WINBIRD
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2014年01月19日
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WINBIRD Vertex at ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex at ドライバー です。

シャフトは GRAPHITE DESIGN Tour AD MT-6 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は64g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315gです。

久しぶりに出会った、WINBIRDのドライバーです。
WINBIRDのドライバーには、まだそれほど多く出会っていないのですが、いい印象が残っています。
特に Vertex Prototype 430 ドライバー は大好きなドライバーです。

ヘッド全体が黒くてとてもシブいです。
この微妙な丸みが、カッコいいです。
こういった曲線を出せるところも、日本のメーカーのいいところでしょうか?
こうして見ていても、いい目の保養ができます。

ネックの長さは標準的な感じです。

ソールにはひとつだけウェイトが配置されていました。
とてもシンプルな構成になっています。
これまでの経験から、こういったシンプルなヘッドこそ、メーカーの自信がうかがえるような気がしてなりません。
調整機能を付けていても、肝心の基本性能が充実していなかったら、そのクラブにはあまり魅力を感じませんが、このドライバーにはすごくいい雰囲気が漂っています。

ソールのトゥ側には『MT』と表示されていました。
どういう意味があるのでしょうか?

フェース面のスコアラインには、溝が無くフラットでした。
スリクソンのZシリーズのドライバーのようになっています。
こういった工夫も、メーカーのこだわりが感じられます。

顔は、やや『つかまえ系』に見えました。
まずまずの顔だな・・・。と思いました。

セミシャローバック形状といっていいでしょうか?
すごく薄い印象はありませんが、私の感覚ではシャロー系のヘッドに入ります。
ディープという感じはしませんでした。

ボールを前にして構えてみても、まずまずでした。
やはりつかまりやすそうな印象を受けました。
フェースが被っているというのではないのですが、『逃がし系』というよりは『つかまえ系』に見えました。
インパクトの前後で逃がしていく・・・。というよりはフェースを『ロールさせる』というイメージのほうが湧きやすいドライバーです。
私は左へのミスがすごく怖いのですが、このドライバーは構えづらく感じるほどではありませんでした。
強い違和感もありませんでした。
緊張して構えることもなく、結構気楽に構えることができました。
これくらいであれば、いい感じで打っていけるだろう・・・。と思うことができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とてもいいと思いました。
好感のもてる打感です。

『音』も小気味よくて、耳に優しい感じです。

『球のあがりやすさ』という点でも、見た目は結構タフそうな感じがしないでもないですが、実際はそんなことはなく、あがりやすいと感じました。
タフなドライバーではありません。
弾道が高すぎることもなかったのですが、しっかりとキャリーを稼いでくれました。

『安定性』という点では、今のドライバーはかなり高性能な物が多いので、それほど目立つ感じはしませんが、とても易しいと感じました。
シビアさは全く感じませんでした。
タイミングも合いやすく、『セミオートマチック』的に打っていくことができました。
打点も揃いやすいと感じました。

『飛距離性能』は、かなりの高得点でした。
弾きがとてもいいですし、ボール初速も速いです。
打ち出しの勢いが強く感じられました。
やはりフェース面に色々な工夫が施されているんだろうな・・・。と思いました。
WINBIRDのドライバーをたくさん試したわけではないのですが、少なくともこれまで出会ってきた中ではナンバーワンの飛距離性能といっていいように思います。
叩いていって、距離を伸ばしていけるドライバーです。

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
あまり大きく曲げるタイプのドライバーではありませんが、左右に曲げることもできました。
構えたときの印象通り、球のつかまりがいいドライバーだと思いました。
シャロー系で大型ヘッドの球のつかまりの悪さを感じておられる方にも、魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
『スライス矯正ドライバー』だとは思わなかったですが、逃げる感じがしなかったので、易しく感じられる方も多いんじゃないかな?と思いました。
装着されているシャフトの効果も大きかったのだと思います。
左につかまり過ぎず、上手くこちらの言うことを聞いてくれたような気がします。

試打してみて、一球目から好感のもてるタイプと、そうでないタイプに分かれますが、このドライバーは明らかに前者です。
最初から最後まで、ずっと好感がもてました。

打つ前は、すごく期待していたけど、実際に打ってみたら、そうでもなかった・・・。というドライバーもたくさんありました。
しかし、このドライバーは試打しても、いい印象しか残りませんでした。
一番の魅力は飛距離性能の高さで、その次が打感と音の良さです。

価格を尋ねてみると、やはりヘッドだけで、かなり高価でした。
打っていたときから、そのような雰囲気が伝わっていました。
チープな感じは全くしませんでした。
とても丁寧に作られているのがよく解りましたし、その精度の高さが『飛び』につながっているように思います。

性能も精度も高くて、大量生産されないからこそ、こういった価格になるんだろう・・・。と思いました。
とても心地いい『爽快感』が残ったまま、練習場を後にすることができました。
一度試打して、もう二度と試打しないクラブも多いですが、このドライバーはまた何度でも試打してみたいです。
購買意欲も刺激されました。
明日、早速友人たちに、このドライバーを紹介してみようと思いました。
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2013年08月17日
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WINBIRD Vertex UT

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex UT の U4番 です。

シャフトは フジクラ MCI80 です。
ロフトは23度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は86g、トルクは2.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は368g です。

初めて手にするWINBIRDのユーティリティクラブです。
これまでドライバーとアイアンしか手にしたことがないのですが、今日は運良く、このユーティリティを試打する機会に恵まれました。
WINBIRDのクラブは、これまであまり多く接していないのでワクワクしました。

こうして見ても、適度に厚みがあるので、初めてマレット型パターを手にした頃を何故か思い出していました。
ニック・プライス選手が使ったことで人気が爆発したボビー・グレースの『ファットレディ』というマレット型パターがあるのですが、私は姉妹モデルの『キュートキッド』というパターを一時期使っていたことがあります。
そのパターの形に何となく似ているな・・・。と思いました。

真ん中の丸い物は、おそらくウェイトの役目を果たしていると思うのですが、その両隣りの葉っぱのような形をしたものも、そうなのでしょうか?

ネックは明らかに長めで、扱いやすそうです。
あくまでも私の感覚的なことなのですが、インパクトの時にフェース面が上を向き過ぎないような印象を受けるので、ロングネックのクラブは好きです。
右の手のひらの感覚が活かしやすく、いい感じで球をコントロールしていけそうな感じがするので、とても好感がもてます。

セミディープ形状といっていいでしょうか?
適度な厚みがあって、とてもいい感じです。
ドライバーやフェアウェイウッドはシャロー化がかなり進んでいますが、ユーティリティはまだそこまでいっていないように思います。
あまりシャローにする必要がないからなのでしょうか?

『顔』はまずまずだと思いました。
オフセットが多少効いていますが、それをあまり感じさせないのがいいと思いました。
これくらいであれば、視覚による『変な細工』をしなくて済みそうだと思いました。

素振りをしてみても、いい感じです。
装着されている『MCI』がすごくいいです。
私はこれまで何度か試しているシャフトですが、とてもいい印象をもっています。
タイミングも取りやすく、スチールシャフトを愛用している私でも、何の難しさも感じません。
カーボンシャフトでありながら、かなり『スチールテイスト』で振っていけるシャフトです。
私はゴルフを始めてからずっと、アイアンにはスチールシャフトを愛用してきましたし、ドライバーも最初はスチールシャフトでした。
アイアンは、これからも『軽量』ではなく『ノーマルウェイト』のスチールシャフトを使っていくだろうと思います。
しかし、もしカーボンシャフトを挿すとするならば、この『MCI』が第一候補になるだろう・・・。と、ずっと思ってきました。
これまで、アイアン用のカーボンシャフトをいくつも試打してきましたが、このMCIが一番振りやすく感じます。
カーボンシャフトだから・・・。と構えることなく、楽な気分で振っていくことができます。
カーボンシャフトが出始めの頃は、その独特の『暴れ感』や『頼りなさ』『感覚の伝わりづらさ』などがありましたが、最近はすごく進化しています。
このMCIを振っていたら、特に感じます。
藤倉もそうですが、他のメーカーのカーボンシャフトもすごく高性能になってきました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
ラインも出しやすそうですし、ボールを押さえこんでいけそうな感じがすごく伝わってきました。
高~くあがりそう・・・。というよりは、ライナー系のイメージのほうが出しやすいと感じました。
必要以上の弾道の高さはマイナスに作用することも多いので、このUTの構え感は好感がもてました。
構えたときに『平べったさ』が強く感じられると、私はどうしても細工をしてしまう悪いクセがあるのですが、このようにある程度の厚み感があって、まとまった形をしていると、そのような心配をしないでいいので、楽に感じます。
ウィンバードのUTは初めてでしたが、初めてとは思えないような親しみやすさがありました。
構えやすさとシャフトの振りやすさが、いい相乗効果を発揮してくれ、ナイスショットが約束されているように思えてきました。
試打を開始しました。

『打感』はとてもソフトです。
球の抵抗感を殆ど感じさせません。
暑さは厳しいですが、これならば疲れることなく、たくさん球を打っても平気だな・・・。と思いました。
『インパクトによるストレス』を感じるクラブも、これまでたくさん出会ってきましたが、このクラブにはそういったマイナス的なことは全く感じられませんでした。

『音』は静かでいいです。
周りを気にすることなく、いくらでも打っていけるな・・・。と思いました。
ただ、暑さが厳しいせいか、練習場は土曜日でも、少し空いていました。

球はあがりやすいと思いました。
23度というロフトもありますが、ヘッド後方に見られたウェイトもよく効いているのではないでしょうか?
タフな感じは全くしませんでした。
やや出っ歯だったせいか、球を拾いやすいと感じましたが、グースを好まれる方には、やや難しく感じられるかもしれません。
私はグースがきついタイプはやや苦手にしているので、このほうが易しく感じました。
これはやはり、好みによるところが大きいのかもしれません。

『安定性』という点でも、いい印象をもちました。
ラインを出しやすく、大暴れしないので、ターゲットを絞り込んで打っていけます。
私はUTよりもアイアンのほうが好きなので、できればアイアンを使っていきたい・・・。と考えているのですが、UTもアイアン同様、『狙っていくべき』クラブだと思います。
そういった意味では、このクラブはグリーンを果敢に攻めていけそうに感じました。
『練習場とコースでは全く別物』とは、昔からよく言われてきましたが、私はそれでもこのクラブはすぐにでも実戦で試してみたい・・・。と思いました。

『飛距離性能』という点では、UTの4番としては標準的な部類かな?と思いました。
『激飛び』だとは思いませんでしたが、ある程度コンスタントに距離を稼いでいける感じがしました。
ユーティリティは、ドライバーや3Wのように距離をシビアに求めていくクラブではないので、『計算しやすい飛び』のほうがスコアメイクでも役に立つような気がします。
しかし、ドライバーや3W同様、ユーティリティなど全ての番手で、飛距離を追求したい・・・。という方もいらっしゃると思います。
そういった方には、ちょっと合いづらいかな?と思いました。
このUTは『飛び』というよりも、『扱いやすさ』を感じました。

『操作性』という点で、私は一番魅力を感じました。
打感や音も良かったのですが、この扱いやすさがとても気に入りました。
インテンショナルなショットにも対応してくれましたし、球はあがりやすいですが、あがりすぎず低めに抑えていきやすいところに魅力を感じました。
初対面とは思えないほどの親近感を憶えました。
構えた印象のまま、ショットすることができました。

ヘッドの好印象もありましたが、シャフトもすごくいいと思いました。
いいマッチングだな・・・。と思いました。

変なクセがなく、とてもオーソドックスなUTでした。
目を見張るほどの大きな長所が無い代わりに、これといった欠点も見つかりません。
最近流行りの『飛び系FW』は、飛距離性能が長けている分、性格的に尖っている部分があると思いますし、ユーザーの幅は限られてくるのかもしれません。

しかし、このクラブは幅広い層に対応できていると思います。
先ほども書きましたが、強いグース形状を好まれる方以外は、とても親しみやすいクラブといえるのではないでしょうか?
MCI以外のシャフトでも面白そうだと思いましたが、私はこのシャフトとのマッチングがすごくいいと思いました。
さすがはアイアン用に開発された、カーボンシャフトだな・・・。と思いました。

ロフトが23度ということは、私の感覚では『4番アイアン』ということになるのですが、今のアイアンの多くはロフトが立っていることもあり、場合によっては『6番アイアン』と同等のロフトといえるのかもしれません。
アイアンの番手によるロフトが多様化しているので、全く計算が立たなくなりました。
私は今愛用している4番アイアンがすごく気に入っているので、このクラブを実戦で使うことは少ないような気もしたのですが、また違うロフトでも試してみたいと思いました。

全体的な印象として、主張し過ぎているところがない分、こちらの言い分が通りやすいように感じました。
クラブの性能を円グラフで示すとしたら、かなり円に近い形になるような気がします。
それくらい、全体的なバランスが取れているクラブです。
私は今、UTを購入する予定は無いのですが、このUTとシャフトは好感がもてました。
また何度でも試打を楽しみたいと思いましたし、友人たちにも勧めてみたいです。
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2012年05月26日
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WINBIRD Vertex PC アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex PC アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは32度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は432g です。

初めて手にした、WINBIRDのアイアンです。
これまでドライバーを手にしたことはあったのですが、アイアンは初めてなので、とても嬉しく思いました。
ドライバー同様、アイアンもとてもカッコいいです。
どうしてもテンションが上がってしまいます。
昨年出会った、Vertex Prototype 430というアイアンがとても好印象だったので、このアイアンにもすごく期待感が膨らみました。

このシャープでヘッドが薄い形状に、すごく好感をもちました。
今はどちらかというと、厚めのアイアンが多いように思うのですが、このアイアンはすごく自然な薄さだと思いますし、違和感を全く感じません。
こうして見ていても、すごくいいイメージが出てきました。

『彫り』も、かなり浅く、見た目的には『ハーフキャビティ』に近い感じだと思います。
それでいながら、アンダーカットキャビティの易しさが感じられるのではないかな?と思いました。
見た目シャープで難しそうだけど、実は易しい・・・。
そんなアイアンじゃないかな?と思いました。

『ソール幅』は、今のアイアンの中では、割と狭いほうだと思います。
昔からよく見られた幅だと思いますし、いわゆる『スタンダード』的にも見えるのですが、今のアイアンは『プロモデル』と呼ばれるクラブでも、結構ワイドな物もあるので、そういった点からも、このアイアンは少し狭い感じがしました。
ソールが狭いと難しそう・・・。と感じられる方もいらっしゃると思いますが、実際はそんなことはないので、敬遠すべきではないと思っています。
あまり広すぎないほうが、きちんとソールを入れられる感じがします。

『ネックの長さ』という点では、はっきりと短めだと思いました。
最近はネックもやや短めになっている傾向があるように思うのですが、そういったことを考えてみても、このアイアンは短めな印象を持ちました。
程よい低重心設計になって敷居を高くし過ぎていないのだろう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみると、とても構えやすくて、いい感じでした。
トップラインも厚過ぎず、またグースも弱めな感じなので、私にとってはとても構えやすいアイアンです。
切れ味が鋭くてシャープそう・・・。というよりは、どことなく丸みを感じましたが、球を包み込んでいくイメージがもてました。
グースが強く効いていたほうが、球を包むイメージが持ちやすい・・・。という方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、私はグースがきついと上手くさばけずミスを連発してしまうこともあるので、弱いほうが自然とターンしていきやすく感じます。
『引っ掛け』の心配もしなくて済みます。
ヘッドの大きさも大きすぎず、どちらかといえば小顔に属すると思いました。
ボールとの『大きさのバランス』もとれているように感じました。
いいイメージがすごく強く湧いてきました。
構えづらいアイアンだと、なかなかテークバックのタイミングが取れませんが、このアイアンはすぐにテークバックを始めることができました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
これまで出会ってきた同様のアイアンと同じような好印象をもちました。
打感に『厚み感』は、それほど感じませんでしたが、適度に柔らかいので、一球一球とても楽しくショットすることができました。

『球のあがりやすさ』という点でも、いい感じです。
見た目はとてもタフそうに見えなくもないですが、実際はとてもイージーなアイアンだと思いました。

こういった『ポケット系』のアイアンの長所が、とてもよく出ていると思います。
球をあげやすくする為にヘッドの大きさや厚みが強くなり過ぎると、今度は構えづらくなり、逆に難易度が上がってしまいます。
打つ前にいいイメージが出せないクラブはとても難しいものです。
『行き当たりばったり』で打つしかないので、真っ暗な道を灯りもつけないで歩くようなものです。
いつ石に転ぶかもしれません。
しかし、こういったタイプのアイアンは、『物理的な易しさ』と『構えやすさ』が上手く両立できているように思います。
安心してターゲットに落としていくことができました。
『視界良好』といった感じです。
軽く拾っていく感じで、ボールはすごく自然に上がっていってくれました。
見た目の『シャープさ』とは、いい意味で正反対の『イージーさ』をすごく感じました。

『安定性』という点でも、このような形状らしい、イージーさを感じました。
シビアな感じは全くしません。
ある意味『大らかさ』を感じました。
アイアンに『寛容さ』を求めておられる方には、とても魅力的な存在といえるのではないでしょうか?
これまで同様のアイアンにたくさん出会ってきたので、このアイアンの寛容さは、ある程度予想がついてはいたのですが、やはりとても易しいアイアンだと思いました。
ラインも出していきやすく、ブレる感じがしませんでした。

『飛距離性能』という点でも、私の感覚では、よく飛ぶ感じがしますが、今ではこれくらいが『ノーマル』といえるのかもしれません。
アイアンでも飛距離が求められている時代なのだと思います。
今は他のメーカーの、いわゆる『プロモデル』と呼ばれるようなアイアンでも、7番が『32度』というものも少なくないので、やはり飛距離というものは大きな魅力なのかもしれません。
このアイアンも『飛び過ぎるアイアン』ではありませんが、決して飛距離で劣っている感じはしないので、周りのみんなに飛距離で置いていかれたくない・・・。ショートホールでも同伴者よりも長い番手を使いたくない・・・。という方には、マッチしているのかもしれません。
ロフトはやや立ってはいますが、高めのキャリーでしっかりと距離を稼いでいけるアイアンだと思いました。
今のゴルファーのニーズに、よくマッチしていると思います。

『操作性』という点でも、良いと思いました。
とても扱いやすくて、左右に曲げたりすることも難しく感じることはありませんでした。
マッスルバックやハーフキャビティのような『機敏さ』は、あまり感じませんでしたが、『マニュアルさ』と『オートマチックさ』の、ちょうど中間くらいの位置にあるような気がしました。
球筋がドロー系の方も、フェード系の方も、すごく安心できるアイアンといえるのではないでしょうか?
『ポケット系アイアン』の寛容さを充分に感じながらも、ある程度曲線のイメージを描いていける感じがしました。

初めてのWINBIRDのアイアンでしたが、とてもいい印象のまま試打を終えることができました。
構えやすさや打感など、いいフィーリングを感じつつも、このアイアンの易しさにどっぷりと浸かっていました。

私は、こういったいわゆる『ポケット系』のアイアンを購入したことがないですし、おそらくこれからもそうなのではないかな?と思っています。
私の周りは勿論、今はプロのトーナメントなどでも、このようなタイプのアイアンをとてもよく目にするようになりました。
それだけ、こういったタイプのアイアンが優れているのだと思います。

しかし、それでも何故か昔ながらの形状のアイアンに惹かれてしまっています。
易しいアイアンだとは思いつつも、自分の相棒になってくれるアイアンには、易し過ぎないで『マニュアルチック』部分を求めてします。
そのほうが、こちらの意思も通しやすいように感じるからなのかもしれません。
いくら易しくても、こちらがちょっと曲げたいときや、少し抑え気味に打っていきたいときにも、常にオートマチック的に飛んでいってしまうと、難しく感じてしまうところがあります。
いつも同じ距離を同じ感覚で打っていければいいのですが、実戦ではなかなかそのようなシチュエーションになりません。
なので、どうしても少し『味付け』のできるクラブを求めてしまうのかもしれません。

ゴルフクラブは、10年前・20年前とは比べものにならないほど進化していて、その進化に恩恵を受けることも多いですが、逆に少しとまどってしまうところもあるような気がします。
ただ、今は数年前に比べ、『フィーリング』という点でも、各メーカーが力を入れてきてくれているので、とても好感度の高いクラブが多いです。
『物理的性能』<『フィーリング性能』
だと私は思っています。
そういった点で考えてみても、このWINBIRDのアイアンは、上手くバランスが取れているように思います。

試打する前と、実際に試打してみた後と、それほど印象が変わらなかった・・・。という感じがします。
いい意味で、『既視感』を感じました。
それは、これまでたくさんの同じような素晴らしいアイアンに出会えたからだと思います。
アイアンはドライバーに比べ、打つ前の印象が裏切られないことが多いですが、このアイアンもまさにそんな感じでした。

易しいアイアンが欲しいけれど、ヘッドが大きすぎたり厚過ぎたりして、構えづらいアイアンは嫌だ・・・。と思ってらっしゃる方には、とてもマッチしやすいのではないでしょうか?
すごく親しみやすいアイアンだと思います。
ただ、弱点としては、大手有名メーカーのように、目にする機会がそれほど多くないので、試すチャンスが少ないということです。
こういったところは、とても残念に思います。

ゴルフクラブの選び方も、二通りあるような気がしています。
ひとつは『大手有名メーカー』や『プロが使っているクラブ』を好む選び方と、もうひとつは有名ではないけれど、性能や品質がしっかりとしていて、『周りの人があまり使っていないクラブ』『プロの使用とは全く関係のないクラブ』を選ぶ方法です。
私は何年か前まで、ずっと前者だったのですが、最近では後者のほうに少しずつシフトしていっているような気がしています。
勿論、大手有名メーカーのクラブの信頼度は高いですが、それでいながら少数生産によるクォリティーの高さが維持されている『地クラブ』の存在が私の中で大きくなっています。
特にドライバーでは、その性能の高さは目を見張るものがあります。
海外で大量生産されないので、必然的に価格は高くなってしまいますが、それでも強く魅力を感じてしまいます。
少数生産のドライバーの性能の高さは、凄いと言わざるを得ません。
そういった素晴らしいドライバーにたくさん出会ってきました。
このWINBIRDのアイアンは、いい意味で、それほど驚くようなことはなかったのですが、とてもいい印象が残りました。
今の『ど真ん中』をいっているアイアンだと思いました。
私はWINBIRDというメーカーをあまりよく知らないのですが、このアイアンのおかげですごく好きになりました。
早速、仲間たちにも勧めてみようと思いました。
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2011年09月24日
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WINBIRD Vertex Prototype 430 ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex Prototype 430 ドライバー です。

シャフトは CRAZY BLACK 50 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは7.4(S)、シャフト重量は66g、トルクは3.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は318g です。

シャープな感じがとてもカッコいいWINBIRDのドライバーです。
最近は、こういった立体的なドライバーが増えてきていて、『ドライバーのカッコ良さ』という点でも、少しずつ復活しているような気がします。
カラフルさは無く、とてもシンプルなデザインですが、このシンプルさが、またカッコ良さを表現しています。
これまで『名器』と呼ばれるようなドライバーは、その性能に自信があるからなのか、こういったシンプルなデザインの物が多いような気がします。

こうして見ていても、すごく落ち着いたデザインだと思います。
あまりシャローな感じがしないのがいいです。
『大手有名メーカー』『地クラブ』限らず、これからは、こういったタイプのドライバーが増えてくるのではないでしょうか?
そして、また数年が経つと『シャローモデル』が増えてくるのではないでしょうか?
やはり『流行は繰り返す』のだと思いますし、もうそろそろ『チタン』に代わる素材が出てきてもいいのではないかな?と思いました。
パーシモン時代が終わり、メタル時代に突入すると、メタルの他にも『アルミ合金』や『プラスチック』『カーボン』など、様々なヘッド素材が出回りましたが、最近はどれも一様に『チタン』のようです。
しかし、チタンと一言でいっても、それぞれかなりの違いがあるのだそうですが・・・。

ヘッド後方にある、この突起物のような物に目が行きました。
これは単なるデザインだけのことでしょうか?
それともウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
いずれにせよ、クラブのデザインを崩していないところに好感が持てました。

『Prototype』ということで、プロが使用する特別な仕様になっているのかと思ったのですが、それほど変わった感じはしませんでした。
少し小振りなところがいいです。
ヘッド体積は、名前の通り『430cc』なのでしょうか?
『Vertex』という単語を辞書で調べて、『頂点』という意味だということを知りました。
それだけ性能に自信があるということだと思いますし、ゴルフクラブに適したネーミングだと思いました。
こういった名前が付けられていると、購買意欲が刺激されてしまいます。

この角度から見ていても、結構叩いていけそうな感じがします。
どちらかといえば、ディープに属するのかもしれませんが、それほど厚い感じはしませんでした。
『叩きやすさ』と『親しみやすさ』が同時に感じられ、いいショットが打てそうな予感がすごくしました。

『顔』も、すっきりした感じで、とても『男前』だと思いました。
打つ前からプレイヤーの邪魔をせずに、落ち着いて構えられる顔だと思いました。
『ジャパニーズドライバーの美しさ』といったらいいでしょうか?
いい目の保養ができました。

素振りをしてみても、すごくいい感じでした。
装着されている、クレイジーシャフトとの相性もいいと思いました。
初めて出会ったドライバー(ヘッド)ですが、その『相方(あいかた)』が何度も出会っているシャフトなので、すごくニュアンスが伝わってきたような気がします。

ボールを前にして構えてみても、やはりとてもいいと思いました。
フェースも被っていないですし、適度なディープ感が安心感を与えてくれます。
左右に曲げるイメージも持ちやすかったですし、球が上がり過ぎなさそうなところに好感を持ちました。
このドライバーのロフトは10.5度ということですが、これくらいの『フェースの見え具合』だと、違和感を感じることもありませんでした。
すごく楽に構えることができて、体中のエネルギーが込み上げてくるようでした。
今日はいいドライバーに出会ったな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまず・・・。だと思いました。
割としっかり目といいますか、程よい『手ごたえ』といったらいいでしょうか?
『球の質感』を感じることができました。
最近は割とソフトな感じのドライバーが多いような気がしますが、このドライバーはそれらと比べると、ややしっかりしているように感じました。
このドライバーの打感にも、嫌な感じはしませんでした。

『音』は、比較的おとなしめな感じで好感を持つことができました。
最近は違和感を感じるような異音を発するドライバーはほとんど見かけないですし、このドライバーも打つ前からすごく安心して振り切っていったのですが、予想通りいい感じで打たせてくれる音で安心しました。
インパクトが緩むこともなかったですし、周りが気になることもありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、明らかに『ヒッタータイプ』の方に合いやすいドライバーだと思いますが、それほどタフなドライバーだとは思いませんでした。
ロフトが10.5度ということを考えてみると、かなりしっかりした印象もありますが、本来はこれくらいの弾道の高さが10.5度なのかな?と思いました。
高~くあがる・・・。という感じではありませんでしたが、ドロップ感もなかったですし、これまで出会ってきた同様のドライバーの感覚で打つことができました。
このドライバーのロフトがいわゆる『リアル』なのかどうかわかりませんが、これくらいならばイメージとそれほど大きく外れることはないように思われました。

『安定性』という点では、結構高い感じがしました。
形状的にはディープですが、それほどシビアな感じはしませんでした。
こういったところが、昔のドライバーと今のドライバーの大きく異なる部分だと思います。
どんなミスにも寛容で、フェース面のほぼ全てがスイートエリア・・・。といったタイプのドライバーではありませんでしたが、見た目以上に易しいドライバーだと思いました。
寛容なところを感じました。

『飛距離性能』という点でも、なかなかハイレベルだと思いました。
気持ちよく叩いていけるので、自然と飛距離を稼いでいくことができます。
いわゆる『ヒッターの邪魔をしないドライバー』なのだと思いました。
『目が点』になるような驚く飛距離だとは、正直思いませんでしたが、このドライバーのポテンシャルもレベルが高いと思いました。
私はまだそれほど多くの『WINBIRD』のドライバーに出会ったわけではないのですが、この『Vertex Prototype 430』というドライバーが、私には一番マッチしているように感じました。

『操作性』という点でも、いい印象を持ちました。
構えたときの好印象通り、左右に曲げることも難しくありませんでした。
安定性が高いからでしょうか?
なかなか大きく曲がることはありませんでした。
どれも実戦で使えそうな弾道でした。
球が上がり過ぎないので、そこに気を遣わなくていいところが気に入りました。
高さを気にせず、左右のカーブだけに集中することができました。

こういった大きなミスにつながりにくくて、こちらの気持ちが伝わりやすいドライバーというのは、試打をしていてもとても楽しいです。
私の頭の中では、練習場の打席がずっとホームコースのティグランドになっていました。
すごくいい感じでティショットを放つことができました。
しばらく使っていると、距離の計算も立ちそうなドライバーだな・・・。と感じていました。

全体的にとてもまとまっていて、すごくレベルの高いドライバーだと思います。
『飛距離』とか『安定性』など、どこかが特別秀でている・・・。という感じではなかったのですが、それは裏を返せば、そのどれもが同じくらいレベルが高いことを意味しているように思えてきました。
こういったいいドライバーに出会うことができて、すごくいい一日だったな・・・。と思いました。

すごく形も美しくて、いかにも難しそう・・・。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このドライバーに限らず、最近のドライバーにいえることだと思いますし、見た目以上に親しみやすさを感じられる方も多いのではないでしょうか?
なかなか出会う機会が多くないのが残念なところではありますが、また是非試打を楽しみたいドライバーのひとつです。
コースでも試してみたい・・・。と思わせるほどの好印象なドライバーでした。
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2011年08月11日
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WINBIRD Passaggio 460 ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Passaggio 460 ドライバー です。

シャフトは 三菱レイヨン BASSARA G53 です。
ロフトは11.5度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は56g、トルクは4.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は306g です。

久しぶりに出会ったWINBIRDのドライバーです。
あまり出会う機会がありませんが、親しみやすい印象があります。
初めて出会ったときの、エポンやJBEAMなどの衝撃は残っていませんが、このメーカーのドライバーにも好印象が残っています。
『Passaggio』とは、どういう意味なのでしょうか?
辞書で調べてみても載っていませんでした。

こうして見ても、これまで出会ってきたたくさんのドライバーとよく似ているような気がします。
新製品なのかな?と思い、尋ねてみるとそうでもないとのことだったのですが、今のドライバーらしい雰囲気があります。
とても整った美しいドライバーだな・・・。と思いました。

このドライバーにも、最近の主流ともいえる『ウェイト』のようなものが付いています。
こういったことは『見慣れた』というよりは、このほうが多い・・・。という感じすらしてきます。
やはりウェイトの効果は絶大なのでしょうか?
簡単には取り外せない感じがしますが、色々な重量の物に替えてみるとどうなるのか?とても興味があります。

よく見ると『溝』のようなものが見えます。
どういった効果があるのでしょうか?
何かしらの意味があるのだと思いました。

『顔』は、なかなかの『男前』です。
すごくいい顔だなと思いましたし、独特の光沢感がとても美しく感じられました。

素振りをしてみた感じは、思っていたよりもソフトな仕上がりになっていて、タフさは感じませんでした。
『バサラ』というシャフトも、久しぶりでしたが、こんなに軽かったかな?と思えてきました。
フレックスも『S』ということですが、すごくよくしなる感じがしました。

ボールを前にして構えてみると、ややフェースが被っているように見えたのですが、苦手意識を感じるほどではありませんでした。
できれば、もっと『オープン』な感じが好みなのですが、このドライバーの『構え感』でも、特に不満はありませんでした。
左へ引っかかりそうなイメージがしますが、こういったタイプのヘッドにだいぶ慣れてきたせいか、上手く対応していけそうな予感がしました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じだと思いました。
特に硬すぎず、適度なしっかり感があって、気持ちよく振り抜いていくことができました。

『音』も、まずまず・・・。だと思いました。
割としっかりとした音だと思いましたが、特に高すぎることもなく、いつもの感覚でインパクトを迎えることができました。

『球のあがりやすさ』という点では、かなりよくあがる感じがしました。
最近では珍しいロフト『11.5度』ということで、ドライバーというよりは『ブラッシー』に近いと思いました。
『エースドライバー』というよりは『セカンドドライバー』として活躍してくれそうなクラブかな?と思いました。
普通に打っても、かなり上がってくれますし、叩きに行くと余計に吹き上がってしまう感じがしたので、もっと抑えていきたい・・・。と思いながら試打を繰り返しました。

『安定性』という点では、比較的高いものを感じましたが、決して曲がりづらいドライバーだとは思いませんでした。
結構寛容なところもあると思いましたが、プレイヤーの感性を鈍らせてしまうんじゃないか?と思えるような易し過ぎるヘッドではないと思いました。
フェースがやや被っているように見えたので、左へ行きそうな感じもしていたのですが、意外とつかまり過ぎず、右へ逃がしていくこともできました。
スイートエリアもそれほど狭いとは感じなかったですし、見た目通り、易しい部分のほうが多く感じられました。
ちょっと前までよく見られていた『超・シャローヘッド』のドライバーのあの『直進性』とは、また異なる感じがしました。
左へ引っかかり過ぎることがなかったので、今日は易しく感じましたが、それがずっと続くようには思えませんでした。
ただ、多少のフックフェースを好まれる方は、かなり易しく感じられるのではないでしょうか?
極端なフックフェースのドライバーは最近は少なくなってきましたが、それはやはり『構えづらさ』が関係しているのだと思います。
そういった点でも、このドライバーは結構『おとなしめ』な感じの構え感ですし、特に主張する感じがないので、私はそこに好感を持ちました。

『飛距離性能』という点では、どうしても上がり過ぎてしまうので、正直もうひとつかな?と思ったのですが、先ほども書きました通り、『ブラッシー』として考えてみるならば、また違った印象を持ちました。
しかし、それでもこのスペック自体が私にはやや難しく感じる部分がありました。
外見的にはとても本格的ですし、いかにもハードそうな印象のドライバーですが、見た目以上に敷居も低くて、スインガータイプの方に合いやすいドライバーといえるのではないでしょうか?

『操作性』という点では、少し難しい・・・。と思いました。
それはシャフトにも感じられましたし、このヘッド自体もそれほど操作するタイプではないように感じられたからです。
インテンショナルなショットを打とうとすると、思っていなかったようなミスショットを打ってしまいました。
なかなか思うようにはいきませんでした。

第一印象は『ヒッタータイプ向け』かな?と思っていたのですが、実際は『スインガータイプ向け』のほうが近い感じがしました。
今日は少し扱いづらい部分も感じたのですが、もし機会があれば違ったスペックで試してみたいです。
久しぶりのWINBIRDのドライバーでしたし、まだまだ出会ったクラブは少ないですが、これからも積極的に試打していければ・・・。と思いながら練習場を後しました。
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2010年09月28日
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WINBIRD Vertex FF460 ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex 450 ドライバー です。

シャフトは マミヤ ATTAS-T2 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、トルクは3.4、バランスはD2、キックポイントは中調子です。

二度目の『ウィンバード』のドライバーです。
私はあまり馴染みがないメーカーなのですが、初めて出会った時には、いい印象を持ったまま試打を終えることが出来ました。
なので、このドライバーにもすごく期待感が膨らみました。
特に、前のモデルよりも断然『カッコ良さ』がアップしたような気がします。
派手さはないですが、とても落ち着いていて、センスのあるデザインに仕上がっています。

このドライバーも、他のメーカーのドライバー同様に、ウェイトのような物が付いています。
こういったところは、最近のドライバーらしい感じがします。
このウェイトは取り外しが出来るのでしょうか?

最近よく見られる、極端なシャローヘッドという感じではありませんが、このドライバーもまずまずの『薄さ』を感じます。
叩いていけるか不安になるほどの薄さではありませんが、私の感覚では明らかに『シャローヘッド』です。
今は、こういった形状が主流だと思いますし、ディープヘッドが苦手な方は、こういった形状に易しさを感じられる方も多いのではないでしょうか?

素振りをしてみた感じは、なかなか好印象でした。
変なクセがなくて、振りやすいシャフトだと思いました。
フレックスが『S』ということでしたが、結構軟らかい感じのシャフトだと思いました。
『重量感』も、それほどはっきりと感じられるほどではなかったですし、一般に量販店で売られているドライバーのスペックにとても近い感じがしました。
敷居が高すぎず、親しみやすいドライバーのように感じられました。
正直いって、私はもう少し『しっかり感』と『重量感』を感じていたかったのですが、このスペックでも扱いづらい感じはしませんでした。

ボールを前にして構えた感じは、とても美しいヘッド形状で、すごく構えやすく感じました。
やる気が俄然出てきました。
最近は数年前に比べ、構えやすいクラブが『復活』してきたように思いますし、強い違和感を感じるほどのドライバーには出会った記憶がありません。
やはり構えやすいクラブが一番です。
私の場合は、右へ行きそうなドライバーには、苦手意識を感じないのですが、左への強いイメージを起こさせるドライバーは、かなり苦手にしています。
打つ前から、成功のイメージが湧いてこないですし、実際に打ってみてもいい結果が得られないことが圧倒的に多いです。
その点、このドライバーの構えやすさには、すごくいい印象を持ちました。
ドライバーのように遠くへ飛ばすクラブほど、ちょっとした『誤差』や『不安』といったものが大きなミスへとつながりやすいので、やはり『構えやすさ』というのは、とても大切だと思います。
このドライバーは、いわゆる『投影面積』を感じやすいタイプなので、この形状に大きな安心感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私はもう少し『小顔』でもいいかな・・・?と、正直思ったのですが、このドライバーの『顔』には、全く不満がありません。
こうして構えているだけで、すごくリラックスすることが出来ました。
すごくいい精神状態のまま、試打を開始することが出来ました。

まず感じたのが、その『柔らかい打感』です。
すごく心地良い感触がしばらく手に残る感じです。
『硬い』とか、嫌な衝撃が手に残る・・・。といったタイプのドライバーでは全くありません。
すごく『ソフト』な感触なので、体にも優しい感じがしました。
適度に『弾き感』も感じられましたし、この心地良い感触は、このドライバーの大きな長所だと思いました。

『音』も、自然な感じで好感が持てました。
割とハッキリとした感じの音でしたし、『こもった』ような音ではありませんが、これまでもこのような音はたくさん聞いてきたので、すごく自然な感じがします。
集中力がとぎれないですし、自分の練習に没頭できます。

『球のあがりやすさ』という点では、『普通』といったところでしょうか?
特に上がりやすいとか、低くてドロップする感じ・・・・。という印象は持ちませんでした。
想像していた通りの、ごく『ノーマル』な感じのドライバーだと思いました。
『セミハードヒッター』の方にも、すごくあがりやすく感じられるのではないでしょうか?
見た目すごくカッコいいデザインになっていて、いかにも本格的な感じのするドライバーですが、『タフ』な感じはしませんでした。
『キャリー』を充分に稼いでいけるタイプのドライバーだと思いました。

『操作性』という点では、正直いって、ちょっと苦戦しました。
なかなか曲がりにくいドライバーだと思いましたし、最初のうちはなかなか思った通りの曲線を描いていくことが出来ませんでした。
この『ATTAS-T2』というシャフトも今日が初めてでしたし、変なクセがなくて振りやすいシャフトではありましたが、もう少し『しっかり感』があってもいいのかな?と思いました。
すごく合うシャフトだと、一球目からいいラインを描いていけるのですが、今日はなかなか思うようにいきませんでした。
右から大きく回してやろう・・・。と思い、打ってみたのですが、ボールはそのままの方向に突き進んでいってしまいました。
その逆も同じ感じでした。
どちらかというと、あまり大きく曲げていくタイプのドライバーではない感じがしました。

『安定性』という点では、かなりの高得点でした。
なにしろ、なかなか曲がってくれませんでした。
色々と小細工をしてみましたが、あくまでもボールは、最初の打ち出し方向にそのまま突き進んでいく感じがしました。
途中から曲がる感じも無かったですし、かなり『直進性』が強いドライバーだと思いました。
こういったところは、やはり最近のドライバーらしい感じがしました。
以前も書きましたが、私は練習場でいつも球を曲げて楽しんでいることが多いのですが、このドライバーはなかなか曲がりにくいので、少し物足りない感じもしたのですが、逆に言うとそれだけこのドライバーが高性能だということの裏返しだと思いました。
球数をこなしていくうちに、少しずつ曲げていくことが出来たのですが、それでも最後まで大きなフックやスライスを打つことが今日は出来ませんでした。
また日を改めてトライしてみたいと思いました。

『飛距離性能』という点では、正直いって『平均的』な感じがしました。
『平均的』というと、それほど高性能ではないようにも聞こえるかもしれませんが、この高性能ドライバーがたくさん出回っている今の中での平均的ということですから、実際はかなりの高性能ということがいえると思います。
特にセミハードヒッターの方には、すごくいい結果が得られやすいのではないでしょうか?
このドライバーの飛距離性能には、好感を持ちましたが、私には『JBEAM』や『エポン』『MIRAI』といったドライバーのほうが、飛距離を稼いでいきやすい感じがしました。
しかし、これは人によって感じ方も違うと思いますし、『合う』『合わない』があると思うので、一慨には言えない部分があると思います。
このドライバーにも魅力を感じながらも、やはりこの3メーカーのドライバーの飛距離性能は、私に強烈なインパクトを残していってしまいました。

まだ二度目の『ウィンバード』でしたが、とても好印象を持ちました。
これといった欠点が見つかりません。
強いて言えば、『操作性』・・・。といいたいところなのですが、今は『操作性』よりも『安定性』を求めておられる方のほうが多いと思いますので、欠点とはいえないと思います。
前のモデルよりも、私はこの『Vertex FF460』に好感を持ちましたし、打ってみても、こうして眺めていても、すごく丁寧に作られている感じがしました。
正直いって、私はこのメーカーのことを全くと言っていいほど知らず、友人たちから聞いたりしたのですが、日本のメーカーらしい、『作りの確かさ』といいますか、『安心感』を感じることが出来ました。

今日は秋晴れの素晴らしい一日でしたが、それとリンクするように、このドライバーの試打を楽しむことが出来ました。
暑さも和らぎ、ゴルフがより楽しめるシーズンがやってきましたが、このような素晴らしいドライバーだと、また楽しみも一段と広がっていくように思いました。
これからも『WINBIRD』のクラブには、注目していきたいです。
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2010年03月20日
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WINBIRD Vertex 450 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex 450 ドライバー です。

シャフトは BIG TRAJECTORY TECHNOCOMPLEX 06sです。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は69g、トルクは3.5、バランスはD2、キックポイントは中調子です。

初めて手にした『WINBIRD』のクラブです。
私は今日、初めてこのクラブを手にするまで、こういったメーカーがあることさえも知りませんでした。
『ゴルフ好き』を自認している私ではありますが、とても恥ずかしくなりました。
日頃の自分の不勉強を痛感すると共に、まだまだ日本には素晴らしいメーカーがたくさんあるのだと思いました。
初めて手にするメーカーのクラブというのは、とてもワクワクします。

ヘッドのソール部分が艶消しなデザインなのが、とても印象的です。
最近はピカピカ光るドライバーにたくさん接してきているので、少し珍しい感じもします。
しかし、私はドライバーでもアイアンやウェッジにしても、あまり光りすぎないのが好きなので、このドライバーには好感を持てました。
『Vertex』という単語を辞書で調べてみると、『頂点』という意味なのだと知ることが出来ました。
ゴルフクラブには、とても適したネーミングだと思います。
『WINBIRD』というのも、直訳すれば『勝利の鳥』ということになるのでしょうか?
『アルバトロス(あほうどり)』『イーグル(鷲)』『バーディ(小鳥)』と、ゴルフは鳥にちなんだ名前と縁が深いので、『WINBIRD』というのも、とてもセンスがある名前だと思いました。
こうして見ていても、そんなに派手さはないですが、品質が良さそうな雰囲気が漂ってきます。

素振りをした感じは、まずまず・・・。といった感じがしました。
このシャフトは『S』だそうですが、結構軟らかい感じがしました。
決して軟らかすぎて振りづらい・・・・。という感じではなかったのですが、それほどタフな感じのドライバーではないと思いました。
何度か素振りを繰り返し、タイミングもとりやすく感じられるようになってきました。

ボールを前にして構えた感じは、やや面長で『洋梨型』に見えました。
もう少し小顔でもいいかな・・・?と思ったのですが、決して構えづらい感じはしませんでした。
とても品があって、美しいヘッドだと思いました。
このドライバーはヘッド体積が『450㎤』なのだそうですが、『460㎤』が主流の今とあっても、それほど『小ささ』を感じることがありませんでした。
それほど『小顔感』を感じませんでした。
洋梨型は、どちらかというと逃がしていきやすいイメージを持つのですが、このドライバーはとてもつかまえやすい感じがしました。
つかまりは良さそうですが、引っかかる感じがしなかったので、いいイメージを描いていくことが出来ました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じだと思いました。
何といいますか、インパクトからフェースに乗せて持って行ける感じ・・・・。といったらいいでしょうか?
『球持ち感が良い』ドライバーだと思いました。
感触も、ややしっかりとした感じがありますが、決して硬すぎないですし、違和感を感じることはありませんでした。
正直言って、夢中になるほどの打感ではないように思うのですが、このドライバーの打感には好感を持つことが出来ました。
何球打っていっても、ストレスを感じることなく、試打を楽しんで行えました。

『音』も決して大きすぎず、好感を持つことが出来ました。
自分の集中力を高めていけます。
先日試打した『EPON AF-102』の音とは、また違った感じがしましたが、このドライバーの打球音にもいいフィーリングをつかむことが出来ました。

『操作性』という点では、最近よく練習している『フェードボール』を一球目から打つことが出来ました。
構えたときは、もっと球がつかまる感じかと思っていたのですが、予想以上につかまりすぎないので、私は安心して打つことが出来ました。
勿論、大きなフックも打とうと思えば、打つことが出来ましたし、決して球が曲がりにくいドライバーだとは思いませんでした。
割と楽に左右に曲げていきやすい感じがしました。

『球のあがりやすさ』という点では、こういった形状は最近では『ややディープ』に入ると思うので、もっと上がりにくい感じかと思っていたのですが、予想以上に上がりやすい感じがしました。
こういった形状なので、割と叩いていけるタイプのドライバーだと思うのですが、決してタフ過ぎない感じがします。
弾道の高さも、しっかりと出すことが出来ましたし、高さが足りずに『ドロップ』してしまう感じはしませんでした。
どちらかというと、『スインガータイプ』というよりは『ヒッタータイプ』に合うドライバーだと思いますが、『ハードヒッター限定』といった感じもしませんでした。

この装着されているシャフト、 『BIG TRAJECTORY TECHNOCOMPLEX 06s』も、決してタフな感じのシャフトだとは思いませんでした。
球をあげやすいシャフトだと思いました。

『安定性』という点でも、見た目の印象そのままの良さを感じました。
このような美しいヘッドではありますが、決してスイートエリアも狭い感じはしなかったですし、『シビアさ』を感じることはありませんでした。
ちょっと前のドライバーは、美しいけどスイートエリアが狭い・・・・。と感じる物も多かったですが、今は『美しさ』と『易しさ』が上手く両立できているものが増えたような気がします。
先ほども書きましたが、球がつかまり過ぎないですし、かといって右へプッシュしやすい感じもしませんでした。
『予期せぬミス』が出にくいドライバーだと思います。
こういったところも、最近のドライバーの特徴だと思います。
今は『操作性』よりも『安定性』を求めておらえる方のほうが多いと思うのですが、このドライバーはそういった方々にも受け入れられるような気がします。
ただ、何処でヒットしても真っ直ぐ飛ぶ・・・。というタイプではないので、ある程度の『ミート率』は要求されるような気がします。

『飛距離性能』という点でも、とても好印象でした。
決して最近のドライバーの中でも群を抜いて飛ぶ・・・。という感じでもないような気もするのですが、全体的に見てもレベルの高いドライバーだと思います。
私には『jBEAM』や『EPON』のドライバーのほうが、飛距離を稼いでいきやすい感じがしたのですが、このドライバーの性能もとても高いと思います。
といいますか、今はどれもレベルが高いので、それほど目立たなくなってしまっているのかもしれません。
『キャリー』が稼げるタイプのドライバーだと思うので、きっとたくさんの方に支持されるような気がします。

初めて出会った『WINBIRD』のドライバーでしたが、とても好印象でした。
まだまだ日本には、このような素晴らしいメーカーのクラブがたくさんあるのだと、改めて実感しました。
こうして見ていても、すごくオーソドックスな感じがしますし、日本のクラブの美しさを感じます。
全体的に、どこか目立って優れているとか、他の特長も多くは感じづらかったのですが、全体的にバランスの取れたハイレベルなドライバーだと思いました。

まだまだこの『WINBIRD』というメーカーのクラブには出会っていきたいと思いましたし、そういった期待感を感じさせるドライバーだと思います。
ドライバーだけでなく、フェアウェイウッドやアイアン、ウェッジ、パターまでラインアップされているそうなので、それらも試してみたいです。
きっといいフィーリングをつかむことが出来るだろうと思います。
今日はとてもいいドライバーに出会うことが出来て、有意義な一日でした。