DIABLO - ゴルフクラブ試打日記。
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DIABLO

      
2010年03月31日
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DIABLO GT3000 430 ドライバー

                 
DIABLO GT3000 430
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは DIABLO GT3000 430 ドライバー です。



FUJIKURA ROMBAX 5×07
シャフトは FUJIKURA ROMBAX 5×07 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は55g、トルクは3.7、キックポイントは中調子です。



ディアブロ ドライバー
初めて手にする『DIABLO』のドライバーです。


といいますか、このようなメーカーがあることさえも知りませんでした。


つくづく日本には色々なメーカーがあると実感させられますし、私の日頃の不勉強ぶりが露呈してしまいました。


反省しなければならないと思いました。


『DIABLO』というと、やはりどうしてもキャロウェイのクラブを思い出してしまいますが、キャロウェイとは全く関係ないようです。



DIABLO DRIVER
よく見ると、『トゥ側』のところに『EVANGELIST JAPAN INC.』と記されています。


『DIABLO』というのはブランド名で、『EVANGELIST』というのが会社名なのでしょうか?


いずれにせよ、初めてのメーカーのクラブというのは、とてもワクワクします。


飛距離性能などの『物理的性能』も楽しみではありますが、やはりどのような『フィーリング性能』を持っているか?ということに私の興味は向かっています。



GT3000 430
とても美しいデザインです。


それほど目立つ感じではないですし、派手さはないですが、とてもいい印象を受けます。


上質な感じがします。


派手なデザインではないものの高性能なドライバーに、これまでたくさん出会ってきました。


この『DIABLO GT3000 430 ドライバー』というドライバーも親しみやすそうな感じがしますし、基本的性能も高そうです。



430
素振りをしてみると、かなり軽くて印象と違った感じがしました。


このヘッドの雰囲気とシャフトが合っていないように感じられました。


もっとしっかり目のシャフトのほうが、このヘッドの性能を活かしていけそうな気がします。


ランバックスはとても高性能なシャフトではありますが、このスペックのシャフトと、この『ディアブロ』のドライバーヘッドとの相性は必ずしもマッチしていないような気がしました。


素振りを繰り返しながら、


惜しいなあ・・・。もっとしっかりとしたセッティングだったら、すごく振りやすかったのに・・・。


などと感じていました。



12
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずの『標準顔』で構えやすく感じました。


すごく美しい・・・。というよりは、機能性を伺わせる顔のように思いました。


球のつかまりが良さそうな感じがしましたし、右への『フケ球』はあまり出ないような感じを受けました。


ずっと見つめていたくなるほどの美顔ではないのかもしれませんが、セットアップに関しては特にこれといった不満は感じませんでした。


イメージも普通に出していくことが出来ました。


『バルジ』も、曲線というよりは、直線に近い感じがしたので、どちらかというと左右に曲げて楽しむ・・・。というよりは、直線的に攻めていくタイプのドライバーのように思いました。




試打を開始しました。

06
『球のあがりやすさ』という点では、比較的オーソドックスなタイプのドライバーだと思いました。


適度にあがりやすいですし、ある程度叩いていけるモデルだと思います。


『ロフト10.5度』ということですが、極端に上がりすぎる感じでもなかったですし、上がりきらず『ドロップ』してしまう感じでもありませんでした。


とても『ノーマル』な感じがします。


同じロフトのドライバーでも、薄くて平べったいタイプのドライバーを使っておられる方には、少しタフに感じられるかもしれませんが、おそらくそれほどタフ過ぎる感じはしないのではないでしょうか?


このドライバーの『軽量感』が、多くのゴルファーに『易しさ』を感じさせてくれるのかもしれません。



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『操作性』という点でも、ごく普通な感じがしました。


左右に曲げていくことも全く苦にならなかったですし、これといって扱いづらいドライバーではないと思います。


『構えやすさ』のイメージのまま、球を打っていくことが出来ました。


ただ、やはりシャフトに少し難しさを感じてしまいました。


シャフトは勿論なのですが、もっと全体的に『重量感』を感じることが出来れば、より扱いやすい感じがしました。


軽すぎたり、軟らかすぎるセッティングは、『クラブの暴走』を招きかねません。


このドライバーにはいいイメージを抱きながらも、やや暴れてしまいそうな感じがしました。


気持ちよく振って操作していく為には、今度違ったセッティングで臨んでみたい・・・。と思いました。



05
『打感』は少し硬めな感じがしました。


しかし、決して嫌な感じはしませんでした。


最近は『ソフトフィーリング』なクラブに接する機会が多くなったせいか、このドライバーの感触が硬く感じられましたが、決して手首を痛めそうでもなかったですし、苦手意識を感じるほどでもありませんでした。


『しっかり感』を感じることが出来ました。


私の好みでいえば、もう少しソフトな感じが欲しいのですが、このドライバーの打感に好感を持たれる方も、たくさんいらっしゃると思います。



09
『音』という点では、とてもいい感じの音だと思いました。


鈍い感じの音ではなく、割とハッキリとした感じの音ではありますが、甲高くもないですし、すごく好感の持てる音です。


これまでも、こういった感じの音は、たくさん経験してきました。



07
『安定性』という点では、まずまず・・・。だと思いました。


それほどブレやすい感じはしなかったのですが、決して一直線にしか飛んで行かなくて、曲がりにくいタイプのドライバーではないと思いました。


こちらがミスをすれば、それを敏感に感じ取りやすいタイプのドライバーだと思います。


そういった意味では、多少『シビアさ』が感じられるのかもしれません。


しかし、決して敷居が高すぎるドライバーではないと思いました。


メーカーは違えど、これまでもたくさん同じようなタイプのドライバーに出会ってきたので、このドライバーも感覚をつかみやすい感じがしました。


ただ、先ほども書きましたが、やはりシャフトがもっとしっかりとしたタイプならば、もっとまとめていきやすい感じがしました。


少しタイミングが取りづらい感じは今日はしてしまいました。



ディアブロ
『飛距離性能』という点でも、比較的ノーマルな感じがしました。


特別に大きな飛距離を稼いでいきやすいドライバーだ・・・。とは思わなかったのですが、決してレベルの低いドライバーではありません。


割と叩いていきやすいですし、『スインガータイプ』の方よりは『ヒッタータイプ』の方にマッチしているのではないでしょうか?


もっとしっかり目のセッティングで、気持ちよく振り抜いていくことが出来たら、もっと大きな飛距離が望めるような気もします。


いかにも『ラン』が出そうな形状ですが、『キャリー』も大きく稼いでいくことが出来ました。


予想よりも飛距離性能が大きく秀でていたり、『オーラ』をまとっているようなクラブに出会うと、こちらのテンションもあがったりして、『平常心』が保てなくなる場合もあるのですが、今日はしっかりとキープして試打を行うことが出来ました。


感情が揺さぶられる感じはしなかったのですが、しっかりとした性能を持っていると思いますし、ハイレベルな素晴らしいドライバーだと思いました。



EVANGELIST
私はこのドライバーのことを最新のドライバーと思っていたのですが、実はそうでもないようです。


聞くところによると、このドライバーは数年前に発売されたそうです。


冒頭にも書きましたが、私はその存在を全く知りませんでした。


いわゆる『地クラブ』といっていいのでしょうか?


今に限らず、昔から『地クラブ』というものはありました。


『地クラブ』と聞くと、私は真っ先に『カムイ』を思い出します。


カムイは、今では『地クラブ』とはいえないほどの知名度がありますが、昔はもっと知名度は低かったように思います。


しかし、ゴルファーの人気は大変高く、我々の憧れのクラブでもありました。


仲間がカムイのクラブを買うと、みんなで打たせて貰ったこともありました。


今でもよく覚えていますが、『カムイプロ』は88,000円という高価なドライバーでしたし、『300ccクラス』のヘッド体積でも、すごく大きく見えたものでした。


あの頃、まさか今のようにヘッドが大きくなり過ぎるとは、思ってもみませんでした。


その『カムイ』以外にも『地クラブ』と呼ばれるクラブは、たくさんあります。


共通していえることは、知名度は決して高くなくても、性能はものすごく高い・・・。ということです。


やはり『技術大国ニッポン』が作るクラブは素晴らしいものだと思います。


大手のメーカーで、海外の工場で安く大量生産しているクラブもいいですが、少ない数でもそれをしっかりと丁寧に作っているクラブにはとても大きな魅力を感じます。


作り手の魂がこもっているような気がします。


クラブに『暖かみ』を感じそうです。


そのようなことを、このドライバーを試打していたら考えていました。



10
こうして見ても、やはり『ディープフェース』といえるのかもしれません。


叩いていきたい方には、このような形状のほうが安心できると思いますが、スインガータイプの方には、やや合いづらいのかもしれません。


ドライバーなどのウッドは、アイアンやウェッジなどとは違って、見た目の印象とは違った性能やフィーリングを感じることが時々ありますが、この『DIABLO GT3000 430 ドライバー』は見た目通りの性能だと思いましたし、ごくノーマルなヘッドだと思いました。


変な細工をしている感じは全くしませんでした。


こういった所に『正統派』とか『王道』といった言葉を連想します。


今日初めて出会ったメーカーではありますが、また違ったモデルを試してみたいと思いましたし、『ディアブロ』以外の素晴らしい地クラブメーカーのクラブに出会いたいと思いました。


昨年から、これまで出会ったことのないメーカーのクラブにたくさん触れられるようになってきて、大手メーカー以外のクラブに大いに興味を持ちました。


どちらも性能は申し分なく素晴らしいですが、『地クラブ』は練習場やコースでも、他の人があまり持っていないところにも魅力を感じます。


ついつい同伴競技者や周りの仲間たちと話が弾んでしまいます。


私はいいと思ったクラブはすぐにでも仲間達に知らせたくなるので、今では私の周りもかなり『地クラブユーザー』が増えてきました。


そのツートップは『jBEAM』と『EPON』です。


この2つが『地クラブ』といえるかどうかは解りませんが、少なくとも昨年までは私は手にしたことのないメーカーでした。


それまでは、今ほど『地クラブ』には関心はなかったのですが、一度出会ってしまってから『虜(とりこ)』になってしまい、それ以来ずっと興味を持ち続けています。


やはり興味を持つと、それまで見えなかったものが見えてくるような気がします。


一年前では決して考えられなかったくらい、数多くの新しいメーカーのクラブに出会えるようになってきました。


おかげで、ゴルフがより楽しくなりました。


今日はそんな楽しい気分に浸りながら試打を終えることが出来ました。


これからも大手有名メーカーは勿論、全国的にあまり知られていないようなメーカーのクラブもどんどん出会っていきたいです。