ADAMS GOLF
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2018年03月21日
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ADAMS GOLF TIGHT LIES ハイブリッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF TIGHT LIES ハイブリッド の4番 です。

シャフトは アダムス オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は50g、トルクは4.3、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は344gです。

久し振りに出会った、アダムスのユーティリティです。
最近は出会う機会が少なくなりましたが、いい印象が残っています。

シャロー感があって、ソール形状が、ちょっと個性的な感じがします。

ネックは適度な長さがありました。

ソールにある、この溝が特徴的です。
他のメーカーでも見られますが、この溝による効果は大きいのでしょうか?

シャロータイプのヘッドです。
よく見られる形状です。

顔は、なかなかいい感じでした。
オフセットが利いていて、出っ歯タイプのユーティリティです。
よく見られるタイプです。

装着されているグリップも、なかなかいい感じでした。
しっとり感のようなものは無いですが、無難なタイプです。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
球があがりそうですし、易しそうな雰囲気がありました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトな感じで、好感がもてました。

『音』も大きすぎず、いい感じでした。

球はよくあがってくれました。
タフなタイプではありません。

『安定性』も、なかなかいい感じで、寛容さがありました。

『飛距離性能』は普通です。
特別よく飛ぶという感じはしませんでしたが、程良い飛びなので、距離感を活かしていけそうに感じました。

『操作性』は、なかなかいい感じでした。
球がつかまりやすいです。

易しくて機能的なユーティリティです。
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2014年06月05日
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ADAMS GOLF PRO HYBRID

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF PRO HYBRID です。

シャフトは MITSUBISHI RAYON AP-HY6 です。
ロフトは23度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は62g、トルクは3.5、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は358g です。

アダムスゴルフらしい雰囲気のハイブリッドです。
アダムスゴルフのハイブリッドといえば、私はIDEA SUPER LS Hybrid を真っ先に思い出すのですが、このクラブはブラックになっています。
IDEA SUPER LS Hybrid の白いヘッドも、とても好感がもてましたが、やはりこういったブラック系のヘッドは好感度が高いです。
どちらにも共通していえるのは『艶消しタイプ』ということです。

形状自体はオーソドックスな感じがします。
大きさも、やや小振りな感じがして、とても好感がもてます。

ネックの長さも、しっかりとあるので、親しみを感じます。
コントロールしやすそうな印象を受けます。

適度に小顔なところがいいです。
やや出っ歯になっています。
私はグースタイプは、やや苦手にしているので、このクラブは打ちやすそうな感じがします。
だからといって、それほど強い出っ歯タイプを求めているわけではないのですが、これくらいであれば、何の問題も無いな・・・。と思いました。
出っ歯タイプで、『卵型』といえる形状です。
『包み込む』イメージを出しやすいです。

アダムスゴルフらしく、クラウンにはしっかりと溝があります。
このクラウンを見るだけで、アダムスというのが分かります。

ソールにも溝があり、ウェイトも配置されています。
これは、これまでのアダムスのハイブリッドやFWと共通するところだと思います。

極端な感じはしませんが、やはりシャローバックといえると思います。
球がよくあがりそうです。
ハイブリッドはドライバーやフェアウェイウッドのようにヘッドを大きくできないので、これくらいまでではないでしょうか?
あまりシャローをきつくすると、投影面積が大きくなりすぎて、却って構えづらくなるような気がします。
『直打ち』するクラブは、ヘッドが大きくなりすぎないほうがイージーです。
今はフェアウェイウッドやハイブリッドの境界線も、やや曖昧になったように感じることもあるのですが、私ははっきりしているクラブに好感がもてます。
『クラブの役目』がはっきりしているほうが、イメージを明確にできるような気がします。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
しっとり感はあまり感じなかったのですが、滑りにくいタイプです。
『サンドラップタイプ』といっていいでしょうか?
昔、よく使っていたので、懐かしいな・・・。と思いました。

素振りをしてみると、見た目ほどハードな感じはしませんでした。
重すぎることもなく、シャフトもよくしなります。
これは『日本仕様』なのでしょうか?
『海外仕様』だと、もっとハードな設定になっているのかもしれません。

ボールを前にして構えた感じも、まずまずです。
適度に小顔なので、いろいろと細工ができそうです。
『出っ歯』も目立っているので、球を拾いやすそうです。
適度な小顔と出っ歯の相乗効果によって、いろいろと『遊ぶ』ことができそうだな・・・。と思いました。
グースがきついタイプだと、何とか上手くヒットしなくちゃいけない・・・。などと思って、緊張してしまうこともあるのですが、こういったタイプのクラブだと、『幅広い対応の仕方』ができるような気がします。
これは私の好みや、これまでの経験によるところが大きいのかもしれません。
多少手前からソールを入れてダフり気味に打ってみたり、直接クリーンヒットするのも易しそうだな・・・。と思いました。
打ち方を限定するのではなく、ある程度の幅で打っていけるので、実戦向きなクラブだと思いました。
構えてみて、見とれるようなことはなかったのですが、とてもリラックスして構えることができました。
プラスのイメージばかりが増幅してきました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずだと思いました。
はっきりとした・・・。というよりは、ややこもった感じもしたのですが、特に違和感のようなものはありませんでした。
どちらかというと、好きな部類の打感です。

『音』は控えめな感じで、好感がもてます。
インパクトを邪魔しません。

『球のあがりやすさ』という点では、23度のハイブリッドということを考えても、普通かな?と思いました。
構えたときに感じた、球のあがりやすさでした。
タフな感じはしませんでした。
このクラブは名前に『PRO』という言葉が使われていますが、それほど敷居の高いタイプではないと思いました。
『出っ歯』が効いているのか、球も拾いやすく感じました。

『安定性』という点では、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
『高い直進性』とか、『ミスに対しての寛容さ』というものを強く感じることはなかったのですが、適度にしっかりとしているので、大きくブレることもなく、まとめることができました。
シビアな感じはしませんでした。
『イメージの幅』におさめることが容易でした。

『飛距離性能』は高いと思いました。
これまで出会ってきた、アダムスのハイブリッドらしい、レベルの高さです。
球はあがりやすいのですが、高く上がりすぎず、しっかりと前に進んでいきました。
これまでハイブリッド(ユーティリティ)は、確かに同じロフトのロングアイアンに比べて、球があがりやすくなっているけど、高く上がりすぎる分だけ、距離をロスしていると感じることもあったのですが、このクラブには好印象をもちました。
軽めに振っても、しっかりと前に運んでくれました。

『操作性』という点では、なかなか曲げるイメージが出せず、ボールも大きく曲がることはありませんでした。
安定性のほうが勝っているかな?と思いました。
もちろん、絶対に曲がらないということはないですし、ミスヒットに対する寛容さを求めるタイプのクラブではないように思います。
グースネックタイプでインパクトのタイミングがピッタリ合っておられる方には、やや扱いづらいところがあるかもしれません。

率直に、いいクラブだな・・・。と思いました。
アダムスらしい、ハイレベルなクラブです。
私たちゴルファーだけでなく、クラブメーカーにも、『得意な番手(クラブ)』があると思うのですが、アダムスは間違いなくハイブリッドやフェアウェイウッドの開発に長けているメーカーだと思います。
このクラブが一本バッグに入っていると、コースでも重宝するだろうな・・・。と思いました。

私はアイアンに比べて、ハイブリッド(ユーティリティ)を使う機会は少なく、アイアンで出来るところはアイアンに任せるようにしています。
アイアンのほうが易しく感じるからなのかもしれません。
ナイスショットのイメージが、より明確に出せたり、保険を掛けやすいのも、アイアンです。

だから、コースではあまり使う機会が無いのかもしれません。
練習場では他の番手のクラブと同じように練習するのですが、コースではそれほど多くないように思います。
しかし、このクラブをはじめ、アダムスのハイブリッドにはとても好感をもっています。
この『 PRO HYBRID 』というシンプルな名前のクラブも、是非コースで使ってみたいと思いました。
『プロオンリー』のクラブではなく、むしろ『アマチュアライク』のクラブではないかな?と思いました。

名前こそ、やや敷居が高そうな感じもしますが、実際はとても親しみやすいタイプのクラブだと思います。
特に『大顔』が苦手な方には構えやすく、球も拾いやすく感じられるのではないでしょうか?
適度に小顔な分だけ、ラインの幅も絞り込みやすいです。
これまでの多くのハイブリッドに感じていた『曖昧さ』のようなものを排除できるように感じました。

『23度』というロフトのクラブは、私の感覚では『3番アイアン』ということになりますし、マイアイアンの3番はいつも大活躍してくれています。
なので、この番手のハイブリッドが今すぐ欲しい・・・。という感じは、あまりしなかったのですが、違うロフトのクラブも試してみたいです。
易しく運んでいける感じがしました。
『200ヤード以上の距離の難易度』が150ヤードくらいに感じられるクラブです。
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2014年05月08日
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ADAMS GOLF XTD Driver

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF XTD Driver です。

シャフトは MITSUBISHI RAYON XTD です。
ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.2、シャフト重量は63g、バランスはD1.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317gです。

アダムスの新しいドライバーです。
アダムスのドライバーに出会うことはあまりないのですが、以前試打したSPEEDLINE SUPER LS ドライバー には、とてもいい印象が残っています。

シャロー系にも見えるのですが、ヘッド全体の厚みも、結構あります。
全体的な雰囲気などから、それほど高級感は伝わってこなかったのですが、高い機能性を感じさせるデザインです。

ネックの長さは、まずまずといったところでしょうか?

ヘッド自体には結構厚みもあるのですが、こうして見ると、やはりシャローな感じがします。

バックフェース部分には『AERODYNAMIC TECHNOLOGY』と記されていました。
つまり、空気力学の技術が、このドライバーに組み込まれているということなのでしょうか?
これまでも同じようなドライバーには、たくさん出会ってきました。

顔も個性的です。
ヘッド後方が少し伸びていますし、全体的な大きさも感じさせます。
『艶消しブラック』がカッコいいです。
アダムスはテーラーメイドと同じく、『ホワイトヘッド』のイメージがありますが、このドライバーはブラックです。
もう、白いヘッドは登場しないのでしょうか?
私はこのような黒いヘッドのほうが好きですが、白いヘッドを心待ちにしておられる方もたくさんいらっしゃると思います。
一時期、いろいろなメーカーから白いヘッドのドライバーが登場してきましたが、今は少なくなりました。

しかし、何といっても、このクラウンの溝がよく目立っています。
この溝はドライバーに限らず、FWやハイブリッドなど、アダムスのクラブには『標準装備』されているようです。


角度を変えてみても、この溝が、かなり深いことに気づきます。
以前試打した『タイトライズ』を思い出しました。
この大きさで、この形状がベストなのでしょうか?

クラウンだけでなく、ソールにも大きな溝があります。
この溝も、これまで経験しています。
クラウンとソールの『ダブル効果』が期待できるのでしょうか?
この溝の効果がとても大きいのであれば、既に他の多くのメーカーが追随してくると思うのですが、あまり見かけないところを見ると、限定的なのでしょうか?
それとも、この溝の効果は確かに認められるけれど、違うやり方で同じ効果が得られる・・・。ということなのでしょうか?

ネックには調整システムが搭載されていました。
これはもう『標準装備』といえるように思います。

試打するのは、このスタンダードロフトのポジションです。

LOWER

HIGHER
他には『LOWER』と『HIGHER』がありました。
ちょっと前まで、調整システムもどんどん複雑化していったように思いますが、今はシンプルな物が多くなりました。
あまり複雑になりすぎても、メリットは大きくないのかもしれません。

ソールには1つだけウェイトが配置されていました。
色々な重さのウェイトが用意されているのでしょうか?
『XTD』とは、どんな意味なのでしょうか?

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
素振りをする前は、もうちょっとタフな感じなのかな?と思っていましたが、実際はそうでもありませんでした。
『純正』シャフトも、ハードなタイプではありません。
もう少ししっかりとしてくれていたら、もっと振りやすいな・・・。と思ったのですが、大きく遅れることもなく、タイミングもすぐに合わせることができました。

ボールを前にして構えてみても、まずまずだと思いました。
やはりクラウンの溝がよく目立ちます。
これはアダムスの『個性』といっていいのかもしれません。
見とれるようなことはなかったのですが、大きな違和感はありませんでした。
ただ、『リアル』は違うな・・・。と思いました。
このドライバーのロフトは『9度』ということですが、確実にもっと寝ているな・・・。と思いました。
実際に計測したわけではなく、あくまでも構えたときのフェース面の見え具合によるものなのですが、『二桁ロフト』であるのは間違いないだろう・・・。と思いました。
ロフトにも『リアル』と『表示』の二種類があるのは、今では『常識』といえるのかもしれません。
『リアルロフト』を表示しているメーカーのほうが少ないように思いますし、今ではロフト表示が無いドライバーも見かけるようになりました。
フェース面の『絶壁感』が無いので、『ライナー系』というよりは、高弾道をイメージできました。
フェースが被っているようには見えなかったので、ラインは出しやすいだろうな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずでした。
硬すぎず、適度なしっかり感がありました。
弾く感じもいいです。

『音』は少し大きめではありますが、全く問題ありませんでした。
スイングを邪魔する音ではありませんでした。

球はあがりやすいです。
構えたときのイメージ通りの高さでした。
高弾道系のドライバーといっていいと思います。
キャリーをしっかりと稼ぐことができました。

『安定性』も高いと思いました。
シビアな感じは全くしませんでした。
球がつかまり過ぎないので、私は安心して振り切ることができました。
シャフトがやや頼りない感じもするのですが、大きく遅れるようなこともなく、タイミングを合わせることができました。

『飛距離性能』という点では、なかなか高いと思いました。
高弾道系で、スピンも多すぎない感じです。
イージーに飛ばしていけるタイプだと思いました。
やや『ソフトスペック系』に感じたのですが、結構叩いていっても、うまく対応してくれました。
距離をまとめやすいドライバーだと思います。
いわゆる『当たり外れ』の差が小さく感じられました。

『操作性』という点では、まずまずかな?と思いました。
どちらかといえば、安定性のほうが勝る感じがしたのですが、左右に曲げることもできました。
球を逃がしていきやすいので、ドロー系よりはフェード系のほうが打ちやすいと感じました。

こういった大型系のドライバーは、どちらかというとフェースが被っていて、『球のつかまり』のいいタイプが多いように思うのですが、このドライバーはそういったタイプとは違うように感じました。
つかまり過ぎないので、私は安心して振ることができました。
勿論、フックを打とうと思えば打てたのですが、極端にしない限り、大きく暴れるようなことはないと感じました。
シャフトよりも、ヘッドの安定性を強く感じることができました。

球を逃がしていきやすいタイプなので、ひょっとしたらスライサーの方には、やや難しく感じられるかもしれません。
スイートエリアも狭い感じはしないですし、寛容さもあると思いますが、球が逃げやすく感じられるかもしれません。

ただ、このドライバーに搭載されている調整機能を使えば、つかまり性能なども変えられそうです。
今日試打したのは『スタンダード』のままですが、好みに合わせて変えていけるので、幅広い層の方に合いやすいのではないでしょうか?
私は、これ以上つかまり過ぎないほうがいいので、このままがいいですが、右に抜けやすいな・・・。と感じられる方には、球をつかまりやすくすることによって、方向性が良くなり、距離も伸びるようになるのかもしれません。

クラウンとソールにある大きな溝が、どのような効果をもたらしてくれているのか、私は強く感じ取ることができなかったのですが、機能が充実しているドライバーであることは間違いないと思いました。
正直いって、それほど高級感を感じさせるドライバーではありません。
むしろ『リーズナブルさ』といいますか、『価格設定の親しみやすさ』を感じました。
一応値段を尋ねてみたのですが、やはり親しみやすい設定になっていました。
コストパフォーマンスは高いと思います。

先ほども書きましたが、もう白いヘッドは登場しないのでしょうか?
白いヘッドを待っておられる方も、たくさんいらっしゃると思います。
以前試打した SPEEDLINE SUPER LS ドライバー には、とてもいい印象が残っているので、また同じようなタイプに出会いたいです。
アダムスはFWやハイブリッドのイメージが強いですが、ドライバーもなかなかいいな・・・。と思いました。
このドライバーで楽しい時間を過ごすことができました。
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2014年02月10日
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ADAMS GOLF IDEA HYBRID

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF IDEA HYBRID の4番 です。

シャフトは MITSUBISHI RAYON CARBON です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は54g、トルクは4.0、バランスはD0、キックポイントは中調子 です。

ハイブリッドで定評のある、アダムスのニュークラブです。
一瞬、どこのメーカーか解らなかったのですが、アダムスと聞いて納得しました。

ソールに溝がありますが、それ以外は特に変わった感じはしません。
奇をてらった感じはしませんでした。
『高級感』というよりは『大衆感』を感じました。
きっと親しみやすい価格設定になっているだろうな・・・。と思いました。


ソールの溝も、結構深いです。

ソールだけでなく、クラウンにも溝があります。
タイトライズのように大きな溝でないところに好感がもてます。
あの大きな溝には、それなりの効果が期待できそうなのですが、構えたときに違和感があったことをよく覚えています。

ネックの長さは、しっかりとあります。
これまでのアダムスのハイブリッドと共通するところだと思います。

ディープ感はあまりなく、どちらかといえばシャロー感があります。
今、主流の形状といっていいと思います。

なかなかいい顔だな・・・。と思いました。
クラウンの溝以外は、特に目立ったところはありません。
グースがきつくないのがいいな・・・。と思いました。
私はグースがきついタイプが苦手なので、この顔を見ていると安心します。
落ち着き感のある『艶消しグレー』もいい感じでした。

素振りをしてみると、海外メーカーとは思えないほどのソフトスペックだと思いましたが、日本仕様になっているのでしょうか?
海外仕様とは、おそらく大きくフィーリングも異なるように思います。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
クラウンの溝以外、目立つところは無く、すんなりと構えることができました。
落ち着いて構えることができましたし、苦手意識のようなものは芽生えませんでした。
気持ちが強く盛り上がることはなく、どちらかといえば淡々とした気分で、このヘッドとボールとの相性を探っていました。
こちらが色々と細工をするよりも、まずはこのクラブに任せてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は適度に柔らかくて好感がもてました。
見た目はちょっと個性的なところもありますが、基本的にはオーソドックスなクラブだと思いました。

『音』も大きすぎず、小気味いい音で気に入りました。
何といいますか、『高弾道を感じさせる音』といったらいいのでしょうか?
実際にもよくあがっているのですが、この音を聞いているだけで、目で追わなくても球は高くあがっているのがよく解ります。

球も拾いやすくて、とても易しく感じました。
弾道も高めですし、しっかりとした高さを保ちながらターゲットに落としていける感じがします。
見た目は結構タフそうに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、とても敷居の低いハイブリッドなので、是非多くの方に試していただきたいと思いました。

『安定性』という点では、まずまずでしょうか?
特にシビアに感じることもなかったですし、平均的な感じがします。
構えやすいので、球筋が大きく逸れていくことはありませんでした。

『飛距離性能』は、平均レベルだと思いました。
高弾道でいい感じですが、今は高性能なハイブリットがたくさんあるので、特に珍しく感じることはありませんでした。
4番のハイブリッドとしては、易しく距離を出していけるように感じました。

『操作性』という点でも、特に変わった感じはしませんでした。
構えやすいので、左右どちらにも打っていくことができましたが、あまり曲げたくないタイプのクラブです。

性格的にも 尖ったところがなく、素直なクラブだと思いました。
コストパフォーマンスの高いクラブです。
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2014年01月21日
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ADAMS GOLF XTD Ti HYBRID

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF XTD Ti HYBRID です。

シャフトは XTD Ti です。
ロフトは23度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は60g、トルクは3.6、バランスはD1、キックポイントは中調子 です。

アダムスの新しいユーティリティクラブです。
海外メーカーなので『ハイブリッド』と呼んだ方がいいのかもしれません。
海外ではハイブリッドという呼称で統一されているようですが、私はユーティリティのほうが使い慣れているせいか、しっくりきます。
それにしても、これまでのアダムスのイメージとは、ちょっとデザインが変わったように見えます。

ソールが平らっぽくて、滑りも良さそうだな・・・。と思いました。
今は『ラウンドソール』になっている物も多いですが、このクラブはフラット系です。

ネックには調整システムが搭載されています。
ちょっと前まではドライバーだけでしたが、今はハイブリッドにも普通に搭載されるようになりました。
ここまでする必要があるのかな?と思うところもあるのですが、機能が邪魔しないのであれば、どんどん付け加えていってもいいのかもしれません。
見た目はクラシカルで、機能は最先端・・・。というのが理想のような気もします。

調整機能が付いているせいか、ネックはやや長めです。
こうして見ると、結構高重心なタイプなのかな?と思いました。

ソールには溝がありました。
これはアダムスのクラブでは、もう『常識』といえるのかもしれませんし、これからも続いていくのではないでしょうか?
ソールの中央付近にあるウェイトも、よく目立っています。

そのソールの溝には『VELOCITY SLOT TECH』と記されていました。
昨年試打した『タイトライズ』にも同じ表記がされていました。
基本的コンセプトは同じなのかな?と思いました。

クラウンの溝も大きく目立っています。
これもタイトライズと共通するところだと思います。
できれば、もう少し控えめな溝にならないかな?と思うところもあるのですが、これくらい大きくしたほうが、大きな効果が期待できるのでしょうか?

顔はいい感じでした。
クラウンの溝が目立ちますが、『顔全体の輪郭』としては悪くありません。
むしろ、オーソドックスな感じで好感がもてました。
エラも張っていなくて、『美形』だな・・・。と思いました。
球も拾いやすそうです。

セミシャローバック形状といっていいでしょうか?
打ち出し角が高そうです。

ボールを前にして構えてみても、いい印象をもちました。
クラウンの溝がもうちょっと目立たなくなると、もっといいな・・・。と思ったのですが、これに大きな理由があるとするならば仕方ないのかもしれません。
普通のクラウンマークよりも、よく目立っています。
構えづらいということはなかったのですが、できれば見えなくなっているといいな・・・。と思いました。
黒いヘッドで艶消しタイプなので、この溝が強調されていないように見えました。
形状自体はとてもオーソドックスなので、いいイメージを描いていくことができました。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、楽な気分で構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、好感がもてました。
打つ前は、もうちょっと固い感じかな?と思っていたのですが、結構ソフトでした。

音も大きすぎず、はっきりとしていて、いい印象をもちました。
音は、そのショットの成否を大きく左右するので、この音だといい感じで打っていけるな・・・。と思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、今のUT(ハイブリッド)の中では、標準的な部類でしょうか?
ほぼ想像していた通りのあがりやすさでした。
イメージした高さに飛んでいってくれるので、易しく感じました。
タフなUTではありませんが、どちらかといえばヒッタータイプの方に合いやすいのかな?と思いました。

『安定性』という点では、それほどワイドスイートエリアだとは思いませんでしたが、難しく感じることはありませんでした。
構えやすかったというのもあると思うのですが、一球目からずっといい感じで打っていくことができました。
シャフトはやや物足りない感じではありますが、打点が大きくブレることはありませんでした。

『飛距離性能』という点では、いい印象をもちました。
昨年試打したアダムスのハイブリッド同様、距離を追求していくタイプのクラブだと思いました。
これ以上『あがりやすさ』が勝ってしまうと、距離が多少落ちそうな感じがしましたし、これ以上の距離を求めていくのであれば、確実性が多少犠牲になってしまうのかもしれません。
そういった意味でも、このクラブはちょうどいいバランスが取れているように感じました。
ロフトが23度といえば、私の感覚では『4番アイアン』くらいになるのですが、あがりやすさは格段に違います。
球の浮きやすさとキャリーの確実性は大きく違います。
易しく長い距離を狙っていけるようになりました。

『操作性』という点では、球がつかまり過ぎなかったので、易しく感じました。
左右に曲げることも難しく感じることはありませんでした。
ラインを出しやすいですが、直進性が高すぎる感じはしなかったので、プレイヤー自身の持ち球で勝負していけそうです。
球を打つのが楽しくて、ついつい余計に打ってしまいました。

昨年出会った、白いヘッドのハイブリッドの印象がとても強いのですが、今年のモデルは黒い色です。
どちらも好みが分かれるところだと思いますが、私は黒いヘッドのほうが好きです。
両方とも『艶消しタイプ』なのも好感がもてます。

クラウンの溝は、昨年のモデルのほうが細くて目立たない感じなので好感がもてます。
しかし、これだけ大きな溝にしたということは、それだけの性能アップが期待できるからではないでしょうか?
昨年の白いモデルにも、すごくいい印象が残っているので、今度機会があれば打ち比べてみたいです。
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2013年10月21日
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ADAMS GOLF TIGHT LIES Fairway Wood

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF TIGHT LIES Fairway Wood です。

シャフトは アダムス オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは16度、クラブ長さは42インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは5.1、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は320gです。

とても懐かしい名前のフェアウェイウッドです。
アダムス タイトライズです。
私は初期モデルの海外仕様モデルを所有していたことがあります。
その時は今よりも、もっとFWが苦手で、何とかしようと藁をもつかむような思いで購入した記憶があります。
直打ちでも球が上がりやすいFWでしたが、FWへの苦手意識が払拭されるまでには至りませんでした。
その後、キャロウェイのFWに出会って、とても好きになりました。
そのFWは今でも私の大切な宝物になっています。

前のモデルはシルバーでしたが、このニューモデルは黒を基調としているようです。
最近のアダムスは『白』が印象的だったのですが、このモデルは黒です。
何か意味があるのでしょうか?
黒は大好きな色です。
しかし何かこう、いい雰囲気が感じられませんでした。
表現は良くないかもしれませんが、ちょっとチープに感じられました。

艶消しのブラックに、大きな溝がよく目立っています。
クラウンマークの代わりのようにも見えてしまいます。

クラウンの溝

クラウンの溝
この溝を近くで見ても、とても大きくて深いです。
これだけはっきりと溝が彫られているということは、それだけの理由があるのでしょうか?
前のモデルのFWは、もっと控えめだったように思います。

ソールにも、かなり大きな溝があります。
この位置に溝があるのは、とてもポピュラーになったような気がします。
それだけの理由があるからなのだと思います。
溝の近くには『VELOCITY SLOT TECH』と記されていました。
この溝に関するテクノロジーの名前なのでしょうか?

このソール形状を見ると、タイトライズらしさを感じます。
前のモデルを思い出しました。
クラブの『上下を逆さまにした形状』というのが、とても個性的でセンセーショナルだったのですが、やはりこのニューモデルも同じようなコンセプトなのでしょうか?
名前の通り、タイト(きつい)なライでも球があがりやすい・・・。というクラブでしたが、このクラブもそのようになっているのでしょうか?

かなりのシャローバック形状になっています。
おそらく、前のモデルよりもシャローなのではないかな?と思いました。
見比べることが出来ないのがとても残念です。

素振りをしてみると、かなりソフトに仕上がっているので、妙な違和感がありました。
前のモデルは『海外仕様』ということで、同じシャフトフレックスでも、かなりしっかりしていた印象が強く残っているのですが、このクラブにはそれが感じられません。
FWにしてはかなり軽いですし、シャフトもよくしなります。
やはり日本仕様だからでしょうか?
できればもう少し、しっかりとしていたほうが気持ちよく振れるだろうな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまず・・・。という感じでした。
見とれてしまうようなこともなかったですし、気持ちが大きく高ぶることもありませんでした。
淡々とした思いで見つめていました。
少しだけ『面長』に見えました。
左に巻いてしまわないようなイメージをもつことができたので、好感がもてました。
それにしても、やはり溝がよく目立つな・・・。と思いました。
邪魔に感じることはなかったのですが、もう少し目立たないように控えめでもいいかな?と思いました。
しかし、この溝にはそれだけの大きな理由があるのだと思いますし、何ら問題ない・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『見た目の感じ』よりも、あくまでも『物理的効果』が重要視されたクラブなのだと思いました。
イメージの出し方が、いつもとはちょっと違う感じで、なかなかまとまりづらかったのですが、とりあえず無難な感じで打っていければいいな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずだと思いました。
固くはないですが、特別ソフトだとは思いませんでした。
ちょっとフィーリングがつかめない感じでしたが、特に違和感などは感じませんでした。

『音』は静かな感じで好感がもてました。

球はとてもよく上がってくれました。
正直、上がりすぎだ・・・。と思えるほどでした。
こんなに上がってくれなくてもいいのに・・・。と思いました。
ロフトが16度ということで、バフィという認識でいいと思うのですが、かなり球が上がりやすいです。
しかし今日は練習場のマットの上からですし、コースでの『悪いライ』で、どこまで球を上げてくれるか、興味があります。
その場面こそ、このクラブの出番ですし、真価を問われるところだと思います。

『安定性』という点では、ごく普通に感じられました。
特別易しくなっているとは思わなかったですし、逆にシビアな感じもしませんでした。
今のFWの中でも、標準的ではないかな?と思いました。
ただ、シャフトがもっとしっかりとしていると、より安定性が増すように思います。
今のままのスペックだと『振っちゃったとき』に、少し暴れやすい感じがしました。
ドライバーよりも、より安定感を求めていきたいFWは、やはり違うスペックのほうがいいような気がしました。
このオリジナルのシャフトとヘッドとの相性は、必ずしもベストマッチだとは思いませんでした。

『飛距離性能』という点でも、平均的な感じです。
弾きはいいですし、ボールも力強く飛んでいきますが、特別秀でているとは思いませんでした。
昨年から大人気の『低スピン系FW』とは違い、スピンもよく掛かっているように感じました。
ドロップすることは無く、むしろ上がり過ぎに感じるほどでした。
性格が尖っていない分だけ、対象となるゴルファーの幅も広いんじゃないかな?と思いました。

『操作性』という点では、まずまずだと思いましたが、あまり操作していきたいタイプではありませんでした。
タイトな場面で活躍するクラブなので、あまり極端なことはしないほうがいいのかもしれない・・・。と思いましたし、この見るからに『ハイテク感』が強く感じられすぎて、こちらの思いを伝えていこうという気にはなかなかなれませんでした。
もっと気持ちが乗れば、また違った面白さがあるのかもしれません。

かなり久しぶりに復活したタイトライズでしたが、やはり昔のモデルとは違うんだな・・・。と思いました。
それは主に外見に表れていたのですが、違う性質のクラブのように思えました。
勿論、球が上がりやすくなっていることなど上手く継承されていますし、それ以外の性能も向上しているのは間違いないとは思うのですが、前のモデルと違い、購買意欲が刺激されるほどではありませんでした。
白と黒の違いはありますが、同じアダムスのFWであれば、私は先日試打した ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER S Fairway Wood のほうがいい印象が残りました。

かなり昔に私が購入した初期のタイトライズは確かに直打ちでは打ちやすかったのですが、ティアップして打ちづらかった印象があります。
それで次第に使わなくなりました。
このクラブも、あまりティアップして打ちたいとは思えず、今日は直打ちのままで試打を終えることにしました。
どうも気持ちが盛り上がることがありませんでした。
それはこのクラブに大きな不満があるというのではなく、何となく今日の私自身のテンションが低かったのではないかな?と思いました。

『低スピン系FW』が大流行して、多くのメーカーから発売されていますが、そういったクラブが使いづらくて、もっと親しみやすいFWが欲しい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのだと思います。
飛距離性能が長けていても、それで球を上げられなければ、却って『飛ばない』ということにもなってしまいます。
このタイトライズをきっかけに、これからはまた『上がりやすさ』『親しみやすさ』『敷居の低さ』が重要視されるのかもしれません。
『飛距離系FW』と『高弾道系FW』の二極化が進むのかもしれません。
このニューモデルのタイトライズには、あまり気持ちが揺れ動かなかったのですが、これからのモデルに期待したいと思います。
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2013年09月10日
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ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER S Fairway Wood

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER S Fairway Wood の5番 です。

シャフトは SUPER S by MITSUBISHI RAYON です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは4.2、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は330gです。

最近、大人気のアダムスゴルフのフェアウェイウッドです。
ユーティリティの印象が強いですが、このフェアウェイウッドにも期待がもてそうです。

こうして見ていて、『直打ち』が易しそうだな・・・。と思いました。
ソール形状が芝の抵抗を極力抑えてくれそうな印象があります。
『滑り性能』は、FWには欠かせないポイントです。

『顔』はまずまずだな・・・。と思いました。
思わず見惚れてしまうような美顔だとは思いませんでしたが、特に不満はありません。
『美しい』というよりは『愛嬌のある』といった顔のように思いました。
親しみやすい感じがします。
これまで試打してきたドライバーやハイブリッド同様、白いヘッドです。
これからも、この色でいくのでしょうか?

クラウンにも溝がありました。
ハイブリッドなどに共通するところではありますが、こうすることによるメリットは大きいのだと思います。
いずれ、他のメーカーからも、同じような特徴のクラブが発売されるのでしょうか?

予想通り、かなりのシャローバック形状です。
今はこういった形状が殆どだと思います。
球の高さをしっかりとキープできそうです。

ショートネックが殆どを占めている中、このフェアウェイウッドは、ロングネックです。
海外メーカーだからでしょうか?
それともアダムスゴルフのこだわりでしょうか?
私はショートネックよりも、ある程度ネックの長さが維持されていたほうが安心するので、このネックの長さには好感がもてるのですが、今のクラブの中ではすごく珍しいと思います。

素振りをしてみても、なかなかの振り心地です。
まずまずだな・・・。と思いました。
それほどハードな印象はありませんが、しっかりとタイミングをとっていくことができました。

ボールを前にして構えてみると、シャロー感が感じられますし、おまけに白という膨張色なので、ヘッドが少し大きく見えます。
クリークは、かなり小振りでもいいと思っているのですが、このクラブは少し大きめに見えます。
この程よい大きさに魅力を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『スクエア感』を出しやすく、とても楽に構えることができました。
いいイメージがどんどん大きくなっていきました。
白いヘッドは、それでなくても『インパクト感』があるので、異型だと違和感が倍増してしまいますが、このFWのように上手くまとまっていると、プラス面が出てもマイナス面は出ません。
上手く作られているな・・・。と思いました。
どちらかというと私はオーソドックスンな黒いヘッドが好きですが、この白いヘッドにもいい印象をもつことができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトです。
『球の抵抗感』を感じません。
むしろ、フェースがインパクトの瞬間、ボールに押されているような感じがしました。
フェース面がすごく仕事をしてくれているようです。

『音』も、控えめな感じでとてもいいです。

球はあがりやすく、クリークらしい高弾道でした。
直打ちでも、全く難しくありません。
球も拾いやすいですし、見た目の印象通り、『易しいフェアウェイウッド』だな・・・。と思いました。

『安定性』という点では、なかなかいい感じでした。
あまりブレる感じはしなかったのですが、決して直進性が強すぎる感じはしませんでした。
シビアな印象はありませんでしたが、大きなミスを見逃してくれるような寛容さはあまり感じられませんでした。

『飛距離性能』という点では5Wとしては優れていると思いました。
高弾道で伸びのある球を打つことができました。
昔の5Wだったら、高くあがってそこからあまり伸びていかない・・・。という感じの物が多かったのですが、このクラブはしっかりと『伸び』が感じられました。
キャリーをしっかりと稼いでいくことができますが、『推進力』にも高いものを感じました。
ティショットはもちろん、パー5の2打目などでも威力を発揮してくれそうです。

『操作性』という点では、あまり大きく曲がる感じはしなかったのですが、一応左右に曲げることもできました。
球はつかまりやすいですが、今日はフェード系が打ち易いかな?と思いました。
インテンショナルなショットを打つタイプのクラブではないと思いますが、また色々と試してみたいと思いました。

なかなかいいFWだな・・・。と思いました。
私は自分のキャディバッグにクリークを入れないことが多いのですが、一応所有していますし、ラウンドするコースや自分の調子によっては入れることもあります。
しかし、殆ど使いません。
『18度』のクラブは、ずっとユーティリティで賄っています。

『18度』というと、私の感覚では『2番アイアン』ということになるのですが、今は殆ど見かけなくなりましたし、このクラブのような簡単に上げてくれ、しっかりと距離を稼いでいけるクラブがたくさん登場してきたおかげで、これからも見ないような気がします。
200ヤード以上がすごく易しくなりました。
私はFWをもつと、どうしても『アバウト感』が抜けないので、できるだけアイアンを使っていきたいですし、アイアンで対応しづらいときはUTに頼ることもあります。
しかし、それを差し引いたとしても『この上がりやすさ』『飛距離性能』『高さによる止めやすさ』は、とても秀でていると思います。

これからは、こういった易しいフェアウェイウッドがスタンダードになっていくのではないでしょうか?
研究が進んでいるドライバーに比べ、フェアウェイウッドはまだまだ『伸び代』のあるクラブです。
特に最近の3Wの飛距離性能はとても優れているので、ドライバーの調子が悪い日は、無理にドライバーを使わず、全て3Wで対処することも多くなりました。
このアダムスの5Wも、距離が出やすいクラブなので、かなり活躍の場は多いと思います。

今年の6月に試打したアダムスのドライバー ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER LS Driver 同様、このFWもすごく好感がもてました。
両方ともに共通して言えるのは、構えやすさや打感などフィーリング面は勿論、飛距離性能なども秀でていながら、性格的に丸く、尖っていない印象を受けます。
試打してすぐにコースで試してみたくなるクラブです。
機会があれば、また何度でも試打を楽しみたいと思いました。
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2013年07月07日
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ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid です。

シャフトは SUPER S by MITSUBISHI RAYON CARBON です。
ロフトは22度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は65g、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は350gです。

アダムスのハイブリッドです。
先日試打した、IDEA SUPER S Hybrid 同様、かなり高機能そうな雰囲気があります。
プロアマ問わず、このハイブリッドが大人気だということを友人から教えてもらいました。

ソールのデザインはちょっと違いますが、SUPER S Hybrid同様、ソールの滑りがとても良さそうです。
『S』と『LS』という意味は何だろう?と思いました。
機能的な感じはしますが、その機能が邪魔をしていなさそうなところに好感がもてました。
色々なクラブを試打していると、時にはその機能ばかりが目立ってしまい、どう打っていいのかが解りづらいクラブもありますが、このクラブはそのまま素直に打っていけそうな予感がしたので、好感が持てました。

ネックは、かなり長いです。
こういったところはプロから支持されるところでしょうか?
今はメーカーによっては、ハイブリッド(ユーティリティ)でも、調整機能が付いている物もありますが、このクラブには付いていません。
しかし、ゴチャゴチャした感じがしないので、私はこれでいいと思いました。
ヘッドの大きいドライバーでは、ネックに調整機能が付いていても、構えたときにあまり目立たない利点がありますが、ヘッドを小さくしなければならない、ユーティリティではその機能が邪魔に感じられるときもあります。
そういった点で、このクラブは親しみやすさを感じました。
しかし、調整機能はこれからもどんどん進化していくような気がしますし、まだ『現在進行形』なのだと思います。

ソールに溝があるのは、SUPER S Hybridと同じでした。
やはり、大きな効果が望めるのでしょうか?

深さも同じような気がします。

しかし、このクラブにはソールのほぼ真ん中あたりにウェイトのような物が見られます。
これによって、最適な重心位置が保たれているのでしょうか?
ここがSUPER S Hybridとの大きな違いだと思いました。

クラウンの溝も特徴的です。
SUPER S Hybrid同様、かなりの効果が期待できるのでしょうか?
このクラブが大ヒットを続けると、いずれ追随するメーカーも現れるかもしれません。

シャローバックで、球があがりやすそうな印象を受けます。

XTDとはどんな意味があるのでしょうか?

顔はとても整っていて、オーソドックスな感じがしました。
打ち込んでいけそうな顔をしています。
黒いほうが締まって見えるので、私は好きなのですが、この白い色に魅力を感じられる方はとても多いのではないでしょうか?
ヘッドが大きく見えたほうが易しく感じる・・・。という方は多いと思います。
私は逆にある程度ヘッドが締まっていたほうが、ボールとの大きさのバランスがとれ、イメージを出しやすくなります。
スイング中のヘッドの動きなども勿論大切ですが、送り出すボールのイメージをより鮮明にしたいと思っています。
そういったときに、黒いヘッドだと私は易しく感じます。
『黒と白の接触感』といったらいいでしょうか?
黒いヘッドから白いボールにパワーが伝わるイメージを持ちたいと思っています。
しかし、これも『慣れ』という問題なのかもしれません。
私は白いヘッドに対する経験値がまだ足りないのかもしれません。

素振りをしてみても、まずまずです。
SUPER S Hybrid同様、この純正のシャフトでも、結構振っていけます。
タイミングが合いやすい感じがしました。

ボールを前にして構えた感じは、SUPER S Hybridよりも、こちらのほうが少し小顔に見えて、好感がもてました。
実際に見比べてみないと詳しいことはよく解らないのですが、おそらくこちらのほうが少し小さい顔のような気がします。
今度見比べてみたいと思いました。
出っ歯系で、フェース面がよく見えます。
球も拾いやすそうで、あがりやすそうな印象を受けます。
出っ歯がきつ過ぎないのがいいと思いました。
白いヘッドのせいか、ヘッドが大きく見えて、シャフトも短く感じられました。
膨張色の効果なのでしょうか?
形状自体に変なクセは見られないので、方向性による不安感はありませんでした。
楽な気分で構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずだと思いました。
強く手に響く感じではなく、無難な感じがしますが、『心地よい』というフィーリングとはまたちょっと違う感じがしました。

『音』は湿り気が無く、乾いた感じの音が耳に届きました。
ハードヒットしても、何の不具合も生じませんでした。
フィーリングで邪魔されることは一切ありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点でも、いいと思いました。
直打ちでも球を拾いやすく確実に浮かせてくれました。
打出し角が予想していたよりも高く感じました。
打つ前は、もう少しタフな感じを予想していたのですが、実際はそんなことはなく、とても親しみやすくて楽に上げてくれるクラブだと思いました。
ロフトが22度のハイブリッドやユーティリティをあまり使うことが無いので、逆に高くあがり過ぎてしまうのかもしれない・・・。という思いもあったのですが、それほどでもなかったので、これは実戦でも使っていけそうだぞ・・・。と思いました。
こういった角度で飛んでいってほしい・・・。というイメージにそのまま乗せていきやすいと感じました。
『高さのイメージ』を合致させやすいクラブだと思いました。
打出し角は高いのですが、高く上がって終わり・・・。というのではないのがいいと思いました。
確実にしっかりと前にボールを送り出してくれました。
ただ、どちらかというとスインガータイプの方よりもある程度HSがあるヒッタータイプの方のほうが合いやすいような気もします。
一般的な敷居の低さという点で考えると、先日試打したSUPER S Hybridのほうが多少低いのかもしれません。

『安定性』という点でも、いい感じでした。
構えたときの印象のままでした。
ラインを出しやすく、そこから大きくブレる感じがしませでした。
ある意味『オートマチック』的に打っていけるクラブだと思いました。
球がつかまり過ぎないのがいいと思いました。
気持ちよく振りきっていけます。
少々『つぶし気味』にヘッドを入れても、フェースが逃げずにしっかりとボールに喰らいついてくれる感じがとても良かったです。
応用が利くクラブだな・・・。と思いました。

『飛距離性能』という点では、かなり優れていると感じました。
率直に弾きのいいクラブだと思いました。
フェースにボールを乗せていく・・・。というよりも、明らかに『弾き飛ばして』いる感じがしました。
『スプリング効果』という言葉は昔からよく使われてきた言葉ですが、最近ではあまり耳にしなくなりました。
その言葉を思い出してしまうほど、このクラブは弾き飛ばす力が強いと思いました。
ライン出しに集中し、軽めに振っても確実に飛距離を稼いでくれました。
そういった意味では、『飛距離のオートマチック化』ができていると思いました。

『操作性』という点では、球がつかまり過ぎない分、どちらかというとフェード系のほうが易しいのかな?と思いました。
フッカーである私にとって、球が引っ掛かりづらいので、心強い存在になってくれそうです。
アイアンのように極端の大きく曲げられる感じはしませんでした。
曲げに言っても、あまり距離(キャリー)が落ちないところが気に入りました。

先日試打したSUPER S Hybridもいいクラブだと思いましたが、私はこちらのLSのほうが易しく感じました。
オートマチック感があるのですが、イメージを伝えやすく、距離のバラつきが小さいところに魅力を感じました。

私はアイアンに比べ、ハイブリッド(ユーティリティ)をコースで使う機会は少ないのですが、このクラブはとても親近感が湧きました。
次のラウンドで是非試してみたいと思いました。

どのような効果があるのか、私にはよく解りませんが、このクラウンの溝には大きな意味があるのだと思います。
ただ、できればこの効果を維持しつつも、溝が見えなくなるような工夫が施されていてもいいんじゃないかな?と思いました。
もちろん、構えたときに邪魔になるようなことはなかったのですが、できるだけ『プレーン感』といいますか『無垢』な感じで構えたい私はそこが少し気になりました。

プロが使っているということで、かなり難しいタイプなのか?と思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。
かなり親しみやすいクラブだと思いました。
『ユーティリティブーム』といえば、PRGRのZOOMを思い出しますし、横田選手が使って大人気になりました。
このクラブ同様、品薄となり、納期待ちという状態が続きました。
かなり前のことになりますが、今と大きく違うのは『易しさ』です。
PRGRのZOOMは確かにロングアイアンよりは易しくなりましたが、それでも一般のゴルファーには敷居の高いクラブだったように思います。
そんなことを思い出してみると、このクラブが余計に易しく感じられます。
もちろん『誰にでも使える』というクラブではありませんし、ある程度のヘッドスピードがあったほうが使うメリットは大きいと思いますが、その敷居は決して高すぎないと思いました。

ドライバーも各メーカーから毎年ニューモデルが発売されていますが、最近はFWやUTの熱が高いように思います。
ドライバーの性能は今はとても安定していますが、FWやUTはもっと『伸びしろ』がありそうです。
特に競技に出ると、距離の長いパー3などもありますし、色々な場面でFWやUTを使う頻度が高くなります。
そういったときに、このような高性能なクラブが威力を発揮してくれそうです。
スコアメイクに欠かせない、ロングアイアンの距離をこうしたクラブが上手くカバーしてくれているように思いました。
今日はまだ球数が少なかったので、明確にイメージをしていくことができませんでしたが、もっと時間をかけて球数をこなしていけば、かなり頼れる相棒になってくれそうな予感がする頼もしいクラブです。
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2013年06月30日
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ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER LS Driver

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER LS Driver です。

シャフトは SUPER LS by MITSUBISHI RAYON CARBON です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.9、シャフト重量は65g、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は318gです。

落ち着いたデザインがとてもカッコいい、アダムスのニュードライバーです。
アダムスのドライバーに出会うのは、すごく久しぶりなのですが、先日試打したハイブリッドの好印象が今でも強く残っています。
手が届きにくいような高価な感じはしないのですが、品が良さそうで親近感が湧きます。

白と黒のツートンがとても綺麗です。
思っていたよりも、シャロー感が強くないのが好印象でした。

トゥ側の流線型がとても美しいと思いました。
これも空気力学によるものでしょうか?

シャローバックではありますが、今はこれよりも、もっとシャローな物もあるので、特に強いシャロー感は感じませんでした。
今はディープバックを殆ど見かけなくなりました。

ヘッド後方にはウェイトがありました。
これは交換できるのでしょうか?
クラブによっては、ウェイトに数字が刻まれている物もありますが、このクラブにはありませんでした。
何gなのでしょうか?

ネックの部分には調整システムがありました。
これにより、自分の好きなシャフトに交換しやすくなっているのでしょうか?
他にも自分好みにカスタマイズできるようになっているのでしょうか?

ネックの長さは、今のドライバーの中でも標準的なほうだと思いました。
こうして見ても、シャロー感が強すぎて平べったい感じがしないので、とてもいいです。
適度に厚みが感じられるヘッドのほうが、私は安心感を得られやすいです。

先日試打したハイブリッド同様、ソールのしかもフェースギリギリに溝があります。
これによって、大きな反発力が得られるのでしょうか?
テーラーメイドのRBZはFWやUTには溝があったけど、ドライバーにはありませんでした。
クラブの強度や反発性能など色々な理由があって、ドライバーに溝が無かったのではないか?と思っているのですが、このドライバーにはしっかりと溝があります。
アダムス独自の技術が組み込まれているのでしょうか?

しかも、この溝の長さは結構あって、クラウン近くにまで伸びています。
テーラーメイドの溝よりも狭い感じがしますが、長さは明らかにこちらのほうが長いです。
これによって、飛距離にどう影響するのかが興味深いです。

クラウンにSPEEDLINEという文字が記されていました。
はっきりした濃さではなく、薄めなのがオシャレです。
これまではソールに記されている物ばかりでしたが、このクラブはクラウンにあるのでとても個性的です。
構えたときに『プレーン感』といいますか、あまりクラウンに色々な物が見え過ぎないほうが、私は好きなので、これくらいであれば構え感を邪魔しないのではないかな?と思いました。
好感を持っておられる方はたくさんいらっしゃると思いますが、私は テーラーメイド R1 のあの独特なデザインはなかなか馴染めません。
いつもよく出会うのですが、あまり試打をしません。

クラウンマークも、とても薄くデザインされているのが好印象でした。
出しゃばった感じがなく、すごく控えめな感じがします。
照れ屋でシャイな感じがします。
私はドライバーにクラウンマークがあっても無くてもいいと思っているのですが、できれば無いほうが、自分の打ちたいライン(曲線)をイメージしやすいので好きです。
しかし、クラウンマークがあったほうがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。
このドライバーはどちらにも対応しているような気もします。

溝の近くにはVSTという文字が刻まれていました。
どういった意味があるのでしょうか?

とても親しみがもてる顔です。
シャープな形状ではなく、どちらかというと、まったりとした感じではありますが、何ともいえない、いい雰囲気が伝わってきました。
安心感を与えてくれる形状です。
私は白いヘッドよりも黒いヘッドのほうが好きなのですが、この白い顔をしたドライバーもいいな・・・。と思いました。

素振りをしてみても、結構しっかりとしているので、振りやすく感じました。
ハードな感じはしませんが、タイミングもとりやすく、大きくブレる感じがしません。
装着されているシャフトが、おそらく『純正』だと思うのですが、とても好感がもてました。
純正は頼りない印象の物も少なくなく、リシャフトの必要性に迫られることもありますが、このシャフトはとりあえず、このまま使ってみたい・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、安心感をもつことができました。
どこに安心感を得られたか?というと、ヘッドの形状や膨張色による大きさを感じるところではなく、『フェースの厚み感』です。
フェースに『厚み』といいますか『高さ』を感じ取ることができ、私はそこに安心感を得ることができました。
最近はシャローフェースのドライバーも増えてきましたが、そういったドライバーだと、どうしても遠慮がちに打ってしまうことも多いのですが、このドライバーにはそういった遠慮は無用だと思いました。
フェースも被っているようには見えなかったので、余計な緊張感も無く、気分も楽でした。
形状的には今のドライバーの中では、比較的ノーマルに近いでしょうか?
ヘッド全体では、ややシャローな感じもしますし、直進性が高そうです。
ヘッド後方の膨らみがちょっと目立ちますが、違和感はありません。
『マットホワイト』といったらいいのでしょうか?
この艶消しの白がいい雰囲気を醸し出しています。
白いヘッドで光沢感があると『プラスチック感』が出てしまうこともあるのですが、こういった艶消し仕上げをしていると、そういったマイナス面が出ないのでいいです。
クラウンマークも殆ど目立ちません。
SPEEDLINEの文字も、あまり気になりません。
これから打つぞ・・・。という、こちらの気持ちを邪魔しない構えやすさをもったドライバーだと思いました。
ミスショットのイメージが全く浮かんできませんでした。
ナイスショットのイメージばかりが私の頭の中で増幅していきました。
あまり器用に左右に曲げるイメージはもてなかったのですが、とりあえず真っ直ぐ振り抜いていこう・・・。と思いました。
私は黒いヘッドを好んで使っているのですが、この艶消しな感じの白もいい感じだな・・・。と改めて思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とてもいいです。
手に嫌な衝撃も残らず、優しいフィーリングなので好感が持てます。

『音』は少し高めではあるのですが、小気味いい感じで、気持ちよくインパクトを迎えることができました。
最近は、こういった小気味いい感じの音が増えてきたように思います。

球もあがりやすくて、いい感じでした。
タフな印象は全くしませんでした。
このドライバーの『リアルロフト』は何度なんだろう?と、ふと思っていたのですが、店員さんが私の打席にやってきて、
「このドライバーはロフト角やライ角を調整できるようになっているんですよ。」
と教えてくれました。
私はとりあえず、今のままで打っていきたいと思いましたが、何度から何度まで調整できるのか、とても興味がありました。
これまでの『チューニングシステム搭載ドライバー』の多くは、どうしても『ゴチャゴチャ感』が強くて、あまり馴染めなかったのですが、このドライバーはとてもシンプルな印象なので、好感がもてます。
すごい実力をもっていながら、それを控えめにしているようなところが心憎いです。
まさに、『能ある鷹は爪隠す』といったところでしょうか?

チューニングシステムが搭載されていれば、必ずしもいいか?といえば、そうともいえないように思いますが、プレイヤーが色々と簡単に調整できることはとてもいいことだと思います。
ずっと永く使い続けていれば、おそらく殆ど変えることは無いと思いますし、ラウンド中(競技中)では、調整することはできませんが、自分に合ったスペックを探すことは楽しいです。
『リアル』と『表示』の二種類があるのであれば、いっそのこと、ドライバーにはロフトを表示しないほうがいいのではないでしょうか?
今、私が愛用しているエースドライバーのロフトは『9.5度』で、ロフト調整システムは搭載されていないのですが、ロフト表示されていません。
購入するときにロフトは大切な要素であることに変わりないので、ヘッドに直接ではなく、シャフトに貼られているシールで充分なのではないでしょうか?
そのロフト表示を他人に見られたくない・・・。と思えば、剥がせばいいだけのことです。
それと、今は飛ぶスプーンが大人気ですが、いっそのこと『ブラッシー』を復活させてもいいのではないでしょうか?
立ちすぎているロフトよりも、少し寝ているロフトのほうがよく飛ぶ・・・。ということを、多くのゴルファーが気付き始めているとしたら、最初から『ブラッシー(2番ウッド)』であれば、11度や12度、13度のロフトでも、他人の目を気にせずに使っていけるのではないでしょうか?

『安定性』という点でも高く、普通に打っている限り、大きなミスにはなりにくいと感じました。
セットアップから、アドレス、フィニッシュまで自動的に行うことができ、ボールも大きく暴れる感じがしません。
何から何まで『オートマチック感』の強いドライバーだと思いました。
楽な気分で打っていくことができました。

『飛距離性能』という点でも、高性能だと思いました。
かなり弾きも良く、ボール初速が速いと感じました。
打球を目で追っていると、もうあんな所まで飛んで行っちゃったのか・・・。と思えるほどでした。
球の勢いがとても強く感じられました。
キャリーもしっかり稼げますし、吹き上がる感じもしなかったので、とてもポテンシャルの高いドライバーだと思いました。
欲を言えば、シャフトがもうちょっとしっかりしていれば、もっと叩けたような気もしたのですが、このままでも充分な性能を持ち合わせていると思いました。
もし、違うシャフトが挿してあったら、いったいどこまで伸ばしていけるのか?と思うと楽しみに感じられるほどでした。

『操作性』という点では、『マニュアルタイプ』ではなく、明らかに『オートマチックタイプ』だと思いました。
なかなか大きく曲げることができませんでした。
打出し方向さえ間違っていなければ、ボールを正しい方向に送り出してくれる易しさといいますか『従順さ』を感じました。
コースではあまり極端なことはしませんが、練習場では私は色々と曲げて楽しむことが多いです。
練習場の端の打席に立つことも多く、『隅から隅の対角線』で打つことも多いです。
打席の方向通りに、真っ直ぐ打ち出すことはそれほど多くありません。
ドライバーに限ったことではありませんが、1球1球ターゲットを変えて練習しています。
『惰性(だせい)』を練習に入れず、1球1球を新鮮な気持ちで打つよう心掛けています。
しかし、今日はこのまま『オートマチック』に浸ってみるのも、たまにはいいかな?と思いました。
そう思えるほど、このドライバーのもつ寛容さを強く感じました。
かなり易しいので、シビれる場面でも大きな力を貸してくれるような気がしました。

久しぶりにアダムスのドライバーに出会うことができたのですが、とてもいい印象が残りました。
マイナス的な要素は特に浮かびませんでした。
強いて挙げるとするならば、できれば『ブラックモデル』も試打してみたい・・・。ということくらいでした。
今日は試していませんが、チューニングシステムがどれくらいなのか、試してみたいと思いました。

私はこれまで、色々な『ホワイトヘッドドライバー』に出会ってきましたが、このアダムスのドライバーが一番親近感をおぼえました。
私は今の相棒がすごく気に入っていますし、今のところ白いヘッドのドライバーを購入する予定は無いのですが、もし購入するとしたら、この『ADAMS GOLF SPEEDLINE SUPER LS ドライバー』が第一候補だと思いました。
それくらい気に入りました。

一応、値段を聞いてみたのですが、思っていたよりも安かったので、かなり『お得感』を感じましたし、コストパフォーマンスが高いと思いました。
『1ヤードあたりの単価』がとても安く済みそうです。
高価であればあるほど飛ぶ・・・。というものではなく、飛距離や方向性は価格だけでは決められませんが、このドライバーはとても高いポテンシャルをもっていると感じました。
ただ、この試打したモデルは気に入ったのですが、もし、購入したときのモデルがあまり気に入らなかったらどうしよう・・・。という不安はあります。
それは色々と試打をしていて『製品のバラつき』を感じることもあるからです。
アダムスは海外メーカーで当然ながら、このドライバーも海外製のようですが、どれくらいの精度が維持されているのかが気になりました。
メーカーに言わせれば、どれも高い検査を実施して、検査に通ったものだけを出荷している・・・。ということになると思うのですが、私はこれまで色々なクラブを試打してきて、『製品のバラつき』を感じ、それを工房に持っていって正確に計測してもらったら、やはりバラバラだった・・・。ということも少なくないので、どうしても気になります。
ただ、そういったことを気にし過ぎたらキリが無いのかもしれませんし、価格が低く抑えられているのであれば、目をつぶらなければならないこともあるのかもしれません。
今日試打した、このドライバーはすごく気に入ったので、店頭に並んでいる他の同じモデルも、全く同じ仕様であって欲しいと思いました。
アダムスは老舗メーカーですが、これからの勢いを感じさせるメーカーです。
これからも出会う機会があれば、どんどん試打していきたいです。
すごくいいドライバーだと思ったので、後輩たちにも勧めてみようと思いました。
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2013年06月27日
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ADAMS GOLF IDEA SUPER S Hybrid

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ADAMS GOLF IDEA SUPER S Hybrid の4番 です。

シャフトは SUPER S by MITSUBISHI RAYON CARBON です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は65g、バランスはD2、キックポイントは先調子、クラブ総重量は358gです。

久しぶりに出会った、アダムスゴルフのクラブです。
私にとっては懐かしいメーカーです。
以前はとてもよく目にしていたのですが、だんだんと出会う機会も少なくなりました。
アダムスゴルフといえば、私は真っ先にトム・ワトソン選手を思い出すのですが、今は国内外でも大人気なのだそうです。
昔、フェアウェイウッドが今よりも苦手で、その時に何とかしようと思いながら出会ったのが、タイトライズというFWでした。
タイトなライでも打てるという名前通りの性能を持つクラブでした。
ヘッドの上下を逆さまにしたという、その独特な形状もさることながら、かなりのシャロー感がありました。
私は海外仕様の物を購入したことがあります。
黒いシャフトでフレックスはSだったのですが、とてもしっかりとしていて、日本仕様と海外仕様の違いを、そのタイトライズというクラブで初めて実感しました。
かなりシャローなので、直打ちでは球があがりやすかったのですが、ティショットではなかなか使いづらくて、次第に使わなくなりました。
それ以外にもアダムスのクラブには何度か出会ってきましたが、タイトライズが一番印象的なクラブでした。

こうして見ても、比較的オーソドックスな感じがします。
奇をてらった感じはしません。
ソールに凹凸感もなく、滑りも良さそうです。
こういった『滑り性能』は、直打ちをする機会の多い、FWやUT(ハイブリッド)には欠かせないところだと思います。

ソールのフェース寄りには、溝がありました。
テーラーメイドのクラブを思い出しました。
やはり、こうすることで、反発力が高まるのでしょうか?

深さも充分にあります。

ソールだけでなく、クラウンにも溝があるのがとても珍しいです。
どういった効果が期待できるのでしょうか?

しかも、この溝は結構深く、ボールペンの先を入れても奥まで届きませんでした。

ネックの長さも、しっかりとあります。
最近のFWやUTでは珍しい長さだと思います。
調整機能のような物はついていませんでした。

顔はとても整っていて、いい感じです。
溝は目立ちますが、違和感を感じるほどではありません。
できれば黒いヘッドがいいな・・・。と思ったのですが、この白いヘッドだけなのだそうです。

結構なシャローバックです。
こういったところは今のクラブに共通しているところだと思います。
今はシャローバックでも、しっかりとした物が増えてきました。
構えたときにあまり『平面感』を強く感じ過ぎてしまうと、私はついつい余計な動きをしてしまうこともあるのですが、このクラブにはそういったことは感じませんでした。

このベルベット系のオリジナルグリップも、すごくいい感じです。
とてもソフトで、手にしっかりと馴染みます。
グリップはプレイヤーとクラブをつなぐ『唯一の接点』なので、こういったソフトなフィーリングが欲しいところです。

素振りをしてみても、適度にヘッドが効いていて、いい感じでした。
シャフトも振り負ける感じがなく、しっかりとついてきてくれました。
それほどハードな感じもなく、無難な感じがしました。
タイミングもすぐに合わせることができました。

ボールを前にして構えてみると、ヘッドが大きく見えたせいか、かなり短く感じました。
長さは39.25インチということでしたが、感覚的にそれよりもちょっと短く感じられました。
39.25インチという長さはロングアイアンの長さだと思うのですが、ミドルアイアンを構えているようでした。
できればもう少し小顔でもいいかな?と、ふと思ったのですが、これくらいでも全然構わない・・・。と思いました。
形状もオーソドックスな感じなので、楽に構えることができました。
かなりの『出っ歯系』なので、グースタイプを好まれる方には、多少構えづらく感じやすいかもしれません。
ただ、これはその人の好みによるところも大きいと思うので、どちらがいいとはいえないのだと思います。
白いヘッドに対する経験値も、だいぶ積んできたので、このクラブもいい感じで打っていけそうだと思いました。
試打を開始しました。

『打感』はどちらかというと『しっかり系』なのかな?と思いました。
硬いという印象はなかったのですが、球の重さを感じることができました。
『あやふや系』の打感ではなく、しっかりとした感じがして好感がもてました。

『音』は少しおとなしめで、小気味いい感じの音が、耳を優しくくすぐりました。

球はとてもよくあがってくれました。
予想していたよりも、かなり打出し角が高いです。
22度というと、私の中では『3番アイアン』になるのですが、この弾道の高さは、まるで『別物』と思えるほどの大きな違いがあります。
こういった性能があるからこそ、今人気が高いんだろうな・・・。と思いました。
出っ歯形状のせいか、球もとても拾いやすくて楽に感じました。
グースネックのUTも大人気ですが、UTはこの出っ歯形状と共に進化していったような気がします。
構えたときに、正直ここまで出っ歯が強くなくてもいいな・・・。と思ったのですが、この球の拾いやすさは秀逸です。
かなり弾道が高いせいか、いったいどんな番手のクラブを打っているのかが途中から解らなくなるほどでした。
私はバッグに3番アイアンを入れていますし、いつも大活躍してくれているので、今のところ同じロフトのクラブを入れる予定はないのですが、これだけあがりやすくなると、200Y以上がかなり楽になると感じました。
上げようとしなくても、自然と上がっちゃう感じがしました。
装着されているシャフトは結構しっかりとしていますが、他のシャフトでも充分性能を発揮してくれそうです。
どちらかといえばヒッター向けだとは思いますが、結構守備範囲の広いクラブといえるのではないでしょうか?

『安定性』という点では、このヘッドの大きさから、ある程度期待していたのですが、その通りの高性能でした。
ブレる感じがなく、しっかりとラインを出していくことができました。
こういった出っ歯形状なので、球が右に抜けやすいのかな?と思っていたのですが、予想以上に球がつかまりやすく感じました。
顔の良さによる安心感と弾道の高さでラインを安定して出していける感じがしました。
ロングアイアンのようなシビアさとは、全くの無縁といえるクラブだと思いました。

『飛距離性能』という点でも、優れています。
軽く振ってもイメージよりも前に出ているので、頼りがいがあります。
余計な力みのないスイングを構築していけそうです。
弾きの良さを感じますし、この弾道の高さを活かしていかれる方には、かなり期待できるのではないでしょうか?
私はもう少し低く抑えていきたいな・・・。と思ったのですが、自然とあがってしまうので、なかなか上手くいきませんでした。
キャリーをしっかりと稼いでいけるので、大きなメリットがあると思います。
かなり弾道が高いので、ランはそれほど出ないのではないかな?と思いました。
今度機会があればコースで試してみたいと思いました。

『操作性』という点では、私はドロー系のほうが出やすく感じました。
出っ歯形状ではありますが、球がつかまりやすく感じました。
右に大きく曲げてみよう・・・。と思ったのですが、それほど大きく曲がりませんでした。
球がつかまりやすい感じがしたので、フェード系が持ち球の方で、グースではなく、出っ歯形状を好まれる方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
インテンショナルではなく、『ナチュラル』で攻めていきたいクラブです。

かなり久しぶりにアダムスのニュークラブに出会ったのですが、とてもいいな・・・。と思いました。
昔は結構敷居が高い印象もあったのですが、このクラブにはそういったものを感じませんでした。
かなり親しみやすくなっているように思います。

今回は、この白いヘッドで試打しましたが、できれば黒いヘッドもラインアップされると嬉しいな・・・。と思いました。
ロングアイアンのようなシビアさは無い分、楽に感じられるところもありますが、『保険』を掛けていくのであれば、やはり私はアイアン形状のほうが易しく感じられます。
しかし、こういったクラブはある意味『オートマチック的』に打っていける感じがしますし、保険を掛けるよりも、もっと大きなメリットがあるのかもしれません。

『200Y以上』の距離をどう打つか?というのが、ずっと言われてきたことですが、こういった優れたクラブの登場により、確実性がアップしてきました。
競技では200Y以上のパー3も多いので、活躍する場面はたくさんあるように思います。
ディショットでも良さそうですが、私はパー5のセカンドで使ってみたいと思いました。

聞くところによると今、アダムスのクラブは品薄状態が続いていて『納品待ち』なのだそうです。
やはり、いいクラブはそれだけ人気があるのは当然だと思いますし、少しでも多くの方に試していただきたいと思いました。
今の私にはとりあえず必要性は感じないですし、『本数制限』があるので、バッグに入れることは無いのですが、今度練習ラウンドでその性能の高さ(特に止まり性能)をじっくり検証してみたいです。
もし、グリーンにしっかりと止まってくれるのであれば、200ヤード以上の距離が楽で楽しくなるクラブであることは間違いないと思います。