グローブライド(オノフ) - ゴルフクラブ試打日記。
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グローブライド(オノフ)

      
2023年07月25日
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ONOFF FORGED アイアン

                 



ONOFF FORGED アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ONOFF FORGED アイアン の7番 です。



N.S.PRO 950GH neo
シャフトは N.S.PRO 950GH neo です。

ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は97g、トルクは1.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は412g です。



正面
オノフのシンプルで美しいキャビティアイアンです。

オノフはセンスがいいというだけでなく、『洗練されている』感じがしますが、このアイアンもそんな印象をもちました。



側面
オーソドックスなタイプですが、小顔というよりは、やや面長な感じがします。

バックフェースの中央部分がオノフのマークなのがセンスいいですね。



彫りの深さ
彫りの深さは浅すぎず深すぎず・・・。という感じで、ノーマルキャビティといっていいように思います。



ノーマルキャビティ
角度を変えてみても、やはり同じ印象です。

ソールに重さが集中して、重心が低そうに見えます。



トップライン
トップラインは少し厚く見えましたが、今はこれくらいが多いです。



ソール幅
ソール幅はノーマルで、ワイドという感じはしません。

こうして見ても、リーディングエッジに削りがあるのが分かります。



リーディングエッジ
リーディングエッジの削りが滑らかで美しいな・・・。と思いました。



ソール形状
ソールは平らに近いですが、微妙に丸みを帯びていて、抜けのスピードも速そうです。

リーディングエッジは大きな削りが目立ちましたが、トレーリングエッジは特に削られていません。



ネック長さ
ネックは少し短く見えましたが、今はこれくらいが普通です。



PF-α
ホーゼルには『PF-α』と刻印されています。

どういう意味があるのでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、ノーマルなタイプです。

フェース面を見ているだけで、美しいと思えるものがありますが、このアイアンはそれとは違います。



顔
顔はまずまずです。

少し大きく見えたのと、グースの利きが目立ちました。

私がアイアンに求めたい顔ではないのですが、このようなアイアンは昔からたくさんあり経験しているので、特に不安や苦手意識はありません。



ONOFFオリジナルグリップ
ONOFFのロゴが入ったオリジナルグリップがカッコいいですね。

とてもソフトなフィーリングで、アイアンに適したグリップです。



振り感
素振りをしてみると、軽量感はあるものの、頼りない感じはしないですし、タイミングもすぐに合わせることができました。

重さを利用して振っていくのではなく、この軽さを感じながら、集中して振っていくことを心がけました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、まずまずです。

見とれるようなことはなかったのですが、今風の『穏やかな』顔をしています。

このやや大きめの顔と、グースに好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

トップラインの厚みも少し目立ちましたし、ネック周りがもっとシュッとしているといいな・・・。と思いました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、なかなか良いです。

ソフトなフィーリングで、ボールを優しく放っていけるように感じました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、ハードなタイプではなく、親しみやすい性質をしています。

あがりやすいですが、不自然に感じられるほどあがってしまう・・・。というのではなく、しっかりと打っていけるのがいいです。



バックフェース
『安定性』は高く、キャビティの長所が充分感じられます。

打点のブレにも寛容なところがあり、シビアさは感じません。



飛距離性能
『飛距離性能』は高く、易しく飛ばしていけますが、今のアイアンの中では平均的といったところでしょうか?

平均といったら飛ばない印象をもたれる方がいらっしゃるかもしれませんが、今のアイアンはよく飛ぶので、その平均ということで、優れているといえます。

アイアンに飛びを求めておられる方には、欠かせない要素だと思いますが、このアイアンはそういう方にも試していただきたいです。



操作性
『操作性』は普通です。

やや大顔タイプではありますが、クセがきつすぎず、左右に曲げることができました。

敏感に反応するタイプではないですが、普段はつかまりの良いストレート系で、曲げなければならないシチュエーションで曲げていく・・・。という感じでしょうか?

セミオートマチックタイプのアイアンだと思います。



試打後の感想


ヒール側
シンプルでオシャレなアイアンです。



オノフ フォージド アイアン
ドライバーに比べ、アイアンは設計自由度が限られていますが、その見た目通りの性能で、特に驚くようなことはありませんでした。



オノフ フォージド アイアン
軟鉄の柔らかそうな質感も気に入りましたし、イージー系でありながら、極端なデザインになっていないところも好感が持てます。



オノフ フォージド アイアン
軟鉄アイアンが好きだけど、小顔タイプやストレートネックは苦手だ・・・。という方には親しみやすいアイアンといえるのではないでしょうか?



オノフ フォージド アイアン
シンプルなデザインで、飽きが来ないタイプだと思います。



オノフ フォージド アイアン
オノフのクラブはやはりいいですね。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2023年07月15日
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ONOFF DRIVER KURO

                 



ONOFF DRIVER KURO
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ONOFF DRIVER KURO です。



LABOSPEC TATAKI 60CBT
シャフトは LABOSPEC TATAKI 60CBT です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は60g、トルクは3.7、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は312g です。



正面
オノフのカッコいいドライバーです。

見た目のインパクトもありますし、改めてオノフは色使いが上手いメーカーだな・・・。と思います。



側面
シャロータイプで、ラージサイズのドライバーです。

こういったところは、今の主流といえます。



トゥ側のウェイト
トゥ側にはウェイトが配置されていて、『4』と刻印されています。



ヒール側のウェイト
ヒール側にもウェイトがあり、『6』と刻印されています。



ヘッド後方のウェイト
ヘッド後方のウェイトには、『2』という数字が刻印されています。

『CROSS BALANCE TECHNOLOGY』という文字があり、このウェイトが関係しているのではないでしょうか?



ソールの溝
ソールには大きな溝があります。



溝の深さ
溝の深さは標準的です。



ネックの長さ
ネックはやや短めですが、今では普通といっていいと思います。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。



N
試打するのは、この『N』のポジションです。



+1
+1

F


-1
-1

他に『+1』『F』『-1』がありました。



フェース面にミーリングあり
フェース面にはスコアラインと平行に、綺麗なミーリングが刻まれています。

これはスピンと関係しているのでしょうか?



シャロー
見慣れたシャロー形状です。

『ノーマルシャロー』といっていいでしょうか?



顔
顔は、まずまずです。

聞くところによると、このドライバーは左に行きにくいドライバーということで、期待がもてたのですが、フェースが左を向いているように見えました。



クラウンの溝
クラウンに溝があり、今のオノフでは『標準搭載』といったところでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで、とても良いです。



ONOFF
グリップエンドにONOFFのロゴがあります。


グリップエンドにウェイト
グリップエンドにはウェイトが組み込まれていました。

『7』という数字が刻印されているので、かなり重さがあります。

昔、『カウンターバランス』が流行って、このようにグリップエンドにウェイトをつけることが流行りましたが、今ではあまり見かけません。

しかし、今でも有効な工夫だと思いますし、こうすることでヘッドを軽く感じ、振りやすくなるという方は多いのではないでしょうか?

クラブ全体の重量を軽くするのではなく、グリップ側に重量をもってくることで、ヘッドスピードアップが期待できます。

『ヘッドの効き』も人によって好みが分かれるので、様々な角度からアプローチするべきではないでしょうか?



振り感
素振りをしてみると、好感が持てました。

シャフトは安定していますし、タイミングも取りやすいです。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずです。

見とれるようなことはないですが、苦手意識は芽生えません。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトで良いです。

ヘッドの重みを感じ、ズシリとくることはなく、やや軽めです。



打球音
『音』は、やや高く大きめですが、嫌な感じはしません。

これ以上大きくなると苦手意識が芽生えてしまうかもしれませんが、この音は許容範囲内で爽快感があります。



トゥ側
球はあがりやすく、タフな感じはしません。

ただ、どちらかというと『ハイヘッドスピード』以上の方のほうが合いやすいと思います。



これまでは『ヒッター』『スインガー』という表現を使っていましたが、曖昧で不適切な表現だったので、私なりの表現方法に変えました。

これからは、この表現を使っていきたいと思います。

エクストラヘッドスピード(XHS)・・・HS50m/s以上

ハイヘッドスピード(HHS)・・・・・・HS45m/s以上

ミドルヘッドスピード(MHS)・・・・・HS40m/s以上

ノーマルヘッドスピード(NHS)・・・・HS35m/s以上



バックフェース
『安定性』は高く、気難しさは感じません。

一球目から真っ直ぐな球が打てたのですが、ヘッド後方の膨らみが関係しているのではないか?と感じました。

操るタイプの顔ではありません。



飛距離性能
『飛距離性能』は高く、スピンを押さえた伸びの球が打てるドライバーです。

高弾道で低スピン系の弾道で、力強く突き進んでいく感じです。



操作性
『操作性』という点では、あまり長けている感じはしません。

安定性のほうが優れていて、曲がりにくい印象をもちました。



試打後の感想


ヒール側
オノフらしいオシャレなデザインで見た目のインパクトも大です。



ONOFF DRIVER KURO
そしてデザインだけでなく、しっかりとした実力も兼ね備えています。



ONOFF DRIVER KURO
シャロータイプのドライバーですが、そのポテンシャルはとても高いです。



ONOFF DRIVER KURO
Nポジションのままでもいいですが、調整システムを使って、どのように弾道や球筋が変化するか、とても興味があります。



ONOFF DRIVER KURO
最近のオノフは充実しているな・・・。と思いました。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2023年07月10日
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ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン

                 

ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン の7番 です。



N.S.PRO 950 neo
シャフトは N.S.PRO 950 neo です。

ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフト重量は97g、シャフトフレックスはS、トルクは1.7、キックポイントは中調子 です。



正面
とてもカッコいいポケキャビです。

私はポケットタイプよりも、『通常の』といいますか、シンプルなキャビティアイアンが好きなのですが、このアイアンはひと目見て、カッコいいな・・・。と思いましたし、さすがセンスのいいオノフだ・・・。と感心しました。

ポケットにすることで、様々な恩恵が受けられますが、その最たるものが『易しさ』です。

しかし、易しさはあっても、不格好でカッコ良くないアイアンはたくさんありました。

易しさを追求しながら、いかにカッコ良くオシャレで所有欲を満たしてくれるかが勝負だと思うのですが、このクラブのデザイナーはとてもセンスが良くて優秀だと思います。



側面
メカニカルなデザインです。

アイアンをよく、『怪獣』に例えることがあるのですが、このアイアンは『メカゴジラ』だな・・・。と思いました。

子供の頃、映画館でゴジラ対メカゴジラを観て、メカゴジラの強さ・カッコ良さに惹かれながらも、やはりゴジラを応援していました。

ゴジラは街を破壊しますし、必ずしも正義の味方ではないのですが、それでもゴジラが好きでした。

金属の体に様々な武器が備わっている人工物よりも、主な武器は口から吐き出す放射熱線と尻尾くらいしか無い、シンプルさにも惹かれていたのかもしれません。

周りにはキングギドラ派やガメラ派・モスラ派などがいましたが、私はずっとゴジラ派です。

ゴジラとウルトラマンが戦ったら・・・。

ゴジラとゼットンやレッドキングが戦ったら・・・。などと、子供の頃はこんな妄想ばかりしていました。

ポケキャビをこれまでたくさん試打してきましたが、ここまで美しくできるものだな・・・。と感心しました。



丸く厚みのある形状
全体的に、やや厚みのある形状です。

こういったところはポケキャビらしく、マッスルバックのようなシャープさはありません。

軟鉄ということですが、ステンレスのような質感です。

軟鉄はその名の通り、軟らかくて、微調整しやすいイメージがありますが、このアイアンは少し硬くて冷たい印象をもちました。

ピカピカ光るミラー仕上げでないのはいいのですが、できればもう少し仕上げが美しいとさらに好感度があがるのに残念です。



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあり、見るからに易しそうです。

こういうアイアンを見ると、『慣性モーメント』という言葉を思い出します。



鎧をつけたような形状
鎧をまとったようなアイアンだな・・・。と思いました。



トップライン
トップラインは少し厚めです。

これくらい厚みがあると、構えたときに少し気になるかもしれないな・・・。と思いました。



ネック長さ
ネックは短めですが、今はこれくらいが多いです。



ONOFF
ホーゼルにある、このONOFFのロゴがカッコ良く、オノフのセンスの良さが見られます。



ソール幅
ソール幅は標準的です。



ソール形状
ソール形状は標準的で、バンスの効きが強調されています。



リーディングエッジ
リーディングエッジの削りが目立ちます。

逆目のライでも、上手く抜けてくれそうですし、こういうアイアンも多くなりました。



ミーリングあり
フェース面には細かなミーリングがあります。

スコアラインと平行ではなく、斜めに刻まれています。



赤いオリジナルグリップ
ONOFFのロゴがある、この赤いグリップがとてもカッコいいですね。

赤なのでよく目立ちますが、グリップにこの色を採用している方は多く、ゴルフ場や練習場でも普通に見かけます。



振り感2
素振りをしてみた感じはまずまずです。

軽量タイプではあるものの、頼りなさはなく、普通に振ることができました。

私はもう少し重量感が欲しいですが、最近はこのシャフトをよく見かけるので、今年の流行はこれでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。

クセがなく、ラインもイメージしやすいです。

これまでのポケキャビの顔ではなく、ノーマルキャビティのようで、この構えやすさにメーカーがかなりこだわったのではないでしょうか?



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトというよりは、やや『しっかりめ』で、これは予想通りでした。



トゥ側
球はあがりやすくて、イージーです。

タフさは全く感じません。



バックフェース
『安定性』は最高レベルに高く、ブレに強いアイアンです。

この『鈍感さ』は明らかに武器になります。

バックフェースのデザインを見ていたときから、かなり慣性モーメントが高いだろうと予想していましたが、それ以上に高い感じです。

ミスヒットによる、フェース面のブレ・乱れがほとんどなく、フェース中央でヒットしたように球筋は安定していました。

いわゆる『巨大』なアイアンで、このような『大船に乗ったような気持ち』になれるのは分かるのですが、この標準的な大きさと美顔で、ここまで安定性を出すのは凄いです。

カッコいいアイアンでありながら、寛容さはトップクラスなので、多くの支持を集めるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れています。

一球目はちょっとミスヒットしたので、これは飛んでいないだろうな・・・。と思い、弾道を目で追ったのですが、ボールは真っ直ぐ、そして予想よりもかなり遠くで着地しました。

とてもカッコいいですし、アスリート向けのアイアンのようにも見えるのですが、この飛距離性能の高さはイージー系と変わりません。

今はアスリート向けのアイアンでも飛距離が出るように開発されているのでしょうか?

キャリーもしっかり出せますし、重心が低いせいか、それほど打ち込まなくてもボールは自然とあがってくれるので、ダウンブローが苦手な方にも親しみやすいのではないでしょうか?



操作性
『操作性』は、まずまずです。

カッコいいオートマチック系アイアンですが、顔がいいので、多少は曲げられるだろうと思っていました。

結果、思っていたよりは大きく曲げることが難しかったのですが、左右にも少し曲げられました。

いい意味で、慣性モーメントが邪魔をしています。

かなり真っ直ぐに近い感じで飛んでいくので、ストレート系の球筋の方はもちろん、ドロー系やフェード系が持ち球の方にも合いやすいのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
カッコ良くて易しい・・・。

これが、このアイアンに対する私の印象です。



オノフ ラボスペック RB-247K アイアン
カッコいいですが、気難しさは全くありません。

アイアンに易しさを求めたいけど、ラージサイズやボテッとしたアイアンは苦手で、オーソドックスなタイプが好きだ・・・。という方には、かなり相性がいいのではないでしょうか?



ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン
このアイアンと相性が良くない方は、

1.ラージサイズを好まれる方。

2.強いグースを好まれる方。

3.イージー系のアイアンが苦手な方。

4.オートマチック系ではなく、マニュアル系で自在に球筋を操りたい方。

5.アイアンで飛びを求めていない方。

6.アイアンの素材はステンレスでないと嫌だという方。

7.海外メーカーのクラブしか使いたくない方。

です。



ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン
私はあまりポケットキャビティに魅力を感じていないのですが、このようなカッコいいポケキャビなら、アリかな・・・。と思いました。

私には打感がもうひとつなのと、飛びすぎるので、実戦で使うことは無いと思いますが、もっと打感が良くなって、『ノーマルロフト』になると、相棒に迎えたくなるかもしれません。

ただ、おそらくアイアンはもう、昔のロフトには戻らない(戻れない)のではないか?と思っています。

アイアンの『番手ずらし』はこれからも続くように思います。

このアイアンは7番アイアンですが、もし『6』と刻印されていたら、『やや飛ぶ』アイアンだな・・・。という印象です。

私たちゴルファーはメーカーの数字に影響され過ぎています。

なので、これからはウェッジのように、ロフト表示して欲しいですし、それが自然の流れではないでしょうか?

アイアンだけ、番手の数字が刻印されていても、意味がありません。



ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン
オシャレで実用的なデザインです。

見た目の良さと、実用性のバランスが上手くとれていて、さすがオノフだと思いました。



ONOFF LABOSPEC RB-247K アイアン
これからもオノフには期待していきたいです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2023年06月29日
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ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING

                 



ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING です。



N.S.PRO 950GH neo
シャフトは N.S.PRO 950GH neo です。

ロフトは42度、クラブ長さは34インチ、シャフト重量は97g、シャフトフレックスはWEDGE、トルクは1.7、キックポイントは中調子、クラブ総重量は507g です。



正面
オノフのアプローチ用ウェッジです。

チッパーのようなものだと思いますが、おそらくオノフでは初めてではないでしょうか?



側面
一応ウェッジということになっていますが、こうして見るとパターのようです。



黄色いカエル
ソールにある、黄色いカエルが可愛いですね。

名前にも入っています。

黄色いカエルは縁起がいいと、以前聞いたことがあります。

縁起がいいから、黄色いカエルなのでしょうか?

おそらく、何かしらの意味があるのだと思います。

カエルをキャラクターに選んだのは、カエルが跳ねる様子とボールの出方が似ているからなのかもしれません。



LABOSPEC
ネックに『LABOSPEC』の文字があり、とてもオシャレです。

質感も良く、高級感があります。



ONOFF
ONOFFのロゴもカッコいいですね。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、近くで見ると『アイアンそのもの』です。

外見はほとんどパターですが、アイアンやウェッジの要素も色濃く、ある意味『ハイブリッド』といっていいのではないでしょうか?



ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING 顔
独特な顔です。

ウェッジのようでもあり、パターのようでもあり、まさにハイブリッドで、これがこのクラブ最大の特徴だと思います。



丸いグリップエンド
しかし、このクラブはあくまでも『ウェッジ』です。

なので、グリップの親指が当たるところは平らにできません。

ルール違反になってしまうからです。

パターだけに許されています。

このグリップを見て、このクラブはあくまでもウェッジなのだということを再認識しました。

これほど『パター色』の濃いウェッジは見たことがありません。

これまでの『チッパー』とは、違うタイプです。

しかし、パターを中心にアプローチをしたい方にとっては、かなり頼もしいクラブになるのではないでしょうか?



オリジナルグリップ
このONOFFのロゴがカッコいいですね。

丸いグリップではありますが、かなり『太さ』があります。

こういったところは、ルールに違反しない範囲で、なるべくパターの雰囲気を出そうとしたのではないでしょうか?

太いグリップは、手首をロックしやすいという特長があります。

『重さ』という点でも、『パターそのもの』で、やはりなるべくパターの特色は消さずに、ロフトを寝かせてウェッジのようにしているんだな・・・。と思いました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、私はウェッジというよりは、パターのイメージのほうが強く出ました。

ウェッジは『出球の高さとスピード』をイメージして距離感を出していくのですが、今回は最初から『キャリーゼロ』の転がすイメージです。




試打を開始しました


トゥ側
パターのように転がし、『キャリーゼロ』でオーバースピンのイメージだったのですが、初球から『ポコン』という感じで、ボールが跳ねてキャリーが出たので、ああ、やっぱりこのクラブはウェッジだったんだな・・・。と思いました。

私はパターのイメージだったのですが、実際は8番アイアンくらいのクラブでランニングアプローチをしている感じです。

この42度というロフトが絶妙な感じがします。

これがもし、SWのようにロフトが寝ていたら、また難易度が上がっていたのは間違いありません。

ロフトがある程度立っているから、易しくなるのです。

SWでピッチショットするのと、7番や8番でランニングアプローチするのでは、その難易度も成功率も大きく違います。

あげるよりも転がすほうが、圧倒的に易しいです。

パターのロフトはだいたい3度前後が多いと思いますが、このクラブは42度という絶妙なロフトで『いいとこ取り』している感じがしました。



フェース面
『打感』は、なかなか良いです。

ソフトというよりは、ややしっかりめな打感ですが、球の質感も感じられましたし、少しキャリーが出ながらも、パターのイメージで打っていけました。



音
『音』は、どちらかといえばアイアンっぽいですが、特に違和感はありません。



スピン性能
スピン性能はそれほど高くなく、スピンを掛けるというよりは、あくまでもランニングのためのクラブで、『転がす』ことを目的にしているのがひしひしと伝わってきました。



距離感
『距離感』は、最初のうちは少し難しく感じたのですが、それは私がこのような『パターと8番アイアンのMIX』のようなクラブに慣れていなかったからだと思います。

これはイメージ力も大きく関係してくるようで、いいイメージを出せる方は、最初からすごく距離感を出していけるのではないでしょうか?

このままでも素晴らしいですが、これだけの特長があるのだから、キャビティバックではなく、フラットバックで打感に『厚み』をもたせてもいいのではないかな?と思いました。

そのほうが薄さによる『弾き感』が解消され、『球の乗り』が良くなって、さらにスローボールで攻められるように感じたからです。



バックフェース
『安定性』は最高レベルといっていいほど高く、気難しさのようなものは全くありません。

ミスをしようとしても、ミスになりにくいクラブといっていいと思います。

方向性はバッチリで、あとは出球をコントロールできれば、自然とボールはカップに向かっていく・・・。という成功体験ができます。



操作性
完全にオートマチックタイプのクラブなので、いろいろな技を使うタイプのクラブではないですが、それもメーカーの狙いなのではないでしょうか?

なるべく『自動的に』『高確率』で寄せていく・・・。というコンセプトで開発されたのが分かります。



試打後の感想


ヒール側
店員さんの話によると、このクラブは発売前からすごく話題になっていて、納品待ちが続いているのだそうです。

最速で8月下旬の納期だということを教えてもらいました。

私は最新のクラブ事情に疎いですが、やはりすごく詳しい方がたくさんいらっしゃるんだな・・・。と思いました。

ドライバーなどのクラブも熱いですが、これからは『チッパー』競争が始まるのではないでしょうか?

PINGから発売されている同様のクラブも、かなり売れているようですし、それだけ多くのゴルファーがグリーン周りで易しく『自動的に使える』クラブを待ち続けているのだと思います。



ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING
こうして見ると、やはりパターのようです。



ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING
それでも、このクラブはあくまでも『ウェッジ』です。



ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING
外見は限りなくパターだけど、実際はアイアン(8番~9番)の特色が出ていて、やはりロフトって大切だな・・・。と改めて思いました。



ONOFF WEDGE LABOSPEC FROG'S RUNNING
このクラブが大人気なのも頷けます。

14本以内という制限があるので、私はこのクラブをバッグには入れられないと思いますが、とても理にかなった素晴らしいクラブだな・・・。と思いました。

『シンプルイズベスト』とよく言われますが、このクラブを使えば本当にシンプルに余計なことを考えず寄せていけるようになるのではないでしょうか?

この発想は見事で、オノフ開発チームに拍手を送ります。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
スピン性能・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2023年06月19日
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ONOFF LABOSPEC FF247 アイアン

                 



ONOFF LABOSPEC FF247 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF LABOSPEC FF247 アイアン の7番 です。



N.S.PRO ZELOS 7
シャフトは N.S.PRO ZELOS 7 です。

ロフトは24度、シャフト重量は74g、シャフトフレックスはR、トルクは2.8、キックポイントは先調子、クラブ総重量は384g です。



正面
オノフの新しいアイアンです。

とても質感が良くカッコいいので、思わず手に取ってしまいました。

『黒染め』のアイアンは少ないということもあり、希少性もありますが、改めてクラブには適している色だな・・・。と思いました。

私の目が喜んでいます。

たくさんゴルフクラブが流通していますが、『まずは手に取ってみる』ことがスタートです。

手に取って見られないと、そのクラブとは出会っていないことになってしまいます。

そういった意味でも、このアイアンの質感・デザインは素晴らしいです。

以前も書きましたが、『オンオフ』で『ONOFF』と読ませるセンスは抜群だな・・・。と思っています。

オノフのクラブはオシャレで、現代的な雰囲気があります。

ONOFFというブランドが誕生してからずっと、私は『大学のキャンパス』のような華やかさを感じていました。



側面
面長タイプで、『薄さ』を感じさせる形状です。

黒は『重量感』を感じさせる色ですが、このアイアンには重さを感じません。

それは中空のようにプクッと膨れていなくて、フルキャビティらしく、薄い形状だからだと思います。



艶消しブラックの質感が良い
艶消しブラックの質感がとてもいいですね。

柔らかく、穏やかそうな雰囲気があります。

こうして見ると、このアイアンが単一素材ではなく、違う素材が組み込まれているのが分かります。

重心を深くするために、比重の重い素材が使われているのでしょうか?



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあって、通常のフルキャビティといっていいと思います。

ちょっと前まで、『ポケキャビ』が流行っていましたが、今は少なくなりました。

しかし、これも流行のようなもので、いずれまた流行るのではないでしょうか?

アイアンの直接的な性能とは関係ないですが、私はアイアンを見るときに『掃除しやすさ』をひとつのポイントにしています。

クラブを使用後、そのままにしておけず、ラウンド後はもちろん、練習場から帰った後も、クラブを綺麗に清掃したいからです。

クラブは常に綺麗な状態に保っておきたいという思いがあります。

なので、ポケキャビは難しそうだな・・・。と思っていて、その点では中空のほうが楽です。

このアイアンは通常のフルキャビティですが、内部にいろいろとあるので、結構掃除が大変そうに見えます。

私が普段から愛用しているマッスルバックやハーフキャビティは掃除が簡単で、その簡単さに慣れました。



青いアクセサリー

青いアクセサリー
内部にある、この青いアクセサリーのようなものが、よく目立っています。

これはどのような意味があるのでしょうか?

配置されている場所から、おそらくウェイトの類いではないか?と思ったのですが、実際のところは分かりません。

金属というよりも、合成樹脂のような質感です。

黒ではなく、青い色にしているということで、メーカーのアピールポイントでもあるのではないでしょうか?

黒と青の組み合わせがとても美しいです。



トップライン
トップラインは、やや厚めですが、極端ではありません。



ソール幅
ソール幅は少し広く見えましたが、これくらいであれば標準的といっていいように思います。

このソール形状は昔からよくあるタイプで、『半月型』に近いタイプです。

私が好む形状とはちょっと違いますが、たくさん経験しているので、特に不安はありません。



ソール形状
ソールは平らに近い形状ですが、少しだけ丸みを帯びています。



リーディングエッジ
リーディングエッジは削られていません。

今は削られているものが多いですが、昔はこのようなタイプばかりでした。



トレーリングエッジ
逆にトレーリングエッジは大きく削られていて、抜けが良さそうです。

アイアンをダウンブローではなく、『レベルブロー』で振っていきたい方には好感のもてる形状といえるのではないでしょうか?

私がビギナーの頃、

「フェースが寝ているぞ!アイアンのフェースを立ててインパクトしろ!フェースが下を向くイメージを持て!」

と、何度も言われましたが、それが正しいインパクトであり、アイアンのロフトが寝ていたからだと思います。

しかし今のアイアンはロフトが立ちすぎてしまっているので、少し『寝かせ気味』にするくらいがちょうどいいのかもしれません。

ボールの変化(進化)によってクラブは変化しますし、そのボールやクラブの変化(進化)によって、スイングや技術も変化します。

なので、常に一定の理論は存在しないのかもしれません。

例えば『軸』に対する考え方も、人それぞれです。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。



 LABOSPEC
ホーゼルには『LABOSPEC』の文字があります。

私はONOFFのクラブについて詳しくないのですが、このラボスペックというのは特別なカテゴリーに入っているのでしょうか?

それともオノフのなかのブランドのひとつという存在なのでしょうか?

よく分かりませんが、これまで何度か試打してきて、良い印象をもっています。



顔
顔は、まずまずです。

やや面長でグースの利きも強めなので、私の中のストライクゾーンからは外れるのですが、苦手意識や違和感などはありません。

これまでもたくさん出会ってきた顔です。

むしろ、小ぶりでストレートネックを苦手にしておられる方には、親しみやすい顔といえるのではないでしょうか?

人の数だけ好みが違ってくるので、各メーカー様々なタイプのクラブを発表してくれていて、感謝の気持ちでいっぱいです。



美しいミーリング
フェース面にはとても美しいミーリングが施されていました。

他のメーカーではまず見られないミーリングですが、過去に一度も無かったわけではありません。

アイアンのソールやバックフェースにいろいろなものを付けておきながら、肝心のフェース面は手間が掛かっていないな・・・。と思えるものが多いなか、このアイアンはすごく手間が掛かっているのが分かります。

フェース面は厳しいルールに縛られていて、とてもデリケートな部分ではありますが、このアイアンはもちろん『新溝ルール適合』なのだそうです。

なので競技でも使えます。

これまでたくさんのアイアンを試打したなかで、フェース面を見て物足りなさを感じたり、残念に思ったりすることはたくさんありますが、この美しく手間の掛かったフェース面を見て、とても嬉しくなりましたし、目尻も下がりました。

こういうクラブを試打できることが、すごく贅沢に思えてきて、私は恵まれているなぁ・・・。幸せだなぁ・・・。と思いました。

私は美しいクラブが大好きです。



スコアラインの白い線
一番下のスコアラインが白く塗られています。

これは昔からある工夫で、これによりアライメントがとりやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか?

練習場やコースで、先にスタンスをとって、後からフェース面をターゲットに合わせる方を見かけることがあります。

もちろん、その方がそれで上手く方向性がとれているのであれば問題ないと思うのですが、私は『フェース面が先派』です。

まずフェース面を右手だけで合わせて、その後にスタンスをとります。

どちらが正解か私には分かりませんが、自分に合う方法を見つけて極めていきたいですね。



装着されているグリップ
装着されている、オノフオリジナルグリップは、私の大好きなツアーベルベットタイプで、さらに好感度がアップしました。



グリップエンド
グリップエンドにもONOFFのロゴが入っていて、とてもオシャレです。

グリップ部分だけ、そのメーカーのロゴがあって、グリップエンドには『製造元』のロゴが入っていることも多いですが、このグリップはグリップエンドにまで気を遣っているようです。

グリップエンドはあまり気にしない・・・。という方がいらっしゃるかもしれませんが、実はとても重要な部分で、ここにウェイトを組み込ませることによって、振りやすくなることもあります。

昔『カウンターバランス』というのが流行って、一時グリップエンドに鉛を取り付けるということがよく見られるようになりました。

プレー(競技)中は故意に脱着ませんが、練習場で自分に合うように調整することはとても大切です。

昔も今も、上級者の方はクラブ調整で必ずといっていいほど『自分なりのこだわり』をもっておられます。

『golf matters』ということで、そのまま『ゴルフの案件』という意味で良いのでしょうか?

意味がよく分かりませんが、メーカーのゴルフに対する深いこだわりがうかがえます。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、正直あまり好きではないのですが、これまでたくさん経験していますし、特に問題はありません。

少し面長でグースもよく利いています。

小ぶりだとストレートネックとの相性がいいようですが、ヘッドを大きくすればするほど、フェースが返りづらくなるので、グースにする必要があるのかもしれません。

ドライバーでいえば、フックフェースにするのと同じ理屈です。

ただ、グースネックは昔からあるのに対し、フックフェースはチタンになって、ヘッドが大型化してから誕生しました。

とはいっても、パーシモンの頃はヤスリで削って加工することができたのですが・・・。

黒という色はドライバーだけでなく、アイアンにも適した色だな・・・。と改めて思いました。

ヘッドが大きく見えたほうがいい・・・。という方には黒よりは白など膨張色のほうが安心感もあっていいかもしれません。

私は初心者の頃から、ヘッドが大きく見えるよりも、なぜか小ぶりなものが好きでした。

ホンマのパーシモン(LBシリーズ)を愛用していましたが、BIG LBという当時としては巨大なパーシモンヘッドが登場して、すごく違和感があったのを覚えています。

それと今に始まったことではないですが、このアイアンは、かなりフェースが立って見えます。

今は『スタンディングロフト』が当たり前なので、ウェッジのように出球をイメージしないようにしているのですが、今日は立ち過ぎていて、まるでロングアイアンを見ているかのようです。

私以外にも、7番アイアンを構えているとは思えない・・・。という方は多いのではないでしょうか?

『7』という刻印があれば安心でき、構えたときのフェース面の見え方なんて気にしないよ・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。

私には5番アイアンどころか4番アイアンくらいに見えます。

これで7番なら、5番や4番・3番はどうなってしまうのだろう?と思いましたが、今は4番アイアンどころか、5番アイアンすら無いことも普通になっているので、考えなくてもいいのかもしれません。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽く感じて、正直物足りないです。

ある程度の重さがあると、ヘッドとシャフトのバランスがとれて『一体感』が生まれるのですが、今日は少し違っていました。

ヘッドよりもシャフトの存在感が大きく感じられ、少し『浮く』イメージが湧きました。

それはあくまでもイメージ・感覚的なものであって、実際に浮くわけではないのですが、発泡スチロールを水に浮かべたような感覚でした。

初めて試打するシャフトではないですが、今日はちょっといつもと感覚が違ったようです。

ヘッドとの相性もあるのかもしれません。

軽量タイプであっても、スチールシャフトには『骨(甲殻類のような外側の骨)』を感じるものですが、今日はそれがありませんでした。

軽量タイプは苦手なので素振りを繰り返し、タイミングを整えました。



試打を開始しました


飛距離性能
まず感じたのが、その『圧倒的な飛距離性能』です。

一球目から凄いな・・・。と、度肝を抜かれました。

少し薄めに当たって自分でもミスしたのが分かっていたのですが、それでもボールは『200Y』の看板をキャリーで超えていきました。

打つ前の私のイメージとしては、170Yくらいで収まるはずだったのですが・・・。

これはいったい何なんだろう・・・?と呟いてしまうくらい、すごい飛びの性能です。

明らかに飛距離性能を最優先したアイアンであることが分かります。

この凄い飛びに、以前試打したことのある ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ というアイアンを思い出しました。

あのアイアンも凄い飛距離性能で、未だに脳裏に焼き付いて離れないのですが、このアイアンはそれと同等かそれ以上の飛びです。

素振りをしたときも感じましたが、かなり『軽量化』されていますし、この軽量感も飛距離を追求するためなのかもしれません。

今はアイアンにも飛距離性能が求められています。

アイアンも飛距離を最優先して選びたい・・・。という方には、かなり魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?



フェース面
『打感』は予想していた通り、といいますか、薄くて弾き感がありました。

私がアイアンに求めたい打感とは大きくかけ離れているのですが、これも飛距離のためなら仕方ないのかもしれません。

フェースの厚み感も無く、薄めで弾き感のあるフィーリングです。

『球持ちの良さ』もありませんが、最初からそのようなものはメーカーも狙っていないのだと思います。

あくまでも『飛距離のため』に作られたアイアンというのがひしひしと伝わってきました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、基本イージー系のアイアンだとは思いますが、これだけロフトが立っているので、ある程度のHS(できればだいたい43以上)が無いと、球が浮ききらないかもしれないですし、このアイアンの特性を活かしきれないかもしれません。

優しく、ゆっくり振って飛ばしていけるアイアンではないと思います。

ハードヒッター向けのアイアンとは思いませんが、ヒッタータイプの方のほうが、このアイアンとの相性はいいのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』は抜群で、フルキャビティの良さが充分堪能できます。

先ほども書きましたが、一球目は少しミスしたのが自分でも分かっていて、球が曲がることを予想していたのですが、実際は違っていて、ボールはほぼ真っ直ぐ飛んでいって、狙っていたラインに乗っていました。

普段の感覚(マッスルバックやハーフキャビティ)なら確実に曲がっていて、それが自分の感覚とマッチしていたのに、今日は良い意味で『ミスマッチ』です。

打った本人は曲げてしまった・・・。と思っていても、球はそれを否定するかのように、『糸を引くような』ストレートで、なんだか『球とのつながり』が無いように感じました。



操作性
素早い反応をするタイプではないので、『操作性』はあまり秀でていません。

一応、左右に曲げることはできましたが、思うようにはいきませんでした。

いい意味での鈍感さがあり、それが飛ばすクラブに必須とされる条件だと思います。

昔のクラブのように『飛ぶけど曲がるときは大きく曲がる』ということになりにくいのが、今のクラブの特徴です。

だから『弾き』だけでなく、『直進性』も高くて効率の良い飛びが今のクラブは実現できていて、各メーカーの企業努力には頭が下がります。



試打後の感想


ヒール側
かなり特徴のはっきりしたアイアンです。

あらゆる面をバランス良く・・・。というのではなく、最初から『飛距離ありき』で開発されたアイアンといって間違いないと思います。



オノフ ラボスペック  FF247 アイアン
飛距離を出すにはロフトを立てたり、弾きを良くしたりだけでなく・・・。

という感じで、後から付属の機能が追加されたような印象を受けました。

それが、この青いアクセサリーなのではないでしょうか?



オノフ ラボスペック  FF247 アイアン
いくら飛ぶクラブでも、ボールがあがりにくかったり、曲がりやすかったりすると、大きな支持は得られません。

『気難しく尖った飛び』ではなく、『易しく親しみやすい飛び』が今は求められています。

そういった点で、このアイアンはかなり高いパフォーマンスを発揮してくれるので、魅力的に感じられる方は多いのではないでしょうか?



オノフ ラボスペック  FF247 アイアン
『打感』など、フィーリングに関するところは一旦目をつむっておいて、とにかく飛び最優先というタイプだと思います。

そのはっきりした、性格に好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

縦の距離感よりも、飛距離。

打感よりも飛距離。

自在にインテンショナルなショットでコースを攻めるのではなく、飛ばしながら縦の距離感を詰めていく・・・。といったところでしょうか?

私は『飛ばさない(飛ばしすぎない)ことも性能の一部』だと思っていますし、アイアンに飛距離性能を求めていませんが、今のニーズにはピッタリと合致しています。



ONOFF LABOSPEC FF247 アイアン
今回試打したのはスチールシャフトでしたが、カーボンシャフトもラインアップされているようで、さらなる飛距離が期待できます。

アイアンに求めるものとして、

1.飛距離性能が一番だという方。

2.ストレートネックではなく、グースネックが好きな方。

3.小顔タイプではなく、大顔を好まれる方。

4.安定性があって、ミスにも寛容なアイアンが好きだという方。

5.オシャレでハイセンスなアイアンを使いたいという方。

6.黒いヘッドが好きな方。

そういう方には、かなり魅力的なアイアンだと思うので、是非試していただきたいです。



ONOFF LABOSPEC FF247 アイアン
オノフらしいセンス溢れる高いデザイン性があり、飛びに特化したアイアンです。

今は飛び系のアイアンがたくさんありますが、そのハイレベルな争いのなかで、大きな存在感があります。

顔や打感、距離感などあらゆる面で、私がアイアンに求めたいものと違っているので、私がこのアイアンを購入することはありません。

しかし、それはこのアイアンが良くないということではなく、あくまでも私の好むタイプではないということです。

むしろ、このアイアンの性能を好まれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

アイアンの飛びといえば、キャロウェイやテーラーメイドなどが浮かびますが、日本のメーカーも負けてはいません。

オノフを筆頭に高い次元での争いが続いています。

飛ばないアイアンで飛ばすことは、打ち方を工夫すればある程度可能ですが、逆に飛ぶアイアンで飛ばさないように打つのはとても難しいです。

短く持って『スイング弧』を小さくしても飛んじゃいます。

飛ばそうとしなくても飛んでしまうアイアンです。

こういうアイアンで距離感をしっかり出せる人は凄いと思います。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2023年06月17日
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ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS

                 



ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS DRIVER
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS です。



LABOSPEC 60CBT
シャフトは LABOSPEC 60CBTです。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は61g、トルクは3.3、クラブ総重量は313g です。



正面
とてもカッコいいオノフラボスペックのドライバーです。

オノフはカラフルでオシャレというイメージが私の中にあるのですが、このドライバーは黒を基調としています。



側面
ラージサイズでシャロー感のあるヘッドです。

黒いヘッドですが、骨太でハードなイメージは無く、大らかでイージー系という印象をもちました。



オノフのマーク
トゥ側にあるオノフのマークが存在感を放っています。

普通の四角ではありますが、これでオノフだと分かるので、素晴らしいデザインです。

それだけオノフというブランドが認知されているのだと思います。

オノフの前身が『TEAM DAIWA』だということを知らない方も多くなっているのではないでしょうか?

釣りのイメージとゴルフのイメージを完全に分離させることに成功しました。



FULL CORE DESIGN
『FULL CORE DESIGN』という文字があります。

フルなコア(核)のデザイン・・・?

意味がよく分からないのですが、何やら特別な工夫がされているようです。



ソールのウェイト
ソールには大きなウェイトが配置されています。

この位置(ヘッド後方)にあるということで、重心が深くなり、直進性が高まっていると像できます。

このウェイトには『6』という数字が刻印されていました。

通常、ドライバーヘッドの重さは『200g前後』なことが多いので、その中での6gというのは、かなりのウェイトを占めています。

専用の工具を使えば簡単に取り外せそうですし、他にもいろいろな重さが用意されているのでしょうか?



ソールの溝
ソールのフェース寄りには大きな溝があります。

一時期に比べ数は減りましたが、今も採用しているメーカーがあり、それだけ効果が期待できるということではないでしょうか?



溝の深さ
溝はそれほど深くないですが、これで充分なのだと思います。



ネック長さ
ネックは、やや短めですが、今はこれくらいが普通です。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。



N
試打するのは、この『N』のポジションです。



+1
+1

F
F

-1
-1

他に『+1』『F』『-1』があります。

今日は専用の工具が無かったので、できませんでしたが、ポジションを変えることで、どのように球筋や弾道が変わるのか、興味深いです。



フェース面のデザイン
フェース面には細かなミーリングが張り巡らされていて、フェース中央には、やはり『オノフマーク』があり、こういったところがとてもオシャレです。



シャロー
見慣れたシャローで、この角度から見ても、ヘッド後方が伸びているのがわかります。



顔
『顔』は、まずまずです。

特に見とれることもない代わりに違和感もなく、苦手意識はありません。

大らかそうな顔だな・・・。と思いながら見ていました。

淡々と見ていた感じです。



クラウンの溝
クラウンに溝があるのを久しぶりに見ました。

これは過去のオノフドライバーでも見られますし、それ以外では『RODDIO』も同じです。

私は何度か試打してきて、その効果をはっきりと実感できていないのですが、わざわざこうするということはそれなりの効果があるのだと思います。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングでいい感じです。



振り感
素振りをしてみても、好感が持てました。

それほどハードなシャフトではないですが、タイミングもとりやすく、振りやすいです。

いろいろなシャフトを試していると、『曲線』のイメージが強いシャフトが多いのですが、このシャフトはどちらかというと『直線』のイメージで振っていくことができました。

あくまでも私の感覚ですが、いいシャフトといいますか、私が親しみを持てるシャフトはグリップからヘッドにかけてパワーを伝えやすいタイプです。

逆にヘッド側からグリップ側に『逆流』してくるように感じるシャフトは硬い・柔らかい・重い・軽いという以前に難しく感じ、昔も今もたくさんあります。



構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じです。

ヘッドが大きく見えますが、黒いヘッドなので、強調されていません。

クラウンが艶消しなのも高ポイントです。

右でも左でもなく、『真っ直ぐ』のイメージが浮かんできました。



試打を開始しました


バックフェース
一球目から『どストレート』といいますか、真っ直ぐな球が出て、自分でも少し驚きました。

イメージが固まらないまま打ってしまったので、左右どちらかに多少ブレるかもしれない・・・。と思っていたのですが、球はひたすら真っ直ぐ飛び続けました。

かなりサイドスピンも少ないのではないか?と思えるほどの『純』な飛び方です。

ヘッド後方のウェイトがよく効いているとは思いますが、それ以外にも真っ直ぐ飛ぶように工夫されているのではないでしょうか?

スイートエリアも、かなり広くて、シビアさは全く感じません。



フェース面
『打感』は、やや軽めですが、球の質感も伝わってきて好感が持てます。

最近はなかなか感じられない打感ですが、私はこの打感が好きです。



打球音
『音』は、やや高めで小気味良く、大きすぎないのでインパクトも緩みません。



トゥ側
球がとてもよくあがってくれました。

ロフト(10.5度)ということもありますが、タフさは全くありません。

黒いヘッドでタフな印象をもたれる方がいらっしゃるかもしれませんが、とても親しみやすく、ハードルが高すぎないドライバーです。

ヒッタータイプの方にもいいのはもちろん、スインガータイプの方にも是非試していただきたいです。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、一球打っただけで、これはもう☆5つあげてもいいな・・・。と思えるほどでした。

高めの強い球で、弾きも良く、曲がりにくいので効率よく飛ばしていけます。

私はどちらかといえば、やや低めのライナー系を好むのですが、この高弾道にも魅力を感じました。



操作性
直進性が高く、操るタイプではないと思うのですが、左右にも少し曲げることができました。

昔よくあった、『何が何でも曲げない』というタイプではなく、少しはこちらの言うことを聞いてくれます。

最近は右に曲げにくいドライバーが多いように感じますが、このドライバーは少し右に曲げることができました。

しかし、基本的には『ストレート系』の球筋で勝負していけるドライバーだと思います。



試打後の感想


ヒール側
かなりバランスのとれたドライバーです

黒いヘッドでシブさがありますが、性格はとてもイージーで親しみやすいので多くの支持を集めるのではないでしょうか?



ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS DRIVER
最大の特長は『高い直進性』です。

普通に打っている限り、曲がる気配を見せません。

今は多くのゴルファーが『飛距離』よりも、『方向性』を気にしているのではないか?と思っています。

飛距離性能には『頭打ち感』があり、それほど伸びていませんが、方向性はまだまだ伸び代があるように感じます。



ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS DRIVER
『一発の飛び』よりも、『安定した飛び』で、易しくスコアメイクしたい・・・。という方は多いのではないでしょうか?

もちろん、このドライバーは安定性だけでなく、飛びにも優れています。

先ほども書きましたが、真っ直ぐ飛ぶので、『効率の良い飛び』を実現させてくれるドライバーです。



ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS DRIVER
フィーリングもいいですし、どこか大きな欠点は無いかな・・・?と探りながら試打していたのですが、予定の50球を打っても、それを見つけることができませんでした。

まるでVTRを見ているように、同じような球筋で何球も飛んでいきました。

これはヘッドの性能もあると思いますが、シャフトも大きく関係していると思います。



ONOFF DRIVER LABOSPEC PLUS DRIVER
ボールを高く、そして易しく飛ばしていきたい方には、お勧めしたいドライバーです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2020年01月26日
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ONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S

                 


ONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S です。



LABOSPEC HASIRI:40

シャフトは LABOSPEC HASIRI:40 です。

ロフトは12度、シャフトフレックスはR、シャフト重量は47g、トルクは5.2、キックポイントは先調子、クラブ総重量は303g です。



正面

オノフラボスペックの新しいドライバーです。

オノフらしいデザインで親近感が持てます。



側面

かなりシャロー感の強いヘッドです。

ヘッドもそれほど大きく見えないので、こうして見ていると、FWに見えなくもないですが、この形状もオノフの個性といっていいのかもしれません。



WEIGHTED SOLE

ソールには『WEIGHTED SOLE』という文字がありました。



このソール全体にウェイトが

このソール全体のウェイトが組み込まれているということでしょうか?



ネック長さ

ネックは短めで、このシャロー感にマッチした長さです。

ちょっと前までは、シャローヘッドでも結構ネックの長さのあるものがありましたが、今はこれくらいが主流となっています。

ロングでもショートでも、それぞれ一長一短があると思いますが、今はショートのほうが圧倒的に多いので、それだけの理由があるのではないでしょうか?



ソールの溝

ソールには大きな溝があります。

一時期に比べ、この溝も少なくなってきているような気もしているのですが、こうして採用され続けているところを見ると、それなりの理由があるのだと思います。



溝の深さ

溝の深さは普通です。

中には『溝』とはいえず『段差』といったほうがいいようなものもありますが、このドライバーはしっかりとした『溝』になっていました。



ミーリングあり

フェース面には綺麗なミーリングがありました。

この綺麗さはオノフらしいです。


シャローヘッド

シャロータイプのヘッドです。

ヘッドの大きさはそこそこありますが、こうして見ても、やはりFWに近いような印象をもちました。



顔

かなりの『つかまえ顔』です。

これは正直『苦手』です。

フェースが、かなり左を向いています。

昔『異型ヘッド』が流行ったときに、このような『超フックフェース』が多く見られましたが、今はなかなか見ません。

私は苦手ですが、このようなフックフェースを求めておられる方が多くいらっしゃるということではないでしょうか?

フェースが被っているだけでなく、バックフェースの膨らみも相当なものです。

これも懐かしい感じがします。

ただ、親近感は湧かず、ちょっと距離を置いて見ていました。



クラウンの溝

クラウンには溝がありました。

これもオノフではお馴染みです。



溝の深さ

浅い溝ですが、これはクラウンである以上、仕方ないことだと思います。

昔と違い、今はクラウンに重量を置くドライバーは無いと思います。

『クラウンの軽量化』はメーカー問わず、共通の『必須課題』といっていいのではないでしょうか?



オリジナルグリップ

装着されているグリップはとてもオシャレです。

私はオーソドックスな黒を、いつも自分のクラブに挿していますが、グリップやシャフトはカラフルであってもいいと思っています。

この赤い色も、いい感じですし、ソフトなフィーリングで好感が持てます。



振り感

素振りをしてみると、まずまずです。

シャフトはかなり軟らかく軽さもありますが、『軽すぎない』印象をもちました。

顔の印象などから、なかなかイメージがつかめないですし、気持ちが盛り上がることもないのですが、なるべく平常心で打っていけたら・・・。と思いながら素振りを繰り返しました。



構え感

ボールを前にして構えてみると、やはり苦手意識ばかりが先行してしまいます。

ボールを巻いて左にいく絵しか浮かんできません。

どのようにイメージチェンジしたらいいんだろう・・・。と思いながら構えていました。

フックフェースが苦手な私は目がぐるぐる回りそうでした。

しかし、それは私がフックフェースが苦手だからそう感じるのであって、これくらいがちょうどいいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?



試打を開始しました


フェース面

『打感』は、やや堅めです。

打つ前はもうちょっと柔らかい打感を想像していたのですが、違いました。



打球音

『音』は、少し高めですが、大きすぎず問題ない範囲です。



トゥ側

球はあがりやすいです。

ロフトが12度ということで、ドライバーというよりはブラッシーといったほうがいいような気もしますが、しっかりとあげてくれました。

ただ、見た目よりは、タフなドライバーだな・・・。という印象をもちました。

構えたときにフェース面もよく見え、高弾道をイメージしていたのですが、実際はちょっと違いました。

これまでのように高~い弾道ではなく、ある程度抑えられていて、『スピン』も、それほど多いようには感じませんでした。

かなり見た目とのギャップがありました。

振ってみると、軽量感がありますし、シャフトがかなり軟らかいですが、全体的なスペックでいえば、結構しっかりしている印象をもちました。



バックフェース

『安定性』という点では、スイートエリアはある程度広いと感じたのですが、私はフックばかりが出てしまい、実戦で使えそうな球が打てませんでした。

『安定したフック』は打てましたが、自分の乗せたいラインに乗せるのが難しく感じました。

球は強制的につかまるタイプなので、スライサーの方にはちょうどいいのかもしれません。

ただ、スライサーの方でも、フックフェースを苦手にしておられる方はたくさんいらっしゃると思うので、そういった方には合いづらいと思います。



飛距離性能

『飛距離性能』という点では、球が曲がってしまって、なかなか効率よく飛ばせる感じはしませんでした。

フェースも弾いてくれているように感じたのですが、特別高いパフォーマンスを発揮してくれているという印象は正直ありませんでした。



操作性

『操作性』という点では、難しく感じました。

フックはすごく自然ですが、スライスを打とうとしても、このドライバーはそれを許してくれませんでした。

ヘッドもそうですし、装着されているシャフトも、操作性という点で、それほど長けているタイプではないと思います。



試打後の感想


ヒール側

なかなか出会えないラボスペックのドライバーですが、このドライバーは難しく感じました。



オノフ ドライバー ラボスペック RD-330S

たくさん球を打って、このドライバーの良さをもっと引き出していこう・・・。という気持ちにもなれませんでした。



ONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S

ただそれは、あくまでも私がこのようなタイプのドライバーが苦手だということであって、このドライバーの性能が低いということではありません。

このドライバーで最大のパフォーマンスを発揮する方もいらっしゃると思います。



ONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S

かなりクセの強いドライバーなので、マッチする方は多くないかもしれません。

しかし、その狭い層を狙って、メーカーも開発しているのではないでしょうか?



ONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S

このドライバーは私には合わず、予定よりも早く試打を終えたのですが、これからもオノフのクラブには期待していきたいです。


構えやすさ・・・☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆
飛距離性能・・・☆☆
操作性・・・・・☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2019年12月21日
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ONOFF WEDGE LABOSPEC CB-247W

                 




ONOFF WEDGE LABOSPEC CB-247W
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF WEDGE LABOSPEC CB-247W です。



N.S. PRO MODUS3 WEDGE 105
シャフトは N.S.PRO MODUS3 WEDGE 105 です。

ロフトは52度、クラブ長さは35インチ、クラブ総重量は450gです。



正面
オノフラボスペックのウェッジです。

オノフには『KURO』や『AKA』もあれば、このウェッジのように『LABOSPEC』もあり、多様化しています。

それぞれユーザーの好みに合わせてラインアップされているのでしょうか?

先日試打したウェッジのことが、今でも強烈に残っていて忘れられません。



側面
大きさは標準的で、シンプルな形状です。

今はウェイトなど、様々なパーツの組み合わさったウェッジも見られますが、このウェッジはシンプルで、こうして見ている限り、『単一素材』のように見えます。

質感も、なかなかいい感じで親近感がもてました。



キャビティ
キャビティタイプのウェッジです。

今はキャビティタイプも多くなってきました。

いずれ、アイアンのようにフラットバックタイプを数で追い越すかもしれません。



キャビティ
キャビティ部分が、かなり深くなっています。

こうすることで、慣性モーメントが高められているのでしょうか?



テーパーブレード
トップラインは、テーパータイプです。

これも今は多くなりました。

他のメーカーほど、テーパーはきつくないですが、一目で分かるほどはっきりしています。



ソール幅
ロフトが52度ということで、『AW』という認識でいいと思うのですが、AWにしては、やや広めです。

今はウェッジをロフトで呼ぶことが定着しているので、AWやSW・LWといってもピンとこない・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。

いずれ、アイアンもそのようにロフトで呼ばれるような気がします。

そうなれば、『飛び系アイアン』というのは無くなっていくかもしれません。

今はそれくらい『番手の概念』が崩壊しているように思います。

それくらい、番手に対するロフトの統一性がとれていません。



ソール形状
ソールは微妙に丸みを帯びていますが、全体的にはフラットに近い印象です。



ネック長さ
ネックの長さは普通です。

ロングタイプを好む私は、もうちょっと長さがあってもいいような気もするのですが、これくらいの長さでも全く問題ありません。



ONOFF
ホーゼルにある『ONOFF』のロゴがカッコいいです。

ゴルフクラブには各メーカー、カッコいいロゴが刻印されていますが、『ONOFF』はトップクラスに入るくらい、カッコいいと私は思っています。

センスのいいデザインだけでなく、クラブ自体もしっかりしていて馴染みやすいというのもいいです。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。

はっきりとしているので、すぐに分かりました。

『X印』といったらいいでしょうか?

工夫されたミーリングで、これまでも見たことがあります。



赤いグリップ
赤いグリップがオシャレです。

私はスタンダードな黒を好みますし、このようなカラフルなグリップを自分のクラブに挿したことは無いのですが、おしゃれ感があってとてもいいと思います。

フィーリングもソフトで、ウェッジに適したグリップです。

こういったカラフルなグリップを見ると、ひょっとしたら『香り』があるのかな?と近くで嗅いでみたのですが、香りはありませんでした。

ロマロの印象があまりにも強いのかもしれません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、とても構えやすくて好感が持てました。

キャビティタイプのウェッジにはクセのある顔をしたものもありますが、このウェッジはすごく美顔です。

『惚れ惚れする』とか『精悍さがある』というよりは、どちらかといえば『大らかで美しい』といった感じがします。

車に例えると、『ハードトップタイプの美しさ』ではなく、『セダンタイプの美しさ』といったらいいでしょうか?

美顔のキャビティウェッジです。

グースはほんのちょっとだけ利いていて、『出っ歯』の度合いもきつくなく、ちょうどいいです。

グースタイプを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。



開きやすさ
52度なので、サンドウェッジほど大きく開いて構えて使うことはないですが、どんな感じかな?と思い、開いてみました。

悪くありません。

バンスが邪魔して、ヒール部分が浮き上がることもなく、いい『隙間』を維持していました。

バンカーではたまに52度を使うこともありますし、状況によってはピッチングや9番アイアンを使うこともあります。

このウェッジはバンカーでも面白いのではないかな?と思いました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、まずまずでした。

厚みで乗せて運ぶという感じではなく、少し薄いところもありましたが、大きな不満はありません。

キャビティにして得られるメリットの代わりに生じるデメリットといっていいでしょうか?

デメリットといえるほどの大きなものでもないと思うのですが・・・。

ウェッジ好きの私は『普通』の打感という印象をもちました。



スピン性能
『スピン性能』は、なかなかいい感じです。

オートマ系の中では、優等生的なスピン性能をもっています。

先日試打したマニュアル系のウェッジと比較すると、スピンはやや緩い感じもしますが、最初から違う設計なので、それは仕方ないことなのかもしれません。

このウェッジのスピン性能は、なかなかいい感じですし、他に劣るということもないので、これくらいがちょうど距離感がつかみやすい・・・。という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

先日試打したウェッジのスピンは『カミソリ』のようなイメージをもっているのですが、それに対して、このウェッジのスピンを例えるとするならば何かな・・・?と思い、浮かんできたのが、『ペーパーナイフ』です。



トゥ側
球を拾いやすくて、易しいです。

アプローチでもフルショットでも、いい感じであげてくれました。

タフなウェッジではありません。



バックフェース
『安定性』は、かなり高いです。

見た目はシンプルなウェッジですが、かなり大らかなウェッジです。

この安定性を体感すると、キャビティにするメリットも大きいのかな・・・。と思ってしまいます。

アイアンはキャビティでウェッジはフルバックタイプという方が今も多いと思いますが、キャビティタイプを好まれる方が増えてきているのも分かるような気がします。

ウェッジは元々ロフトが寝ているので、キャビティにする必要は無いと思っているのですが、キャビティにすると、ここまで大らかさが出てくるのかと実感しました。

ヘッドを必要以上に大きくする必要もありません。



距離感
『距離感』は、最初の数球は自分のイメージよりも、やや飛びすぎてしまったところがあったのですが、だんだんと修正していくことができました。

やや軽量タイプのオーソドックスな飛びといったらいいでしょうか?

球を拾いやすくて、出球も安定しているので、かなりまとめやすいです。

『横と縦』をそろえやすいウェッジといったらいいでしょうか?



操作性
『操作性』という点では、顔の良さほど自在に操るという感じはしなかったのですが、多少のフェースの開閉はできましたし、色々と打ち分けることができました。

52度ではありますが、ロブ系のショットも打たせてくれました。

ロブ系は球の勢いを弱くすることができて、『スピン』というよりは『球の重さ』で止めていけるのですが、今日はそれが簡単でした。

キャビティタイプらしく、易しさを持ち合わせながら、意外と守備範囲が広いように感じました。



試打後の感想


ヒール側
全体的に特に欠点の見当たらない、優等生的なウェッジだな・・・。と思いました。

性能のバランスがとれています。



オノフ ウェッジ ラボスペック CB-247W
先日、私はONOFF FORGED WEDGEという素晴らしいウェッジを試打したばかりなので、どちらかひとつを選ぶとするならば、私はONOFF FORGED WEDGE一択ですが、このキャビティタイプのウェッジも、いい印象をもつことができました。



オノフ ウェッジ ラボスペック CB-247W
予想していたよりもいい顔をしていましたし、かなり大らかだという印象をもちました。

大らかそうな顔をしていますが、実際の大らかさは顔以上です。



オノフ ウェッジ ラボスペック CB-247W
易しいぶんだけ、少し打感が犠牲になることもありますが、大きな損失ではないですし、デメリットとはいえないのかもしれません。

それよりも、大きな易しさを得られるほうがいい・・・。という方も多いのではないでしょうか?




形状もシンプルで、色々なものが組み込まれていないのもいいです。

感性を邪魔しないので、使えば使うほど『馴染む深さ』が深くなるような気がします。



オノフ ウェッジ ラボスペック CB-247W
私はクラブの中でも、特にウェッジが好きで、アプローチの練習ばかりやっているのですが、今日も楽しめました。

私はマニュアルタイプのウェッジが好きですが、このようなオートマチック系の人気が高まっているのが分かるような気がします。

今日は、いろいろと勉強になった有意義な一日でした。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         
      
2019年12月12日
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ONOFF FORGED IRON KURO

                 



ONOFF FORGED IRON KURO
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF FORGED IRON KURO の7番 です。



N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 です。

ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフト重量は98g、トルクは1.7、キックポイントは元調子、クラブ総重量は418gです。



正面
シンプルなデザインのアイアンです。

最近は色々なパーツが組み合わさったアイアンも見られますが、このようにシンプルで美しいアイアンも見られるようになってきました。

アイアンの二極化が進んでいるのかもしれません。



側面
セミラージサイズのアイアンです。

シンプルなデザインではありますが、小顔感はありませんでした。

バックフェースの膨らみを見て、すぐに中空タイプだと分かりました。

中空タイプで易しさを感じ、親近感をもたれる方もいらっしゃると思いますが、私はそうではありません。



オノフ フォージド アイアン 黒
完全なフラットバックタイプの中空アイアンもありますが、このアイアンは違います。

段差のような形状です。



彫りの深さ
彫りの深いポケキャビばかり見ていると、このようなタイプは少数派のように思いますが、中空なので、ヘッドの内部にかなり工夫されているのは間違いありません。



トップライン
トップラインは、やや厚めです。

これも中空の特徴のひとつといえます。

中空タイプのアイアンで、これまでチープに見えたものもありましたが、このアイアンにはそんなことは無く、丁寧で美しい仕上がりです。



ソール幅
ソール幅は、ややワイドですが、今は中空でなくても、これくらいの幅が一般的です。

こうして見ても、リーディングエッジが削られているのが分かります。



リーディングエッジ
改めてリーディングエッジを見てみたのですが、いい感じで削られていますし、このような工夫はこれまでも見られました。

普通のアイアンならともかく、中空タイプではちょっと珍しいような気もします。

このアイアンは中空タイプではあっても、普通のアイアンといっていいのかもしれませんが、私の頭の中は『ユーティリティアイアン』というカテゴリーでした。

トレーリングエッジはそれほど削られていません。



ネック長さ
ネックは、やや短めではありますが、今はこれくらいが多いです。



細かなミーリングあり
フェース面を見てみると、綺麗なミーリングがありました。

『Xマーク』といっていいような、独特なミーリングです。

すごく綺麗で繊細な感じがして、丁寧な仕事をしているなぁ・・・。と思いました。

先日試打したウェッジは、かなり特徴的なミーリングが施されていましたが、このアイアンは全く異なるタイプです。

番手によって、適したミーリングの形状というものがあるのでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップは何度か出会ってきましたが、好感が持てます。

ONOFFのロゴもカッコいいです。



振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。

私には少し軽く感じたのですが、これくらいが今は普通ですし、もっと軽いものも多くなったので、そういった意味では親しみやすくて振りやすいタイプです。

振っていて、頼りなさのようなものは全く感じません。

すぐにタイミングをとることができました。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。

見とれるようなことはなかったのですが、苦手意識は芽生えません。

いわゆる『中空らしい』構え感です。

少し大きく見えたので、安心感があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

グースは少し利いていますが、ほとんど気になりません。

全体的に角張った感じで、『滑らかさ』はないですが、このようなタイプは『器用タイプ』ではなく、『不器用タイプ』に見えます。

ただ、これはあくまでも私の感覚的なものによるのですが・・・。



試打を開始しました



フェース面
『打感』は物足りません。

中空独特の『ペチャッ』とした打感です。

中空だと分かっているので、これは仕方ないな・・・。と思うのですが、打っていて楽しくはありませんでした。

『易しさ』を得る代わりに、打感が犠牲になっているようです。



トゥ側
『球のあがりやすさ』は、なかなかいい感じです。

見た目の印象よりもあがりやすくなっていて、親しみやすさがあります。

タフなタイプではありませんが、どちらかといえばヒッタータイプの方に合いやすいような気がします。



バックフェース
『安定性』は、なかなかいい感じですが、今のアイアンでいうと普通かな・・・。と思いました。

見た目よりも易しいアイアンで、シビアさは感じません。

これが中空のいいところだと思います。

ラインも出しやすく、気難しいところはありませんが、ラージサイズのイージー系アイアンほどの高い直進性は感じられませんでした。

『易しさ最優先』というアイアンではありません。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じで、左右へも曲げることができました。

これまで中空アイアンは、もっとグースがきついものが多かったのですが、このアイアンはそこまできつくなく、『ほぼストレート』に近いので、イメージを出しやすく左右の曲線で遊ぶことができました。

『球の乗り』がそれほど良くないので、『くっつけて運ぶ』感覚はもてなかったのですが、普通に扱いやすいアイアンだと思いました。

ヘッドが大きすぎると遅れてくることも多く、なかなか意思の疎通が難しいですが、このアイアンは比較的楽でした。



飛距離性能
『飛距離性能』という点では、『やや飛び』くらいかな・・・?という感じでした。

今のアイアンらしく、番手の感覚があまりつかめないですが、ある程度打ち込んでいけば距離感が出せるようになるのかもしれません。

私には6番くらいに感じたのですが、今はアイアンの刻印を信じないようにしているので気になりません。

やや飛びタイプではありますが、今のアイアンの中では標準的な飛びといっていいのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
オノフらしい、とても美しくて雰囲気のいいアイアンです。

中空らしい特徴がたくさん出ていました。

シンプルでいいな・・・。と思いましたが、先日試打したアイアンのほうが私はやはり好きです。



オノフ フォージド アイアン 黒
易しさを優先し、フィーリングが少し犠牲になった感じはしますが、大きく劣っているわけではありません。

むしろ、それが少なくなるように最小限に抑えられている感じもします。

易しさとフィーリングが、いい意味でバランスがとれているといっていいかもしれません。



オノフ フォージド アイアン 黒
最新のクラブですが、驚いたとか目新しさというものは感じませんでしたが、それはこのアイアンに限ったことではありません。

今は多くのアイアンがそのような感じです。



オノフ フォージド アイアン 黒
試打して、すごく魅了されたということは正直なかったのですが、これくらいが平均なのかもしれないですし、私自身がすごく贅沢になってきているような気もします。

今はそれだけ、いいクラブがたくさんあります。



オノフ フォージド アイアン 黒
また機会があれば試打したいですし、他のメーカーの中空アイアンと打ち比べてみたいと思いました。

これからもオノフには期待していきたいです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
                         
        

                         
      
2019年11月23日
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ONOFF FORGED WEDGE

                 
ONOFF FORGED WEDGE
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF FORGED WEDGE です。



MODUS3 WEDGE125
シャフトは N.S.PRO MODUS3 WEDGE 125 です。

ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフト重量は118g、トルクは1.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は473gです。



正面
久しぶりに出会った、オノフのウェッジです。

オノフのウェッジといえば、最近ではラボスペックの印象が強いのですが、このウェッジはラボスペックとは違うシリーズのウェッジです。

オノフのウェッジにはいい印象がありますが、どちらかというとオノフはアイアンやドライバー・FWのイメージが強いです。



側面
シャープでカッコいいウェッジです。

一目見て、これはいいウェッジだ・・・。と、ウェッジ好きの私はピンときました。

どこがどう・・・。というよりも、これまでの『経験』や『勘』からくるところが大きいのですが、このウェッジには何かいいものを感じました。

ちょっと例えが違うかもしれませんが、ラーメン好きなグルメの方が、美味しいラーメン屋さんを見分ける感じ・・・。といったらいいでしょうか?



GRAVITY CONTROL
GRAVITY CONTROLという文字があります。

これはよく見られます。

重量をコントロールするということでいいでしょうか?



彫りの深さ
標準的なフラットバックタイプのウェッジです。

最近はキャビティタイプのウェッジも増えてきましたが、私はこのようなノーマルなタイプが好きですし、キャビティの必要性を感じていません。



トップラインはテーパー
トップラインはテーパーになっています。

最近は、このようなウェッジが多くなりましたし、こうすることで、重心の高さを維持できているのではないでしょうか?

高重心=難しい

低重心=易しい

と思っておられる方は多いかもしれませんが、ロフトの寝ているウェッジに関しては、必ずしもそうではないので、高重心を敬遠しないで是非試していただきたいと思っています。

これはあくまでも私の経験や感覚からくることですが、低重心タイプのウェッジはスピンが掛かりきらずに途中でほどけ、芝の上を滑りながら転がっていくイメージがあります。

対して、ある程度重心の高さがあるウェッジはしっかりとボールを上から押して運ぶことができるので、途中でスピンがほどけることもなく、しっかりと芝と絡んでくれ止まってくれます。

ビギナー時代から高重心のアイアンやウェッジを使っていたということもあるのかもしれませんが、ある程度重心の高さがあるほうが、スピンという点では易しく感じます。



トップライン
こうして見てみると、かなりフラット感のあるトップラインです。

『テーパー感』はありません。

いいウェッジやアイアンは、このトップラインにも、その個性が感じ取られます。

試打する前から、充分目で楽しんでいます。

目尻が下がりっぱなしで、私にとって楽しい時間です。



ソールの赤い○
ソールには赤い○が3つありました。

これは、以前試打したウェッジにもありましたし、他のメーカーのウェッジでも見られます。

ソールの重量を少し抜いて、重心を高くしているのではないでしょうか?

昔はプレイヤー自身が行ったり、工房に持って行ってやっていた工夫を、今はメーカーが最初からやってくれる時代になりました。

まさに『至れり尽くせり』です。



ソール幅
ソール幅は少しワイドですが、今のSWとしては、これくらいが標準といえるでしょうか?

こうして見ても、ソール全体が丸みを帯びていて、抜けが良さそうです。

フラットソールタイプのウェッジもありますが、このように丸みのあるソールも今は多くなりました。

トゥからヒールにかけても、テーパーではなく、ストレートに近い形状で丸みを帯びています。

すごく柔らかそうな印象を与えてくれます。



ソールの凹み
このソールの凹みを見て、以前試打したフォーティーンのウェッジを思い出しました。

『逆下駄履きソール』といったところでしょうか?

このソールも、芝との接着面積を減らして、抵抗を抑えているのかもしれません。

私がソールに求めたいのは、『順目』ではなく、『逆目』のライで、いかに抵抗なく抜けてくれるか・・・。ということです。



ソールの溝の深さ
深さはそれほどありません。

むしろ『浅め』といっていいように思います。



バンスの利きは弱め
バンスの利きは弱めです。

最近はハイバンスタイプを試打することが多かったので、少し新鮮な感じがします。

昔のハイバンスウェッジは『邪魔』に感じることがあり、削ることもあったのですが、最近のウェッジはハイバンスではあっても、それほど邪魔には感じないものが多くなりました。

ハイバンスでないと不安だ・・・。という方もいらっしゃると思いますが、フェースを開いて使うことが多い私は、ローバンスだと『易しさ』と『扱いやすさ』を感じます。



ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。

『ロング』というほどではありませんが、今は少し短めなウェッジもあるので、そういった意味では『長め』といっていいのかもしれません。

ショートネックのウェッジには魅力を感じませんが、このように適度な長さのあるウェッジには興味津々です。



FORGED
ホーゼルにはFORGEDの文字があります。

綺麗に刻印されています。

刻印ひとつとっても、『丁寧さ』がうかがえますし、こういったところにもメーカーのイメージが反映されます。

これまで、オノフのクラブでチープに感じたことはありません。



独特なミーリング
フェース面にはミーリングがありました。

独特なミーリングです。



ヘキサゴンミーリング 六角形
これまでに無い、かなり個性的なミーリングです。

これまで、たくさんのウェッジを試打してきましたが、このようなミーリングは初めてです。

『ヘキサゴンミーリング』といっていいでしょうか?

以前、ヤマハのアイアンで、このようなミーリングを見たことがありますが、それとは全く別物といえる質感です。



独特なミーリング
かなり珍しいので、複数写真を撮ってみました。

色々なクラブを試打していると、『没個性的』といったらいいでしょうか?

メーカーは違っていても、同じような外見・性格のクラブを続けて試打することもあり、既視感ばかりで新鮮味が無いなぁ・・・。と思うことがよくあるのですが、今日は違いました。

すごく鮮烈で、いい意味でショックを受けました。

目がパッチリ覚めたような気がします。

このような斬新なクラブに出会えるのは、試打をしていて、とても嬉しいことです。

フェース面を指で触ってみたのですが、『強いザラザラ感』というよりは、『きめの細かいサラサラ感』といったらいいでしょうか?

上手く表現できないのですが、いい意味での抵抗感がありました。

ツルツルするフェース面ではありません。

ミーリングの触感もありますし、スコアラインも結構エッジが利いているように感じられました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、抜群です。

クセの無いオーソドックスな顔をしていて、好感が持てました。

こうして構えていると、フェース面にある六角形のミーリングが目立っているのですが、違和感はありません。

適度な大きさとストレートネックで、『私の大好物』です。

『洋の顔』ではなく、『和の顔』です。

構えているだけで、いいイメージがまるで閃光のように頭の中を駆け巡ります。

『右脳が刺激される感覚』といったらいいでしょうか?

いいショットを生み出すには、スイングの安定性などが大切になってきますが、それ以前に『イメージ力』が重要になってきます。

イメージできないで、いいショットは生まれませんが、今日は最初からナイスショットが約束されたような気がしてきました。

グースネックを好まれる方には、構えづらいかもしれません。

最近試打するウェッジはストレートタイプが多いので、私は嬉しいのですが、グースタイプが少ないと、物足りなく感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。

私はまだグースタイプを使いこなせていないのですが、このウェッジは私の好みの顔なので、初めてではあっても『アウェイ』ではなく、『ホーム感』をもって臨めます。

高級感もあって、美しい顔をしているな・・・。と、見とれてしまいました。

このウェッジを手にしているだけで、贅沢なことのように思えてきました。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみたのですが、とてもいいです。

フェースの開閉をしても邪魔するものが無く、自然に行えます。

フェースの開閉をすると、どこかが浮いて不自然感があるウェッジは少なくないですが、このウェッジにはそれがありません。

ヒールから入れてフェースを斜めに使い、ボールが真上に浮かぶイメージが強く浮かんできました。



試打を開始しました。

スピン性能
まず感じたのが、この強烈なスピン性能です。

かなりスピンが利いて、ボールがよく止まりました。

激スピンウェッジは他にもあるのですが、このウェッジの優れているところは、その激しいスピンが『安定』していることです。

『一定』といっていいかもしれません。

実際に全てのショットでスピン量が全く同じというのはあり得ないことだと思いますが、そう感じさせるほど、足の長さ(転がり)が安定していました。

スピン性能の高いウェッジが今はたくさんありますが、試打していて時々感じるのが、その『不安定さ』です。

スピンが強烈に掛かるときと、そうでないときの『差』を感じることがありました。

私はフェースの開閉を大きく使うタイプなので、特にそう感じていました。

しかし、その『差』が、このウェッジには感じられません。

常に安定してハイスピンを維持してくれています。

『等スピン性能』といったらいいでしょうか?



ソール幅
この独特なソール形状も、抜けの良さを向上させ、『止めやすさ』を高めているように感じます。

何といいますか『無難に寄せる・止める』ことができるウェッジといったらいいでしょうか?

激しく、派手に寄せるというのではなく、静かに高い確率で寄せることができるのが魅力です。

トン・トン・キュッと、カッコいい寄せ方のできるウェッジです。



六角形のミーリング
それは、やはりこのフェース面が大きく関係しているのではないでしょうか?

エッジの利いたスコアラインと、六角形のミーリングが安定したハイスピンを生み出しているような気がします。

フェースをどの角度から入れても、安定したスピンが利くのは、六角形という形に意味があるのではないでしょうか?

そういうことでいうと、『円』でも面白いような気がしますが、六角形にしたのは、メーカーの狙いがあるのだと思います。

これまでに無い、手の込んだミーリング形状が抜群の性能をもたらしてくれているようです。

高いスピンが得られるだけでなく、計算がしやすいので、実戦的です。

『止め性能』が高く、アグレッシブに攻めていけます。



フェース面
『打感』は、とても良いです。

ソフトなフィーリングで、ボールがしっかりとフェースに乗ってくれました。

この『乗り感』『くっつく時間の長さ』が絶妙な距離感や操作性を高めてくれます。



トゥ側
球も拾いやすくて、いい感じです。

ストレートネックですが、微妙にリーディングエッジが出ていて、薄いラインはもちろん、ベアグランドでも活躍してくれそうです。

56度らしく、しっかりと高さを出すことができました。

SWは58度を使っておられる方は多いと思いますが、たった2度の違いながら、56度のほうが易しくて確実性があがるという方も多いのではないでしょうか?

各番手のロフトを『4度ピッチ』にしていくと、自然とSWは56度になると思います。(もちろん、今はアイアンのロフトが立ってきているので、一概にはいえませんが・・・。)

本数に余裕があれば、60度を入れることもできます。

そういった意味でも、このウェッジはいい感じです。

ちなみに、このウェッジの58度が用意されているのか尋ねたら、やはりあるとのことでした。

どうしても58度を使いたいという方は、そちらを選ぶのがいいのかもしれません。



バックフェース
『安定性』は普通といいますか、『易しさ』機能は搭載されていません。

昔ながらの本格的な正直なタイプです。

余分な易しさは無い分、微妙な打ち分けが易しくなり、こちらのイメージを忠実に再現してくれる利点があります。

ラインも出しやすいですし、普通に打っている限り、大きなミスにはつながりにくいように感じますが、キャビティタイプのウェッジを使い慣れておられる方には、やや正直すぎるところがあるかもしれません。



操作性
『操作性』は、かなり高く、色々な球で遊ぶことができました。

ロブ系のショットはもちろん、ピッチショットなども易しいです。

操作性が高いので、一本で何本分かの仕事をしてくれるウェッジといっていいのではないでしょうか?

ショットに微妙な色づけがしやすいといいますか、イージー系のウェッジを『センチ』で楽しむことができるとするならば、このウェッジは『ミリの単位』で楽しめるといっていいように思います。

先ほども書きましたが、かなりスピン性能が高く、しかも安定しているので、安心して攻めていけます。

スピンがほどけることなく、最後までしっかり利いているので、アグレッシブに攻めていけますし、実戦での難しい状況においても、大活躍してくれそうです。



距離感
『距離感』もとても出しやすいです。

距離感は打つ前のイメージを鮮明に描いて、出球の『高さとタッチ』が合えば、自然と合ってきますが、このウェッジはそれがとても簡単でした。

すごくシンプルに寄せていけます。

ターゲットの円を、かなり小さく絞り込むことができました。



ヒール側
いわゆる『大らかさ』のようなものは、あまり無いのかもしれませんが、その分微妙なイメージを伝えやすいのがいいです。

『オートマ系』のウェッジを好まれる方には、合いづらいところがあるかもしれませんが、それでも、このウェッジの持つハイスピン性能には魅力を感じられやすいのではないでしょうか?



ONOFF FORGED WEDGE
打つ前から、このウェッジはいいぞ・・・。と、ウェッジ好きの私は感じ取ることができ、実際に打ってみても、すごく気に入りました。

このウェッジはフェース面にある六角形のミーリングとソール形状が大きな効果をあげていますが、構え感や打感などのフィーリングもすごく高いので、魅力倍増です。



ONOFF FORGED WEDGE
『モダンウェッジ』の最高峰といっていいのではないでしょうか?

かなり高価なウェッジだろうと思い、値段を聞いてみたのですが、他のメーカーと同じ『横一線』だったので、かなりコスパも高いのは間違いありません。



ONOFF FORGED WEDGE
値段の高いウェッジでも、実際の性能はそうでもないな・・・。と思ったことがあり、コストパフォーマンスがそれほど高くないと感じたことはこれまで何度もありますが、このウェッジはとても魅力的です。

値段以上の大きな活躍をしてくれそうです。



ONOFF FORGED WEDGE
このウェッジが合いにくい方は、

ストレートネックが苦手で、強いグースタイプを好まれる方。

ノーマルサイズではなく、大顔タイプのウェッジを好まれる方。

マニュアルタイプではなく、オートマチックタイプのウェッジを好まれる方。

ハイバンスで、バンスの滑りを活かして寄せていきたい方。

極端なワイドソールではなく、しかもバンスもそれほど利いていないので、バンカーが苦手な方。

軟鉄ではなく、ステンレスのウェッジが好きな方。

といったところでしょうか?



ONOFF FORGED WEDGE
フォージドウェッジの打感の良さと操作性の高さ。

そして、今のウェッジの中でも間違いなくトップレベルにあるスピン性能をもったウェッジなので、マニュアルタイプのウェッジを好まれる方には、是非試していただきたいです。

オノフの、ハイレベルなウェッジです。

このウェッジのおかげで、今日はとても楽しい時間を過ごすことができました。

私の購買意欲が強く刺激されてしまいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                         
        

                         
      
2019年11月16日
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ONOFF FAIRWAY ARMS KURO

                 
ONOFF FAIRWAY ARMS KURO
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF FAIRWAY ARMS KURO のR3 です。


LABOSPEC SHAFT SHINARI:f60K

シャフトは LABOSPEC SHAFT SHINARI:f60K です。

ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフト重量は61g、シャフトフレックスはS、トルクは3.5、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317g です。


正面

ONOFFのカッコいいフェアウェイウッドです。

とはいっても、オノフの場合はフェアウェイアームズという名前がすっかり定着しています。

木でもないのに、『ウッド』というのはさすがに抵抗があるのかもしれないですし、今はパーシモンを経験したことがない人のほうが多いのではないでしょうか?

このクラブの場合は、『FW(フェアウェイウッド)』ではなく『FA(フェアウェイアームズ)』といったらいいでしょうか?

『FA』というと、私はプロ野球のフリーエージェントを連想します。


側面

全体的に『黒』を基調とした、センスのいいデザインです。

オノフには美しくてハイセンスなイメージがあります。

大きさは標準的ですが、こうして見ても、かなりシャロー感があります。

ソール形状も『丸くて平ら』といったらいいでしょうか?

ちょっと相反する感じもしますが、実戦において逆目のライでも、かなり芝の抵抗を軽減できそうです。


ネック長さ

ネックの長さは適度にあります。

今はショートタイプが多いですが、このクラブはいい感じで、ネックの長さはキープされていました。

このように、ある程度のネックがあったほうが、操作性が良さそうな印象を受けます。


ソールの溝

ソールには一本の赤い溝がありました。

これはオノフではお馴染みです。

一本の太い血管(動脈)が通っている感じ・・・。といったらいいでしょうか?


溝の深さ

溝は太くなく、深さもそれほどありません。

これまで、『溝』とはいえず『段差』といったほうがいいようなクラブもありましたが、このクラブの場合は明らかに『溝』といえます。

やはり、こうすることのメリットは大きいのでしょうか?


ソールの凹み

ソールのフェース寄りにある、この複数の凹みが目立っていました。

これは他のクラブでも見られない、オノフ独自の工夫のようです。

抜けが良くなる為の工夫のような気がするのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

フェアウェイウッドで直打ちするときのイメージは人それぞれだと思います。

人によってはソールの中央を地面にコンタクトさせて振り抜くイメージをもたれる方もいらっしゃると思います。

また、そうではなくて、ソールの後ろの部分を滑らせるイメージをもたれる方もいらっしゃると思います。

私の場合はフェースの底の部分から地面に入れたいタイプなので、この凹みは効果的な気がしました。

ソールを水平に滑らせるイメージの方もいらっしゃると思いますが、私は地面にあるボールは常に『ダウンブロー』のイメージで打っています。


POWER TRENCH

ソールの後方には『POWER TRENCH』の文字がありました。

これもオノフではお馴染みです。

『力の溝』ということで、ソールにある溝を表しているのでしょうか?


ミーリングあり

フェース面にはミーリングがありました。

ドライバーやウェッジにはミーリングが採用されることも多いですが、フェアウェイウッドではあまり無いような気がします。

この溝にも、おそらく大きな意味があるのだと思います。

すごく綺麗なミーリングです。

チープさは全く無く、丁寧に造られているのが分かります。

いくら最新のクラブでも、フェース面がチープに見えるクラブはFWに限らず、ドライバーやUT・アイアン・ウェッジにも見られます。

しかし、このクラブはとても綺麗です。

このフェース面を見ているだけでも、やる気がどんどん上がってきます。

やはり、見た目も大切ですね。

フェース面はボールとの唯一の接点なので、もっと手を掛けるといいますか、気を配ってもいいと思うのですが、そうは思えないクラブは今でもたくさんあります。

そういったところにも、そのメーカーの印象といいますかイメージが定着してきますが、このクラブはオノフというブランドイメージを上げています。

これまでも書きましたが、私はクラブをまずは目で楽しみたいと思っているので、そういった意味でも、このクラブは『合格』で、『先』をイメージできます。

『先』というのは、これから打つときのグッドフィーリングであったり、綺麗な球筋であったり・・・。といったプラスなことです。


シャローヘッド

かなりシャローなFWです。

今どきの『超シャロー』といっていいと思います。

この薄さを見ると、『スプーン』とは思えないですが、今はこのようなシャロー系のスプーンのほうが多くなりました。


顔

オーソドックスな、いい顔をしています。

シャロー感があって、ヘッド後方が膨らんでいますが、それほど目立ちません。

光沢感の無い、艶消しブラックがいい雰囲気を醸し出しています。


クラウンの溝

ソールだけでなく、クラウンにも溝があります。

これはオノフらしい特徴といっていいように思います。

この『上下の溝』が、大きな効果を発揮してくれるのでしょうか?


クラウンの溝の深さ

クラウンの溝はとても浅いです。


オリジナルグリップ

装着されているグリップは、これまでも出会ってきました。

ソフトなフィーリングで効果が持てます。

ONOFFのロゴもカッコいいです。


振り感

素振りをしてみると、適度なしっかり感もあって、タイミングが取りやすいです。

シャフトはよくしなりますが、『ヤワ』なタイプではありません。

しっかりと大きく振っていっても、遅れてくることはありませんでした。

ヘッドが、かなりシャローなのでソフトスペックに仕上がっているのかな?と思っていましたが、それほどではありません。


構え感

ボールを前にして構えてみても、すごくいい感じです。

クセが無く整っていて、安心できる構え感です。

絶妙なバルジがいい感じだな・・・。と思いました。

真っ直ぐに近いですが、微妙にカーブを描いていて、いいイメージが出せます。

方向性に対する不安は全くありません。

この落ち着いた雰囲気を醸し出してくれるのが、さすがオノフといった感じです。



試打を開始しました。

フェース面

『打感』はソフトでありながらボヤけたところは無く、しっかりと『芯』を感じ取ることができました。

『当たりの良い』打感といったところでしょうか?

好感の持てる打感です。


打球音

『音』は、はっきりしていますが、高すぎず大きすぎず、ちょうどいいです。

品のある音で、リズムが整いやすいです。


トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、見た目(シャロー感)よりは、しっかりした印象をもちましたが、タフであがりにくいということはありませんでした。

今日も直打ちで試してみたのですが、しっかりとあがってくれました。

スプーンらしく、直打ちでも強い球が打てます。


バックフェース

『安定性』という点では、標準的といっていいように思います。

ラインも出しやすくて気難しい感じはしませんが、高い直進力があって、曲がりにくいというタイプではありません。

『易しすぎない』FWです。


飛距離性能

『飛距離性能』は高く、実戦でもかなり攻めていけそうです。

球はしっかりあがってくれるので、パー5のセカンドで積極的に使っていきたいクラブです。

キャリーもしっかり出せますが、高~く浮いてすぐに失速してしまうような弱々しい弾道ではなく、鋭い当たりで強く進んでくれました。

打感もいいし、よく飛ぶな・・・。と思っていたのですが、後からこのFWがチタンなのだと聞きました。

このような高性能なFWを何度か経験すると、ドライバーだけでなく、FWやUTもチタンが有効なのかもしれないと思いました。

易しく飛ばしていけるFWですが、どちらかというとヒッタータイプの方に合いやすいFWのような気がします。


操作性

『操作性』は、なかなかいい感じでした。

ヘッドもシャフトも、特にクセは無いので、左右同じように反応してくれました。

球もつかまりやすいので、私はドロー系の球が打ちやすかったのですが、球を強制的につかまえてくれないので、スライス撲滅タイプではありません。

しっかりとつかまえないと、右にコスる球も出てしまうような気がします。


ヒール側

カッコいい外見がまずは目を引きましたが、シャロー感もあってよくあがりますし、飛距離の出る『アグレッシブタイプ』のFWです。

『守り』というよりは、攻めていって『イケイケ』でいきたいクラブのような気がします。


オノフ フェアウェイアームズ 黒

今日は練習場のマットの上からでしたが、ソールがしっかりと滑ってくれて、直打ちでも球を拾いやすく、乗せて運ぶ感覚をもてました。

是非コースでも試してみたいです。


オノフ フェアウェイアームズ 黒

先ほども書きましたが、打感や音もいいので、これからはチタンがもっと増えていくような気がします。


オノフ フェアウェイアームズ 黒

チタンということで、普通のFWよりは少し価格が高めに設定されているようですが、全体的なバランスもいいですし、コスパは決して悪くないような気がします。

ヒッタータイプの方にとって、易しく飛距離の稼げるFWです。


オノフ フェアウェイアームズ 黒

オシャレなデザインだけでなく、しっかりとした実力をもった、ハイレベルなFWです。
                         
        

                         
      
2019年10月26日
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ONOFF LABOSPEC MB-247D アイアン

                 
ONOFF LABOSPEC MB-247D アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF LABOSPEC MB-247D アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフト重量は119g、シャフトフレックスはS200、トルクは1.7、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は443g です。



正面
とてもカッコいいアイアンです。


一瞬で惹かれてしまいました。


オノフはカッコいいクラブが多いですが、マッスルバックのイメージはありませんでした。


ただ、それは私が知らないだけで、ずっと前から発表し続けていたのかもしれません。


ブリヂストンやスリクソン・ミズノなどでは当たり前のように思えますが、オノフでは意外です。


しかし、それだけマッスルバックへのニーズが高まっているのかもしれないですし、オノフファンからの要望もメーカーへ直接あったのかもしれません。


詳しいことは分かりませんが、カッコいいクラブに出会えるのはとても嬉しいことです。


なので、早速試打させてもらうことにしました。



側面
マッスルバックらしくシャープで、大きさもちょうどいいです。


シャープではありますが、尖った印象はなく、どこかフワッとした柔らかさのようなものを感じました。


ピカピカ光るミラー仕上げでなく、艶消しのサテン仕上げなのもいいです。


ミラー仕上げも美しいですが、私はこのようにピカピカ光らないサテン仕上げのほうが好きなので、このアイアンに対する好感度がグッと高まりました。


気分的に、少し落ち着いて打つことができるような気がします。



バックフェースの段差
マッスルバックとはいっても、完全なフラットバック構造ではありません。


溝のような凹みが横に走っています。


最近は、このようにちょっと工夫された感じのマッスルバックも増えてきました。


同じようなものばかりで変化のない、『マンネリ感』を払拭する為でしょうか?


それとも何か他に狙いがあるのでしょうか?


この形状を見ると、先日試打したPXGのアイアンや、PRGRの名器900TRを思い出します。



彫りの深さ
彫りは、かなり浅くシンプルな形状です。


こうして見ると、ハーフキャビティといえなくもないですが、やはりマッスルバックのほうがしっくりくるような気がします。


名前はともかく、こうして見ているだけで、いい目の保養ができ、気分がどんどん盛り上がってきました。



トップライン
トップラインは、やや薄めでシャープです。


いいイメージが描けそうです。



ソール幅
ソール幅は薄く、輪郭もシャープです。


最近では少なくなりましたが、昔はこのようなアイアンがたくさんありました。


こうして見る限り、タングステンなどの異材は組み込まれていないようです。


今はウェイト付きのマッスルバックも見られるようになり、各メーカーが独自の工夫を凝らしています。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。


ショートではないですし、かといってロングというほどでもありません。


これくらいの長さが、今の標準といっていいように思います。


この角度から見ても、このアイアンがストレートネックなのが分かります。



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字が刻印されています。


他のメーカーでも、すっかりお馴染みになりました。


この角度からもそうですし、全体的に見て質感がとてもいいです。


かなりいい感じなので、メイドインジャパンなのかな?と思いましたが、刻印が見られないので、詳しいことは分かりません。


品質が良ければどこの国で生産されても関係ないですが、やはりメイドインジャパンは特別ですし好感度もあがります。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。


フェース面がすごく綺麗ですし、スコアラインも丁寧に刻まれています。


チープさが全く見られないフェース面です。


今でもフェース面がチープに見えてしまうアイアンは少なくないですが、このアイアンは全く違いました。


新品のときに美しいのはもちろんですし、使い込んでいっても、いい感じに仕上がっていくんだろうな・・・。と思いました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはONOFFのロゴが入っていてとてもカッコいいですし、何よりベルベットタイプで最高のフィーリングです。


何から何まで至れり尽くせりのアイアンだな・・・。と思いました。



振り感
素振りをしても、タイミングが取りやすくて好感が持てました。


最近はDGよりもモーダスの人気が高まっているように感じるのですが、DGもまだまだ健在です。


DGも種類が増えてきましたが、モーダスも色々なタイプが登場してくるようになりました。


昔では考えられませんでしたが、今は細かなニーズに対応してくれるので助かります。



構え感
この研ぎ澄まされたかのような鋭さをもった構え感がたまりません。


いわゆる『イージー系』には見られない精悍さがあります。


動物でいえば、『野性的』といいますか、一切の妥協がないような感じがします。


カッコ良くて構えやすいので、いい目の保養が構えただけでもできたのですが、厳しい条件にも立ち向かっていけそうな勇気を与えてくれるアイアンだな・・・。と思いました。


シャープでカッコいいアイアンですが、『洋』の顔ではなく、『和』の雰囲気が感じられたので、やはり日本製なのだろうと思いました。


この美顔に、私の目尻は下がりっぱなしでした。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、すこぶる良いです。


この『くっつき感』がたまりません。


球を打ちながら、フェースがよく仕事をしてくれているな・・・。と思いました。


最近は弾き系のアイアンが多くなりましたし、それもいいとは思うのですが、私はやはりこのようなベーシックなタイプに魅力を感じます。


薄っぺらい打感ではなく、適度に厚みのある打感です。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、明らかにヒッター向けなので、幅広い層に対応しているとは思えませんが、昔のMBほどタフな感じもしません。


7番らしい、いい感じの打ち出しと『めくれるような弾道』といったらいいでしょうか?


グリーンを上から攻めて止めていけるアイアンです。


こういうタイプのアイアンはグリーンを点で攻めていけます。



バックフェース
『安定性』という点では、マッスルバックらしいシビアさがあり、寛容なタイプではないですが、顔がいいので、打点も一転に集中してくれました。


適度な重量感があるので、安定して振っていけますが、軽すぎるとまた難しさが増してしまうような気がします。


いわゆる『易しさ』を求めておられる方には合いづらいところもあるかもしれませんが、キャビティにちょっと飽きてきてしまって、マッスルバックを使ってみたいな・・・。という方には是非試していただきたいです。



飛距離性能
『飛距離性能』という点ではノーマルなタイプで、今時のディスタンス系ではありません。


しかし、飛びすぎないのがとても良く、縦の距離感が合いやすいです。


飛び系アイアンの縦の誤差を『10』とするならば、このアイアンは『1~2』といったところでしょうか?


それくらい、距離感が出しやすくてまとめやすいです。


『アバウト感』が無く、グリーンを積極的に攻めていけるアイアンといっていいのではないでしょうか?



操作性
『操作性』はかなり高くて、左右同じように敏感に反応してくれます。


いわゆる『曲がりにくい』タイプのアイアンではないので、こちらのイメージを伝えやすく、『持ち球の曲線』で勝負していけるアイアンです。


私はフッカーなのでフック系の球筋が易しいですが、フェード系もいい感じで打てました。


構えたときは『つかまえ顔』に見えなかったのですが、フェード系でもしっかりつかまって、『乗っかりのいい』球を打たせてくれました。



ヒール側
オノフでは珍しいマッスルバックアイアンですが、他のメーカーと比べても劣るところは無く、優れていました。


顔の良さと打感の良さが秀逸ですが、扱いやすいので操作性も高いですし、何より『全体的な質感』がとてもいいです。


派手さはないですが、この落ち着いた感じがとてもいいですし、このいい雰囲気にこちらも引っ張られそうな感じもします。



ONOFF IRON LABOSPEC MB-247D
ストレートタイプなので、グースを好まれる方には合いづらいかもしれません。


あと小顔タイプなので、ラージサイズを好まれる方には苦手意識が芽生えてしまうところもあるかもしれません。



ONOFF IRON LABOSPEC MB-247D
アイアンに『飛び』を求めておられる方にも不満が残るところがあるような気がします。


ベーシックなタイプなので、『多機能』なアイアンを求めておられる方にも物足りなく感じるところがあるかもしれません。



ONOFF IRON LABOSPEC MB-247D
幅広い層に対応しているアイアンではないですが、このようなベーシックタイプを好まれる方には、飽きが来ず長く付き合ってくれる頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?


アイアンに対する好みは人それぞれですし、今の主流とはいえないかもしれませんが、以前と比べ少しずつマッスルバックも見直され人気が高まっているように感じています。



ONOFF IRON LABOSPEC MB-247D
今のイージー系アイアンは確かに高性能ですが、その高性能であるが故に、クラブがイニシアチブを握っているように感じられることもあります。


プレイヤーの意思やイメージが伝えづらいクラブが多くなったように思います。


それだけ易しくなったといえなくもないのですが、何か物足りなく感じるのは私だけでしょうか?



ONOFF IRON LABOSPEC MB-247D
ハードルの低いアイアンとはいえないのかもしれませんが、フィーリングを大切にする方。


過度な易しさをアイアンに求めていない方。


自分の持ち球を活かして、より緻密に、そしてアグレッシブに攻めていきたい・・・。という方には、オススメしたいアイアンです。


打感がとてもいいので、今日はすごく楽しめました。
                         
        

                         
      
2019年10月20日
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ONOFF DRIVER KURO

                 
ONOFF DRIVER KURO
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF DRIVER KURO です。



LABOSPEC
シャフトは LABOSPEC です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.7、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は313g です。



正面
オノフ黒ドライバーのニューモデルです。


前のモデルのことは今でも印象深く残っているのですが、もう2年以上が経ったのかと思うと、とても早く感じられます。


ネーミング通り、黒を基調としたデザインは変わりませんが、細かなところでは色々な変化が見られます。


オシャレなデザインがオノフらしいです。


前のモデルと比べると、精悍さが少し和らいでスタイリッシュな感じのデザインになっています。


オノフのクラブを試打してよく思うのですが、オノフはいつも目で楽しませてくれます。


やはり美しいものを見るのは、いいことです。


全体の質感も良くて、高級感があります。


雑なところは全く見られません。



側面
ヘッドの大きさは感じますが、それほど薄っぺらくはありません。


むしろ、適度な立体感があって、いい雰囲気を醸し出しています。


オノフは『赤』の人気も高いですが、どちらかというと私は黒のほうが好きです。



POWER TRENCH
ソールには『POWER TRENCH』の文字があって、これまでのモデルと共通しています。


『力の溝』ということでいいでしょうか?



ネック長さ
ネックは短めですが、これはオノフらしいところです。


アイアン同様、今はロングネックを見つけることのほうが難しくなりました。


昔と比べ今は、コンピューターで設計していることが多いと思いますし、ショートネックで重心を下げたほうが有利なのかもしれません。



ソールの赤い溝
ソールには2本の赤い溝があります。


前のモデルは2本ともソール全体にありましたが、このモデルは一本が途中で途切れています。


これも緻密な計算によるものなのでしょうか?


ただ単に溝にするだけでなく、赤くすることで見た目のインパクトもありますし、デザイン性も優れています。


黒と赤は相性が良く、いいコンビネーションです。


こういったセンスのいいデザインがオノフらしいです。



赤い溝の深さ
溝の深さはそれほどありません。


これまでと同じ深さです。


この溝の深さや幅も、メーカーによって違いがあるので面白いです。


まさに『POWER TRENCH』なのだと思いますが、この溝があるのと無いのでは、どれだけあがりやすさや飛距離に違いがでるのか、興味があります。


こういった溝も、強度のあるチタンだからできるような気がします。


強度の無い素材だと、ヘッドが割れてしまうこともあるかもしれません。


最近は少なくなりましたが、高反発ドライバーが全盛の頃は、フェース面が凹んでしまったり、ヘッドが割れてしまうことも、たまにありました。



ソールにある3つのウェイト
ソールには大きなウェイトが3つ配置されています。


私が愛用しているドライバーも、同じように3つのウェイトがあるので、親近感がもてます。



トゥ側のウェイト
トゥ側のウェイト=7


バックフェース側のウェイト
バックフェース側のウェイト=2


ヒール側のウェイト
ヒール側のウェイト=4


とあったので、それぞれ7g、2g、4gということでいいのだと思います。


このウェイトバランスだと、重心をやや浅めにして、重心距離を少し長めにしていると考えていいのでしょうか?


おそらく、色々な重さのウェイトが用意されていると思うので、位置を変えることで、どのような変化が見られるのか興味深いです。


ただ以前も書きましたが、私のドライバーもウェイトを交換できるようになっているのですが、私は外したことがないですし、今のままで充分です。



フェース面にミーリングあり
前のモデル同様、フェース面には綺麗なミーリングがありました。


オノフらしい均整のとれた、丁寧で美しいミーリングです。


ミーリングによっては、フェース面にチープさを与えてしまうものもありますが、このドライバーはとても綺麗で、いい質感を保っています。


オノフのクラブはセンスのいいデザインで美しくなければならない・・・。と私は勝手に思っているのですが、今回も私の期待に応えてくれています。


オノフにチープさは似合いません。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。


オノフの黒だからといって、必ずしもディープというわけでもないようです。


最近は少しずつディープヘッドが復活しているように思いますが、まだまだシャローが主流ですし、ディープタイプを敬遠しておられる方もたくさんいらっしゃると思うので、そういった方々でも、この形状は親近感を持ちやすいのではないでしょうか?



顔
オノフ黒ドライバーらしく、整った顔をしています。


シャローバック形状でありながら、結構立体的で厚みのある顔をしています。


クラウンの艶消しがたまりません。


オノフはこのような艶消しのイメージが無いのですが、このニューモデルは違いました。


これまでのような光沢感のあるヘッドもいいですが、私はどちらかというと、このような艶消しタイプのほうが好きです。


立体感がありますが、小顔というほどではありません。


シャロー系はあまり好きではないけど、かといって小顔タイプには不安を感じる・・・。という方にも安心感をもたらしてくれるのではないでしょうか?


クセのなさと、易しさを醸し出してくれる顔です。



クラウンの溝
クラウンには溝がありますが、これは前のモデルと同じです。


ソールの溝だけでなく、このクラウンの溝も合わせて、『POWER TRENCH』ということなのでしょうか?



クラウンの溝の深さ
クラウンの溝はとても浅いです。


重心を低くする為に、クラウンは軽量化を図らなければならないので、薄くする必要があります。


なので、この浅い溝は当然といえるのかもしれません。


このクラウンの溝を見ると、どうしても以前試打したRODDIOのFWを思い出します。



オリジナルグリップ
ONOFFのロゴが入ったオリジナルグリップがカッコいいです。


ソフトなフィーリングでありながら、適度なグリップ力もあって好感が持てます。



振り感
素振りをしてみても、なかなかいい感じです。


最近のドライバーの中では、結構しっかりしているスペックに仕上がっています。


すぐにタイミングを合わせることができました。


それほど重さは感じませんが、頼りなさもありませんでした。



構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。


ちょっとフック系に見えたので、フッカーである私は少しだけつかまりすぎるイメージが浮かんだのですが、苦手意識が芽生えてしまうことはありませんでした。


シャロータイプのヘッドですが、構えたとき適度に立体感があり、ライナー系のイメージを出すことができたので、このイメージが消えないうちに打とう・・・。と思いました。


艶消しの黒がいい雰囲気を醸し出しています。


方向性への不安も特になく、落ち着いて構えることができました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、まずまずでした。


ソフトというよりは、ややしっかりめの打感です。


フェース面を見ていたときに、打感のイメージが浮かんでこなかったので、実際に打つまではどんな打感なんだろう?と思っていたのですが、結構しっかりしていました。


惚れ惚れするような打感ではないですが、特に大きな不満はありません。



打球音
『音』は大きめですが、問題ありません。


インパクトが緩むこともなく、しっかり振っていくことができました。


インパクトの音で方向性はもちろん、弾道の高さや球筋を聞き取れるようになりますが、今日はちょっとそれがあやふやなところがありました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、結構しっかりしている印象をもちました。


高~い弾道というよりは、やや抑えられたライナー系に近い強い弾道が出るタイプのドライバーです。


前のモデルは結構タフなドライバーでしたが、それよりは少しハードルは下がっているような気がします。


実際に打ち比べたわけではないので、はっきりとしたことはいえないのですが、このドライバーを試打して、そのように感じました。


今のドライバーは、構えたときにイメージした打ち出しの高さと、実際の高さとのギャップのあるものが多いのですが、このドライバーはほぼイメージ通りでした。



バックフェース
『安定性』という点では、厚みを感じさせるところもありますが、シャロー系らしい易しさを感じました。


方向性が安定していて、ブレる感じがしません。


打ち出しの方向さえ間違わず送り出していくことができれば、あとはそのままほぼストレートに近い感じで飛んでいきました。


構えたときは、結構つかまりそうな感じがしていたのですが、実際はそれほどでもありませんでした。


思っていた以上につかまり過ぎず、逃がすこともできました。


ソールに装着されているウェイトの重さや配置も威力を発揮しているのかもしれません。



TATAKI:60
結構叩けるドライバーだな・・・。と思いながらクラブを見ていたのですが、シャフトには『TATAKI』とあったので、やはりそのように作られているのだと思いました。


他にも異なる個性のシャフトが用意されているのだそうです。


このシャフトも名前通り叩ける仕様になっていて、左につかまり過ぎないように仕事をしてくれているように感じました。


ヘッド自体のスイートエリアもそれほど狭いとは感じず、大らかな一面も持っているようです。


シビアな感じはしませんでした。


しかし、高い直進性があって、どのように打っても曲がらないというタイプではありません。


しっかりとつかまえるスイングでないと、球が右にフケてしまう方がいらっしゃるかもしれません。


ただ、それは装着されているウェイトの配置を変えてみたり、シャフトを選んだりすることで対応できそうです。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。


ライナー系の強い弾道が出るのでポテンシャルの高さは感じましたが、正直前のモデルから大きく進化したとは思いませんでした。


前のモデルよりも、『易しさ』は進化したような気がするのですが、飛距離が大きく伸びたという感じはしませんでした。


しかし、高い性能をもったドライバーであることはかわりないので、コースでも試してみたいです。



操作性
『操作性』という点では私がフッカーということもあり、どちらかといえばドロー系が出やすいですが、捕まりすぎないところに好感が持てました。


適度につかまるのですが、決してそれが引っかかるのではなく、程良い感じで逃がしていけるのが、フッカーである私には安心できるところです。


私はこれまでチーピンで痛い目を何度も見ているのですが、このドライバーなら、そういったことにはならないような気がします。


右に曲げてみるのも難しくなく、自然な感じのフェードボールを打たせてくれました。


構えたときにはフック系のイメージのほうが強かったのですが、フェースが返りすぎることもなく、ややゆっくりめでした。


フッカーである私には易しく感じられるところもあったのですが、スライスに悩んでおられる方には、難しく感じられるところがあるかもしれません。



ヒール側
このドライバーには、いわゆる『調整機能』が搭載されていませんが、ウェイトの重さを変えることやシャフトを選ぶことで色々と球筋を変えられるのであれば、あえて要らないような気もします。


ヘッドに色々な工夫がされていますが、数年前の他社のドライバーのように、『あれもこれも付け加える』というタイプのドライバーでないところに好感が持てましたし、センスの良さを感じます。



オノフ ドライバー 黒
飛距離という点で、これまでのモデルを大きく凌駕しているとは正直思わないですが、『易しさ』がアップしているのかな?と思いました。


それと、構えたときと実際の弾道のギャップが印象的でした。


つかまりそうだけど、実際はそれほどつかまりすぎないというところが強く印象に残りました。



ONOFF DRIVER KURO
飛距離が大きく伸びたとは思いませんが、それはこのドライバーが優れていないということではなく、これまでのモデルが高性能なので、その性能を上手く引き継いでいる・・・。という認識のほうが正しいような気がします。



ONOFF DRIVER KURO
ゴルフクラブには自動車のように『フルモデルチェンジ』と『マイナーチェンジ』がありますが、今回のドライバーは後者のマイナーチェンジだと思いました。


見た目以上に易しくて親しみやすいドライバーに仕上がっているので、今まで『赤』を使っていたけど『黒』は敬遠してきたという方も、是非試してみられてはいかがでしょうか?


『黒』でありながら、『赤』に性能を近づけた感じのドライバーです。



ONOFF DRIVER KURO
基本性能の高さに加え、オノフらしいオシャレなデザインが魅力のドライバーです。

                         
        

                         
      
2018年11月25日
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ONOFF FORGED IRON KURO WEDGE

                 
ONOFF FORGED IRON KURO WEDGE
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブONOFF FORGED IRON KURO WEDGE です。



N.S.PRO MODUS3 WEDGE 105
シャフトは N.S.PRO MODUS3 WEDGE 105 です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフト重量は111g、トルクは1.6、キックポイントは中調子、クラブ総重量は461gです。



正面
オノフのカッコいいウェッジです。


オノフのウェッジを試打した経験はそれほど多くないのですが、いい印象がありますし、このウェッジもすごくいい感じです。


今では数少ない、ニッケルメッキのような仕上げになっています。


私はいわゆる『艶消しタイプ』のほうが好きですし、最近はそういうタイプが多いような気がするのですが、このウェッジは全く違うタイプです。


『艶ありタイプ』を好まれる方は、この『ピカピカ感』に魅力を感じられるのではないでしょうか?


ピカピカ光るタイプだと、いわゆる俗っぽいといいますか、ちょっと雰囲気が変わってしまうこともありますが、このウェッジは美しさと高級感があります。


艶消しタイプ(サテン仕上げ)を好む私ですが、目で楽しむことができました。



側面
大きさは標準的でオーソドックスな形状ですが、色々なところに工夫が見られます。



トップライン テーパー
トップラインがテーパーになっていて、フォーティーンのウェッジを思い出しました。


適度な重心の高さが計算されつくされているようです。



トップライン
テーパーになっているせいか、トップラインは少し厚めですが、気になるほどではありません。


それほどシャープさは感じませんが、丸っこすぎないので、構えやすそうです。



ソールの丸い穴
ソールには3つの丸い穴が開いています。


以前試打したエスヤードのウェッジを思い出しますし、昔はこのようにウェッジのソールにドリルで穴をあけることは普通に行われていました。


その目的はズバリ、少しでも重心を高くして、スピンを掛けやすくする為です。


重心が低いタイプにもメリットがありますが、スピンで止めづらいというデメリットも生じてしまいます。


スピンがほどけて、グリーン上を滑るように転がってしまうタイプのウェッジに、これまでたくさん出会ってきました。


『低重心』=易しい


『高重心』=難しい


というイメージをもっておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ことウェッジに関しては必ずしもそうでないことが多いです。


高重心でもロフトが球をしっかりあげてくれるので、過度の低い重心は不必要だと思っています。



ロフトとバンス
バックフェースにはロフトとバンスが表示されていました。


ソールに表示されていることはよくあるのですが、この位置にこれだけ大きく表示されているのは珍しいです。


しかし、分かりやすくていいです。


これも『個性』といっていいと思います。



ソール幅
ソール幅はノーマルですが、今のウェッジの中では明らかに狭いです。


今はワイドタイプが圧倒的に多いので、このソールの狭さに親しみづらさを感じられる方がいらっしゃるかもしれません。


昔はよく見られたソール幅ですが、今ではかなり珍しいです。


かなりクラシカルなタイプのウェッジに見えてきました。


今はワイドなアイアンも多いですが、このウェッジはそのアイアンよりもソール幅が狭く見えます。


これだけ狭いとバンカーでは『ワザ』が必要になってきそうです。


こうして見ていると、ソールが平坦なタイプではなく、削られていて丸みを帯びていることが分かります。


こういったところは、今のウェッジの特徴です。



リーディングエッジ
リーディングエッジは大きく削られていました。


『刺さる』イメージは無く、よく抜けてくれそうです。


ウェッジはリーディングエッジというよりはソール。


しかもバックフェース寄りの部分を使うことが多いですが、このようにリーディングエッジまで大きく削られているということは、あらゆる場面に対応できるように、そしてタイプの異なる多くのプレイヤーに使って欲しい・・・。というメーカーの思いがあるからではないでしょうか?



トレーリングエッジ
トレーリングエッジはもっと大きく削られていて、特にヒール側とトゥ側が目立っていました。


これだけ大きく削られているのだから、抜けないわけがないな・・・。と思えるほどです。


今のアイアンやウェッジは昔と違い、このように『思い切った削り』がされているものが多くなりました。


使い込んで自分の形にしていくというのではなく、最初から何の不自由もなく、使いやすくしているのかもしれません。



ネック長さ
ネックの長さも充分過ぎるほどあります。


ウェッジらしい長さといえばそれまでですが、ここまで長い物は最近では見たことがありません。


最新モデルのウェッジですが、こういったところは昔のウェッジを見ているようです。


ホーゼルの太さも、ストレートなタイプは少なくなっていて、『テーパー』なものが多いですが、このウェッジはこうして見ていても、かなり『ストレート』に近いです。


この『真っ直ぐ感』も、最近では珍しいです。


『寸胴タイプ』ではなく、完全に『首長(くびなが)美人タイプ』です。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。


いわゆる『ゴツゴツ』したタイプではなく、繊細さを感じさせるミーリングです。


使い込んでいけば、おそらく消えてしまいそうです。


『耐久性』を感じさせるミーリングではありません。


こうして見ていると、一口にミーリングとっても、色々な物があるんだな・・・。と改めて思えてきます。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはツアーベルベットタイプで、とても良いです。


ソフトなフィーリングだけでなく、この何ともいえない『しっとり感』がたまりません。


ウェッジやアイアンには最適なグリップだと思います。


ONOFFのロゴもカッコいいです。


ただバックラインがあるのが気になりました。


ウェッジはフェースを回して使うことが多いので、バックラインが無いほうがいいと私は思うのですが、そんなの気にしない・・・。という方もたくさんいらっしゃると思いますし、ウェッジでも敢えてバックライン有りを選ばれる方も多いのではないでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみると、予想通りすごくいいです。


全体的な雰囲気などから、『いい顔』を期待していたのですが、その期待通りでした。


奇をてらったところがなく、すごくシンプルで構えやすいです。


イメージも色濃く浮かんできます。


小顔タイプで、ボールとの大きさの対比もちょうどいいです。


大顔タイプだと、浮かんでくるイメージは数少ないですが、このように小顔だと、色々なイメージが自然と浮かんできます。


ストレートネックタイプなので、グースネックタイプを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれませんが、私はこういうタイプが好きです。


いい顔ですが、ちょっとフェースが光を反射する感じがして気になりました。


今日は練習場の打席なので、それほどではありませんが、天気のいいラウンドの時には光を反射して眩しく感じてしまうことがあるかもしれません。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみたのですが、とてもいいです。


すごく素直に・・・。といいますか、開いて邪魔するところが全くありません。


私はこのように開いて使うことが多いので、この開きやすさはとても魅力的です。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は好感が持てました。


予想通りのグッドフィーリングで、球持ちもいいです。



スピン性能
『スピン性能』は高いです。


フェース面にあるミーリングも効いているのだと思いますし、適度な高重心がさらに効いているのだと思います。


ボールを上からしっかりととらえることができて、『抑えやすさ』と『球持ちの良さ』でスピンが利いているように感じられました。



トゥ側
球も拾いやすく、浮かせやすいです。


低く抑えて運ぶというよりは、フワッとした『軽い球質』で運びやすいウェッジです。


アプローチには『ファーストボール』と『スローボール』を使い分けていく必要があると思いますが、このウェッジは、ファーストボールはもちろん、スローボールで易しく寄せていくことができます。


実戦でとても使いやすい、懐の深いウェッジです。



バックフェース
『安定性』という点では標準的な感じがしますが、今はキャビティタイプも多く見られますし、かなり易しさが進化しているように感じられます。


そういった意味では『ハードルの低さ』『一般的な易しさ』で勝負していくタイプではないのかもしれません。


オートマチック性はあまり感じられませんが、『ワザ』を使っていきたい『業師』の方には、『手の延長』として機能してくれる、頼もしい存在となってくれるのではないでしょうか?



距離感
構えやすくて、イメージが出しやすいので、距離感も合いやすいです。


できればもうちょっと重量感が欲しいな・・・。と思ったのですが、これはシャフトを選べば解決するような気がします。


ドライバーはもちろん、今はアイアンも飛距離が求められる時代になってきているように思います。


しかしウェッジだけは、『飛び』よりも『止めやすさ』『スピン性能』を求めておられる方が多いのではないでしょうか?


それだけウェッジというクラブが、他の番手のクラブと比べると特異性があるといえるのかもしれません。



操作性
『操作性』は、かなり高いです。


最高レベルといっていいほどの扱いやすさがあります。


フェースの開閉がしやすく、球持ちがいいので、色々な球で遊ぶことができました。


こういうウェッジはとても楽しくて、時間がすぐに経ってしまいます。


ウェッジにもアイアンなどと同じように『オートマ性』を求めておられる方には合いづらいところがあるかもしれませんが、オートマ性よりも『マニュアル性』を重視しておられる方には、とても親しみやすいのではないでしょうか?



ヒール側
このウェッジをパッと見たときから、カッコいいな・・・。と思っていたのですが、実際に試打してみても、すごく惹かれました。


カッコ良さだけでなく、基本的な性能も充実しています。



オノフ フォージドアイアン 黒 ウェッジ
オノフはドライバーからウェッジまで、高性能なクラブが充実していますが、ウェッジは他の番手のクラブと比べると、あまりイメージが強くありません。


それはこれまであまり試打してこなかったからだと思いますが、このウェッジに出会ったおかげで、印象が強くなりました。



オノフ フォージドアイアン 黒 ウェッジ
今のウェッジの中でも、トップクラスといっていいほどの重心の高さがあるので、ワイドソールの低重心タイプを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれません。


最新モデルではありますが、『今のハイテク感』と『昔ながらのクラシカル』なところが共存しているウェッジといっていいように思います。


高重心タイプのアイアンでゴルフを覚えた私は、とても懐かしく感じましたし、好感を持つことができました。



オノフ フォージドアイアン 黒 ウェッジ
機会があれば、また何度でも試打したいですし、できればコースでも試してみたい『スグレモノ』のウェッジです。


他のメーカーのウェッジとも打ち比べてみたいと思いました。

                         
        

                         
      
2018年10月21日
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ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン

                 
ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン の7番 です。



HIGH REPULSION KICK FF-247
シャフトは HIGH REPULSION KICK FF-247 です。

ロフトは26度、クラブ長さは37.75インチ、シャフト重量は50g、シャフトフレックスはR、トルクは4.1、バランスはC9、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は357gです。



正面
オノフラボスペックのカッコいいアイアンです。


一目見て、カッコいいな・・・。と見とれてしまいました。


何ともいえない、いい雰囲気があります。


質感がいいです。



側面
浅いポケットのあるアイアンですが、大きさは標準的な感じがします。


大顔タイプではありませんでした。


ポケットタイプ=大顔という図式が、これまで多く見られましたが、このアイアンはそうではないようです。


ヘッド全体の仕上げがとても丁寧で美しいので、見ていて嬉しくなりました。


綺麗なクラブに出会うと、いい目の保養ができます。



TWIN TRENCH
トゥ側には『TWIN TRENCH』の文字がありました。


どのような工夫なのか分かりませんが、オノフ独自の技術が取り入れられているようです。



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあります。


こういったところは、ノーマルなポケキャビといえます。


こうして見ていると、ソール部分が少し青くなっていて、これは塗装が染みてでてきているのかな?と思いました。


これは意図的なものではないように思いますが、特に気になることはありませんでした。



トップライン
トップラインは、やや厚めではありますが、今はこれくらいがよく見られますし、このようなタイプのアイアンでは『常識』といえる厚さなのかもしれません。


私が好むタイプとはちょっと違いますが、これくらいの厚さを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


トップラインに厚みがあったほうが、安心感がもてるという方もいらっしゃると思います。



ソール幅
ソール幅は少しワイドですが、極端ではありません。


むしろ、ポケキャビらしいワイドさといっていいような気もします。



リーディングエッジ
リーディングエッジは、特に大きな削りは見られませんでしたが、微妙な『面取り』はされているようです。



トレーリングエッジ
トレーリングエッジは大きく削られていて、一目でわかるほどです。


丸みを帯びているというよりは、段差のようになっていて、これもメーカーの工夫なのではないでしょうか?


この角度から見ていると、このアイアンが『単一素材』ではなくて、複数の素材で構成されているのが分かります。


昔からよく見られることですが、『易しさ』を追求していくと、このような工夫が必要になってくるのかもしれません。


ボールがどんどん低スピン化していっているので、『ボールのあがりやすさ』はクラブにとっての重要項目のひとつといえるような気もします。


クラブはいつも、ボールの進化に合わせて進化(変化)しているように感じます。



ネック長さ
ネックは短めです。


細くてシュッとしているというよりは、やや『寸胴タイプ』です。


この角度から見て、グースタイプなのだということが分かります。


ポケキャビのストレートネックタイプを探すほうが、今は難しいかもしれません。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんが、とても綺麗です。


思わず目を細めて見ていました。


スコアラインの均一性がとれているのはもちろんですが、仕上げがとても美しいです。


昔からありますし、今でもフェース面がチープに見えたり、雑な仕上げになっているアイアンは普通に見られます。


これはメーカーによって、はっきりとした特徴が表れています。


あるメーカーは、かなり雑で、ここ(フェース面)に気を使っているのかな?と疑問に感じることもあるのですが、オノフのこのラボスペックアイアンには、それがありません。


細部にまで、こだわった作りになっています。


アイアンなんて飛べばいいよ・・・。見た目なんてどうでもいい・・・。という方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこだわりたいです。


フェース面の仕上げでも、そのクラブに対する好感度が変わってきます。


球を打つまでの気持ちの入り方にも大きな違いがでます。


このアイアンは、まず目で楽しませてくれるので、気持ちがどんどん盛り上がってきました。


色々なクラブを試打していて、ワクワクする瞬間です。


周りに人がいなければ、2~3回くらい、小さくジャンプしたいところではありますが、今日はほぼ満席だったので、自重しました。



オリジナルグリップ
ONOFFのロゴがカッコいいグリップです。


オノフファンの方にはたまらないのではないでしょうか?


グリップ自体はオーソドックスなタイプで、よく見られるタイプです。


私が大好きなツアーベルベットタイプではありませんが、このグリップも好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽量感があって、見た目の印象とは違いましたが、特に驚くようなことはありませんでした。


できればスチールシャフトを・・・。と思ったのですが、試打できるのは、この一本だけだったので、このまま試打をすることにしました。


軽量で、シャフトも軟らかいです。


私はアイアンにカーボンシャフトを挿したことはないですし、おそらくこれからも挿すことは無いと思いますが、今は多く見られますし、スチールシャフトとほぼ同じくらいの使用率になっているような気がします。


それくらいカーボンシャフトの人気が高まって需要も増えてきていると思います。



MADE IN JAPAN
シャフトにある『MADE IN JAPAN』の文字が、さらに好感度を高めています。


このアイアンはどうなのか分かりませんが、クラブ(ヘッド)の多くが今は海外製ですが、シャフトは今でも日本製が多いです。


タイガー・ウッズ選手が三菱レイヨンのディアマナをずっと使い続けているのは有名ですし、国内ならず海外のトッププレイヤーにも日本メーカーのシャフトは大人気です。



DAIWA TECHNOLOGY
オノフのクラブを試打するとよく見られますが、『DAIWA TECHNOLOGY』の文字が輝いて見えます。


ずっと『TEAM DAIWA』で人気を博したメーカーですが、ONOFFに名称を変えて、釣りのイメージを一新できたのは大きいと思います。


私は釣りも大好きで、子供の頃からよくやっていました。


ダイワの竿は高価な物も多いですが、比較的リーズナブルな価格の物を所有していたことがあり、とてもお世話になりました。


ダイワの投げ竿をもっていたのですが、とにかくよく飛びましたし、『アタリ』を合わせやすいので、魚を逃がすことはほとんどありませんでした。


昔の人は『竹竿』を使っていましたが、今はテクノロジーの発達により、カーボンという優れた素材を使うことができるようになりました。


軽くて強度があるので、長くすることができ、飛距離を伸ばすことができました。


それも、ゴルフのシャフトの長尺化につながっているように思います。


優秀なシャフトメーカーはたくさんありますが、ダイワも優れているのは当然で、『カーボンを知り尽くしたメーカーのひとつ』といってもいいのではないでしょうか?


釣りで得られたノウハウが、ゴルフにも活かされているように感じます。



構え感
ボールを前にして構えてみると好みとは全く違い、正直あまり好きではないのですが、このような構え感はある程度予想していました。


好みではないですが、ある意味『ポケキャビらしい顔』といえるのかもしれません。


グースがたっぷり利いているので、グースが弱くてもっとラインをイメージしやすいフルポケキャビは無いのかな?と思うこともありますが、ポケキャビタイプのアイアンを好まれる方には、このような顔のほうが自然なのかもしれないな・・・。と思いました。


グースタイプということに加え、トップラインも少し丸みを帯びているので、ボールを包み込むイメージをもちやすいという方も多いのではないでしょうか?


ロフトを立てることによる、『球のつかまりづらさ』というデメリットを解消するのは、このような形状が理にかなっているのかもしれません。


私はフッカーだからなのか、つかまるイメージよりは、どちらかというと逃がすイメージが欲しくて、左へのミスのイメージを緩和したいので、このアイアンは少し緊張します。


しかし、このようなタイプはこれまでもたくさん試打していますし、もっとクセの強いアイアンもたくさん試打しているので、苦手意識は芽生えませんでした。


気持ちがスッキリというよりは、ややモヤモヤした感じがして、『心がズームする』というよりは、『遠くから眺める』ような感覚で構えていました。


『蟻の感覚』というよりは、俯瞰で遠くから眺めている『鳥のような感覚』といったらいいでしょうか?




試打を開始しました。

飛距離性能
まず感じたのが、その凄い飛距離性能です。


今はディスタンス系のアイアンが数多くありますが、その中でも間違いなくトップクラスといえる高い実力をもっています。


これほど強烈なのはなかなか見ませんが、あえていうならヤマハのアイアンくらいでしょうか?


今はこのツートップが凄いです。


ヤマハよりはクセがないので、正直そこまでの飛距離性能を予想していなかったのですが、これは凄いな・・・。と思いました。


初球は様子を見る感じで、やや軽めに打っていったのですが、球は速く弾け飛ぶ感じで、ビッグキャリーを稼いでいきました。


練習場には30Y・50Y・80Y・100Y・120Y・150Y・180Y・200Y・230Y・250Yの旗が立っているのですが、200Yの旗をあっさりとキャリーで超えてしまいました。(練習場によっては、距離を『甘め』に表示しているところが今でもありますが、この練習場は『リアル』で表示してくれています。)


何だこれは・・・?この飛びは、もうアイアンという言葉だけでは片づけられないな・・・。と、7番アイアンらしからぬ飛びに驚きました


ロフトが立っているので、距離が出るのは、これまでの経験から予想していたのですが、その予想の距離を大きく、そしてイージーに出せる実力にため息が出ました。


アイアンのディスタンス化が、ここまで来たのか・・・。と技術の革新に言葉が出ません。


アイアンの性能は色々な要素が絡み合うものですが、このアイアンはズバリ『飛距離に特化』しているといえるのではないでしょうか?


バランスの良さは感じられません。


『7』と刻印されていますが、やはり『5』あるいは『4.5』『4』という刻印が妥当ではないかな?思えるほどでした。


私はアイアンに飛距離性能を求めていませんが、ここまではっきりしていると逆に凄いな・・・。と思いますし、潔い感じがします。


ロフトが立っているということ以外にも飛距離の為の工夫がたくさんされているのではないでしょうか?


もちろん、装着されているシャフトも威力を発揮しているのは間違いありません。



フェース面
『打感』は硬めで、好みではありませんでした。


フェースへの『乗っかり感』も無く、あっという間に飛び出していく感じです。


打感には不満が残りますが、これも飛距離の為なのかもしれません。


フィーリングは人それぞれ違いますし、好みも分かれます。


この打感が好きだという方もいらっしゃると思いますが、私は何球打っても好きにはなれませんでした。


ちょっと距離を置きたいフィーリング・・・。といったらいいでしょうか?



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


かなり飛距離の出るアイアンですが、決してヒッター向けではなく、スインガータイプの方にも打ちやすいといいますか、むしろスインガータイプの方の為の易しさをもったアイアンといえるのではないでしょうか?


ハードルの低さという魅力も持ち合わせていました。


今の飛び系アイアンで、球があがりにくくてタフな物は見当たりません。


易しく飛ばしていける実力をみんなもっています。



バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは全く感じません。


気難しさは無く、大らかなタイプです。


ただ、打感が合わなかったせいか、どこでヒットしたかが打感だけでは少しつかみづらいところがありました。


打った後、フェース面を見て、いいところでヒットしているのを確認できたのですが、打感にはやはり物足りなさを感じてしまいました。



操作性
『操作性』は、まずまずです。


左右にも曲げることはできましたが、私はちょっとつかまりが良すぎる感じがしました。


ただ、このつかまりの良さも、飛距離に直結しているように感じました。


これだけ距離が稼げるアイアンなので、その弱点ともいえる『縦の距離の合わせづらさ』のようなものがありますが、それも慣れていけばある程度は克服していけるのかな?と思いました。


このようなタイプでインテンショナルなショットを打つよりも、ポケキャビ形状の寛容さを活かしていったほうがいいような気がします。


複雑な曲線というよりも、より数少なくて確実性を求めた『シンプルな球筋』で勝負していけるアイアンといっていいのではないでしょうか?



ヒール側
球を打つ前は、このアイアンの美しさや綺麗な仕上げに目を細めていたのですが、実際に球を打ってみると、その美しさの印象を払拭するかのような飛び性能に驚きました。


このクラブはアイアンというカテゴリーに入れられますが、もはや『アイアンの形をしたユーティリティ』といったほうがいいのではないかな?と思えるほど、異質な感じがしました。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
先ほども書きましたが、かなり優れているディスタンス系アイアンで、このアイアンのライバルとなるのは、ヤマハのアイアンだと思いますが、ヤマハのアイアンよりもクセはきつくなく、アイアンの特徴を残しているので、どちらを選ぶかと聞かれれば、私は即答で、このラボスペックアイアンを選びます。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
今はクラブになかなか個性が見られない時代なのかもしれません。


どのクラブも同じような感じで、あまり変わり映えしないな・・・。と思うことは、正直よくあります。


いい意味でいえば、まとまっている・全体的な底上げができている・・・。ということになるのかもしれませんが、どこか物足りなさを感じることも多いです。


昔はもっと個性あふれるクラブがたくさんありましたが、今はその個性の幅がグッと縮まったような気がします。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
先ほども書きましたが、私はアイアンに飛びの性能は全く求めていません。


飛びよりも確実性・・・。


縦の距離の合わせやすさを求めます。


ロフトが立っているクラブは寝ているクラブよりも、どうしても縦の距離の誤差が出やすいのは、紛れもない事実です。


分かりやすくいえば、ミドルアイアンよりもウェッジのほうが、落としどころが安定しやすいということです。


それはいつの時代も変わりません。


メリットがあれば、必ずデメリットも存在します。


私のホームコースは砲台グリーンが多く、奥にこぼしてしまうと難しい寄せが残ってしまうので、どうしても求めるものが限定されます。


手前から転がして乗せるというよりも、しっかりと高さを出して、グリーンを上から攻めていきたいと思っていますし、グリーンをキャッチしたら、コロコロ転がらずに止まって欲しいと思っています。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
打感も好みではなく、距離が出るのは凄いな・・・。と思ったのですが、打っていて楽しい・・・。ということはありませんでした。


普段なら打感で、どこでヒットしたかがすぐに分かりますが、今日はそれがなかなかできず、ちょっと苦労しました。


以上(飛びすぎ・打感の合いづらさ)から、私がこのアイアンを実戦で試してみたいとは思いませんでした。


ただ、これはあくまでも私の好みによるものなので、このアイアンが良くないとは全く思いません。


むしろ、ここまではっきりした性格のクラブは凄いと思いましたし、この強烈な個性をもったアイアンを求めておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


顔や打感よりも、とにかく飛ばしたい・・・。


ディスタンス系のアイアンを使いたいけど、クセがきつすぎるのは嫌だ・・・。


という方や、今のディスタンス系アイアンは、結構仕上げが雑で味気なかったり、チープな感じがするな・・・。という方は、是非試していただきたいと思いました。


グースタイプのポケットキャビティアイアンが好きで、易しく飛ばしていきたいけど、大顔すぎたりクセがきつすぎたりするのは使いたくない・・・。という方には魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?


このアイアンのもつ飛距離性能は凄いですが、丁寧な仕上がりも魅力的です。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
このアイアンもいいですが、できればもっとグースが弱くてクセのないタイプにも出会いたいな・・・。と思いました。


フィーリングは多少犠牲になっているようなところはありますが、ここまで距離にこだわったのも凄いですし、わずか一球で印象深く残った数少ないアイアンです。


これからのオノフも楽しみです。

                         
        

                         
      
2018年09月17日
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ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ

                 
ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ です。



N.S PRO 950GH
シャフトは N.S PRO 950GH です。

ロフトは58度、シャフトフレックスはR、クラブ総重量は440gです。



正面
とてもインパクトのあるオノフのウェッジです。


FROG’S LEAPというウェッジを以前試打したことがあるのですが、その後継モデルであることは想像に難くありません。


しかし、かなり見た目が変わりました。


バックフェースの色はもちろんですが、キャビティ部分がかなり広がっています。


『がま口』を連想しました。



側面
ラージサイズです。


こうして見ているだけでも、このウェッジが『オートマ系』であることが判ります。


すごいな・・・。どんな感じなのかな?などと、あまり目にしないタイプのウェッジに想像力を働かせていました。



巨大といえるキャビティ

大きな凹み
彫りはかなり大きいです。


『巨大』といっていいかもしれません。


最近はキャビティタイプのウェッジも増えてきましたが、ここまで大きいのは無いように思います。


ひょっとしてアンダーカットが入っているのかな?と思いましたが、ありませんでした。


巨大な普通のフルキャビティといったところです。



FROG’S LEAP-Ⅱ
バックフェースが黄色に塗られているのには、何か意味があるのでしょうか?


見た目のインパクトの為の黄色なのかもしれません。


FROG’S LEAP-Ⅱという文字がありました。



カエル
その名の通り、カエルが跳ねているような絵がデザインされています。


とても可愛らしい絵です。


子供の頃、縁側にアマガエルがよくいたのですが、それを思い出しました。



スーパーワイドソール
かなりのワイドソールです。


スーパーワイドソールといっていいのではないでしょうか?


すごく珍しいソール幅ですが、これまで全く出会わなかったわけではありません。


カタナのアイアンもそうですし、フォーティーンのウェッジにもありました。


これだけのワイドソールなのだから、バンカーショットが易しくなるようにこだわって設計されたのだろうな・・・。と思いました。


バンカーがどうしても苦手だ・・・。という方の多くは、このワイドソールを見ると、安心感をもちやすいのではないでしょうか?



ソールの凹み

ソール形状
ソールの形状も独特です。


真ん中付近が凹んでいました。


これにもおそらく大きな意味があるのではないでしょうか?


ここが凹んでいなくて、普通に膨らんでいたほうが砂を弾くといいますか、エクスプロージョンのイメージが湧きやすいと思うのですが、あえてこうすることによって得られることも多いのだと思います。


このようなソール形状も、これまで見てきました。


革新的なウェッジというと、私はフォーティーンが真っ先に浮かぶのですが、このオノフのウェッジは、そのさらに上をいっているように感じられます。



バンス
バンスはそれほど利いていないようにも見えるのですが、これだけのワイドソールなので、バンス一部分というのではなく、ソールのほぼ全体がバンスの役目を果たすのではないか?と思いました。


私はバンカーの練習が大好きで、バンカー練習場によくいます。


バーンと砂を弾くのではなく、ライが良ければなるべく薄くカットしていきたいと思っています。


そのほうが私の感覚に合いやすいからなのですが、このウェッジはそういうタイプではないな・・・。と思いました。


ほぼ『エクスロージョン専用』といった感じがします。



ネック長さ
ネックの長さは適度にありました。


ウェッジにはあってほしい長さが、きちんとキープされています。


ワイドソールタイプの、いわゆる『頭でっかちタイプ』で、ネックをすごく短くしているのかな?と思いましたが、そうではありませんでした。


こうして見ていて、深いキャビティの意味がようやく分かってきたような気がしました。


これだけの大きさなので、キャビティ部分を大きくしないと、バランスが重くなって振れないからではないでしょうか?


もちろん、易しくする為のキャビティだと思いますが、『重量軽減』という大きな役目も果たしているように思います。


軽量スチールが挿してあるということもありますが、このウェッジは440gなので、サンドウェッジとしては、やや軽量なタイプになります。


私は、SWの重量はだいたい『470g前後』のイメージが定着しているので、それと比べると30g軽くなります。


ヘッドが大きいので重そうにも見えますが、実際に手に取ってみると、それほど重くはありません。



ミーリングあり
フェース面には美しいミーリングがありました。


今はミーリングのあるウェッジが多くなりましたし、その形状も多様化しています。


このウェッジのミーリングはひし形のようになっていて、真ん中に一本線が入っているような感じです。


それに大きな丸が加わっていて、手が込んでいます。


メーカーによって色々なミーリングがありますが、このウェッジのミーリングはとても美しくて上品です。


綺麗に削られた『彫刻の美』といったところでしょうか?


以前も書いてきましたが、フェース面はボールとの『唯一の接点』なので、チープさや雑さは欲しくありません。


丁寧で美しく、柔らかいイメージをもたせてくれるフェース面に魅力を感じます。


そういった意味でも、このウェッジのフェース面は好感が持てました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、ソフトなフィーリングでとても良いです。


これまでも何度か出会ってきたグリップですが、ウェッジにも合い、好感が持てます。


ONOFFのロゴがカッコいいです。


柔らかいショットを打ちたいウェッジは、やはりソフトなフィーリングのグリップがよく合います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、少しだけ違和感があったのですが、打てそうもなく固まってしまう・・・。ということはありませんでした。


ラージサイズではありますが、意外とクセは小さいな・・・。と思いました。


グースがきついタイプなのかと思っていましたが、そうではなくセミグースといった感じです。


もっと小ぶりで、ネック周りがもっとシュッとしているほうが私は好きなのですが、このような形もアリだと思います。


これだけネック周りが膨らんでいるので、フェースの開閉はしづらそうです。


イメージが出てきません。


ヘッドが大きいので、ボールが少し小さく感じられました。


ノーマルサイズのウェッジだと、ボールが大きく見えて、色々なイメージを浮かべることができるのですが、今日はそれができませんでした。


あくまでも『一本だけ』といいますか、一種類のイメージで寄せていくしかないように感じました。


私は普段、フェースを開閉して使うことが多いのですが、これだけの大きさと超ワイドソールということもあり、フェースを開いて使うのが苦手な方の為に開発されてウェッジなのだろう・・・。という予測が立ちました。


今はこのようなオートマ系のウェッジが増えてきたように思います。


このラージサイズには好感が持てるけど、もっとグースが強いほうが好きだ・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


色々なグースが用意されているのかもしれません。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、なかなか良いです。


思っていたよりもソフトで、大雑把な感じはしませんでした。


ガツンということもなく、『球当たり』も優しい感じです。



スピン性能
スピン性能も、なかなか高く、よく止まってくれました。


フェース面のミーリングがよく効いているのでしょうか?


着地してからダラダラと転がるのではなく、キビキビしている感じで、メリハリがありました。



トゥ側
球は拾いやすく、あがりやすいです。


これだけのラージサイズ&ワイドソールですが、『出球の高さ』もしっかり出ました。


ヘッド全体の性能もあると思いますが、球のあがりやすい軽量スチールが挿してあるということも大きなポイントなのかもしれません。


このクラブはSWということで、バンカーを含めたアプローチなどはもちろん、フルショットでも使えそうですが、フルショットしてみようという気は起きませんでした。


あくまでもアプローチ(特にバンカー)の為のクラブという認識をもちました。


フルショットで試していれば、違う難しさを感じていたかもしれません。



バックフェース
『安定性』は、かなり高く、完全なる『オートマ系』のウェッジです。


大らかさという点では、右に出るウェッジはないかもしれません。


それくらい『易しい』ウェッジです。


ラージサイズでフルキャビティということもありますが、これだけの超ワイドソールということで、ソールがよく滑ってくれるというのも大きいです。


ダフらせて打つのが、とても易しいです。


このようなウェッジを使っていると、クリーンに打つだけでなく、ソールを使ってダフらせるのも正解なのだと思えてきます。



開いても打てる
真っ直ぐといいますか、『スクエア一辺倒』のクラブだろうな・・・。とは思ったのですが、開いて打ったらどうなるんだろう?と思い、やってみました。


結果、普通に打てました。


開いて打つと難しいという感じはしませんでした。


しかしあまり開閉を使わないといいますか、『使わなくて済む』ウェッジといっていいように思います。


そのほうが自然な感じがしましたし、このようなオートマ性が強いウェッジは細工をし過ぎると、大きなミスにつながりやすいような気もします。



距離感
『距離感』は、最初のうちは少し合いづらかったのですが、次第に合うようになってきました。


このようなタイプなので、小さくシャープに・・・。というよりは、大きくゆったりと・・・。といった感じのほうが合いやすいです。


ゆったり振って、それで結果を出していくのがいいのかもしれません。



操作性
『操作性』という点では、それほど長けていないように感じました。


開いて打つことはできたのですが、微妙なニュアンスなどは出しづらく、細工しないほうがいいような気もします。


オートマ性が操作性を邪魔している・・・。といっていいのかもしれません。



ヒール側
私は細工をして遊ぶのが好きですが、このウェッジはそういうタイプではないと思います。


できるだけ自動的でシンプルに・・・。というのがいいのではないでしょうか?



ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ WEDGE
色々な『ワザ』を使うというのではなく、ひとつの技の完成度を高め、確実性を求めていきたい・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?


まさに『シンプル・イズ・ベスト』といった感じがします。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
この大きさやソールの広さが特徴的なウェッジですが、打感が犠牲になっていないところも魅力的です。


スピン性能も確かなものを感じました。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
この大きさや形状が気にならないという方には、魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?


ラージサイズ&スーパーワイドソールでミスを極力減らしたい方にも試していただきたいです。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
このような個性的な特徴がありますが、ルール適合モデルということで、競技でも使えるそうです。


通常のアプローチよりもバンカーで力を発揮すると思うのですが、今日はバンカーで試すことができなかったのが残念です。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
また試打する機会があれば、是非バンカーでも試してみたいです。


                         
        

                         
      
2018年04月08日
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ONOFF DRIVER AKA 2018

                 
ONOFF DRIVER AKA 2018
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF DRIVER AKA 2018
です。



SMOOTH KICK MP-518D
シャフトは SMOOTH KICK MP-518D です。

ロフトは11度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は46g、トルクは5.8、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は287g です。



正面
オノフの新しいドライバーです。

オノフは『赤』と『黒』の二種類がありますが、毎年交互にニューモデルが発売されるのでしょうか?

前のモデルの赤は今でも印象深いですが、もう2年も経つのかと思うと早く感じます。

来年は黒が発売されるのではないでしょうか?



側面
とても個性的なデザインです。

ひと目でオノフと分かります。

ソールにある、この大きなマークはインパクトがあります。

こういう個性は大好きです。

この大きなマークを見て、3年前のモデルを思い出しました。

形状的には、かなりシャローなタイプです。

これも『赤オノフ』の特徴といえるでしょうか?



ソールの溝
ソールには溝がありました。

これは前のモデルと同じですが、3本から2本に減らされています。

しかし、少し太くなり長くなっているようです。

こうすることにより、さらなる性能アップが見込めるのでしょうか?



溝の深さ
深さは浅く、前のモデルと同じようです。

これからもっと研究が進めば、溝の深さも一定ではなく、深いところと浅いところがあるようになるのかもしれません。

ソールに溝が入れられるようになって数年が経ちますが、まだまだ奥深いのだと思います。



ネック長さ
ショートネックタイプです。

赤シリーズらしい特徴です。

シャロー&ショートネックという、オーソドックスな組み合わせです。



フェースのミーリング

フェース面のミーリング
フェース面にはミーリングが施されていました。

中央部分がオノフのマークになっていて、前のモデルを思い出しました。

ミーリングの効果も求めながら、デザインにも気を配っているように見えます。

オノフは都会的なセンス溢れるデザインが特徴的ですが、そのセンスの良さがこのクラブにも見られます。

私はラウンド用のポロシャツをたくさんもっていて、ずっと前からブリヂストンやスリクソン、ミズノ、タイトリスト、キャロウェイ、ナイキ、パーリーゲーツ、ポロなどをよく着ているのですが、数年前からオノフのポロシャツもオシャレだな・・・。と思い、いくつか着用しています。

普段のラウンドはもちろん、競技でも着用していて、とても気に入っています。



クラウンの溝
クラウンには溝がありました。

前のモデルの赤にはありませんでした。

以前試打したRODDIOのFWを思い出しましたが、あのFWのような強烈な飛距離性能をもっているのであれば、とてもいいことだと思います。



溝の深さ
溝はそれほど深くないですが、クラウンということを考えると、結構深いといえるのかもしれません。

おそらくは、これ以上深くできない、ギリギリの深さなのではないでしょうか?



バックフェースの溝
写真では分かりづらいのですが、バックフェースの部分にも溝といいますか、凹みのようなものがありました。

手にしていればすぐに分かる、結構目立つ凹みです。

この凹みには、どのような意味があるのでしょうか?



シャローヘッド
かなりのシャローバックタイプです。

円盤のようなヘッドで、今はよく見られます。

私はもっと厚みのあるヘッドが好きですが、このシャロー感を好まれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

シャローバックタイプですが、『フェース高』は結構ありました。

セミディープフェースといっていいように思います。

セミディープフェース&シャローバックタイプのドライバーです。

昔のディープフェースドライバーは球があがりにくくてタフな物が多かったのですが、今はかなり研究が進んだのか、ディープフェースでもあがりやすいドライバーが増えてきました。

直打ちするFWではシャローフェースのほうがいいところもあると思いますが、ティアップして打つドライバーはフェースの高さ(厚み)があるほうが、メリットが大きいように思います。

フェースを縦に使えるのは、実戦でも心強いです。



顔
独特の顔でした。

ヘッド(クラウン)の構造に特徴があります。

いわゆる『ワンピースタイプ」ではなく、ツートンカラーで『コンポジットタイプ』なのがよく分かります。

テーラーメイドなど、複数のメーカーが、このタイプを採用しています。

本当はプロギアのFWやクリーブランドのドライバーのように、クラウンを取っ払ってしまったほうが造るのも簡単だし、低重心の効果も大きいと思うのですが、見た目がかなり悪くなるので、あまり購買意欲が刺激されずに、高い人気は得られないのかもしれません。

見た目のインパクトが、かなり強いですが、数年前に出会ったプロギアのFWは本当に高性能で、今の高性能なFWと比べても全く引けを取らないと思います。

あの飛距離性能は今でも強く心に残っています。

優れたFWです。



クラウンマーク
クラウンマークは、かなり控えめです。

構えたときに、おそらくあまり目立たないだろうな・・・。と思いました。

私はどちらかというとクラウンマークが無いほうが好きなのですが、この控えめなマークには好感がもてます。

クラウンマークの役目って、何だろう?と思いました。

『浅重心』をイメージするのであれば、普段のクラウンマークの位置がいいと思いますが、『深重心』をイメージするのであれば、もっとバックフェース寄りに、何かの目印のようなものがあってもいいのかな?と思いました。

ボールがあがるイメージを出しやすいかもしれません。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、ソフトなフィーリングと適度なグリップ力があって、好感がもてます。

グリップの場所によってパターンの異なる、機能的なグリップです。

最近よく見かけるようになりました。

ONOFFのロゴがカッコいいです。

オノフファンの方にはたまらないのではないでしょうか?

バックラインがありました。



振り感
素振りをしてみると、かなり軟らかくて、動く感じがしました。

軽量感もあり、ちょっと苦手なタイプです。

気をつけて振っていかないと、大きなミスにつながってしまいそうな感じがしました。

ややコンパクトに、タイミングを整える感じで、『よそ行き』な感じのスイングで打っていくしかない・・・。と思いました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、正直好みとは大きくかけ離れた感じもするのですが、強い苦手意識はありませんでした。

これまでの経験を活かしていけそうに感じたからだと思います。

かなりフェースが被っているように見えました。

『被り顔』のドライバーは珍しくはないですし、今は多くがそのようになっています。

それでも、このドライバーの『被り具合』は強いな・・・。と思いました。

私は苦手意識が芽生えてしまい、ちょっと『引いて』構えていました。

『美しい』とか『男前』というタイプとは正反対のような感じですが、『易しさ』という機能を求めていった結果、このような顔になったような気がします。

シャローの大型にするのであれば、やはりフックフェースは必然なのかもしれません。

ラージサイズはフェースの返りが遅いので、スイング中、上手く相殺されるとは思うのですが、どうも苦手意識が芽生えてしまいます。

なかなかいいイメージが湧いてきません。

フッカーの私には『しんどい構え感』です。

フェースプログレッションも、やや大きめな感じです。

いわゆる『出っ歯』タイプといえるでしょうか?

直打ちするFWやUTだと拾いやすそうな印象をもつことができますが、ティアップして打つドライバーには『拾いやすさ』は不要です。

なので、この形状には少し疑問をもちました。

グースがきついので、余計にこの『出っ歯』が強調されたような気がします。

今はグースタイプのドライバーを全く見なくなりましたが、ここまで『出っ歯』なのも珍しいですし、難しく感じてしまいます。

しかし、これにもメーカーの狙いがあるのは間違いありません。

何の理由もなく、この顔にしているはずはありません。

オノフのクラブは好きな物が多いですが、今日はちょっと『試練』だぞ・・・。と思いました。

頭の中がモヤモヤしてきました。




試打を開始しました。

打球音
まずは、この音が気になりました。

かなり高めの金属音です。

この音は想定していなかったので、ちょっと驚いてしまいました。

正直、馴染めませんでした。

前のモデルも、はっきりした音だったように思うのですが、ここまでではなかったと思います。

かなり高めで大きい音です。

左耳が響いてきそうです。

インパクトを調整したくなりました。

もちろん、この音を好まれる方もたくさんいらっしゃると思いますし、私が苦手なだけなのかもしれません。

私はどうしてもインパクトが強く入りすぎてしまうのかもしれません。

いつものことですが、私は『音を出すのが下手』だと痛感します。

大人しめのクラブならいいのですが、ちょっと高くて大きめの音を発するクラブに出会うと、途端にその音が強調されてしまいます。

もっと『ソフトインパクト』を心がけなければいけない・・・。と自分に言い聞かせました。

振るより、当てにいくスイングになってしまいました。

スイングリズムが合いづらいので、必然的にミスヒットが増えてしまいました。

スイングは、ドライバーからパターまで、『加速しながら』が原則ですが、今日に限っては『減速気味に』といった感じで打つしかないのかな?と思えるほど、追い込まれてしまったような気がします。

練習場には、他に練習しておられる方がたくさんいらっしゃったので、邪魔にならないように気をつけました。



フェース面
『打感』は、まずまずでした。

ソフトというよりは、しっかりした打感です。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。

11度ということもあり、かなりの高弾道です。

緩やかにあがっていくのではなく、最初から急激にあがっていく感じです。

ハイロフトドライバーの特徴です。

吹き上がる感じがしたので、低スピンタイプではないと思いました。



バックフェース
『安定性』は、なかなか高いです。

『大船』のような安定感といったらいいでしょうか?

ヘッドの見た目通り、かなり寛容さを感じました。

打点は結構ブレてしまったのですが、それが大きく球筋に出ない大らかさがありました。



飛距離性能
『飛距離性能』は、まずまずでした。

高~くあがり、スピンも多く感じられました。


そして何より、インパクトを緩めて打つしかなく、私には合いづらい要素がいくつも重なってしまったのですが、決してこのドライバーの性能が低いとは思いませんでした。

私がこのドライバーを打ちこなせていないだけで、打つ人が変われば、もっといい結果が得られたと思います。

今のハイレベルなドライバーの中でも、おそらく平均点は取れているように思います。



操作性
『操作性』という点では、ラージサイズですが、球のつかまりがかなりいいので、ハイドロー系が打ちやすいドライバーだと思います。

自然につかまる感じです。

右にも曲げることができたのですが、どうしてもインパクト音が馴染めず、気持ち良く振り切ることができませんでした。

合わせにいってしまいました。



ヒール側
ひと目でオノフと分かる個性的なデザインが、とてもいいです。

個性的でありながら、決してカッコ悪くなく、カッコいいのが魅力です。



オノフ ドライバー 赤 2018
見た目だけでなく、飛距離の為の研究も進んでいるようで、色々な工夫がされています。

基本性能もしっかりしています。



オノフ ドライバー 赤 2018
構え感や音など、フィーリングが私には全く合わず、ずっと苦手意識をもっていたのですが、何とか経験でカバーしていこうと思いました。

ずっと周りを気にしながらの試打となってしまいましたし、正直楽しむ余裕はありませんでした。



オノフ ドライバー 赤 2018
どうすれば、もっといい音が出せるようになるかな?と、そればかり考えていたような気がします。

今日も花粉がきついということもあり、目のかゆみとくしゃみに苦しめられながらの試打となってしまいました。



オノフ ドライバー 赤 2018
今回は満足できる試打はできませんでしたが、また機会があれば試打してみたいですし、違うスペックも試してみたいと思いました。

『赤』もいいですが、おそらく来年発売されるであろう『黒』を楽しみに待ちたいです。
                         
        

                         
      
2017年05月13日
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ONOFF DRIVER KURO

                 
ONOFF DRIVER KURO
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF DRIVER KURO です。



SMOOTH KICK MP-617D

シャフトは SMOOTH KICK MP-617D です。

ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は61g、トルクは3.9、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は306g です。



正面

精悍な感じの、カッコいいオノフニュードライバーです。

昨年試打したAKAのイメージが今でも強く残っているのですが、今年はKUROのニューモデルの登場です。

オノフのブランドイメージといってもいいと思うのですが、オシャレさがありながら、機能性を感じさせるデザインになっています。



側面

シャローな感じではなく、ディープなタイプです。

これまでのKURO同様、『塊(かたまり)感』があります。

見るからにアスリート仕様といった感じがします。



ネックの長さ

ネックは短めでした。

ウェイトも調整機能も搭載されていません。



ソールの溝

ソールにある、この溝が大きな存在感を放っていました。

昨年試打したAKAの個性を引き継いでいる感じがします。

AKAには3本の溝がありましたが、このニューモデルのKUROは2本です。

この数にも、大きな意味があるのでしょうか?



溝の深さ

2本の溝を見比べてみると、幅も深さも違っていました。

これも計算され尽くしてのことだと思います。

とはいっても、また次のモデルでは、溝の数や幅なども変わってくるのかもしれません。

ゴチャゴチャした感じはなく、全体的にシンプルなヘッドではありますが、この溝が一番の特徴といっていのだと思いました。



ディープタイプ

ディープタイプのヘッドです。

KUROはディープで、AKAはシャローなイメージがありますが、今回もその流れを汲んでいるようです。

一昔前のディープと違い、今は親しみやすいディープもあります。

逆にしっかりとしていて頼れるシャローもあります。

このドライバーのディープなどうなんだろう・・・?と思いました。



フェース面のミーリング

フェース面には、細かなミーリングがありました。

ウェッジではよく見られるミーリングですが、ドライバーではあまり見かけません。

真っ先にブリヂストンのドライバーを思い出しますが、このドライバーのミーリングにも大きな意味があるのだと思います。

雑な感じはなく、とても綺麗に仕上げられています。

こういったところも、日本メーカーの真摯な姿勢といいますか、丁寧さが感じられて好感がもてます。

雑な感じもチープな感じもしません。

作り手のプライドが感じられます。



顔

いい顔をしていました。

オノフ黒らしい、引き締まった顔です。

投影面積の大きいラージサイズのドライバーを好まれる方には、ちょっと小さく感じられるかもしれません。

このドライバーのヘッド体積は450くらいかな?と思っていましたが、460とのことでした。

ディープさが、コンパクト感を高めているのかもしれません。



クラウンの溝

ソールだけでなく、クラウンにも溝がありました。

この溝を見ていたら、以前試打したことのあるロッディオのクラブを思い出しました。

この溝にも大きな意味があるのだと思いますが、まだ採用しているメーカーはそれほど多くありません。



オリジナルグリップ
オリジナルグリップも好感がもてます。

ベルベットタイプでとてもソフトなフィーリングです。

このしっとり感がたまりません。

アイアンやウェッジはともかく、ドライバーでこのグリップが採用されているのはちょっと珍しい感じがしますが、私は大好きです。



振り感

素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。

見た目の印象よりはハードさは無く、重さもそれほど感じないですし、シャフトもよくしなります。

動き過ぎる感じはしなかったので、タイミングもすぐに合わせることができました。



写真を撮り忘れてしまったのですが、ボールを前にして構えた感じは、とても良いです。

ライナー系の強い弾道をイメージできました。

フェースの向きも中立な感じで、方向性への不安もありませんでした。




試打を開始しました。

フェース面

『打感』は、とても良いです。

心地いいフィーリングで、何度でも打ちたくなりました。



打球音

『音』は、少し大きめですが、全く問題ないです。

できれば私はもう少し小さめの音のほうがいいな・・・。と思ったのですが、苦手には感じませんでした。

むしろ、これくらいはっきりと耳に届いてくる音のほうが好きだという方も多いのではないでしょうか?



トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、中弾道タイプです。

弾道もしっかりしていて、ライナー系に近い強い弾道でした。

見た目通り、ややタフなタイプのドライバーです。

ある程度のHSが無いと、球が浮ききらないかもしれません。

ロフトは10度ですが、しっかりしたタイプのドライバーだという印象をもちました。

オノフの黒は、メーカーもある程度ユーザー層を絞り込んでいるのかもしれません。

幅広い層に対応しているタイプではないと思います。



バックフェース

『安定性』という点では、どちらかというと正直な感じがしました。

寛容さはあまり感じませんでした。

今のドライバーの中でも、かなり正直さが感じられると思います。

特にスライサーの方には、球がつかまりきらずに右に出てしまいやすくなるかもしれません。



ヒール側

『飛距離性能』という点では、とても優れています。

スピンを抑えた強い球が打て、『落ち際』に強いドライバーです。

急激にあがって急激に落ちるのではなく、『強い時間』が続きました。

叩いていけるドライバーです。



オノフ ドライバー 黒

『操作性』は、なかなかいい感じです。

一球目から、いい感じのドローボールが出ました。

球がそれほどつかまり過ぎず、右に曲げるのも簡単でした。

最近は右に曲げるのが難しいと感じるドライバーも増えてきましたが、このドライバーは違っていました。

つかまり過ぎないので、私たちフッカーには易しいドライバーといえるのかもしれません。



ONOFF DRIVER KURO

オノフの男前なドライバーですが、その実力も一本筋が通っているように感じました。

軟弱なタイプではなく、骨太な感じのドライバーです。



ONOFF DRIVER KURO

振り心地などは、それほどハードな感じはしませんが、実際に球を打ってみて、しっかりしているという印象をもちました。

最近はヘッドよりもシャフトの印象が強いドライバーもありますが、このドライバーは違います。

シャフトよりもヘッドの印象のほうが強く残りました。



ONOFF DRIVER KURO

オノフらしい、カッコ良さと実力の高さのあるドライバーです。
                         
        

                         
      
2016年06月12日
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ONOFF FAIRWAY WINGS AKA

                 
ONOFF FAIRWAY WINGS AKA
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF FAIRWAY WINGS AKA のU5番 です。



MP-516U
シャフトは MP-516U です。

ロフトは23度、クラブ長39.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は59g、トルクは3.8、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は353gです。



正面
オノフらしい、オシャレなユーティリティです。


以前、ドライバーやフェアウェイウッドを試打しましたが、デザインの統一性がとれているので、とてもいいです。


オノフのクラブは機能的でありながら、目でも楽しませてくれます。


全ての番手で揃えたくなります。



側面
形状的にはオーソドックスな感じです。


極端にディープでも、シャローでもなく、標準的といっていいと思います。



ネック長さ
ネックの長さはノーマルな感じです。



ソールの溝
ソールには1本だけ溝がありました。


ドライバーは3本、フェアウェイウッドは2本でした。


ヘッドの大きさによって、溝の数も変えているようです。



フェース面のミーリング
フェース面には細かなミーリングがありました。


これもドライバーやフェアウェイウッドにありました。



セミシャロー
セミシャローといっていいでしょうか?


ディープな感じはしません。


今はこういうタイプが殆どだと思います。



顔
顔はまずまずでした。


見とれるようなことはなかったのですが、易しさを感じさせる顔だな・・・。と思いました。


少しつかまえ顔に見えたので、ちょっと警戒しないといけないかな?と思いました。



振り感
ユーティリティとしては、平均的な重さだと思いますが、シャフトがよく走るタイプでした。


こういったところはオノフらしいです。


オノフのシャフトは走り系のイメージがあります。


釣り竿でいうと、『投げ竿タイプ』が多いように思います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、ちょっと独特な感じがしましたが、これまでも経験しているので、特に不安はありませんでした。


左へつかまりそうだったのと、ちょっと高くあがり過ぎそうなイメージが出たので、方向性も高さも、少し抑え気味に打っていきたいと思いました。


逃がすというよりは、少し包む感じがしました。


細工をするイメージがなかなか出なかったので、まずはこのクラブに任せて振っていこう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで好感がもてました。


この美しいフェース面のイメージに合うソフトフィーリングです。



打球音
『音』も、いい感じです。


心地いい音が優しく耳に飛び込んできました。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


タフな感じは全くありません。



バックフェース
『安定性』という点では、スイートエリアも広めで寛容さを感じました。


球のつかまりがいいので、易しく感じられる方も多いのではないでしょうか?


ヘッドがもつ球のつかまりやすさと、シャフトの走りの相乗効果が得られているように感じます。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。


ヒッタータイプの方よりは、どちらかというとスインガータイプの方に合いやすいUTといえるような気がします。


弾道も高くしっかりと浮いてくれますし、キャリーをしっかり出していけます。


フェース面が仕事をしてくれているUTです。


弾きがいいです。



操作性
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。


私はフック系のほうが出やすい感じがしましたが、右に曲げるのも難しくありませんでした。


球離れがいいですし、あまり細工をするタイプではないように思いますが、いざというときにはそれなりに対応してくれそうだな・・・。と思いました。



ヒール側
オノフらしいセンスの良いデザインと、機能性のバランスがとれたUTだと思いました。


                         
        

                         
      
2016年06月05日
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ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP ウェッジ

                 
ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP ウェッジ です。



N.S PRO 850GH
シャフトは N.S PRO 850GH です。

ロフトは64度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはR、クラブ総重量は436gです。



正面
とても珍しいオノフラボスペックのウェッジです。


オノフのクラブはよく試打するのですが、ラボスペックはあまりありません。


ウェッジは初めてです。



側面
かなり個性的なバックフェースです。


全体的な大きさや形状はオーソドックスな感じがしますが、このバックフェースは個性的です。


一度見たら忘れられない形状です。


最近はキャビティタイプのウェッジも増えてきましたが、ここまで個性的な物はなかなか見られません。



バックフェースの出っ張り
このバックフェースにある四角い出っ張りのような物が目立っていました。


これは単にデザインだけなのでしょうか?


それとも、重量配分が計算されてのことでしょうか?



FROG'S LEAP
ONOFFの文字の下に、『FROG'S LEAP』の文字がありました。


そのまま訳すと『カエルの跳ね』ということになるのですが、どういう意味なのでしょうか?


意味がよく解りませんでしたが、とてもインパクトのある名前だと思いました。



彫りの深さ
彫りの深さは、ウェッジとしては結構あります。


私はウェッジにキャビティタイプを求めてはいないのですが、アイアン同様、ウェッジもキャビティがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。


キャビティタイプにして、易しさがさらに拡大していくのは事実だと思います。



トップライン
トップラインの厚さは平均的でした。


特に厚くもなく、薄いという感じもしませんでした。



ソール幅
ソール幅はワイドです。


ワイドではありますが、今はこれくらいの幅もよく見かけるようになりました。


ワイド=易しい。


ナロー=難しい。


とは一概にいえないと思いますが、ワイドソールタイプのウェッジを好まれる方には、この広さは心強く感じられるのではないでしょうか?


ソール全体も丸みを帯びていて、角度が利いているように見えました。



ソールの凹み
そして何よりも目立っていたのが、このソールの凹みです。


これはなかなか見られません。


以前試打したことのある、フォーティーンのウェッジを思い出しました。


C-030 ウェッジは易しいということで、人気が爆発したのだそうですが、このウェッジもその流れに乗っているのでしょうか?


C-030は、ソールのほぼ全体が凹んでいましたが、このウェッジはトゥ側だけです。


これにも大きな理由があるのだと思います。


単なるデザインや目立たせる為の工夫ではないと思います。


ソールで、そのウェッジが易しくも難しくもなります。


また、人によって好みが大きく分かれるところでもあります。


今は様々なタイプのウェッジが登場してきました。


昔は使いながら自分に合うように削ったり穴を開けたりしていましたが、今はメーカーが最初からこのように工夫してくれているので、私たちユーザーはクラブをいじることが少なくなりました。



64度
ロフトが64度というのも珍しいです。


今は56度~60度くらいまでが標準だと思います。


とはいっても、昔から無いわけでないので、『珍しい』『懐かしい』という感じがしました。


以前試打したことのある、キャロウェイ FORGED ウェッジを思い出しました。



ネック長さ
ネックの長さは、しっかりとキープされています。


ウェッジらしい長さといっていいと思います。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。


均一化していて光沢感もあり、機械的な感じがしました。


ウェッジにはハンドメイド感のする物と、マシンメイド感のする物がありますが、このウェッジは後者のほうですし、今は後者のほうが圧倒的に多いと思います。


無難な感じの、綺麗なフェース面だな・・・。と思いました。


指で触れてみたのですが、特にザラザラする感じもありませんでした。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップはソフトなフィーリングで好感がもてます。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じでした。


こうして構える前は、ちょっとクセのある顔なのかな?と思っていたのですが、そうではありませんでした。


大きさもちょうどいいですし、グースも強くありません。


逃がすというよりは少しつかまるイメージが出たのですが、苦手意識は全く芽生えませんでした。


これまでの『いい顔をしたウェッジ』と同様に、楽な気分で構えることができました。


バックフェースやソールには色々な工夫が見られますが、構え感はオーソドックスなので好感がもてました。



開きやすい
フェースを開いて構えてみたのですが、普通に開きやすいです。


どこかが邪魔しているということはありませんでした。


私はウェッジを開いて構えることが多いので、開きやすさは大きなポイントです。


ただ、このウェッジは開かなくても打てるのだと聞きました。


普段は開いて使うところを、このウェッジはそのまま開かずに打てるよう作られているのだと聞きました。


私は開いて使うことに何の抵抗もありませんが、開いて使うのが苦手な方もいらっしゃると思うので、そういう方には、とても心強いウェッジといえるのではないでしょうか?


なかなか合理的なウェッジだな・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで好感がもてました。


この打感の良さは、フェース面を見たときから予想できていました。


どのクラブも大切ですが、特にウェッジは打感が良くないと微妙なフィーリングや距離感を出しづらいので、とても大切です。


そういった意味でも、このクラブにはいい印象をもつことができました。



スピン性能
『スピン性能』は、なかなかいい感じです。


『激スピン』という感じはしませんでしたが、ボールがピタピタと、よく止まってくれました。


『止め感』の出せるウェッジだと思いました。



トゥ側
球は拾いやすくて、いい感じです。


ロフトが64度ということも大きく関係していると思うのですが、出球が高くて最初のうちは少しだけビックリしました。


このようなロフトは久し振りだったので、ちょっとだけ戸惑いました。


ロフトが寝過ぎていれば逆に難しく感じるところも出てくると思いますし、『14本以内』という本数制限があるので、なかなかこういうロフトのクラブを使うことがないのですが面白いな・・・。と思いました。


64度というと、サンドウェッジというよりはロブウェッジという認識をもちたくなるのですが、あくまでもこのウェッジはサンドウェッジなのだと聞きました。



バックフェース
『安定性』は、なかなかいい感じです。


ラインも出しやすいですし、難しく感じるところはありませんでした。


キャビティバック構造であることも、関係しているのかもしれません。


今のウェッジの中でも、大らかなほうだと思います。



距離感

『距離感』は、最初のうちは出球のイメージが合わなかったので、少し前後にぶれましたが、何球か打ってみて、ようやく合わせることができました。


高さを上手く利用できますし、ボールの重さも利用できるので、ボールがよく止まってくれました。


ランが少ないので、結構突っ込んでいけそうだな・・・。と思いました。


強烈なスピンで止めるというよりは、『浮いて止める』という印象をもちました。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じでした。


他のウェッジと遜色ありません。


開かずに、そのまま使うのだと聞いたのですが、あえて開いて使ってみました。


いつもの感じで、色々と遊ぶことができました。



ヒール側
どちらかといえばオートマチック系のウェッジといっていいと思いますが、マニュアル系ウェッジのような顔の良さもありますし、適度に細工していけるところも魅力的でした。


オートマチック系とマニュアル系のいいところを合わせもった『ハイブリッド系ウェッジ』といったところかな?と思いました。



オノフ ラボスペック FROG'S LEAP ウェッジ
ソールにかなり特徴があるので、これはバンカーやラフで威力を発揮するクラブなのだろう・・・。と思いました。


あいにくアプローチ練習場は一杯で、試してみることができなかったのですが、また機会があれば是非試してみたいと思います。



ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP WEDGE
オノフらしい洗練されたデザインでありながら、高い機能性を合わせ持ったウェッジです。


ウェッジが苦手な方にも親しみやすいイージー系ウェッジといっていいと思います。



ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP WEDGE
プロが使うようなウェッジはカッコいいけど、難しそうで使いづらい・・・。


強いグースタイプのウェッジは苦手で、オーソドックスな感じの易しいウェッジを使いたい・・・。


そういう方には、是非試していただきたいと思いました。



ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP WEDGE
かなり高価なのかな?と思い、値段を聞いてみたのですが、他のウェッジと変わらないので、コストパフォーマンスは高いな・・・。と思いました。


易しくなるような工夫が一杯詰まっていて、実戦でもすごく活躍してくれそうです。



ONOFF LABOSPEC FROG'S LEAP WEDGE
オノフはウェッジのイメージはそれほど強くないですが、このウェッジはいいな・・・。と思いました。


コースでも試してみたいと思いました。


                         
        

                         
      
2016年05月19日
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GIII アイアン

                 
GIII アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは GIII アイアン の7番 です。



FM-415I
シャフトは FM-415I です。

ロフトは27度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は49g、トルクは4.9、キックポイントは中調子、バランスはC8、クラブ総重量は350gです。



正面
グローブライドGIII の美しいアイアンです。


先日ドライバーを試打する機会に恵まれましたが、今日はアイアンを試打することができました。



側面
高級感があって、とても美しいです。


私が好きな軟鉄タイプとは異なりますが、このようなタイプもアリだと思っています。


『別ジャンルの美しさ』といったらいいでしょうか?


かなり高価なんだろうな・・・。と思いました。


今日はいつも通りではなく、少し『よそ行き』感覚で打っていくことにしました。



彫りの深さ
ポケット部分が、かなり大きいです。


重心がかなり後ろに行っているように見えます。


私はポケットタイプのアイアンを購入したことが無いのですが、このポケットの大きさに好感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



ソール幅
かなりのワイドソールです。


予想していましたし、このブランドの基本コンセプトなのだと思いました。



ネック長さ
ショートネックタイプです。


こうして見ても、グースが利いているのが分かりました。


ちょっとイメージが出づらいだろうな・・・。と思いました。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでしたが、とても美しいです。


この美しいフェース面を見ているだけで、GIIIというブランドイメージが保たれているように感じます。



リーディングエッジ
リーディングエッジには削りが入っていました。


こういったところは、最近のアイアンに見られる特徴といっていいと思います。



ソールのウェイト
ソールには、かなり大きくウェイトが配置されているのが分かりました。


これだけ大きいと、重心の低さや深さも『最大級』という感じがします。



トップライン
トップラインは厚めでしたが、輪郭がはっきりしているので好感がもてました。


構えたときに、マイナスになることはないだろう・・・。と思いました。




振り感
素振りをしてみても、予想通りの軽量感があります。


この軽さ・軟らかさを好まれる方も多いのではないでしょうか?


外見の美しさと、敷居の低さがマッチしたアイアンだな・・・。と思いました。



構え感
写真では見えませんが、ボールを前にして構えたとき、バックフェースの膨らみが少し目に入りました。


普通のアイアン感覚で構えられるだろうと思っていたので、少し意外でした。


私はバックフェースの膨らみが見えないほうが好きなのですが、これもかなり重心深度を深くする為なのかもしれない・・・。と思いました。


純粋にアイアン感覚で構えるのは難しいので、アイアン型ユーティリティのイメージで構えることにしました。


球筋を絞り込んでいくのではなく、大らかに、いい意味でアバウトに打っていければいいな・・・。と思いました。


グースがよく利いているので、とにかくダフらないようにしよう・・・。


軽量タイプだけど手打ちにならず、体全体を使ってしっかり振っていこう・・・。と思いました。


いつもは『適度な重さ』に助けられているけど、今日はそれが無いので、より集中していこう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はしっかりめでした。


かなり美しいアイアンなので、もっとソフトなフィーリングを予想していたのですが、ソフトというよりはしっかりという印象をもちました。


しかし、苦手な感じの打感ではありませんでした。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


予想していた通りでした。


低く出るのではなく、最初から急激にあがっていく感じがしました。


出球のイメージが少し合いづらい感じがしましたが、これ以上ないというくらい、あがりやすいアイアンだと思いました。


ロフトが立っていることを感じさせないアイアンです。


お尻が重たいので、上を向きすいアイアンだな・・・。と思いました。



バックフェース
『安定性』も高く、かなりスイートエリアも広いです。


少々のミスヒットには寛大で、なかなかブレにくい印象をもちました。


シビアさとは無縁という感じがしました。


『点』でなく『面』で打っていけるので、いい意味でアバウトに打っていけるアイアンだと思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』も、最近のアイアンらしく優れていました。


しっかり振るよりも、軽く振ったほうがいい感じで打てました。


しっかり振るとスピンが増えすぎるのか、あがりすぎる感じがしたので、軽く振って少し薄めにヒットする感じが合っているな・・・。と思いました。


『球持ち感』はあまり感じず、バンと弾く感じでした。


キャリーをしっかり稼いでくれました。



操作性
『操作性』という点では、あまり操作するタイプではないですし、大きく曲げることは難しく感じましたが、左右にも曲げることができました。


ラージサイズのアイアンですが、右に抜けることもなく、つかまりの良さも感じました。


『自在』というよりは『固定』といいますか、安定感を強く感じました。



ヒール側
美しさと易しさの両立ができているアイアンだと思いました。


これまでもたくさん、イージー系アイアンを試打してきましたが、中にはチープに感じたり、あまり目で楽しむことができなかったりするアイアンにもたくさん出会ってきました。



GIII アイアン
しかし、このアイアンは違います。


とても美しくて高級感があります。


目で見て楽しむことができました。



GIII アイアン
易しいタイプなので、実戦でも活躍してくれそうですし、美しいので所有感も満たしてくれると思います。


ラウンド後のクラブ磨きも楽しくなるだろうな・・・。と思いました。



GIII アイアン
私が使い慣れているタイプのアイアンとは真逆なタイプですし、少し合いづらいところもあったのですが、いい目の保養ができました。


ヤングゴルファーというよりも、年齢を重ねたエグゼクティブゴルファーの方に合いやすいアイアンだと思います。



GIII アイアン
美しさが目立ちますが、その中にも、かなりのハイテクが搭載されているように感じられました。

                         
        

                         
      
2016年04月27日
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ONOFF FAIRWAY ARMS AKA

                 
ONOFF FAIRWAY ARMS AKA
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF FAIRWAY ARMS AKA の5番 です。



SMOOTH KICK MP-516F
シャフトは SMOOTH KICK MP-516F です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは4.2、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は326gです。



正面
オノフ赤シリーズのフェアウェイウッドです。


先日ドライバーを試打することができましたが、今日はフェアウェイウッドを手にすることができました。


フェアウェイアームズという名前が個性的でオシャレです。



側面
これまでのモデル同様、オノフのマークがよく目立っています。


個性的でありながら、センスのいいデザインも、オノフの長所だと思います。



ネック長さ
ネックは短いです。


今は調整機能が付いたFWも多いので、このシンプルなヘッドが新鮮ですし、カッコ良く見えます。



シャローヘッド
かなりのシャローヘッドです。


赤シリーズらしいです。


かなりの重心の低さを感じさせます。



ソールの溝
ドライバーと同じように、このFWにも溝がありました。


ドライバーは3本でしたが、このFWは2本です。


ヘッドの大きさによって、溝の数も変わってくるのでしょうか?


数は違いますが、デザインの統一性はとれています。



フェース面のデザイン

フェース面のデザイン
オシャレなフェース面です。


ドライバー同様、ミーリングがありました。


それだけ、効果が期待できるということなのでしょうか?


今はフェース面も色々なタイプが見られますが、このフェース面はとても美しくて個性的です。


このフェース面を見るだけで、オノフだな・・・。と分かります。



顔
オーソドックスな、いい顔をしています。


奇をてらった感じは全くなく、変なクセはありません。


赤いヘッドですが、落ち着きのある色で好感がもてました。



クラウンマーク
この個性的なクラウンマークもよく目立っています。


ドライバーと同じです。


このマークには、何らかの視覚効果が期待できるのでしょうか?


『真っ直ぐ引く』ということを意識しやすくしているのかな?と思いました。



振り感
素振りをしてみると、軽量感があり、シャフトもよくしなります。


フレックスは『S』ということでしたが、硬い印象は全くありません。


昔だったら、確実に『R』くらいだろうな・・・。と思いました。


今は全体的にフレックスが軟らかくなっているように感じます。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。


クリークらしい、やや出っ歯タイプでしたが、それが強すぎないのがいいと思いました。


リラックスして構えることができました。


方向性が出しやすいだろうな・・・。と思いました。


シャロータイプのヘッドですが、それをあまり感じさせないのもいいと思いました。


クリークはクセのある物も少なくないですが、このクラブはオーソドックスで自然な感じがしました。


まずは細工をせずに、真っ直ぐ振り抜いてみよう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで好感がもてました。


ボヤけた感じはなく、しっかりとインパクトを感じとることができました。


ドライバーを試打しているので、この打感はある程度予想していました。



打球音
『音』も、いい感じでした。


心地良い音です。


こういった音だと、振り抜きが良くなるような気がします。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


タフな感じは全くしません。


かなりのシャロータイプですし、クリークということもあると思うのですが、直打ちでも充分過ぎるほど球を上げてくれました。


少々薄めに当たっても、手前からダフり気味に入っても、いい感じでボールを上げてくれました。


あがりやすさに対する寛容さはとても高いと思いました。



バックフェース
『安定性』という点では、いい感じでしたが、今のFWの中では平均的といえるでしょうか?


決してシビアなタイプではないですし、易しさを充分感じますが、『曲がりにくい』という感じはしませんでした。


球のつかまりはとてもいいクラブだと思います。


一球目からちょっと強めのフックボールが出ました。


構えたときはそれほどフックのイメージは出なかったのですが、見えないところにつかまりやすくなるような工夫がされているのかもしれません。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。


つかまりの良さと、高い弾道で距離を伸ばしていけるタイプだと思います。


低スピンという印象はあまり無かったのですが、程良い感じでスピンが掛かり、球を浮かせてくれていたのかもしれません。


このクラブはクリークですが、クリークとしては充分過ぎるほどの距離を稼いでくれました。



操作性
『操作性』は、まずまずでした。


最初はフック系の球が出たのですが、すぐに修正することができました。


私にはちょっとつかまりが良すぎるかな?と思うところもあったのですが、日頃から球がつかまりきらない・・・。という方には合いやすいのではないでしょうか?


球のつかまりを重視したいけど、強いフックフェースは苦手だ・・・。という方には是非試していただきたいと思いました。



ヒール側
シャロー系の親しみやすいFWです。


オノフは黒が割としっかりとしたスペックになっていて、赤が親しみやすいスペックに仕上げているのではないでしょうか?


とてもはっきりしているので分かりやすくていいです。



オノフ フェアウェイアームズ 赤
赤色ではありますが、派手すぎず、むしろ落ち着いた感じがするのも好感がもてます。


この色のおかげなのでしょうか?


最初から最後まで落ち着いて試打することができました。



オノフ フェアウェイアームズ 赤
奇をてらったところは無いですが、様々なハイテクが搭載されているクラブだな・・・。と思いました。


フィーリングも重視しているように思います。



オノフ フェアウェイアームズ 赤
私には軽かったですし、シャフトももっとしっかりしたほうが扱いやすかったと思いますが、いいクラブだな・・・。と思いました。


飛距離などにも力を入れていますが、決して難しくしすぎない。


日本人ゴルファーをよく研究して作られたFWといっていいと思います。


                         
        

                         
      
2016年03月27日
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ONOFF IRON AKA

                 
ONOFF IRON AKA
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF IRON AKA の7番 です。



N.S.PRO 950HT
シャフトは N.S.PRO 950HT です。

ロフトは29度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は97g、トルクは1.8、キックポイントは中調子、バランスはD0、クラブ総重量は409g です。



正面
オノフの新しいアイアンです。


オノフらしい、オシャレなデザインです。


それでいて、易しさも感じさせています。


名前に『AKA』となっていますが、ドライバーと違い、赤色が殆ど目立ちません。


ウッド系の赤は易しくても、アイアンやウェッジに色をつけるのは難しいのかな?と思いました。


しかし、このアイアンらしいノーマルな色のほうが、私は好きです。



側面
オーソドックスなポケットキャビティです。


よく見られる形状です。


シャープさは無く、丸っこいところも、オノフ赤シリーズの特徴といえるような気もします。



彫りの深さ
彫りの深さも大きいです。


こういったところに魅力を感じられる方は多いのではないでしょうか?



ソール幅
ワイドソールです。



ソールのウェイト
ワイドソールというだけでなく、かなりの面積で『異材』が組み込まれているのが分かりました。


この位置にあるということは、重心深度を深くする狙いがあるのだと思います。



TUNGSTEN WEIGHTED
『TUNGSTEN WEIGHTED』という文字があったので、やはり異材であるタングステンが組み込まれていて、重心が調整されているのだと思いました。


こういったタイプは昔からよく見られますが、ここまで大きなウェイトが組み込まれているのは珍しいような気がします。


とことん、あがりやすさにこだわっているのでしょうか?



POWER TRENCH
『POWER TRENCH』の文字がありました。


先日試打したドライバーと同じです。


オノフ独自の工夫がされているのだと思います。



ネックの長さ
ネックは短めです。


こうして見ても、かなり『頭でっかち』に見えるので、重心が低そうな印象を受けます。


『首長美人』とは対称的な『寸胴タイプ』といいますか、『どっしり感』があります。


好みが分かれるとは思いますが、色々な個性があって好感がもてます。


上から打つのが苦手な方は、このような形状に親近感をもたれることも多いのではないでしょうか?



フェース面に細かな模様あり
フェース面にはとても細かな模様のようなものがありました。


いつも見慣れているミーリングとはちょっと違う感じがします。


近くでよく見ないと分かりづらい感じの、細かな模様です。


これにも、何らかの効果が期待できるのでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。


オノフ赤シリーズなので、このようなタイプを想像していました。


ラージサイズのアイアンです。


やや特徴的ではありますが、大きな違和感はありませんでした。


グースも利いていましたが、それほどきつくないのがいいと思いました。


イージータイプでクセのある顔をしたアイアンは、これまでもたくさんありましたが、このアイアンはイージータイプでありながら、それほど形が崩れていないところがいいな・・・。と思いました。


私はもっと小振りなタイプが好きですが、このアイアンの大きさに安心感をもたれる方は多いのではないでしょうか?




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はまずまずでした。


だいたい予想通りでした。


ボールがフェースにしっかり乗るというタイプではなく、バーンと弾く感じの打感です。


『球離れのいい』アイアンといったらいいでしょうか?


『ディスタンス系アイアン』らしいフィーリングです。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


見た目通り、すごくイージーです。


ワイドソールもそうですが、ソールに組み込まれている大きなウェイトも、よく効いているのだと思います。


タフな感じはしません。


ロフトをかなり立てていますが、それがマイナスにならないよう、あがりやすさに、かなりこだわって作られているように感じます。



バックフェース
『安定性』も高いです。


一球目からボールが糸を引くように真っ直ぐ飛んでいきました。


オートマチック系らしい、気持ちがあまり入っていない真っ直ぐ感・・・。といったらいいでしょうか?


熱い感情や思いをボールにぶつけるのではなく、とてもクールで冷静な感じの弾道に見えました。


おそらく、誰が打っても、このような曲がりの小さい球になるんだろうな・・・。と思いました。


それくらい、このアイアンの『オートマチック感』を強く感じました。


この易しさは、このオノフアイアンの特徴といっていいと思います。



飛距離性能
『飛距離性能』は優れていました。


弾きもいいですし、かなり飛びにもこだわって作られているような気がします。


とてもオシャレなデザインですし、尖った感じはしませんが、飛距離性能は優れていると思いました。


飛びの為の工夫が至るところにされているようです。


今の『主流』ともいえる、『イージー系』+『ディスタンス系』の融合型アイアンといっていいのではないでしょうか?



操作性
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。


ラージサイズで大らかさがありますが、決して曲がりにくいという印象はありませんでした。


変なクセがなかったので、左右に曲げることもできました。


大きな曲がり幅で勝負するタイプではなく、限りなく小さな曲がり幅で勝負していけるタイプだと思いました。


大型ヘッドですが、球のつかまりがとてもいいので、フェードヒッターの方には特に易しく感じられるのではないでしょうか?



ヒール側
オノフらしいセンス溢れるデザインがありながら、高い機能性を持ち合わせているアイアンだと思いました。


今のニーズに合ったアイアンといえると思います。



オノフ アイアン 赤
微妙なニュアンスや、繊細さをもって打つタイプのアイアンではないのかもしれません。


オートマチック的なところを最大限利用して打っていくべきアイアンといえるような気がしました。



ONOFF IRON AKA
軟鉄のマッスルバックやハーフキャビティのような『厚み』のあるアイアンだと、使っていくうちに、どんどんこちらのイメージや思いなどがフェースに浸透していくように感じることがあるのですが、今日は全く感じませでした。


染みこむのではなく、バーンと弾き飛ばしていく感じです。


極力フィーリングは入れずに、物理の力で飛ばしていくような印象をもちました。



ONOFF IRON AKA
構えてみるまでは、もっと大味でクセのあるタイプかと思っていましたが、実際はそうでもなかったので、親しみやすさを感じました。


易しさや距離にこだわりながらも、なるべく構えやすくなるような配慮がされているような気がします。



ONOFF IRON AKA
私の周りでも、最近オノフの人気があがっています。


特にアイアンの人気が高いです。


それは、このような機能的で易しいタイプが多いからではないでしょうか?


このアイアンも人気が出るのではないかな?と思いました。



ONOFF IRON AKA
かなり易しいので、ビギナーの方にも親しみやすいと思いますし、中・上級者の方を満足させる性能をもっていると思います。


距離感よりも飛距離を求めていきたい方には、魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?


確実に上げてくれる。


曲がりも極力抑えていける。


そんなタイプだと思うので、プレイヤーは違うところに意識を集中させてプレーしていけるのではないかな?と思いました。

                         
        

                         
      
2016年03月19日
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ONOFF DRIVER AKA

                 
ONOFF DRIVER AKA
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF DRIVER AKA です。



SMOOTH KICK MP-516D
シャフトは SMOOTH KICK MP-516D です。

ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は51g、トルクは5.1、キックポイントは先中調子、バランスはD1.5、クラブ総重量は292g です。



正面
オノフ赤シリーズのニュードライバーです。


オノフらしい、目を惹くデザインが印象的です。


とてもオシャレなデザインで、美しいな・・・。とオノフのクラブに出会うと、いつも思います。


デザインに凝りすぎてしまうと却ってゴチャゴチャしたり、雑に見えたりすることもありますが、オノフには感じられません。


センスの良さも、オノフのウリです。


見た目に美しいクラブは、それだけで興味が湧いてきます。



側面
オノフ赤シリーズらしく、シャローな形状です。


オノフ黒はディープな印象もありますが、色によってタイプを変えているので、ユーザーには分かりやすいです。


昨年のモデルが強く印象に残りましたが、今年のモデルも期待できそうだな・・・。と思いました。



ネック長さ
ネックは短めです。


こういったところは赤シリーズらしいといえます。



ソールの溝

溝の深さ
ソールには3本の溝がありました。


深さはそれほどありません。


この溝には、大きな理由があるのでしょうか?


最近はソールに溝のあるドライバーやFWが多くなってきました。


このドライバーも、溝による飛距離性能のアップが期待できるのかもしれません。


1本ではなく、2本でもない。


かといって4本以上でもない・・・。


この3本というのが重要なのかもしれません。



シャローヘッド
シャローバックタイプです。


今、一番多く見かける形状だと思います。


赤シリーズということもありますし、敷居が低そうな印象があります。


昔は『ただ薄いだけ』といった感じのドライバーもありましたが、今は研究がすごく進んでいると思います。


この形状にも『はっきりとした意味』があるのだと思います。



顔
ワインレッドに近い赤といったらいいでしょうか?


とても美しい色です。


赤い色のドライバーは、これまでも試打してきましたが、このヘッドは好感がもてます。


赤という色は、気持ちの興奮を促す効果があると聞いたことがあるのですが、この色は結構落ち着いている感じもしました。


ヘッドの色に適しているな・・・。と思いました。


おそらく、この色ひとつとっても、メーカーがたくさん実験してきたのではないかな?と思いました。


少しフェースが被っているように見えたのですが、極端な感じはしないですし、これまでのモデルにも共通しているので、強い苦手意識は芽生えませんでした。


ただし、見とれることもありませんでした。


これまでの経験を活かしていけば、打っていけそうだな・・・。と思いました。



クラウンマーク
このクラウンマークが変わっていました。


これまで見たことのないタイプです。


このマークにも、アドレスしやすくなるような効果が期待できるのでしょうか?


昨年のモデルは黒いクラウンで、クラウンマークも無かったので、余計に斬新に見えます。



フェース面のミーリング

フェース面のミーリング
フェース面にミーリングがあることに驚きました。


とても斬新ですし、画期的な工夫です。


BSやJBEAMのドライバーを思い出しました。


やはり、同じような狙いがあるのでしょうか?


これからはソールの溝だけでなく、このフェース面のミーリングがトレンドになってくるのかな?と思いました。


ただ単にミーリングがあるのではなく、中央部分が四角になっていて、おそらくオノフのマークだろう・・・。と思いました。


こういった細部にまでこだわった作りになっているところが、オシャレだと思いました。


構え感や性能を邪魔しないのであれば、こういった遊び心のようなものがクラブにあるのは、とてもいいことだと思います。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップは特徴的でした。


位置によって、パターンが違っていました。


これも深い研究によるものでしょうか?


最近、このようなグリップが増えてきたように思います。


右打ちの場合だと、普通右手は素手で左手はグローブをはめているので、その右手打ち用のグリップなのかもしれません。


レフティの方には、レフティの方の為のグリップが用意されているのかな?と思いました。


ゴツゴツした感じはなく、ソフトなフィーリングで好感がもてました。


手に馴染みやすいです。



POWER TRENCH
ソールには『POWER TRENCH』の文字がありました。


何やら特別な工夫がされているようです。


『POWER』の文字があるので、とても力強そうな印象を受けます。



トゥ側の凹み
トゥ側

ヒール側の凹み
ヒール側

トゥ側とヒール側には、それぞれ凹みがありました。


この凹みは、これまでのモデルにもよく見られました。


オノフのドライバーの個性といっていいのかもしれません。


新しい技術を取り込みながらも、これまでのいいところはしっかりと残している感じがして、好感がもてます。



振り感
素振りをしてみると、予想していた通り、シャフトがよく動く感じがします。


走るタイプのシャフトだと思います。


軽量感もあって、タフなタイプではありません。


イメージに合った振り感といったらいいでしょうか?


装着されている、この SMOOTH KICK MP-516D というシャフトが純正なのだそうですが、他にも色々なカスタムシャフトが用意されているのだと聞きました。


今度機会があれば、そちらも試してみたいと思います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、少し『被り』が気になりました。


『顔』として見ていたときよりも、こうして構えたときのほうが目立っていて、気になりました。


シャロー感があってフェース面もよく見えるので、球があがりやすそうです。


このラージ&シャローには、これくらいのフェースの被りがノーマルといえるのかもしれませんが、少し気になりました。


ただ、強い違和感があって、どうしても構えづらい・・・。というほどでもありませんでした。


私がフッカーだから、このように感じるのであって、スライサーの方やストレート系の方には、普通に構えやすいのではないでしょうか?




試打を開始しました。

オノフ ドライバー 赤
大型ヘッドですが、球のつかまりはとてもいいと思いました。


一球目からフックボールを打ってしまいました。


フェースの被りが気になりながらも、あまり気にしすぎず振っていこうと思っていたのですが、予想以上につかまって左へ曲がって飛んでしまいました。


『チーピン』というほどではなかったのですが、予想よりもつかまる感じがしたので、少し工夫が必要だな・・・。と思いました。


左を警戒していたつもりでしたが、少し足りなかったようです。


私にとって大きなフックは『油断の球筋』です。


程良い緊張感が無いと、出てしまうことが多いです。


少し集中力が足りていないかな?と思いました。


一旦打席を外して呼吸を整えました。


再び試打を開始しました。



フェース面
『打感』はソフトですが、結構手応えが残る感じでした。


しかし、後に引くことはなかったので、好感がもてました。


すぐに次の球へと切り替えることができました。



打球音
『音』は、やや大きめでした。


少し左耳に響く感じでした。


もうちょっとおとなしめでもいいな・・・。と思いました。


しかし、この音でも特に不満はありませんでした。


甲高くなく、どっしりと落ち着いた感じの音でした。



トゥ側
球はあがりやすいです。


低く抑えて飛ぶというよりは、明らかに浮きやすいです。


タフな感じは全くしませんでした。


弾道も高めです。



バックフェース
『安定性』は、まずまずだと思いました。


易しさは充分感じられるのですが、これまでも同じようなモデルにたくさん出会ってきているので、特に易しさを感じることはありませんでした。


これまでのモデルと同様の易しさです。



飛距離性能
『飛距離性能』も、まずまずでした。


なかなかいい感じではありますが、特別驚くような飛距離だとは思いませんでした。


色々な工夫が施されていて、メーカーの技術力の高さを感じますが、これまでのモデルよりも大きく飛びが進化したという印象はありませんでした。


飛ばないというのではなく、これまで通りのレベルの高さを維持しているといったらいいでしょうか?


驚くことはなかったのですが、期待していた通りのパフォーマンスを発揮してくれました。



操作性
『操作性』という点では、やや苦手に感じました。


あまり操作するタイプではないと思いました。


基本的にフック系が出やすいタイプだと思います。


右にも曲げてみましたが、少し難しく感じました。


私はフッカーなので、左へ警戒しなければならないと思いましたが、スライス系の方には、ちょうどいい感じで球がつかまり易しく感じられるのではないでしょうか?



ヒール側
昔のフック系ドライバーのように、極端なフックフェースではありませんが、球のつかまりはとてもいいと思います。


ストレート系が持ち球の方でも、ドロー系になりやすいかもしれません。


これまでのオノフドライバーのように『反発力』で飛ばしながら、球のつかまりも加え、飛距離を追求していくタイプのドライバーだと思います。



ONOFF DRIVER AKA
ソールにある3本の溝も、おそらく威力を発揮していると思うのですが、それをはっきりと感じとることはできませんでした。



ONOFF DRIVER AKA
調整機能はなくて、とてもシンプルなヘッドですが、至る所に工夫がされているように思いました。


オノフらしい、センスのいいデザインがとても魅力的です。


性能的には、あくまでもこれまでのモデルを継承していて、すごく飛距離がアップした・・・。とか、曲がりにくい・・・。という感じはしませんでした。


ただ、それはあくまでも、これまでのオノフドライバーが優れているということになります。



ONOFF DRIVER AKA
少しずつ寒さが和らいできたこの時期に、この赤くて美しいドライバーに出会うことができたのですが、『黒』はいつ頃になるのかな?と思いました。


暑さが和らいだ秋になるのかな?と思いました。


また試打するチャンスがあれば、試打してみたいと思いました。


これからもオノフには、ハイセンスなデザインがありながら、基本性能がしっかりしたクラブを発表し続けて欲しいと思いました。


                         
        

                         
      
2016年03月12日
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GIII DRIVER HR

                 
GIII DRIVER HR
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは GIII DRIVER HR です。



FM-415D
シャフトは FM-415D です。

ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、キックポイントは先中調子、バランスはC9、クラブ総重量は281gです。



正面
グローブライドの美しいドライバーです。


最近はあまり目にしなかったのですが、今日は久しぶりに出会うことができました。


全体的に、かなり高級感があり、独特の雰囲気を醸し出していました。



HI-REPULSION STRUCTURE
ソールには『HI-REPULSION STRUCTURE』という文字がありました。


高反発構造ということでいいのだと思います。


GIIIは元々、そういうコンセプトのブランドだと思います。


今はルール適合モデルのほうが多いですが、ルールで規制されるまでは、高反発モデルが殆どでした。


なので、特に意識することもありませんでした。


ちょっと昔に帰っただけ・・・。という感じがします。


ただ、ヘッドスピード42m/s以上で打つと、ヘッドが割れる恐れがある・・・。と聞いていたので、試打するのを止めようかな・・・。と思いました。


しかし、久しぶりに出会いましたし、美しいヘッドなので、かなりソフトに振っていこう・・・。と思いました。


イメージとしては、39~40m/sくらいで振っていこう・・・。と思いました。


普段よりはかなりゆっくりめですが、ヘッドが割れない為なので仕方ないですし、いつもとは違うこのような試打も面白いんじゃないかな?と思いました。


高反発モデルが規制されるまでは私も高反発モデルを使用していましたし、フェースにクラックが入ったこともありますし、凹んだこともあります。


普通に打てた物もあります。


それぞれ、強度の違いがありました。


一口に『高反発モデル』といっても色々だと思いますが、今回は細心の注意をはらって打っていかなくてはいけない・・・。と思いました。



ウェイト
ソールにはウェイトがひとつだけ配置されていました。


こうして見る限り、交換などはできないようです。


ウェイトには『SWING ASSIST SYSTEM』という文字がありました。


そのまま『スイングをアシストするシステム』ということでいいのでしょうか?


この位置にあるということは、重心深度を深くする効果と、球のつかまりを良くする効果が期待できるのかな?と思いました。



側面
形状的にはオーソドックスなシャロータイプのドライバーです。


こうして見ても、かなり高級感があります。


マルマンマジェスティと、イメージが少し被ります。


かなり高価なドライバーなのだろう・・・。と思いました。


このようなタイプのドライバーを使われる方は、エグゼクティブな方が多いように思いますし、そういった方々に見合う価格設定がされているのかもしれません。


クラブの価格が必ずしも性能とは結びつかないものですが、価格で購買意欲を刺激することは多いと思います。


化粧品などと同じで、『高いから購買意欲が刺激される』ということもあると思います。


高いから効果を期待しやすいところもあると思います。


いつもクラブを傷つけないよう丁寧に試打しているつもりですが、今日はいつも以上に丁寧に試打しよう・・・。と思いました。


とにかく速く振りすぎないこと・・・。


これが、今日の私のテーマでした。



ネック長さ
ネックは短めです。


このようなタイプのドライバーでは、標準的な長さといっていいような気がします。



シャローヘッド
シャロータイプのドライバーです。


今では『標準』といっていいのかもしれません。


アスリートモデルも含め、今はディープな物を探すほうが難しくなりました。


シャローには、ディープに無い魅力がたくさんあるのだと思います。



オリジナルグリップ
このラバータイプのオリジナルグリップは、ソフトなフィーリングで好感がもてます。


バックラインがありました。


私は無いほうが好きですが、『有り』のほうが好きだという方も多いのではないでしょうか?



綺麗なフェース面
とても綺麗なフェース面です。


雑な感じは一切しません。


チープな感じもしません。


全体的な高級感が、このフェース面からも伝わってきました。



顔
予想していたよりもいい顔をしているので、少し驚きました。


もう少しクセのある顔をしているのではないか?と思っていましたが、そうでもありませんでした。


少しだけフェースが被っているように見えましたが、このようなラージサイズのシャロー系ヘッドでは、これくらいが『スクエア』といえるのかな・・・。と思いました。


これがもし逃がし顔だったら、球が全て右に逃げていくかもしれません。


実際にこうして顔を見るまでは、かなり違和感があるかもしれない・・・。と思っていたので、この顔はいい意味で、私の予想を裏切ってくれました。


好感度がアップしました。



振り感
素振りをしてみても、かなり軟らかくて軽いです。


これまでも軟らかくて軽いドライバーはたくさん試打してきましたが、今日はいつもとはちょっと違うぞ・・・。と思いました。


『42m/sを超えないように』ということを念頭に置いて、とにかく『39~40くらい』のイメージで素振りを繰り返しました。


『球質のイメージ』を変えるようにしました。


『綿帽子』を優しく包み込むイメージ・・・。といったらいいでしょうか?


いつもはビュッと振ってしまいがちなのですが、今日は『ソフトにソフトに』と、自分自身に繰り返しました。


ちょっと気を遣うな・・・。とは思いましたが、いつもとは違う試打を楽しもう・・・。と思いました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。


強いクセがないので、割とシンプルに構えることができました。


左へ巻いてしまうイメージも、それほどでませんでした。


整った顔をしているな・・・。と思いました。


同じようなタイプのドライバーでも、昔はかなりクセがあって違和感のある物も少なくなかったですが、このドライバーにはそういったマイナス的なことは感じませんでした。


フェースは少し被っているように見えましたが、左への注意報はそれほど発令されず、右に逃がしていくイメージも出せました。


このサイズでは、この形状が『中立』といえるのかもしれない・・・。と思いました。


とにかくソフトに、『綿帽子』を優しく運んでいくように、丁寧に打っていくことだけに心を配りました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は思っていたよりも、しっかりしていました。


もっとソフトな感じかな?と思いましたが、そうでもありませんでした。


ただ、『球の重さ』をダイレクトに感じるのではなく、『やや軽め』のフィーリングでした。


打つ前の予想とはちょっと違っていましたが、好感のもてる打感でした。



打球音
『音』は、はっきりしているのですが、高すぎないので、いい印象をもつことができました。


昔から特に高反発モデルは甲高い『異音』を発することが多く、苦手なタイプがたくさんありました。


しかし、最近ではとても少なくなっています。


色々なクラブを試打していて、このドライバーの音はどうしても馴染めないな・・・。というのは年に数本しか今はありません。


今日はいつもよりも、かなりソフトにインパクトを迎えているので、このような優しい音になっているのかもしれないな・・・。と思いました。


いつものように、もっと強く振っていけば、また音は変わるのかもしれない・・・。と思いましたが、とにかく今日な『ソフトインパクト』を心がけていたので、音が変わることがありませんでした。


もし、もっと強く打っていっても、甲高い音にはならないのではないかな?と、打ちながら思っていました。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


かなりの高弾道ドライバーです。


ロフト(10度以上)の高さです。


この高弾道はイメージしていた通りでした。



バックフェース
『安定性』も高く、イージー系のドライバーだと思いました。


この『ちょっとだけフックフェース』がよく効いているのでしょうか?


球もつかまりやすく、ドロー系の球が最初からでました。


大型ヘッドにありがちな、右にプッシュしてしまうこともありませんでした。


ただ、少し速めに振っていくとシャフトも暴れてしまうような感じがしました。


あくまでも『40前後』のイメージで、ちょうど安定性が保たれているのだと思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』も、高反発らしいレベルの高さを感じました。


今はルール適合モデルも、スピン量や打ち出し高さなど、様々な工夫がされ飛距離アップを目指していますが、やはり『高反発』と『長尺』が一番手っ取り早いんじゃないかな?と、このようなタイプのドライバーを試打していると感じます。


SLEルールが適用されて、高反発モデルが一気に姿を消しましたが、最近では少しずつ見かけるようになりました。


それらの中でも、このドライバーはトップクラスといっていいほどのポテンシャルの高さを感じます。


弾きがいい・・・。というだけでなく、弾きが『鋭い』という印象をもちました。



操作性
『操作性』という点では、このようなタイプですし、今日はかなりセーブせざるを得なかったので、操作しようとは思えませんでした。


細工をせずに、真っ直ぐ振り抜いていくことしかできませんでした。


とにかく『ソフトタッチ』『ソフトインパクト』を心がけていたので、細工をする心の余裕がありませんでした。


ゆっくり振ることに必死でした。


おそらく、装着されているシャフトが、かなり軽量で軟らかいので、細工をすると大きく暴れてしまうのではないかな?と思いました。


『逆球』も出てしまうような気もしました。



ヒール側
いつもとはかなり勝手の違う試打だったので少し疲れましたが、最後までヘッドに損傷を与えず試打を終えることができました。


日頃から、色々なスペックのクラブを試打するので、なるべくそのクラブに合わせて打っていこうとしているのですが、今日はいつも以上に疲れました。


『体』がというよりは、『心』が疲れたような気もします。


すごく気を遣いましたが、これもいい経験だな・・・。と思いました。



GIII ドライバー HR
素振りでもそうですが、球を打つときでも、いつもよりもスピードを落としていくと、いいこともあるように思います。


ゆっくり振るので、体や手の振りなど細部にまでチェックしやすくなります。


今日は特に、『手首の使い方』を意識することができました。


このドライバーを試打したおかげで、手首のチェックポイントが少し見えたような気がしました。


今のような寒い時期は『スロー素振り』の回数が減って、どうしてもフルスイングが多くなってしまいます。


しかし、今日は新たな課題が見つかったので、外はまだ寒いですが、今夜はスロー素振りをしよう・・・。と思いました。



GIII DRIVER HR
全体的な質感も良く、美しいドライバーでした。


顔もクセがないですし、構えても違和感がないのが強く印象に残りました。


今日はとにかく、いつも以上に優しく打っていくことを心がけたので、今度また試打する機会があれば、もう少しだけしっかり振ってみたいな・・・。と思いました。



GIII DRIVER HR
GIIIはグローブライドの高級ブランドです。


美しさと易しさの両立ができているクラブです。


やはり、マルマンでいうとマジェスティに該当するな・・・。と思いましたし、他のメーカーでは『KATANA』を思い出します。


私がコースなどで使うのはまだまだ先だと思いますし、ひょっとしたらゴルフを辞めるまで手にしないかもしれません。


しかし、このクラブのもつ美しさをずっと楽しむことができました。


振るスピードで気を遣った分、目で楽しませてもらいました。



GIII DRIVER HR
ヤングゴルファーの方よりは、明らかにベテランゴルファー向けのクラブです。


この美しさは所有欲を掻き立てます。


そして、先ほども書きましたが、高反発モデルの中でも、かなり弾きがいいので、ピタリとハマる方には、とても頼りになる相棒となってくれるのではないでしょうか?


これからも高反発モデルのニーズは高まっていくと思いますし、見かける機会も増えてくるような気がします。


またGIIIのクラブを試打してみたいな・・・。と思いました。


                         
        

                         
      
2015年10月10日
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ONOFF FORGED WEDGE

                 
ONOFF FORGED WEDGE
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF FORGED WEDGE です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、バランスはD4、クラブ総重量は475gです。



正面
オノフの新しいウェッジです。


軟鉄タイプで、とてもカッコいい仕上がりになっています。


オノフのブランドイメージに合う、センスの良さが感じられます。



側面
今はキャビティタイプのウェッジも珍しくないですが、このウェッジはシンプルなフラットバックタイプです。


シンプルなところがまた魅力的です。


オノフにはウェッジのイメージはあまり無いのですが、こうして見る限り、ドライバーやアイアンなどと同じように、とても好感がもてます。



ソール幅
ソール幅は平均的です。


広すぎず、狭くもなく、見慣れた幅です。



ネック長さ
ネックの長さはしっかりとあるので、親しみやすい感じがします。



ソール形状
リーディングエッジとトレーリングエッジが削られていて、いわゆる『面取り』してあるウェッジです。


最近はこのように細かなところまで工夫されたウェッジが多くなりました。


使い込んでいって、プレイヤー好みの『形』にするのではなく、最初から実戦でも使いやすいように工夫されています。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。


近くでよく見ないと分からないくらい、とても細かなミーリングです。



トップライン
トップラインの厚さはノーマルでした。



オリジナルグリップ
オリジナルグリップは、ベルベットタイプでとてもいいです。


ソフトでしっとりとしたフィーリングが楽しめます。


ただ、バックラインがあるのが気になりました。


私はバックラインが無いほうが好きですし、フェースを回して(開閉)して使うウェッジはバックラインが無いほうが使いやすいと思うのですが、これも人によって好みが分かれるところなのかもしれません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、とてもいいです。


品の良い『日本顔』といったらいいでしょうか?


適度な大きさと丸っこさがあって、イメージを出しやすいです。


緊張せず、楽に構えることができました。



開きづらい
ただ、開いて構えたときに少し不満がありました。


バンスが邪魔をしているな・・・。と思いました。


このままで開いて使うには少し勇気が必要になってきます。


私は開いて構えても、フェースがスッとボールの下をさらってくれるようなイメージが欲しいのですが、このように浮いてしまうと、そのイメージが出せず、いつもの感覚が出せないように感じます。


昔たくさんミスショットをした記憶が蘇ってきました。


スクエアに構えているときはいいですが、こうして開いて構えると難しく感じられるタイプのウェッジです。


私は開いて構えることが多いですし、できるだけリーディングエッジが浮きすぎないタイプのウェッジが好きなのですが、このウェッジは違うように思いました。


普通に構えたときはとてもいい顔をしているので、色々と細工をしやすいマニュアルタイプのウェッジだな・・・。と思っていましたが、実際はちょっと違うように思いました。


日本顔の構えやすいウェッジが好きだけど、あまり開閉をせずに、バンスの強い利きを最大限有効に使っていきたい・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?


マニュアルタイプの顔をしていますが、実際はオートマチックタイプに近いのかな?と思いました。


もし、私がこのウェッジを使うとするならば、間違いなく『削り』を入れます。


ただ、このウェッジにも色々なバンスのバリエーションが用意されているのであれば、次はまたそちらを試してみたいと思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、とても良いです。


軟鉄ウェッジのもつ、心地良いフィーリングを楽しむことができました。


柔らかくボールをターゲットまで運んでいくことができます。



スピン性能
『スピン性能』も、なかなかいい感じでした。


『激スピン』という感じではなくて、安定したスピン性能だと思いました。


ボールにしっかりとスピンを掛けてくれますし、掛かりが強すぎたり逆に弱くなったり・・・。といったことがあまりないだろう・・・。と思いました。


計算しやすいスピン性能といったらいいでしょうか?



トゥ側
球はとても拾いやすくて、よくあがってくれました。


イメージ通りでした。



バックフェース
顔がいいので、ラインも出しやすいです。


フェースを大きく開かずに打つのであれば、普通に易しいウェッジだと思いました。



距離感
距離感も合いやすいです。


顔の良さと、打感の良さ・音の響きが、距離感を作ってくれました。



操作性
『操作性』という点では、フェースを開きづらかったので、少し扱いづらい感じがしましたが、昔からこのようなタイプのウェッジには出会ってきて経験しているので、すごく難しいという感じはしませんでした。


このようなタイプでフェースを開いても全く問題ないという方もいらっしゃると思いますし、あまり開閉を普段からされない方にも扱いやすい一面があるのかもしれません。


大きく開くのではなく、小さく開くのであれば、それほどバンスが邪魔をしないように感じました。



ヒール側
オノフのウェッジにはあまり出会ったことがないのですが、全体的にいい印象が残りました。


私にはバンスが効きすぎているので、できればもっとバンスが小さいモデルを試してみたいと思いました。



オノフ フォージド ウェッジ
このウェッジのバンスは12度ということで、ハイバンスタイプといっていいように思います。


一時期に比べ、最近はハイバンスタイプのウェッジが増えてきました。


逆にローバンスタイプは少なくなってきたように思います。



ONOFF FORGED WEDGE
人それぞれ好みが分かれるところだと思いますが、今はそれだけバンスが見直されてきているのかもしれません。


ハイバンスタイプでも開きやすいウェッジもあるので、やはりバンスの形状も関係しているように思います。


先ほども書きましたが、私がこのウェッジを購入したら、すぐに『削り』を入れますし、グリップもバックライン無しに取り替えます。



ONOFF FORGED WEDGE
それはあくまでも私の好みによるものなので、このままでも充分だ・・・。という方もいらっしゃると思います。


顔の良さや打感の良さは、さすがオノフだと思いました。



ONOFF FORGED WEDGE
また機会があれば、違うスペックのウェッジも試してみたいです。

                         
        

                         
      
2015年03月14日
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ONOFF DRIVER AKA

                 
ONOFF DRIVER AKA
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF DRIVER AKA です。



SMOOTH KICK MP-515D
シャフトはSMOOTH KICK MP-515D です。

ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は57g、トルクは4.7、キックポイントは先中調子、バランスはD2、クラブ総重量は300gです。



正面
オノフの新しいドライバーです。


昨年、KUROというドライバーを試打しましたが、今年のモデルはAKAです。


見た目通りで、とても解りやすいです。


外見の感じから、KURO=ハード、AKA=イージーになっているのかな?と思いました。


『RED』という単語を使うのではなく、『AKA』という日本語をチョイスしているのがシブいな・・・。と思いました。



側面
この赤いオノフのマークがよく目立ちます。


インパクトのあるデザインです。


KUROのときよりも、倍以上大きさがアップしているように見えます。


これは、メーカーが『見た目のインパクト』を意識しているのでしょうか?


普通、このように斬新なデザインにすると、カッコ悪くなることもありますが、そのように感じさせないところが、オノフらしいな・・・。と思いました。


個性的なデザインですが、上品さは残しているように思います。



GRAVITY CONTROLLED
『GRAVITY CONTROLLED』と記されていました。


これはオノフのドライバーなので、すっかりお馴染みといった感じがします。


前のモデルよりも、さらに重心設計にこだわっているのでしょうか?


今は浅い重心のドライバーの人気も高いですが、こうして見る限り、浅いタイプではないように見えました。



460A
460Aとは、どういう意味があるのでしょうか?




ネック長さ
ネックの長さは、やや短めです。


ネックには調整システムは搭載されていません。


今は主流となった感のある、この調整システムを搭載しないことは、メーカーのこだわりのような気がします。


調整機能でお茶を濁すよりも、品質・性能で勝負する・・・。といったところではないでしょうか?


調整機能は付いていても、肝心の基本性能に物足りなさを感じたクラブは、これまでもたくさん出会いました。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。


全体が丸みを帯びていて、とても美しい仕上がりになっています。


こういったところにも、メーカーのこだわりがあるように見えます。


色々なクラブを試打していると、たとえ新品であっても、『雑』に感じられるクラブもあれば、このオノフのように『丁寧』『美しさ』を感じさせるクラブもあります。


物理的な性能とは直接関係ないかもしれませんが、やはり『質感』のいいクラブは魅力的です。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップも、なかなか個性的です。


機能性を感じさせるグリップです。


場所によって、グリップのパターンも違っています。


今は、このようなグリップも増えてきました。


右手のフィーリングと、グローブをはめる左手のフィーリングを研究しているのでしょうか?


ヘッドやシャフトに比べ、グリップはそれほど注目されることは多くないかもしれませんが、とても重要なパーツです。


このグリップは好感がもてました。


硬くなく、それでいて手に馴染みやすいのが良いと思いました。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインも美しいです。


これまでのモデルと共通するところです。


打感の柔らかさと、弾きの良さをイメージさせるフェース面です。



顔
シャロー感があり、個性的な顔をしているな・・・。と思いました。


少しフェースが被っているように見えたのですが、これまでもたくさん経験しているので、特に難しそうな感じはしませんでした。


ヘッド後方がよく伸びていて、直進性が高そうです。



赤い色が見える
顔を普通に見たときに、このオノフの赤いマークが見えるのがとても面白いと思いました。


ソールだけでなく、クラウンにまで出っ張っている感じがします。


どこまで大きいのだろう・・・。と思いました。



振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。


これまでのオノフらしく、結構『走る』といいますか『動く』感じのシャフトです。


先端が『グッと』走る感じです。


グローブライド(旧ダイワ)だからというわけでもないのですが、釣り竿でいうと、完全に『投げ竿タイプ』だな・・・。と思いました。


船釣りなどと違って、投げ釣りでは遠くに投げる必要があるので、先調子の物が昔から多いです。


このクラブを素振りしていて、子供の頃よく砂浜で投げ釣りをしていたことを思い出しました。


最初の頃は、2.7mや3.6mの竿と、スピニングリールをセットで、よく使っていました。


磯釣りでは、5.4mの竿を使っていました。


初心者は右に飛び出しやすいのも、ゴルフと釣りの共通点だと思います。


何人かで投げ釣りをするときは、初心者は一番右で投げるように・・・。と、子供の頃から言われていました。


釣りの場合は何回か投げていれば、指に掛けた糸をリリースするタイミングがすぐにつかめるようになるので、真っ直ぐ飛ばせるようになりますが、ゴルフのスライスはそう簡単には克服できません。


そこがゴルフの難しいところだと思います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、やはり『フェースの被り』が気になりました。


これまでも経験しているので、昔ほど苦手意識は芽生えてきませんが、少し緊張しました。


シャフトも先が走りやすいタイプだし、少し左につかまり過ぎないように気をつけよう・・・。と思いました。


シャロー感が強いせいか、球がよくあがりそうでした。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトでいい感じでした。


予想通りのグッドフィーリングだな・・・。と思いました。


これまでオノフのドライバーでは、いい印象が残っているので、このドライバーにも期待していましたが、その通りのグッドフィーリングでした。



打球音
『音』は少し高めで大きいですが、嫌な感じの音ではありませんでした。


インパクトが緩んだり、詰まったりすることもありませんでした。


私は強く振ってしまうタイプなので、もう少し抑えめの音でもいいかな?と思いましたが、このスペックは明らかにスインガータイプの方をターゲットにしていると思うので、好感をもたれる方も多くいらっしゃるだろうと思いました。



トゥ側
球はとてもよくあがりました。


高弾道系です。


キャリーをしっかり稼いでいけるタイプのドライバーです。



バックフェース
『安定性』は高いと思いました。


かなり寛容な印象をもちました。


スイートエリアも広いように感じました。


黒いヘッドでシブいデザインですが、シビアなタイプではなく、とてもイージーなドライバーだと思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。


弾き感があって、初速も速いです。


これまでのモデルに共通する、弾き系のドライバーだと思いました。



操作性
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。


あまり大きく曲げることができなかったのですが、左右にも曲げることはできました。


しかし、ヘッドとシャフトのスペックを考えてみても、明らかに操作するタイプではないと思いました。


敏捷性で勝負するタイプではなく、あくまでも『大らかさ』で勝負していくタイプだと思いました。



ヒール側
打つ前の印象通り、イージーなクラブだと思いました。


敷居が高いタイプではありませんでした。


やはり、KUROはアスリート色があって、このAKAは易しさを前面に押し出しているように感じました。


KUROはディープなタイプでしたが、このAKAはシャローなタイプでした。



ONOFF DRIVER AKA
おそらく、今回のモデルも、細かな調整などが行われていると思うのですが、全体的な印象としては、これまでのモデルと大きな違いは感じられませんでした。


いいところを、そのまま引き継いでいるように感じました。



オノフ ドライバー 赤
ヘッドもそうですが、オノフは特にシャフトにも力を入れているメーカーだと思います。


他のメーカーでは、いわゆる『純正シャフト』でも、シャフトメーカーの物を採用していることが多いですし、最初からカスタムを推奨している場合もあります。


しかし、オノフは元々『釣り具のトップメーカー』のダイワからきているので、他のメーカーには無い強みがあるといえるのだと思います。


『カーボンを知り尽くしたメーカー』という印象が、昔からあります。



オノフ ドライバー AKA
今は他のメーカも含め、シャフトの数もすごく増えたので、ヘッドとシャフトの組み合わせは無数に存在しますが、それでもメーカーがかなりフィットしやすいクラブを開発しやすいのではないでしょうか?


シャフトの特性を考えながら、ヘッドを製作する・・・。


またはその逆のパターン・・・。


そういったメーカーはそれほど多くないように思います。


ホンマなど、ごく限られたメーカーだけのように思います。



オノフ ドライバー 赤
私はこのAKAよりも、昨年出会ったKUROのほうが馴染みやすい感じがしましたが、このドライバーも面白いな・・・。と思いました。


ヘッドとシャフトの印象の強さは、それぞれが『五分五分』といった感じがしました。


球のあがりやすさ・つかまりやすさと、寛容さが、このドライバーの大きなウリだと思います。


スライサーの方にも、親しみやすく感じられるのではないでしょうか?

                         
        

                         
      
2015年01月16日
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ONOFF アイアン

                 
ONOFF  アイアン
日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF アイアン の7番 です。



N.S PRO 950GH
シャフトは N.S PRO 950GH です。

ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフト重量は97g、シャフトフレックスはS、トルクは1.9、バランスはD0、クラブ総重量は413gです。



正面
オノフらしい、オシャレなデザインのアイアンです。


全体的な形状から、すごく易しそうな雰囲気が伝わってきます。


かなりの大型サイズです。


今は大型サイズのアイアンも多いですが、このアイアンはそれらの中でも、大きい部類に入ると思います。



側面
こうして見ても、シャープな印象はありません。


全体的に丸っこくて、大らかそうな感じがします。


メーカーが、とことん易しさにこだわりぬいて作っているように見えました。



彫りの深さ
彫りの深さも、かなり大きいです。


空洞部分が大きい、アンダーカットキャビティです。



トップラインの厚さ
トップラインも少し厚めです。


厚めではありますが、厚すぎないのがいいと思いました。



TUNGSTEN WEIGHTED
バックフェースには、『TUNGSTEN WEIGHTED』と記されていました。


この位置にタングステンが配置されているということは、重心深度を深くして、低重心にしているのだと思いました。


これ以上は、なかなかできないような思い切った設計になっています。



異材コンポジット
角度を変えてみても、ソールに異材が組み込まれているのが、よく解ります。


最先端のイージー系アイアンということになるでしょうか?



ソール幅
ソール幅も広めです。


ウェッジに限らず最近のアイアンは、ソール形状にも工夫が見られるものが多くなりましたが、このアイアンはごく普通な感じがします。


見慣れた形状です。



ネック長さ
ネックは短くて、かなり太めです。


こうして見ていても、重心の低さを確認することができます。


アイアンの重心の高さは、一体何ミリが最適なんだろう?と思いました。


これは人によって、大きく結果も変わってくると思います。


昔の高重心のアイアンでゴルフを始めた私は、ある程度『首長(くびなが)美人』のアイアンに魅力を感じます。



ミーリング無し
フェース面にはミーリングはありませんでした。


ごく見慣れた感じのフェース面です。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、ある程度予想していた通りでした。


かなり大顔なタイプです。


構えづらくはないのですが、もう少しコンパクトでもいいな・・・。と思いました。


しかし、これはあくまでも私の好みによるもので、この大きさに易しさを感じられる方も多いのではないでしょうか?


グースの利きも目立っていましたが、これくらいであれば何とか打っていけるだろう・・・。と思いました。


これまでたくさん経験してきました。


イメージを色濃く出すことはできなかったのですが、このアイアンがもつ大らかさを頼りにして打っていこう・・・。と思いました。


やや『ノーカン』で、出たとこ勝負的な感じで打つことにしました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はまずまずでした。


予想していた通りでした。


球がくっつく感じはなく、どちらかといえば『ドーン』と弾き飛んでいく感じが近いな・・・。と思いました。


私がアイアンに求めたいフィーリングとは違うのですが、これはこれでアリなのだと思います。



トゥ側
球はとてもよくあがりました。


やはりタングステンがよく効いているのでしょうか?


かなり弾道も高めです。


ロフトが立っていることを感じさせない高さです。


タフな感じは全くしませんでした。



バックフェース
『安定性』も、かなり高いです。


ミスに対する寛容さが充分過ぎるほど感じられるアイアンです。


ミスをミスに感じさせない大らかさがあります。


私はミスしたら、それを敏感に感じとりたいほうなので、このようなタイプには少し物足りない感じがするのですが、このアイアンの寛容さに魅力を感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


かなりハイレベルなイージー系アイアンといった感じがします。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていました。


予想の落下地点よりも、かなり先にボールが落下していきました。


なかなか思うようなところに運べない感じもしますが、これが今のアイアンの特徴といってもいいのかもしれません。


今はアイアンが、ただ易しいだけでなく、距離が出ないと売れにくい時代なのかもしれません。


そういった点で考えてみると、このアイアンは今のニーズに合っているように思います。



操作性
『操作性』という点では、やや物足りない感じがしました。


打つ前から解っていたことではありますが、マニュアル系ではなく、完全にオートマチック系です。


一応左右に曲げることはできましたが、なかなか大きく曲げることができませんでした。


左右にブレにくく、『大船』のような安定感を持っているアイアンだと思いました。


『反応の良さ』ではなく、『推進力』で勝負・・・。といったところでしょうか?



ONOFF  アイアン
『球のあがりやすさ』と『安定性』と『飛距離性能』の3つが特に優れているアイアンです。


軟鉄のマッスルバックやハーフキャビティのような独特のフィーリングとは大きく異なるタイプではありますが、このようなアイアンのニーズも高いのだと思います。


『対極』の位置関係にあるといってもいいのかもしれません。



ヒール側
私はグースタイプのアイアンがあまり得意ではないのですが、これだけ大顔になると、ある程度グースが利いていたほうが、理に適っているような気がします。


もし、これがストレートネックだと、球がつかまりきらずに殆ど右にプッシュしてしまうかもしれません。


私がアイアンに求めたい顔とはちょっと違うのですが、これも『ひとつの形』なのだと思いました。



オノフアイアン
かなりハイレベルなイージー系アイアンなので、幅広い層に合いやすいような気がします。


中上級者の方はもちろん、ビギナーの方にもお勧めしたいと思いました。


ヘッドの大きさや形が気にしない・・・。それよりも易しさや距離を求めていきたい・・・。という方にはとても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



ONOFF  アイアン
オートマチック系アイアンの最先端といったところでしょうか?

                         
        

                         
      
2014年12月10日
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ONOFF LABOSPEC RB-247G アイアン

                 
ONOFF LABOSPEC RB-247G アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブはONOFF LABOSPEC RB-247G アイアン の7番 です。



N.S PRO 950GH
シャフトは N.S PRO 950GH です。

ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD1、クラブ総重量は416gです。



正面
オノフラボスペックのアイアンです。


オノフのアイアンは、いい印象が残っているものが多いですが、このアイアンもいい雰囲気があります。


ラボスペックというブランドは出会う機会がそれほど多くないのですが、好感のもてるデザインだな・・・。と思いました。



側面
こうして見ても、今多く見られるノーマルなキャビティといった感じがします。


機能性もありそうですし、易しそうな感じもしますが、デザインが犠牲になっていないのがいいな・・・。と思いました。


オノフはアイアンに限らず、オシャレなイメージがあります。



彫りの深さ
彫りの深さは充分あります。


見慣れた感じがします。



ソール幅
ワイドソールです。


予想していた広さでした。


こういったタイプのアイアンでは、ノーマルな幅といえるのかもしれません。


重心が低そうです。



ネック長さ
ショートネックです。


球のあがりやすさにこだわって作られているように感じます。


『上からつぶす』というよりも、『横からはらう』というイメージで打っていきたい方に合いやすいタイプのアイアンなのかもしれません。


こうして見ても、グースが少し利いているのが解ります。



ONOFF
ホーゼルにある『ONOFFマーク』が、よく目立っています。


オノフファンの方にはたまらないのではないでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。


ごく見慣れた感じのフェース面です。


スコアラインの一番下が白くなっているのも、すっかりお馴染みになりました。


私はこの工夫を必要としていないのですが、この白い線があったほうが、構えたときの方向性を出しやすい・・・。という方も多いのだと思います。


すごくいい工夫だと思いますが、何もかもはっきりしすぎてしまうと、今度は逆に限定され過ぎてしまう感じがして、少し窮屈に感じることがあります。


邪魔だとは思いませんが、『無くてもいいな』といいますか、『無いほうがいいな』と私は思ってしまいます。


ドライバーにクラウンマークが無いほうがいい・・・。と感じるのと同じような理由なのかもしれません。



トップラインの厚さ
トップラインは少し厚めです。



オリジナルグリップ
このベルベットタイプのグリップがとてもいいです。


やはりアイアンにはすごく合うな・・・。と思いました。


このしっとりとした感じがたまりません。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。


思わず見とれてしまうほど美しい・・・。とか、すごくいいイメージが鮮明に浮き出る・・・。ということはなかったのですが、違和感なく、スッと構えることができました。


こうして構えるまでは、もう少しクセのある顔をしているんじゃないかな?と思っていたのですが、実際は違っていました。


このようなタイプのアイアンの中では、かなり構えやすいほうだと思いました。


少しだけ大顔な感じがしますが、違和感などはありませんでした。


大顔なタイプのアイアンは、イメージも大雑把になったり、曖昧さが出てしまったりすることもあるのですが、このアイアンはそれが上手く解消されていたように思います。


グースも少し利いていますが、苦手意識が芽生えるほどではありませんでした。


あまり大きく曲げるイメージは出なかったのですが、まずは自然にこのアイアンに委ねる感じで、振ってみよう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、まずまずだと思いました。


こういったタイプのアイアンらしいフィーリングでした。


だいたい予想していた通りでした。


フェースにボールがしっかりと乗る・・・。というよりも、どちらかといえばバーンと弾き飛んでいく・・・。というほうが近いでしょうか?


今は、こういった感じのアイアンが多いように思います。


それだけニーズが高いからなのかもしれません。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


『スタンディングロフト』を感じさせない弾道の高さです。


アイアンのロフトに対する概念が壊れてしまいそうだ・・・。と思えるほどです。


このようなアイアンが多くなりました。


装着されているシャフトや、ヘッドの構造からくる重心の深さなどもあると思うのですが、それ以外にも球があがりやすくなるように、色々なところに工夫が施されているのではないでしょうか?


『ロフト30度のアイアン』といえば、私の感覚では『5番と6番の間』になるのですが、このアイアンは『8番』くらいの弾道の高さでした。


上から落としていけるイメージを出すことができました。


打ち出し角が高いです。



バックフェース
『安定性』も、かなり高いと思いました。


『機能性キャビティ』の易しさを充分感じ取ることができました。


大らかなタイプのアイアンです。


気むずかしさのようなものは、一切ありませんでした。


ヘッドの構造による寛容さもあると思うのですが、それと同じくらい『構えやすさ』が、この高い安定性を生み出しているように思いました。


変なクセがなく、安心して構えることができたのでリラックスでき、それが球筋の安定につながったんじゃないかな?と思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』も、かなり優れています。


今の主流ともいえる、『飛距離系アイアン』といっていいと思います。


これまでたくさん経験しているとはいえ、やはりこの飛びは凄いな・・・。と思ってしまいました。


明らかに『番手感覚』が合いません。


私の感覚では『7番』とは思えないほど、『自動的に』といっていいくらい飛んでいきました。


飛ばないように、色々と工夫して打ってみたりもしたのですが、それでもボールは私の予想以上に飛んでいきました。


なかなか距離をコントロールすることができなかったのですが、今はこのようなタイプのアイアンが多いですし、アイアンに飛距離性能を求めておられる方はとても多いと思うので、そういった方々にはお勧めしたいと思いました。



操作性
『操作性』は、まずまずだな・・・。と思いました。


敏感に反応する感じはなかったのですが、とりあえず左右に曲げることもできました。


これ以上グースがきつくなると、ダフってしまったり、ヘッドが巻いてしまって逃がして打つことができなくなるのですが、今日はそういったマイナス的なことはありませんでした。


あくまでも私の中での『規制ギリギリ』といった感じがしました。


右に逃がして打つこともできました。



オノフ ラボスペック RB-247G アイアン
あくまでも私の好みとしては、もうちょっと小顔でグースの効きが弱かったら、もっと扱いやすかったように思うのですが、それは仕方のないことなのかもしれません。


このような構造のアイアンで、小顔のストレートネックは登場しないのでしょうか?


私は試してみたいと思いましたが、それほどニーズは高くないのかもしれないな・・・。と思いました。


今は『セミラージ』『セミグース』タイプの人気が一番高いと思います。



オノフ ラボスペック RB-247G アイアン
キャビティらしい、『セミオートマチックタイプ』のアイアンだと思いました。


操作性よりは、安定性が勝っていると思いました。


車で言えば、完全にセダンタイプです。


できるだけ真っ直ぐに近いイメージで、楽にボールをターゲットまで運んでいけるタイプのアイアンです。



オノフ ラボスペック RB-247G アイアン
私は、このようなポケットキャビティのアイアンを購入したことは無いのですが、このアイアンは面白いな・・・。と思いました。


『イージー系』のアイアンであることは間違いないのですが、そのバランスが全ていい具合にとれていると思いました。


これ以上大顔になってしまうと、構えづらくなったり、イメージも出なかったりしますが、このアイアンはそれがありませんでした。


これ以上ワイドソールになると、球をとらえづらくなりそうですが、それがありませんでした。


グースがこれ以上きつくなると、左に巻いてしまいそうですが、今日はラインをしっかりと出していくことができました。



ONOFF LABOSPEC RB-247G アイアン
私が特にこだわっている『打感』がもうひとつだったのですが、これは仕方のないことなのかもしれません。


飛距離を求めていくには、どこかが犠牲にならないといけないのかもしれません。


私がアイアンに求めたいフィーリングとは違うのですが、すごく大きな不満を感じるほどではありませんでした。


その分、『構えやすさ』にこだわって作られているのではないかな?と思いました。


アイアンには『距離』や『安定性』を求めているけど、ヘッドが大きすぎず、グースも強すぎないほうが好きだ・・・。という方は是非試してみていただきたいと思いました。


いい印象をもたれる方も多いのではないでしょうか?



ONOFF LABOSPEC RB-247G アイアン
寒さが厳しく年末の慌ただしい日が続きますが、この時期になって、またひとついいアイアンに巡り会えて嬉しく思いました。


オノフのクラブは、よく見かけるのですが、この『ラボスペック』というのはあまり見かけません。


しかし、このアイアンにはいい印象をもつことができたので、明日早速友人たちにも勧めてみよう・・・。と思いました。


セミオートマチックタイプの『秀作』といっていいアイアンだと思います。

                         
        

                         
      
2014年11月11日
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ONOFF FAIRWAY WINGS KURO

                 
ONOFF FAIRWAY WINGS KURO
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブはONOFF FAIRWAY WINGS KURO です。



SMOOTH KICK MP-715I
シャフトは SMOOTH KICK MP-715I です。

ロフトは24度、クラブ長さは38.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は75g、トルクは3.3、キックポイントは中元調子、バランスはD1、クラブ総重量は375gです。



正面
オノフのカッコいいユーティリティクラブです。


これまで、ドライバー・FW・アイアンを試打しましたが、今日はユーティリティクラブを試打する機会に恵まれました。


同じシリーズとあって、デザインの統一性があって、とても好感がもてます。


ドライバーからずっと揃えたくなります。



側面
形状的には普通のユーティリティといった感じがします。


特に変わったところは見られません。



ネック長さ
ネックの長さは充分過ぎるほど確保されています。


調整機能も付いていないのに、この長さということは、それだけコントロール性能を高めているのかな?と思いました。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップも、ベルベットタイプで、とてもソフトなフィーリングです。


バックラインが入っていました。


私はバックラインが入っていないほうが好きなのですが、入っていたほうが好きだという方もたくさんいらっしゃると思いますし、好みの問題だと思います。


ヘッドからシャフト・グリップに至るまで『黒』で統一されているのがとてもシブいです。


やはり、名前に『KURO』という文字が入っているので、当然のことかもしれません。


今はシャフトやグリップだけでなく、ヘッドもカラフルな物が増えてきましたが、このオーソドックスな黒にすごく魅力を感じました。



顔
やや個性的な顔ですが、見慣れた感じもします。


いわゆる『出っ歯タイプ』で、球を拾いやすそうです。



コンポジット
クラウンが『コンポジットタイプ』なのが、すぐに解ります。


こういったタイプには、これまでたくさん出会ってきました。



セミシャローバック
セミシャローバックといっていいでしょうか?


今はもっとシャローなユーティリティもあるので、ある程度ディープな感じもするのですが、私の感覚ではシャローです。



ミーリング無し
今はユーティリティにもミーリングがある物があるので、一応このクラブはどうなっているのか近くで見てみたのですが、ありませんでした。


ごくノーマルなフェース面です。



振り感
素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。


頼りなさもなく、いい感じでついてきてくれました。


いいシャフトだな・・・。と思いました。


さすがは『DAIWA TECHNOLOGY』だな・・・。と思いました。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。


出っ歯形状がよく目立ちます。


グースがきついタイプよりは好きですが、もう少し控えめでもいいな・・・。と思いました。


しかし、これまでたくさん経験しているので、苦手意識のようなものは全くありませんでした。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はすごくソフトです。


『球の抵抗感』をほとんど感じませんでした。


黒いヘッドがもつ『ハードボイルド』な印象と、実際のソフトなフィーリングとのミスマッチ感が面白いな・・・。と思いました。


とても好感のもてる打感です。



打球音
『音』も控えめな感じで、ちょうどいいです。


気持ちよく振り抜いていくことができました。


何のストレスも感じさせないですし、周りを気にせず集中することができました。



トゥ側
球はすごくあがりやすいです。


24度のユーティリティなので、これくらいの上がりやすさは当然なのかもしれないですが、かなり高くあがっていきました。


アイアンが苦手な方は、かなり頼もしく感じられるのではないでしょうか?


正直、私にはここまでの高さは必要ないかな?と思えるほどでした。


『フェース面の上下』を使っていける感じでした。


今日は主に『直打ち』で試してみたのですが、かなり薄めにヒットしても、確実に上げてくれました。


ドロップする感じは全くありませんでした。


スピンも結構あるように感じました。



バックフェース
『安定性』も、なかなか高いと思いました。


見た目、本格的なクラブですが、シビアな感じはしませんでした。


決して『曲がりにくい』とか、高い直進性がある・・・。というようには思わなかったのですが、普通に打っている限りでは、クラブは上手く反応してくれ、大きなケガはしにくいと思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。


フェースの弾きもいいですし、初速も速めです。


キャリーをしっかり出していけるので、この部分に魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか?


私には少しあがり過ぎる感じがしたので、やはり『24度のユーティリティ』は、今の私には必要ない番手だな・・・。と思いました。


24度というと、私の感覚では『4番アイアン』なので、これまで通り、アイアンでこの距離を打っていこう・・・。と思いました。


しかし、このクラブにはとても魅力を感じたので、次回は違うロフトでも試してみたいと思いました。



操作性
『操作性』も、いい感じでした。


大きく曲がる感じはしなかったのですが、左右にも普通に曲げることができました。


扱いやすいクラブだと思いました。


融通が利かない感じはしませんでした。



ヒール側
ヘッドもいいと思いましたが、装着されているシャフトも好感がもてました。


ヘッドとシャフトの相性もいいな・・・。と思いました。


お互いがお互いを尊重している・・・。といったら大げさかもしれませんが、上手く反応し合っている感じがしました。



ONOFF FAIRWAY WINGS KURO
見た目はすごくシブいので、いかにも『ハードヒッター用』というように見えなくもないですが、実際の性能は大きく違っています。


すごく親しみやすいユーティリティクラブです。


打感もすごく良くて、フィーリング性能が高いクラブです。



ONOFF FAIRWAY WINGS KURO
球もあがりやすくて、かなり親しみやすいクラブです。


性格が尖っている感じはしませんでした。


むしろ『丸い性格』だと思いました。



ONOFF FAIRWAY WINGS KURO
ドライバーからアイアンまで、今回のシリーズはどれも好感がもてました。


外見のカッコ良さに、まずは目を奪われたのですが、どれもグッドフィーリングでした。


試打していて、楽しむことができました。



ONOFF FAIRWAY WINGS KURO
とても楽しい時間を過ごすことができました。


また機会があれば試打してみたいです。