ワクチンコンポ
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2014年07月05日
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ワクチンコンポ オリジナル銀ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ワクチンコンポ オリジナル銀ドライバー です。

シャフトは WACCINE GR55 です。
ロフトは10.5度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、トルクは5.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は302gです。

久しぶりに出会った、ワクチンのドライバーです。
以前、ゴールド輝くドライバーを試打したことがあるのですが、このドライバーはまた違う魅力があります。
シルバーがとてもいい雰囲気を醸し出していて、高級感があります。
プロトタイプみたいで、カッコいいです。

フェース面のデザインもシンプルで、カッコいいです。
『シンプルさ』と『シルバーの美』との競演が上手く出来ているな・・・。と思いました。
フェース面がゴールドだと『高反発仕様』ではないか?と思ってしまうこともありますが、このシルバーだとそうは思いません。
このフェース面のデザインにも、センスの良さが感じられます。

こうして見ても、かなりディープ感があります。
昔はよく見られましたが、今ではここまでディープな物は少なくなったように思います。
ワクチンのヘッドはディープで統一されているようです。
私はディープヘッドのドライバーは大好きなので、しばらく目で楽しんでいました。

ネックの長さは、普通でしょうか?
ゴールドモデルと、同じように見えます。

このディープバックに気持ちも盛り上がってきます。
今はシャロー系が圧倒的に多いですが、ここまでディープにしているということは、メーカーがそれだけこの形にこだわりがあるからなのかもしれません。
多くのメーカーからハイテクドライバーが発売されていますが、このドライバーはすごくシンプルに見えます。
昔からの経験で、シンプルなヘッドには飛距離性能に長けている物が多いです。

このオリジナルグリップも、すっかりお馴染みになったように思います。
吸盤のようになっているのが特徴的です。
しっとりしている・・・。というよりは、滑りにくそうな感じがします。
雨の日でも活躍してくれそうです。

ヒール側

トゥ側
ヒールとトゥには、それぞれ凹みが見られました。
この形状も、これまでのモデルと共通するところだと思います。
ヘッド形状は同じで、色による違いだけなのでしょうか?

とても男前のディープヘッドです。
こうして見ても、厚みがあるのがよく解ります。
クラウンの光沢感も、高級感を醸し出していて、いい感じです。
少しフェースが被っているのかな?と思いましたが、強い拒否反応は出ませんでした。

素振りをしてみると、見た目の印象よりもソフトスペックに感じられます。
これは装着されているシャフトによるところが大きいと思うのですが、できればもう少ししっかりしていてもいいかな?と思いました。
フレックスは『S』ではありますが、硬い感じはしませんでした。

ボールを前にして構えてみても、いい雰囲気があります。
やはり、少しフェースが被っているように見えたのですが、これくらいであれば何とか対応できそうだと思いました。
できれば『逃がし顔』のモデルに出会いたい・・・。と思ったのですが、このようなディープ系のヘッドであれば、ある程度フェースアングルを被せておいたほうが、つかまりも良くなるのかもしれません。
強いフックフェースは苦手だけど、『つかまえ顔』のドライバーが好きだ・・・。という方には、とても構えやすいのではないでしょうか?
試打を開始しました。

『打感』は、とてもソフトです。
『超ソフト』といってもいいかもしれないな・・・。と思いました。
あまり手応えがない感じです。
ちょっとだけ不思議な打感ですが、私はこの打感に好感をもつことができました。

『音』は、とても静かです。
気持ちよく叩いていけます。
インパクトが緩んだり詰まったりすることはありません。
とても珍しいフィーリングでした。

『球のあがりやすさ』という点では、『10.5度』というロフトのおかげもあると思うのですが、ディープヘッドのわりには高くあがる感じがしました。
スピン量も、少し多いかな?と思いました。
叩きにいくと、やや吹き上がる感じがしました。
ディープ感のあるドライバーですが、それほどタフな感じはしませんでした。

『安定性』という点では、それほど寛容さは無いのかもしれません。
高い直進性があるとは思いませんでした。
どのホールでも絶対に曲げたくない、直球だけで攻めていきたい・・・。という方には合いづらいかもしれません。
ミスに対する寛容さという点で考えてみると、今のドライバーの中でも、明らかにシビアなほうだといえるような気がします。

『飛距離性能』は、なかなか優れているな・・・。と思いました。
何といいますか『押し』の効いた球が打てるドライバーだと思いました。
明らかにスインガータイプよりはヒッタータイプの方に合いやすいと思います。
見た目の性能と、実際の性能が合致しているように感じました。

『操作性』という点では、なかなかいい感じでした。
スイングの結果を正直に伝えてくれる感じがしました。
曖昧さがあまりなく、どちらかというと正直なタイプだと思います。
フェースが被っているように見えたのですが、逃がしていくことも易しくできました。
これがかなりシャローで、融通の利かないドライバーだと、なかなかここまで上手く反応してくれないような気もするのですが、このドライバーは素直に反応してくれました。
こちらのイメージを伝えやすい感じがしました。

ワクチンのドライバーには、なかなか出会う機会がないのですが、いい印象をもちました。
これまで出会ったモデルの中で、私はこの『シルバーモデル』が一番気に入りました。
フェースが被っているように見えたのですが、実際に球を打ってみても、強い苦手意識は芽生えてきませんでした。
いつも通り、右から回していきたい感じです。

フェースも被っていますし、ターンしやすいので、球がつかまりやすいドライバーといえるように思います。
投影面積の大きいシャロー系のドライバーが苦手で、立体感のありながらも球がつかまりやすいドライバーが好きだ・・・。という方には、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
このドライバーは『つかまりの良さ』で飛ばしていけるタイプだと思います。
こする感じはしませんでした。

今日はかなり左に注意しながら試打をしていたのですが、ふと気が抜けてしまうと、フックが出てしまうかもしれないな・・・。という思いはずっとありました。
できればスクエアか、やや逃がし系のヘッドがいいな・・・。と思っていたのですが、このドライバーにはそういったタイプもラインアップされているそうなので、次回は是非そちらも試してみたいと思いました。
このドライバーのようにフックフェースのほうが、ヘッドの性能を活かしきれるところはあるのかもしれません。
しかし、それでも敢えて私は『ノーマル』なタイプに魅力を感じます。

いい意味で、クラシカルなドライバーだと思いました。
今はかなりハイテクで、いわゆる『お助け機能』が付いているドライバーもたくさんあります。
調整機能も、かなり浸透してきました。
そういった意味でいうと、このドライバーはとてもシンプルです。
しかし、シンプルだからこそ、メーカーに自信があるのではないでしょうか?

調整機能は確かに素晴らしいシステムだと思いますが、それはあくまでも『基本性能』が高くないと、意味が無いように感じます。
調整機能が付いていても、基本的な性能に物足りなさを感じたクラブも、これまでたくさん出会ってきました。
ドライバーの購入条件のひとつに『調整機能が付いているかどうか』という方もいらっしゃると思います。
それだけ『自分に合うように』調整することが普通になってきたのかもしれませんし、調整機能がついていないと不安に感じられる方もいらっしゃるのかもしれません。

しかし、せっかく調整機能が付いていても、調整したことがない・・・。とか、結局元に戻してしまった・・・。という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
あまり複雑過ぎると、余計な迷いを生んでしまうことにつながるのかもしれません。
これからも調整機能付きのドライバーは発売されると思いますし、どんどん進化していくと思います。
このドライバーに、もしその調整機能が付いていたとしたら、私は真っ先にフェースアングルをスクエアにしてみたいな・・・。と思いました。

打感などのフィーリングも良かったですが、試打する前に、ずっと目で楽しませてもらいました。
美しいクラブというのは、やはりいいです。
手にしているだけで、またこういったクラブがバッグに入っているだけでテンションも上がりますし、ゴルフが楽しくなります。
ゴルフを楽しむには、自分が使っているクラブを好きになることが必須だと思います。
自分の相棒を好きになり、愛着をもてるからこそ、信頼関係を築いていくことができますし、それがスコアに表れるような気がします。
そういった点で考えてみて、このドライバーはとても魅力的な存在になってくれるんじゃないかな?と思いました。
スクエアか逃がし顔だと、好感度がもっともっとアップしたように思います。

全体的にとても美しいですし、高級感があるので、おそらく高価なんだろうな・・・。と思っていたのですが、やはりその通りでした。
ヘッドだけでなく、シャフトも、かなり高価です。
使ってみたいとは思いましたが、なかなか敷居の高いドライバーだな・・・。と思いました。
しかし、それだけメーカーが自信をもっているのだと思いますし、深い研究によって生み出されていたのだと思います。
チープな感じは一切しませんでした。
なかなか出会えないかもしれませんが、また試打する機会に恵まれたら、是非試打してみたいと思いました。
何といいますか、『サクサク打てちゃう』ドライバーでした。
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2014年05月17日
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ワクチンコンポ オリジナルドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ワクチンコンポ オリジナルドライバー です。

シャフトは RODDIO SHAFT S-7 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は73.5g、トルクは3.3、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は315gです。

二度目のワクチンのドライバーです。
とてもカッコいいドライバーです。
一目見て、思わず手に取り、すぐに試打することにしました。
ニュークラブに出会っても、時には試打するのをためらってしまいそうなときもあるのですが、このクラブは試打してみたい・・・。と思わせるほどの、いい雰囲気をもっています。
やはり、クラブには機能性だけでなく、『美しさ』も重要なポイントです。
まずは手に取ってみないと何も始まりません。

以前試打したモデル同様、かなりディープ系のドライバーです。
今では少数派となったような気もしますが、この厚みのあるヘッドに魅力を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
とても『男気』のあるヘッドだと思いました。
ディープ系のヘッドは昔から好きですし、馴染んでいるので、自然と気持ちも盛り上がります。
ゴールドがとても眩しいです。
ゴールドは高反発仕様のイメージもありますが、このドライバーはどうなのでしょうか?
ルール適合モデルなのでしょうか?

ネックの長さは、今のドライバーの中でも、普通かな?と思いました。
昔はディープヘッドにはロングネックという組み合わせが多かったように思うのですが、今はいろいろなバリエーションがあります。
それだけ研究が進んでいるのだと思います。

ディープバック形状になっています。
ここを見ただけで、叩けるモデルということが解ります。
シャローバックが圧倒的に多いので、とても希少な感じもしますが、昔はこういった形状が主流でした。
シャロー系のほうがディープ系よりも、より進化したのかもしれません。

ヒール側の凹み

トゥ側の凹み
ヒール側とトゥ側には、凹みのようなものがありました。
これは空気抵抗を減らす為のものなのでしょうか?

とても男前だと思いました。
以前試打したモデルは赤い色が印象的でしたが、このドライバーはオーソドックスな黒です。
赤いヘッドもなかなかいい感じでしたが、私はやはりこういったオーソドックスな黒のほうが好きです。
とても高級感があるので、こうして見ているだけで、かなり高価なクラブなのだろう・・・。という予測が立ちました。
フェースが被っているように見えました。
ここは以前試打したモデルと共通するところだと思います。

素振りをしてみても、いい感じです。
このヘッドの雰囲気にピッタリと合う、しっかり感があります。
ヘッドとシャフトも、うまくマッチしているように感じました。
すぐにタイミングを整えることができました。

ボールを前にして構えてみると、やはりフェースが被っているのが気になりましたが、それ以外はとてもいい雰囲気を持っているな・・・。と思いました。
左へは注意しなければ・・・。という思いもありましたが、大きな苦手意識はありませんでした。
気持ちも盛り上がってきました。
ディープ感があるので、心おきなく叩けそうな感じがします。
これがもし、『逃がし顔』だったら、どんなにかいいだろう・・・。と思いました。
ただ、フックフェースにもいろいろとあって、強い違和感のあるタイプと、それほど違和感を感じさせないタイプがあります。
このドライバーはどちらかというと、後者に近い感じがしました。
ディープ系のヘッドが好きだけど、逃がし系よりは、つかまえ系の顔をしたドライバーが好きだという方には、たまらない魅力があるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

『打感』は、とても良いと思いました。
嫌な衝撃が全くありませんでした。
心地よい感触だけが手に残りました。

『音』も、爽快感があっていい感じです。
こもった感じの音ではなく、はっきりとしています。
プレイヤーの気持ちを盛り上げてくれ、ショットの精度を高めてくれる音だと思いました。
数年前は、こういった『ゴールド系』のドライバーは『異音』タイプが多かったので、私は苦手にしていたのですが、最近ではあのような音を耳にしなくなりました。
すごく音が良くなったように思います。
コースや練習場で、時々高い音を発するドライバーを使っておられる方もいらっしゃいますが以前と比べ、少なくなったように思います。
音も人によって、いろいろな好みがあると思いますが、私は数年前のあの『甲高い音』よりも、今のドライバーの音のほうが圧倒的に好きです。
インパクトが緩みそうな音を発するドライバーは少なくなりました。
このドライバーの音も、好感がもてました。

『球のあがりやすさ』という点では、ロフトが10.5度ということもあると思うのですが、ディープヘッドでも、それほどタフな印象はありませんでした。
打つ前にイメージしていた弾道よりも、少し高めでした。
もちろん、基本的にはヒッター向けのドライバーであるのは間違いないと思います。
誰にでも球が浮きやすくなっているような感じはしませんでした。
好みが分かれるところかもしれません。

『安定性』という点では、高い直進性・・・。とは思わなかったのですが、それほど敷居が高い感じはしませんでした。
構えたときの印象通り、球がつかまりやすいです。
できれば、フェースがスクエアか、ややオープンであれば、もっと楽な気分で振っていけたような気もしたのですが、やや小振りなヘッドが、易しくさせてくれたのかもしれません。
私はフッカーですが、このドライバーは難しすぎない印象をもちました。
球のつかまりはいいのですが、引っ掛かるとは、またちょっと違うので、安心することができました。
右から回していきたいタイプのドライバーです。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
強い弾道で飛んでいきました。
球のつかまりがいいので、『分厚いインパクト』を迎えることができました。
ディープ系のヘッドを使いたいけれど、球がつかまりやすいタイプが好きだ・・・。という方には、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

『操作性』という点でも、いい感じでした。
つかまえ系のドライバーだと思いますが、左はもちろん、右にも素直に反応してくれました。
こういったところは、ディープ系ヘッドのいいところなのかもしれません。
ただ、それほど大きく右には曲がりにくい感じがしました。
スライスを『撲滅』するタイプだとは思いませんが、『軽減』させてくれるのは間違いないと思います。

『つかまえ系』のドライバーでも、苦手に感じるタイプと、意外と易しく感じるタイプがあります。
このドライバーは後者でした。
楽しく試打することができました。
最近は直進性が高いドライバーが多いので、融通が利きづらいと感じることもあるのですが、このドライバーはなかなかいい反応をしてくれたので、楽しむことができました。

このワクチンのヘッドもそうですし、装着されているロッディオのシャフトも、かなり高価なので、組み合わせると手が届きにくい存在になってしまいます。
私にはとても敷居の高いドライバーですが、それでもこういったタイプを求めておられる方もたくさんいらっしゃるのだと思います。

また機会があれば試打してみたいと思いましたし、違うスペック(ロフト)の物も試してみたいです。
ワクチンのドライバーを試打したのは、まだ二度目ですが、やはりいいメーカーはたくさんあるものだと、改めて感じました。
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2014年03月21日
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ワクチンコンポ オリジナルドライバー ドラコンプレミアム 1084

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ワクチンコンポ オリジナルドライバー ドラコンプレミアム 1084 です。

シャフトは ワクチンコンポ GR-77 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は76.5g、トルクは4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は324gです。

初めて手にした、ワクチンのドライバーです。
ワクチンといえば、シャフトメーカーのイメージが強いのですが、ドライバーも発売していることを知りました。
初めて手にするメーカーのクラブは、すごく奇をてらっている感じがするものが多いですが、このドライバーにはそういったことは感じられません。
すごく正統派といえるような気がします。

かなり丸っこいといいますか、厚みが感じられます。
今はシャロー系のドライバーが圧倒的に多いですが、このドライバーはディープタイプです。
少数派といえるのかもしれませんが、私はこういったタイプのドライバーが大好きです。
ちょっと前まで、よく見ていた形状だと思うのですが、やはり今はシャロー系が流行りなのでしょうか?

この、バックフェースにある物は、単なるアクセサリーなのでしょうか?
それとも本当はウェイトの役目をしていて、それを感じさせないようなデザインになっているのでしょうか?
どちらにせよ、とてもオシャレなデザインになっています。
王冠のように見えました。

ネックの長さは、普通だと思いました。
それほど長いとは思いませんでした。
こうして見て改めて、このドライバーの美しさに見とれてしまいました。
『形状美』をすごく感じました。
ヘッド自体の形状と、このゴールドの組み合わせが絶妙です。
今は昔に比べ、ゴールドのヘッドは少なくなったように思います。
『富裕層』の方に好まれる色だと思いますが、この形状は『アスリート仕様』といえるように思います。
いい目の保養ができました。

ただ残念なことに、このドライバーがいわゆる『高反発仕様』でルール不適合なのだと教えてもらいました。
それは残念だな・・・。と思いましたし、私がこのドライバーをコースで使うことはなくなりました。
勿論、『練習ラウンド』などで試してみることもできますが、おそらくしないだろうと思います。
少しだけ興味が薄れていってしまったのですが、このドライバーの美しさに魅了されていたので、そのまま試打を続けることにしました。
必ずしもそうだとは言い切れないですが、ゴールドは高反発が多いような気がします。

整った顔をしています。
とても品のある赤です。
最近は赤いドライバーも増えてきましたが、このドライバーはとても美しくて好感がもてます。
形状自体もオーソドックスです。
この顔を見ていても、ディープ系であることが伝わってきます。
明らかに『厚み』を感じさせます。
今はシャロー系のヘッドでも叩けるモデルがたくさんありますが、元々『叩けるヘッド』はディープ系が主だったので、すごく馴染みがありますし、安心できます。
この整った顔のおかげで、『やる気スイッチ』が再び入りました。

ディープバック形状です。
シャロー感は全くありません。
昔ながらの『男前ヘッド』です。
挑戦意欲が掻き立てられました。
今もゴルフは楽しくてたまりませんが、昔のエンジョイしていた頃を思い出しました。
練習場でとにかく思いっきり叩いていた頃の記憶が蘇ってくるようでした。
シャローバック形状に慣れておられる方は、多少親しみづらそうな印象をもたれるかもしれません。
これまで、どんなクラブに関わってきたのか?ということでも、各々好みが変わってくるのかもしれません。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
すごく柔らかくてしっとりとしている・・・。という感じはしないのですが、程度に凹凸が効いていて、滑りにくいようになっています。
これだと、少々の汗や雨にも対応してくれそうです。
問題は、このグリップを交換するときに、代わりの物が購入できるか?ということです。
グリップは一番早く摩耗していく消耗品なので、各メーカーとも考慮して欲しいと、いつも思っています。

トゥ側に突起物のような物がありました。
これにはどんな効果が期待できるのでしょうか?
重量バランスなど、計算され尽くしているのでしょうか?

素振りをしてみても、とてもしっかりとしていて好感がもてました。
適度な重量感もありますし、シャフトも『ヤワ』なタイプではありません。
こういったところが、大手有名メーカーの『事前組立品』と呼ばれるクラブと、地クラブメーカーやシャフトメーカーなど『カスタム組み立てが主』なメーカーとの違いのような気がします。
勿論、大手有名メーカーでも、しっかりとしたシャフトをラインアップされていることもありますが、あまり多くは売れにくいということなどもあり、はじめから軟らかめであったり、軽めのシャフトが挿してあったりすることが多いように思います。
『しっかりしたスペック』は試す機会も殆ど無く、『注文』になることが多いです。
なので、あまり親しみを持てないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
『平均』といっても、『中央値』で売られていることが多いように思います。
中央値でないクラブが合っておられる方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
このドライバーは324gということでしたが、それほど重さは感じませんでした。
トップの時に、ヘッドが『垂れる』感じがしないところが、すごくいいな・・・。と思いました。
最近は少なくなったような気がします。
タイミングが取りやすいと感じました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
『正統派』といいますか『王道』といった感じがします。
このオーソドックス感がたまりません。
フェースが少し被って見えたのですが、これくらいであれば、これまでもたくさん経験しているので、対応できそうだな・・・。と思いました。
クラブには過剰すぎない程度の機能をもたせているけど、それを使いこなしていくのは、あくまでもプレイヤー自身だよ・・・。と言っているような気がします。
最近は易しくなりすぎて、クラブの性能がプレイヤーに歩み寄りすぎているように感じることもあります。
構えても、あまり気持ちが盛り上がらないこともありますが、今日は違いました。
赤いヘッドですが、構えづらいということはありませんでした。
ただ、これがもし黒だったら、どんなにかカッコいいだろう・・・。と思いました。
『45インチ』ということで、適度な『短尺感』がありました。
最近は『46インチ以上』のドライバーにたくさん出会っているせいか、このドライバーが短く、コンパクトに感じられました。
昔のいい思い出が蘇ってきました。
今は『47インチ』のドライバーも多くなってきていますし、愛用されている方もたくさんいらっしゃると思います。
私は長尺を使いこなす技術がまだ不足しているので、このように『45インチ台』のドライバーに出会うと、安心します。
マイドライバーの長さも『45.25インチ』ですし、普段はやや短めに持ってショットしているので、今日はその普段の『距離感(ボールとの距離感)』で振っていけばいいんだ・・・。と思いました。
いいイメージも湧いて来ましたし、リラックスして構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』は適度にしっかり感がありながらも、決して硬くなく、いい印象をもつことができました。
弾き感はありますが、それほど極端ではありません。
『高反発仕様』ということを、それほど強く感じることはありませんでした。
ただ、やはり『球離れ』は速いような気もしました。

『音』という点では、ちょっと意外でした。
金色のフェース面と、『高反発』ということで、高くてキンキンと耳に響きそうな音を予想していたのですが、実際は違っていました。
乾いた感じの品のいい音が優しく鼓膜をくすぐるような感覚・・・。といったらいいでしょうか?
いくら打っていても、ストレスを感じさせない音です。

『球のあがりやすさ』という点では、今のドライバーのなかでも、明らかにタフです。
それは、ヘッドの形状もありますし、装着されているシャフトの性能によるところも大きいのかもしれません。
今でも、他のメーカーから多くの『高反発仕様ドライバー』が発売されていますが、その殆どが『ベテランゴルファー向け』といっていいと思いますし、とても球があがりやすくなっているものが殆どだと思います。
しかし、このドライバーは違います。
明らかに叩けるタイプですし、ある程度の敷居の高さはあるような気がします。
ディープヘッドらしく、ライナー系の球が出やすいです。
私はこういったライナー系の弾道が好きなのですが、ここは人によって好みが大きく分かれるところだと思います。
球があがりやすくて、高い弾道を好まれる方には、合いづらいところがあるかもしれません。

『安定性』という点では、今の『易しさ全盛』の中では、明らかにシビアなほうだと思います。
とても『正直』なドライバーだと思いました。
直進性の高さはあまり感じなかったのですが、何といいますか『プレイヤーの持ち球』で勝負できるドライバーといえるのではないでしょうか?
面長なタイプとは違い、球もつかまりやすいので、日頃球がつかまりづらい・・・。と感じておられる方には合いやすいのではないでしょうか?
『自然につかまる』というよりも『つかまえやすい』という感じがしました。
今のドライバーはアイアンに例えると、『フルキャビティ』や『ポケットキャビティ』に相当するくらい易しくなっている物が多いように感じますが、そう考えてみると、このドライバーは『マッスルバック』とまではいかなくても『ハーフキャビティ』くらいかな?と思いました。
ただ、シビア過ぎる感じはしなかったですし、ある程度キャリアを積んでおられる方には、むしろ懐かしく感じられることもあるのではないでしょうか?
昔は、こういったドライバーがたくさんありました。
ショットの成否がはっきりしているので、まだキャリアの浅い方やイージータイプのドライバーを使い慣れておられる方には、難しく感じられる部分がひょっとしたらあるのかもしれません。

『飛距離性能』は、かなりいいです。
ライナー系の力強い弾道で進んでいきました。
なかなか落ちてきません。
ボール自身がまるで『ターボエンジン』を積んで、前に突き進んでいるんじゃないかな?と思えるほど、力強さを感じました。
前進する力が強いです。
ただ、先ほども書きましたが、かなり『正直』な面もあるドライバーなので、ミスヒットしたら、かなり飛距離が落ちました。
そういった意味では『曖昧さ』のようなものは感じませんでした。
スイートエリアも、今のドライバーと比べても、それほど広くはないと思います。
いいショットをした時の飛距離性能は凄いですが、ミスしたときの反動の大きさは避けられないのかもしれません。
そして何より高反発仕様なので、競技で使えないことが残念です。
しかし、最近のルール適合モデルの進化は素晴らしい・・・。と、このドライバーを試打してみて、改めて感じました。
この高反発モデルに負けないといいますか、上回っていると感じるドライバーも、今は存在しています。
反発力は確かに魅力ですが、それに上限が設けられても、まだまだ飛距離は伸ばせるのだと思いましたし、各メーカーの努力には頭が下がるばかりです。
ひとつの規制が加えられることによって、別の部分が進化していくことは、何もゴルフクラブに限ったことではないのかもしれません。
ルールに縛られすぎると窮屈に感じることもありますが、ルールがあるからこそ楽しいのだと思いますし、そこに『公平さ』も生まれてくるのだと思います。

『操作性』という点では、いい感じでした。
左右に曲げやすいですが、フッカーの私は最初からフック系の球を打つことができました。
勿論、スライス系の球も易しく打たせてくれました。
球のつかまりはいいですが、程良く加減していけるので、それほど左が怖く感じることはありませんでした。
私はフッカーですが、重心距離が長くて『面長』に感じるクラブよりも、このようにコンパクトにまとまっている『小顔タイプ』のほうが好きです。
それはドライバーからウェッジまで共通しています。
重心距離が短めなほうが易しく感じます。
ただ、できれば『スクエアタイプ』か『逃がし系』のヘッドだと、もっと楽に振っていけたかな・・・?と思いました。
これはどちらがいい・・・。というものでもなく、あくまでも『プレイヤーの好み』で選んでいくべきだと思います。
構えたときに自動的に左へ行ってしまいそうなドライバーには『左への恐怖感』を感じることもありますが、このドライバーにはそういったものを感じませんでした。
先ほども書きましたが、球がつかまりやすいタイプなので、フェースが戻りきらないまま右に抜けてしまっている方にも合いやすいのではないでしょうか?
『フェースターンの感覚』をつかみやすいんじゃないかな?と思いました。

シャフトメーカーがヘッドを発売するのは珍しいと思いますが、私はいいことだと思っています。
ゴルフクラブはヘッドも大事ですが、シャフトによって、かなりクラブの個性や性能が変わってきます。
そのシャフトを専門にするメーカーが、そのシャフトに合うヘッドを発売するのは理にかなっているように思います。
今は多くのクラブメーカーがクラブ(ヘッド)を発売し、プレイヤーによって好みのシャフトを挿せるようになっていて、いいことだと思いますが、こういった逆の展開もいいのではないでしょうか?
私が今愛用しているエースドライバーも、シャフトメーカーの物です。
ヘッドを作っているのは、あの優れたメーカーであるJGEです。
JGEのドライバーもいくつか試打したことがあるのですが、強烈な飛びに優れているドライバーを作るノウハウがしっかりと確立されているように思います。
このドライバーも、ほぼ間違いなくOEMだと思いますが、このヘッドを作っているのは、どのメーカーなのでしょうか?

初めて試打した、ワクチンのドライバーですが、とてもいい印象が残りました。
全体的な美しさがとても魅力的でしたが、機能性も高いと思いました。
シャフトがすごく仕事をしてくれているように感じました。
何といいますか、ボールを上手く包み込んでくれて、ドーンと一気に押し出してくれるような感じ・・・。といったらいいでしょうか?
タイミングがとても取りやすいドライバーだと思いました。
『遊び』の部分が少なく感じ、反応がいいので、こちらのイメージを伝えやすい感じがしました。

ただ残念なのが、先ほども書きましたが、『高反発仕様』ということです。
これでは競技で使うことができません。
しっかりとした性能や機能美がありながら、勿体ないことだと思いました。
反発力が高いと、確かに有利な一面はありますが、飛距離はそれだけでないところが奥深いと思います。
それだけ、今の『ルール適合モデル』が明らかに進化しているということです。

ヘッドは初めてでしたし、シャフトもまだそれほど多く出会ってきたわけではないのですが、ワクチンもいいな・・・。と思いました。
初めてワクチンのシャフトに出会った時、正直それほどいいとは思わなかったのですが、それはワクチンではなく、あくまでもその試打したシャフトがもうひとつだったのだと思いました。
他のシャフトメーカー同様、色々な製品がラインアップされているので、たくさん試してみることが大切ですし、その中で自分に合うものを見つけ、調整していくべきなのだと思いました。
他にも有名なシャフトメーカーはたくさんありますし、日本は特に海外に比べてもハイレベルだと思います。
ただ、願わくは同じ銘柄のシャフトでも『プロ支給用』とか『一般販売用』というように分けて欲しくないな・・・。と思っています。
もし変えるのであれば、きちんと『プロ支給用』とか『一般販売用』というように、最初から解るようにして欲しいと思っています。
同じ銘柄でスペックは同じでも、実は中身が大きく違う・・・。というのは、あまり好ましくはありません。
色々な事情があるのはある程度承知していますが、できればプロアマ関係なく同じ仕様にして欲しいです。
その中で、私たちアマチュアが自分に合ったスペックを選んでいきたい・・・。と思っています。
『ワクチン』という言葉は昔からよく耳にしますし、医薬品のイメージが強く『即効性』という言葉も連想されます。
その言葉に見合う製品レベルの高さを感じ取ることができましたし、メーカーの自信がうかがえます。
また試打することがあれば、何度でも試打してみたいです。