MaxSoul
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2017年04月28日
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MaxSoul RA11 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul RA11 アイアン の7番 です。

シャフトは NS MODUS3 です。
ロフトは32度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS です。

初めて手にするマックスソウルのアイアンです。
これまでドライバーやFWは試打したことがあるのですが、アイアンは初めてです。
マックスソウルはドライバーやFWのイメージが強いですが、いい印象が残っているので、このアイアンにも期待感が高まります。

形状はオーソドックスな感じです。
シンプルなデザインです。
軟鉄の質感とは違う、ステンレスタイプのボディーだな・・・。と思いました。
最近はゴチャゴチャした感じのアイアンもよく見かけますが、このようなシンプルなタイプは惹かれるものがあります。

一見マッスルバックのようにも見えますが、独特な膨らみがあったので、おそらくこれは中空アイアンだろう・・・。と思い、店員さんに尋ねてみたのですが、その通りでした。
最近は、中空タイプのアイアンは珍しいです。
アイアン型ユーティリティではよく見られますが、アイアンでは少数派です。
ポケットタイプが今は主流といっていいと思います。

トップラインの厚さはノーマルでした。
特別厚いという印象はありませんでした。

ソール幅は少し広く見えたのですが、今のアイアンの中では標準的といえるような気もします。

リーディングエッジには大きな削りは見られませんでした。
ステンレスタイプで中空だからでしょうか?

ネックは、やや短めでした。

フェース面にミーリングはありませんでした。
こうしてフェース面を見ていても、軟鉄の質感とは違うな・・・。と思いました。

素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。
タイミングも取りやすく、暴れる感じはしません。

ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
セミラージサイズでセミグースタイプでした。
今、一番多く見られる構え感だと思いました。
見とれてしまうことはなかったのですが、これまでたくさん経験しているので、その経験のなかでイメージを膨らませていこう・・・。と思いました。
構えやすいタイプのアイアンですが、まずは細工をせずに真っ直ぐ振り抜いていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』は、しっかりめでした。
球の質感をはっきりと感じとることができました。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
タフな印象はありませんでした。

『安定性』は、なかなかいい感じです。
中空らしい見た目と実際の易しさのギャップが感じられます。
マッスルバックのようなシビアさがあるのかな?と思いながらも、実際はフルキャビティのような寛容さがあります。
このギャップが、中空タイプの最大の長所といっていのかもしれません。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。
ディスタンス系アイアンのような、『激飛び』という感じではないですが、易しくほぼ自動的に飛ばせるといった感じがします。
キャリーもしっかり出せました。

『操作性』という点では、なかなか良いと思いました。
左右にも曲げやすいです。

シンプルで易しいアイアンという印象をもちました。
派手さは無いですが、『易しさ』に対しての機能性を感じました。

私は軟鉄アイアンしか使わないので、このアイアンを購入することは無いですが、ステンレス系のアイアンを好まれる方には、親しみやすいアイアンといえるのではないでしょうか?

これからのマックスソウルに期待していきたいです。
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2017年02月18日
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MaxSoul Rise ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Rise ドライバー です。

シャフトは GRAPHITE DESIGN Tour AD GP です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは6S、シャフト重量は66g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は314g です。

マックスソウルのニュードライバーです。
男前な感じの、カッコいいドライバーです。
高級感もあります。

ややシャローな感じもしますが、適度に厚みもあって、好感がもてます。
最近はこういうタイプのドライバーが多くなったように思います。
数年前のような『超シャロー』は少なくなったように思います。

ネックは、やや短めでした。
調整機能は搭載されていませんでした。

ソールの溝が目立っていました。
以前試打したFWにもありましたし、他のメーカーでもよく見られます。
ポピュラーな工夫といえるのかもしれませんし、それだけ効果が大きいのだと思います。

深さも結構ありました。
以前試打したドライバーとは、また違う溝になっています。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれウェイトがひとつずつ配置されていました。
専用の工具が無くても、六角レンチで簡単に取り外せそうです。
数字の表示が無かったので、何gなのか分かりませんでしたが、色々な重さが用意されているのでしょうか?
トゥ側とヒール側に配置されていますが、対称になっていないので、この位置が計算されたベストの位置なのかもしれません。
ここの部分を見て、カップフェースタイプのドライバーだということが分かりました。
これまで素晴らしいドライバーにたくさん出会ってきているので、期待感も高まりました。

この丸い物もお馴染みです。
ウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
それとも単なるアクセサリーでしょうか?

シャロータイプのヘッドです。
曲線が美しいです。

MaxSoulのロゴがカッコいいです。

フェース面の仕上げも綺麗でした。
弾きが良さそうです。
フェース中央のヒッティングエリアは『溝』になっていませんでした。
フラットでした。
その周りと一番下には段差があり、溝になっていました。

いい顔をしています。
マックスソウルらしい、男前な顔です。
シャロータイプの美顔といっていいと思います。

素振りをしてみても、なかなかいい感じでした。
特にクセのようなものはなく、自然に振っていけました。
タイミングも取りやすいです。

ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
『逃がす』『つかまえる』でいえば、どちらかというと『つかまえる』イメージのほうが強く出ましたが、全く不安はありませんでした。
中立的なイメージを出しやすいドライバーだと思いました。
シャロータイプということもあり、球があがりやすそうで高い安定性がありそうだな・・・。と思いました。
一本の太いラインをイメージできました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりした感じでした。
ソフトというよりは『しっかり』でした。
球の重さを感じとりやすかったです。
しっかりしているのですが、硬くはないので、好感がもてました。

『音』は大きすぎず、落ち着いた感じでした。
インパクトが邪魔されません。
いくらでも振っていける音でした。

『球のあがりやすさ』という点では、ややしっかりした感じでした。
すごくあがりやすいというタイプではないと思います。
もちろん、タフ過ぎて球があがりづらいということではないのですが、最近たくさん見られるあがりやすいドライバーと比較すると、明らかにしっかりしている感じがしました。
シャロータイプではありますが、ヒッタータイプの方に合いやすいように思います。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
今のドライバーの中では、平均的といえるような気もします。
気難しいタイプではありませんでした。

『飛距離性能』は、いい感じでした。
力強い球が打てました。
『効率よく』飛ばしていける感じ・・・。といったらいいでしょうか?
ヘッドに溜められたパワーが、そのままボールに効率よく伝わっていくような印象を受けました。
シャロータイプのドライバーの中には、力が分散して伝わり、効率が悪いな・・・。と感じる物もあるのですが、このドライバーは違っていました。
しっかりと叩いて飛ばしていけるドライバーです。
スピン過多で弱々しい弾道ではありませんでした。

『操作性』は、まずまずでした。
大きく曲げることはできなかったのですが、左右に曲げることもできました。
これまでのシャロータイプのドライバーの多くが、逃がしやすいタイプが多かったように思うのですが、このドライバーはつかまりやすい印象をもちました。
装着されているシャフトとの相乗効果もあるのかもしれませんし、ヘッド自体がつかまりやすくなるよう設計されているのかもしれません。
つかまりやすいので、球が強く出やすいです。
結果的に飛距離にもつながりやすいと思います。

バランスが取れているドライバーだと思いました。
それは決して低いバランスではなく、高いレベルでのバランスがとれているということです。

飛距離性能は優れていますが、それによってどこかの部分が犠牲になってしまっている・・・。ということはなく、それぞれが引き立て合っているような印象を受けました。

どちらかといえば、ヒッター向けのドライバーだと思いますが、難しすぎないので、親しみやすいという方も多いのではないでしょうか?

顔の良さや全体的な美しさも魅力的です。
飛びやバランスが優れていても、カッコ悪いクラブは使いたくない・・・。という方もいらっしゃると思います。
そういった方々にも、是非試していただきたいと思いました。

FWを試打したときも感じましたが、このドライバーも優れているな・・・。と思いました。
次のモデルも楽しみです。
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2016年08月27日
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MaxSoul Rise ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Rise ユーティリティ です。

シャフトは N.S.PRO HYBRID-100 です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは2.2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は383g です。

MaxSoulのカッコいいユーティリティです。
先日FWを試打しましたが、今日はユーティリティです。
デザインの統一性がとれているように見えます。
クラブのセッティングという点でも、いい流れにもっていけそうです。

全体的に丸みを帯びています。
『流線型』といっていいでしょうか?
この滑らかなところが、空気抵抗を減らしているように見えます。
こういったところにも、メーカーのこだわりが感じられます。

ネックの長さは標準的ですが、今は短い物も多くなったので、今のクラブの中では少し長めといえるかもしれません。

シャローバックではありますが、今の主流という感じがします。
オーソドックスな厚みといったところでしょうか?

先日試打したFW同様、ソールのフェース寄りには溝がありました。

深さもFWと同じくらいです。
それぞれ番手が違っていても、この深さが最適なのでしょうか?

ソールのバックフェース寄りにある、この4つの丸い物も印象に残っています。
この位置にあるということはウェイトなのかな?と思いましたが、ウェイトには見えないので、デザインの一部なのかな?と思いました。

いい顔をしています。
マックスソウルらしい美顔です。
ユーティリティにしては少しラージサイズに見えました。
小顔には見えませんでしたが、形状のバランスは取れています。
変なクセのようなものはありませんでした。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
今はユーティリティもカーボンシャフト装着が多くなってきているように思いますが、このNSPROのスチールシャフトとの相性はいいと思いました。
ユーティリティではあるけど、できるだけアイアンテイストも残っていると嬉しい・・・。という方には、好感のもてるセッティングといえるのではないでしょうか?
昔は、ユーティリティはスチールシャフトが多くありましたが、今はカーボンのほうが多いように思います。
カーボンのほうが、まだ『伸びしろ』は大きいと思いますが、改めてスチールの良さも感じました。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
とても構えやすいです。
いいイメージしか浮かんできません。
これは楽なタイプのUTだな・・・。と思いました。
ラインも出しやすそうですし、大らかそうな雰囲気が伝わってきました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
手に、いいフィーリングがしばらく残りました。
とても心地良いです。

『音』も好感がもてました。
おとなしめで、何ともいえない金属音です。
あまり耳にしない音ですが、好感がもてます。

『球のあがりやすさ』も良いと思いました。
オーソドックスな感じで、それほど易しさが感じられるほうではないような気もしたのですが、タフなタイプではありませんでした。
球をよくあげてくれました。
21度というロフトはUTで一番人気のあると思いますが、他のUTと比べても、結構あがりやすいタイプだと思いました。

『安定性』は、なかなかいい感じです。
シビアなタイプではないと思いましたが、今のUTの中では平均的といえるでしょうか?

『飛距離性能』は、いい感じでした。
弾きも良く、しっかりとキャリーを稼いで飛ばしていけました。
今は飛び性能の高いUTがたくさんありますが、このUTもそのレベルの高さを充分持ち合わせていると思いました。
フェースがよく仕事をしてくれていますし、ソールにある物も威力を発揮してくれているのだと思います。

『操作性』は、まずまずでした。
あまり大きく曲げることはできなかったのですが、左右にもしっかりと対応してくれたので、不満はありませんでした。
大らかさを感じたので、あまり極端なことをしないのがいいのだと思いました。

ソールのデザインはちょっと変わっていますが、全体的に見てオーソドックスな感じがします。
しかし、性能はしっかりしていると思いました。

『構えやすさ』『打感』『音』『球のあがりやすさ』『大らかさ』『飛距離性能』。
UTに求められる性能が、このクラブにギュッと凝縮されているように感じました。

出会う機会はそれほど多くないですが、いいクラブなので、多くの方に試していただきたいと思いました。
メーカーの誇りとこだわりが感じられるクラブです。
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2016年07月16日
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MaxSoul Rise フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Rise フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは FUJIKURA Speeder FW です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は73.5g、トルクは3.2、キックポイントは先中調子 です。

1年振りに出会った、マックスソウルのフェアウェイウッドです。
これまでたくさん試打してきたわけではないのですが、いい印象があります。
昨年試打したモデルにも、好感をもっています。

輪郭が滑らかといいますか、独特の丸みを帯びています。
この曲線はマックスソウルの個性といってもいいかもしれません。
前のモデルの赤はとてもインパクトがありましたが、この黒もシブくてカッコ良さが増しています。

ネックの長さは標準的といったところでしょうか?
調整機能は搭載されていませんでした。

ソールには溝がありました。
前のモデルにもありましたが、太く目立つようになりました。
今は、このようにソールに溝(特にフェース寄り)があるものが多くなりました。
それだけ効果があるのだと思います。

溝の深さも、結構あります。

この4つの丸い物はウェイトでしょうか?
それとも単なるアクセサリーでしょうか?
この位置にあるということは、おそらくウェイトだと思うのですが、こうして近くで見ても、ウェイトのような感じはしませんでした。

セミシャローヘッドといっていいでしょうか?
見慣れた厚さです。
この角度から見ても、ヘッドの丸みがよく見えました。

いい顔をしています。
マックスソウルらしいです。
マックスソウルは美顔のイメージがありますが、このクラブもそのイメージ通りです。
思わず目尻が下がってしまいました。

素振りをしてみても、いい感じです。
タイミングも合わせやすいです。
余計な動きをするようには感じませんでした。
このソールを見ていると、滑りが良さそうだな・・・。と思いました。

構えやすいです。
いいイメージが出せました。
球もあがりやすそうです。
このクラブはスプーンですが、球があがりやすそうに感じたので、ティアップせずに直打ちで試すことにしました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とても良いです。
顔の良さにマッチした打感だと思いました。

『音』は高めの金属音でしたが、嫌な音ではありませんでした。
この音を好まれる方も多いのではないでしょうか?

球はあがりやすいです。
直打ちでも、充分あげてくれました。
本格的でカッコいい外見ですが、タフさはなく、イージーな印象をもちました。
最近は本当に直打ちでもあがりやすいスプーンが増えてきました。
実戦で活躍する場面も多くなったように思います。
『親しみやすさ』『使う場面の多さ』で勝負できるFWが多くなりました。

『安定性』は、なかなか良いと思いました。
寛容さを感じました。
シビアさは、感じませんでした。
今は易しいFWがたくさんあるので、それらと比べると目立つほうではないかもしれませんが、このクラブのもつ易しさを充分感じることができました。

『飛距離性能』は秀でていると思いました。
球速が速く、伸びの良い球を打たせてくれました。
何といいますか、『バランスのいい飛び性能』だな・・・。と思いました。
どこかの部分を極端にして、いわゆる『当たり外れ』が出てしまうのではなく、程良いバランスで安定して飛ばしていける感じがしました。
飛距離の上下が小さいといいますか、飛ぶときの飛ばなかったときの差が小さいように感じました。

『操作性』は、なかなか良い感じです。
あまり大きくは曲げられなかったのですが、左右へも対応してくれました。
変なクセがなく、『中立』的なクラブだと思いました。

いいクラブだな・・・。と思いました。
とてもバランスが取れていると思いました。

見た目はとてもカッコ良くて、いかにもハードそうな感じがしないでもないですが、実際に球を打ってみると、あがりやすいですし、寛容さも感じました。
それでいて、コンスタントに飛距離も稼いでくれるので、頼りになるな・・・。と思いました。

実戦向きのクラブだと思いました。
フジクラ スピーダーとの相性もいいと思いました。

最初見たときから、とても質感がいいな・・・。と思っていたのですが、チタンなのだそうです。
最近はチタンのFWも増えてきました。
贅沢だけど、それをあまり感じさせない親しみやすさのようなものもありました。

また何度でも試打してみたいですし、コースでも試してみたいと思いました。
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2015年07月12日
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MaxSoul Superior S03 フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Superior S03 フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは LOOP です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS です。

赤い色が映えるマックスソウルのフェアウェイウッドです。
以前、同じシリーズのドライバーを試打したことがあるのですが、今日はフェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。

赤い色と、なだらかな曲線はドライバーと共通しています。
美しく、そして何ともいえない重厚感があります。
ドライバーを試打したときに、いい印象が残っているので、このFWにも親近感をもつことができました。

長いというほどではありませんが、ネックの長さもしっかりと確保されています。
最近はショートタイプが多いように思うのですが、このクラブは昔ながらのデザインになっているようです。

トゥ側の凹みも目立っていました。
ドライバーにも見られました。
見た目のインパクトもありますが、それ以外の効果も期待できるのだと思います。

ソールの溝もドライバーと同じです。
浅い溝です。
こうして見ていると、ドライバーをギュッとコンパクトにしているんだな・・・。と思えてきます。

溝には『Great Design S03F』と記されていました。

いい顔をしています。
クセのない素直な感じの顔です。

それほど厚い感じはしませんでしたが、今のFWの中では厚みのあるほうだと思います。
セミ・ディープといっていいでしょうか?

とても構えやすいです。
赤い色も目立っていますが、邪魔をしていません。
クセのない顔なので、左右どちらかに限定されることはないだろうと思いました。
シャロー感というよりも、コンパクトで厚みも少し感じたので、最初はティアップして試してみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、いい感じでした。
ドライバーを思い出しました。
ソフトで手に馴染みやすい感じがします。

『音』は、はっきりしていますが、大きすぎず高すぎずで、ちょうど良いと思いました。
気持ちよくインパクトを迎えることができました。

『球のあがりやすさ』という点では、あがりやすさに秀でたFWが多いなかで、このクラブは結構タフなほうだと思いました。
それほどあがりやすいタイプではないと思いました。
明らかにヒッタータイプ向けだな・・・。と思いました。
FWにあがりやすさを求めておられる方には、少し合いづらいところがあるかもしれません。

ティアップをして試した後、マットの上から直打ちで試してみたのですが、上がりすぎる感じはしませんでした。
最近の3Wは、直打ちでもあがりやすくなっているものが多いですが、このクラブはちょっと違うかな?と思いました。
こういったところも、このクラブが『昔ながらの』といった感じがするところです。

『安定性』という点では、正直なタイプだと思いました。
それほど高い直進性があるとは思いませんでした。
打点のブレにも、それほど大らかさがあるタイプではないと思いました。

『操作性』は、とてもいい感じでした。
プレイヤーがもつ球筋をそのまま表現してくれるクラブだと思いました。
私はフッカーなのですが、最初からいい感じの球を打つことができました。
球を逃がして打つこともできたので、スライス系の球も易しく感じられました。
『フック系』『スライス系』でもない『ニュートラル系』のクラブだと思いました。

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
フェースの弾きもいいですし、最初の球の勢いがとてもいいです。
『誰にでも』というタイプではありませんが、このようなタイプを好まれる方にはたまらない魅力があるクラブだと思います。
コースでもティショットで使ってみたいと思いました。
上ではなく、前に伸びていく力が強くて頼もしく感じました。

あまり試打することのないマックスソウルのFWですが、いい印象のまま試打を終えることができました。
最初、ドライバーのイメージがずっとあったのですが、そのいいイメージのまま試打することができました。
ドライバーを買えば、このFWも揃えておきたくなるだろうな・・・。と思いました。

今度はコースでも使ってみたいと思いました。
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2015年06月06日
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MaxSoul Superior S03 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Superior S03 ドライバー です。

シャフトは オリジナルシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は75g、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は310g です。

とてもカッコいいマックスソウルのドライバーです。
これまで、それほど多く試打してきたわけではないのですが、いい印象が残っていますし、興味深いメーカーのひとつです。
それほど知名度は高くなくても、いいクラブを作るメーカーが日本にはたくさんありますが、マックスソウルもそのひとつだと思います。

ディープな感じのヘッドです。
赤い色とよく合っているな・・・。と思いました。
全体的な質感も良く、チープな感じは全くしません。
きっと高価なクラブなんだろう・・・。と思いながら見ていました。

ネックの長さは標準的だと思いました。
しっかりと長さはキープされていますが、それほどロングだとは思いませんでした。
程良い感じの長さだと思います。

ソールには溝がありました。
とても浅い溝です。
これも飛距離に関係しているのでしょうか?
最近は溝があるドライバーやFWが多くなりました。
今は、この溝がトレンドなのでしょうか?

その溝には『Great Design S03D』と記されていました。
『偉大なデザイン S03D』ということでいいのでしょうか?
よく解りませんが、メーカーの自信がうかがえます。

トゥ側が大きく凹んでいました。
とてもよく目立っています。
この大きな凹みも、空気力学に基づくものなのでしょうか?
細部にまで、色々な工夫が施されているようです。

独特の赤ら顔です。
最近、赤いヘッドをよく見かけるようになりました。
それだけ、たくさん支持があるのだと思います。
パーシモン時代から赤くペイントされたドライバーは普通にありましたが、メタルやチタンに変わって殆ど見なくなったので新鮮に見えます。
赤いヘッドにも好感のもてるものと、そうでないものとに分かれますが、このドライバーは前者です。
いい雰囲気がありました。
色のインパクトが大きいですが、形状自体はオーソドックスで奇をてらったところがないのがいいです。

素振りをしてみた感じは、なかなかいい感じでした。
硬いとか重いという感じはしませんが、結構しっかりとしているな・・・。と思いました。
タイミングもすぐに合いました。

とても『男前』のディープヘッドです。
今はシャロー全盛の時代といっていいと思いますが、最近は少しずつディープなタイプも復活してきたように思います。
昔のディープよりもハードルを上げていない感じがします。
このようなディープなタイプを敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は親しみやすいタイプも多くなったので、まずは試していただきたいと思っています。

このオリジナルグリップも、いい感じです。
すごくソフトという感じではありませんが、適度にグリップ力もありますし、手に馴染みやすいです。
このグリップのパターンは、これまでも見てきたような気がします。

フェース面のデザインも個性的でした。

近くで見ると、溝が無いのが解ります。
スリクソンのドライバーを思い出しました。
最近は、このようなタイプのフェース面も見かけるようになりました。
このフェース面にも、大きな意味があるのだと思います。

構えやすいです。
オーソドックスな感じです。
落ち着いて構えることができましたし、いいイメージも出せました。
私はできれば黒かブルー系、あるいはパーシモンカラーがいいな・・・。と思うのですが、この赤い色もなかなかいい感じです。
赤い色は『やる気スイッチ』をオンにする色だと、以前聞いたことがあります。
テンションを上げていける色なのかもしれません。
赤い色もいい感じですが、この自然な形状が安心感を与えてくれたように思います。
これがもし異型だったとしたら、かなり違和感もあったかもしれません。
このドライバーの構え感は、これまで出会ってきた同じような『赤ら顔ドライバー』の中でも、かなり優秀だと思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、いい感じでした。
打つ前は、少し硬い感じなのかな?と思っていましたが、そうでもありませんでした。

『音』も、はっきりとした感じですが、大きすぎずいい感じでした。
インパクトが緩むこともありませんでした。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
ディープな印象もありますが、それほどタフな感じはしませんでした。
ロフトが10.5度というのも関係していると思います。
最近は10.5度でも、タフなドライバーも見かけるようになりましたが、このドライバーはそこまでタフな印象はありませんでした。
装着されているシャフトも、上げやすいタイプだと思いました。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
一球目から真っ直ぐ糸を引くように打つことができたせいか、難しく感じることはありませんでした。
シビアな印象はそれほどありませんでした。
ただ、『曲がりにくい』『超ワイドスイートエリア』タイプだとは思いませんでした。
ドライバーには『曲がりにくさ』や『打点のブレを見逃してくれる寛容さ』を求めておられる方には、少し合いづらいところがあるかもしれません。
こうして見ても、かなりディープな感じもしますが、見た目の印象以上に難しすぎないドライバーだと思いました。

『飛距離性能』は優れていると思いました。
最初の数球は、やや『様子見的』な感じで打っていったのですが、思っていた以上に強くていい球が出ました。
フェースの弾きも良くて、優秀なドライバーだと思いました。
球質も軽すぎない感じで、高くフケずに推進力が感じられました。
ソールの溝も、大きく影響しているのかもしれません。

『操作性』も、いい感じでした。
左右に曲げるのも易しいです。
どちらか一方に・・・。というのではなく、均等に曲げてくれました。
このクセの無さが、さらに好感度を高めました。
私は曲げる練習が大好きなので、とても楽しむことができました。

タフ過ぎないですが、ヒッター向けのドライバーであることは間違いないと思います。
ポテンシャルの高さは感じるので、ある程度HSのある方だと、かなりいいパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?
シャロータイプのドライバーもいいけど、そろそろディープなタイプに戻したい・・・。という方は、是非試してみられてはいかがでしょうか?
この試打したモデルは10.5度のロフトでしたが、タフ過ぎない感じに仕上がっています。

飛んでいくボールを見ながら、この力強い弾道は、黒いヘッドのほうがイメージが合うな・・・。と思いました。
赤い色もいい感じですが、色のイメージと、弾道のイメージが合いやすいのは、黒のほうだと思いました。
ただ、赤い色も人気がありますし、これからも違うメーカーを含め、増えていくのではないでしょうか?

ちょっと前の、良かった頃のディープタイプのドライバーとイメージが重なりました。
昔ほどタフ過ぎず、それでいて飛距離性能が長けていて、実戦向きなところが似ているな・・・。と思いました。
最近は『頼れるシャロー』も増えてきましたが、この独特の力強い弾道は『ディープならでは』といった感じがします。
シャローにはシャローの、そしてディープにはディープの良さがあるのだと、改めて感じました。

とても楽しく試打することができました。
予定よりも、少し多く打ってしまいました。
このドライバーは赤色だけなのでしょうか?
それとも違う色もラインアップされているのでしょうか?
私は黒を打ってみたいと思いましたし、白いヘッドで試してみたいという方も多いのではないでしょうか?
また機会があれば、何度でも試してみたいと思いました。
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2014年12月20日
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MaxSoul Second Collection フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Second Collection フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは WACCINE GR-77 FW です。
ロフトは15度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.0、シャフト重量は75g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は338g です。

初めて手にした、マックスソウルのFWです。
マックスソウルのクラブは、まだそれほど多く接しているわけではないので、強い印象は無いのですが、このFWからは、いい雰囲気が伝わってきました。
とてもシンプルでクラシカルな感じがします。

今はFWも『機能性』の時代に入ったように思います。
ウェイトが付いている物も多いですし、調整機能が付いている物も普通に見かけるようになりました。
しかし、このクラブにはありません。
調整機能は大手有名メーカーでよく見られるような気がします。
いわゆる『地クラブメーカー』でも最近、見られるようになりましたが、まだまだ少数派といえるのかもしれません。
私はクラブに調整機能を必ずしも求めているわけではないので、このヘッドには好感がもてますが、調整機能を最重要視しておられる方にとっては、少し物足りないところがあるかもしれません。

ネックは結構長めです。
『正統派』といいますか、『和のテイスト』が感じられる美しさがあるな・・・。と思いました。
『最新モデル』というよりも、『クラシカル』な感じがします。

セミシャロー形状といっていいように思います。
最近はFWでも、すごくシャローになってきているので、そういった意味では、このクラブはやや立体的な感じもしますが、あくまでも私の感覚としては、シャローな印象のほうが強いです。
球もあがりやすそうです。

フェース面のデザインも特徴的です。
大体のスイートエリアが目で見て解るので、ここでヒットすればいいんだな・・・。と思いました。

小顔で男前です。
立体的なところもありますが、どこかシャローな雰囲気も残っています。
『つかまえ系』というよりは、どちらかといえば『逃がし系』の顔かな?と思いました。

クラウンマークが控えめな感じで記されていました。
『M』でした。
マックスソウルのMであることは、想像に難くありません。
これくらい目立たないタイプであれば、構えたときにもほとんど影響を与えないだろうな・・・。と思いましたが、あえて何も無いのがベストのような気もしました。
しかし、このクラウンマークがあっても、何ら不具合はありませんでした。

ソールのバックフェース寄りには、とても浅い溝がありました。
今はドライバーやFWに溝が掘られている物が流行っていますが、おそらくこのクラブの溝は『機能性』というよりも『デザインの一部』なのではないかな?と思いました。
この溝があることによって、飛びに何らかのプラスの影響があるのかもしれない・・・。と思いましたが、おそらく大きな意味はないような気がします。

素振りをしてみると、好感がもてました。
シャフトが頼れる感じで、しっかりと振っていくことができました。
ナヨナヨすることなく、骨太な感じです。
シャフトとヘッドの相性もいいように感じました。
大きくゆったり・・・。というよりは、シャープに鋭く振っていける感じ・・・。といったらいいでしょうか?
タイミングもすぐに合いました。

ボールを前にして構えてみても、好感をもつことができました。
とても構えやすいです。
いいイメージを出すことができました。
つかまりやすそうな感じはしないので、スライスに悩んでおられる方には、多少構えづらいところがあるかもしれません。
左へのミスが怖い私は、楽な気分で構えることができました。
高い弾道というよりは、ライナー系の打球をイメージできました。
最初はマットの上からの直打ちか、ティアップして打つか、少し迷いましたが、今日はティアップして打ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

打感はイメージしていたよりは、少し軽めでした。
ヘッドの雰囲気から、もう少し『ずっしり感』といいますか、『球の重さ』を感じやすいのではないかな?と思っていたのですが、実際はちょっと違っていました。
しかし、結構伝わってくるものがありました。
芯を外すと衝撃が大きくなるので、正直なタイプだな・・・。と思いました。
曖昧さとか、あやふやなフィーリングではありませんでした。

『音』は高すぎないのですが、はっきりとした音です。
こもった感じもなく、しっかりとインパクトを感じとることができました。
ショットのイメージもつかみやすいです。
何の問題もない、好感のもてる音です。

『球のあがりやすさ』という点では、明らかにタフなほうだと思いました。
それはヘッドというよりも、シャフトに関係しているのかもしれません。
しっかりと振っていける方には合いやすいと思いますが、球があがりにくいと感じられる方も多いかもしれません。
今はFWも球があがりやすくて、高弾道タイプがたくさんありますが、このFWはそれらとは明らかに違うように思いました。
高~くあがるタイプではありませんでした。
どちらかといえば、中断道っぽい感じがしました。
球があがりやすくて高弾道系のFWを求めておられる方には、やや合いづらいところがあるかもしれません。
ある程度のHSを要すると思いました。

『安定性』という点では、結構シビアな感じがしました。
今のFWの中でも、『正直』なタイプだと思いました。
高い直進性や曲がりにくさを求めておられる方には、難しく感じられるかもしれません。
ミスヒットに対しての許容度も、それほど高くはないように感じました。

『飛距離性能』という点では、15度の3Wとしては、なかなかいい感じでした。
構えやすかったので、楽に振り切ることができ、最初からドロー系でいい感じの球を打つことができました。
今は高機能なFWが増えてきましたが、このようにシンプルなFWでも高い飛距離性能を求めていくことができるのだと改めて思いました。
ヘッドの外見はシンプルですが、中には様々なハイテクが搭載されているのかもしれません。
フェースの弾きがとてもいいと思いました。

『操作性』という点では、いい感じでした。
敏感に反応してくれました。
左右大きく曲げることができました。
今はFWに限らず、ドライバーやアイアンでも、大きく曲げづらい物が多くなってきましたが、このクラブはそれらとは大きく異なる感じがしました。
昔ながらの『扱いやすいタイプ』だと思いました。

つかまり過ぎないイメージをずっともちながら打つことができたので、私のようなフッカーには易しく感じられたのかもしれません。
高い直進性があるとは思いませんでしたが、操作性の高さと、フェースの弾きの良さが印象に残りました。

ヘッドもいい感じでしたが、装着されているワクチンのシャフトの印象が強く残りました。
しっかりと振っていきたい方には、とても合いやすいシャフトだと思います。
このヘッドに、もし『純正シャフト』が装着されていたらどんな感じだったんだろう?と思いました。
おそらく、もっと球が高く浮きやすいんじゃないかな?と思いました。
このワクチンのシャフトは、いい感じで球を押さえ込んで打っていくことができました。

初めて試打したマックスソウルのFWでしたが、強く印象に残るだろうな・・・。と思いました。
いわゆる『易しさ』が全面に感じられるタイプではなく、『正直さ』も持っていると思いますが、心に残るものがありました。
弾道の力強さも魅力的でした。

いい意味で、すごくオーソドックスといいますか、他のメーカーの最新モデルのように『目新しい感じ』はしませんでした。
何年か前に発売されたモデルを打っているような感覚もありました。
飛距離性能などは今のFWにも引けを取らないほど高いと思いましたが、どこか懐かしさのようなものを感じていました。

それは『寛容さ』の部分なのかな?と思いました。
今は『易しいクラブ』がたくさんあるように思います。
このように『はっきりとしたタイプ』は珍しいかもしれません。
今はそれだけ『イージー系クラブ』のニーズが高いのかもしれません。

外見がすっきりしていたというのもあると思うのですが、ゴチャゴチャした印象が全くなく、クリアな感じがしました。
『さっぱりと』といいますか、すごくシンプルな感じでフィニッシュまで振り切っていくことができました。
構えづらかったり、打感や音が良くなかったりすると、時々『当てにいってしまう』こともあるのですが、今日はそんな球は一球も無く、フィニッシュまで気持ちよく振り切ることができました。

最近の機能性あふれるFWもいいですが、改めてこのようなシンプルなFWもいいな・・・。と思いました。
調整機能はとても素晴らしいシステムだと思いますが、まずはその人に合ったヘッドとシャフトの組み合わせが大切。
それがあって初めて調整機能が意味をなすのだと思います。
合わないシャフトなのに、調整機能を使ってごまかしても、あまり意味がないような気もします。
そういったことも多くのメーカーが考えているのだと思います。
今は簡単にシャフトを交換できるタイプが多くなりました。
今回のこの、マックスソウルのFWには、そのような便利な機能は付いていませんが、いい印象をもったまま試打を終えることができました。
また機会あれば試打してみたいと思いましたし、他のメーカーの高機能性FWと打ち比べてみたい・・・。と思いました。
今年もあと10日あまりとなってきましたが、いいFWにたくさん出会うことができた一年だったな・・・。と思いながら練習場を後にしました。
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2014年05月03日
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MaxSoul 450Ti ドライバー(ワクチン仕様)

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul 450Ti ドライバー(ワクチン仕様) です。

シャフトは ワクチン GR-55 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSX、トルクは4.5、シャフト重量は58g、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は311g です。

久しぶりに出会った、マックスソウルのドライバーです。
以前、白いヘッドを試打したのですが、今日は黒いヘッドです。
やはり、黒いヘッドのほうが重量感もあって、飛びそうな印象を受けます。
『質感』も、いいです。

かなり立体的なヘッドです。
今は少しずつディープ系ヘッドも増えてきたように思うのですが、やはりシャロー系のほうが圧倒的に多いと思います。
なので、これだけディープだと、すごく印象に残ります。
『スーパーディープ』といったらいいでしょうか?
叩いていきたい私は、こういったディープ系のヘッドはとても魅力的に見えます。

バックフェース近くのアクセサリーをよく見てみると、マックスソールのマークではなく、シャフトメーカーのワクチンの文字が入っていました。
『ワクチン仕様』ということでいいのでしょうか?
ヘッド自体は、マックスソウルの450TIの黒いタイプと全く同じなのだろうと思います。
クレイジーもそうですが、シャフトメーカーオリジナルのヘッドがあるのは、とてもカッコいいな・・・。と思いました。
シャフトメーカーが、それだけ、そのヘッドのことを高く評価しているからだと思います。
ヘッドとシャフトの相性はとても大切です。
お互いの長所を引き出し合う関係が理想です。

ネックの長さは、やや短めにも見えるのですが、今はこれくらいの長さが標準的でしょうか?

このオリジナルグリップも、これまで何度か出会ってきましたが、なかなかいい感じです。
滑りにくいタイプですし、ある程度の『しっとり感』があります。
雨の日でも活躍してくれそうです。


この流線型の形状も、特徴があります。
これにも大きな理由があるのではないでしょうか?
他のメーカーではあまり見られないですが、何かしらの意味があるのだと思います。
個性があって、好感がもてます。

やはり、黒いヘッドはいいな・・・。と思いました。
以前、白いヘッドを試打したときは、『プラスチック』のような質感があって、あまり魅力を感じなかったのですが、今回のドライバーは違います。
『別のモデル』といってもいいくらい、印象が異なります。
私は、この黒いヘッドのほうが好感がもてます。
顔の輪郭もまずまずだな・・・。と思いました。
ディープ感があって、まとまっています。
もう少し『バルジ』があると、もっといい印象をもったような気もしますが、大きな不満はありません。

素振りをしてみた感じも、まずまずでした。
この黒くてディープなヘッドの印象から、重くて硬そうなイメージを持ちやすくなりますが、実際は違っていました。
ハードな印象は全くありませんでした。
あくまでも私の好みとしては、もうちょっとしっかりとしていてもいいかな?と思ったのですが、このスペックでも苦手意識が芽生えることはありませんでした。
普通に振っていても遅れずに、よくついてきてくれました。
タイミングも合わせやすいと感じました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
明らかに白いヘッドよりは、こちらの黒いほうが、いいインスピレーションが湧いてきます。
黒くて締まったヘッドが、叩きやすそうな雰囲気を演出してくれているように感じました。
『ドロー』『フェード』でいえば、ドロー系のほうがイメージが出しやすかったです。
試打を開始しました。

『打感』は好感がもてました。
適度な柔らかさがありながら、弾きの良さが伝わってきました。
球筋が整いやすい、いい打感だと思いました。

『音』も、おとなしめで、いい感じです。
叩きにいっても、何の不満も感じさせません。
インパクトが緩むこともありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、このロフト(10.5度)ということも関係していると思うのですが、それほどタフな感じがしませんでした。
これだけのディープヘッドではありますが、ドロップすることなく、しっかりと高さを出していくことができました。
私はもう少し低めの弾道が好きなので、何とか抑えようとしたのですが、なかなか上手くいきませんでした。
どうしても、イメージよりも高くあがってしまう感じがしました。
しかし、このドライバーも違うロフトがラインアップされていると思いますし、それを使えばもっといい感じの球が打てたような気がします。
ディープ系の印象が強いですが、それほどタフさは感じませんでした。
装着されているワクチンのシャフトによるところも大きいのかもしれません。

『安定性』という点でも、いい感じでした。
ディープヘッドではありますが、あまりシビアな感じはしませんでした。
ある程度の寛容さがあるように感じました。
ラインも出しやすく、そこから大きく外れることがありませんでした。
ヘッドもそうですが、やはりシャフトの性能もあるのかもしれません。
ディープ系のヘッドは難しそう・・・。と、敬遠される方も多いかもしれません。
今は、それだけシャロー系のヘッドが浸透しています。
しかし、このドライバーは本当にシビアさを感じなかったですし、敷居の高いドライバーではないので、多くの方に試していただきたいと思いました。

『飛距離性能』もいいと思いました。
中高弾道といったところかな?と思いました。
伸びのある球を打つことができました。
高さを出すことが出来ても、その中にはかなり手前から失速して『お辞儀』してしまうような球ばかりでるドライバーにも、これまでたくさん出会ってきましたが、このドライバーはそれらとは違うように感じました。
グーンと伸びていく感じがしました。
キャリーで攻めていける感じがしました。
今の多くのシャロー系ドライバーのように、『誰にでも』高い弾道が打てるタイプではないのかもしれませんが、それほどタフなドライバーではないので、この性能を活かしていければ、大きな飛距離も望めるのではないでしょうか?
私はもう少し低く抑えていければ、もっと距離を稼げたような気もしたのですが、このドライバーのもつポテンシャルは高いと思いました。

『操作性』という点では、一応左右に曲げることができましたが、予想していたよりは曲がり幅が小さいと感じました。
ヘッドの印象からすると、もっと曲げやすそうな感じがしていたのですが、実際はちょっと違っていました。
大きなインテンショナルショットを打つのではなく、小さい曲がり幅で勝負していけるドライバーなのだと思いました。
この曲がりの小ささも、シャフトによるところが大きいのではないかな?と思いました。
違うメーカーのシャフトだと、もっと曲げられそうな感じがしました。

色違いの同じヘッドを以前試打しましたが、この黒いヘッドのほうが気に入りました。
まるで『別物』とまではいかなくても、大きく印象が異なりました。
色の違いもあると思うのですが、装着されているワクチンのシャフトも大きいのではないかな?と思いました。
ワクチンのシャフトを、それほど多く試してきたわけではないので、詳しくは解らないのですが、しっかりめのスペックを選んだほうが、いい結果が得られやすいのかな?と思いました。

白いヘッドを試打したときよりも、今日のほうがテンションがあがりました。
一球一球、気持ちを込めて、楽しく試打できたような気がします。
直接『物理的な性能』とは関係ないのかもしれないですが、やはり『質感』はとても重要なのだと、再認識しました。

ワクチンシャフトの好感度がどんどん上がってきたような気がします。
初めて試打したとき、あまり魅力を感じなかったことを覚えているのですが、少しずつイメージも変わってきているような気がします。
他にも色々とラインアップされているそうなので、今度は違うシャフトも試してみたいと思いました。
私の中では、『しっかりめ』がキーワードになりそうです。

全体的な雰囲気などから、うすうす感じてはいたのですが、やはり高価なドライバーでした。
ヘッドとシャフトを合わせると、軽く10万円は超えてしまうそうです。
性能的には敷居が低い感じがしますが、値段的に手が届きにくいと思いました。
勿論、この価格に見合うだけの性能や品質の高さはあると思います。
かなり研究されていると思いますし、メイドインジャパンというのも魅力です。

今は昔に比べ、かなり多くのメーカーが存在します。
しかも、そのグレードの高さは、昔とは比べものにならないほど高いです。
それだけ、クラブ業界が熟成してきたということもいえるのだと思います。
この『マックスソウル』と『ワクチン』は、他の大手有名メーカーと比べると、それほど知名度は高くないのかもしれませんが、性能や品質の高さは全く引けをとっていません。
むしろ『精度の高さ』という点では、優位に立っているのではないでしょうか?
精度を高めるために、大量生産が難しく、それが価格にも反映されているのかもしれません。
たくさんの優れたメーカーが存在する日本に住んでいて、本当に幸せだと感じます。
マックスソウルにも、ワクチンにも、これから期待していきたいと思いました。
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2012年10月28日
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MaxSoul 410Ti ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul 410Ti ドライバー です。

シャフトは MUSO 65 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.6、シャフト重量は64g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は320g です。

二度目のマックスソウルのドライバーです。
ほとんど出会うことがないので、とても希少性を感じるのですが、以前試打したドライバーMaxSoul 450Tiにあまりいい印象が残っていないせいか、珍しさは感じるものの、それほどテンションがあがることはありませんでした。

ただ、今回は黒いヘッドということで、精悍さが増しているような気がします。
『ディープ感』は、それほど変わらないような気もするのですが、すごくいい雰囲気が漂っています。
『黒いヘッド』ということに魅力を感じたと思うのですが、前回の白いヘッドはプラスチックのような質感がどうも馴染めませんでした。
今回はとてもスタンダードな黒で好感がもてます。
白いヘッドにも色々とあると思いますし、ただ白くすればいい・・・。というものでもないと思います。

この独特な形状は450Ti同様、やはり見られましたし、これまでも他のメーカーで同様の工夫が施されているのをたくさん目にしました。
やはり、それなりに意味があるのだと思います。
この形状で空気抵抗が減ってヘッドスピードが増すのであれば、どれくらい増すのかを知りたいです。
勿論、それは使う人によっても、結果は大きく変わってくるのだと思いますが、一例を挙げて具体的な数字を明示して欲しいと思います。
説得力をもたせるには、数字に置き換えてみることも重要だと思います。

顔は結構な『小顔』で、ヘッド後方が少し伸びていました。
今は400cc前後のヘッドが少しずつ増えてきましたが、それでもこのドライバーは少し小顔な部類に入ると思います。
名前からして、おそらく『410cc』だと思うのですが、一概には決められません。
JBEAMのBM435などのように名前とヘッド体積が一致しないモデルも見かけられます。
私がメインで愛用しているドライバーも435という名前が付いてはいますが、ヘッド体積は445ccです。
私は小顔なドライバーが大好きなので、このドライバーにもいい印象をもちました。
『メタリックブラック』といったらいいでしょうか?
独特な風合いが、また美しいです。

素振りをしてみた感じは、なかなかいい感じでした。
適度な重量感もありますが、それほどタフな感じはしません。
装着されているシャフト『無双(MUSO)』も、他のヘッドで何度か試しているのですが、結構走ってくれる感じがします。
気を抜くと、つかまり過ぎてしまいそうに感じたこともあったのですが、今回はこのヘッドがそれをある程度抑えてくれそうな感じがしました。
顔や振り感などでも、以前試打した白いヘッドのモデルよりも、親しみやすい印象をもちました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。
見惚れてしまうような美しさ・・・。だとは正直思わなかったのですが、とても構えやすいと思いました。
フェースも被っていなくて、主張し過ぎていません。
左右、どちらにもご自由にどうぞ・・・。といってくれているようです。
といっても、ヘッド後方が伸びているので、やはりある程度の直進性があるような顔に見えました。
バルジの効きは弱めです。
私はパーシモンを経験しているので、バルジのあるドライバーに好感をもちますが、今はあまり好まれないのかもしれません。
今の多くのドライバーが、バルジは弱めだと思いますし、素材の性質から考えても、あまり強すぎないほうがいいのかもしれません。
左右に曲げるイメージは持てなかったのですが、気持ちよく『ど真ん中』を振り抜いていこう・・・。と気持ちになれました。
試打を開始しました。

『打感』は良いと思いました。
球の重さをズシリと感じられます。
ヘッドが『当たり負け」しないので、フォローまで気持ちよく振り抜いていくことができました。

『音』も良い音だと思いました。
独特の乾いた感じの音で、気分よく叩いていくことができました。
見た目の重量感と『打感』と『音』のマッチングがとても合っていると思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
明らかにヒッター向けだとは思いますが、それほどタフな感じはしませんでした。
こうして見ても、かなりのディープヘッドだと思いますし、最近の『球が浮き過ぎる』ドライバーとは明らかに一線を画す感じがしますが、球がドロップすることはありませんでした。
このドライバーのロフトは10.5度ということでしたが、結構しっかりとした頼りがいのある10.5度だと思いました。

『安定性』という点でも、予想していたよりも良かったので、少し意外でした。
それは『ミスヒットに対する寛容性』というよりも、『高い直進性』といったらいいでしょうか?
余計なサイドスピンが抑えられた真っ直ぐに近い球が打ちやすいドライバーだと思いました。
最近は結構『小顔』のドライバーが増えてきましたが、それらを含めても、このドライバーの直進性はとても高いと思いました。
真っ直ぐラインをイメージして、そこに乗せていくことがとても易しく感じられました。
この直進性の高さには、好感がもてました。

『飛距離性能』という点でも、いい感じでした。
高~いキャリー・・・。というのではなく、力強いライナー系の球が打ちやすいドライバーです。
今風(いまふう)に言えば、高弾道というよりも強弾道ということになるのでしょうか?
バックスイングで貯めたパワーが、ロスなくヘッドに伝わる感じがしました。
叩いてもブレにくく感じましたし、高い直進性との相乗効果によって、大きな飛距離が期待できるのではないかな?と思いました。
ただ、スインガータイプの方には、合いづらいところがあるかもしれません。
このドライバーはロフトが10.5度ではありますが、明らかに『叩いていくべき10.5度』だと思います。
そういった点では、多少敷居の高さを感じられるかもしれません。
今は(というか昔から)、クラブ(特にドライバー)の表示ロフトがあまり意味をなしていないのではないか?と思えることがあり、構えたときに違和感を感じるドライバーがたくさんあります。
それは『大手有名メーカー』でも『地クラブ』と呼ばれるメーカーのドライバーでも変わりません。
やはり、リアルロフトをそのまま正直に表示してしまえば、売れにくくなるのでしょうか?

そういった点で考えてみても、このドライバーを構えたときに、『ロフトに対する違和感』は殆ど感じませんでした。
リアルロフトは何度なのか解らないですし、ひょっとしたらそのまま10.5度なのかもしれません。
10.5度のドライバーとして構えたときに、違和感を感じることはありませんでした。
プレイヤー目線として、これからはフェースアングルだけでなく、『ロフトの見え具合』にも、色々な工夫があってもいいのかな?と思いました。
『物理的な性能』プラス『違和感を感じさせない工夫』も必要になってくるのかもしれません。

『操作性』という点は、なかなかいい感じでした。
今日は思っていたよりも左右の曲がり幅が小さかったのですが、次回試す機会があれば、もっと大きく曲げてみたいと思いました。
左右へのインテンショナルショットも、それほど難しいとは思いませんでしたが、やはり直進性のほうが少し勝っているように思えました。
先ほども書きましたが、『小顔ドライバー』で、これだけ直進性が高いクラブはあまりないと思います。

全体的に、とてもいい印象が残りました。
450タイプと印象が大きく異なるので、自分でも不思議でした。
ヘッドの色だけでなく、色々なところが違っているのかもしれません。
私は大顔よりも小顔のほうがいい・・・。とは必ずしも思わないですし、ルール制限値の460ccのドライバーでも素晴らしいクラブはたくさんあります。
ただ、あまり大きすぎないほうが安心感を得られやすいです。
このマックスソウルのドライバーでも、前回の450よりは今回の410のほうが明らかにいい感じでした。

450を試打しているときは、あまりテンションが上がりきらなかったことをよく覚えているのですが、今日は違いました。
球を打っているのがとても楽しくなるドライバーだと思いました。

450同様、この410にも白いモデルがラインアップされているのだそうですが、もしあの独特な光沢感であるのならば、間違いなくこの『ブラックモデル』がいいと私は思います。
白いヘッドも好きですが、メリットも大きい分、ある種の難しさがあると思います。
白いヘッドに余分な光沢感は不要だと思います。
ボールが力強く飛び出していってくれそうなイメージをヘッドから受け取りたいと思っています。
そういった意味でも、マックスソウルの白いヘッドには、あまり魅力を感じていません。
今日は、この黒いヘッドに好感をもつことができたので、今度もし機会があれば、450のブラックモデルを試打してみたいと思いました。
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2012年06月23日
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MaxSoul 450Ti ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul 450Ti ドライバー です。

シャフトは ワクチンコンポ GR55 DR-S です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.5、シャフト重量は56g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は306g です。

初めて出会った、MaxSoulという名のドライバーです。
失礼ながら、私はこのメーカーの存在を全く知りませんでした。
日頃の勉強不足を痛感しますが、日本には本当にたくさんのクラブメーカーがあり、私たちゴルファーにとってはとても喜ばしいことだと思います。
選択肢が増えるので、迷ってしまうこともありますが、たくさんのいい物の中から選ぶことができるということは、とても贅沢なことなのかもしれません。

テーラーメイドが火付け役となって、今は白いヘッドがとても増えてきましたが、このドライバーもまさにそんな感じがします。
クラウン部分だけが白いヘッドも多い中で、このドライバーはフェース面とソール部分以外は、全て白で統一されています。
この青い線はどんな意味があるんだろう?と考えていました。
おそらく構えたときには全く目に入らないだろうと思いました。

ネックの長さは短めで、今のドライバーらしい感じがします。
最近は本当に『ネックの長さ』に個性が感じられなくなったように思います。
これくらいの長さがベストなのでしょうか?

『Great Design』と記されています。
『Great(偉大な)』という単語は、ある種の特別な意味があると思いますし、自分が言うよりも他人が言ってくれる言葉だと思うのですが、メーカー自らが、この単語を使うということは、それだけこのデザインに自信があるからなのではないでしょうか?
そういえば、昔『グレート・ビッグバーサ』という名ドライバーがとても人気を博していました。
あの時はとても『大顔』に見えていましたが、今では信じられないくらい『小顔』に属すると思います。

ソールの後ろ側には、丸いアクセサリーのようなものが付いています。
この位置にあるということは、やはりウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
それとも単なるアクセサリーに過ぎないのでしょうか?
この真ん丸な物には『MaxSoul』と記されていました。

ヒール側には『Superior Driver』と記されていました。
Superiorとは『優れている』という意味なので、まさに『優れているドライバー』ということでいいのだと思います。
『自画自賛』といえなくもないと思うのですが、それだけこのドライバーに自信があるのだと思います。
こういった表現を用いるメーカーは、とても珍しい感じがします。

トゥからヒールの外周部分が独特な形状になっています。
やはり『空気抵抗』を減らすような作りになっているのでしょうか?
こうすることによって、どれくらいヘッドスピードがアップするのか、とても興味があります。

今の主流といえる、『シャローバック形状』ではなく、明らかに厚みを感じる『ディープバック形状』です。
ヘッドが白いせいか、それほどタフな印象はなかったのですが、実際は違うタイプのドライバーなのかもしれません。

顔はなかなかいい感じでした。
フェースも被っているようには見えなかったですし、トゥ側が出っ張っていなくて、むしろ控え気味な感じだったので、『逃がし顔』のドライバーだと思いました。
『引っ掛け顔』のドライバーには、すごく苦手意識をもちますが、こういったタイプのドライバーには私は安心感をもちます。
スライスで悩んでおられる方には、やや難しく感じられるかもしれません。
白いヘッドを好まれる方には、とても魅力的な配色といえるのではないでしょうか?
ただ、このヘッドの光沢感といいますか、何となく『プラスチック』のような質感を私は感じてしまいました。
一応確認してみると、やはり『金属』である『チタン』ということだったのですが、私には光沢のある『プラスチックヘッド』に見えてしまいました。
正直、ややチープにも感じられました。
形自体はなかなかいい感じですが、高級感は感じませんでした。
初めて目にしたドライバーですし、これからも出会う機会もそれほど多くないようにも思えたのですが、それでも『プレミア感』は感じませんでした。

素振りをしてみた感じは、最初にまず軽さを感じたのですが、意外なほどシャフトがしっかりとしている感じがしました。
軽いですが、それほど頼りない感じはしませんでした。
『軽さ』と『しっかり感』のアンバランス感が面白いと思いました。
私はこのワクチンというシャフトは、今日でまだ2回目なので、まだ特徴がつかめていないのですが、面白くて興味深いシャフトだな・・・。と思いました。
ただ、もしマイドライバーに装着するとするならば、もっとしっかりとしたスペックを選びたいと思いました。
重量感も、もっとあったほうが私は楽に振れる感じがしました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
顔だけ見ていたときよりも、こうしてボールを前にして構えたときのほうが、余計に『逃がし顔』に見えます。
『バルジ』に個性を感じるヘッドだと思いました。
球がつかまり過ぎなさそうなところに、すごく安心感をもちました。
球をつかまえるのは、あくまでもスイングであり、クラブが半ば強制的に行うものではない・・・。と、このドライバーが主張しているように思えてきました。
色が白ということで、黒よりも、もっとヘッドの輪郭がはっきりとしてくるように思います。
『異型』だと、その異型がより強く感じられるようになると思います。
今は異型ドライバーに出会うことが、全くといっていいほどなくなりましたが、いずれ、このホワイトヘッドに異型ドライバーも登場してくるのでしょうか?
もし、そうなったとしたら、対応能力の低い私は、とても難しく感じてしまうのではないかな?と思いました。
このドライバーの形状や色は、何ら違和感を感じさせないのですが、見とれてしまうほど美しいとは、正直思いませんでした。
テンションも常に一定で、冷静さを持ち続けたままショットできそうな予感がしました。
『ディープ感』が構えていても感じられるので、気持ちよく叩いていけそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
全く初めてのメーカーのクラブですし、『プラスチックの光沢感』を感じていたので、いったいどんな打感なんだろう?と思っていたのですが、実際に打ってみて、いい印象をもちました。

『音』は少し大きめではありましたが、はっきりとしていて、むしろ心地いい感じがしました。
甲高くないですし、むしろ爽快感を感じました。
インパクトが緩んだりすることもありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、まずまずだと思いました。
打つ前に予想していたよりは、しっかりとした印象をもちました。
タフなドライバーだとは思いませんでしたが、球が吹き上がることもなく、そのままグンと伸びていってくれる感じがして、頼もしさを感じました。
ヘッドの性能もあると思うのですが、この軽量でありながら、しっかりとしているワクチンシャフトの効果が大きいのではないかな?と思いました。
何だか不思議な気分です。
高弾道過ぎるドライバーではないですし、ボールをしっかりと前に押し出していってくれる感じがしました。
ヒッタータイプの方が使っても、いい感じをつかみやすいのではないでしょうか?

『安定性』という点では、標準的なレベルだと思いました。
クラブ(特にシャフト)の軽量感から、打つ前は少しバラつきやすくなるのではないか?と思っていたのですが、意外なほど暴れる感じもなく、ラインも出しやすい感じがしました。
左へつかまり過ぎないので、楽な気分で振り抜いていくことができました。
ただ、極端に『ワイドスイートエリア』だとは思わなかったですし、日頃ワイドスイートエリアのドライバーを使っておられる方には、少し難しく感じられるかもしれません。
シビアなドライバーではありませんが、ある程度『まとまった打点』を要求してくるドライバーだと思います。
スライスに悩んでおられる方にとっても、『お助けドライバー』とはいえないような気がします。

『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じでした。
軽量感はありますが、結構叩いていくこともできました。
『振り遅れ感』もあまり感じず、フェースもボールをよく弾いてくれる感じがしました。
『スピン』が少ないタイプのドライバーであることは間違いないと思いますし、それがこのドライバー(+シャフト)の大きな長所だと思います。
軽量ドライバーが好きだが、吹き上がりを無くして距離を伸ばしていきたい・・・。と日頃から思っておられる方にとって、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
高~い弾道が嫌だ・・・。という方にも、頼もしく感じられるかもしれません。

『操作性』という点では、なかなかいい感じがしました。
左右どちらにも、意外と思えるほど打ち分けることができました。
決して『直進性最優先』のドライバーではないと思いました。
結構『ハンドルの遊び』の小さい、反応のいい感じがしました。

全体的に、やや不思議なドライバーだという印象が残りました。
打つ前の印象と、打った後の印象がこれほどまでに違うドライバーは、最近では珍しい感じがしました。
ただ、それは『ヘッドの個性』というよりも、『シャフトの個性』が強かったのかもしれません。
ヘッドも、色々な工夫が施されているようですし、最新の技術が組み込まれているのだろうとは思うのですが、これまでたくさん出会ってきた多くのドライバーと比べても、それほど極端に違っているようには思えませんでした。
初めてのメーカーではありましたが、何となく、こんな感じなんだな・・・。という印象をつかむことができました。

このドライバーの価格がいったいどれくらいするのか、私には解りませんが、ある一定の額(あくまでも私の中で)以内であればコストパフォーマンスが高いと思いますし、それ以上だと疑問を感じてしまいます。
ホワイトヘッドドライバーがすごく増えてきてはいますが、そうすればすぐに売り上げ増にはつながらないような気もしています。
このドライバーが大人気ドライバーなのか、どうか私には解りませんが、購買意欲が刺激されることはありませんでした。
ただ、黒いヘッドもラインアップされているそうなので、もし機会があれば、そちらも試してみたいと思いました。

昔も異業種から、ゴルフクラブ業界に参入してきて、話題になったり、実績を残したメーカーがいくつかあります。
『リョービ』は、その最たるメーカーのひとつだと思います。
『ビガロスメディア』『ビグメディア』といった、優れたユーティリティを発売していながら、撤退したのは残念でなりません。
この『マックスソウル』というメーカーが、これからどんな展開を見せるのか、大手有名メーカーと互角に渡り合えるようなクラブを造り続けていくのかは、まだ解りませんが、期待していきたいと思いました。
白いヘッドは、今はすごく人気が高いですが、今回の印象だと、おそらく私には『黒いヘッド』のほうがいい印象を持てたような気がするので、今度は黒いヘッドを試してみたいと思いました。
いいクラブなんだろう・・・。とは思うのですが、全体的にどうしても『チープ感』が消えることはありませんでした。