気に入りました。
フェアウェイウッドも一本だけだったので、今日はこの2本だけのご紹介となります。
次回は、ドライバー編を発表させていただきたいと思います。
2021年12月27日
今年下半期の印象深いアイアン 2021
今日は、今年下半期(7~12月)に出会った、印象深いアイアンをご紹介します。

Technica Pro I アイアン
まずは、このTechnica Pro I というアイアンです。
あのEPONの前身ということで、とても印象深く残っています。
名器、AF-301や302は、このアイアンの流れを汲んでいるのではないでしょうか?
シンプルで見た目も美しいアイアンです。
最新のアイアンもいいですが、クラシカルなアイアンもいいものだと思いました。
いろいろなクラブを試打していると、クラブばかりが先行してしまって、プレイヤー(ゴルファー)が置き去りになっているように感じることがあるのですが、このようなベーシックタイプはゴルファーとクラブが一緒に歩んでいけるといいますか、レベルアップしていけるように感じます。
希薄な関係ではなく、濃密な関係を築けそうです。

プロギア 01 アイアン
次はプロギア 01 アイアンです。
一見シンプルなハーフキャビティのようですが、バックフェースに工夫がされていました。
やや狭めのソール。
そして、独特なグースネックが印象的です。
あくまでも私の好みとしてですが、ストレートだと、もっと印象が良かったと思いますし、そのモデルを試打してみたいと思いました。

grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
次はgrindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン です。
grindworksのアイアンを試打した経験がまだ浅いのですが、とてもいい印象をもっています。
シンプルで美しい形状に見とれてしまいました。
バックフェースのソール側に大きな凹みがあるのが特徴的です。
こうすることで、重心を浅く、そして前にもってきているのかもしれません。
アイアンは構造上、ウッド系のクラブに比べて、重心が浅いものですが、今はかなり深いものもあって、バリエーションに富んでいます。
私は昔から重心が浅いものを好んでいたように今となって思います。
だからアイアンやウェッジが今でも好きなのかもしれません。
ドライバーでも、イメージとしてはシャフトよりも重心が前にあって欲しいです。
とてもいい顔をしていて、構えたときにも見とれてしまったのをよく覚えています。
いい顔をしたクラブを試打するのは、そうでないクラブと比べて、かなりテンションがあがります。
安定性や飛距離性能という点では、今のアイアンの中では秀でているとはいえないかもしれませんが、打感や操作性の高さは秀逸です。
私がビギナーの頃、ボールを真っ直ぐ飛ばそうとするよりも、左右に曲げたり、いろいろと遊んでみるほうが上達が早いよ・・・。と言われたことがあるのですが、このようなアイアンがまさにそれに適したクラブだと思います。
オートマチック系に飽きた方、物足りなさを感じてこられた方は、一度マニュアルタイプのアイアンを手にされ、ゴルフの楽しさをより深く味わってみられるものいいのではないでしょうか?

キャロウェイ EPIC FAST アイアン
次はキャロウェイ EPIC FAST アイアンです。
キャロウェイといえば、世界一のハイテククラブを作るメーカーという認識をもっています。
ビッグバーサから始まり、キャロウェイのゴルフクラブ業界に対する貢献度は計り知れません。
キャロウェイは完全にウッド系のクラブが得意なメーカーという認識が今でもありますが、アイアンにも力を入れています。
このアイアンはバックフェースにある工夫で、一目見て分かります。
これにはどういう効果が期待できるのか分かりませんが、シンプル好き(できればワンピースタイプ)な私は、この工夫は無くてもいいな・・・。と思ったことを覚えています。
見た目が派手で、いろいろな工夫がされていて、いかにも大きな効果が得られそうでも、実際に打ってみると、そうでもなかった・・・。ということがよくあります。
私は数え切れないほど、そのような経験をしてきました。
だから見た目で騙されず、実際に試打して、自分の感覚でクラブを吟味することが大切だと思っています。
クラブは常に進化していくものですし、そうでなければならないと思いますが、ハイテクな部分がありながらも、ベーシックなところを残して欲しいと思っています。
人間(プレイヤー)の感覚に寄り添っていて欲しいです。
このアイアンは飛距離性能に長けていて、『男前のディスタンス系』といったところでしょうか?

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE MC
そして、バルドの美しいアイアンに出会いました。
BALDO CORSA FORGED IRON TYPE MC です。
バルドはドライバーからウェッジまで、カッコいいという印象がありますが、このアイアンもまさにそんなタイプです。
緻密にデザインされたバックフェース。
これだけでも一見の価値があります。
メーカーによっては、いろいろなものを足しているだけで、逆にチープに見えたりすることもありますが、このアイアンにはそれがありません。
打感が良くなるよう、ヒッティングポイントが肉厚になっていて、いわゆる『凸型キャビティ』といえますが、ただ肉厚にするのではなく、このようにセンスのいいデザインに仕上げているのがさすがです。
ただ、作るほうがとんでもない手間が掛かっていると思うのですが・・・。
全体的な質感も良く、構えやすいので、さすがバルドだな・・・。と思いました。
打感が良く、それほど飛びすぎないところもいいです。
このアイアンを借りて、コースで試してみたいと思いました。

ホンマ T//WORLD TR21 X アイアン
次はホンマ T//WORLD TR21 X アイアンです。
本間のアイアンには昔から特別な思い入れがあるので、より注目して見てしまいます。
バックフェースのトゥ側にモグラマークがあるので、PP-727というアイアンを愛用していた私は懐かしさがこみあげてきました。
モグラマークと『HiroHonma』の文字があるからこそ、本間のアイアンでした。
安易にプレイヤーに迎合しないといいますか、『打てるものなら打ってみろ』と挑発してくるようなクラブが昔はたくさんありました。
ビギナーの頃の私は、クラブが易しいとか難しいということはあまり考えず、とにかく『憧れのクラブを使いこなせるようになる』ということしか考えていなかったように思います。
このアイアンは独特な膨らみがあったので、すぐに中空だと分かりました。
中空の人気も今はかなりあるようですが、私はノーマルなタイプが好きです。
構え感はまずまずで、中空タイプであるものの、打感は予想していたよりも良かったのを覚えています。

キャロウェイ X FORGED STARアイアン
そしてキャロウェイ X FORGED STARアイアンの登場です。
これまでも書いてきましたがX FORGEDは、私のキャロウェイアイアンに対する苦手意識を払拭してくれたモデルです。
なので、キャロウェイのアイアンもたくさんの種類が登場してきましたが、『X FORGED』は私にとって特別な存在です。
もし、この初期モデルが開発されることなく、従来のスルーボアタイプのアイアンばかりだったら、キャロウェイのアイアンを目にしても、スルーしていたかもしれません。
シンプルでオシャレなバックフェースがとても良いです。
構えやすいですし、打感が良かったのが印象的でした。
性能的に特筆するところはありませんが、歴代X FORGEDの流れをくむ、フィーリング性能に長けたアイアンです。

タイトリスト T100S アイアン
そして待望のタイトリストアイアンに出会いました。
タイトリスト T100S アイアンです。
このアイアンの印象といえば、やはりその秀逸な構えやすさです。
目尻が下がりっぱなしで見とれていたのを今でも思い出します。
私はアイアンの中でも、タイトリスト顔が大好きで、海外メーカーのアイアンを購入するのであれば、タイトリストを最優先に考えています。
飛距離が出るとか、あがりやすいとかいう前に、まずは『見とれさせてくれるほどのいい顔』をしたアイアンが好きです。
構え感と比べると、打感がイマイチだったのもよく覚えていますが、全体的によく仕上げられているな・・・。と思いました。

ブリヂストンゴルフ 213HF アイアン
次はブリヂストンゴルフ 213HF アイアンです。
バックフェースのデザインや、面長な感じから、かなりクセがきつくて構えづらいだろう・・・。と予想していたのですが、実際に構えてみると、そこまできつくないな・・・。というのが今も記憶に残っています。
いろいろなパーツが組み合わさっていて目立ちますが、実際の性能はそれほど暴れていない・・・。といいますか、アイアンの本質は忘れていないように感じました。
ブリヂストンが機能性アイアンを作ったら、このような形になるという見本のようなアイアンです。

テーラーメイド P790 アイアン
そしてテーラーメイド P790 アイアンに出会いました。
テーラーメイド中空シリーズです。
前のモデルを試打しているので、おおよその顔や打感は打つ前から想像できていました。
構えやすいのはいいのですが、打感はもうひとつでした。
しかし、このような中空フィーリングを好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。
飛距離性能や安定性も優れているアイアンです。

ヤマハ RMX VD40 アイアン
最後はヤマハの『巨大』という言葉がピッタリなアイアンです。
ヤマハ RMX VD40 アイアンです。
このアイアンは、まずそのヘッドの大きさに目が行き、ヒール側にある突起物のようなものも印象的です。
このようにするのは目的がはっきりしていますが、ここまで思い切った設計にするのも、ヤマハのいいところだと思います。
クセがきつく、かなりの『異型』なのかと思っていましたが、実際に構えてみると、そこまででもなく、普通に構えることができました。
こういったところが一昔前のアイアンと今のアイアンとの違いなのかもしれません。
打感は好きになれませんでしたが、豪華客船といえるほどの安定感といいますか、オートマチック性が秀でたアイアンです。
以上が、今年下半期に出会った印象深いアイアンたちです。
どれも個性の強いものばかりで、アイアン好きの私としては楽しく試打することができました。
ウェッジとドライバーは既にMVPが決定しているのですが、アイアンやユーティリティ・フェアウェイウッドはまだ決まっていません。
次回は今年下半期に出会った印象深いユーティリティをご紹介したいと思います。

Technica Pro I アイアン
まずは、このTechnica Pro I というアイアンです。
あのEPONの前身ということで、とても印象深く残っています。
名器、AF-301や302は、このアイアンの流れを汲んでいるのではないでしょうか?
シンプルで見た目も美しいアイアンです。
最新のアイアンもいいですが、クラシカルなアイアンもいいものだと思いました。
いろいろなクラブを試打していると、クラブばかりが先行してしまって、プレイヤー(ゴルファー)が置き去りになっているように感じることがあるのですが、このようなベーシックタイプはゴルファーとクラブが一緒に歩んでいけるといいますか、レベルアップしていけるように感じます。
希薄な関係ではなく、濃密な関係を築けそうです。

プロギア 01 アイアン
次はプロギア 01 アイアンです。
一見シンプルなハーフキャビティのようですが、バックフェースに工夫がされていました。
やや狭めのソール。
そして、独特なグースネックが印象的です。
あくまでも私の好みとしてですが、ストレートだと、もっと印象が良かったと思いますし、そのモデルを試打してみたいと思いました。

grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
次はgrindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン です。
grindworksのアイアンを試打した経験がまだ浅いのですが、とてもいい印象をもっています。
シンプルで美しい形状に見とれてしまいました。
バックフェースのソール側に大きな凹みがあるのが特徴的です。
こうすることで、重心を浅く、そして前にもってきているのかもしれません。
アイアンは構造上、ウッド系のクラブに比べて、重心が浅いものですが、今はかなり深いものもあって、バリエーションに富んでいます。
私は昔から重心が浅いものを好んでいたように今となって思います。
だからアイアンやウェッジが今でも好きなのかもしれません。
ドライバーでも、イメージとしてはシャフトよりも重心が前にあって欲しいです。
とてもいい顔をしていて、構えたときにも見とれてしまったのをよく覚えています。
いい顔をしたクラブを試打するのは、そうでないクラブと比べて、かなりテンションがあがります。
安定性や飛距離性能という点では、今のアイアンの中では秀でているとはいえないかもしれませんが、打感や操作性の高さは秀逸です。
私がビギナーの頃、ボールを真っ直ぐ飛ばそうとするよりも、左右に曲げたり、いろいろと遊んでみるほうが上達が早いよ・・・。と言われたことがあるのですが、このようなアイアンがまさにそれに適したクラブだと思います。
オートマチック系に飽きた方、物足りなさを感じてこられた方は、一度マニュアルタイプのアイアンを手にされ、ゴルフの楽しさをより深く味わってみられるものいいのではないでしょうか?

キャロウェイ EPIC FAST アイアン
次はキャロウェイ EPIC FAST アイアンです。
キャロウェイといえば、世界一のハイテククラブを作るメーカーという認識をもっています。
ビッグバーサから始まり、キャロウェイのゴルフクラブ業界に対する貢献度は計り知れません。
キャロウェイは完全にウッド系のクラブが得意なメーカーという認識が今でもありますが、アイアンにも力を入れています。
このアイアンはバックフェースにある工夫で、一目見て分かります。
これにはどういう効果が期待できるのか分かりませんが、シンプル好き(できればワンピースタイプ)な私は、この工夫は無くてもいいな・・・。と思ったことを覚えています。
見た目が派手で、いろいろな工夫がされていて、いかにも大きな効果が得られそうでも、実際に打ってみると、そうでもなかった・・・。ということがよくあります。
私は数え切れないほど、そのような経験をしてきました。
だから見た目で騙されず、実際に試打して、自分の感覚でクラブを吟味することが大切だと思っています。
クラブは常に進化していくものですし、そうでなければならないと思いますが、ハイテクな部分がありながらも、ベーシックなところを残して欲しいと思っています。
人間(プレイヤー)の感覚に寄り添っていて欲しいです。
このアイアンは飛距離性能に長けていて、『男前のディスタンス系』といったところでしょうか?

BALDO CORSA FORGED IRON TYPE MC
そして、バルドの美しいアイアンに出会いました。
BALDO CORSA FORGED IRON TYPE MC です。
バルドはドライバーからウェッジまで、カッコいいという印象がありますが、このアイアンもまさにそんなタイプです。
緻密にデザインされたバックフェース。
これだけでも一見の価値があります。
メーカーによっては、いろいろなものを足しているだけで、逆にチープに見えたりすることもありますが、このアイアンにはそれがありません。
打感が良くなるよう、ヒッティングポイントが肉厚になっていて、いわゆる『凸型キャビティ』といえますが、ただ肉厚にするのではなく、このようにセンスのいいデザインに仕上げているのがさすがです。
ただ、作るほうがとんでもない手間が掛かっていると思うのですが・・・。
全体的な質感も良く、構えやすいので、さすがバルドだな・・・。と思いました。
打感が良く、それほど飛びすぎないところもいいです。
このアイアンを借りて、コースで試してみたいと思いました。

ホンマ T//WORLD TR21 X アイアン
次はホンマ T//WORLD TR21 X アイアンです。
本間のアイアンには昔から特別な思い入れがあるので、より注目して見てしまいます。
バックフェースのトゥ側にモグラマークがあるので、PP-727というアイアンを愛用していた私は懐かしさがこみあげてきました。
モグラマークと『HiroHonma』の文字があるからこそ、本間のアイアンでした。
安易にプレイヤーに迎合しないといいますか、『打てるものなら打ってみろ』と挑発してくるようなクラブが昔はたくさんありました。
ビギナーの頃の私は、クラブが易しいとか難しいということはあまり考えず、とにかく『憧れのクラブを使いこなせるようになる』ということしか考えていなかったように思います。
このアイアンは独特な膨らみがあったので、すぐに中空だと分かりました。
中空の人気も今はかなりあるようですが、私はノーマルなタイプが好きです。
構え感はまずまずで、中空タイプであるものの、打感は予想していたよりも良かったのを覚えています。

キャロウェイ X FORGED STARアイアン
そしてキャロウェイ X FORGED STARアイアンの登場です。
これまでも書いてきましたがX FORGEDは、私のキャロウェイアイアンに対する苦手意識を払拭してくれたモデルです。
なので、キャロウェイのアイアンもたくさんの種類が登場してきましたが、『X FORGED』は私にとって特別な存在です。
もし、この初期モデルが開発されることなく、従来のスルーボアタイプのアイアンばかりだったら、キャロウェイのアイアンを目にしても、スルーしていたかもしれません。
シンプルでオシャレなバックフェースがとても良いです。
構えやすいですし、打感が良かったのが印象的でした。
性能的に特筆するところはありませんが、歴代X FORGEDの流れをくむ、フィーリング性能に長けたアイアンです。

タイトリスト T100S アイアン
そして待望のタイトリストアイアンに出会いました。
タイトリスト T100S アイアンです。
このアイアンの印象といえば、やはりその秀逸な構えやすさです。
目尻が下がりっぱなしで見とれていたのを今でも思い出します。
私はアイアンの中でも、タイトリスト顔が大好きで、海外メーカーのアイアンを購入するのであれば、タイトリストを最優先に考えています。
飛距離が出るとか、あがりやすいとかいう前に、まずは『見とれさせてくれるほどのいい顔』をしたアイアンが好きです。
構え感と比べると、打感がイマイチだったのもよく覚えていますが、全体的によく仕上げられているな・・・。と思いました。

ブリヂストンゴルフ 213HF アイアン
次はブリヂストンゴルフ 213HF アイアンです。
バックフェースのデザインや、面長な感じから、かなりクセがきつくて構えづらいだろう・・・。と予想していたのですが、実際に構えてみると、そこまできつくないな・・・。というのが今も記憶に残っています。
いろいろなパーツが組み合わさっていて目立ちますが、実際の性能はそれほど暴れていない・・・。といいますか、アイアンの本質は忘れていないように感じました。
ブリヂストンが機能性アイアンを作ったら、このような形になるという見本のようなアイアンです。

テーラーメイド P790 アイアン
そしてテーラーメイド P790 アイアンに出会いました。
テーラーメイド中空シリーズです。
前のモデルを試打しているので、おおよその顔や打感は打つ前から想像できていました。
構えやすいのはいいのですが、打感はもうひとつでした。
しかし、このような中空フィーリングを好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。
飛距離性能や安定性も優れているアイアンです。

ヤマハ RMX VD40 アイアン
最後はヤマハの『巨大』という言葉がピッタリなアイアンです。
ヤマハ RMX VD40 アイアンです。
このアイアンは、まずそのヘッドの大きさに目が行き、ヒール側にある突起物のようなものも印象的です。
このようにするのは目的がはっきりしていますが、ここまで思い切った設計にするのも、ヤマハのいいところだと思います。
クセがきつく、かなりの『異型』なのかと思っていましたが、実際に構えてみると、そこまででもなく、普通に構えることができました。
こういったところが一昔前のアイアンと今のアイアンとの違いなのかもしれません。
打感は好きになれませんでしたが、豪華客船といえるほどの安定感といいますか、オートマチック性が秀でたアイアンです。
以上が、今年下半期に出会った印象深いアイアンたちです。
どれも個性の強いものばかりで、アイアン好きの私としては楽しく試打することができました。
ウェッジとドライバーは既にMVPが決定しているのですが、アイアンやユーティリティ・フェアウェイウッドはまだ決まっていません。
次回は今年下半期に出会った印象深いユーティリティをご紹介したいと思います。
2021年12月26日
今年下半期の印象深いウェッジ 2021
今年も残りわずかとなったので、今日は『今年下半期に出会った、印象深いウェッジ』をご紹介します。
掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

ARTISAN ウェッジ
まずはARTISAN ウェッジです。
初めて試打したメーカーのクラブで、このメーカーのことを知らなかったのですが、とてもいいウェッジだということを強く感じました。
構えやすさ・打感・そしてスピン性能がハイレベルでありながら、『スピンの出し入れ』ができるといいますか、コントロールしやすいのがすごくいいです。
実戦向きで飽きないタイプのウェッジだと思います。

Grandista RS-W ウェッジ
次はGrandistaのウェッジです。
Grandistaのウェッジを試打するのも初めてだったのですが、すごく気に入りました。
構えやすさと打感が秀逸で、スピンがすごくよく掛かります。
かなり上から潰して打てるタイプなので、最新モデルでありながら、昔ながらのクラシカルな雰囲気があり、すごく魅了されました。

PING GLIDE FORGED PRO WEDGE
最後はPINGのウェッジです。
PINGのウェッジは、これまで何度か試打していて、その性能の高さを実感しています。
アイアンにも共通して言えるのですが、マニュアルタイプでありながら、大らかさをもっているのがすごくいいです。
スピンも安定していて、実戦向きなところも気に入っています。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いウェッジたちです。
コロナの影響で、練習場に行く回数が減って試打したクラブも少ないですが、それでもいいクラブにたくさん出会うことができました。
次回は『今年下半期に出会った、印象深いアイアン』をご紹介したいと思います。
掲載順は試打した順番であり、ランキングではありません。

ARTISAN ウェッジ
まずはARTISAN ウェッジです。
初めて試打したメーカーのクラブで、このメーカーのことを知らなかったのですが、とてもいいウェッジだということを強く感じました。
構えやすさ・打感・そしてスピン性能がハイレベルでありながら、『スピンの出し入れ』ができるといいますか、コントロールしやすいのがすごくいいです。
実戦向きで飽きないタイプのウェッジだと思います。

Grandista RS-W ウェッジ
次はGrandistaのウェッジです。
Grandistaのウェッジを試打するのも初めてだったのですが、すごく気に入りました。
構えやすさと打感が秀逸で、スピンがすごくよく掛かります。
かなり上から潰して打てるタイプなので、最新モデルでありながら、昔ながらのクラシカルな雰囲気があり、すごく魅了されました。

PING GLIDE FORGED PRO WEDGE
最後はPINGのウェッジです。
PINGのウェッジは、これまで何度か試打していて、その性能の高さを実感しています。
アイアンにも共通して言えるのですが、マニュアルタイプでありながら、大らかさをもっているのがすごくいいです。
スピンも安定していて、実戦向きなところも気に入っています。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いウェッジたちです。
コロナの影響で、練習場に行く回数が減って試打したクラブも少ないですが、それでもいいクラブにたくさん出会うことができました。
次回は『今年下半期に出会った、印象深いアイアン』をご紹介したいと思います。
2021年07月18日
今年上半期の印象深いドライバー 2021
今日は、今年上半期に出会った印象深いドライバーを紹介させていただきます。
尚掲載順は試打した順番です。

テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー
まずはテーラーメイドのドライバーです。
テーラーメイドらしく、複数の素材が組み合わさった、機能性の高いドライバーとなっています。
ウェイトの移動システムが排除されたからなのか、以前よりもすっきりしているように感じました。
バックフェースにある大きなウェイトが目立っていて、重心も深そうです。
数年前、浅重心のドライバーを発売していましたが、最近は変わってきているのかもしれません。
しかし、ゴルフクラブはファッションと似たところがあって、流行が繰り返すところがあるので、また復活してくるかもしれません。
顔はまずまずで、打感や音は好感が持てました。
全体的にまとまっていて、バランスがとれているように感じます。

ホンマ T//WORLD GS ドライバー
次はこのホンマのドライバーです。
このドライバーは、その『球のつかまりやすさ』と『飛距離性能』が強烈な印象として残っています。
フェースの弾きが良くて、初速の出るドライバーです。
このドライバーを試打しながら、『ターボエンジン』を連想したことを思い出しました。
これまでホンマはその長い伝統から、やや『保守的』と感じられるところもありましたが、このドライバーはかなり『攻めている』ように感じられます。
このドライバーのつかまえ顔が気にならない方には、かなり頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?
試打する前は、かなりイージー系の特色が強いのかと思っていましたが、実際に打ってみるとライナー系の強い球がでます。
かなりポテンシャルの高いドライバーです。

ヨネックス Royal EZONE ドライバー
次はヨネックスの高級感溢れるドライバーです。
ヨネックスもターゲットにするゴルファーを分けてブランドを作っていて、ロイヤルシリーズは『エグゼクティブ』ゴルファー向けといっていいように思います。
最近のドライバーはかなりイージー系に向かっていて、昔ほどハードなものが少なくなりましたが、それでもこのドライバーは球があがりやすくて大らかなので、はっきりとしたイージー系ドライバーといっていいように思います。
かなりの軽量感があり、フェース面のデザインも独特ですが、これはヨネックスらしい工夫といえます。
顔が好みではなかったのですが、これが今の『イージー系スタンダード』といっていいのかもしれません。
叩いていっては逆に距離をロスするので、ボールの横っ面を優しくなでるようなイメージで打つのがいいように感じました。

キャロウェイ EPIC MAX LS ドライバー
そしてキャロウェイの高機能&高性能なドライバーです。
キャロウェイもかなりの『複合型』といいますか、色々なパーツが組み合わさったドライバーが多いですが、これも海外メーカーの特徴といえるでしょうか?
どちらかといえば『ゴチャゴチャ系』だと思うのですが、センスのいいデザインであまり美観が損なわれていないのがいいです。
基本性能もしっかりしていて、飛距離性能も長けています。
最近は少なくなりつつある、調整機能付きドライバーなので、大好きだ・・・。という方も多いのではないでしょうか?
私がまだビギナーの頃、クラブ(ドライバーやアイアンなど)に鉛をベタベタと貼っていたのですが、それを見た先輩から、
「鉛を貼るよりも、まずはお前のスイングを良くしろよ。」と言われたことをよく覚えています。
今思えば、先輩の指摘は的確でした。
私の未熟なスイングでは、いくら鉛を貼ろうがシャフトを替えようが、根本的な解決には至りません。
まずはスイングを高めて、あくまでそれを補佐する意味での鉛や調整機能だな・・・。と、このドライバーを試打しながら思ったことを思い出しました。
スイングを高めるには素振りが最適な練習法です。
スイングの形だけでなく、アドレスやタイミングの確認・音を聞き分けることも素振りで出来ちゃいます。
また、基本一人で練習するので自分のペースで行えますし、お金もかかりません。
キャロウェイのドライバーは美顔とクセのある顔の二種類があるのですが、このドライバーは後者のほうで、私はあまり好きになれませんでした。

Design Tuning IDV ドライバー
次はデザインチューニングのドライバーです。
シャフトは何度か試したことがあったのですが、ヘッドは初めてでした。
どんな感じなんだろう・・・?と好奇心一杯で試打しました。
カラフルなデザインではなく、『黒一色』といったモノクロ感がたまりません。
バックフェースがかなり大きくえぐられているので、ナイキのドライバーを思い出しました。
重心が浅いドライバーによく見られる特徴です。
ソール形状も独特ですが、全体的なデザインは崩れていなくて、カッコいいところに魅力を感じました。
構えやすくて打感や音も好感がもてて、さすがデザインチューニングです。
フィーリングを犠牲にして機能性ばかりを追求してしまうと、そのメーカーやブランドに対するイメージが下がってしまうこともあるのですが、このドライバーは好感が持てました。
見た目以上にハードルが低く、親しみやすいところがあるのも、このドライバーの魅力といえます。

ウィルソン D-300 ドライバー
最後はウィルソンのドライバーです。
最近はなかなか見かけなくなりましたが、老舗メーカーのひとつであり、私たちゴルファーをワクワクさせてくれるメーカーのひとつでした。
私は昔、ジョン・デーリー選手モデルの『キラーホエール』という名前のドライバーとフェアウェイウッドを使っていたことがあるので、ウィルソンにもいい思い出がありますし、親近感を覚えました。
このドライバーはネックに調整機能が搭載されていて、ソールにある大きなウェイトが目立っていて、クラウンにある突起物も印象的です。
打感や音も好感がもてて、全体的にバランスがとれているように感じました。
以上が、今年上半期出会った、印象深いドライバーたちです。
次回からは、通常に記事に戻らせていただきたいと思います。
尚掲載順は試打した順番です。

テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー
まずはテーラーメイドのドライバーです。
テーラーメイドらしく、複数の素材が組み合わさった、機能性の高いドライバーとなっています。
ウェイトの移動システムが排除されたからなのか、以前よりもすっきりしているように感じました。
バックフェースにある大きなウェイトが目立っていて、重心も深そうです。
数年前、浅重心のドライバーを発売していましたが、最近は変わってきているのかもしれません。
しかし、ゴルフクラブはファッションと似たところがあって、流行が繰り返すところがあるので、また復活してくるかもしれません。
顔はまずまずで、打感や音は好感が持てました。
全体的にまとまっていて、バランスがとれているように感じます。

ホンマ T//WORLD GS ドライバー
次はこのホンマのドライバーです。
このドライバーは、その『球のつかまりやすさ』と『飛距離性能』が強烈な印象として残っています。
フェースの弾きが良くて、初速の出るドライバーです。
このドライバーを試打しながら、『ターボエンジン』を連想したことを思い出しました。
これまでホンマはその長い伝統から、やや『保守的』と感じられるところもありましたが、このドライバーはかなり『攻めている』ように感じられます。
このドライバーのつかまえ顔が気にならない方には、かなり頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?
試打する前は、かなりイージー系の特色が強いのかと思っていましたが、実際に打ってみるとライナー系の強い球がでます。
かなりポテンシャルの高いドライバーです。

ヨネックス Royal EZONE ドライバー
次はヨネックスの高級感溢れるドライバーです。
ヨネックスもターゲットにするゴルファーを分けてブランドを作っていて、ロイヤルシリーズは『エグゼクティブ』ゴルファー向けといっていいように思います。
最近のドライバーはかなりイージー系に向かっていて、昔ほどハードなものが少なくなりましたが、それでもこのドライバーは球があがりやすくて大らかなので、はっきりとしたイージー系ドライバーといっていいように思います。
かなりの軽量感があり、フェース面のデザインも独特ですが、これはヨネックスらしい工夫といえます。
顔が好みではなかったのですが、これが今の『イージー系スタンダード』といっていいのかもしれません。
叩いていっては逆に距離をロスするので、ボールの横っ面を優しくなでるようなイメージで打つのがいいように感じました。

キャロウェイ EPIC MAX LS ドライバー
そしてキャロウェイの高機能&高性能なドライバーです。
キャロウェイもかなりの『複合型』といいますか、色々なパーツが組み合わさったドライバーが多いですが、これも海外メーカーの特徴といえるでしょうか?
どちらかといえば『ゴチャゴチャ系』だと思うのですが、センスのいいデザインであまり美観が損なわれていないのがいいです。
基本性能もしっかりしていて、飛距離性能も長けています。
最近は少なくなりつつある、調整機能付きドライバーなので、大好きだ・・・。という方も多いのではないでしょうか?
私がまだビギナーの頃、クラブ(ドライバーやアイアンなど)に鉛をベタベタと貼っていたのですが、それを見た先輩から、
「鉛を貼るよりも、まずはお前のスイングを良くしろよ。」と言われたことをよく覚えています。
今思えば、先輩の指摘は的確でした。
私の未熟なスイングでは、いくら鉛を貼ろうがシャフトを替えようが、根本的な解決には至りません。
まずはスイングを高めて、あくまでそれを補佐する意味での鉛や調整機能だな・・・。と、このドライバーを試打しながら思ったことを思い出しました。
スイングを高めるには素振りが最適な練習法です。
スイングの形だけでなく、アドレスやタイミングの確認・音を聞き分けることも素振りで出来ちゃいます。
また、基本一人で練習するので自分のペースで行えますし、お金もかかりません。
キャロウェイのドライバーは美顔とクセのある顔の二種類があるのですが、このドライバーは後者のほうで、私はあまり好きになれませんでした。

Design Tuning IDV ドライバー
次はデザインチューニングのドライバーです。
シャフトは何度か試したことがあったのですが、ヘッドは初めてでした。
どんな感じなんだろう・・・?と好奇心一杯で試打しました。
カラフルなデザインではなく、『黒一色』といったモノクロ感がたまりません。
バックフェースがかなり大きくえぐられているので、ナイキのドライバーを思い出しました。
重心が浅いドライバーによく見られる特徴です。
ソール形状も独特ですが、全体的なデザインは崩れていなくて、カッコいいところに魅力を感じました。
構えやすくて打感や音も好感がもてて、さすがデザインチューニングです。
フィーリングを犠牲にして機能性ばかりを追求してしまうと、そのメーカーやブランドに対するイメージが下がってしまうこともあるのですが、このドライバーは好感が持てました。
見た目以上にハードルが低く、親しみやすいところがあるのも、このドライバーの魅力といえます。

ウィルソン D-300 ドライバー
最後はウィルソンのドライバーです。
最近はなかなか見かけなくなりましたが、老舗メーカーのひとつであり、私たちゴルファーをワクワクさせてくれるメーカーのひとつでした。
私は昔、ジョン・デーリー選手モデルの『キラーホエール』という名前のドライバーとフェアウェイウッドを使っていたことがあるので、ウィルソンにもいい思い出がありますし、親近感を覚えました。
このドライバーはネックに調整機能が搭載されていて、ソールにある大きなウェイトが目立っていて、クラウンにある突起物も印象的です。
打感や音も好感がもてて、全体的にバランスがとれているように感じました。
以上が、今年上半期出会った、印象深いドライバーたちです。
次回からは、通常に記事に戻らせていただきたいと思います。
2021年07月13日
今年上半期の印象深いフェアウェイウッド 2021
今日は、今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドを紹介させていただきます。
尚掲載順は試打した順番です。

テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
まずはこのテーラーメイドのフェアウェイウッドです。
以前から思っていましたが、テーラーメイドは本当にフェアウェイウッドなどのウッド系が上手いメーカーだと感じました。
常に新たなアイデアと戦略で私たちゴルファーを楽しませてくれます。
斬新なアイデアがそのまま実利につながっているように思います。
テーラーメイドのクラブはちょっと前まで、『ゴチャゴチャ系』が多かったように思うのですが、このクラブはシンプルです。
それでいて基本性能はしっかりしています。
調整機能が搭載されていないので不満に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、私はこれで良いと思っています。
構えやすくて打感や音も良く、飛距離性能に長けたフェアウェイウッドです。
このような攻撃的なクリークが登場すると、スプーンの登場回数がどんどん減っていくかもしれません。

プロギア LS フェアウェイウッド
次はプロギアのフェアウェイウッドです。
プロギアもウッド系のクラブが上手なメーカーだと私は思っています。
日米の優秀なウッド系メーカーの共演といったところでしょうか?
テーラーメイドでは主に『Vスチール』や『V10』というフェアウェイウッドにずっとお世話になっていましたし、プロギアでは主に『DUO HIT』というクラブを愛用していました。
特にDUO HITは飛距離の出るクラブで同伴競技者から羨ましがられた記憶があります。
球があがりやすくて距離が出るので、コースでもかなり助けられました。
プロギアは常にワクワクを与えてくれるメーカーです。
そのアイデアと実用性の高さにおいて、アメリカメーカーのテーラーメイドに負けていません。
このクラブはテーラーメイドのRBZのような大きな溝が特徴的で、プロギアらしくないと思ったのですが、基本性能の高さはさすがプロギアです。
充分堪能することができました。
最初はヒッター向けなのかな?と思いましたが、実際に打ってみると球はあがりやすくて、そんなことはないということが分かりました。
スインガータイプの方に合いやすいクラブだと思います。
直打ちでも充分あげてくれるので、いろいろな場面で活躍してくれそうです。
プロギアとテーラーメイドは、その『アイデアの斬新さ』や『流行を作る』という共通点がありますが、大きな違いといえば、『質感』です。
この質感という点において、私はプロギアのほうが好きです。
テーラーメイドのクラブもいいですが、これまで質感が悪くてチープに見えたものもありましたし、オモチャのように見えたクラブもあったのは事実です。
それはどのメーカーよりも、テーラーメイドが大量販売で、とにかく『質より量』といった方向性だからかもしれません。
時にはあまり良くないな・・・。と思うこともあれば、これはいいな・・・。と思えるクラブに出会います。
もちろん、そういったことはプロギアをはじめ他のメーカーにも見られるのですが、テーラーメイドはそれが顕著です。
プロギアも一時期、ちょっと敬遠したくなるようなことがあったのですが、ブランドを分けるようになって、改善されたように思います。

新型コロナウィルスがなかなか収束しません。
あと10日ほどで、東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、何事も無く無事終わって欲しいです。
コロナ以前は、とにかく日本人選手の活躍を期待していましたが、今はとにかく無事閉幕して欲しい・・・。という願いだけです。
コロナの影響でゴルフ場や練習場に行く機会が減っています。
ゴルフ場や練習場は密にならないので、コロナの影響は少ないといわれていますが、それでもゴルフ場やゴルフ練習場へ行く回数が少なくなりました。
ゴルフを愛する私にはとても辛いことではあるのですが、コロナが収束するまでの我慢だと自分自身に言い聞かせています。
帰宅してからは素振りを欠かさず行っています。
一刻も早く、コロナ以前の生活に戻れますように。
次回は今年上半期の印象深いドライバーをご紹介します。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
尚掲載順は試打した順番です。

テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
まずはこのテーラーメイドのフェアウェイウッドです。
以前から思っていましたが、テーラーメイドは本当にフェアウェイウッドなどのウッド系が上手いメーカーだと感じました。
常に新たなアイデアと戦略で私たちゴルファーを楽しませてくれます。
斬新なアイデアがそのまま実利につながっているように思います。
テーラーメイドのクラブはちょっと前まで、『ゴチャゴチャ系』が多かったように思うのですが、このクラブはシンプルです。
それでいて基本性能はしっかりしています。
調整機能が搭載されていないので不満に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、私はこれで良いと思っています。
構えやすくて打感や音も良く、飛距離性能に長けたフェアウェイウッドです。
このような攻撃的なクリークが登場すると、スプーンの登場回数がどんどん減っていくかもしれません。

プロギア LS フェアウェイウッド
次はプロギアのフェアウェイウッドです。
プロギアもウッド系のクラブが上手なメーカーだと私は思っています。
日米の優秀なウッド系メーカーの共演といったところでしょうか?
テーラーメイドでは主に『Vスチール』や『V10』というフェアウェイウッドにずっとお世話になっていましたし、プロギアでは主に『DUO HIT』というクラブを愛用していました。
特にDUO HITは飛距離の出るクラブで同伴競技者から羨ましがられた記憶があります。
球があがりやすくて距離が出るので、コースでもかなり助けられました。
プロギアは常にワクワクを与えてくれるメーカーです。
そのアイデアと実用性の高さにおいて、アメリカメーカーのテーラーメイドに負けていません。
このクラブはテーラーメイドのRBZのような大きな溝が特徴的で、プロギアらしくないと思ったのですが、基本性能の高さはさすがプロギアです。
充分堪能することができました。
最初はヒッター向けなのかな?と思いましたが、実際に打ってみると球はあがりやすくて、そんなことはないということが分かりました。
スインガータイプの方に合いやすいクラブだと思います。
直打ちでも充分あげてくれるので、いろいろな場面で活躍してくれそうです。
プロギアとテーラーメイドは、その『アイデアの斬新さ』や『流行を作る』という共通点がありますが、大きな違いといえば、『質感』です。
この質感という点において、私はプロギアのほうが好きです。
テーラーメイドのクラブもいいですが、これまで質感が悪くてチープに見えたものもありましたし、オモチャのように見えたクラブもあったのは事実です。
それはどのメーカーよりも、テーラーメイドが大量販売で、とにかく『質より量』といった方向性だからかもしれません。
時にはあまり良くないな・・・。と思うこともあれば、これはいいな・・・。と思えるクラブに出会います。
もちろん、そういったことはプロギアをはじめ他のメーカーにも見られるのですが、テーラーメイドはそれが顕著です。
プロギアも一時期、ちょっと敬遠したくなるようなことがあったのですが、ブランドを分けるようになって、改善されたように思います。

新型コロナウィルスがなかなか収束しません。
あと10日ほどで、東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、何事も無く無事終わって欲しいです。
コロナ以前は、とにかく日本人選手の活躍を期待していましたが、今はとにかく無事閉幕して欲しい・・・。という願いだけです。
コロナの影響でゴルフ場や練習場に行く機会が減っています。
ゴルフ場や練習場は密にならないので、コロナの影響は少ないといわれていますが、それでもゴルフ場やゴルフ練習場へ行く回数が少なくなりました。
ゴルフを愛する私にはとても辛いことではあるのですが、コロナが収束するまでの我慢だと自分自身に言い聞かせています。
帰宅してからは素振りを欠かさず行っています。
一刻も早く、コロナ以前の生活に戻れますように。
次回は今年上半期の印象深いドライバーをご紹介します。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2021年07月09日
今年上半期の印象深いユーティリティ(ハイブリッド) 2021
今日は、今年上半期に出会った、印象深いユーティリティ(ハイブリッド)を紹介させていただきます。
尚掲載順は試打した順番です。

キャロウェイ APEX ユーティリティ
まずはこのカッコいいキャロウェイのユーティリティです。
キャロウェイらしいハイテク感のある機能的なデザインが特徴的ですが、実際の性能も優れていてバランスがとれています。
このクラブはソールに個性があって、そのデザインや形状が印象的でした。
最近では少なくなりつつある、調整機能がついたユーティリティなので、好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
大きさや形状はオーソドックスなタイプで、クラウンはカーボンコンポジットです。
実際に打ってみると球もあがりやすいですし、ハードルの高さは感じませんでした。

ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド
次はスリクソンのハイブリッドです。
スリクソンらしく、シンプルでカッコいいです。
構えた感じは正直、好みとは違うところがあったのですが、打感や音は好感が持てました。

ホンマ T//WORLD GS ユーティリティ
次はホンマGSシリーズのユーティリティです。
同じシリーズのドライバーの性能がとても良いので、いい流れを感じていて、ホンマの勢いが感じられます。
ただ残念ながら、このクラブの顔には好感が持てませんでした。
『逆くの字』タイプだったのをよく覚えています。
絶対右には行かせない顔だな・・・。と思いながら見ていました。
私には苦手なタイプですが、この顔がジャストフィットする方もいらっしゃるのではないでしょうか?
打感が良く、飛距離性能に長けたユーティリティです。

テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
次はテーラーメイドSIMシリーズのユーティリティ(レスキュー)です。
オーソドックスな形状と大きさで、クラウンのツートンカラーにも慣れてきました。
一時期、テーラーメイドのクラブは構えづらいものがあったように思うのですが、最近はそれがすごく改善されたように思います。
色遣いが派手になった感はありますが、基本性能はしっかりしています。
球はあがりやすくて、タフさはありません。
安定性もなかなかいい感じで、飛距離性能に優れたユーティリティです。
以上が、今年上半期に出会った、印象深いユーティリティたちです。
次回はフェアウェイウッド編を書かせていただきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
尚掲載順は試打した順番です。

キャロウェイ APEX ユーティリティ
まずはこのカッコいいキャロウェイのユーティリティです。
キャロウェイらしいハイテク感のある機能的なデザインが特徴的ですが、実際の性能も優れていてバランスがとれています。
このクラブはソールに個性があって、そのデザインや形状が印象的でした。
最近では少なくなりつつある、調整機能がついたユーティリティなので、好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
大きさや形状はオーソドックスなタイプで、クラウンはカーボンコンポジットです。
実際に打ってみると球もあがりやすいですし、ハードルの高さは感じませんでした。

ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド
次はスリクソンのハイブリッドです。
スリクソンらしく、シンプルでカッコいいです。
構えた感じは正直、好みとは違うところがあったのですが、打感や音は好感が持てました。

ホンマ T//WORLD GS ユーティリティ
次はホンマGSシリーズのユーティリティです。
同じシリーズのドライバーの性能がとても良いので、いい流れを感じていて、ホンマの勢いが感じられます。
ただ残念ながら、このクラブの顔には好感が持てませんでした。
『逆くの字』タイプだったのをよく覚えています。
絶対右には行かせない顔だな・・・。と思いながら見ていました。
私には苦手なタイプですが、この顔がジャストフィットする方もいらっしゃるのではないでしょうか?
打感が良く、飛距離性能に長けたユーティリティです。

テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
次はテーラーメイドSIMシリーズのユーティリティ(レスキュー)です。
オーソドックスな形状と大きさで、クラウンのツートンカラーにも慣れてきました。
一時期、テーラーメイドのクラブは構えづらいものがあったように思うのですが、最近はそれがすごく改善されたように思います。
色遣いが派手になった感はありますが、基本性能はしっかりしています。
球はあがりやすくて、タフさはありません。
安定性もなかなかいい感じで、飛距離性能に優れたユーティリティです。
以上が、今年上半期に出会った、印象深いユーティリティたちです。
次回はフェアウェイウッド編を書かせていただきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。