朝日ゴルフ用品
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2023年05月29日
朝日ゴルフ用品 METALFACTORY A9 -SKY- UT

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METALFACTORY A9 -SKY- UT です。

シャフトは MURAKUMO HAYATE-UT です。
ロフトは23度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、バランスはD1、トルクは3.8、キックポイントは中先調子、クラブ総重量は349g です。

とても美しく、高級感あふれるメタルファクトリーのユーティリティです。

メタルファクトリーのイメージとちょっと違うように見えましたが、これもすごく綺麗で好感が持てます。
ヘッドの形状や大きさは、オーソドックスな感じのUTです。

この大きなウェイトがよく目立っています。
『03』という数字がありました。
どういう意味なのでしょうか?

ソールには溝といいますか、『段差』のようなものがあります。
どのような効果が期待できるのか分かりませんが、わざわざこうしているということは、大きな意味があるのだと思います。

この『段差』は、かなり浅いです。

ネックの長さは適度にあります。
やはり、こうして適度な長さを見ると、美しいといいますか、バランスが良さそうな印象を受けます。
今は、といいますか、昔から機能性を重視するあまり、バランスがズレちゃってるクラブは多いのではないでしょうか?
調整システムは搭載されていなくて、比較的シンプルです。

見慣れたシャローです。

フェース面はシンプルで美しく、見とれてしまいました。
こういうタイプのフェース面にはたくさん出会ってきて、いい思い出が頭の中で蘇ってきたからです。
いわゆる『やる気』にさせてくれるフェース面です。
最近のクラブはフェース面を見ただけでは、その打感をイメージしづらい傾向にあると思いますが、このUTはすごく柔らかいということを私に主張しているようでした。

顔もすごく綺麗です。
高級感もあり、見ているだけで贅沢な気分になってきました。

カーボンクラウンが最近は多いですが、近くで見てみると、カーボンの模様は見られなかったので、おそらく違うと思います。

装着されているグリップがすごく良くて好感が持てます。
まさに『グリップ力』のあるグリップで、自動車のタイヤを連想させました。
このグリップは場所によって、そのパターンが違っていて、ある部分やスタッドレスタイヤ、ある部分はラジアルタイヤのようになっていて、これもメーカーによる深い研究によって生み出されたのではないでしょうか?
グリップの老舗メーカー『ラムキン』です。
私も過去に使ったことがあり、お世話になりました。
ソフトというよりは、ややしっかり系のグリップで手にフィットし、動かないよう『ギュッと固定』してくれます。
バックラインが入っているので、そこに魅力を感じる方は多いのではないでしょうか?

素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
タイミングもとりやすく、特に不満はありません。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。
ユーティリティも飛距離を追求していくクラブだとは思いますが、ドライバーとは違う役目をもっていて、基本『直打ち』するクラブです。
なので、構えたときに『長尺感』ではなく、『短尺感』が欲しいですが、それがこのクラブにはあります。
長すぎないシャフトということもあってか、ヘッドが比較的大きく見えました。
フェース面が少し左を向いているように見えたので、フッカーの私は少し気になりましたが、今は殆どがこのようになっています。
それだけ、今のクラブはこうしないと球がつかまりづらいということなのでしょうか?
このフェース面の向きはあまり気にしないよう、経験でカバーすることにしました。
試打を開始しました

まずは、この素晴らしい打感に心が一気にハイテンションになりました。
一球打っただけで、最高だな・・・。この打感は☆5つだな・・・。などと、完璧ともいえる打感の良さに気持ちの高ぶりを抑えられません。
『押し返し感』がほとんど無いのが、またいいです。
球を打つ行為は、こちらから『押していく力』が作用します。
しかし時にはそれに反発して、スイングにブレーキをかけてしまうようなクラブにも出会いましたが、このクラブは全く違います。
柔らかくて、心地良いフィーリングです。
弾道を目で追わなくても、この打感だけで『球の伸び』を感じさせてくれます。
ヘッド全体、特にフェース面が美しいので、打感には期待していましたが、その期待以上でした。
過去にも、このような素晴らしい打感には出会ったことがあり、この打感だけで、このクラブのグレードが一気に上がったような気がします。
打感も人によって好みが分かれるところだと思いますが、少なくともこの打感に不満をもたれる方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
それくらい、このクラブの打感は素晴らしいです。
とても楽しくて、何球でも打っていたくなります。

『音』も、素晴らしいの一語に尽きます。
大きすぎず高すぎず小気味良い金属音で、主張し過ぎずむしろ控えめな音です。
易しく鼓膜を刺激してきて、この音を聞きたくて、間隔を開けず、どんどん打ちたくなります。

球はあがりやすくて、タフな感じは全くありません。
ソールに配置されている大きなウェイトが、よく効いているのか、打ち出しも高く、ボールがよく浮いてくれました。
ロフト(23度)もあると思いますが、直打ちでもよくあがってくれ、親しみやすさがあります。

『安定性』も高く、シビアさは感じません。
マニュアルタイプっぽい高級感とカッコ良さのあるUTですが、実際はオートマチックタイプのような大らかさがあります。

『操作性』は、まずまずです。
左右に少し曲げられましたが、オートマ系の色が濃くて、操る感じはしません。
球筋が安定していて、いい意味で『ワンパターン』でコースを攻めていけるUTだと思いました。

『飛距離性能』も高いです。
球はよくあがってくれ、伸びもいいです。
スピンが効いているのか、もう少し抑えてくれていると、もっと飛ぶと思いましたが、これは私のスイングの未熟さからくるのだと思います。
もっとスピンを抑える打ち方を勉強しなければなりません。
試打後の感想

メタルファクトリーのクラブはどちらかといえば、メカニカルでクールな印象がありましたが、このクラブはとても『ホット』です。

それは打感や音が素晴らしく、ベーシックタイプのような心地よさがあったからです。

高い機能性をもたせながら、フィーリングにも充分配慮して作られたクラブなのは、一球打っただけで分かりました。

カスタネットではないですが、『打って・打って・休んで休んで・・・。』といったことが、いろいろなクラブを試打していて感じます。
それが今回は打感について感じました。
心を揺さぶるような打感のクラブと、そうでないごく普通であまり心が動かないクラブ・・・。
このUTは明らかに前者で、今あるUTの中でも、間違いなくトップに位置する打感の良さで、これが一番印象に残りました。

おかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
これからもメタルファクトリーには目が離せません。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2023年05月22日
朝日ゴルフ用品 METALFACTORY J1 3rd アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METALFACTORY J1 3rd アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR115 です。
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は118.5g、トルクは1.6、キックポイントは元調子、クラブ総重量は432g です。

重厚感溢れる、カッコいいマッスルバックアイアンです。
アイアン好き、特にマッスルバックに愛着を持つ私は、マッスルバックアイアンを見ると気持ちが高ぶります。
それは『易しさ』を目指して作られていなくて、挑戦意欲をかき立てられているのかもしれません。
必要最低限のものだけ搭載して、あとはプレイヤーの技量や創意工夫で使いこなしていく・・・。という、古き良き時代と重なって見え、それがプレイヤーの成長を促していたのだと思います。
かなり独特な質感があり、これは他のメーカーでは、ほぼ見られません。

かなりシャープな形状です。
この角張った輪郭はカッコいいな・・・。と思いながら見ていました。
『マッスルバック=小顔』のイメージが昔からありますが、このアイアンは標準的な大きさで小顔というほどではありません。
独特なバックフェースのデザインと、『削り出し感』があって惹かれます。
最近のアイアンは『足し算』的なものが多く、ヘッドに後からいろいろなものと付け足していくことが普通になっていますが、このアイアンは真逆で『引き算』的で、鉄の塊から余計なものをそぎ落としていくように感じられ、そこがまた魅力的です。
アイアンやウェッジには『引き算の美学』があり、『足し算の美学』はありません。

角度を変えてみても、このアイアンのシャープさが伝わってくると思います。
中空のようにプクッと膨れていないのが、個人的には『どストライク』です。
ここだけを見ていても、いい目の保養ができます。

マッスルバックではありますが、完全なフラットバックタイプではなく、いろいろな工夫がされています。

トップラインは少し厚めに見たのですが、これくらいであれば、普通といっていいと思います。
このトップラインも『ハンドグラインド感』がありました。
いい意味で、『不揃い』なところがあり、これは人によって好みが分かれるかもしれません。


バックフェースには『切り込み』のような溝が彫られていて、これは重心位置をコントロールするためではないか?と思いました。
見た目、重心が少し高くなっているように見えます。

写真では見えづらいですが、ヒール側には『METALFACTORY -J1-』という文字があります。

トゥ側にはMFの文字があります。

ネックの長さは標準的です。

ホーゼルの、この質感がたまりません。
ホーゼルだけではないのですが、この独特な質感はとても魅力的です。
金属の質感を、ここまで楽しめるアイアンはそう多くありません。

ホーゼルには『MADE IN JAPAN』と彫られています。
日本製ということで、さらに好感度があがりました。

ソール幅は標準的です。
トゥからヒールにかけて『テーパー』になっているアイアンは昔からたくさんありますが、最近はこのようにストレートなタイプも多くなりました。
私は『フェースターン』のイメージを出したいので、テーパーになっているアイアンが好きですが、このような真っ直ぐなタイプも名作がたくさんあるので、不満はありません。

ソール形状は平らに近いですが、全体的に少し丸みを帯びています。

リーディングエッジの削り感が独特です。
『ハンドグラインド感』たっぷりで、なかなか見られません。
全体的な質感でも感じていましたが、ゾディアを思い出しました。
均一な幅に削られているのではなく、ところどころ不均等で、これはわざとこうしているような気がします。
手作業でグラインダーを当てて削ったのかな・・・?などと研磨作業をイメージしていました。
私も昔は自分のウェッジを電動グラインダーで削っていたことがあるので、このような『手作業感』は好きです。

トレーリングエッジは軽く『面取り』されているくらいの削りに収まっています。


『7』と彫られているだけで、塗料は使われていません。
ペイントを使わず、全て『凹凸感』で表現しているところがシブいな・・・。と思いました。
7など、番手を表す数字はペイントされていたほうが見やすいのは確かですが、あえてそうしていないところが魅力的です。
ヘッドには塗料でさえも拒絶するほど、『ひとつの原料』にこだわっているのかもしれません。
まさに『究極のワンピースタイプ』です。


この光沢感がハンパない、美しいフェース面に驚かされました。
他のメーカーでは、まず見られません。
『鏡面加工』といったらいいでしょうか?
まさに『ミラー仕上げ』だな・・・。と思いました。
実際に鏡のように、こちらの顔が映るということではないのですが、それくらい光沢感あふれるピカピカのフェース面です。
なかなか見られない美しいフェース面に、しばらく見とれていました。
アイアンは『スピン』を利かせたいクラブなので、このような『ピカピカ感』というよりは、『ザラザラ感』が欲しいところではありますが、スコアラインはしっかり『立って』いて、指で触れてみても、結構ザラザラしています。
スコアラインの一本一本がとても美しく、かなり手が込んでいるのが分かります。
ミーリングは施されていません。
そして、フェース面にはかなりの『フラット感』があり、それも大きな特徴です。
丁寧に仕上げられているのが分かりますし、同じアイアンでも他のメーカーとは製造工程などが大きく違っているんだろうな・・・。と思いました。
アイアンのフェース面で、ここまで美しく『フラット感』を見せてくれるアイアンは、殆ど出会えません。
まだ球を打っていないにもかかわらず、かなりスピンが効いてくれそうなイメージが浮かんできました。

なかなかいい顔をしています。
フェース面の光沢感が際立っていて、かなり個性的です。
ちょっとグースが利いているのが残念ですが、強いグースではないですし、これくらいであれば、特に問題はありません。
どの角度から見ても美しいですし、金属の美しさを表現しているアイアンだな・・・。と思いました。

素振りをしてみても、タイミングがとりやすくていい感じです。
ドライバーと違って、アイアンのシャフトは『黒子』に徹して欲しいと思っていて、このアイアンはその役目をしっかり果たしてくれそうに感じました。

ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。
見とれるようなことはなかったのですが、特に不満はありません。
左右にも曲げられそうですが、ほぼストレートのイメージが一番色濃く浮かんできました。
試打を開始しました

『打感』はソフトで、とても良いです。
このような打感は、インパクトの瞬間どこに飛んだか、いちいち目で追わなくても感じ取りやすいのがいいです。
『方向性は打感で分かる』というアイアンです。
これが弾き系&ディスタンス系のアイアンでは、こうはいきません。
ズシリと球の重さを感じ取れ、乗せて運んでいけるので、飛んでいくボールも満足しているのではないかな・・・?と思えるような打感です。

『安定性』は、マッスルバックらしく、正直なタイプなので、寛容さを求めておられる方には多少合いづらいところがあるかもしれません。

『球の上がりやすさ』という点では、普通で特別変わったところはありません。
ディスタンス系のアイアンは、構えたときにイメージした出球の高さと実際の高さが合わないことがよくあるのですが、このアイアンはほぼ一致していました。
自然な感じで高さの出るアイアンで、『打ち込んでいける』ところがいいです。

『飛距離性能』も普通で、特別飛ぶアイアンだとは思いません。
アイアンに飛びを最優先しておられる方には不満が残るかもしれませんが、私は『飛びすぎる』ほうが嫌なので、これくらいで収めておいてくれたほうがいい感じです。
とはいっても、もう少し(ロフトを)寝かせたいかな・・・。というところがありました。
ロフト設定が中途半端な気がします。

『操作性』は抜群で、左右へ曲げることも簡単です。
最近はドライバーだけでなく、アイアンも曲げづらいと感じることが多かったのですが、このアイアンはいろいろな球を打つことができて楽しめました。
オートマチックタイプのアイアンもいいですが、やはりマニュアルタイプで反応のいいアイアンはいいですね。
『遊び』の小さいアイアンで、ミスはミスとはっきりと出ますが、そこがまた魅力的です。
スイングの精度を上げていくには、『正直な』クラブが欠かせません。
試打後の感想

他のメーカーではなかなか見られない、とても個性あふれる魅力的なアイアンです。

全体的な質感が個性的だったのですが、やはり、このフェース面が独特でした。

打感や操作性が高いのはもちろんですが、『目で楽しませてくれる』アイアンです。
マッスルバックを敬遠される方は多いかもしれませんが、まずはこの美しさを見ていただきたいと思いました。

先ほども書きましたが、『引き算の美学』があるアイアンです。
このようなアイアンに魅力を感じる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『ピュア』なタイプのアイアンなので、いわゆる『お助け機能』のようなものは見られませんが、その分自分の思いやイメージを、このアイアンにぶつけていく・・・。といいますか、浸透させていくこともできるのではないでしょうか?
ちょっと表現は良くないかもしれませんが、時々『濁っている』なとか、『泥水のような不透明感』を感じるアイアンに出会うことがあります。
実際はそんなことはないのですが、そう感じたアイアンはたくさんあります。
その点、このアイアンは真水のように透き通っているように感じました。
余計なものが付いていないからだと思います。

ひとつ残念なのが、このアイアンは数量限定で、もうとっくの昔に売り切れていて、購入できないということです。
他のメーカーもそうですが、マッスルバックは数量限定になることが多いようです。
多くのゴルファーから支持されていないのか、敬遠されているだけなのか分かりませんが、数量限定で売り切れていることも多いので、求めるユーザーは決して少なくないということが分かります。
易しいだけのアイアンに飽きた方。
もっと自分自身のスイングを見つめ直したいという方は、マッスルバックを試してみられるのもアリなのではないでしょうか?
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2023年05月21日
朝日ゴルフ用品 METALFACTORY A10 -STR- ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METALFACTORY A10 -STR- ドライバー です。

シャフトは MURAKUMO -KANATA- です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、バランスはD2、トルクは3.7、キックポイントは先調子、クラブ総重量は302g です。

とても美しいメタルファクトリーのドライバーです。
このカラーリング、そして質感・・・。
メタルファクトリーの個性です。
すごく美しい『金属感』があり、金属をすごく大切にしているメーカーだということが伝わってきました。
今は似たようなクラブが多いといいますか、『冒険』をしないメーカーも多い中で、このような個性が感じられるクラブを発表するメタルファクトリーには好感が持てます。
これまで試打した数は多くないですが、独特の質感やフィーリングなど魅力的なメーカーです。
まずは、この美しい質感を楽しむことにしました。

ブルーが美しく、光沢感溢れるヘッドです。
ブルーという色はクラブに適した色だと私は思っています。
過去に素敵な思い出があるということもありますし、気分を落ち着かせてくれたり、集中力を高めてくれたりする色だからです。
そして何より、この美しいブルーには胸がときめきます。
大きさや形状は今流行りのドライバーと変わりません。

とてもシンプルですっきりしたソールです。

トゥ側

ヒール側
完全なフラットではなく、トゥ側とヒール側に独特な工夫が見られます。
これにはどういった狙いがあるのでしょうか?
単なるデザインなのかもしれませんが、私は何かしらの理由があるような気がします。

ネックは短めです。

ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは、この『N』ポジションです。

S

NU

H
他には、このようなポジションがあり、どのような変化があるのか興味があります。

シンプルで綺麗なフェース面です。
昔は、このようなフェース面が多かったのですが、今は様々なバリエーションがあり、それらが主流になっているので、珍しい感じがします。

見慣れた感じのシャローで、『ノーマルシャロー』といったらいいでしょうか?
シャローバックでありながら、フェース高はしっかりとキープされています。
私はシャローバックでもいいですが、フェース高があるほうが好きなので、このドライバーは好感が持てます。
シャローフェースは意外と難しいです。

なかなかいい顔をしています。
正直、見とれるようなことはなく、細かなところを注文したくなりました。
しかし、それは大きな不満というよりは、このクラブの顔が整っているからこそ、より細かなところが気になるといいますか、ハードルがあがっているような気がします。
少しフェースが左を向いているように見えましたが、これは今では普通で気にする必要は無いのかもしれません。
もう少しバルジの見せ方が良ければ・・・。とか、もう少しヒール側がシュッとしていたら・・・。などと思っていましたが、全体的に見れば平均点以上の美顔です。
光沢感溢れる美しいブルーだな・・・。と思いながら見ていました。
メタリックなコバルトブルーといったところでしょうか?
ソールもシンプルなら、クラウンもシンプルです。
私はどちらかというと、艶消しな仕上げが好きなのですが、この光沢感があり、メタリックな質感も、メタルファクトリーの個性だと思いますし、こういったところは尊重したいと思っています。

最近はカーボンクラウンが流行っていますが、このクラブは違います。
カーボンクラウンで、この光沢感を出すにはどうしたらいいんだろう?などと考えていました。

装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。
クラブもそうですが、このグリップもすごく高級感があり、チープさは全くありません。
ゴルフクラブはヘッドとシャフトとグリップの3つに分かれ、しかもスイング中、ゴルファーが直接触れる部分です。
なので、決して軽視できません。
しかし、これまでチープに感じられたり、グリップには気を遣っていないな・・・。と思えるクラブにたくさん出会いました。
そういうクラブに出会うと、こちらもテンションが下がりますが、今日は『ルンルン気分』です。
今日の天気のように、晴れ晴れとした気分でいられました。
ネックに調整システムが搭載されているからでしょうか?
バックラインはありません。

素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
軽量タイプではありますが、頼りない感じはなく、すぐにタイミングを整えることができました。
最近はこのように軽量タイプではあるものの、振りやすいシャフトが多くなったような気がします。
かといってハードなシャフトではないので、幅広い層に受け入れられやすいのではないでしょうか?

ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。
ヒール側にボリュームがあるのと、フェース面がよく見えたので、自然と『ハイドロー』のイメージが湧いてきました。
『前(フェースアングル)』で球筋をイメージしやすいですが、それだけではありません。
『後ろ(バックフェース形状)』でも球筋が自然とイメージされます。
トゥ側の膨らみが大きければフェード系。
逆にヒール側が目立てばドロー系。
このドライバーは、少しヒール側が目立っていたので、ドロー系の球筋がイメージしやすいです。
ロフトが9.5度ということですが、かなり寝て見えます。
実際は12度近いのではないか?というほどでしたが、計測していないので、実際のところは分かりません。
試打を開始しました

『打感』はとても良いです。
ヘッド自体がとても綺麗で、打感も良さそうだとは思っていたのですが、どのような打感なのかまではイメージできていませんでした。
すごく柔らかいというよりは、ややしっかりしているのですが、硬くなく、そしてボヤけていなくて、球の重さをしっかりと感じ取ることができ、いい感じです。
いろいろなクラブを試打していると、打感だけで『上達を促してくれるクラブ』と『そうでないクラブ』を感じることがあるのですが、このドライバーの場合は前者でとても好感がもてます。

素晴らしい音です。
はっきりしていますが、高すぎず大きすぎず、ちょうどいいです。
打っていて爽快感がありますし、この音を聞きたくて、また次を打ちたくなります。
気分も乗ってきて、おまけに球数も増えて・・・。
打っているだけでレベルアップさせてくれそうです。
いくら物理的に『飛んで曲がらない』ドライバーであっても、『打って楽しくなければ』何にもなりません。
楽しいと思えることが私はとても重要だと思っているのですが、その点でもこのドライバーは素晴らしいです。
耳に優しく、心地よい時を過ごすことができました。
音の好みも人によって千差万別だと思いますが、少なくともこの音に不快感や苦手意識をもたれる方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
そう自信をもっていえるほど、このドライバーの発する音は素晴らしく、場を和ませてくれるような『丸い音』です。
逆にこれまで『尖った音』を何度も耳にしてきましたが、最近はそういったドライバーは少なくなりました。
昔は一部のメーカーだけが音に気を配っていたと思うのですが、今は各メーカーが音にも力を入れているのではないでしょうか?
視覚は視野の範囲だけに限定されますが、聴覚や嗅覚はそうではありません。
意識していなくても、自然と耳に入ってきますし、匂いも同様です。
なので、まわりを巻き込むことがあります。
ゴルフにおいて、嗅覚はそれほど大きな問題にはならないかもしれませんが、『聴覚』は重要です。
大きすぎたり高すぎたりする音は、周りに迷惑をかけてしまうこともありますし、そういったトラブルに直接出くわしたことがあります。
しかし、このドライバーはそういった心配は無用で、むしろ友達と練習場に来て、談笑しながら、この音はいいんだよ・・・。などと会話も弾みそうです。

球はとてもよくあがりましたが、今はこのように高くあがるドライバーが多いので、そういった意味では平均的といえるでしょうか?
高~い弾道を目で追いながら、やはり9.5度の弾道ではないな・・・。と思いました。
構えたときにフェース面はよく見えたものの、ひょっとしたら意外と低めのライナー系で飛んでいくのではないか?という予想も立てていたのですが違いました。
ロフトが『二桁台』でも、結構タフで低めのライナー系のドライバーにも出会ったことがあり、それらと似たような雰囲気がったからです。
予想よりも高くあがっていき、スピード感もありました。
気品があり、素直な感じの弾道で好感が持てます。
タフなドライバーではないですが、どちらかといえば、ヒッター向きだと思います。

『安定性』は高く、普通に打っている限り、球筋が乱れる気配はありません。
ラインも出しやすく、実戦向きだな・・・。と思いました。
最近の『イージー系ドライバー』は、どちらかといえば『ゴチャゴチャ系』が多かったように思うのですが、このドライバーのようにシンプルな外見でも、同様の性能が得られるのだと改めて感じました。
見えないところ(ヘッド内部)に様々な工夫がされているのは間違いありません。
『曲がりづらい』とか『高い直進性がある』とは言いづらいですが、シビアさは全く感じないですし、いい意味でアバウトに打っていけるドライバーです。

『飛距離性能』は優れています。
弾きがとても良く、高い弾道で力強いです。
美しさばかりに目が行きがちですが、実はこのポテンシャルの高さが最大のウリなのではないでしょうか?
そう思えるほど、このドライバーの飛距離性能は高いと感じました。
ヒッター向きだとは思いますが、そのハードルは決して高くなく、セミヒッターの方に合いやすいのかもしれません。
かなり弾道が高かったので、もう少し低く抑えられたら、もっと良くなるな・・・。と思い、少しティを低くするくらいがちょうど良かったです。
いわゆる『低スピン系』ではなく、スピンはしっかり効いていて、やや軽めの弾道です。
もう少しスピンを抑えて、そして弾道を低くできればいいな・・・。と思ったのですが、それは私の技量が足りないだけで、もっと修行しなければいけないな・・・。と思いました。

『操作性』という点では、フッカーである私は、『どうやって右に曲げるか』ということがテーマになってくるのですが、このドライバーは大きくはないですが、右にも曲げることができました。
最近は、なかなか曲げづらいな・・・。と感じることが多かったので、今日は少し嬉しかったです。
かなり極端にカットして打ったので右に曲げることができましたが、普通に打つ限り、右には行きにくいドライバーだと思います。
球のつかまりが良く、右へのコスり球は出づらいドライバーです。
こういったところは、構えたときに浮かんだイメージのままでした。
このドライバーは操るタイプではなく、外見通りオートマチックタイプのドライバーなのは明らかです。
球はつかまりやすいですが、だからといってフックが出やすいか?といえばそうではなく、ほぼ『中立(ニュートラル)』なタイプだと思います。
フェードヒッターはもちろん、ドローヒッターにも対応してくれる懐の深さを感じました。
試打後の感想

美しさが目を引きますが、美しいだけのドライバーではありません。
しっかりとした実力も兼ね備えています。
それは特に飛距離性能に感じるのですが、かなり弾きが良いと感じました。
スピーディ&パワフルなドライバーです。

このシンプルなヘッドのどこに、この性能の秘密が隠されているのでしょうか?
やはり、見えないところにたくさんの技術が注ぎ込まれているようです。

ウェイトなど、いろいろなパーツが組み込まれている、いわゆる『ゴチャゴチャ系』でないと飛ばないのでは?と思っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし実際はそんなことはなく、むしろ色々な物を付け加えているせいで、性能が落ちたり、打感などのフィーリングも悪くなってしまいます。
『余計な足し算』は、メリットよりもデメリットのほうが大きいです。
やはり、何事も限度がありますね。

私は『叩いていきたい』タイプなので、最初から叩きにいってしまいましたが、それを少し落とすくらいのイメージのほうが、高さを抑えられ、いい球がでました。
ヘッドの個性が際立っていますが、『振る感覚』としては、ヘッドよりもシャフトの個性を重視したほうがいい感じです。

叩きにいっても方向性に対する安定度は変わらず、高いレベルを維持しています。
この安定性・大らかさも、このドライバーの長所です。
美しいクラブでありながら、気難しさのようなものは一切感じません。

このドライバーを手にすることができ、まずは目で楽しみ、打感を手で楽しみ、素晴らしい音を耳で楽しむことができました。
フィーリング性能が高いドライバーですが、飛距離性能や安定性も高いレベルにあるドライバーなので、多くの方に試していただきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2023年04月28日
METALFACTORY COMPOSITE CAST アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METALFACTORY COMPOSITE CAST アイアン の7番 です。

シャフトは MURAKUMO-HAYATE です。
ロフトは29度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は57g、トルクは3.4、バランスはC9、キックポイントは中先調子、クラブ総重量は370g です。

久しぶりに出会った、メタルファクトリーのアイアンです。
これまで、試打した本数は少ないですが、強く印象に残っています。
それは、この綺麗な質感です。
私が好む軟鉄ではなく、ステンレス系の質感ですが、とても綺麗で高級感があり、チープさは全くありません。

ハイテク感の漂う、ポケットキャビティです。
ポケキャビは、色々なパーツが組み合わさった、いわゆる『ゴチャゴチャ系』が多いですが、このアイアンはとてもシンプルで好感が持てます。

バックフェースには『MANUFACTURING STUDIO KOBE JAPAN』という文字がありました。
日本の神戸にある工房で作られたということでいいのでしょうか?

彫りはかなり深いです。

トップラインは少し厚めですが、それほど気になることはありません。

ワイドソールで、かなり重心が低そうです。

よく見ると、トゥ側に何らかの工夫が見られます。
ウェイトが組み込まれているのでしょうか?

ネックは少し短めですが、今のアイアンでは普通といっていいと思います。
グースタイプであることが分かりましたが、このグースの具合がいかにもステンレスという感じです。
軟鉄アイアンのグースと、違う雰囲気があります。
こういったところにも、工夫しやすい軟鉄と、工夫しづらいステンレスという素材の違いが垣間見られます。

フェース面にミーリングはありません。
このフェース面を見ても、ステンレスっぽい質感があり、軟鉄と大きく異なる部分です。

素振りをしてみた感じはまずまずです。
ヘッドは大型ですが、クラブ全体は軽量感があり、ギャップがあります。
重量があるほうが、安定感が増すと思うのですが、その重量は人によって違ってくるので、どの重さがベストかは一概に言えません。

ボールを前にして構えてみると、想像していたのと違って、好感が持てました。
もっとクセがきついものだと思っていましたが違います。
グースタイプでトップラインも丸みを帯びていますが、特にマイナスイメージは出てきません。
この顔を見て、懐かしいなぁ・・・。と思いました。
昔はこのような顔がたくさんあったからです。
外見はいかにもハイテクっぽい現代風でありながら、構え感が昭和時代に逆戻りしたようなクラシカルな雰囲気がありました。
試打を開始しました

『打感』は、やや薄く予想通りでした。
『球乗り感』は殆ど無く、弾き感のある打感です。
このようなタイプのアイアンで、硬くゴツいタイプのアイアンがありますが、このアイアンは硬すぎず嫌な衝撃も残らないので、好感が持てました。
私がアイアンに求めたい打感とは大きくかけ離れているのですが、こういう打感もアリなのだと思います。

球はあがりやすくてイージーですが、今のイージー系アイアンの中では普通といったところでしょうか?
タフさは全くなく、幅広い層をターゲットにしたアイアンだと思います。

『安定性』はとても高く、かなりイージーです。
重心が深く、それによる安定感(曲がりにくさ&直進性)が保たれているように感じられました。
彫りの深いポケキャビの長所が存分に味わえるアイアンです。
アイアンに限らず、ドライバーなどでも、重心が深いクラブは『後ろから押していく感覚』があり、それがフェース面の安定につながりやすいように感じます。
逆に『反応の速さ』による操作性の高さを求めるならば、重心が浅いほうが良く、それがアイアン本来の魅力ではないでしょうか?
ダウンブローが苦手で、レベルに近い感じで打っていきたい方には、重心の深いアイアンのほうが適しているのかもしれません。

『飛距離性能』はとても高く、私の感覚では5番アイアンから4番アイアンの間くらいの飛距離に感じられました。
つまり『4.5番アイアン』といったところでしょうか?
かなり飛距離が出ますが、それが簡単に打てちゃうのだから、技術の進歩による恩恵を確実に受けています。
フェースの弾きが良く、明らかに『飛ばし』に特化したアイアンであることは間違いありません。
しかもヒッターよりはスインガータイプの方に合いやすいアイアンです。

『操作性』は、まずまずです。
完全にオートマチックタイプのアイアンですが、顔がいいので、ある程度は曲げられるだろう・・・。と思い、トライしてみました。
結果的にマニュアルタイプのような弧を描くのは難しかったのですが、一応左右に少し曲げることができました。
どうしても『反応の良さ』というよりも、『大らかさ』『鈍感さ』が勝っちゃいます。
しかし、これは今のニーズに合っているので、凄いな・・・。と思いました。
試打後の感想

ステンレスをここまで美しく仕上げているのはさすがです。

ある海外メーカーは、ステンレス系アイアンにこだわっていますが、その質感がどうしても好きになれず、試打していてもあまりテンションが上がらないこともあるのですが、今日は楽しみながら試打できました。

かなり大らかで寛容なアイアンなので、この寛容さに慣れてしまい、それが当たり前になってしまったら、失う物も大きいだろうな・・・。と思いました。
易しければそれで良い・・・。というものではなく、ゴルファーとゴルフクラブは『二人三脚』で歩んでいくのだから、プレイヤーの成長を促してくれるクラブこそが、最高だと思っています。
そしてそういうタイプのクラブは、もう何十年も前から存在しています。

不安定だから面白い。
上手くいかないから、どうしたら上手く打てるのか?考えるのが楽しい・・・。という昔の自分を思い出していました。

簡単だけど、その簡単さがつまらない・・・。退屈だ・・・。と感じることもあるのかな・・・?と思いましたが、それはこのアイアンがそれくらい易しさに特化しているということです。
このアイアンもいわゆる『飛びすぎる』アイアンなので、縦の距離感が難しいですが、それを克服できれば、かなり頼もしい相棒へと変貌してくれるのではないでしょうか?

高い次元でも安定感と飛距離性能をもった、高性能なアイアンです。
私が求めたいアイアンの形とは違っていますが、こういうアイアンも面白いな・・・。と思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2018年05月04日
朝日ゴルフ用品 メタルファクトリー A9 DW ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは メタルファクトリー A9 DW ドライバー です。

シャフトは FUJIKURA Speeder 569 Evolution IV です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は59g、トルクは4.6、キックポイントは中調子、クラブ総重量は303gです。

久し振りに出会った、メタルファクトリーのドライバーです。
先日、素晴らしいアイアンに出会ったので、アイアンのイメージが強いメタルファクトリーですが、ドライバーにもいい印象が残っています。
クラウンもソールも黒で統一されていて、とてもカッコいいです。
私はメタルファクトリーのクラブに出会った経験が少ないので、知らないことも多く、まだ特徴がつかめていませんが、既にこのドライバーには興味津々です。
目を大きく見開いて、このドライバーを見ていました。
質感がいいです。
ただ、何といいますか、一度傷を付けてしまうと、美観が大きく損なわれてしまうだろうな・・・。というところはありました。
クラブにも傷に『強いクラブ』と『弱いクラブ』があるように思います。
このドライバーは後者のような気がします。
少々傷がついても、美観がそれほど損なわれていなかったり、逆にその傷がいい味を出していたりすることもゴルフクラブにはありますが、このドライバーは新品のうちからだんだんと下がっていくタイプのように見えました。
なので、かなり取り扱いには注意しなければいけない・・・。と思いました。
気を遣うところはありますが、チープさが無かったので好感がもてます。

重量感を感じさせる黒で、光沢感もあります。
この光沢感は時には邪魔に感じたりすることもありますが、このドライバーの場合はとても似合っているように見えました。
やや小振りには見えたのですが、このドライバーはルールギリギリの『460cc』ではなく、ちょっと小さめの『450cc』ということでした。
店員さんに言われるまで、気づきませんでした。
小振りな感じはしましたが、何も言われなければ、おそらく460ccという認識をもっていたと思います。
『10cc』というのは、それほど大きな影響は与えないのかもしれません。
『円盤』のような薄いタイプではなく、やや厚みのあるヘッドです。

ネックの長さは適度にありました。
ちょっと前までは、『ラージサイズ&シャロータイプ=ショートネック』というのが成立していたと思うのですが、今は違います。
適度な長さが保たれているクラブが多くなりました。
ネックに調整機能は搭載されていませんでした。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、ウェイトがひとつずつ配置されていました。
トゥ側のウェイトには無かったのですが、ヒール側には『05』の数字がありました。
そのまま5gということでいいのでしょうか?
色々な重さのウェイトが用意されているのかもしれません。
私がずっと愛用しているドライバーもウェイトを交換できるタイプなのですが、これまで一度も外したことがないですし、これからも外すことはないと思います。
ウェイト交換よりも細かな調整をするのであれば、やはり『鉛』が一番だと思いますが、今は鉛を昔のようにべったり貼っているクラブを見かけることは少なくなりました。
ウェイトを調整したり鉛を貼ったりと、クラブを調整する前に、まずは自分の体調やスイングを整えろよ・・・。と私はいつも自分自身に言い聞かせています。
スイングの再現性をもっと高めていきたいと思っています。
私はゴルフが好きなだけで、なかなか上手くはなれません。
自分の下手さに呆れてしまいます。

バックフェースにある、この『出っ張り』が目立っていました。
これまでも、こういうドライバーは目にしてきました。
特にリョーマの印象が強いです。

美しいフェース面です。
とても丁寧な仕上がりになっています。
雑さやチープさは全くありませんでした。
見慣れた感じのシンプルなデザインですが、美しいので好感がもてました。
フェース面を指で触ってみたのですが、スコアラインは全て『溝』になっていました。
今はヒッティングエリアに溝が無いドライバーも多いですが、このドライバーはしっかりと溝になっていました。
強度的に大丈夫なフェース厚がキープされているのでしょうか?

最初見たときは、シャロー感のほうが強く感じたのですが、こうして見ると適度な厚みもあるので、『セミディープ』といっていいような気もします。
もちろん、昔からすると明らかに『シャロー』といえるのですが、今はもっとシャローなタイプが多いので、セミディープタイプが適正だと思います。

いい顔をしています。
最近では珍しい小振りな感じで、立体感のある顔です。
昔試打した、ホンマのドライバーを思い出しました。
私はどちらかというと、『艶消し』タイプが好きなのですが、このドライバーの光沢感も美しいな・・・。と思いながら見ていました。
目の保養ができました。

素振りをしてみると、いい感じでした。
やや軽量タイプです。
最初見たときは、もっと重量感があるような感じだったのですが、実際に振ってみると、それほどでもありませんでした。
装着されているシャフトが大きく関わっているのは間違いありません。
今は『300g前後』のドライバーの人気が一番高いような気もします。

ボールを前にして構えてみると、いい感じではあるのですが、どう見ても『9.5度』ではないだろう・・・。と思いました。
フェースがよく見えましたし、もっと上を向いているように見えました。
『10度未満の絶壁感』はありませんでした。
『製品誤差』というものがありますが、この見え具合は『誤差』の中には入らないように感じました。
おそらく『11度前後』はあるだろうと思いました。
しかし、こういったことは珍しいことではなく、昔からあることなので、気にしないことにしました。
私の中での『9.5度』を消しました。
たくさんのロット数を扱う、国内海外問わず大手有名メーカーならば『普通』といえることですが、メタルファクトリーはもっと『リアル』を追求しているのでは?と思っていたので、余計に強く感じてしまったのかもしれません。
構えたときのフェース面の見え具合には少し違和感があったのですが、方向性に対する違和感はありませんでした。
微妙なカーブを描いているバルジが綺麗です。
少し逃がすイメージが出せたので、すごく安心しました。
叩けそうな感じがしました。
『11度前後の逃がすイメージの出しやすいドライバー』という認識をもって構えました。
試打を開始しました。

『打感』は良いです。
吸い付くような打感でありながらボヤけず、しっかりとした『芯』のようなものを感じました。
フェースの弾き感も強く、好感のもてる打感です。

『音』は少し高めですが、大きすぎず、いい感じです。
しかし、変なところでヒットすると音は大きく変わって『異音』になってしまったので、注意が必要だと思いました。
この異音は、かなり受け入れにくいタイプの音です。
難しいタイプのドライバーだとは思いませんが、『音に対するシビアさ』は感じました。

『球のあがりやすさ』という点では、普通です。
スピンが少ない感じはしなかったですし、タフなタイプではないと思いました。
『スピンレスドライバー』ではありませんでした。
ただ、どちらかというと『ヒッター向け』な感じもします。
ロフトは寝ているように見えましたが、ある程度叩いていきたいタイプのドライバーのように感じました。
『セミディープ』らしい特徴が出ているのかもしれません。
しかしロフトを選べば、かなりあがりやすくなるのは間違いないと思います。
色々なドライバーを試打していると、このドライバーはロフトを寝かせてもあまりあがりやすさは変わらないだろうな・・・。と思えるクラブに出会うことがあります。
それは少なくなく、結構あります。
ボールのあがりやすさという点で、『ロフト』はとても大きな要素のひとつには間違いないのですが、今は昔のクラブのようなシンプルさは無く、かなり複雑になってきているので、もっと多くの要素が絡み合っているように感じます。
ただ、このドライバーの場合はロフトを寝かせれば、あがりやすくなるだろう・・・。と、理由は上手く説明できないのですが、感覚的にそう感じました。
それで9.5という『表示』にしているのかな?と思いました。
構えたときに『11度前後のロフト』に見えたのですが、日頃9.5度を使っておられる方が普通に打ってあがる弾道に仕上げているのかもしれないな・・・。と思いました。
『リアル』ではなく、『印象』の中のロフトというのもあるのかもしれません。
それが『表示ロフト』ということなのかも・・・。と思いました。
ロフトが二種類もあれば、混乱してしまいそうですが、『リアル』を求めていない・・・。という方も多いのではないでしょうか?

『安定性』という点では、普通だと思いました。
シビアさは全く感じませんでしたが、今の『イージー系ドライバー』と比較すると、明らかに正直なところがあるように思えました。
気難しさはありませんが、『寛容さ』『直進性の高さ』で勝負するタイプではないと思います。
ミスショットすれば、それに見合う結果を用意しています。

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じです。
初速が速くて、弾道もパワフルです。
しっかり叩いてポテンシャルを発揮しやすいドライバーです。
装着するシャフトやロフトにもよるとは思いますが、基本的には『叩いていきたい方向け』のドライバーといっていいと思います。

『操作性』という点では、良いと思いました。
左右にも曲げられましたが、大きく曲げるタイプではないように感じました。
こういったところは、今のドライバーの特徴といっていいのかもしれません。
『マニュアルタイプ』と『オートマチックタイプ』の、ちょうど中間くらいに位置するドライバーなのかもしれません。

バランスのとれたドライバーだな・・・。と思いました。
特別ここが優れている・・・。ということは感じませんでしたが、強い不満もありませんでした。
基本性能の高さがあり、それがバランス良く感じられました。

メタルファクトリーのクラブに出会う機会は多くなく、特にドライバーは久し振りでしたが、いい印象をもちました。
バランスの取れた高性能ドライバーであるということもありますし、全体的な美しさも強く印象に残りました。

大手有名メーカーのように量販店に並ぶクラブではないと思うので、なかなか出会えない・・・。という方も多いのではないでしょうか?
私は今日、運良く試打する機会に恵まれましたが、いいクラブを造るメーカーなので、もっと多くの方が試す機会があればいいです。
既に開催されているのかもしれませんが、全国試打会が開催されてもいいのではないかな?と思いました。

試打したモデルは、ある程度のHSがあったほうがいいような気もしますが、タフさが全面に出ていることもなく、尖った性格ではないので、ハードルの高いドライバーではないと思います。
白いヘッドしか使いたくない方。
調整機能が付いていないと嫌だという方。
超シャローなドライバーしか使いたくないという方には合いづらいところがあるかもしれませんが、クセが無く『スタンダード』な感じもしたので、このようなドライバーで自分自身の技量を高めていくのもいいのではないかな?と思いました。
『易しすぎる』クラブを使い続けても、その先にいいことが少ないのかもしれません。

これからもメタルファクトリーのクラブにはたくさん出会っていきたいです。
オーソドックスなところもありながら、他のメーカーには無い『個性』も感じられるので、私たちゴルファーをもっともっと楽しませて欲しいです。
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2018年04月14日
朝日ゴルフ用品 メタルファクトリー J2 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは METAL FACTORY J2 アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS です。

メタルファクトリーのカッコいいキャビティアイアンです。
このメーカーのアイアンを試打した経験はまだ少ないのですが、独特の質感があって、好感を持っています。
チープさは全く無く、すごく丁寧で美しく、高級感があります。
このアイアンは、先日試打したアイアンとは、またちょっと違う質感ですが、この独特のメッキと丁寧な仕上げがたまりません。

ラージサイズのアイアンです。
『イージー系』の雰囲気がたっぷりあります。
アイアンやウェッジには『ハンドメイド感』のあるタイプと、『マシンメイド感』といいますか、CADで設計され計算し尽くした形状で、レーザー加工されているタイプがあるように思います。
前者はゾディアが思い浮かびますし、後者では、このアイアンがそれにあたるような気がします。
ハンドメイド感は無いですが、この造りも美しいです。
目尻が下がってしまいました。
イージー系のアイアンでは、造りにムラがあって雑に感じたり、チープさが目立ったりすることも少なくないですが、このアイアンは違っていました。
すごく美しいですし、高級感がありました。
これまで出会った、多くのイージー系アイアンとは、ちょっと違う雰囲気がありました。
適度に光沢感はありますが、ミラー仕上げのようにピカピカ光るタイプではないのがすごくいいです。
落ち着いた感じがします。
これまで数え切れないほどたくさんのアイアンに出会った、アイアン好きの私のアンテナがピッと反応しました。
最近はあまり使われないかもしれませんが、『携帯電話』でいうところの『バリ3』といったところでしょうか?
ビルの間や地下ではなく、電波のいいところにいるような感度の高さです。
電波の周波数を自動的に合わせるように、このアイアンのことを私のアンテナが探りはじめました。
このような形状のアイアンでは、とても珍しいです。
それだけ、このアイアンに興味をもっているということになります。

彫りの深さは充分あります。
今主流のポケットタイプとはまたちょっと違いますが、かなり削られています。
アンダーカットが入っていました。
一時期はよく見かけたのですが、ポケットタイプが主流になって、あまり見なくなったような気がします。
もちろん、ポケキャビでアンダーカットが入っていたアイアンもあったのですが、最近では少なくなったような気がします。
ポケットにすれば、アンダーカットはあまり意味が無いということなのでしょうか?
このアイアンはポケットタイプではないので、アンダーカットにする意味は大きいのかもしれません。
今はドライバーだけでなく、アイアンにもウェイトなど、色々な『異材』が組み込まれている物が少なくないですが、こうして見る限り、このアイアンはそれらとは違い『ワンピース感』があります。
オートマチックタイプのアイアンでありながら、『ピュア』な印象も与えてくれます。
複合素材で造るよりも、ワンピースタイプのほうが、精度も高められるのではないでしょうか?
おそらくレーザー加工されていると思うのですが、『ウォータージェット』を連想しました。

トップラインは、やや厚めですが、気になるほどではありませんでした。

ソール幅は普通です。
こういうタイプなので、もっとワイドを予想していましたが、違いました。
ソール幅は広ければいいというものでもないですし、この広さにもメーカーの深い研究があるのだと思います。
このソール形状だけを見ていても、やはり美しいな・・・。と見とれてしまいました。
すごく丁寧でムラがありません。
この仕上げを見ているだけで、このアイアン、そしてメタルファクトリーというメーカーに対する好感度がどんどんあがってきました。
ソール幅はトゥからヒールにかけて『テーパー』になっているのではなく、ストレートに近いタイプです。
『オートマ系』アイアンの特徴のひとつといっていいと思います。

リーディングエッジは、なだらかに削られていました。
この削りもムラがなく、丁寧です。
ここまで丁寧なのは、あまり見たことが無いような気がします。
完全にコンピュータ制御して削られているのでしょうか?

トレーリングエッジも削られていました。
機械的な美しさだけでなく、抜けの良さにもこだわっているようです。
ソールの形状は、丸みを帯びているタイプではなく、フラットに近いタイプです。

ネックは、やや短めでした。
ヘッドが大きいので、いわゆる『頭でっかち』タイプのアイアンです。
今はよく見られる特徴です。
『首長(くびなが)』タイプではないですが、このようなタイプを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

ヒール側にある『FORGED』の文字が目立っていました。
ひとくちに『FORGED』といっても、色々とあるようですが、どのような鍛造をしたんだろう?と思いました。

ホーゼルには『MADE IN JAPAN』の文字がありました。
『FORGED』と『MADE IN JAPAN』の文字が輝いて見えました。
上質なフォルムの日本製アイアンです。
贅沢なアイアンだな・・・。と、見ていて思いました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
スコアラインの1本1本がとても丁寧で美しいです。
このフェース面の仕上げは、メーカーによって色々と差があるように思います。
すごく雑に仕上げているといいますか、最終仕上げを手抜いているのではないか?と思えるようなメーカーもありますが、最近はこのアイアンのように美しい仕上げのアイアンやウェッジも増えてきたように思います。
同じ球を打つなら、やはりこのような美しいフェース面をもったアイアンで打ちたいです。
どのようなフィーリングなんだろう?と、想像力が掻き立てられます。
球を打つ前から、既にこのクラブを楽しんでいました。

ボールを前にして構えてみると、正直好みではないのですが、特に苦手意識のようなものは芽生えませんでした。
このような構え感なのは、ある程度予想していましたし、経験があるので、その経験を活かしていけば普通に打てるだろう・・・。と思いました。
大顔タイプで、グースの利きも目立っていました。
好みではないので、見とれることはなく、淡々と見つめていました。
グースタイプのアイアンは今でもよく見かけますが、このアイアンは、かなりグースの利きが強いように見えました。
得意なタイプではないのですが雑な感じの顔ではありませんでした。
こういう顔を好まれる方には、たまらない構え感をもったアイアンだろう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

最初はちょっとダフり気味に打ってしまいました。
やはり苦手なタイプだな・・・。とは思ったのですが、何とか打てるだろう・・・。という思いもありました。
しかしダフってしまったので、一旦打席を外し、素振りをして呼吸を整えて、顔のイメージを消して打ってみることにしました。
試打を再開しました。

『打感』は、まずまずでした。
正直物足りないところはありましたが、この形状らしい打感だと思いました。
厚みがあって、フェースにグッと乗る感じではなく、球離れが速くてバンと弾く感じでした。
しかし、『硬い』とか『ゴツン』という感じではなく、どこかまろやかなところもあったのが良かったです。
イージー系らしい打感ですが、もうちょっとヒッティング部分が肉厚になっていると、もっと打感が良くなっていたのではないか?と思いました。

アイアンにしては、音がちょっとだけ大きいように感じたのですが、気になるほどではありませんでした。

球はよくあがりました。
見た目通りのあがりやすさです。
どのように打っても球があがるアイアンといったらいいでしょうか?
ほぼ強制的にあがっていく感じです。
私にとってはかなりグースがきつく、グースタイプは少し抑えた弾道の印象が強いのですが、このアイアンは違いました。
球は浮きやすいですし、弾道も高いです。
7番アイアンにしては、かなりロフトが立っていますが、それを感じさせない弾道の高さです。
マニュアルタイプではない、『オートマチックタイプ』の高さです。

『安定性』は、かなり高いです。
少々のミスヒットやダフりにも強い、『大船タイプ』のアイアンです。
打点のブレを感じさせない、大らかさがあります。
かなり真っ直ぐに近い感じで飛んでいきました。
グースがきついと左に巻いてしまいそうに感じることもあるのですが、それをこの『大顔』が上手くカバーしているのかもしれません。
『グース』と『大顔』という、お互いの特徴の弱点といえる部分を、上手く消し合っているといっていいような気もします。
この安定性と直進性の高さは、多くの方に好まれるのではないでしょうか?

『飛距離性能』も優れていました。
易しく飛ばしていけるアイアンです。
今は『飛び系アイアン』がたくさんありますが、このアイアンもその仲間です。
アイアンに距離を求めていきたいけど、『易しさ』と『飛びの安定性』も欲しい・・・。という方には、とても頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
『左右の球筋』も安定していますが、『上下の高さ』も安定しているので、必然的に距離も安定してきます。
この高い安定性は、やはりアンダーカットが上手く作用しているのかな?と思いました。
飛距離性能が優れたアイアンですが、『飛んだり飛ばなかったり』といったことにはなりにくく、『最高飛距離』と『最低飛距離』の差が小さいように感じました。
実際にコースをラウンドしていると、『ピッタリの距離』ということはあまりなく、その殆どが距離を調整して打っていかなくてはならないですし、それがまた楽しいところでもあるのですが、このように自動的に飛んでしまうアイアンでは、どのように打ったらいいのかがイメージできませんでした。
どのように打っても飛んでいく感じがしますが、このようなオートマチックタイプで微妙な距離を打ち分けられる方は、かなり高い技量をもっておられると思いますし、永く使い続けていないと、なかなか上手くはいかないような気もします。
このように安定した飛びも、全てコンピュータで計算して設計されているのかもしれません。
ミスヒットしても、決して『当たり負け』しない、『当たりの強さ』がありました。

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
このようなラージサイズのアイアンなので、それほど操作するようには設計されていないと思うのですが、何とか左右に曲げることができました。
しかし、思うような曲がり幅ではありませんでした。
極端にやろうとすると、またダフってしまいました。
ラージサイズということもありますが、やはりグースタイプを使いこなすには、まだまだ修行が足りないな・・・。と痛感しました。
グースタイプのアイアンを見つけると、慣れようと時々練習するのですが、なかなか上手くはいっていません。
道のりは険しく、まだまだ長いです。

とても美しくて目で楽しめる、ラージサイズのグースネックアイアンです。
これまで多くのメーカーで見てきましたし、それだけ人気が高いのだと思います。
今はセミグースタイプが一番多いように思うのですが、これくらいヘッドが大きくなると、グースを強めた方が易しくなるのかもしれません。

海外のメーカーではなく、日本のメーカーでここまでグースなのは珍しいような気もするのですが、メイドインジャパンのクラブが好きで、丁寧でカッコいいグースネックアイアンを使いたい・・・。という方には、たまらない魅力があるのではないでしょうか?
強いグースと、大きなヘッドが安心感を与えてくれるのは間違いないと思います。
これまでだと、このような『イージー系』アイアンは、ステンレスが使われることが多かったように思うのですが、このアイアンは軟鉄鍛造ということで、微調整しやすいという大きな利点があります。
ロフト角やライ角が簡単に調整できます。
これはとても大きなことです。

これまで、ラージサイズでグースタイプのアイアンを使っていたけど、ずっとステンレスだったので、微調整できずにそのまま使っていた・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
イージー系アイアンは、調整できないものだと諦めていた方や、あまり関心が無かった・・・。という方もいらっしゃると思います。
アイアンはヘッドのサイズやバックフェースの形状で、確かに『大らかさ』は出てくるかもしれませんが、『本当に易しいアイアン』というのは、その人の技量や体格に合ったアイアンです。
形状だけでなく『重量』も、とても大切です。
ライ角の合っていないアイアンでは方向性を出しづらいですし、それを我慢して使っておられる方は多いのではないでしょうか?
番手によって距離が合いづらい、距離のコントロールがしづらい・・・。という方は、一度『ロフトピッチ』を確認されたほうがいいかもしれません。
そういった細かいところを調整すると、すごく易しくなりますし、世界にひとつだけの自分の為に調整されたアイアンというのは、それだけで愛着が湧きますし、他のアイアンに目がいかなくなります。
『マイアイアン』が世界一だということに気づけると思います。
自分に合うように調整し、この大きさと形状という易しさが加わって、まさに『世界最強の易しいアイアン』となるのではないでしょうか?

私が好むタイプのアイアンではないのですが、好感を持つことができました。
それは大きさなどではなく、先ほども書きましたが、とにかく質感がいい・・・。ということです。
すごく丁寧で美しい仕上がりです。
これがとても魅力的で、印象に残りました。
『難しい』『易しい』ということはひとまず置いておいて、『美しい』『カッコいい』というクラブは所有欲を満たしてくれますし、バッグに入れておきたくなります。
クラブに惚れることができれば、練習も楽しくなりますし、必然的にレベルアップできます。
ゴルフが上手くなるとか、ゴルフを楽しむということは、相棒であるクラブを好きになるということが欠かせないと私は思っています。
自分が使っているクラブが好きじゃないと、ゴルフの楽しさは半減してしまいます。
物理的な性能だけでなく、『目で楽しめる性能』も必要なのではないでしょうか?
このアイアンを見ていて、改めてそのように感じました。
もう少し小振りでグースの弱いアイアンがラインアップされているのなら、是非試してみたいです。
このアイアンは『J2』という名前なので、ひょっとしたら『J3』というアイアンがあって、そのようなタイプなのかな?と思いました。
メタルファクトリーというクラブは、まだ試打した数が少ないですが、このアイアンもそうですし、先日試打したアイアンによって、好感度がアップしました。
易しくて距離の出せるアイアンを使いたいけど、美しさ・所有感にもこだわってアイアンを選んでいきたい・・・。という方には、是非このアイアンを試していただきたいと思いました。
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2016年06月15日
朝日ゴルフ用品 メタルファクトリー GT-3000Hi ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは メタルファクトリー GT-3000Hi ドライバー です。

シャフトは MOTORE Speeder MF です。
ロフトは11.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、クラブ総重量は298gです。

久し振りに出会った、メタルファクトリーのドライバーです。
以前試打したモデルはとてもいい印象が残っています。

全く同じモデルなのかな?と思っていたのですが、このドライバーは高反発モデルなのだそうです。
最近は、色々なメーカーから高反発モデルが発売されています。
以前も書きましたが、競技に出ないでプライベートでゴルフを楽しまれる方もたくさんいらっしゃるので、ルール非適合モデルがあってもいいと、私は思っています。
全てのクラブがR&Aの決めたルールに則る必要はないと思います。
ここ最近、高反発モデルの売り上げも伸びてきているのだそうです。
これからは、もっと多くのメーカーが高反発モデルを発売するのではないでしょうか?

この『鉄』と書かれた、ウェイトのような物も懐かしいです。
これ以外は特に変わったところはなく、とてもシンプルです。

しっかりと厚みのあるドライバーです。
高反発はシャローのイメージもありますが、このドライバーは違っていました。

ネックの長さは、しっかりとありました。
調整機能がついていないので、すっきりしています。

いい顔をしています。
奇をてらったところがなく、正統派といった感じがします。
日本メーカーらしい男前なドライバーです。

ディープバックタイプです。
この独特の厚みがたまりません。

素振りをしてみると、フレックスがRということもあり、軟らかく感じました。
かなり動く感じがしたので、とにかくタイミングを合わせることだけを意識しました。
おそらく、このシャフトが純正なのだと思います。

ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
構えやすいです。
リラックスして構えることができました。
『ハイロフト(11.5度)』らしい、フェースの見え具合でした。
ボールがあがりやすそうです。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりめでした。
手に少し衝撃が残りましたが、特に苦手に感じることはありませんでした。

『音』は大きすぎず、いい感じでした。

球は予想していたよりも、あがりやすい感じがしました。
ロフト(11.5度)らしいといえるかもしれません。
ディープなタイプですが、見た目ほどタフではないように感じました。
見た目とのギャップが面白いと思いました。

『安定性』という点では、それほど高くなく、どちらかといえば正直なタイプといえるかもしれません。
シビアな感じはしませんが、今は寛容なドライバーが多いので、それらと比べると正直なところがあるように思います。

『飛距離性能』は、いい感じでした。
高反発モデルということもあるのかもしれませんが、高いパフォーマンス力を感じました。
以前、適合モデルを試打したときも、飛距離性能に優れているな・・・。と思ったのですが、このモデルも好感がもてました。
この高反発モデルもいい感じですが、適合モデルのほうが、かなり高反発モデルに匹敵する実力をもっているんじゃないかな?と思いました。
今度機会があれば、打ち比べてみたいと思いました。

『操作性』は、なかなかいい感じでした。
左右どちらにも対応してくれました。
シャフトが少し動き過ぎる感じだったので、もっとしっかりしたシャフトだと扱いやすさが上がっていたと思います。

最近では11.5度のドライバーは殆ど見なくなりました。
ブラッシーに近いといえるかもしれません。

しかし、構えたときのフェース面の見え具合は、これまでもよく目にしてきたように思います。
9.5度と表示されているドライバーでも、実際に計測したら11度以上だったということは珍しくないですが、今日は『表示ロフト』に対する違和感がなかったところも印象に残りました。

ゴルフクラブで、派手さのないデザインの物の中には、高い実力をもった物が少なくないように思います。
調整機能が付いていないドライバーにも、ハイスペックな物が多いように思います。
クラブの『性能』や『精度の高さ』で勝負できているのだと思います。

今回はロフトやシャフトが私には合いづらいところもあったのですが、好感がもてましたし、もっと多く接していきたいと思いました。
『後を引く良さ』のあるドライバーだな・・・。と思いました。
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2014年04月12日
朝日ゴルフ用品 メタルファクトリー GT-3000 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは メタルファクトリー GT-3000 ドライバー です。

シャフトは GRAPHITE DESIGN Tour AD MT-6 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は310gです。

初めて試打する、メタルファクトリーのドライバーです。
目にしたのは初めてではないのですが、そのときは試打することができなかったので、今日はようやく試打することができて嬉しいです。
初めて目にしたときから、すごく気になっていました。
初めて出会って強く印象に残るものと、そうでないものに分かれますが、このドライバーは完全に前者です。

結構厚みのあるヘッドです。
ソールの形状が、やや個性的ですが、すごくシンプルなヘッドだな・・・。と思いました。
『メタルファクトリー』という名前の通り、とても金属的な感じがします。
結構光沢感もあって、『黒光り』する感じです。
このドライバーは『ミラーブラック』というのだと教えてもらいました。
他にも違う仕上げのものがラインアップされているそうです。

ソールには『鉄』と漢字で記されたアクセサリーのようなものがありました。
ここの位置にあるということはウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
『鉄』の文字の周りには、小さな文字で『METALFACTORY TETSUMARU JAPAN』と記されていました。

今のドライバーにしては珍しく、ネックも長めです。
ちょっと前まではよく見られた長さだと思うのですが、今はショートネックが多くなりました。
これだけ長いと、とても魅力的に見えます。
今流行の『調整機能』も付いていません。
すごくシンプルです。
ネックの周りもゴチャゴチャした感じが無いので、とても好感がもてます。
調整機能付きのドライバーを『指名買い』される方もいらっしゃると思いますが、昔ながらのこのようなクラブを好まれる方も多いのではないでしょうか?
中途半端な調整機能を付けて、フィーリングが悪くなるよりも、こういったシンプルさに魅力を感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ゴルフクラブはどうしても『流行』といったものに流されやすいところがありますし、そこがまたいいところなのかもしれませんが、敢えてそういった流れとは逆行している感じのクラブを目にすると、思わず手にとって試したくなります。
きっと大きな自信があるに違いない・・・。と思います。

オーソドックスで、いい顔をしています。
奇をてらった感じはしません。
初めて手にしましたが、とても親しみやすさを感じることができました。
この独特な光沢感も、他のメーカーのクラブでは、なかなか見られません。

ディープバック形状といっていいと思います。
こういったところも、今のドライバーではあまり見られないところです。
ヘッド後方が少し伸びているように見えるので、すごくディープという感じもしなかったのですが、今のドライバーの中では、明らかにディープなほうだと思います。
今はシャロー系でも、いいドライバーがたくさんありますが、やはりこういったディープ系を手にすると、こちらのテンションも自然と上がってきます。

フェースの高さもしっかりとあります。
このディープフェースと、黒い金属的な感じがよく似合っていました。
今はディープフェースのドライバーも増えてきましたが、それらの多くが『シャローバック』です。
しかし、このドライバーのように『ディープフェース&ディープバック』は珍しいと思います。
昔は、これが当たり前のようなところもあったのですが・・・。
フェース面のヒッティングポイント周辺にも溝がありません。
これは少しでも強度を保つ為なのでしょうか?
こういったフェース面はたくさん見てきましたし、今でも多いです。

素振りをしてみた感じも、なかなかいい印象をもちました。
見た目以上に重く感じませんでした。
ヘッドの印象から、もう少し全体的な重さがあるような気もしたのですが、実際はそれほどでもありませんでした。
あくまでも私の好みとしては、もう少し重量のあるシャフトで試してみたい・・・。というのがあったのですが、試打クラブはこの1本しかなかったので、このまま試打することにしました。
このグラファイトデザインの黄色いシャフトも、よく出会うせいか、馴染みやすい感じがします。
ハードな印象は全くありません。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
とても構えやすいです。
リラックスして構えることができました。
マイナス的なイメージは全く出てきませんでした。
ミスよりも、成功のイメージばかりが膨らんできました。
呼吸も深く、自然に行うことができました。
試打を開始しました。

『打感』はイメージとちょっと違っていましたが、好感がもてました。
しっかりとした打感なのですが、硬くはありません。
手に嫌な衝撃も残りません。
打つ前は、この全体的な雰囲気や金属的なところなどから、もう少し硬くて重い打感をイメージしていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。
ストレスを感じさせない打感です。
このフィーリングのミスマッチ感が面白いと思いました。
かなり弾き感が強く感じられます。

『音』も、いい感じです。
何といいますか、『落ち着いた感じ』の音といえる気がします。
金属的な甲高い音ではありませんでした。
インパクトが緩むこともなく、しっかりとフィニッシュまで振り切ることができました。

『球のあがりやすさ』という点でも、思っていたよりも高く上がっていきました。
打つ前は、もう少しライナー系で飛んでいくのかな?と思っていたのですが、予想以上に弾道は高い感じがしました。
しかし、他のメーカーのドライバーのような『超・高弾道』という感じではなく、高さも出しながら、しっかりと前に進んでくれる弾道です。
『頼もしい弾道』といったらいいでしょうか?
装着されているシャフトによるところも大きいと思うのですが、タフすぎて球が上がらない・・・。という感じは全くしませんでした。
どちらかといえばヒッタータイプの方に合いやすいと思いますが、その敷居は決して高すぎないと思いました。

『安定性』という点では、まずまず・・・。といったところでしょうか?
普通に打っている限り、大きく暴れることはありませんが、今は『超』が付くほどの高い安定性を誇るドライバーがたくさんあるので、そういった物と比べると、少し『正直』といいますか『自然』のような気がします。
しかし、シビア過ぎる感じはしなかったので、敬遠するようなタイプではないと思いました。

『飛距離性能』は、かなり優れていると思いました。
予想していたよりも、ずっと前まで進んでいきました。
弾きがすごく良くて、初速が速いです。
ひょっとしたら『高反発モデル』なのかな?と思ったのですが、このドライバーはれっきとした『ルール適合モデル』なのだそうです。
だとしたら、かなりギリギリまで反発力を高めているのではないかな?と思いました。
このメーカーが『地クラブメーカー』といえるのか、私には分かりませんが、少なくともこのように感じられるのは大手有名メーカーのドライバーではなかなかありません。
野球のピッチャーには『速球派』と『技巧派』に分けられると思うのですが、このドライバーは明らかに前者です。
飛距離はボール初速だけで決まるものではありませんが、大きな要素のひとつです。
あまり比べられたことは無いと思うのですが、各メーカーのルール適合モデルドライバーの『ボール初速』を計測してみると、このドライバーはかなり速い部類に属するのではないでしょうか?

『操作性』という点では、まずまずだな・・・。と思いました。
左右どちらにも打っていくことができました。
私の持ち球ではない、フェード系のボールも打ちやすいと感じました。
それほど敏感に反応するようには感じなかったのですが、今日は黄色いシャフトのおかげもあったのか、扱いやすい印象が残りました。
しかし、できればある程度の方向性を保ちながら、思いっきりぶっ飛ばしていきたいタイプのドライバーだと思います。

とてもクリアで美味しい、『ブラックコーヒー』といったところかな?と思いました。
私は練習中、よく缶コーヒーを飲んでいるので、このドライバーを試打しながら、クリアなブラックコーヒーとイメージが重なってしまいました。
余分なものは何も足さない代わりに、必要なものは全て取り込まれているように感じました。
まさに『男のブラック』といったところかな?と思いました。

先ほども書きましたが、このドライバーには『速球派』というイメージがピッタリだと思いました。
大手有名メーカーのドライバーの多くは、これほど弾きがいいものをあまり見かけないですし、『易しさ』に特化しているように感じることも多いので、『速球派』というよりは『安定派』といいますか『技巧派』に感じられるのですが、このメタルファクトリーのドライバーには『速さ』と同時に『パワー』も感じられました。
こういったところは『他のいくつかの地クラブメーカー』にも共通していえるところです。

これまでたくさん出会ってきた『メイド・イン・ジャパンの美しさ』とはまたちょっと違った雰囲気もあったのですが、このドライバーはどうなのでしょうか?
地クラブメーカーだから、必ずしも日本製だとは限らないと思いますが、『こだわり』のようなものが感じられました。
『鉄のマーク』の周りに『JAPAN』の文字がありましたが、もしこのドライバーは日本製なのであれば、どこかに『MADE IN JAPAN』の文字を入れて欲しいと思いました。
日本製でなければならない・・・。ということはないですし、今のクラブの殆どが海外製ですが、『日本製』というだけで、そのクラブに対する信頼性がアップするのは間違いないと思います。
日本製で精度が高いのであれば、たとえ高価であったとしても、それは仕方のないことだと思えてきます。

ヘッドのほぼ全体といえるほどの『ミラー仕上げ』もありますし、精度も高そうなので、値段を尋ねてみたのですが、やはりヘッドだけでも、かなり高価でした。
大量生産されて精度にバラつきのあるクラブと違うのであれば、それは仕方のないことかな?と思いました。
品質の高さもそうですが、この精度の高さが価格に反映されるのは仕方のないことなのかもしれません。

すごくシンプルですが、かなり性能が高くて、魅力的なドライバーでした。
『黒』と『ミラー仕上げ』という組み合わせも珍しくて印象に残りました。
ドライバーに調整機能を求めておられる方には、あまり魅力的には感じられないかもしれません。
調整機能よりも、『ヘッド本体の性能』に魅力を感じられる方は、試してみられる価値は大いにあるのではないでしょうか?
『叩ける方』には、大きなパフォーマンスを発揮してくれるドライバーであることは間違いないです。
飛距離性能は、今のドライバーの中でも、かなり高いほうだと思います。

初めて試打したメタルファクトリーのドライバーでしたが、とてもいい印象が残りました。
初対面で、これだけ出来がいいと、また次のモデルにも期待したくなりますが、できればこのドライバーをまた何度も試してみたいと思いました。
購買意欲が強く強く刺激される・・・。というほどではなかったのですが、刺激されたことは確かです。
今は高機能なドライバーに溢れているので、久しぶりにシンプルでいいドライバーに出会うことができたな・・・。と思いました。
調整機能は時に『迷い』を誘ってしまうこともあると思いますし、あまり使えていない・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
調整機能はとても素晴らしいシステムですが、それはあくまでも『自分に合ったヘッドとシャフトの組み合わせ』があってのことだと思います。
自分に合わないヘッドやシャフトで、いくら調整しても、それは上手くいかないと思います。
これからも調整機能付きドライバーは登場してくると思いますが、その一方でこういったシンプルで高性能なドライバーの登場にも期待していきたいと思いました。
このドライバーは強く印象に残ったので、今年上半期の印象深いドライバーに間違いなく入るだろうと思いました。
いいドライバーに出会うことができた一日でした。
清々しい気分のまま、練習場を後にしました。