オデッセイ
| HOME |
2013年09月05日
オデッセイ ヴァーサ #1 ホワイト

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは オデッセイ ヴァーサ #1 ホワイト です。

ロフトは3度、クラブ長さは34インチ、ライ角は70度、クラブ総重量は520gです。

白と黒がとても目立っている、オデッセイのニューパターです。
一時期、白いパターが流行りましたが、この白と黒のコンビネーションも良さそうな感じがします。
VERSAという単語を辞書で調べてみたのですが、載っていませんでした。
どういった意味があるのでしょうか?

シャフトに貼られているシールには『Assembled in China』と記されていました。
昔から他のクラブはともかく、パターだけは『MADE IN USA』が多かったですが、今は(といいますか、だいぶ前から)そうともいえないようです。
だから、価格も抑えられているのかもしれません。

ボールを前にして構えてみても、とてもいい印象をもちましたし、理にかなっているデザインだと思いました。
セッティングの精度が高まりやすいと思いました。
この白と黒が縦にデザインされているので、ラインに対して『直角』を出しやすいです。
白と黒が横になっているよりも、私はこの縦のほうが良さそうな気がします。
今度機会があれば、見比べてみたいと思いました。
ラインも出しやすく、これから転がるボールの『初速』もイメージしやすいと感じました。
試打を開始しました。

『打感』は予想していたよりもソフトで好感がもてました。
黒いフェース面なので、少し硬いのかな?を思っていたのですが、実際はそうでもありませんでした。
オデッセイパターのフェース面は『白』というイメージが強いですが、この黒いタイプもいい感じです。
ヘッドの白と黒の『順番』を守ると、フェース面は黒になるのでしょうか?

音はとても静かで、金属音のような音はしませんが、こういった音もアリなんだと思います。
余計なことをしないので、ボールの転がりに集中できます。

転がりもよく、スピード感が合いやすいです。
ただ、グリップがもうちょっと太いほうが私には合いやすいかな?と思いました。

私がフックラインのほうが得意・・・。ということもあるのですが、このパターはフックラインのほうが入りやすいように感じました。
スライスラインでは『気持ち』膨らませ気味にしたほうがカップインしやすいのかな?と思いました。
私はもうずっとベティナルディのマレットタイプのパターを使っていて、フックラインもスライスラインも同様に転がしていけるので、すごく気に入っているのですが、このパターはちょっと違っているようにも感じました。
しかし、使っていけばかなりアジャストはしていけそうです。

この白と黒のツートンカラーがとても印象的でしたが、改めてピン型パターはいいな・・・。と思いました。
私は今はマレットタイプを使っていますが、昔はPINGのアンサー2というパターを数年間使っていたので、とても懐かしく思います。
アンサー2は使っていけばいくほど、いい風合いになっていくのですが、このパターはどうなのでしょうか?
『使い減り』しないタイプなのでしょうか?
それとも使っているうちに、だんだんとくすんできてしまうタイプなのでしょうか?
私は白いヘッドのクラブを購入したことが無いので、よく解らないのですが、どうしても『日焼け』とか『色褪せ』ということが気になってしまいます。
元々白いクラブが、黄色く変色してしまうのはあまり好ましくありません。
しかし、今のところではありますが、このパターにはそんな心配はあまりしなくてもいいのかな?と思いました。

ピン型パターの特長は、何と言っても『ラインの出しやすさ』です。
ボールの飛び出すイメージが出しやすく、それを鮮明に頭に描いていけるところが強みです。
対してマレット型は『ボールを転がす』というイメージが出しやすいように思います。
『オーバースピン』のイメージも、マレット型のほうが私は出しやすいです。
どちらも魅力的ですが、今日は久しぶりにピン型パターを手にしたせいか、改めてピン型パターの良さを実感しました。
四角いヘッドで、丸いボールをコントロールしていけるところに、易しさを感じます。
『面』を、より意識できます。

今日は、結構長い時間、このパターでボールを転がしていたのですが、すごく馴染んでいきました。
時間に正比例する感じで、『手の一部』になってくれたような気がします。
私はずっとエースパターを変えていないですが、たまには気分転換の意味も込めて、このパターでラウンドしてみるのもいいな・・・。と思いました。
とても易しくてカップインの確率も上がるので、コストパフォーマンスという意味でも魅力的なパターです。
また何度でも試打してみたいです。
| HOME |
2011年12月10日
オデッセイ ホワイト・ホット XG 2.0 #7

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは オデッセイ ホワイト・ホット XG 2.0 #7 です。

ロフトは3度、クラブ長さは34インチ、ライ角は70度、クラブ総重量は516gです。

初めてパターについて試打をしました。
これまで試打日記は、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ(ハイブリッド)、アイアン、ウェッジが対象となっていて、パターについての記事を書くことは全く考えていなかったのですが、以前パターについても記事を書いてほしいというご要望をいただいていたので、今回はこのパターについて書かせていただくことにしました。

この形のパターはよく見かけるのですが、こうして手にしてボールを転がしてみることは初めてです。
このパターは大型のマレット型といえると思うのですが、私はずっとマレット型のパターを愛用しているので、この形状にも特に違和感などは感じません。

この2つの角(つの)のような物が、ヘッドを真っ直ぐ引きやすくしてくれていそうな気がします。
それ以外にも、この間にボールを挟んで取ることがとても容易で、前かがみにならないでいいところがとても便利だと思いました。
前傾姿勢だと腰が痛くなりやすい・・・。という方にも、この機能はとても便利に感じられるのではないでしょうか?
『ピン型パター』などでも、ヘッド後方にボールを乗せてボールを拾い上げることはできますが、このパターはピン型パターよりもさらに易しくボールを拾うことができます。
実際のパターの性能とは関係ないのかもしれませんが、こういった『心配り』は私たちゴルファーにとってはありがたいところだと思います。
私たちゴルファーにとって、特に『腰痛』は切っても切れない関係にあるので、あまり腰に負担はかけたくありません。

ボールを前にして構えてみても、すごく『オートマチック感』を感じます。
『フックライン』『スライスライン』『スネーク』と、コースでボールは色々な曲がりをするものだとは思いますが、まずは『真っ直ぐ転がすこと』こそが基本だと教えてくれているようです。
色々な曲がりのラインに合わせやすいというよりは、真っ直ぐなラインをイメージすることができました。
試打を開始しました。

打感はとてもソフトな感じで好感をもつことができました。
私は普段、ベティナルディのマレット型パターを使っていて、あの『しっかり感』と『柔らかさ』が体に染み込んでいるのですが、このパターの打感にもいい印象をもつことができました。
この白い物は特殊樹脂なのでしょうか?
すごくパターに適していると思いました。
もう何年もパターを変えていないので、最近の種類の多さにびっくりします。

このパターは見るからに『低重心』そうな形状ですし、実際にボールの転がりもとてもいいと思いました。
上から『パチン』という感じで打つというよりは、ややアッパー気味にオーバースピンを掛けていく感じでしょうか?
パッティングは『ダウンブローで打つ』という理論と『アッパーブローで打つ』という理論があり、いったいどちらが正しいのか、私も困惑していた時期があったのですが、結局私の中で『どちらもアリ』なのだという結論に至り、自分に合うほうを選択すればいいのだと、毎日毎日球を転がしていて実感しました。
正解は決してひとつではなく、人によって複数あるものだと思います。
そういった点で考えてみると、このパターは多少『アッパー気味』に打つのに適しているのではないか?と思いました。

操作性という点では、かなり真っ直ぐに出やすく直進性が高いので、微妙なラインというよりは、できるだけラインを膨らませずに、真っ直ぐに近いイメージで転がしていきたいと思いました。
そもそも、最初のうちはボールは真っ直ぐ転がり、それから曲がっていくものなので、そういった意味でも、このパターはその最初のラインにとても乗せやすく感じました。
いい意味で、とてもシンプルに攻めていけるパターだと思いました。

『距離感』もすぐに合ってきました。
この柔らかい打感が絶妙なタッチを生んでくれているように思いました。
今は季節的に『ベントグリーン』ですが、夏の『高麗グリーン』の順目・逆目で、どれだけタッチを合わせていけるのかをまた試してみたいと思いました。

おそらく『慣性モーメント』も、かなり大きいのではないでしょうか?
初めてではありましたが、かなり易しいと思いました。
ボールの転がりも安定していましたし、かなり高性能な『オートマチックパター』だと思いました。
それでいて、微妙なタッチを生んでくれるので、パッティングで最も大切な距離感が自然に養われてくるように感じられました。

『直進性の強さ』と『タッチの柔らかさ』が、このパターの大きな長所だと思います。
直進性が強いので、あまりラインを膨らませずに転がしていけるので、あとは『タッチを合わせること』に集中できます。
かなり実戦的なパターだと思いました。

私はパッティングに限らず、どのショットにおいても、できるだけシンプルに考えていきたいので、このパターには魅力を感じました。
コースでもよく見かけるパターですし、仲間も愛用しているのですが、その理由が解ったような気がします。
ロングパットの距離感がもうひとつ合いづらかったのですが、それは初めてだったからで、より回数を重ねていくと、すごく馴染むように感じました。
ゴルフクラブはとても高価ですし、特にドライバーなどは一本10万円以上する物も、決して珍しくはありません。
そういった意味では、パターはモデルにもよりますが、比較的安価に抑えられているので購入しやすいです。
勿論、『限定モデル』などは、驚くような値段がしたりしますが、そういったパターだからといってボールがカップインしやすくなるか?といえば、そんなことはありません。
安くてもいいパターが世の中にはたくさんあります。
このパターはオデッセイという一流メーカーの品ですし、決して『安い』とはいえないのかもしれませんが、やはりスコアの大半のカギを握っているのは紛れもなくパターですし、そういった意味でもドライバーなどに比べ『コストパフォーマンス』はとても高いといっていいのではないでしょうか?
これからも機会があれば、色々なパターを試打してみたいです。