KZG
| HOME |
2020年08月14日
PR
KZG H370 ハイブリッド

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは KZG H370 ハイブリッド です。

シャフトは UST Mamiya VTS SILVER です。
ロフトは26度、クラブ長さは38.75インチ、シャフトフレックスはS です。

久しぶりに出会った、KZGのクラブです。
KZGというメーカーをよく知らないのですが、派手さのない落ち着いたデザインで質感もいいので、日本の地クラブメーカーなのかと思っていたのですが、どうやら海外のメーカーのようです。

今のクラブにしては、とてもシンプルなデザインです。
ゴチャゴチャしていなくてスッキリしているので、好感が持てます。

バックフェースには、アクセサリーのようなものがあります。
この位置にあるということは、おそらくウェイトだと思うのですが、真偽のほどは定かではありません。

顔は、まずまずです。
オフセットが利いていて、『出っ歯タイプ』です。
私が好む顔ではないのですが、よく見かけます。
こうして見ても、日本のメーカーのような雰囲気があります。
小顔タイプではなく、やや大きめです。

フェース面はシンプルで綺麗です。
雑な感じはなく、『チープさ』もありません。

シャローでもなく、ディープでもなく、『ノーマルバック』形状といっていいでしょうか?
昔からよくある形状です。

素振りをしてみると、タイミングをとりやすく、いい感じです。
気持ちよく振っていくことができました。
気分的にはユーティリティ(ハイブリッド)を振っているというよりは、ややフェアウェイウッドを振っている感じのほうが強いですが、違和感などはありません。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずです。
私好みの顔ではないですが、これまでたくさん経験しています。
こうして構えてみても、やはり日本のメーカーのような雰囲気があります。
ヘッドも少し大きくてフェース面がよく見えるので、球があがりやすそうです。
私はウッド系のクラブには、フェース面が見えない『絶壁感』が欲しいのですが、このようにフェース面がよく見えたほうがいいという方は多いのではないでしょうか?
できればオフセットタイプではなく、またここまでの『出っ歯』ではないほうがいいのですが、多くのメーカーがこのようにしているということで、この顔には理由があるのだと思います。
気持ちが盛り上がるということはなかったのですが、苦手意識も芽生えず、淡々と構えていました。
方向性への不安もなく、普通に打っていけそうです。
試打を開始しました

『打感』はとても良いです。
ソフトでありながら、適度な球の重さも感じられます。
ボヤけた打感ではないので、球の方向性も探りやすいです。

『音』も、いい感じです。
はっきりした金属音ですが、高くなく大きすぎず、心地よい音です。
フェース面を見たときにイメージした通りの音でした。
音には『打つ』をイメージしやすい音と、『運ぶ』をイメージしやすい音があるように思うのですが、この音は後者で、フェース面で運ぶイメージを出しやすいのが魅力です。

球はあがりやすいですが、今のハイブリッドの中では平均的といっていいでしょうか?
ロフトが26度ということで、なかなかハイブリッドで打つ機会が無いですが、よくあがってくれました。
26度というと、私の感覚では4Iと5Iの間くらいになるのですが、これだけあがりやすくてラインが出しやすいと、ハイブリッドへの需要が高まるのも分かるような気がします。

大らかなタイプで、安定性も高いです。
シビアさは全く感じません。
ハイテクで高機能な直進性というのではなく、自然な感じでシンプルな易しさといったらいいでしょうか?
感覚を出していきやすく、それに応えてくれる易しさが、このクラブにはあります。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じですが、特別よく飛ぶという感じではなく、今のハイブリッドの中では普通かな?と思いました。
しかし、高さをしっかりと出していくことができましたし、キャリーで勝負できるタイプです。
最初見たときはヒッター向けなのかと思っていましたが、実際はそうでもなく、スインガータイプの方にも合いやすいような親しみやすい性質があります。

『方向性』は、まずまずといった感じで、普通に左右へも曲げることができましたが、特別反応がいいというわけでもなく、大らかさが勝っているように感じました。
試打後の感想

あらゆる面で、『バランスタイプ』のハイブリッドといっていいように思います。

特別秀でた性能があるという感じはしなかったのですが、すぐにも実戦で使っていける親しみやすさがあり、それがこのクラブの特長といっていいのかもしれません。

ベテランゴルファーから、アベレージゴルファーまで、幅広い層に対応しているハイブリッドです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
| HOME |
2011年07月16日
PR
KZG GF460 ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは KZG GF460 ドライバー です。

シャフトは ファイアーエクスプレス65 です。
ロフトは9度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は69g、トルクは3.5、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315gです。

初めて試打する『KZG』のクラブです。
『KZG』という名前は以前から知っていましたし、アイアンなども見たことはあったのですが、試打できるクラブが無かったので、できれば試打してみたいと、ずっと思っていました。
このメーカーのことは殆ど知らないのですが、海外のメーカーなのでしょうか?

ヘッドにはたくさんの凹みがあり、かなり独特で、個性的なドライバーだと思いました。
KZGのドライバーは、こういったタイプが多いのでしょうか?
それともこのGF460というモデルだけなのでしょうか?
こういった形状は少し驚いてしまうところもありますが、構えたときにそれが邪魔にならなければ、私は不満に感じることはないですし、それが性能アップにつながっているのであれば、大歓迎したいと思っています。

このたくさんの凹みによって、『重量配分』などがいい位置になるように計算されているのでしょうか?
それとも『空気の流れ』などが計算されているのでしょうか?
こういった『ソール部分』、そして『ヘッド後方』の部分が削られているということは、重心深度が少し浅めに設定されているのかな?などと思っていました。

トゥ側とヒール側に、それぞれウェイトのような物が配置されていて、特徴的だと思いました。
こうして見る限り、取り外しはできそうな感じです。
いわゆる『安定性重視』のドライバーだと思うのですが、ウェイトを交換することによって、『安定性』がより高まったり、『操作性』や『飛距離性能』などが向上するのであれば、とてもいいことだと思いました。
また、それによってヘッド自体の性能も向上するのだと思いました。
今の時代、『チューニング機能』という言葉とは切っても切れないような気がします。

ソールのややトゥ側のところに、『TOUR LL』と刻印されています。
どのような意味があるのでしょうか?

顔自体は、とてもオーソドックスで美しい顔だと思いました。
丸っこい感じが印象的です。

素振りをしてみても、なかなかいい感じでした。
ごく標準的なタイプのドライバーだと思いましたし、重すぎることもなく、軽すぎる感じもしませんでした。
私がもし購入するならば、もう少し重量感が欲しいところですが、それはあくまでも私の好みなので、これくらいがちょうどいい・・・。と感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
振っていても、すぐに感じをつかんでいくことができましたし、特に不安に感じることはありませんでした。

ボールを前にして構えてみても、すごく構えやすくていい印象を持ちました。
これまでたくさん出会ってきた『スタンダード』な感じのドライバーです。
余計な雑念が湧いてこなくて、すごく楽な気分で構えることができました。
これから打つショットが荒れることなく、無事に治めていけそうだ・・・。という感覚を持ちました。
すごく構えやすいヘッドですが、どちらかというと『操作性』よりは『安定感』を感じやすい形状だと思いました。
叩いていけそうな雰囲気が伝わってきました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトな感じで好感がもてました。
これまでもたくさん経験してきた打感だと思います。
結構叩いていっても、手に嫌な衝撃が残ることもなく、楽に振り抜いていくことができました。
多少の打点のブレにも反応し過ぎない、『大らかさ』のようなものも感じました。

『音』という点でも、とても静かでいいフィーリングをつかむことができました。
気持ちよく叩いていけますし、周りに気を遣うこともなく、伸び伸びと打っていくことができました。
『音』は、スイングや精神状態を良くも悪くもする重要な『ファクター』だと思うのですが、そういった点で考えてみても、このドライバーはかなりの高得点を獲得していると思いました。
インパクトが緩んだり、詰まったりすることもなく、心から試打を楽しむことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、弾道もやや高めで、あがりやすく感じました。
結構、高弾道系のドライバーといえるのではないでしょうか?
どちらかというと、スインガータイプというよりは、ヒッタータイプ向けのドライバーだと思うのですが、決してタフな感じはしなかったですし、むしろかなりイージーな感じがしました。
ロフト9度のドライバーの中では、比較的球があがりやすいほうだと思いました。
シャローヘッドではないですし、どちらかというと『セミディープ』といったところでしょうか?
しかし、タフな感じはなく、割と敷居の低いドライバーだと思いました。
ヒッタータイプの方には、かなり易しく感じられるのではないでしょうか?

『安定性』という点でも、なかなかの高性能な部分を感じることができました。
やはりトゥ側とヒール側に配置されているウェイトがよく効いているのでしょうか?
スイートエリアも、それほど狭いとは感じなかったですし、寛容さを持ち、イージーに打っていけるドライバーだと思いました。
シビアな感じはしませんでした。
直進性が高いと感じましたし、普通に打っている限りは、なかなか大ケガにはつながりにくいと思いました。

『飛距離性能』についても、好感が持てました。
何と言っていいのか解りませんが、『力を伝えやすいヘッド』だと思いました。
このヘッドの物理的な性能の高さもあると思うのですが、叩いていくことに対して邪魔をするものがないので、どんどん安心して叩いていくことができ、それが自然と飛距離につながっているのかもしれない・・・。と思えてきました。
じゅうぶんキャリーを伸ばしていくことができました。
それにプラスして、シャフトの高性能が上手く作用しているように思いました。

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
どちらかといえば、『曲げやすさ』よりも『直進性』が勝っているドライバーだと思います。
一応、左右に曲げたりもしましたが、極端な球は出にくい感じがしました。
やはり直進性で勝負していくべきドライバーなのだと思いました。
こういったところは、今年出会ってきた、たくさんのドライバーにいえることです。

初めて試打したメーカーのドライバーでしたし、その独特の形状から、どこか『異質』な部分も感じていましたが、実際に打ってみると、すごく『ノーマル』といいますか、感覚的に拒絶するものは全くありませんでした。
これまでたくさん馴染んできたメーカーのクラブだと、だいたいの予想がつくものですが、今日は初めてだったので、実際に打ってみるまでは解らないことも多かったのですが、私の中でとても受け入れやすい感じがしました。

全体的にすごくまとまっていて、特に大きな欠点らしい欠点が見つかりませんでした。
ただ、その変わり、ある一部のメーカーのドライバーなどのように、一球打っただけで、テンションが最高潮になってしまうほどでもなかったので、最初から最後まで冷静に試打をすることができました。
冷静でいられたのは、すごくいいことだと思うのですが、なぜか胸が躍る感覚がありませんでした。

これは、もう好みの問題だと思いますし、このドライバーに不満を感じているわけではありません。
ただ、心が揺さぶられる感じがしませんでした。
またチャンスがあれば、是非試打してみたいと思いますが、その時もおそらく今日のような感覚を抱くだろうと思います。

ドライバーはなかなかいい感じだったので、今度はぜひアイアンを試打してみたいです。
高性能なドライバーであることは変わりないので、友人たちにも紹介してみようと思いましたし、また違うモデルも試打したいと思いました。
そうすると、もっと『KZG』に対する好感度がアップするような気がしました。