JUSTICK
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2020年09月13日
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JUSTICK PROCEED DOUBLE-R UT

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED DOUBLE-R UT です。

シャフトは FUJIKURA MCH 70 です。
ロフトは24度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は77.5g、トルクは3.3、キックポイントは先中調子です。

とてもカッコいいジャスティックのユーティリティです。
ジャスティックはドライバーの印象が強いのですが、このユーティリティもいい雰囲気を醸し出しています。
JUSTICKを試打した経験はまだ多くないですが、私のこれまでのイメージとしては『黒くてカッコいい』『骨太』『ディープ』『硬派』『飛距離が出る』です。
日本のメーカーの凄いところは、企業規模の大小に関わらず、高性能・高品質な製品を作り出せることではないでしょうか?
大手有名メーカーが素晴らしいのはもちろんですが、地クラブメーカーも素晴らしいものがたくさんあります。

形状的にはオーソドックスなタイプです。
それほどシャロー感は強くありません。

ソールには様々な工夫がされています。
これ以上はできないというくらい、たくさん散りばめられています。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれ大きなウェイトがひとつずつ配置されています。
最近はウェイトが小さくなるか、移動できるタイプが増えてきたように思うのですが、このクラブは違うようです。
専用の工具を使えば簡単に取り外しができそうです。
いろいろなウェイトが用意されているのでしょうか?

JUSTICKといえば、この『R』の文字です。
とてもカッコ良くて、ひと目でJUSTICKと分かります。
ソール中央付近に『Titan』という文字があったので、チタンでできているということが分かりました。
ドライバーはチタンが主流ですが、FWでも少しずつ見られるようになりました。
しかし、ユーティリティでは珍しいです。
ついにユーティリティまでチタンが採用される時代へと入ったのでしょうか?
チタンはウッド系のクラブのように『中が空洞』でないとコストが掛かって作れないような気もするのですが、いずれフルチタンのアイアンやウェッジが登場しても面白いのかな?と思いました。

ソールのフェース寄りには『排気口』のようなものが見られます。
POWER WAVEという名前がついているようで、『力の波』ということでいいのでしょうか?
飛距離の為の工夫なのだと思います。

最近のクラブにしては、かなりネックの長さはあります。
ずっとショートネックやスルーボアを見続けてきたせいか、ロングネックはすごく美しいな・・・。と見とれてしまいました。
昔から、このような『首の長い』クラブは、独特な色気がありますし、上から拾っていくイメージが出しやすいので、親近感が湧きます。

角度を変えて、ソール形状を見てみたのですが、滑らかな曲線を描いています。
ソールにかなりの工夫がされているので、もっとゴツゴツした感じで、所々出っ張ったところがあるかと思いましたが、違いました。
抜けが悪くならないよう、細部に渡って精密に作られているように見えます。
ソールに色々なものが付け加えられていると、ゴチャゴチャした感じがあり、『チープさ』が出てしまうこともありますが、このクラブは違いました。
美しくて高級感があります。
こういうのを『機能美』というんだろうな・・・。と思いながら見ていました。

フェース面のデザインはシンプルですが、フェース中央付近にミーリングのようなものが見られます。
これにはどういった意味があるのでしょうか?
フェース面全体の仕上げも美しく、チープさは全く見られません。
見ているだけで、強い弾道がイメージできます。

ノーマルシャローといっていいと思います。
シャロータイプではありますが、それが極端ではないですし、よく見かける形状です。
JUSTICKのドライバーはディープバックのイメージが強いですが、このユーティリティはシャローバックタイプです。
これも時代の流れでしょうか?

いい顔をしています。
いい顔でありながら懐かしさもあります。
以前はよく見られたのですが、最近では少なくなった『卵型』です。
このクラブはフルチタンなのでしょうか?
最近はドライバーだけでなく、色々なクラブで『カーボンコンポジット』が増えてきたので、クラウンをよく見てみたのですが、カーボンの模様は見えませんでした。
それほど低重心にはこだわっていないのかもしれません。
かなり重心が低いクラブだと、フェースの『下目』でヒットしたくなりますが、ある程度の重心の高さのあるクラブだと上から押さえ込んでいく感じで、フェースの中央から少し上でヒットしやすいイメージが出てきます。
私は昔ながらのアイアンが好きなせいか、このようにイメージできるクラブには好感が持てます。

素振りをしてみても、いい感じでした。
適度な重量があるということもあるのですが、シャフトもしっかりしていて、頼りなさがありません。
このクラブはユーティリティでありながら、『アイアンライク』で振っていけました。

ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
『顔』を見たときと同じように、やはり懐かしいな・・・。と思いました。
卵型で大きさもちょうど良く、ボールとの大きさの対比が素晴らしいです。
大顔過ぎると、イメージが出にくかったり、アバウトなラインしか出なかったりするのですが、このクラブは鮮明に浮かんできました。
オフセットタイプではなく、むしろ『少し出っ歯タイプ』で、ロフトが24度ということもあり、フェース面がよく見えました。
私はもっと見えにくくて『絶壁感』があり、ライナー系がイメージできるといいのですが、24度というロフトを考えると、これくらいが自然な気もします。
心穏やかに、落ち着いた気持ちのまま、テークバックを開始しました。
試打を開始しました

『打感』はソフトで好感が持てました。
JUSTICKなので、打感がいいのは当たり前といえるのですが、ヘッド全体の印象から、もう少し硬めの打感をイメージしていました。
しかし実際は違っていて、心地よい感触がしばらく手に残りました。
普段、メタル系のユーティリティを打ち慣れているせいなのかもしれませんが、改めてこのクラブがチタンだということを確認しました。

『音』も好感がもてました。
はっきりとした金属音なのですが、おとなしめな音で、インパクトの邪魔をしません。
気持ちよく振り切ることができました。

『球のあがりやすさ』という点では、普通といった感じです。
タフなクラブではないですが、今のユーティリティの中では標準的な部類だと思います。
しかし、ある程度HSのあるヒッター向けなのは間違いありません。

『安定性』という点では、この大きさのユーティリティの中では、高いほうだと思います。
ラインも出しやすいですし、途中からブレて外れることもありません。
トゥ側とヒール側にあるウェイトがよく効いているのかもしれません。
気難しさのようなものは全く感じませんでした。

『飛距離性能』は高いです。
弾きが良くて、初速も出ています。
力強くて、パワフルな弾道が魅力的です。
ロフトが24度ということで、ユーティリティとしてはたっぷりあるほうだと思いますが、弾道は高すぎず効率よく飛んでいて前に進む力が強く感じられました。
フェース面、そしてヘッド全体が仕事をしてくれる感じです。

『操作性』も、いい感じでした。
顔がいいので、いいイメージが出ていたのですが、そのイメージ通り、左右へもしっかりと反応してくれました。
直進性と操作性の『ちょうど間くらい』といったらいいでしょうか?
大らかさがあって、球筋も安定しやすいですが、曲げようとしたときに、上手く反応してくれるクラブです。
装着されているシャフトとの相性も良いです。
試打後の感想

JUSTICKらしい硬派なカッコ良さがありながら、そのハードルは決して高すぎず、親しみやすさが感じられるユーティリティです。

ヘッドには色々な工夫がされていますが、それが嫌みにならないといいますか、邪魔になっていないのがいいです。
ヘッドに色々なものがつきすぎると、肝心の飛距離が失われることもありますし、打感や音などフィーリングが悪くなることもあります。

しかし、このクラブにはそのようなマイナス的なものを感じませんでした。
見た目もカッコいいですが、カッコ良さと性能がバッチリとかみ合っているようです。

美しいということと、打感の良さが強く印象に残りましたが、全体的なバランスが優れていて、これといった欠点が見当たりません。
ユーティリティを好んで使っておられる方はもちろん、アイアン系のほうがウッド系よりも好きだという方にも、扱いやすいクラブといえるのではないでしょうか?
『アイアンの延長』として使っていけるユーティリティです。

ヒッター向けなのは間違いないですし、ビギナー向けのクラブとはいえないかもしれませんが、難しすぎず易しすぎないので、『男前』のユーティリティを使って、どんどんレベルアップしていきたい方には魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?
これからもJUSTICKには注目していきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2017年05月16日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R VIII -PREMIUM

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R VIII -PREMIUM です。

シャフトは CRAZY regenesis CB-80LS です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は72g、トルクは3.4、キックポイントは中調子です。

久し振りに出会った、プロシードのドライバーです。
プロシードはとても好きなのですが、最近はずっと出会うことがなかったので、今日出会うことができて、とても嬉しくなってきました。
いいクラブに出会ったときのワクワク感はたまりません。
試打をしていて、楽しい時間です。

全体的な印象は、これまでのモデルと変わらないように見えます。
デザインは多少変わった感じもしますが、大きな違いは無いように見えます。
これまでのJUSTICKと同じく、とてもいい雰囲気があります。
高級感がありますし、何よりカッコいいです。
チープな感じは全くありませんでした。
このドライバーで今から球を打つことができるのかと思うと、すごく贅沢に思えてきましたし、恵まれているなぁ・・・。と思いました。

ネックの長さは、やや短めでした。
この角度から見ても、カッコいいな・・・。と思いました。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には小さいウェイトがありました。
これは、これまでのモデルと共通する部分です。
今はとても目立つ大きなウェイトを組み込んでいるドライバーもたくさんありますが、このドライバーは控えめな感じで好感がもてます。

ソールには溝のようなものがありました。
これも、これまでのモデルと共通しています。
設計コンセプトは変わらず、ブレない感じがします。
メーカーによっては、大きく形を変えてきたり、全く別物といえるモデルチェンジも珍しくないですが、プロシードは外見上は大きな変化が見られません。
『目先』を変えていないようです。
これが、メーカーのこだわりなのかもしれません。
しかし、見えないところにはたくさんの技術が注ぎ込まれているのだと思います。

セミシャローといっていいでしょうか?
これまでのジャスティックはディープのイメージが強かったので、少し意外でした。
しかしシャロー過ぎず、極端でないのがいいと思いました。

いい顔をしています。
ジャスティックらしい、男前です。
ブランドイメージに合っています。
シャロータイプですが、顔が崩れていないのがとてもいいです。
この顔だけ見ていると、ディープタイプと遜色ありません。
男前ですが、『新しい顔』というよりは、これまでもたくさん出会ってきた『馴染みのある顔』なので、親近感をもつことができました。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
装着されているシャフトが、ちょっとクセがある感じで、少しタイミングを合わせづらいかな?と感じるところはありました。
しかし、ジャスティックのヘッドとクレイジーのシャフトの組み合わせがとても贅沢なので、このまま試打することにしました。
このヘッドとシャフトの組み合わせだと、いったいいくらするんだろう・・・?と考えていました。

ボールを前にして構えてみても、とてもいいです。
構えやすいです。
ややシャローな感じのドライバーですが、それを感じさせない強い弾道のイメージが湧いてきました。
これまでのプロシードのドライバー同様、ディープなイメージでした。
男前ですが尖った感じはなく、いい感じで丸みが効いていて、易しさを醸し出していました。
特に『フェースアングル』や、『バルジ』に易しさを感じました。
最近はフェースが被った感じのドライバーが多いので、このドライバーはどうかな?と注視していたのですが、全く問題ありませんでした。
引っ掛かるどころか、少し逃がすイメージが湧いてきました。
フェースが左を向いている感じはなく、フッカーの私にはとても安心できる顔をしていました。
方向性に不安はなく、左を広く使えそうなので気持ち良く振っていけるな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は好感がもてました。
硬くなく、適度な柔らかさもあるのですが、しっかりと球の重さを感じることができました。
許容範囲内の、『インパクトの衝撃』がありました。
フェースにグッと乗るというよりは、弾きの強いフィーリングでした。
この弾きの良さは、これまでもたくさん経験しています。
頼もしさがあります。

『音』は少し高めなのですが、大きくなく、むしろ『おとなしめ』で好感がもてました。
インパクトが緩むこともなく、気持ち良く振り抜いていくことができました。

『安定性』という点では、最初の数球は少し球が暴れてしまいました。
これはヘッドというよりも、シャフトに特徴があったからのように思いました。
タイミングが取りきれないまま打ってしまいました。
ちょっと合っていないかな?と思いましたが、それは私がこのクラブに対応しきれていないのだと思いました。
ヘッド自体は難しすぎない感じがしましたが、易しさ最優先ではないと思いました。
どちらかというと正直なタイプだと思います。
ショットの精度が問われるドライバーだと思います。

一旦打席を外して素振りを繰り返し、数球打ってみてだんだんと慣れていくことができました。
一度慣れてしまえば、あとはナイスショットが高い確率で出やすくなるのが、クレイジーの特長だと思います。
私はこれまでクレイジーのシャフトに接してきて、そのように感じています。
このドライバーとの相性もいい感じで、いい球を何発も打たせてくれました。

『球のあがりやすさ』という点では、どちらかというとタフなタイプだと思いました。
明らかにヒッター向けのドライバーといっていいと思います。
シャロータイプではありますが、しっかりした印象をもちました。
ただロフトが10.5度ということもあると思うのですが、予想していたよりは弾道も高く、キャリーをしっかりと稼ぐことができました。
ライナー系というよりは中弾道系という印象をもちました。
こういったしっかりしたスペックに仕上がっているのは、これまでのジャスティックのドライバーとイメージが重なりました。

『飛距離性能』は高いです。
フェースの弾きが良く、ボールの勢いが強いです。
自分としてはそれほど強くヒットしているつもりではないのですが、ボールが力強く初速も速いです。
ボールの勢いがなかなか弱まらず、そのままネットに突き刺さりました。
いい意味で自分のイメージと実際のイメージのギャップを感じました。
自分ではもっと優しく(弱く)打っているつもりなのですが、飛んでいくボールの弾道は『柔』ではなく『剛』でした。
『剛球打ち』のドライバーといっていいでしょうか?

『操作性』は良いです。
どちらかに偏った感じはなく、左右同じように反応してくれました。
特に左につかまり過ぎないので、フッカーの私は易しく感じましたし、楽に振り抜いていくことができました。
右に曲げるのも難しくなく、イメージしたラインに重ねることができました。
結構カットに打っていったので、距離が落ちるのを予想していたのですが、普通に真っ直ぐ打つのと飛距離がそれほど変わらないのが凄いな・・・。と思いました。
スライスに悩んでおられる方には、球がつかまりきらずに難しく感じられるかもしれませんが、持ち球がフェード系の方には、とても頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?

打感がいいからか、ガンガン打つというよりはサクサク打てちゃう・・・。という感じがしました。
打っていて楽しくなりました。
軽く打っているつもりなのですが、球質が強くて重い感じがするので、頼もしく感じました。
力まずに軽く振っていけるので、自然と安定性も増してきているのではないかな?と思いました。

久し振りのジャスティックに加え、クレイジーシャフトに出会えて、とても嬉しく思いました。
何年か前に、信じられないようなことがありましたが、またこのメーカーが復活してくれたら嬉しいです。
私は今も愛用していますが、いつも助けられています。
ドライバー(ヘッドとシャフト)をずっと愛用しているのですが、あまりにも気に入っているので、同じスペックをもうひとつ購入しています。
最初に買ったモデルと全く同じスペックに仕上げてもらっています。
それくらい気に入っています。
上手く言葉では表現できないのですが、『使い続けていることが何よりの証』だと思います。

JUSTICKのクラブがもつ、いい雰囲気に魅了されてしまいました。
なかなか出会うことは無いのですが、これまで出会ったクラブもいい印象があります。
高価なクラブなので、なかなか購入できずにいるのですが、このメーカーのドライバーからアイアンまで揃えることができたら、とても嬉しいだろうな・・・。と思いました。
決して『易しさ最優先』というドライバーではないですが、これまでジャスティックのドライバーを使ってこられた方は、易しく感じられることも多いのではないでしょうか?
タフ過ぎずあがりやすさもあります。
方向性が出しやすく、途中からブレずに『剛直』な球が打てます。
一見マニュアルタイプっぽいですが、結構オートマチック的な要素もあるように感じました。

このドライバーには調整機能が付いていないですが、その分ヘッドの性能を高めることに成功しているのではないでしょうか?
すごくクリアといいますか、透き通った感じの素直な性格をしたドライバーだな・・・。と思いました。
『敷居の低さ』で勝負しているドライバーではないと思いますが、ポテンシャルの高い、高性能なドライバーなので、多くの方に試していただきたいと思いました。
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2014年07月17日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R V - PREMIUM

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R V - PREMIUM です。

シャフトは ATTAS 5GoGo です。
ロフトは9.5度、シャフトフレックスは6S、シャフト重量は68g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317g です。

全身の黒に、黄色がアクセントになっている、カッコいいドライバーです。
JUSTICKのクラブは、まだそれほど多く出会ってはいないのですが、すごく魅力を感じています。
シャロー系ヘッド全盛の今の中で、『硬派なディープ』という印象があります。

こうして見ても、これまでのモデルと共通する『厚み感』があります。
ディープ系のヘッドを好まれる方にとってはたまらないと思いますが、シャロー系のヘッドを好まれる方には、やや親しみづらいところがあるかもしれません。
全体的な形状の美しさと、黒を基調としたデザインがとてもカッコいいです。
何といいますか、とても清々しい気分で、このヘッドを見つめていました。
『やる気パワー』が、どんどん上昇していきました。

ネックの長さも、しっかりとキープされていますし、あまり低重心には見えません。
この程良い『首の長さ』が、美しさを醸し出しているように感じます。

セミディープバックといっていいでしょうか?
今はシャロー系が多いので、このドライバーは厚いほうだと思います。
プロシードは『ディープ』というイメージが強いですが、このドライバーも、その流れを汲んでいるようです。
ただ、これまでの物よりも、若干シャローになったようにも見えます。

フェース面のデザインは、シンプルでオーソドックスです。
今はドライバーのフェース面も、色々なデザインがありますが、このようなオーソドックスなタイプには惹かれるものがあります。
フェース面のほぼ全体にスコアラインがあっても、どこでヒットしたらいいのかが、何となく解るような気がします。
フェース面の仕上げも綺麗です。
丁寧に研磨されているんだろうな・・・。と思いました。
このフェース面を見ているだけでも、目尻が下がってしまいます。

ソールには『Premium』の文字が刻まれていました。
元々、プロシードのクラブには特別な存在感を感じているのですが、そこにプレミアムの文字が加わると、さらに特別感が出てしまいそうです。
これまでのモデルには無い、何か特別な工夫が施されているのでしょうか?
それとも限定モデルなのでしょうか?

『DEEP GRAVITY STRUCTURE』と記されていました。
これは、これまでのモデルと共通するところだと思います。
この部分に、メーカーのポリシーが感じられます。

ソールには、とても浅い溝がありました。
これも特別な効果が期待できるのでしょうか?
最近は、このようにソールに溝のあるドライバーやFWを多く見かけるようになりました。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトが配置されていました。
こういったところも、歴代モデルと共通するところです。

ソールのフェース寄りには、『455 T・C・R・V』と記されていました。
455は、おそらくヘッド体積だと思うのですが、後の『T・C・R・V』の意味が解りませんでした。
何か特別な意味があるのかもしれません。

とてもいい顔をしています。
ジャスティックなので、この顔の良さは予め予想していましたが、やはり見とれてしまいます。
いい目の保養ができました。
こういったところにも、メーカーやそのブランドのイメージが定着しやすいと思います。
やはり、『顔の印象』はとても大切です。

素振りをしてみた感じも、なかなかいいです。
アッタスの大人気のオレンジシャフトですが、クセが無くて振りやすいです。
タイミングも取りやすいです。
アッタスのシャフトは、モデル毎にカラフルな色が印象的ですが、できれば『モノクロ感』といいますか、落ち着いた感じの『ブラック』や『シルバー』などがあってもいいんじゃないかな?と思いました。
シャフトはヘッドに比べ、カラフルでも特に違和感はありませんが、できれば落ち着いた色のほうが、より、いいな・・・。と私は思ってしまいます。
メーカーは大変だとは思いますが、できれば『同じスペックの色違い』もラインアップさせて欲しいと思っています。

ボールを前にして構えてみても、いい感じでした。
クセのないオーソドックスな顔が、リラックスさせてくれます。
極端な逃がし顔だとは思いませんでしたが、適度に逃がしてもいけそうだな・・・。と思いました。
左への恐怖感は芽生えませんでした。
このドライバーはロフトが『9.5度』ということですが、実際はもうちょっと寝ているかな?と思いました。
ちょっとフェース面が上を向いているようにも感じたのですが、それほど大きなギャップは感じませんでした。
このように感じるドライバーのほうが圧倒的に多いと思います。
『リアル』というのには、なかなか出会えません。
ただ、適度に締まっていますし、高~い弾道というよりは、やや抑え気味の強い球が打てそうなイメージが出てきました。
ドライバーでフェースが上を向きすぎていると、私は無意識に小手先で細工をしたくなる悪い癖が出てしまうことがあるのですが、今日はそういった心配は無用のような気がしました。
まずは、このまま素直に振り抜いてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は硬すぎず、適度なしっかり感があって、好感がもてました。
インパクトからフォローにかけて押していける感じでした。
フェースの弾きもいい感じでしたが、バーンと打って終わりというのではなく、ほんの少し、乗せていける感じがしました。
今は、このように弾きのいいドライバーが増えてきました。

『音』は、少し大きめではあるのですが、嫌な感じはしませんでした。
全く問題ない音だと思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、最初からややライナー系の球を打つことができました。
『高弾道』というよりは『強弾道系』の球が打ちやすいドライバーだと思います。
今のドライバーの中では、明らかにタフな部類に属すると思います。
なので、人によって好みが分かれるところかもしれません。
ただ、これまで試打してきたジャスティックのドライバーの中では、比較的上がりやすい部類に属しているのではないかな?と思いもありました。
イージー系ではなく、明らかに『叩ける』ドライバーだと思います。

『安定性』という点では、今のドライバーの中でも『正直』な感じがしました。
ミスヒットにすごくシビアでスイートエリアも極小という感じはしなかったのですが、ある程度のインパクトの精度を、クラブが求めているような気がしました。
どちらかというと『ごまかしが利きづらい』感じもしました。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。
ややライナー系の強い弾道が、真っ直ぐ頼もしく飛んでいきました。
高く上がりすぎないので、確実に距離を稼いでくれました。
私は高すぎる弾道があまり好きではないので、このドライバーが放つ弾道には好感がもてました。
低すぎてドロップする・・・。ということもなく、適度に浮いてくれますし、初速が速いと感じました。
何といいますか『パワフルな弾道』です。
『誰にでも』というタイプのドライバーではないような気もしますが、確実に前に運んでくれ、『飛んだり飛ばなかったり』ということにはなりにくいような気がしました。
この力強い弾道ならば、風の強い日でも活躍してくれそうだな・・・。と思いました。

『操作性』は、とてもいい感じでした。
左右に曲げるのが容易でした。
今はなかなか曲げにくいタイプのドライバーが多くなってきているので、この扱いやすさはある意味希少価値があるような気がしました。
ただ、今は操作性よりも明らかに『直進性』が求められている時代だと思います。
そういったドライバーのほうが、今は多いです。
私がゴルフを始めた頃は『曲がって当たり前』という考え方が一般的だったと思うのですが、今は『大きく曲げない』ということが当たり前になっているのかもしれません。
なので、このドライバーが幅広い層から高い支持を得るということは、考えにくいのかもしれません。
しかし、このドライバーの対象エリアにおられる方にとって、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

やはり、いいドライバーだな・・・。と思いました。
このドライバーをパッと見て、すごく惹かれるものがあったのですが、実際に球を打ってみても、その通りの印象でした。
外見のカッコ良さと弾道の力強さが上手くマッチしていました。

フェース面がすごく仕事をしてくれているドライバーだと思いました。
弾き性能もいいですし、弾道の力強さがとても印象に残りました。
いい感じの球を連続して打たせてくれました。
装着されているオレンジ色のシャフトとの相性も、すごくいいと思いました。

オートマチックタイプというよりはマニュアルタイプに近い感じがしました。
私はこのように自分の持ち球を表現しやすいドライバーは大好きです。
オートマチックに、曲がりにくい球を打たせてくれるドライバーにも頼もしさを感じることもありますが、できれば自分の持ち球を易しく打たせてくれると、気分的に楽になるな・・・。と思いました。
ヘッドは立体感がありましたが、結構大きく見えました。
しかし、右にスッポ抜けることもなく、しっかりとホールドしてくれました。
融通が利くように感じられました。
今日は初対面でしたが、使い込んでいけばきっと『阿吽の呼吸』でショットできるんじゃないかな?と思いました。
『意思の疎通』が取りやすいように感じました。
使っていくうちに色褪せるのではなく、使い込んでいくことにより、輝きを増すタイプのドライバーだと思いました。

色々なクラブを試打していて、『一回限りの試打』で終わってしまうクラブはたくさんあります。
逆に一回試打して、すごく気に入り、その後も何度も試打をしたり、コースでも試してみたり、購買意欲を刺激してくるクラブもたくさんあります。
このドライバーは後者のほうです。
打感や音が、私にとっての『ストライクゾーンのど真ん中』という感じではなく、どちらかといえば『アウトロー』のやや難しい感じかな?と思ったのですが、大きなマイナスではありませんでした。
ストライクゾーンに入っているのは間違いありません。

プロシードのクラブは、それほど多く試打できていないのですが、すごく魅力を感じています。
ドライバー同様、フェアウェイウッドも気に入ったモデルがあります。
値段を聞いて、やはりかなり高価だな・・・。と思ったのですが、できれば一本だけでも所有しておきたい・・・。と思わせてくれるメーカーです。
このドライバーから放たれる『弾道の力強さ』と、『扱いやすさ』が強く印象に残りました。
コースで使ってみたら、きっと楽しいだろうな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
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2013年06月01日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460R IV -TOUR DEEP です。

シャフトは CRAZY CB-50 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは7.7、シャフト重量は68g、トルクは3.2、キックポイントは中調子 です。

とてもカッコいい、プロシードのニュードライバーです。
『R』の文字が特徴的ですが、これまでは赤だったのに対し、黒くなっていて、シブさが増しています。
この何とも言えないモノクロ感がとてもいいです。
これまでの経験から、モノクロなドライバーは『叩ける』とか『飛距離が凄い』というイメージがあります。
今はグリップやシャフトだけでなく、ヘッド自体も少しずつカラフルになっているようですが、やはりこのモノクロな感じがたまりません。
私はヘッド以外では、シャフトやグリップなどもカラフルでいいと思っていますが、私が購入するときは、なるべくモノクロな感じを選んでいます。
できるだけベーシックな黒を選ぶようにしています。
そのほうがボールと、その先の軌道をイメージしやすいからかもしれません。

この角度から見ても、これまでのプロシードのドライバーと大きく変わっているようには見えません。
きっと目に見えないところに大きな工夫が組み込まれているのだろうと思いますし、こういったいいところをそのまま継承していくことはとてもいいことだと思います。
『改良』のつもりが『改悪』になってしまったクラブを、これまでたくさん見てきました。
このドライバーはとても魅力的に見えました。
じゅうぶん目で楽しむことができました。

『DEEP』という文字を見て、胸が高鳴るのは私だけでしょうか?
シャローで高機能なドライバーもいいですが、やはりディープ系のクラブには、何とも言えない魅力があります。

今はシャロー感の強いドライバーが多いですが、このドライバーはとても立体的です。
何と言いますか、きちんとした『金属の塊』がボールを力強く弾き飛ばしていける様子が想像できます。
今はシャローヘッドの高性能ぶりも凄いですが、やはりこういった形状のドライバーには魅力を感じます。
『弾丸ライナー』をイメージしやすいのは、こういった厚みのあるヘッドです。

このヘッド後方の出っ張りのようなものは、これまでのプロシードのドライバーに共通しているところだと思います。
やはり、こうすることによって、最適な重心配置がなされているのでしょうか?
こういった個性的な部分は、これからも無くなってほしくないと思っています。
ブランド名などは隠しても、その形状を見ればすぐにどのメーカーのクラブなのかが解るクラブに魅力を感じます。
今は昔に比べ、たくさんのクラブに接することができますが、個性的なクラブが少なくなったように思います。

この、やや厚みのあるセミディープバック形状も、すごくいい感じです。
今はシャローバックが圧倒的に多いので、このクラブは少しディープに見えますが、本来ならば『セミシャロー』といってもいいような気もします。
フェース高と、ほぼ同じ高さが本来の『ディープ』だと思います。
今は『ディープフェース』+『シャローバック』のドライバーが主流といえるような気がします。
こういったところは流行のようなところもあると思うので、いずれディープバックのドライバーも増えてくるのではないでしょうか?
難しい・・・。と敬遠されているマッスルバックアイアンをたくさん見かけるようになったのを見ると、そのように思えてなりません。

ソールをよく見ると、全面に小さな溝のようなものがあります。
単なるデザインなのか、それとも性能的に大きな意味があるのかは私にはよく解りませんが、これまでのプロシードのドライバーには見られなかった工夫だと思います。
すごく『控えめな溝』なので、キャロウェイの『X HOT』を思い出しました。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトが配置されています。
こういった工夫は、これまでのモデルと共通する部分だと思います。
やはり、今回は『フルモデルチェンジ』というよりは、『マイナーチェンジ』といったところなのかな?と思いました。

『顔』は、かなりの男前です。
プロシードらしい整ったいい顔をしています。
全体的な印象からか、男性的に見えるので、とてもダンディーだと思いました。
シャロー形状でホワイトヘッドの『白い艶消し感』は女性のファンデーションに感じられるときもたまにあるので、どちらかといえば女性的といいますか『美』という概念で捉えたくなるときもあるのですが、このドライバーのように全体的に黒くて、ディープな形状だと『たくましさ』とか『ダンディー』といった男性的な言葉で表現したくなります。
こういったヘッドには、ある程度しっかりとしたシャフトでないと、上手く受け止められないだろうな・・・。と思いました。
白いヘッドもいいですが、やはり私はこれまでのオーソドックスなブラックに魅力を感じます。

素振りをしてみても、すごくいい感じです。
全体的にそれほど重いとは思いませんでしたが、しっかりとしているので、タイミングも取りやすいです。
シャフトに気を遣いすぎることもなく、気持ちよく振っていけます。
黒いヘッドと、黒いシャフトのコンビネーションは、改めていいな・・・。と思いました。
視界の中にボール以上に目立つ物が無いので、ボールの軌道がとても色濃くイメージできました。
集中力の上がり方も、こういったモノクロなタイプはとても高いです。

ボールを前にして構えてみても、とてもいい印象をもちました。
これまでのプロシードのドライバー同様、思わず目尻が下がってしまうような美しさ・構えやすさです。
心が和みましたし、気持ちが晴れ晴れとしてきました。
これからこの美しいクラブでボールを打つのかと思うだけで、気持ちが昂ってきます。
試打をしていて、とても楽しい時間です。
いいイメージがすごく強くでました。
何の雑念もなく、クリアな心でテークバックを開始することができました。
試打を開始しました。

1球目から、このナチュラルなライナー系の球に、思わず顔がほころんでしまいました。
私が好む、高さを抑えた勢いのある球を打つことができました。
初っ端から、かなりこのドライバーの力を借りることができたような気がします。
構えたときに、高くあがり過ぎたら嫌だな・・・。などといった余計なことを考えなかったのも良かったのかもしれません。
すごく自然に構えて、頭に浮かんだいいイメージのまま振り抜いていったのが、すごくいい弾道を生み出してくれたような気がします。
ディープらしい球の上がり方だと思いました。
高い弾道を『高弾道』
やや低めで高さを押さえた弾道を『強弾道』
というのであれば、このドライバーは間違いなく『強弾道ドライバー』だと思います。
シャロー系が圧倒的に多いなかで、このドライバーの『厚み感』にすっかり魅了されてしまいました。
ただ、今のドライバーの中では明らかにタフな部類に属すると思いますし、ヒッタータイプの方に使っていただきたいドライバーです。
シャローなヘッドを使い慣れておられる方には、球があがりづらい・・・。と感じられる方が多いかもしれません。
そういった意味でも『幅広い層に対応している』とはいえないような気もしますが、私はこのドライバーの弾道には魅力を感じました。

『打感』は柔らかくて、とてもいい感じです。
このヘッド全体から醸し出される高級感に見合うソフトな打感です。
ディープフェースらしい、弾きの良さも感じます。
最近のシャローフェースのドライバーの中には、こもった感じの物もありますが、このドライバーはすごくクリアな感じがします。
『余計な雑味』は感じられません。

『音』はちょっと高めではありますが、特に大きな問題はありませんでした。

『安定性』という点では、今のドライバーの中では、それほど易しさが全面に押し出されているタイプではないと思います。
決してシビアな感じはしませんが、ある程度打点を揃えていく必要があるような気もします。
シャロー系の直進性とは明らかに異なる、ディープ系の『要求の高さ』のようなものを感じます。
ただ、同じようなタイプのドライバーは、これまでもたくさんありましたし、特に難し過ぎる感じはしません。
ビギナーの方には、合いづらい部分があるかもしれませんが、ドライバーのスイングをもっと良くしていきたい・・・。という上達意欲の強い方は試してみられる価値があるのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、私は魅力的に思えました。
先ほども書きましたが、やや低めのライナー系の球が1球目から打てて、しかもスピンが多すぎないところに好感がもてました。
上へ吹き上がる余分な力を、確実に前に推し進めてくれるドライバーです。
これならば、きっとランも多いだろうな・・・。と思いました。
このスピンの少なさを見ると、やはりソールの溝のような物が威力を発揮しているのかな?と思いました。
今の主流ともいえる『低スピン系』ドライバーといっていいのではないでしょうか?
このドライバーで叩いていきたい方には、大きなメリットがあるように思いますが、逆に球がドロップして上がりきらない・・・。という方もいらっしゃると思います。
そういった意味では、人によって好みがはっきりと分かれるのかもしれません。

『操作性』という点でも、いい印象をもちました。
形状的にも感じていましたが、やはり『直進性』よりは『操作性』で勝負していけるドライバーだと思います。
どのコースでも球を曲げたくない・・・。というよりも、コースなりに少し味付けをして攻めていきたい・・・。という方には、魅力的に感じられるのではないでしょうか?
左右に曲げていくのが比較的容易でした。
最近のドライバーは、大きく曲げるのが難しく感じられる物が少なくないですが、このドライバーは気持ちよく大きく曲げて楽しむことができました。
練習場の面積を有効利用できたような気がします。
実戦では絶対に打たないだろう・・・。と思えるような極端すぎる球も打ってしまいました。
少し調子に乗り過ぎたかな?と思いました。

やはりプロシードのクラブはいいな・・・。と思いました。
メーカーによって、『ウッド系』のイメージが強いところと、『アイアン系』のイメージが強いところがありますが、私にとってプロシードは前者です。
素晴らしいドライバーやフェアウェイウッドに出会ってきました。
今日もそうですが、新しいクラブに出会う度に、いつも購買意欲を刺激されています。

すごく魅力を感じたので、一応値段を尋ねてみたのですが、やはり高価なクラブでした。
最初に出会ってから、すごく高級感を感じていましたし、フィーリングもすごくいいので、ある程度予想はできていましたが、やはり高価でした。
『ハイプライスドライバー』といえるのかもしれませんが、この美しさ・フィーリングの良さ、低スピン性能、弾きの良さ、飛距離性能を考えると仕方のないことなのかもしれません。
先日、ホームコースの月例に出て、初めて一緒にラウンドした同伴競技者の方が、ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジまで全てプロシードのクラブをバッグに入れておられたので、一体トータルでいくらするんだろう?と思いながらも、羨ましいな・・・。と思いました。
その方は、クラブの性能を充分に活かして、素晴らしい球を打っておられました。
その方に使われているクラブたちも、きっと喜んでいるだろうな・・・。と思いました。
私はいつも、クラブに頼りっぱなしなので、時にはこちらからリードしていくことも考えなくてはならないな・・・。と、その方のショットを見て反省しました。

性能的には敷居が高いとは思いませんでしたが、価格的にやや敷居が高いと思いました。
しかし、試打を終えたあとも、すごくいいイメージが残りましたし、チープな感じが一切しないクラブなので、ずっとそばに置いておきたくなるクラブだと思います。
飽きることなく、ずっと使い続けていけるような気がします。
いつも、色々なクラブを試打していると、
「練習場だけでいい。コースで試してみたいとは思えない・・・。」
というクラブに出会うことも少なくないです。
むしろ、そういったクラブのほうが若干多いかもしれません。
しかし、このドライバーは逆で、是非ともコースで試してみたいドライバーです。
この力強い弾道を、ホームコースのフェアウェイに解き放ち、軽やかな気分でフェアウェイを歩いていきたい・・・。と思いました。
予定よりも球数を多く打ってしまいましたが、とてもいい気分のまま練習場を後にすることができました。
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2013年02月10日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R-TITANIUM FW

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R-TITANIUM FW のTOUR SPOON です。

シャフトは UST mamiya PROFORCE VTS BLACK です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は85g、トルクは2.0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は348g です。

ひと目見てプロシードだと解る、とてもカッコいいフェアウェイウッドです。
ツアースプーンという名前も、すごくオシャレだと思いました。
昨年試打した『JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R-TOUR FW』と、すごく似ていますが大きな違いといえば、トゥ側とヒール側にあるウェイトでしょうか?

ヘッドに『TITANIUM』と記されているので、このFWがチタンだということが解ります。
最近は少しずつフェアウェイチタンが復活してきたように思います。
FWはドライバーと違い、ヘッドを大きくする必要がないので、チタンにするメリットがあまり無いですし、チタンにすると高価になってしまうことも多いと思います。
しかし、今はフェアウェイウッドの重要性もすごく増してきているように思いますし、これからもチタンや他の素材の物も登場してくるのかもしれません。

ネックの長さは、少し短めな感じもしますが、短すぎる感じはしません。
調整機能システムが付いていないからか、とてもシンプルに見えます。
球があがりやすそうな印象を受けます。

最近はドライバーに限らず、フェアウェイウッドもシャローバック形状の物が多いので、このクラブには少し厚みを感じますが、それほど厚すぎる感じはしません。
セミディープバックといったところでしょうか?
クラウン自体の厚みも、それほど感じません。
やはり、フェアウェイウッドなので、直打ちしても球が浮きやすいように、あまりディープには作られていないのかもしれません。

顔の良さはプロシードなので、ある程度期待していましたが、実際に見ても、その期待を裏切らない美しさでした。
丸っこくて、とてもいい顔をしています。
何だか可愛らしい感じがします。
正統派といえる顔だと思います。

素振りをしてみても、かなりいい感じです。
フレックスは違うのですが、このプロフォースVTS BLACKは、私のスプーンにも試験的に挿していて、すごく気に入っています。
最初は値段が安いのに、とても扱いやすいシャフトだな・・・。と思っていたのですが、使う回数を重ねれば重ねるほど親近感が増しています。
このヘッドとの相性も良いと思いました。

ボールを前にして構えてみても、とてもいいです。
思わず目尻が下がってしまいます。
『昔ながらの構え感』といいますか、いいイメージがすごく出ました。
肩の力も抜け、楽な気持ちで構えることができました。
『ルンルン』といった感じで、鼻歌でも歌っていたくなるほど、気分が盛り上がってきました。
試打を開始しました。

『打感』は、すごくいいです。
心地良い柔らかさを楽しむことができます。
やはりチタンヘッドの効果が、この打感にも活かされているのでしょうか?

『音』は、少しはっきり目の音ですが、とても心地いいです。
気分よく振り切っていけます。
打つ者に『爽快感』をプレゼントしてくれるクラブだと思いました。

『球のあがりやすさ』という点でも、いい感じでした。
球を拾いやすくて、適度にあがる感じです。
このスペックのシャフトだと、タフに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヘッド自体はとても親しみやすくて敷居が高すぎない感じがします。
どちらかというとヒッタータイプの方に合いやすいような気もしますが、自分の好きなシャフトとの相性が良ければ、かなり易しく感じられるのではないでしょうか?

『安定性』という点では、まずまずだと思いました。
『つかまえ顔』というよりは『逃がし顔』に見えるのですが、球をしっかりと捕まえてくれました。
ラインも出しやすく、ブレる感じがしません。
トゥ側とヒール側に装着されているウェイトの効果も高いのでしょうか?
いわゆる『易し過ぎるクラブ』ではありませんが、それほどシビアな感じはしなかったので、好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
『構えやすさ』が『ラインの安定』を図るうえで、とても重要なことなのだということを、こういった美顔のクラブを試打していたら、いつも感じます。

『飛距離性能』という点でも、いい感じでした。
気持ちよく振りきっていけたからなのか、ボールの勢いを強く感じました。
フェースの反発力も感じますし、初速も速い感じがします。
マットからの直打ちでも、ボールをしっかりと上げてくれ、キャリーを稼いでいってくれました。

『操作性』という点では、なかなかいい感じではあるのですが、できればあまり極端なことをせずに普通に打っていきたいと思いました。
私のようなフッカーにも易しいクラブだと思いますし、フェード系が持ち球の方も、球が逃げすぎないので扱いやすく感じられる方は多いのではないでしょうか?
適度な小顔感に加え、ややシャローになっているところ、2つのウェイトもよく効いていて、つかまりのいいクラブだと思います。
意図的に逃がしていけば、スライス系の球も打てますが、普通に打っている限り、球がつかまりきらずに逃げる感じはしませんでした。
シャフトを替えれば、もっとつかまりは良くなると思いますが、私は引っ掛かるのが嫌なので、これくらいがいいかな?と思いました。

プロシードのクラブは、私はまだそれほど多くのクラブに出会ったわけではないのですが、とても好印象を持っています。
全体的な美しさや打感などが素晴らしいです。
『和の美しさ』といったらいいでしょうか?
海外メーカーのクラブとはまた違った趣(おもむき)がありますが、私はこういったクラブは大好きです。
このクラブでコースを回ってみたいな・・・。と思いました。
とても楽しい試打ができました。
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2012年11月23日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R-TOUR FW

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R-TOUR FW です。

シャフトはPROCEED TOUR RED 560 です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは4.5、キックポイントは中先調子、クラブ総重量は324g です。

とてもカッコいい、プロシードのフェアウェイウッドです。
これまで、ドライバーなどは手にしたことがあるのですが、フェアウェイウッドは初めてです。
しかし、これまでドライバーなどでいい印象がたくさん蓄積されているので、このクラブにもすごくいい印象をもちました。
まだ試打した数は少ないですが、すごく気に入っているメーカーです。
初めて出会ったのが2年前だったのですが、その頃に比べ、今はデザインも洗練されていて、確実にカッコよくなっていると思います。
クラブには機能だけでなく、カッコ良さも必要です。
まずは手にしてみたい・・・。と思うところから始まるので、第一印象はとても大切です。
そういった意味からも、このクラブにはすごくいい印象をもちました。
先日試打した TOUR CONQUEST 435RIIIドライバー に雰囲気がとてもよく似たフェアウェイウッドだと思いました。
同じシリーズなのでしょうか?

『丸さ』と『薄さ』が同居しています。
『構えやすさ』と『球のあがりやすさ』が優れているような気がします。
これまで、同様のFWにはたくさん出会ってきましたが、このクラブにはすごくいい雰囲気が感じられます。

ネックの長さは、FWとしては普通でしょうか?
それほど変わった感じはしません。
ただ、やはりよくあがりそうな感じがします。
かなり高級感があります。
チープな感じは一切しません。

こうして見ても、今風(いまふう)の形だと思いました。
ディープさはあまり感じられません。
むしろ、はっきりとしたシャロー系だと思います。
シャローヘッド系のFWの中で、とても綺麗なほうだと思いました。

顔も、すごくいいです。
私はまだプロシードのクラブに出会った経験が少ないので、このメーカーの傾向を測り知ることは、まだできていないのですが、少なくともこれまで出会ったクラブも含めて、とてもいい印象をもちました。
このフェアウェイウッドも、すごくいい顔をしています。
これならば、きっといい試打ができるだろうな・・・。と思いました。

素振りをしてみた感じは、思っていた以上にタフさがなく、敷居が低そうな印象を受けました。
見た目はすごく本格的なのに、ハードな感じはしませんでした。
その要因は装着されているシャフトのスペックによるものが大きいと思うのですが、これならば『ヒッター限定』という感じでもないと思いました。
シャフトも軟らかい感じがしましたし、重量がもう少しあってもいいかな?と思ったのですが、特に振りづらい感じはしませんでした。

ボールを前にして構えてみても、かなりGOODです。
適度な小顔感と、オーソドックスな形状がたまりません。
ボールもあがりやすそうですし、曲がる気配を感じさせません。
いいラインが頭のなかに強く浮かんできました。
気分よく振り抜いていけそうな予感がしました。
このジャスティックというメーカーは、『構えやすさ』というのが、いかに大切な性能であるのかをよく知っているメーカーのひとつだな・・・。と勝手に思ってしまいました。
構えづらいクラブ(特に違和感を感じるクラブ)は、いくら理論上の性能が良くても、それを充分に活かしきることができません。
その点、こういった『純粋無垢』な形状だと、『自分の色』に染められます。
いいショットも、そうでないショットも、全ては『自分次第』と思えるところがいいです。
クラブに頼りたいのは、こういった『構えやすさ』です。
すごくリラックスして構えることができましたし、球も充分にあがりそうだったので、今日はティアップせずにマットの上から直打ちで試打することにしました。
試打を開始しました。

『打感』は、すごくいいです。
しっかり目の打感が心地よく手に残ります。
程よい手応えが、ショットに花を添えてくれているように感じられました。
時間の許す限り、何球でも打っていたくなります。

『音』は、やや高めですが、爽快感が感じられました。
変な高音で、耳障りな音ではありません。
むしろ、とても気分を高めてくれ、インパクトを整えてくれるような音です。
弾道の力強さと、この高音が上手くマッチしているように感じました。

『球のあがりやすさ』という点でも、秀逸です。
最近の3Wは、よくあがるものが多いですが、このクラブもその最たるもののひとつだと思います。
ロフトが15度のスプーンだということを忘れてしまいそうな球のあがりやすさです。
かなり弾道が高いので、バフィのように感じてしまいました。
最近はバフィをあまり見かけなくなりましたが、これならばバフィ替わりに使ってみても面白いのではないかな?と思いました。
スプーンとしては、正直、もう少し低くてもいいかな?と思えるくらい、このクラブの球のあがりやすさは秀でています。
フェアウェイからの直打ちで球のあがりやすいFWを探しておられる方は、試してみられる価値が充分にあるのではないでしょうか?
違う番手でも試してみたくなりました。

『ソールの抜け』もいいので、手前から滑らせていきやすいです。
まさに『直打ち』に適したクラブだと思いますし、直打ちの為に開発されたのではないかな?と思えるほどでした。
今度は実戦で『逆目のライ』から試してみたいと思いました。

『安定性』という点でも、いい印象が残りました。
普通に打っている限り、暴れる感じはしません。
直進性にも優れたヘッドだと思います。
ただ、少し振りにいくと、タイミングが合いづらい感じがしたので、私はできれば違うシャフトでも試してみたいと思いました。
もう少し、しっかりしていると、もっと安定感が得られるような気がします。

『飛距離性能』という点では、かなりの高弾道でいい感じでした。
『ライナー系』『低弾道系』というよりは、明らかに『高弾道系』でキャリーを伸ばしながら飛距離を稼いでいくタイプです。
弾道は高いですが、頼りない感じはしませんでした。
この高弾道に魅力を感じられる方は、とても多いのではないでしょうか?
直打ちでこれだけ高くあがるので、『方向性重視のティショット』というよりは、明らかに『ロングホールのセカンド』で使っていきたいクラブです。
勿論、ティショットでも威力を発揮してくれると思いますが、この高弾道は『直打ち』のほうが、より威力を増すような気がしました。

『操作性』という点では、見た目の印象以上にいい感じがしました。
直進性が優位に立つFWかと思っていたのですが、意外なほど扱いやすい感じもしました。
左右に曲げたりすることも、難しくありませんでした。
ただ、これだけ高くあがるので、低く抑えていくことが少し難しく感じられました。
低く抑えていくには、ヘッドにもう少しディープ感があってもいいのかな?と思いました。
また、シャフトを違うタイプに替えると、どんなフィーリングになるのか、とても興味があります。

試打していた時間がすごく短く感じられるくらい、とても楽しいFWでした。
あらゆる面で、かなりハイレベルで、欠点らしい欠点が見当たりません。
顔よし、打感よし、上がりやすさよし・・・。というように、とても魅力的なクラブです。
そのなかでも、特にあがりやすさが大きく秀でているクラブだと思います。
『TOUR』という名前が付いていますが、タフなFWではありません。
とても親しみやすいFWだと思います。

購買意欲が強く刺激されてしまいました。
すごく親しみやすくて、『手に馴染む』クラブです。
このクラブが1本、キャディバッグの中に入っていたら、戦略的にもすごく楽になるだろうな・・・。と思いました。
見た目、本格的でカッコいいですが、決して敷居の高いクラブではないので、多くの方にお勧めしたいと思いました。

今年出会ったフェアウェイウッドの『四天王』が、これで出そろったな・・・。と思いました。
ちなみに、あとの3つは以下の通りです。
尚、順番は試打した順番です。

SYB VESPO FC-714 フェアウェイウッド

プロギア iD ナブラブラック フェアウェイウッド

テーラーメイド ROCKETBALLZ TOUR フェアウェイウッド
今年も、まだあと1か月ちょっとありますが、素晴らしいフェアウェイウッドに出会うことができました。
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2012年10月08日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 435RIII

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 435RIII ドライバー です。

シャフトは PROCEED TOUR BLUE 860 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはSX、シャフト重量は67g、トルクは3.1、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は321g です。

久しぶりに出会った、プロシードのニュードライバーです。
あまり頻繁に出会うことはないのですが、すごくいい印象が残っています。
ただ、最近のメーカーには珍しく、ニューモデルであっても、それほどデザインは大きく変わった感じはしません。
「ニューモデルですよ・・・。」といって手渡されたのですが、そう言われるまで気づきませんでした。
これまでもずっと気になっていたのですが、この大きな『R』はどういった意味があるのでしょうか?
PROCEEDの『R』なのでしょうか?
だとしたら普通、頭文字の『P』なのではないかな?と思ってしまいました。
いずれにせよ、性能とは全く関係のないところなので、あまり気にしないようにしました。

昨年出会ったPROCEED TOUR CONQUEST 460RIII同様、立体感を感じますし、輪郭がシャープな印象を受けます。
多くのメーカーが、この『R』の部分を丸くしているように思うのですが、このプロシードはシャープです。
それが大きな『R』の意味なのかな?と、ふと思ったのですが、おそらく違うと思います。
名前からして、このドライバーのヘッド体積が『435cm3』だと思うのですが、それほどコンパクト感は感じません。
一時期、ドライバーの大きさといえば、殆どが『460cm3』でしたが、最近はいくぶんコンパクトなヘッドが増えてきたからでしょうか?
ごく見慣れた大きさだと思います。

ネックの長さも、しっかりと確保されていますし、こうして見ても、とても個性的だと思います。
ひとくちに『個性的』といっても、そのニュアンスは様々ですが、このドライバーはとても好感度の高い個性が感じられます。
やはり昨年出会ったモデルの、いい印象がそのまま強く残っているせいもあるのかもしれません。

まずまずのディープバック形状です。
昔ならば、ややシャローバックともいえる形状だと思うのですが、今はすごい薄さのシャローバックがたくさんあるので、そういったクラブと比べると、このドライバーには『厚み』を感じます。
ただ、『すごくディープ』というよりは、『それほど高くない絶壁』という感じです。
こういったところは、昨年のモデルと共通する部分だと思います。

顔はとても整っていて、男前です。
トゥ側が主張し過ぎていない、いわゆる『逃がし顔』です。
かなり前に流行った言葉ですが、男前にも『しょうゆ顔』と『ソース顔』がありました。
あくまでも私の感覚ですが、このドライバーのように逃がし顔ですっきりしているタイプは『しょうゆ顔』で、トゥ側が目立っていて、ややつかまえ顔のタイプは『ソース顔』といえるのかな?と思いました。
顔の好みも、人によって様々だとは思いますが、私はこういったすっきりとした感じの顔が大好きです。
昨日はあまりテンションがあがらないまま試打を終えてしまったのですが、今日は最初から、すごくあがりました。

素振りをしてみても、すごくいい感じです。
装着されているシャフトも、それほどハードなタイプだとは思わなかったですが、しっかりとついてきてくれ、タイミングが合いやすい感じがしました。
遅れる感じはしませんでした。
よくしなりますが、頼りない感じのしなり感ではありませんでした。
店員さんの説明によると、このシャフトは『高弾性シートフルレングス使用』ということだったのですが、それがこのよくついてきてくれる感じにつながっているのかな?と思いました。
必ずしも『高弾性シート』だけがいいとは思わないですし、低弾性シートでも、今はいいシャフトがたくさんあります。
しかし、それでも高弾性シートが『フルレングス』巻かれているというところに魅力を感じます。
クレイジーやファイヤーエクスプレス、マイアッタスなどで、その優位性を実感しているからなのかもしれません。
マイドライバーにはクレイジーのシャフトを挿しているのですが、かなり距離を稼いでくれます。
使い慣れていないうちは驚いてばかりいました。
『高弾性フルレングス』は、かなり高価になってしまいますし、使う人によって好みもかなりはっきりと分かれてくるとは思うのですが、私は大きな恩恵を受けています。
尖った印象のあるぶんだけ、合う人にはすごく合うのかもしれません。

ボールを前にして構えてみても、すごくすごくいいです。
気持ちよく叩いけいけそうな顔だな・・・。と一瞬で思いました。
『フェースローテーション』も、イメージしやすいです。
少しコンパクトかな?と思ったのですが、それほど強くは感じませんでした。
程よい大きさではありましたが、すごい『小顔』だとは思いませんでした。
いずれにせよ、とても構えやすくて、いいイメージがどんどん湯水のごとく湧いてきました。
いいイメージの『源泉かけ流し』です。
この構えやすさだけで、かなりの『アドバンテージ』を感じます。
構えづらいドライバーは、いいイメージも湧かないですし、身体に余計な力が入ってしまいます。
頭の中がモヤモヤして、脳がチクチクすることもあります。
しかし、このドライバーには、そういった不具合は一切感じませんでした。
洋梨型というよりは、丸型といえる形状だと思いますし、こうして構えてみても、それほどシャープさは感じませんでした。
シャープなヘッドは難しそう・・・。と苦手意識をもっておられる方にも、このドライバーの構えやすさに好印象をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
いわゆる『つかまえ顔』ではないので、スライスに悩んでおられる方には、構えづらく感じられるかもしれません。
こういったところも、好みが分かれるところだとは思いますが、私には『大ストライク』でした。
野球でいえば、ちょうど『ベルトの高さ』です。
振らずにはいられません。
気持ちは既に『センターバックスクリーン』です。
試打を開始しました。

『打感』は好感がもてました。
『軽い』というよりは、『割としっかりめ』で、ボールを押していける感じがしました。
フェース面も弾いてくれているのだろうとは思ったのですが、それよりもくっついてくれている感じに好感がもてました。
結構『球持ち』のいいドライバーです。

『音』は少し高めでしたが、心地いい音だと思いました。
インパクトが詰まったり緩むこともなく、気持ちよく振り抜いていくことができました。
音というのは、その弾道の力強さや速さをイメージさせる要素があると思うのですが、今日はそのせいか、ボール初速も速くなっているような感覚がしました。
私はどちらかというと、『おとなしめ』の音が好きなのですが、『消音剤』が効きすぎているような『こもった感じ』の音は好きではなく、それよりはむしろ、こういったはっきりとした音のほうが打っていても心地いい感じがします。

『球のあがりやすさ』という点では、ややタフ・・・。といいますか、明らかにヒッター向けだと思います。
はっきりとした『叩いていくべき』ドライバーだと思いました。
このJUSTICKというメーカーは有名ですし、地クラブメーカーと呼べるのかどうか、私はよく解りませんが、少なくとも大手有名メーカーの多くの9.5度のドライバーと比べてみても、『ロフトなりの弾道』で飛んでいってくれる感じがします。
球があがりにくくて、タフで太刀打ちできない・・・。というドライバーではありませんでしたが、ある程度のヘッドスピードは要求してくるのかもしれません。
高~いキャリーで弱々しく飛んでいく・・・。というよりは、明らかに『中高弾道』で力強く前に進んでいき、おまけに『ラン』も期待できそうな感じでした。

『安定性』という点では、それほど大きな寛容さは持ってはいないのかもしれません。
ドライバーにはミスヒットへの寛容さをまず第一に求めておられる方には、少し難しく感じられるかもしれません。
シビア過ぎるほどではありませんでしたが、一般的な敷居という点で考えてみると、それほど低くはないのかもしれません。
ただ、この『構えやすさ』と『振りやすさ』のおかげか、今日はすごくいい内容の試打ができました。
普通に打っている限り、打点がブレる感じはしませんでした。
やはり構えたときに感じたアドバンテージがよく効いているのかもしれません。

『飛距離性能』という点では、かなりいいです。
スピンが掛かり過ぎない感じが、とてもいいです。
ヘッドの性能も高いと思いますし、シャフトも上手く力を貸してくれているように思います。
プロシードらしい、ハイレベルなドライバーです。
しかし、そういった『基本性能の高さ』に加え、『振り切りやすさ』というのが、飛距離性能にはとても大切なのだと、今日はすごく実感しました。
いくら理論的な性能が高くても、構えづらかったり、どこかよそよそしい感じがあると、それがスイングに影響してしまうのですが、今日は満点の青空のように澄み切った心でショットできたせいか、ボールがすごくよく飛んでいってくれました。
効率よくボールを飛ばせたときは、ボール自体も喜んで飛んでいってくれているように感じることもあるのですが、上手く打てていないときは、ボールに叱られているように感じることが私はビギナー時代からずっとありました。
特にパーシモン時代は、大きなスライスをたくさん打っていたので、ボールにソッポを向かれているように感じることもたくさんありました。
しかし、今は道具の進化の恩恵を受け、そういったことを感じなくなりましたし、特に今日はボールが気持ちよく飛んでいってくれているように感じました。

ちょっとゴルフとは話が遠ざかるのですが、よく切れる刀で斬られたほうが、切れ味の悪い刀で斬られるよりも痛みを感じない・・・。というのを聞いたことがあります。
今日は弾道を目で追いながら、その話を思い出していました。
私は実際に斬られたことがないので、その話の真偽は解らないのですが、とても説得力があります。
私は学生時代、ある有名ホテルのレストランの厨房で、皿洗いのアルバイトをしていたことがあるのですが、そこのコックさんの話によると、切れすぎる包丁よりも、程よい切れ味のほうが扱いやすい・・・。ということを耳にしたことがあります。
包丁は切れすぎても、切れなさ過ぎても良くない・・・。
含蓄のあるプロの言葉です。
包丁には、それだけ微妙な『研ぎ加減』が求められるのだと思います。
私は料理に関して、全くの素人なので、包丁は切れれば切れるほどいいのだろう・・・。と思っていたので、少し意外でした。
そういったことなどを考えてみると、このドライバーはそれほど寛容性も高くないですが、『飛び』の力は凄いので、『切れ味の鋭い包丁』といえるのかな?と思いました。
馬でいうと、気性のおとなしいタイプの馬ではなくて、やや『じゃじゃ馬系』といえるのかもしれません。
乗りこなしてみたくなります。

『操作性』という点では、とてもいい感じでした。
左右へも敏感に反応してくれます。
『シビアに反応する』というよりも、『そつなくこなしてくれる』という感じがしました。
『逃がし顔』のドライバーなので、球はつかまりにくく、フェード系が打ちやすいのかな?と思っていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。
いい感じのドローも打ちやすく感じました。
私がフッカーだから、そう感じるのかもしれないので、今度フェード系が持ち球の友人にも打ってもらおうと思いました。
スライスを抑制してくれるドライバーだとは思いませんが、インテンショナルなスライスを打つことも怖く感じなかったですし、色々な球を楽しめました。
だからといって、完全な『マニュアルタイプ』だとは思いませんでした。
マニュアルタイプとセミオートマチックタイプのちょうど中間くらいかな?と思いました。
ただ、やはりどちらかといえば、フック系の持ち球で、叩いていきたい方に合いやすいドライバーなのではないでしょうか?

色々なドライバーを試打していて、いい印象をもったドライバーでも、『練習場止まり』で終わってしまうタイプと、『是非コースでも使ってみたい』タイプに分かれます。
この『JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 435RIII』というドライバーは、明らかに後者です。
すぐにでも『実戦投入』したいドライバーです。
このドライバーをコースで使っていることを想像するだけで、気持ちが昂ってきます。
青空に向かって、思いっきりボールを遠くに飛ばしてあげたいな・・・。と思いました。
ホームコースでの、得意なホールだけでなく、苦手なホールでも、このドライバーならば、どんな答えが出せるのか、とても興味があります。
実戦を意識できるドライバーです。
練習にも身が入ります。

今日はとても楽しくて、ついついたくさんボールを打ってしまいました。
最後まで欠点らしい欠点が見つかりませんでした。
敢えて挙げるとするならば、その『価格設定』かな?と思いました。
シャフトにもよると思うのですが、かなり『敷居が高い』です。
できれば、今年のスリクソンのドライバーのように低価格設定であれば・・・。と期待したのですが、そうもいきませんでした。
しかし、その価格に見合う高性能であることは間違いないと思います。
いわゆる『価格負け』していないドライバーです。
私はかなり購買意欲が刺激されてしまったのですが、私にとって敷居の高い価格なので、手にすることは難しいのではないかな?と思いました。
また試打する機会があれば、何度でも楽しみたいドライバーです。
今日は、この素晴らしいドライバーのおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。
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2011年06月19日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RIII

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RIII です。

シャフトは QUADRA ファイヤーエクスプレス65 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は67g、トルクは3.8、キックポイントは先中調子 です。

プロシードの新しいドライバーです。
昨年 PROCEED TOUR CONQUEST 460RII Deep という素晴らしいドライバーに出会い、その好印象は今でも全く色あせていません。
なので、今日はその後継モデルに出会うことができ、自然とテンションが上がってきました。

前のモデル同様、とても高級感が感じられますし、美しいヘッドだと思いました。
前のモデルはトゥ側とヒール側が大きく凹んでいたのがすごく特徴的だったのですが、今回のこのニューモデルにはそれが見られません。

しかし、今回はウェイトのようなものが取り付けられています。
それほど大きいウェイトではないですが、これにより慣性モーメントが高められているのでしょうか?

前のモデル同様、『DEEP GRAVITY STRUCTURE』と表記されています。
この意味は前回と同じだと思うのですが、ゴルフクラブ(特にドライバー)には、様々な工夫や技術が説明された単語が並べられていることも多く、それを知ってしまうと、どれも欲しくなってしまいます。
しかし、実際に試打してみて、その工夫の効果があまり実感されないことも多いのですが・・・。
最近は、どちらかというと、何も書かれていないシンプルなヘッドのドライバーに魅力を感じます。
それは一昨年に初めて出会ったエポンのドライバーの影響が大きいのだと思います。

『顔』はとても整っていて、好感が持てました。
どちらかというと、やや投影面積が大きく感じられ、昨年のモデルと違うところだと思いました。
昨年のモデルは、名前の通り、かなりのディープヘッドドライバーでしたが、このドライバーはどちらかというと『シャロー感』が感じられます。
これはどちらがいい・・・。というものではなく、ゴルファー各々の好みでいいのだと思います。
昔のシャローヘッドドライバーは、あまり頼れるものが少なかったのですが、最近のシャローヘッドドライバーは頼りになるものが結構あるので、このドライバーも楽しみな気がしました。

素振りをしてみても、なかなかいい感じだと思いました。
シャフトはやや軟らかい感じがしましたが、全体的に軽すぎることもなかったですし、タイミング良く振っていくことができました。

ボールを前にして構えてみても、すごくいい印象を持ちました。
とても整った顔をしているので、余計な雑念が生まれてきません。
ただ、あくまでも私の好みでいえば、もう少し『立体感』が欲しいと思いましたし、もっと『小顔』だと、より安心感が大きかったような気がします。
しかし、大きく見えるヘッドの方が好みだという方もたくさんいらっしゃると思いますし、このドライバーは、そういった方の為に作られたているのだと思います。
こうして構えてみる前は、多少フェースが被っているのかな?と思っていたのですが、実際はそうでもなかったので、すごく安心して構えることができました。
大型ヘッドが好きだけど、『異形』や『フックフェース』は苦手・・・。と感じておられる方には、かなり好感度の高いヘッドといえるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

『打感』は、とても好感をもつことができました。
最近、よく感じられる打感だと思います。

『音』も、結構はっきりしていましたが、決して耳障りではなかったですし、嫌な感じは全くしませんでした。
インパクトが緩むこともなかったですし、周りが気になることもありませんでした。
叩きに行っても不快に感じることはありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点でも、優れていると思いました。
この形(ややシャロー)と、ロフト(10.5度)らしい球のあがりやすさでしたし、装着されているファイヤーエクスプレスが球をよく上げてくれているように感じました。
昨年のモデルはもう少しタフな感じで『叩き甲斐』があったのですが、このドライバーはそういった意味でいうと、一般的に少し敷居を低くしたのかな?と思いました。

『安定性』という点では、まずまずだと思いました。
正直、最初の4球はフックボールを打ってしまったのですが、それは最近また私の悪いクセのひとつである『フック病』が顔を出してきたからでした。
最近、大きなフック病は顔を出さなかったので安心していた部分があったのですが、やはりスイングが緩んでしまうとそれがすぐに結果となって表れてしまいます。
こんなスイングでは、このクラブに申し訳ないと思い、一旦クラブを置いて素振り用バットで、もう一度スイングを整えてから試打をしました。
今度は、いい感じでイメージラインに乗せていくことができました。
しかし、このヘッドよりもシャフトが少しソフト過ぎる感じがして、少しまとめづらいところもありました。
できればS以上で試してみたいと思いました。
このヘッドはそれほどシビアな感じはしなかったですし、とても親しみやすい部類に属すると思います。

『飛距離性能』という点では、この『力強いキャリー』と、『球のつかまりの良さ』が大きな特長で、かなり高いパフォーマンスが期待できると思いました。
フックフェースではないですが、思っていたよりも球がつかまりやすくて、右に抜けていく感じがしませんでした。
グーンとキャリーを伸ばしていけるドライバーだと思いました。
スインガータイプの方にも、すごく打ちやすいと感じられると思いましたし、かなり幅広い層に対応しているドライバーだと思いました。

『操作性』という点では、今日は少し難しく感じてしまいました。
左右に曲げてみることもトライしてみましたが、なかなか大きく曲がってくれません。
見た目の印象通り、『直進性』が勝っているドライバーだと思います。
打出し方向さえ間違えなければ、コースでもそれほど大きなミスにはつながりにくいドライバーだと思います。
『ライン出し』に集中できるドライバーといっていいのではないでしょうか?

私はまだ『JUSTICK』というメーカーのクラブを手にした経験が少ないのですが、とてもいい印象を持っています。
特に昨年出会ったドライバーには魅了されています。
今年のモデルである、このドライバーと昨年のモデルでは、私は昨年のモデルのほうが魅力を感じていますが、このドライバーも好感を持ちました。

今、加速している『長尺化の波』に、私はもうひとつ乗り切れていないのですが、これからもどんどんこういった波は続いていくのではないでしょうか?
ヘッドスピードを上げるのに、最も効果的なのはシャフトを長くしてヘッドスピードを上げることだと思いますし、最近はその長尺用のシャフトの充実ぶりが凄いです。
ヘッドよりもシャフトのほうが、まだまだ多くの可能性が残されていると思いますし、これから先がとても楽しみです。

このドライバーにも、かなりの可能性を感じましたが、私がコースで使うのは、正直少し怖い気がしました。
それはこのドライバーが劣っているのでは決してなく、私自身がまだ長尺を使いこなせるほどのスイングを作れていないからです。
今日はまずまずいい内容の試打ができたのですが、これがコースでも全く同じように振れるか?というと若干の不安がよぎります。

ただ、以前も書いたのですが、クラブの長尺化に『ゴルファー自身』というよりも、『練習場』が対応しきれていないところがあると思います。
私が通っている昔ながらの練習場は、打席ごとの間隔が決して充分とはいえず、こういった長いクラブを振るときは怖いところがあります。
なので、私は長尺ドライバーを振るときは、左右に人がいない打席を選びます。
それと『左右の間隔』もそうですが、『天井の高さ』も不十分なところがあるので、フォローでヘッドが屋根にぶつかってしまう練習場が今でもあります。
練習場がこういったところを改修していくのには、莫大な費用がかかると思いますし、なかなかすぐには解決できない問題だと思います。
特に全自動打席の練習場はかなり難しいと思います。
そういったこともあり、私はまだまだこういった長尺ドライバーを購入することはないと思いますが、もっとスイングの精度を高めていくことができ、長さに不安のない練習場だったら、これからも試していきたいです。
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2010年10月13日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R UT

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST R UT です。

シャフトは TOUR SILVER 985U です。
ロフトは24度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は85g、トルクは2.7、キックポイントは中調子です。

初めて手にした『PROCEED』のユーティリティクラブです。
これまでドライバーは試打したことがあるのですが、今日は運良くユーティリティクラブに出会うことが出来ました。
あまり馴染みのないメーカーですが、先日試打した『JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RII Deep』は、とてもいい思い出があります。

ドライバーとよく似たデザインです。
一度見たら、なかなか忘れられません。

ドライバーほど大きくありませんが、このユーティリティにも、トゥ側とヒール側に凹みがあります。
この凹みには、どういった効果があるのでしょうか?

ネックも、やや長めなので『上がりやすさ』よりは、『操作性の良さ』を感じさせます。
昔はこれくらいの長さのユーティリティクラブはたくさんあったように思うのですが、最近のクラブの中では長い部類だと思います。
これくらいネックが長くても、最近は上がりづらいクラブに殆ど出会わないせいか、このクラブもよく上がってくれそうな気がしました。

素振りをしてみると、思っていたよりもややソフトスペック的な感じがしました。
ドライバーのイメージが残っていたので、振ってみるまではもう少しハードな感じを予想していたのですが、意外と親しみやすい感じがしました。
しかし、決して頼りないタイプのクラブではありません。
速く振っても、割としっかりとついてきてくれる感じがしました。
今のユーティリティクラブの多くは、ややソフト過ぎるシャフトが装着されていることも多いですが、これくらいしっかりとしてくれていたほうが、難易度が下がる気がします。
暴れやすいシャフトでは、難しくてなかなか思うように振ることが出来ません。
そういった点では、このシャフトは『ソフト』過ぎず、『ハード過ぎず』といった感じかな?と思いました。
決してタフ過ぎるクラブではない感じがしました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずだと思いました。
正直言って、惚れ惚れするような美しさではないのですが、すごく球がつかまりやすそうな顔をしていますし、よく上げてくれそうな雰囲気が漂ってきます。
『ライン出し』も、容易に行うことが出来ました。
いろいろな方向へ暴れそうなイメージは湧いてきませんでした。
『スライス系』と『フック系』では、『フック系』のほうがイメージしやすかったのですが、左へのミスが気になる感じでもありませんでした。
左へのミスを極端に嫌う私は、コースでは少しでも左への恐怖心が芽生えてしまいそうなクラブはキャディバッグには入れないのですが、これくらいの顔をしたクラブならば、許容範囲内だと思いました。
スライサーの方には、すごく構えやすく感じられるのではないでしょうか?
フッカーの方も、おそらくそれほど構えづらくは感じられないのではないでしょうか?
こうして構えたときに、『フェース面』が見えないと、球が上がりづらそうで不安に感じられる方もいらっしゃると思いますが、このクラブはすごくよく見えるので、そういった意味では安心感をもたらしてくれるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

まず感じたのが、その高性能な『球のあがりやすさ』です。
こうした顔をしていますし、打つ前から予想は出来ていましたが、かなり球があがりやすいクラブだと思いました。
『ロフト24度』といえば、私の感覚では『4番アイアン』なのですが、その『球の浮きやすさ』は全く異なります。
こういったクラブが登場するまでは、ある程度『ロフト』がクラブの『性能』というか『役割』を決めていたところがあると思うのですが、今は全く違うような気がします。
ロフトはあくまでも『スペックの一部分』に過ぎないようになってきたような気がします。
同じロフトではありますが、私の4番アイアンとは、全くの別物です。
今はアイアンセットでも『5番アイアン』から入れられている方も多いと思いますし、そういった方々には、このようなクラブはとても重宝するのではないでしょうか?
私は今でも4番アイアンを使っていますし、これからも使い続けると思うので、このロフトのユーティリティクラブはまだそれほど出番はないような気がしますが、かなりイージーなクラブであることは間違いないと思いました。
すごくよく上がってくれるので、できればもっとロフトの立った番手のクラブを試してみたかった・・・・。というのが本音だったのですが、こうして試打できているだけで幸せです。
贅沢をいってはいけない・・・。と自分自身に言い聞かせました。

『打感』も、いい感じがしました。
とても軽い感じがして、嫌な『重さ』や『衝撃』が後に残りません。
何球でも小気味よく打っていくことが出来る感じがしました。
この『打感』と『球の浮きやすさ』が上手くマッチしているように感じました。

『音』も、好感を持てる音でした。
こういった音をしたクラブで球を打っていると、自然と集中力が増してきて、周りの情報をシャットできて、いい意味で『自分の殻』に入ることが出来る感じがします。
今日はすごくいい感じだと思いました。

『操作性』という点でも、かなり好感を持てました。
どちらかといえば、それほど大きく曲げづらい感じがしたのですが、左右に曲げていくことも、それほど苦もなく行う事が出来ました。
やはりこの『ロングネック』が効いているのでしょうか?
それと、このシャフトもそれほどハード過ぎるシャフトではありませんが、扱いやすいタイプのシャフトだと思いました。

『飛距離性能』という点では、標準的といった感じでしょうか?
球も浮きやすいので、私の4番アイアンよりは高弾道な球が打ちやすいですし、距離も出やすい感じがしますが、今のユーティリティクラブと比べると、標準的な感じがします。
ドライバーに限らず、どのクラブも少しでも遠くへ飛べばいいのかもしれませんが、ユーティリティクラブにもある程度、抑えて打つことが求められるので、これくらいのほうが上手く距離をコントロールしやすいのではないでしょうか?
ユーティリティクラブには、軽量スチールを挿しておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、このシャフトだと、そういった方々にも充分受け入れられそうな気がします。
『200ヤード以上』飛んでしまうクラブに、距離感をなかなか求めづらいところもありますが、少なくとも今日は不安に感じることがありませんでした。

『安定性』という点でも、すごく好印象でした。
打つ前は、少し球がつかまり過ぎる感じを心配していた部分もあったのですが、実際はつかまり過ぎずにいい感じでラインを出していくことが出来ました。
これがもっと『ソフト』過ぎるシャフトだったら、おそらくもっと難易度が上がったように思うのですが、今日はこのシャフトとの相性の良さを充分に感じ取ることが出来ました。
全体的に変なクセがないので、特別どこかに注意しながら振っていかなければならない・・・・。という余計な心配がないので好感を持つことが出来ました。
今、出会うことのできるユーティリティクラブの中でも、かなり『易しい』部類に入るのではないでしょうか?
アイアンが苦手な方は勿論、アイアンは好きだけど、4番アイアンの距離をもっと楽に打ちこなしていきたい・・・。と考えておられる方には、とても重宝するのではないでしょうか?
今は、このように素晴らしいユーティリティクラブがすごく増えてきました。

初めて手にした『PROCEED』のユーティリティクラブでしたが、いい印象を持ったまま試打を終えることが出来ました。
正直いいまして、他のメーカーのクラブと特別大きく異なっている感じはしなかったですし、これまでの『経験値』の中にありました。
今日は天気も良かったですし、この練習場だけでは勿体ない・・・・。ホームコースの○番ホールのセカンドで使ってみたい・・・。などと色々なホールのレイアウトをイメージしながら試打を楽しむことが出来ました。
私はこれまで、色々なクラブを試打できたのは、とてもありがたいことだと思っているのですが、その殆どが練習場で、コースで試すことはかなり少ないので、出来ればもっと『実戦』の中でもっとシビアに試してみたいと思いました。
しかし実際、ラウンド中はそんな時間はないので、やはり難しいことなのだとは思うのですが・・・・。
私はいつも無計画に、行き当たりばったりで試打を楽しむことが多いのですが、この『PROCEED』のクラブにはすごく好感を持ったので、これからはもっと貪欲に色々なクラブを探して試打を楽しんでみたいです。
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2010年08月06日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RII Deep

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RII Deep です。

シャフトは 三菱レイヨン FUBUKI α 70 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は73g、トルクは2.9、バランスはD2、キックポイントは中調子です。

二度目の『PROCEED』のドライバーです。
前回、初めて試打した PROCEED TOUR CONQUEST 460S ドライバーは、私には少し合いづらかった印象が残っています。
まだその一本しか出会っていないので、メーカーに対するイメージも湧かないのですが、正直いって初対面の時の『エポン』や『JBEAM』のような強烈な印象は残っていません。

この赤くて大きい『R』の文字が、とても印象的です。
『R』とは、何を意味しているのでしょうか?
『美しいデザイン』というよりは、とても『個性的で目立ちやすいデザイン』だと思いました。

ヘッド後方からの角度なのですが、一度見たら忘れられないような特徴的な形状をしています。
最近は、このような形状のクラブには殆ど出会っていません。
とても珍しい感じがします。
以前も書きましたが、もう『シャローヘッド』も出尽くした感じで、これからは少しずつこういった形のドライバーが復活してくるのでしょうか?
だとしたら、私個人的には嬉しく思います。
やはりこういった見るからに叩いていけそうなドライバーには、メーカー問わずとても魅力を感じます。

『DEEP GRAVITY STRUCTURE』と記されています。
DEEP=厚い・深い
GRAVITY=重力・重要性
STRUCTURE=構造
前回の『PROCEED TOUR CONQUEST 460S ドライバー』と似たような意味の文字が並んでいると思いました。
今回もかなりの技術や創意工夫が組み込まれているようです。

このドライバーのソールの

ヒール側と

トゥ側が大きく凹んでいます。
これにより、重量配分などが上手く調整されているのでしょうか?
最近は、トゥ側やヒール側(特にヒール側』にウェイトがあるものを多く見かけるような気がしますが、このドライバーは、これまでのそれらとは全く逆の発想になっているのでしょうか?
これくらい大きく凹んでいると、決してデザイン上だけのことではないと思いますし、大きな『物理的な理由』があるような気がします。
こんなに大きく凹んでいるのを見るのは、ずいぶん久し振りのような気がします。

このドライバーのヘッド形状である、『DEEP』の文字が刻まれています。
私はあまりにもシャロー過ぎるものは、少し苦手な感じがしているので、ある程度の『厚み』が欲しいと思っています。
なので、『DEEP』という文字を見ると、何故か安心します。
『ディープヘッド』は、確かに『球があがりづらい』『サイドスピンが掛かりやすくなり直進性がやや落ちる』と考えられなくもないのですが、裏を返せば『叩いていきやすい』『操作しやすい』といったメリットも生まれてきます。
やはりデメリットとメリットは『表裏一体』なのだと思います。
どちらを求めるかは、ゴルファーそれぞれの好みによるところも大きいと思うので、好きなほうを選べばいいのだと思います。
このドライバーにはシャローヘッドモデルもラインアップされているようですが、あいにく今日は見かけることが無かったので、この『ディープヘッドモデル』だけで試打をしてみることにしました。

素振りをした感じは、なかなかの『しっかり感』があって、いい感じがしました。
このシャフトのスペックは『S』ということですが、特別硬くもなかったですし、よく走ってくれる感じがしました。
かといってブレやすくてタイミングがとりづらい感じはしませんでした。
『FUBUKI』というシャフトは、私はまだあまり多くは手にしていないのですが、いい印象を持っています。
友人の話によると、今年とても人気が高いシャフトなのだそうです。
昨年から今年にかけて、私にとって印象深いシャフトといえば、
1.ファイヤーエクスプレス
2.クレイジー
3.DI-7(6)
というシャフトが真っ先に浮かぶのですが、この『FUBUKI』というシャフトも、これからもっともっと出会う機会が増えてきそうな気がしました。

ボールを前にして構えてみると、その何ともいえない美しい顔に、心が動かされました。
正直言って、『ソールのデザイン』を見ていたときは、もっと変わった形を想像していたのですが、こうして構えてみると、全く違った印象であることに気付かされます。
かなり私好みの顔です。
この『小顔感』が私に勇気を与えてくれている感じがしました。
何となく、今年試打してかなりの好印象を持っている jBEAM FX TOUR-425 を思い出していました。
まるで
自分の好きなように打っていいよ・・・。
と言ってくれているようでした。
左右へのイメージもすごくイージーに出していくことができました。
次から次へと色々なイメージが湧いてきたので、自然と集中力が増してくるような気がしました。
『ラージサイズヘッド』『シャローヘッド』にありがちな『イメージラインのボヤけ感』は、微塵も感じられませんでした。
色濃くいい感じのラインを頭に描いていくことが出来ました。
すごく落ち着いて、また安心して構えることが出来たので、自然と肩の力が抜けいい状態でアドレスできました。
ナイスショットをするには、いいアドレスが欠かせませんが、そのいいアドレスをするには、美しい顔をしたクラブが私にとっては必要不可欠です。
この『構え感』と『振り感』で、かなりの確率でナイスショットが約束されているような気がしました。
呼吸も深く、いいタイミングでテークバックをとることができました。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、見ての通りの性能だと思います。
かなりの『ディープフェース』でありながら、この『ディープバック』です。
『ディープフェース』+『シャローバック』が昨年くらいからよく見られてきてはいますが、このような昔ながらのといいますが、『ディープフェース』+『ディープバック』は、かなり好みがはっきりすると思います。
今はやはり『あがりやすさ』がドライバーに求められていると思いますし、こういった形状のドライバーは、あまり『一般受け』はしないのかもしれません。
しかし、このヘッド形状を見て、思わず
「打ってみたい・・・。」
と思われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『叩ける』ドライバーを求めておられる方も多いのではないでしょうか?
このドライバーは、そんな方々が気持ちよく打っていける高性能ドライバーです。
私は球の上がり過ぎを気にせずに、思いっきり叩いていきたいほうなので、こういったタイプのドライバーは『ど真ん中のストライク』です。
気持ちよく最後まで振り切ることが出来ました。
一球一球、楽しんで打っていくことが出来ました。
スインガータイプの方には、やはり合いづらい部分があると思うので、このモデルよりも『シャローモデル』がラインアップされているそうなので、そちらのほうが合いやすいと思います。
今は多くのメーカーが、同じモデルでも『ディープタイプ』と『シャロータイプ』を同時にラインアップさせて、より幅広くユーザーのニーズに合わせようとしています。
このドライバーもそうなので、決して敬遠することなく、自分に合ったものが選びやすくなっているのがとてもいいと思いました。

『打感』もいい感じでした。
最近は手に嫌な衝撃が残るドライバーに出会うことは、本当に少なくなってきました。
今、こうして思い出しても、なかなか浮かんできません。
かなり遡らないといけないような気がします。
なので、このドライバーも打つ前からいい感触を予想していましたが、その期待を裏切られることなく、グッドフィーリングを楽しむことができました。
楽しみながら球を打っているので、『一球一球の密度』がとても濃い感じがします。

『音』は、少し『はっきり目』の音がとても心地良く耳に届いてきました。
打つ前はもっと静かな音を想像していたので、一球目から少し意外な感じもしていたのですが、決して嫌な感じの音ではないと思いました。
インパクトが緩む感じもしないですし、スイングにブレーキがかかる感じもしません。
気持ちよく振り抜いていけるので、結果的に球を揃えていきやすい感じがしました。
当たる場所によって、音が色々と変わってきたので、少し面白いな・・・・。と思いました。
最近のドライバーは『音』だけでは『ヒットポジション』を把握しづらい物が多いような気がしますが、このドライバーは音を聞いているだけでも、色々な情報が飛びこんでくるように感じられました。
そういった意味では、なんとなく昔ながらのクラシカルな感じのするドライバーだと思いました。
前回試打した『PROCEED TOUR CONQUEST 460S ドライバー』の音は、私はあまり好まなかったのですが、このドライバーの音はいい印象を持ちました。

『操作性』という点では、すごくいいです。
構えたときの好印象のまま、色々なラインに球を乗せていくことができました。
ドロー系だけでなくフェード系もすごく打ちやすいです。
直進一辺倒ではないので、一球一球とても楽しむことが出来ました。
やはり球を曲げる練習はとても楽しいものです。
この『JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460RII Deep』は、色々と気に入る点があるのですが、私はこの『操作性の良さ』が一番気に入りました。
こういった操作性が良いクラブは、ドライバーにせよ、アイアンやウェッジにせよ、とても楽しいですし、大きな安心感を持ちます。
どのように打っても、なかなか球が曲がりづらいドライバーよりも、私はこういった自分のラインに乗せていきやすいドライバーに大きな『安心感』と『魅力』を感じます。
私のホームコースは『ドッグレッグホール』が多いので、どうしても少し曲げていきたくなります。
ある程度曲げていったほうが、フェアウェイキープ率が上がることも、これまでの経験で学んでいます。
真っ直ぐなホールばかりならば、真っ直ぐにしかいかないドライバーが、かなり威力を発揮するのかもしれないですが、私はそういったホールよりも圧倒的に『ドッグレッグホール』や『ブラインドホール』などを数多く経験しているので、どうしても『曲線』を描いていきたくなります。
このドライバーは、そんな私の欲求を満たしてくれているので、すぐにでもコースで試してみたい感じがしました。
しかし、私は今月はラウンドしない・・・。と心に決めているので、来月にでもすぐに試してみたいドライバーのひとつです。

『飛距離性能』という点では、かなり好みが分かれると思います。
先ほども書きましたが、明らかに『ヒッタータイプ』の方に適してドライバーだと思うので、『スインガータイプ』の方には合いづらいような気がします。
『叩いて』『叩いて』『叩き抜く』タイプの方の為のドライバーだといってもいいのではないでしょうか?
吹き上がる感じもしなかったですし、この適度な『低スピン性能』が、より大きな飛距離性能を約束してくれているような気がします。
私の周りの友人にも、強く叩いて『スピン過多』で飛距離をロスしている人が結構たくさんいるので、そういった人たちにも勧めてみたいと思いました。
弾道は、決して高く上がりやすいタイプのドライバーではないと思いますが、こういった『ライナー系』の打球を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
少なくとも、私はこういった感じの弾道は大好きです。
高~く上がり過ぎる弾道よりも、これくらいのほうが風に持って行かれづらいですし、より実戦的な感じがします。

『安定性』という点でも、私はいい感じを持ちました。
決して『曲がりづらい』ドライバーではないですし、大きなミスを見逃してくれるドライバーではありません。
そういった意味では多少の『シビアさ』があるのかもしれませんが、少なくとも今日打っている限りでは、シビア過ぎて手に負えない・・・。という感じは全くしませんでした。
むしろ、『ライン』に乗せていきやすいので、すごく楽な感じがしました。

この『FUBUKI』というシャフトは、よく走ってくれますが、余計な動きをしない感じがして、とても好感を持つことが出来ました。
『走り系』のシャフトはとても好きなので、すごく打ちやすく感じました。
昔の『走り系』のシャフトは、球も暴れやすい感じの物が多かったように思うのですが、今では『走りやすさ』をもっていながらも、『高い安定性』を兼ね備えているものが増えたような気がします。
この『プロシード』のヘッドは、見ての通り、決して『直進性優先』のヘッドではないと思いますし、曲げようと思えば、いくらでも曲げていけるヘッドだと思います。
それでいながら、決して『シビア』な感じはしませんでした。
難しすぎるドライバーではないような気がしました。
それにプラスして、いいシャフトとの『相乗効果』で上手くまとめていきやすい感じがしました。
普通に打っている限りでは、暴れる感じは全くしなかったのですが、色々と遊んでみて大きく曲げたりして楽しんでいました。
『バナナフック』『バナナスライス』を楽しむことができ、私自身の完全復調も近いような気がしました。
日に日に自分の腰が気にならなくなってきました。

このような形状をしたドライバーなので、打つ前から敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。
『シャローバック形状』に慣れておられる方にとっては、このヘッド後方の形状は『断崖絶壁』に見えるかもしれません。
こういった『厚み感』をもったドライバーは、昔から数多くあったので、私は懐かしい感じがするのですが、苦手意識を持たれる方もいらっしゃるだろうと思います。
今は昔と比べ、より選べる選択肢がかなり増えてきているので、妥協しなくてよくなりました。
『プロの使用率』や『勝利数』なども、我々アマチュアゴルファーがクラブを選ぶ時の『大きな要素』ではなくなってきました。
それくらい、アマチュアゴルファーのクラブに対する造詣も深くなってきているのだと思いますし、より『自分に合ったクラブを・・・』という意識が高まってきているのだと思います。
私はまだ経験が浅かった頃、『プロへの憧れ』でプロモデルのクラブを数多く購入してきましたが、今ではそんなことはなくなりました。
ある程度経験を重ねてきて、どのクラブが自分に合っているのかが、解るようになってきました。

そういった意味でも、今日はこの素晴らしいドライバーに出会って、かなり私の心が揺さぶられました。
何度打っても、ずっと新鮮さを失わず楽しむことができました。
こんなにいいドライバーにまた出会ってしまって、ラッキーともいえるけれど、色々と迷ってしまうなあ・・・。
などと考えていました。
『PROCEED』というドライバーは、私はまだ2本目なのですが、すごくいい印象が残りました。
正直いって、『飛距離』だけで考えてみると、これまで出会ってきたハイレベルなドライバーと比べると、決して大きく秀でている感じはしなかったですし、私にとってはそれらの『あるメーカーたちのドライバー』のほうが飛距離を出しやすい感じがしました。
しかし、この『構えやすさ』や『操作性の良さ』がすごく好印象で、また何度でも楽しみたいドライバーのひとつです。
今日もすごく試打を楽しむことが出来ました。
ついつい予定よりも多く球を打ってしまいました。
腰も気にならず、最後まで楽しい時間を過ごすことが出来ました。
こういったドライバーを好む友人が私の周りにはたくさんいるので、彼等にもこのドライバーを勧めてみようと思います。
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2010年04月15日
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JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460S ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 460S ドライバー です。

シャフトは QUATTRO TECH 55 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはR1、シャフト重量は56g、トルクは5.5、キックポイントは先調子、バランスはD2です。

初めて手にした『PROCEED』のドライバーです。
これまで名前だけは聞いたことがあったのですが、こうして手にするのは初めてです。
いつも思うことですが、初めて手にするメーカーのクラブというのは、いつも以上にドキドキします。

ヒール部分に、
・Gravity
・Control
・Structure
と表示されています。
それぞれの単語を辞書で調べてみると
・Gravity(重力、引力、重要性、厳粛)
・Control(コントロール、管理)
・Structure(構造)
という意味が出てきました。
やはり、かなりの創意工夫が施されているドライバーなのだと思いました。
形状的には、ごくノーマルな感じがしますが、かなりのハイテクドライバーのような気がしました。
素振りをしてみると、かなり軽い感じがしました。
私にはあまり合っていないスペックのような気もしたのですが、何度も素振りを繰り返してフィーリングを掴んでいこうと思いました。
装着されているシャフト『クアトロテック』にはいい思い出がたくさんあるのですが、このシャフトは少し軟らかいですし、それほどベストマッチしている感じではありませんでした。

ボールを前にして構えた感じは、とてもノーマルな感じがして、すごく構えやすく感じました。
この丸顔がとてもいいです。
『トゥ』も出っ張っていないので、つかまり過ぎない感じがして、とても構えやすいです。
どちらかというと『逃がし顔』だと思うのですが、私はこういった顔にはとても惹かれます。
左へ引っかかりそうなイメージは湧いてきませんでした。
コントロールしやすそうな印象を受けました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その独特な『音』です。
ちょっと私には合いづらい感じがしました。
甲高い感じの音で、少し違和感を覚えました。
インパクトのイメージと、音のイメージが合っていないような感じがしました。
とても構えやすいドライバーなので、このような音だったのは少し意外な感じがしましたし、少し残念な気もしました。
しかし、このやや甲高い音に好感を持たれる方も、きっとたくさんいらっしゃると思います。

『球のあがりやすさ』という点では、こういったやや『ディープヘッド』ではありますが、よく上げてくれている感じがしました。
タフな感じは全くしませんでした。
ヘッドもそうですし、このシャフトがすごくよく球をあげてくれているような気がします。
聞くところによると、このドライバーは『シャローフェース』なのだそうで、『ディープフェース』の物もラインアップされているそうです。
シャローヘッド全盛の今とあっては、じゅうぶん『ディープ』な部類に入ると思うのですが、これよりもディープな物があるそうなので、そちらにも興味を持ってしまいました。
思っていた以上に吹き上がりにくく、割と叩いていきやすい感じに好感を持つことが出来ました。

『打感』は正直『もうひとつ』だと思いました。
特別硬いとか、ボヤけた感じでもないのですが、何かこう『伝わってくるもの』が感じられませんでした。
『打感』だけで、そのショットの成否をだいたい感じ取ることが出来るものですが、今日はそういったことが少し難しく感じられてしまいました。
構えたときの顔はとても良かったのですが、『打感』『音』に関しては、あまりいいフィーリングを得ることが出来ませんでした。

『安定性』という点でも、少し球がバラついてしまいました。
やはりこのスペックが私にはやや合いづらいような気がしました。
このヘッドの性能が決して低いとは思わなかったのですが、スペック的に私には少し難しい部分がありました。
安定させていくには、かなりの球数が必要になってくるように思いました。

『飛距離性能』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
性能的にはとても高いレベルにあるとは思うのですが、やはり今日はこのスペックだと少し難しい感じがしました。
どうしても『パンチ』を入れて叩いていきたくなるのですが、そうすると球がブレ始め、なかなかまとめきることが出来ませんでした。
少し苦戦してしまいました。

『操作性』という点でも、色々な球にトライしてみて、一応は打つことが出来たのですが、正直それほど扱いやすい感じはしませんでした。
まだまだ練習が足りない感じがしました。
今日は、せっかくの『初対面』だったのですが、あまりいいフィーリングをつかむことが出来なかったので、次回出会うときには、もっと練習を重ねて、いい内容の試打をしたいです。