リンクス
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2011年06月05日
リンクス ゴールデンリンクスドライバー2

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは リンクス ゴールデンリンクスドライバー2 です。

シャフトは リンクスパワーチューンエクストラライトカーボンシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、バランスはB8、クラブ総重量は269gです。

ゴールドがとても美しいリンクスのドライバーです。
久しぶりのリンクスのドライバーです。
ブラック=アスリートゴルファー
ゴールド=ベテランゴルファー
を対象にしているといったイメージがありますが、どちらにも共通していることは、とても美しくて、ゴルフクラブに適した色だということです。
ゴールドの色をしたクラブは、『高価』というイメージがあるのですが、フィーリングが良いドライバーがこれまでもたくさんありました。

こうして見ていても、すごく品のあるドライバーです。
『GL(Golden Lynx)』の文字が映えています。
クラブの性能とは別に、『美しさ』というところも、とても大切な部分だと思うので、そういった意味でも、このドライバーはとてもハイセンスなドライバーだと思いました。

ソールだけでなく、クラウン部分も赤い色が美しく、高級感が漂います。
今年は白いヘッドのドライバーの人気が爆発していますが、こういった赤い色もとても美しく感じます。
『やる気にさせる色』といったらいいでしょうか?

『顔』も、少し特徴的な感じもしますが、強い苦手意識を感じるほどではありません。
私はヘッドの色は、シンプルな『黒』か『ブルー系』『パーシモンカラー』を好むのですが、こういった『赤』も好きですし、『白』にも好感を抱いています。

しかし、素振りをしてみると、その『軽さ』に驚いてしまいました。
こんなに軽いドライバーを振ったことは、最近ではちょっと記憶にないほどです。
ヘッドの効きも弱く、これはかなり苦戦しそうだぞ・・・。と思っていました。

ボールを前にして構えてみると、このドライバーの『短さ』をまず感じました。
『43インチ』といえば、パーシモンやメタル初期の長さです。
こんなに短いドライバーは本当に久しぶりです。
今は少しでも飛距離を伸ばしていくために、長尺化が進んでいますが、このような『短尺ドライバー』はとても珍しいと思いました。
この独特な顔にも目が行ったのですが、それよりもまず短さを感じました。
こういった『球があがりそうな顔』をしたドライバーは、これまで全てが『長尺』だったのですが、こういった『短尺』で上がりそうな顔をしたドライバーはどのように打っていいのか、解らなかったので、まずは手探りでいかないといけないと思いました。
短いクラブなので、すごく振り切りやすそうな感じがするのですが、それにはこのドライバーの『軽さ』やシャフトの『軟らかさ』がネックになっているように感じました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなか良い感じだと思いました。
想像していたよりも硬い感じはなく、特に不満はありませんでした。

『音』も、甲高くなく、落ち着いてショットできる安心感のある音だと思いました。
これまでの経験から、こうしたゴールドが目立つドライバーの音は、どうしても甲高い音を想像してしまうのですが、最近はすごく少なくなっているので、私としては嬉しい感じがします。
しかし、スインガータイプの方の中には、もっと音の大きいドライバーを好まれる方もいらっしゃると思います。

『操作性』は、なかなかいい感じだと思いました。
かなりソフトスペックなドライバーなので、打つ前はもう少し苦戦するかと思っていたのですが、実際に打ってみるとそんなに難しい感じはしませんでした。
やはりこのドライバーの『短尺』なところが、この好印象につながっているのだと思います。
昔はこんな感じの長さだったんだよな・・・。と考えながら、懐かしさを感じていました。

『球のあがりやすさ』という点でも、すごくよくあがります。
正直、私にはあがり過ぎる感じがしたのですが、これはスペック的にも私にとって必ずしもベストマッチしているからではないからだと思いました。

『安定性』という点では、なかなかの好印象だと思いました。
勿論、叩いていくことはできなかったのですが、あまりこちらの主張を通さずに、クラブに任せている感じがちょうどいいように思いました。
『長尺化』で球が暴れながら、『最大飛距離』『一発の飛び』をとるか、それともこういった『短尺化』でボールをまとめて『平均飛距離』を伸ばしながら、『スコアメイク』を優先させるか・・・。
といったふたつにひとつの選択することになるのかもしれません。

『飛距離性能』という点では、正直今の私ではこのドライバーの性能を十分に引き出してあげることができませんでした。
弾道も上手く伸ばしきれずに、思っていたよりも早く失速してしまっている感じがしました。
『短尺』なので、方向性は出しやすいですが、『飛距離』という点では、やはり少しデメリットにつながる部分もあるのかもしれません。
打っていても、正直あまり大きな満足感は得られませんでした。
私はドライバーには『飛距離性能』を求めていますが、それよりも『ラインの出しやすさ』や『方向性』などを重視しています。
なので本来ならば、このドライバーにはすごくいい印象を持つべきなのだと思うのですが、今日はなかなかテンションが上がっていきませんでした。

このドライバーの大きな特徴は主に2つあり、ひとつはその『短さ』で、もうひとつはその驚くような『軽さ』です。
『43インチ』という長さのドライバーは、ここ数年私が試打してきたドライバーの中で、他のメーカーは作っていないと思いますし、そういった点が、すごく個性的だと思いました。
それにこの『軽さ』は、振っていて驚くほどの軽さです。
スインガータイプの方で、軽いドライバーを好まれる方でも、このドライバーは軽いと感じられる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『300g未満』のドライバーには、これまでたくさん出会ってきているのですが、このドライバーの軽さは特別でした。

今の私ではなかなかこのドライバーのいいショットを打つことが出来なかったので、もっと練習を積んで上手く打てるようになりたいと思いました。
また機会があれば、チャレンジしたいです。
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2011年02月27日
リンクス AIT ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは リンクス AIT ドライバー です。

シャフトは AIT カーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.4、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は311gです。

リンクスのとても変わったドライバーです。
このようなドライバーは初めて目にしました。
どこが変わっているかといいますと、

このクラウン部分にある独特な『白い線』です。
この線はいったい何だろう?と思いました。

シャフトやソール部分には『After Image Track』と記されています。
聞くところによると、『残像』ということを意味しているのだそうです。
この白い線を見て、おおよその見当はつきましたが、この白い線があることによって、視覚効果による『真っ直ぐ引く』ということがしやすくなるのではないでしょうか?
『ヘッドを真っ直ぐ引く』という言葉は、ある意味正解だと思うのですが、ヘッドが上がっていくにつれ、自然と開いていき、下りてくるにしたがって、自然と閉じてくるようになってくると思いますし、あまり『真っ直ぐ』ということにとらわれ過ぎないほうがいいのではないかな?とも思ってしまいます。
ゴルフクラブやグローブなどの用具には、スイングを手助けするような目印などがあってはいけないことになっていて、何年か前も、時々『ルールに抵触する』という理由で、発売が中止になったものもありますが、最近はあまり聞かなくなりました。
それだけメーカー側も気を付けているのだと思いますが、このルールのこともあまり言われなくなりました。
ゴルフボールに矢印が入っているのも、今では決して珍しくはないですし、ルールにおける『セーフ』と『アウト』の境界線が少しグレーな感じがします。
しかし、このドライバーにおいても、こうして発売されているのですから、ルールはきちんとクリアされているのだと思います。
私はドライバーを構えたときに、『クラウンマーク』はあっても無くても一向に構わないのですが、このようにはっきりとしたラインが入っていると、かなり違和感を感じます。
これまで色々な練習方法を試してきましたが、ヘッドにこのような白いテープを貼って練習をしたことはありません。

素振りをした感じは、正直あまりしっくりきませんでした。
何となくいいインスピレーションが湧いてきませんでした。
どちらかというと『ソフトスペック』なドライバーだと思いますが、親しみやすい感じはあまりしませんでした。

ボールを前にして構えてみても、やはり独特な感じがします。
これまでたくさんのドライバーに出会ってきましたが、このような雰囲気は初めてです。
一瞬固まってしまいそうでした。
真っ直ぐヘッドを引きたい・・・。と考えておられる方には、かなり有利に働くのかもしれません。
この線による視覚効果はとても大きいものがあると思いました。
しかし、実際は真っ直ぐ引いているつもりでも、かなりアウトに上がっておられる方も多いですし、逆にインに上がっておられる方もいらっしゃいます。
そこにスイングの個性が生まれてくるのだと思いますし、スイングを矯正するには、このようなドライバーも素晴らしいですが、それよりもビデオカメラなどで自身のスイングを撮影して、それをチェックしていったほうが効果的ではないか?と思ってしまいます。
『客観的に見る』ということがすごく大切だと思っています。
『構えやすさ』という点では、あくまでも私の感想としては、この白い線が無いほうが構えやすい感じがしました。
先日、テーラーメイドの白いヘッドのドライバーに出会ったばかりですが、そういった意味で考えてみると、全て白いほうが私は構えやすく感じました。
ヘッドの形状も悪くないですし、何だか惜しい気がしました。
ボールの軌道もイメージすることが難しく感じられました。
いつもはいいイメージを頭に描いてからテークバックを開始するのですが、今日はなかなか上手くいかないので『出たとこ勝負』でいくよりほかはありませんでした。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その独特の打感です。
正直馴染めませんでした。
決して硬い感じでもないのですが、何と言いますか『しっくりこない』感じです。
程よい『抵抗感』も感じられませんでした。
打っていて爽快感を味わうこともできませんでした。

『音』という点でも、私はいいフィーリングをつかむことができませんでした。
『ポコン』といった感じの独特な音がとても特徴的だと思いました。
決して甲高い感じでもないですし、周りに迷惑をかけてしまいそうな音でもないのですが、打っていて楽しく感じることはありませんでした。
正直、何球でも球を打っていたい・・・。とは思いませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、まずまず、想像していた感じでした。
球がよく上がってくれますし、タフな印象は全く感じませんでした。
ロフト9.5度とは思えないほどの、弾道の高さです。
シャフトもすごくよくしなってくれますし、いわゆる『表示スペック』と『リアルスペック』との差が感じられるドライバーだと思いました。
今は、こういったタイプのドライバーが殆どではないか?と思います。

『安定性』という点では、少し乱れてしまう感じがして、思っていたよりも難しく感じました。
決してミスに対してシビアなドライバーだとは思わなかったのですが、フィーリングが合いづらかったり、スペック的にも、ややソフトな感じが難しく感じたのではないか?と思いました。
見た目は結構『直進性』が高そうですし、実際の性能もそんなハイレベルなドライバーだと思うのですが、私の未熟なスイングでは少し粗さが目立ってしまいました。

『飛距離性能』という点でも、私ではこのドライバーの持つ高い性能を上手く発揮させてあげることができませんでした。
弾道にも力強さが欠け、自分でも情けなく思ってしまいました。
本来ならば、もっといい結果が得られると思うのですが、なんといいますか今日は、自分自身にもあまりエネルギーが満ち溢れてくる感じはしませんでした。
『気持ちよく振れなかった』のが大きな要因のひとつだと思います。
打っていて楽しくなかったので、心にブレーキが掛かったような気がしました。
自然と自分自身に『リミッター』をかけていたような気がします。
普段ならば、少しくらいフィーリングが合わなくても、球数をこなしていきながら、少しでもレベルアップさせていこうと心掛けるのですが、今日はそういった気分にもなれませんでした。
何だかテンションも上がることがありませんでした。

『操作性』という点でも、私はあまりいい結果が得られませんでした。
こういった『真っ直ぐ』をテーマにしているドライバーですし、それほど『曲げる』ということを主体として開発はされていないと思うのですが、『曲げる楽しさ』をいつも味わっていたい私はつい曲げてみたくなります。
しかし、今日は球を左右に曲げて楽しんでみよう・・・。という気持ちが起こりませんでした。
勿論、球が曲がらないドライバーではありませんが、この『視覚効果』がかなり影響しているような気がしました。

このドライバーのデザインは奇抜ではありますが、とても画期的なことだと思います。
私にはやや苦手に感じられる部分もありましたが、『没個性』といわれる今の世の中で、このドライバーはとても個性的で、そういった意味でもとても素晴らしいことだと思います。
私には構えづらいドライバーでしたが、このドライバーで構えやすく感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
とてもいいアイデアだと思います。
普段の練習場でのフィーリングをそのままコースへ持っていきやすいドライバーといえるのかもしれません。

そういえば、私の友人のひとりに、練習場ではボールが真っ直ぐ飛びながら、コースでは信じられないくらいに曲げてしまう人がいます。
まるで別人のような球筋です。
私は彼に、練習場のようなフィーリングで打てるよう、色々なアイデアを出してみたのですが、一番効果があったのが、練習場と同じ『ゴムティ』で打つことでした。
今は、ティショット用のゴムティが量販店などで打っているので、とても手に入りやすいです。
そのティを使い始めてから、彼は球筋が安定してきましたし、飛距離も伸びてきました。
あくまでも彼の感じ方なのですが、
『ボールを打つ』というよりも、ボールが乗っている『ゴムティの先を思いっきり速く揺らす』いうイメージで打つと、いい結果が得られやすいのだそうです。
彼はそれ以来、木やプラスチックのティを使わなくなりました。
ちょっとしたことで、こんなに変わってしまうのだから、改めてゴルフというスポーツは奥が深くて面白いスポーツだな・・・。と思いました。
この独特なドライバーを見ていたら、ふとそんなことを思い出していました。
今回試打した、この『AITドライバー』は、私にとってかなり手ごわいドライバーでしたが、これからもリンクスのクラブには注目していきたいです。
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2011年01月28日
リンクス BOMBA ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは リンクス BOMBA ドライバー です。

シャフトは MOTORE BOMBAカーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.5、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は298gです。

久しぶりに出会った、Lynxのゴルフクラブです。
Lynxは、とても歴史のあるメーカーですし、私もまだキャリアが浅い頃、懐かしい思い出があります。
Lynxといえば、私はフレッド・カプルス選手やアーニー・エルス選手を思い出しますし、彼らに憧れ、アイアンやキャディバッグを買いたかったのですが、お金が全然足りずに、手袋と靴下だけ買って帰ったという思い出があります。
特にアーニー・エルス選手が宮崎のダンロップフェニックスで初優勝したのが確か1993年だったと思うのですが、その時のインパクトはとても強く、彼の流れるような美しいスイングと共に、Lynxがとても輝いていました。
TVで観戦しながら、いつかLynxのクラブを購入したい・・・。と思うようになりました。
ダンロップフェニックスはアーニー・エルス選手を筆頭にリー・ウェストウッド選手やパドレイグ・ハリントン選手などのように、この大会に優勝した後、メジャーを制したり、ワールドランキング1位になったりと、かなりゲンのいい大会だと思います。
私も直に観戦したことがありますが、あの臨場感はたまりません。

以前は今のようにメーカーがたくさん無くて、Lynxの商品もショップでよく目にしていました。
しかし、最近はあまり見かけることがなくなったので、すごく寂しい感じがします。
Lynxのウェッジやアイアンはとても有名で、昔からよく目にしていましたが、ドライバーはかなり久しぶりのような気がします。
当時はアイアンやウェッジに興味があったので、その頃のドライバーのことは殆ど記憶に残っていません。
なので今日、久しぶりにドライバーを目にすることができて、すごく新鮮な気持ちになりました。
ソール形状が少し変わった感じがしますが、おそらく何か意味があるのではないでしょうか?
この段差を見て、『棚田』を思い出しました。
昨年、一泊二日の小旅行に出かけた時に、美しい棚田をたくさん写真に収めたので、その記憶が蘇ってきたのかもしれません。
ヘッド全体もかなり丸っこい形状に見えましたが、特別変わっている感じはしませんでした。

こうして見ていても、とてもオーソドックスな感じの顔をしているので、とても好感が持てました。
奇をてらったところがないので、すごくいい感じです。
実質『初めて』といっていい、リンクスのドライバーですが、すごく親しみやすい感じがして、親近感が湧いてきました。

素振りをしてみた感じは、まずまずだな・・・。という感じでした。
振ってみる前は、もう少しタフな感じを予想していたのですが、意外とソフトな感じがしました。
メーカーの特徴がよく分からないので、手探りしながら感覚をつかんでいっているような感じです。
おそらくヒッタータイプの方に向けて作られているんだろうな・・・。
と思いながらも、それほどタフさは感じられませんでした。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい構えやすさだと思いました。
とてもノーマルな感じがして、違和感などは感じませんでした。
惚れ惚れしてしてまう・・・。とか、ずっと見つめていたくなる・・・。といった形状でもないような気もしたのですが、大きなマイナス材料はありませんでした。
少しフェースが被っているようにも見えたのですが、これくらいならば『許容範囲内』だと思いましたし、特に難しく感じることもありませんでした。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、まずまず叩いていけるモデルだと思いました。
最近は球が上がりすぎてしまうドライバーが多い中、このドライバーは結構抑えられているので、好感を持つことができました。
私は叩いていって、ボールと一緒に日頃のストレスも練習場で発散させて帰宅したい・・・。と考えているので、このドライバーは、そういった意味ではとてもいい効果を発揮してくれました。
スインガータイプの方には、結構タフに感じられるような気もします。
今はどちらかというと、といいますか、かなりスインガータイプのドライバーが多いような気がしますが、このドライバーは、はっきりとした『ヒッタータイプドライバー』だと思いました。
最近は球が上がりすぎるドライバーが多くて、なかなか自分に合うドライバーが少ない・・・。
と感じておられる方もいらっしゃると思いますが、このドライバーはそういった方々が試してみられる価値のあるドライバーといっていいのではないでしょうか?

『打感』は、なかなかいい感じでした。
硬い感じはしなかったのですが、特別極上な感じでもないような気もしました。
もう少し『クリア』な感じがあってもいいのかな?と思いました。
まずまずの及第点だと思いました。

『音』も特別大きすぎず、違和感を感じませんでした。
比較的耳に『優しい音』だったので、躊躇することなく叩いていくことができました。
強く印象に残るような『聞きごたえのある音』だとは、正直あまり思いませんでしたが、こちらの邪魔を全くしないところに魅力を感じました。

『安定性』という点では、最近のワイドスイートエリアのドライバーと比べると、比較的広すぎない感じがするのですが、それほどシビアな感じはしませんでした。
あまり細かいことを気にせずに、気持ちよく振っていけるドライバーだと思います。
ただ、ある程度の『ミート率』は要求してくるドライバーだと思いますし、ドライバーには『ミスに対する許容性の広さ』を求めれおられる方には、やや合いづらく感じられるかもしれません。
決して『上級者専用モデル』だとは思いませんでしたが、ある程度のスキルは必要となってくるのかもしれません。

『飛距離性能』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
決して飛距離性能が劣っているドライバーだとは思いませんでしたし、むしろ高性能なほうだと思いますが、これまでかなりハイレベルなドライバーにたくさん出会ってきているので、そういったことを考えると、それほど驚くような感じはしませんでした。
あくまでも感覚的なのですが、もっと気持ちよく叩いていくことが出来れば、まだまだ距離を伸ばしていけそうな気がしました。
『標準的な感覚』のドライバーで打つ時の『リミッターの目盛』を『100』とすると、爽快感が感じられるドライバーは『120』にも『150』にも、またそれ以上に伸ばされます。
それが結果的に飛距離の伸びにもつながっていくことを経験上感じているのですが、今日は『100』を大きく超えることはありませんでした。
このドライバーはとても高性能だとは思いましたが、まだまだ改良の余地は残されているような気がしました。

『操作性』という点では、特に扱いづらく感じる部分もなく、左右どちらにも対応してくれるドライバーだと思いました。
見た目の良さが、そのまま操作性につながっているように感じられました。
少しフェースが被っている感じもしましたし、球がつかまりやすいドライバーだと思いましたが、引っかかりすぎる感じがなかったので、特に難しく感じることはありませんでした。

今日は久しぶりにリンクスのクラブに出会うことが出来て、とても嬉しい日になりました。
約20年前にタイムスリップしたような感じがしましたし、懐かしく思いました。
あの頃、どんなことを考えながらゴルフをしていたんだろう・・・?などと考えていました。
おそらく今と大きく変わっていないような気がしますし、『エンジョイゴルフ』は昔からのポリシーだったような気がします。
ただ、昔は『スコアメイク』のことなど全く考えず、いくら『OB』を打とうと、ドライバーはいつも『フルショット』、グリーンを狙うときは、いつも『ピンデッド』というように、いつも理想的なことばかりを考えていたような気がします。
しかし、今はあの頃と比べると、少しは頭も使うようになりましたし、それがゴルフの楽しさを倍増させてくれたような気もします。
つくづくゴルフは『頭脳ゲーム』だと思いますし、『メンタルスポーツ』の最たるもののひとつだと思っています。

今日出会った『BOMBA』というドライバーは、フィーリング的なことも含めて、全体的にやや物足りない感じもしたのですが、とても懐かしい感じがして、いい気分に浸っていました。
まだ打ち足りない感じがしたので、また出会うことがあれば、是非試打してみたいです。
次回試打したら、おそらくもっと親近感が湧くかもしれません。